JP2018091532A - 複合装置 - Google Patents

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Ryuichi Tominaga
隆一 冨永
優介 藤枝
Yusuke Fujieda
優介 藤枝
健太郎 山岡
Kentaro Yamaoka
健太郎 山岡
匠 中村
Takumi Nakamura
匠 中村
寿久 斉藤
Toshihisa Saito
寿久 斉藤
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Abstract

【課題】吸気部付近の吸気と排気部付近の排気とが互いに混合することを抑え、冷暖房の運転効率を上昇させることができる複合装置を提供する。
【解決手段】複合装置1は、建物100の凹部である例えばはめ込み部102に配置されるハイブリッド器具であり、空気が吸い込まれる吸気部21Rと空気が排出される排気部22Rとを有するヒートポンプ20と、吸気部21Rと排気部22Rの間においてヒートポンプ20と並んで配置された給湯器10と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の壁を利用して配置される冷暖房用の室外機と給湯器とを備える複合装置に関する。
例えば、冷暖房の室外機は、特許文献1に示すように、マンション等の建物の壁に埋め込まれた収納箱内に収納されている。この冷暖房の室外機は、給湯器とともに収納箱内に収納され、給湯器と並んで配置されている。特許文献1に記載された収納箱内では、冷暖房の室外機は左側に配置され、給湯器は右側に配置されている。
設置スペースの関係から、吸気部と排気部とは、収納箱内において冷暖房の室外機の前面に互いに近接した位置に並んで配置されている。この排気部は前面より排気し、吸気部は排気部に近い位置で同じ前面から吸気する構造である。
実開平4−14931号公報
上述したように、冷暖房の室外機の吸気部の位置と排気部の位置とは、収納箱内において互いに近接して並んで配置されている。そのため、排気部から排出された空気が吸気部側に吸われてしまい、排気が吸気に混合することがある。このため、冷暖房の室外機の運転効率が低下していた。
そこで、本発明は、吸気部付近の吸気と排気部付近の排気とが互いに混合することを抑え、冷暖房の運転効率を上昇させることができる複合装置を提供することを目的とする。
本発明の複合装置は、建物の凹部に配置される複合装置であって、空気が吸い込まれる吸気部と空気が排出される排気部とを有するヒートポンプと、前記吸気部と前記排気部との間において前記ヒートポンプと並んで配置された給湯器と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ヒートポンプの吸気部とヒートポンプの排気部との間には、給湯器がヒートポンプと並んで配置されている。すなわち、吸気部と排気部とは給湯器を挟んだ状態で、互いに離れて配置されている。このため、従来のように吸気部と排気部とが互いに近い位置に並んで配置された場合に比べて、吸気部付近の吸気と排気部付近の排気とが互いに混合することを抑え、冷暖房の運転効率を上昇させることができる。
好ましくは、前記ヒートポンプは、前記吸気部を有する第1領域部と、前記排気部を有する第2領域部と、を有し、前記第1領域部と前記第2領域部とは、第3領域部により互いに接続されており、前記第3領域部は、前記給湯器の背面側に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、第3領域部は、第1領域部と第2領域部とを接続しており、給湯器の背面側に配置されている。そのため、給湯器の背部側を有効に利用して効率良くヒートポンプを構成する要素を配置するこができる。
