JP2018090305A - 画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成システム及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018090305A
JP2018090305A JP2016237020A JP2016237020A JP2018090305A JP 2018090305 A JP2018090305 A JP 2018090305A JP 2016237020 A JP2016237020 A JP 2016237020A JP 2016237020 A JP2016237020 A JP 2016237020A JP 2018090305 A JP2018090305 A JP 2018090305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image
glue
envelope paper
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016237020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6669054B2 (ja
Inventor
勇川 淳一
Junichi Isamigawa
淳一 勇川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016237020A priority Critical patent/JP6669054B2/ja
Publication of JP2018090305A publication Critical patent/JP2018090305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6669054B2 publication Critical patent/JP6669054B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

【課題】封筒用紙が定着部を通過すると、封筒用紙のフラップ部に付着している糊材が溶けて定着部に移る場合があり、封筒用紙を使用することができなくなってしまう。
【解決手段】画像形成装置10は、連結された本体部及びフラップ部を有し、フラップ部に糊部が形成される封筒用紙70に画像を形成する画像形成部と、封筒用紙70に形成された画像を所定の定着温度で定着する定着部157と、制御部50と、を備える。制御部50は、読取画像に基づいて、フラップ部に付着している糊部の付着量の正常又は異常を判定する糊部異常判定部を有する。読取装置は、画像が定着された封筒用紙70を読取って封筒用紙70の読取画像を出力する読取部22を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム及び画像形成装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ装置、印刷機、複合機等の画像形成装置に用紙を供給する給紙装置が知られている。給紙装置は、画像形成システムとして使用する場合に画像形成装置に接続される。近年では、用紙として封筒用紙を給紙装置に収納し、給紙装置から給紙された封筒用紙に画像を形成する画像形成システムが知られている。
封筒用紙には、画像形成装置によって差出人および宛先人の住所や名前等を含む情報が印刷される。これらの情報は、封筒用紙の袋状に形成された本体部に印刷されることが多い。本体部には、折りたたんで本体部の開口部分を閉じるフラップ部が連結される。このフラップ部には、予め糊材が付着している。そして、フラップ部が開口したまま封筒用紙が画像形成装置を通過する。以下の特許文献1及び2には、封筒用紙に画像を形成する際に糊部を検出するための技術について開示されている。
特許文献1には、画像形成装置が封筒用紙に関する大きさ、フラップ部の形状、糊塗布領域の有無等の情報を読み取る光学読み取り系を備え、読み取った情報を用いて種類及び大きさが判定された封筒用紙の適正位置に画像が形成されるように画像形成部を制御する技術が開示されている。
特許文献2には、第二搬送部の所定部に固定された第二センサが封筒型紙の用紙端を検出し、次の用紙端を検出するまでに第一搬送部の所定部に固定された第一センサが封筒型紙に塗布された糊の塗布状態を検査する封筒糊付部検査装置について開示されている。
特開2016−60120号公報 特開2006−290447号公報
ところで、画像形成装置を封筒用紙が通過する際、定着部から封筒用紙に加わる熱の影響により、フラップ部に糊材が付着した部分である糊部に異常が発生する場合があった。異常が発生した糊部では、封筒用紙の使用時にフラップ部を本体部に貼り付ける際、糊部が十分な接着強度を有さなくなる。このため、画像形成装置から排紙される封筒用紙に形成される糊部の異常を把握する方法が求められていた。
しかし、特許文献1に開示された技術は、予め登録された(糊部の形状も含む)封筒情報と実際の読取り情報を比較して、糊塗布領域の有無等の情報を読み取るに過ぎず、糊部の付着量の異常を検出することができなかった。また、特許文献2に開示された技術は、糊付けが正しくできたか否かを検出するものであり、糊部が定着部を通過した際に不良となったか否かを判断することはできなかった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、定着部を通過した封筒用紙に付着している糊部の付着量の正常又は異常を判定することを目的とする。
本発明に係る画像形成システムは、画像形成装置と、読取装置と、を備える。画像形成装置は、本体部に連結されたフラップ部に糊材が付着した封筒用紙に画像を形成する画像形成部と、封筒用紙に形成された画像を所定の定着温度で定着する定着部と、定着部を通過した封筒用紙の読取画像に基づいて、フラップ部に糊材が付着している部位である糊部における糊材の付着量の正常又は異常を判定する糊部異常判定部を有する制御部と、を有する。読取装置は、画像が定着された封筒用紙を読取って封筒用紙の読取画像を出力する読取部を有する。