好ましくは、前記第1領域部と前記第2領域部と前記給湯器とは、それぞれ前面カバーを有し、前記給湯器の前記前面カバーの前面は、前記第1領域部の前記前面カバーと前記第2領域部の前記前面カバーとの前面よりも前に配置され、前記給湯器の前記前面カバーは、前記第1領域部の前記前面カバーおよび前記第2領域部の前記前面カバーよりも前に配置された部分の側面に設けられた吸気孔を有することを特徴とする。
上記構成によれば、給湯器の前面カバーの前面がヒートポンプの第1領域部と第2領域部との各前面カバーの前面よりも前に配置され、給湯器の前面カバーは、ヒートポンプの第1領域部および第2領域部の各前面カバーよりも前に配置された部分の側面に設けられた吸気孔を有する。つまり、給湯器の吸気孔は、第1領域部および第2領域部の各前面カバーよりも前に突出した給湯器の前面カバーの側面部分に設けられ、外部に露出している。そのため、給湯器の吸気孔は、ヒートポンプの吸気部よりも優先的に空気を給湯器の内部に取り入れることができる。これにより、給湯器は、高い吸気性能を得ることができる。
好ましくは、前記凹部には、前記ヒートポンプと前記給湯器とを収納する収納箱が設置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、複合装置は、収納箱内に並んで収納された状態で、この収納箱を用いて建物の凹部内に配置される。そのため、建物の凹部においてきれいにしかも確実に複合装置を納めることができる。
本発明は、吸気部付近の吸気と排気部付近の排気とが互いに混合することを抑え、冷暖房の運転効率を上昇させることができる複合装置を提供することができる。
本発明の複合装置の好ましい実施形態を示す正面図である。 本発明の複合装置の好ましい実施形態を示す正面図である。 図1に示す複合装置を示す一部断面を有する側面図である。 図1に示す複合装置を示す一部断面を有する側面図である。 本実施形態の給湯器を示す図である。 図1〜図4に示す複合装置と収納箱とを上から見た配置例を示す図である。 図4に表した領域A1を拡大して表した側面図である。 本実施形態の第1固定金具を示す図である。 本実施形態の第2固定金具を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1および図2は、本発明の複合装置の好ましい実施形態を示す正面図である。図3および図4は、図1に示す複合装置を示す一部断面を有する側面図である。図5は、本実施形態の給湯器を示す図である。
なお、図2は、給湯器10の点検扉12Aが取り外された状態を表している。図4は、ヒートポンプ20の上部における一部が省略された状態を表している。図5(a)は、給湯器10の正面図を表し、図5(b)は、給湯器10の側面図を表している。
図1〜図4に示す複合装置1は、給湯器10とヒートポンプ20とを組み合わせたハイブリッド器具であり、例えば集合住宅の各住戸や戸建て住宅等に用いられるセントラルヒーティング等の用途に適用される。ヒートポンプ20の吸気部21Rと排気部22Rは、給湯器10を挟むようにして離れて配置されている。すなわち、給湯器10は、ヒートポンプ20の吸気部21Rと、ヒートポンプ20の排気部22Rと、の間において、ヒートポンプ20と並んで配置されている。この複合装置1は、建物100の凹部であるはめ込み部102を利用して配置された収納箱101内に収納されている。
この収納箱101は、例えば集合住宅や戸建て住宅等の建物100の外壁内に設けられたはめ込み部102内にはめ込んで装着されている。このはめ込み部102は、例えばいわゆる集合住宅等に設けられるパイプシャフト(PS)である。この収納箱101は、複合装置1の形状に合わせて、例えば上下方向に長い四角の箱である。
図1〜図4に示すように、複合装置1は、収納箱101内において、第1固定金具25(図7(a)〜図7(c)参照)、第2固定金具41および固定ビス61を用いてパイプシャフト等に固定されている。第1固定金具25は、ヒートポンプ20をパイプシャフト等に固定するための金具である。第2固定金具41は、給湯器10をパイプシャフト等に固定するために金具である。第1固定金具25および第2固定金具41の詳細については、後述する。複合装置1は、収納箱101内において、上下方向について上部分と中間部分にかけて収納されている。収納箱101の下部分の空間領域105の位置には、蓋部材103が開閉可能に配置されている。図3および図4に示すように、収納箱101内では、冷媒配管や電源用の配線等が、複合装置1の下部の空間領域105に収納されている。この蓋部材103は、空間領域105内の冷媒配管や電源用の配線等を覆っている。
具体的には、給水接続部45A、ガス接続部45Bおよび給湯接続部45Cが、空間領域105に収納されている。そして、給水接続部45A、ガス接続部45Bおよび給湯接続部45Cのそれぞれは、図2に表した配管接続部12Cにおいて、給湯器10に設けられた給水接続部46A、ガス接続部46Bおよび給湯接続部46Cのそれぞれに配管により接続されている。なお、配管接続部12Cは、点検扉12Aにより覆い隠されている。
図1および図2に示すように、複合装置1は、給湯器10と、冷暖房用のヒートポンプ20と、を有している。この給湯器10は、例えば上下方向に長く形成された長方形状の筐体11を有しており、この筐体11は前面カバー12により覆われている。この前面カバー12は、複数の吸気孔13と、排気孔14と、を有している。吸気孔13は前面カバー12の中央部の両側に配置され、排気孔14は前面カバー12の上部に配置されている。
図3および図4に示すように、点検扉24がヒートポンプ20の側面に設けられている。作業者は、ヒートポンプ20の点検扉24を取り外すことにより、ヒートポンプ20の内部のメンテナンスを行うことができる。また、図5(b)に示すように、点検扉12Dが給湯器10の側面に設けられている。作業者は、給湯器10の点検扉12Dを取り外すことにより、給湯器10の内部のメンテナンスを行うことができる。
図6は、図1〜図4に示す複合装置1と収納箱101とを上から見た配置例を示す図である。
図1、図2および図6に例示するように、給湯器10は、収納箱101内において、ほぼ中央の領域に配置されている。そして、図6に示すように、冷暖房用のヒートポンプ20の筐体20Aは、上から見てほぼU字型を形成しており、収納箱101において、給湯器10の左右の領域と背部に渡って配置されている。
図6に示すように、給湯器10の筐体11は、上から見て長方形状を有しており、前面カバー12と、右側面15と、左側面16と、背面17を有している。
ここで、図6に示すように、本願明細書において、「右」とは、複合装置1を正面からみたときの右側(右方向)をいう。「左」とは、複合装置1を正面からみたときの左側(左方向)をいう。「前」とは、複合装置1を正面からみたときの手前側(手前方向)をいう。「背」とは、複合装置1を正面からみたときの奥側(奥方向)をいう。
図6に示すように、冷暖房用のヒートポンプ20の筐体20Aは、給湯器10の筐体11の右側面15と左側面16と背面17に対応する位置に配置されている。言い換えれば、ヒートポンプ20の筐体20Aの内部には、給湯器10の筐体11が設けられている。つまり、複合装置1は、給湯器10の筐体11がヒートポンプ20の筐体20Aの内部に設けられた二重構造を有する。ヒートポンプ20の筐体20Aは、上から見て長方形状の第1領域部21と、長方形状の第2領域部22と、長方形状の第3領域部23と、を有する。
ヒートポンプ20の筐体20Aの第1領域部21は、給湯器10の筐体11の右側面15側に配置されている。第2領域部22は、給湯器10の筐体11の左側面16側に配置されている。第3領域部23は、給湯器10の筐体11の背面17側に配置されている。
ヒートポンプ20の筐体20Aの第1領域部21は、外気を第1領域部21内に取り入れるための吸気部21Rを有する。すなわち、第1領域部21の外部の空気が吸気部21Rを通して第1領域部21の内部に吸い込まれる。ヒートポンプ20の筐体20Aの第2領域部22は、第2領域部22内から外部に排気をするための排気部22Rを有している。すなわち、第2領域部22の内部の空気が排気部22Rを通して第2領域部22の外部に排出される。