本発明によれば、読取画像に基づいて、糊材の付着量が異常である封筒用紙を特定することができるため、この封筒用紙を取り除く等の対応を速やかに行うことが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例に係る画像形成システムの概略構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る画像形成システムの機能的構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る制御部及び記憶部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る封筒用紙の糊部に発生する異常の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る一定の大きさである異常部位の濃度の差異に着目して糊部の正常又は異常を判定する例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る異常部位の面積に着目して糊部の正常又は異常を判定する例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るフィードバック制御部が定着部にフィードバック制御を行う例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るフィードバック制御部が定着部にフィードバック制御を行う例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る異常対応テーブルの構成例を示すテーブル構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る糊部の異常判定方法の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例に係る定着部の前段と後段に2台の読取部が配置された例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図1は、画像形成システム1の概略構成例を示す。
画像形成システム1には、画像形成装置10の前段側に大量の封筒用紙70を給紙する大容量給紙ユニット40が接続され、画像形成装置10の後段側に中継装置20と、後処理装置30とが連なって接続されている。画像形成システム1では、各装置間で封筒用紙70の搬送が可能になっているとともに、互いに通信可能になっている。本実施の形態例では、中継装置20、後処理装置30はインライン処理を行う。
なお、本発明としては画像形成装置の接続構成がこれに限定されるものではなく、画像形成装置のみで画像形成システムが構成されているものであってもよい。
画像形成装置10の上面には、自動原稿給送装置(ADF:Auto Document Feeder)135が設けられており、自動原稿給送装置135で給送される原稿はスキャナ部130(後述する図2を参照)で画像読取が可能になっている。なお、原稿は、プラテンガラス上で読み込むこともできる。また、画像形成装置10には、LAN(Local Area Network)2を介して外部機器60が接続されている。外部機器60からLAN2を介して画像形成装置10にジョブが投入される。
また、画像形成装置10の上面で、プラテンガラスが位置しない箇所に、操作部140のLCD(Liquid Crystal Display)141が設置されている。LCD141はタッチパネルで構成されており、ユーザーによる操作及び情報の表示が可能になっている。LCD141は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレット等で構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。また、LCD141は移動可能となっているものであってもよい。
画像形成装置10の下部側には、給紙トレイ12が配置されている。画像形成装置10には、給紙トレイ12から給紙される封筒用紙70を搬送する搬送路13が設けられている。
画像形成装置10に設けられるプリンタ部150は、画像形成部151、給紙トレイ12、搬送路13、反転搬送路16、反転部17等によって構成されている。用紙搬送方向の下流側の搬送路13には定着部157が配置されている。
定着部157の下流側では、搬送路13が伸長して中継装置20の搬送路21に接続されている。また、搬送路13には、定着部157の下流側で分岐して、プリンタ部150の上流側の搬送路13に合流する反転搬送路16が接続されている。反転搬送路16には、封筒用紙70を反転させる反転部17が設けられている。反転部17で反転された封筒用紙70は、反転搬送路16を通して搬送路13の上流側に返される。また、経路の切り替えによって反転した封筒用紙70が、定着部157の下流側の搬送路13に戻された後、中継装置20に搬送されることもある。
画像形成部151は、封筒用紙70に画像を形成する。画像形成部151によって画像が形成された封筒用紙70は、定着部157に搬送される。定着部157は、搬送された封筒用紙70を加熱することにより封筒用紙70の表面側に、画像形成部151により転写された画像を定着する。本実施の形態例に係る定着部157は、画像形成部151により封筒用紙70に形成された画像を所定の定着温度で定着している。画像が定着した封筒用紙70は、搬送路13によって中継装置20に搬送されるか、反転搬送路16を通して反転部17により表裏が反転された後、プリンタ部150の上流側で搬送路13に返される。表裏反転された封筒用紙70は、プリンタ部150によって裏面への画像形成が行われる。
中継装置20(読取装置の一例)は、搬送路13に接続される搬送路21、読取部22を備える。
搬送路21は、画像形成装置10から出力される封筒用紙70を後処理装置30に搬送する。
読取部22は、読取部22a,22bを有する。読取部22a,22bは、それぞれイメージセンサー等の画像入力装置の一例である。読取部22a,22bは、例えば、封筒用紙70の表面に光を投射し、封筒用紙70からの反射光を画像データとして取り込む。このように読取部22a,22bが封筒用紙70の画像データを取り込むことを「読取る」と呼ぶ。また、封筒用紙70の画像データを「読取画像」と呼ぶ。読取部22aは、搬送路21を搬送される封筒用紙70を搬送路21の上方から読取り、読取部22bは、搬送路21を搬送される封筒用紙70を搬送路21の下方から読取る。なお、以降の説明では、読取部22a,22bを区別しないため、読取部22と総称する。本実施の形態例では、読取部22は、画像が定着された封筒用紙70を読取って封筒用紙70の読取画像を、画像形成装置10の制御部50に出力する。図1では、中継装置20に読取部22が設置された例を示すが、画像形成装置10に読取部22が設置される場合もある。