図6は、ヒートポンプ20の各構成要素が、筐体20Aの第1領域部21と第2領域部22と第3領域部23とに配置されている例を示している。図6に例示するヒートポンプ20は、第1水熱交換器31と、第2水熱交換器32と、圧縮機33と、空気熱交換器34と、ファン35と、膨張弁36と、これらの要素を接続している冷媒配管37と、四方切替弁70と、を有している。
このファン35としては、空気熱交換器34において、排気を外部へ遠く飛ばす必要が無いので、例えばプロペラファンを採用できる。一方、給湯器10は、風が吹いている状態でも、排気を外部へ遠くまで飛ばすことができるようにするために、プロペラファンよりも強力なシロッコファンを用いている。
図6の配置例では、ヒートポンプ20の筐体20Aの第1領域部21には、第1水熱交換器31が配置されている。第2領域部22には、空気熱交換器34とファン35とが配置されている。第3領域部23には、第2水熱交換器32と圧縮機33と膨張弁36とが配置されている。しかし、ヒートポンプ20の構成要素の配置は一例であり、任意に設定することができる。
図1、図2および図6に示すように、ヒートポンプ20の筐体20Aの第1領域部21は、前面カバー51により着脱可能に覆われている。ヒートポンプ20の筐体20Aの第2領域部22は、前面カバー52により着脱可能に覆われている。なお、前面カバー51および前面カバー52は、一体として設けられていてもよい。
図3、図4および図6に示すように、給湯器10の筐体11の前面カバー12の前面12Bは、ヒートポンプ20の前面カバー51,52の前面51B,52Bよりも前に配置されている。そして、給湯器10の前面カバー12は、第1領域部21の前面カバー51および第2領域部22の前面カバー52よりも前に配置された部分の側面に設けられた吸気孔13を有する。つまり、給湯器10の吸気孔13は、第1領域部21の前面カバー51および第2領域部22の前面カバー52よりも前に突出した前面カバー12の側面部分に設けられ、外部に露出している。給湯器10の前面カバー12の前面12Bと、ヒートポンプ20の前面カバー51,52の前面51B,52Bと、の間の前後方向の距離D1は、例えば約10mm程度である。そのため、給湯器10の吸気孔13は、ヒートポンプ20の吸気部21Rよりも優先的に空気を給湯器10の内部に取り入れることができる。これにより、給湯器10は、高い吸気性能を得ることができる。
冷媒配管37は、第1水熱交換器31と第2水熱交換器32と圧縮機(コンプレッサ)33と空気熱交換器34と膨張弁36と四方切替弁70とを接続している。第1水熱交換器31には、給湯器10に接続されている配管18が配置されている。この第1水熱交換器31では、冷媒配管37の配管37A内の冷媒と、給湯器10の配管18内を流れる水(湯)との間で、熱交換できる。第2水熱交換器32には、給湯器10に接続されている配管19が配置されている。第2水熱交換器32では、例えば冷媒配管37内の配管37B内の冷媒と、給湯器10の配管19内を流れる水(湯)との間で、熱交換できる。
図6において、ヒートポンプ20が冷房運転を行って、第1水熱交換器31が冷房機として機能する場合には、ヒートポンプ20は次の通り動作する。この場合には、四方切替弁70を切り換えて、冷媒(熱媒体)の送り方向を冷房運転方向R1にする。
圧縮機33は、冷媒の高温・高圧の気体を生成する。このとき、高温・高圧の気体状態は、液体になりやすい(液体になる寸前)の状態である。この冷媒の高温・高圧の気体が、圧縮機33から四方切替弁70および第2水熱交換器32を経て、凝縮器である空気熱交換器34へ供給される。ファン35が作動して空気熱交換器34では放熱が行われて、冷媒の常温・高圧の液体が得られる。
冷媒の常温・高圧の液体が、空気熱交換器34から膨張弁36へ供給されると、膨張弁36は、冷媒の低温・低圧の液体を生成する。このとき、低温・低圧の液体状態は、気体になりやすい(気体になる寸前)の状態である。この冷媒の低温・低圧の液体が、膨張弁36から第1水熱交換器31へ送られることで、第1水熱交換器31では、冷媒配管37内の冷媒は、給湯器10の配管18内を流れる水(湯)との間で吸熱を行う。これにより、給湯器10の配管18を通る水(湯)が冷却される。
第1水熱交換器31から圧縮機33へは、温度の上がった冷媒の比較的高温・低圧の気体が送られる。圧縮機33は、冷媒の比較的高温・低圧の気体を圧縮して、再び冷媒の高温・高圧の気体を生成する。以上説明したサイクルを繰り返すことで、ヒートポンプ20は給湯器10の配管18を通る水(湯)の冷却を行うことができる。
また、図6において、ヒートポンプ20が暖房運転を行って、第1水熱交換器31が暖房機として機能する場合には、ヒートポンプ20は次の通り動作する。この場合には、四方切替弁70を切り換えて、冷媒の送り方向を冷房運転方向R1から暖房運転方向R2に換える。
圧縮機33は、冷媒の高温・高圧の気体を生成する。このとき、高温・高圧の気体状態は、液体になりやすい(液体になる寸前)の状態である。この冷媒の高温・高圧の気体が、圧縮機33から四方切替弁70および第1水熱交換器31を経て、膨張弁36へ供給される。第1水熱交換器31では、放熱が行われることで、冷媒配管37内の冷媒は、給湯器10の配管18内を流れる水(湯)との間で熱交換を行う。これにより、給湯器10の配管18を通る水(湯)が加熱される。第1水熱交換器31から膨張弁36へは、冷媒の比較的低温・高圧の気体が送られる。
膨張弁36は、冷媒の比較的低温・高圧の気体を減圧して冷媒の低温・低圧の液体を生成する。このとき、低温・低圧の液体状態は、気体になりやすい(気体になる寸前)の状態である。この冷媒の低温・低圧の液体が、膨張弁36から空気熱交換器34に供給される。そして、冷媒の低温・低圧の液体が空気熱交換器34を通ると、空気熱交換器34ではファン35の作動により冷媒の低温・低圧の気体の温度を上げる。この冷媒の比較的高温・低圧の気体は、空気熱交換器34から第2水熱交換器32を経て圧縮機33へ供給される。すると、圧縮機33は、冷媒の比較的高温・低圧の気体を圧縮して、再び冷媒の高温・高圧の気体を生成する。以上説明したサイクルを繰り返すことで、ヒートポンプ20は給湯器10の配管18を通る水(湯)の加熱を行うことができる。
図1、図2および図6に示すように、ヒートポンプ20の前面カバー51には、ほぼ全面に渡って複数の吸気孔51Aが設けられている。ヒートポンプ20の前面カバー52には、ほぼ全面に渡って複数の排気孔52Aが設けられている。複数の吸気孔51Aは、ヒートポンプ20の第1領域部21に設けられた吸気部21Rを構成している。複数の排気孔52Aは、ヒートポンプ20の第2領域部22に設けられた排気部22Rを構成している。なお、吸気部21Rは、ひとつの吸気孔51Aにより構成されていてもよい。また、排気部22Rは、ひとつの排気孔52Aにより構成されていてもよい。
図6に示すように、給湯器10は、はめ込み部102の中央領域に配置されている。しかも、はめ込み部102において、この給湯器10の右側の領域には、ヒートポンプ20の第1領域部21が配置されている。一方で、はめ込み部102において、給湯器10の左側の領域には、ヒートポンプ20の第2領域部22が配置されている。このため、給湯器10の前面カバー12は、はめ込み部102の中央領域に配置されている。また、はめ込み部102において、この給湯器10の前面カバー12の右側の領域には、ヒートポンプ20の前面カバー51が配置されている。さらに、給湯器10の前面カバー12の左側の領域には、ヒートポンプ20の前面カバー52が配置されている。
図6に示すヒートポンプ20の前面カバー51,52の幅寸法L1,L2の例としては、同じ寸法かあるいはほぼ同じ寸法を採用でき、例えば120mmから130mmに設定されている。このように、前面カバー51,52の幅寸法L1,L2が同じ寸法かあるいはほぼ同じであると、複合装置1のヒートポンプ20の第1領域部21と第2領域部22は、給湯器10を挟んで左右対称になるので、外観デザイン上見栄えが良い。