後処理装置30(排紙装置の一例)は、搬送路21に接続される搬送路31,32、ジョブに設定された後処理として、封筒用紙70以外の用紙に中綴じを行う中綴じ処理部33を備える。
搬送路31は、中継装置20から出力される封筒用紙70を、複数の排紙トレイ34,35(排紙部の一例)のいずれかに排紙する。
搬送路32は、搬送路31の途中から分岐する経路であり、中継装置20から出力される封筒用紙70を、排紙トレイ34に排紙する。
排紙トレイ34には、糊部に異常が生じていない封筒用紙70(「正常な封筒用紙70」とも呼ぶ)が排紙される。
排紙トレイ35には、糊部に異常が発生した封筒用紙70(「異常な封筒用紙70」とも呼ぶ)が排紙される。
なお、後処理装置30に一つの排紙トレイ34しかない場合、正常な封筒用紙70と異常な封筒用紙70が混在して排紙される。
次に、画像形成システム1の機能的構成について説明する。
図2は、画像形成システム1の機能的構成例を示すブロック図である。
画像形成装置10は、本体制御部100と、スキャナ部130と、操作部140と、プリンタ部150とを備える。さらに、画像形成装置10は、LAN2を通して端末PC等の外部機器60から入力される画像データを処理し、又はスキャナ部130で得た画像データを、LAN2を通して外部機器60に転送可能にするプリントコントローラ160を備えている。
本体制御部100は、プリントコントローラ160に接続されたPCIバス114を有しており、PCIバス114にDRAM制御IC115が接続されている。DRAM制御IC115には、画像メモリ120が接続されている。画像メモリ120として、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)が用いられる。画像メモリ120は、圧縮画像データを格納するための圧縮メモリ121と、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するための伸長メモリ122とを有している。
また、PCIバス114には、HDD(Hard Disk Drive)123が接続されており、HDD123には、スキャナ部130が取得した画像データやプリントコントローラ160に接続された外部機器60等により生成された画像データ等が保存される。
プリントコントローラ160で取得される画像データやHDD123に格納された画像データは、プリント動作に伴ってPCIバス114を通してDRAM制御IC115へと送信される。
また、本体制御部100は、制御CPU(Central Processing Unit)110を備えている。制御CPU110は、画像形成装置10内の各部の動作を制御するコンピュータの一例として用いられる。制御CPU110には、DRAM制御IC115が接続されている。
また、制御CPU110には、プログラムメモリ111、システムメモリ112、不揮発メモリ113が接続されている。プログラムメモリ111は、ROM(Read Only Memory)で構成され、制御CPU110を動作させるためのプログラム等が格納される。システムメモリ112は、RAM(Random Access Memory)で構成され、ワークエリア等として使用される。不揮発メモリ113は、フラッシュメモリ等により構成される。不揮発メモリ113には、画像形成装置10の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データ、後処理設定、後処理禁則の設定、オフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる設定等が読み出し可能に格納されている。
なお、後処理禁則とは、所望の出力物を得るための機能をインラインの中継装置20、後処理装置30が有しているが、他機能や設定等との組み合わせによってその機能が使用できない状態をいう。
制御CPU110は、不揮発メモリ113の不揮発データを読み取り可能であり、また、所望のデータを不揮発メモリ113に書き込むことが可能である。
制御CPU110は、プログラムメモリ111に格納されたプログラムにより動作し、不揮発メモリ113から読み出した機械設定情報や印刷設定情報、出力設定等に従って画像形成装置10の各部を動作制御する。制御CPU110によるジョブの出力設定や操作指示等は、操作部140を通して行うことができる。
制御CPU110は、プログラムメモリ111、システムメモリ112、不揮発メモリ113等とともに制御部を構成し、ジョブの実行、ジョブの中止等を制御することができる。
プログラムメモリ111は、制御CPU110、プリンタ制御部158等の画像形成装置10内の各CPU、処理部、制御部が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、画像形成装置10によって実行されるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、プログラムメモリ111には、このプログラムが永続的に格納される。なお、画像形成装置10によって実行されるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体としては、プログラムメモリ111に限定されず、例えば、不揮発メモリ113、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
スキャナ部130は、光学読み取りを行うCCD(Charge Coupled Device)131と、スキャナ部130全体の制御を行うスキャナ制御部132とを備えている。スキャナ制御部132は、制御CPU110とシリアル通信可能に接続されている。また、CCD131は、CCD131で読み取った画像データを処理する読み取り処理部116に接続され、読み取り処理部116は、DRAM制御IC115に制御可能に接続されている。
読み取り処理部116は、CCD131から入力されたアナログ画像信号に、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を
施し、デジタル画像データを生成して、圧縮・伸長IC124に出力する。