また、給湯器10の前面カバー12の幅寸法L3の例としては、例えば250mmに設定されている。図1、図2および図6に示すように、ヒートポンプ20の前面カバー51,52は、給湯器10の前面カバー12を間において、幅寸法L3だけ離して配置されている。
次に、上述した構造を有する複合装置1の作用を説明する。
図1〜図5に示す給湯器10が動作すると、給湯器10の筐体11の前面カバー12の中央部両側および側面にある吸気孔13から、外気が吸入され、ガスの燃焼により生じた排気ガスは、給湯器10の筐体11の前面カバー12の上部にある排気孔14から外部に排出することができる。
一方、図1〜図4に示すヒートポンプ20が動作すると、図6に示すファン35が回転することで、ヒートポンプ20の前面カバー51の複数の吸気孔51Aから外気が取り入れられ、ヒートポンプ20の前面カバー52の複数の排気孔52Aから排気ガスが排出される。
このようなヒートポンプ20の動作の際には、ヒートポンプ20の前面カバー51,52は、給湯器10の前面カバー12を間において、幅寸法L3だけ離して配置されている。
このため、ヒートポンプ20の前面カバー52の複数の排気孔52Aを通じて排出される排気ガスが、ヒートポンプ20の前面カバー51の複数の吸気孔51Aに戻ってしまうことを防止できる。このため、排気孔52A付近の排気ガスが、吸気孔51A付近の空気と混合してしまうことを回避できる。
従って、前面カバー51の吸気孔51Aから入り込む空気が、排気ガスに混ざってしまうことが無くなるので、ヒートポンプ20の運転効率を上げることができる。吸気孔51A付近の吸気と排気孔52A付近の排気が混合するのを防止して、ヒートポンプ20の冷暖房の運転効率を上昇させることができる。
図7は、図4に表した領域A1を拡大して表した側面図である。図8は、本実施形態の第1固定金具を示す図である。図9は、本実施形態の第2固定金具を示す図である。
なお、図7(a)は、固定ビス63を外した状態を表し、図7(b)は、給湯器10が持ち上げられた状態を表し、図7(c)は、給湯器10が前に引き抜かれた状態を表している。また、図8(b)は、図8(a)に表した矢印A11の方向からみたときの側面図であり、図9(b)は、図9(a)に表した矢印A12の方向からみたときの側面図である。
一般的に、給湯器10の修理頻度は、ヒートポンプ20の修理頻度よりも高い。そこで、本実施形態に係る複合装置1において、給湯器10は、複合装置1から取り外し可能とされている。これにより、作業者は、給湯器10の修理や交換などを容易に行うことができる。
具体的に説明すると、図6に関して前述したように、複合装置1は、給湯器10の筐体11がヒートポンプ20の筐体20Aの内部に設けられた二重構造を有する。ヒートポンプ20の筐体20Aおよび給湯器10の筐体11は、それぞれ独立した第1固定金具25と第2固定金具41とを有する。図7(a)〜図7(c)に表したように、ヒートポンプ20の上部には、第1固定金具25が取り付けられている。第1固定金具25は、ヒートポンプ20をパイプシャフト等に固定するための金具であり、図8(a)に表したように、固定ビス61の一部が通過可能なビス孔26を有する。ビス孔26は、第1孔26Aと、第2孔26Bと、を有する。第1孔26Aは、固定ビス61の頭部61Aの径よりも大きい径または固定ビス61の頭部61Aの幅よりも大きい幅を有し、固定ビス61の頭部61Aが通過可能とされている。第2孔26Bは、固定ビス61の軸部61Bの径よりも大きい径または幅を有する一方で固定ビス61の頭部61Aの径よりも小さい径または幅を有し、固定ビス61の軸部61Bが通過可能である一方で固定ビス61の頭部61Aが通過不能とされている。
また、図1、図2、図5(a)、図5(b)および図7(a)〜図7(c)に表したように、給湯器10の上部には、第2固定金具41が取り付けられている。第2固定金具41は、給湯器10をパイプシャフト等に固定するために金具であり、図9(a)に表したように、固定ビス61の一部が通過可能なビス孔42を有する。ビス孔42は、第1孔42Aと、第2孔42Bと、を有する。第1孔42Aは、固定ビス61の頭部61Aの径よりも大きい径または固定ビス61の頭部61Aの幅よりも大きい幅を有し、固定ビス61の頭部61Aが通過可能とされている。第2孔42Bは、固定ビス61の軸部61Bの径よりも大きい径または幅を有する一方で固定ビス61の頭部61Aの径よりも小さい径または幅を有し、固定ビス61の軸部61Bが通過可能である一方で固定ビス61の頭部61Aが通過不能とされている。
作業者が給湯器10を複合装置1から取り外す場合には、まず、複合装置1をパイプシャフト等に固定するための固定ビス61を緩める。続いて、作業者は、点検扉12A(図1参照)をヒートポンプ20に固定するための固定ビス62(図1参照)を外し、点検扉12Aをヒートポンプ20から取り外す。続いて、作業者は、配管接続部12Cにおいて給湯器10とヒートポンプ20とを接続する配管を外したり、電源用やリモコン用の配線等を外したりする。続いて、作業者は、給湯器10をヒートポンプ20に固定するための固定ビス63(図2参照)を緩めたり、あるいは外したりする。このときの複合装置1の状態は、図7(a)に表した通りである。
続いて、作業者は、給湯器10を上へ持ち上げる。そうすると、固定ビス61の位置が相対的に第2固定金具41の第2孔42Bから第1孔42Aへ移動する。このときの複合装置1の状態は、図7(b)に表した通りである。続いて、作業者は、給湯器10を前(手前)に移動させる。このとき、固定ビス61が第2固定金具41の第1孔42Aに位置しているため、固定ビス61の頭部61Aは、第2固定金具41のビス孔42(具体的には第1孔42A)を通過することができる。また、ヒートポンプ20の筐体20Aの上部には、作業者が給湯器10を手前に引き抜き複合装置1から取り外すときに第2固定金具41が通過可能な略長方形の切り欠きが設けられている。これにより、作業者は、給湯器10を前に引き抜き、複合装置1から取り外すことができる。このときの複合装置1の状態は、図7(c)に表した通りである。
このようにして、作業者は、給湯器10を複合装置1から取り外すことができるため、給湯器10の修理や交換などを容易に行うことができる。また、作業者は、給湯器10を複合装置1から取り外した後に、固定ビス64(図1および図2参照)を外すことでヒートポンプ20の前面カバー51,52を取り外すことができる。ヒートポンプ20の前面カバー51,52を外さなくてもヒートポンプ20の内部のメンテナンスを行うことができるが、前面カバー51,52を外すことにより、作業者は、ヒートポンプ20の内部のメンテナンスをより一層容易に行うことができる。
上述したように、本発明の実施形態の複合装置1は、ヒートポンプ20と給湯器10とを備え、ヒートポンプ20と給湯器10とが並んで建物100の凹部である例えばはめ込み部102に配置されるハイブリッド器具である。このヒートポンプ20は、吸気部21Rと排気部22Rとを有し、吸気部21Rと排気部22Rとの間には、給湯器10がヒートポンプ20と並んで配置されている。
これにより、ヒートポンプ20の吸気部21Rとヒートポンプ20の排気部22Rとの間には、給湯器10が配置されているので、吸気部21Rと排気部22Rとは、給湯器10を挟んだ状態で、互いに離れて配置される。このため、従来のように吸気部と排気部とが互いに近い位置に並んで配置された場合に比べて、吸気部21R付近の吸気と排気部22R付近の排気とが互いに混合することを抑え、ヒートポンプ20による冷暖房の運転効率を上昇させることができる。
ヒートポンプ20は、吸気部21Rを有する第1領域部21と、排気部22Rを有する第2領域部22と、を有し、第1領域部21と第2領域部22とは、第3領域部23により互いに接続されており、第3領域部23は、給湯器10の背面側に配置されている。
これにより、第3領域部23は、第1領域部21と第2領域部22とを接続しており、給湯器10の背面側に配置されている。そのため、給湯器10の背部側を有効に利用して効率良くヒートポンプ20を構成する要素を配置するこができる。
ヒートポンプ20の第1領域部21とヒートポンプ20の第2領域部22と給湯器10は、それぞれ前面カバー51,52,12を有し、前面カバー12の前面12Bは、各前面カバー51,52の前面51B,52Bよりも前に配置されている。そして、給湯器10の前面カバー12は、ヒートポンプ20の第1領域部21の前面カバー51および第2領域部22の前面カバー52よりも前に配置された部分の側面に設けられた吸気孔13を有することを特徴とする。
そのため、給湯器10の吸気孔13は、ヒートポンプ20の吸気部21Rよりも優先的に空気を給湯器10の内部に取り入れることができる。これにより、給湯器10は、高い吸気性能を得ることができる。
また、建物の凹部であるはめ込み部102には、ヒートポンプ20と給湯器10とを収納する収納箱101が設置されている。
これにより、複合装置1は、収納箱101内に並んで収納された状態で、この収納箱101を用いて建物の凹部であるはめ込み部102内に配置される。このため、はめ込み部102においてきれいにしかも確実に複合装置1を納めることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
例えば、図示例では、ヒートポンプ20の吸気側の第1領域部21は、中央位置の給湯器10の右側に配置され、ヒートポンプ20の排気側の第2領域部22は、中央位置の給湯器10の左側に配置されている。
しかし、これに限らず、逆の配置、すなわちヒートポンプ20の吸気側の第1領域部21は、中央位置の給湯器10の左側に配置され、ヒートポンプ20の排気側の第2領域部22は、中央位置の給湯器10の右側に配置されても良い。
ヒートポンプ20では、吸気側の第1領域部21の前面カバー51の幅寸法L1と、排気側の第2領域部22の前面カバー52の幅寸法L2は、同じ寸法あるいはほぼ同じであっても良いし、または異なる寸法でも良い。
1・・・複合装置
10・・給湯器
11・・給湯器の筐体
12・・給湯器の筐体の前面カバー
20・・ヒートポンプ
21・・ヒートポンプの吸気側の第1領域部
21R・第1領域部の吸気部
22・・ヒートポンプの排気側の第2領域部
22R・第2領域部の排気部
23・・ヒートポンプの排気側の第3領域部
51・・ヒートポンプの第1領域部の前面カバー
52・・ヒートポンプの第2領域部の前面カバー
100・建物
101・収納箱
102・はめ込み部(凹部)
103・蓋部材

Claims (4)

  1. 建物の凹部に配置される複合装置であって、
    空気が吸い込まれる吸気部と空気が排出される排気部とを有するヒートポンプと、
    前記吸気部と前記排気部との間において前記ヒートポンプと並んで配置された給湯器と、
    を備えたことを特徴とする複合装置。
  2. 前記ヒートポンプは、
    前記吸気部を有する第1領域部と、
    前記排気部を有する第2領域部と、
    を有し、
    前記第1領域部と前記第2領域部とは、第3領域部により互いに接続されており、
    前記第3領域部は、前記給湯器の背面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の複合装置。
  3. 前記第1領域部と前記第2領域部と前記給湯器とは、それぞれ前面カバーを有し、
    前記給湯器の前記前面カバーの前面は、前記第1領域部の前記前面カバーと前記第2領域部の前記前面カバーとの前面よりも前に配置され、
    前記給湯器の前記前面カバーは、前記第1領域部の前記前面カバーおよび前記第2領域部の前記前面カバーよりも前に配置された部分の側面に設けられた吸気孔を有することを特徴とする請求項2に記載の複合装置。
  4. 前記凹部には、前記ヒートポンプと前記給湯器とを収納する収納箱が設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合装置。

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