また、制御CPU110には、ADF制御部136が制御可能に接続されており、ADF制御部136によって自動原稿給送装置135が制御される。
スキャナ部130は、画像形成装置10のプラテンガラスに置かれた原稿や、自動原稿給送装置135で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
操作部140は、LCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えており、操作部制御部142は制御CPU110にシリアル通信可能に接続されている。
操作部140では、制御CPU110の制御を受けて、LCD141によって、画像形成装置10における出力条件設定や動作制御条件等の機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力、オフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる設定や、設定内容の表示、メッセージ等の所望の情報等の表示等が可能になっている。
DRAM制御IC115には、画像データを圧縮又は伸長することができる圧縮・伸長IC124が接続されている。DRAM制御IC115は、制御CPU110からの指示に従って、圧縮・伸長IC124による画像データの圧縮処理及び圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ120への画像データの入出力制御を行う。制御CPU110は、面付け処理を行った画像データをくるみ綴じ画像リストとして作成し、くるみ綴じ画像リストを画像メモリ120に記憶することができる。
書込み処理部125は、LD153等を備える画像形成部151に接続され、画像データに基づいてLD153の動作に用いられる書き込みデータを生成する。
プリンタ部150は、LD153と、プリンタ部150の全体動作(給紙、画像形成等)を制御するプリンタ制御部158とを備えている。プリンタ制御部158は、制御CPU110にシリアル通信可能に接続されている。プリンタ制御部158は、制御CPU110の制御指令に従って動作して、プリンタ部150を制御し、封筒用紙70の搬送、画像形成等を行う。また、プリンタ制御部158は、圧縮・伸長IC124に圧縮画像データの圧縮又は伸長を指示することができる。
また、プリンタ制御部158には、中継装置20における各部の処理(中継処理)を制御する中継処理制御部171が制御可能に接続されている。プリンタ制御部158は、制御CPU110の指令に基づいて中継処理制御部171に中継処理の指示を行うことができ、また、中継処理制御部171から中継装置20における状態情報を取得することができる。
また、プリンタ制御部158には、後処理装置30における各部の処理(後処理)を制御する後処理制御部181が制御可能に接続されている。プリンタ制御部158は、制御CPU110の指令に基づいて後処理制御部181に後処理の指示を行うことができ、また、後処理制御部181から後処理装置30における状態情報を取得することができる。
また、DRAM制御IC115が接続されたPCIバス114には、プリントコントローラ160のDRAM制御IC161が接続されている。プリントコントローラ160は、画像形成装置10をネットワークプリンタやネットワークスキャナとして使用する場合に、LAN2に接続される外部機器60等から画像データ等を画像形成装置10で受信したり、スキャナ部130で取得した画像データをLAN2に接続される端末PC等の外部機器60等に送信したりするものである。
プリントコントローラ160では、DRAM制御IC161に、DRAM等で構成される画像メモリ162が接続されている。また、プリントコントローラ160では、共通バスにDRAM制御IC161と、プリントコントローラ160全体の制御を行うコントローラ制御CPU163、LANインターフェース165が接続されている。LANインターフェース165は、LAN2に接続されている。
さらに、制御CPU110には、IO部118が接続されている。IO部118は、画像形成装置10内の各部と制御CPU110との間で情報の授受を行うインターフェースとして動作する。
外部機器60は、表示を行う端末表示部61と、操作の受け付けが行われる端末操作部62とを有している。端末表示部61は、本発明における表示部として機能し、端末操作部62は、本発明における操作部として機能することができる。
外部機器60は、VNC(Virtual Network Computing)クライアント等を介して端末操作部62上で、画像形成装置10に関する操作の入力が可能になっているものでもよく、また、端末表示部61で画像形成装置10に関する表示を行えるものであってもよい。端末操作部62と端末表示部61とは、例えばタッチパネルで構成することができるが、これに限定されるものではなく、LCDやマウス等の操作部とディスプレイ等の表示部とが別に構成されているものであってもよい。
次に、画像形成装置10の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置10において画像データを蓄積する手順について説明する。
スキャナ部130は、CCD131により原稿から画像を光学的に読み取って画像データを生成する。この際には、制御CPU110から指令を受けるスキャナ制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、自動原稿給送装置135によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
制御CPU110はプログラムによって動作し、操作部140による操作(読み取り指示やコピー指示)に基づいてスキャナ部130への指令を発行する。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送られて所定の方法によって圧縮される。圧縮されたデータは、DRAM制御IC115を介して画像メモリ120に格納される。画像メモリ120に格納された圧縮されたデータをHDD123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータを、DRAM制御IC115を介してHDD123に送る。
この他に画像データは、LAN2を介して画像形成装置10に入力されることもある。画像データとしては、例えば外部機器60等で実行されるアプリケーションプログラム等により生成されたプリントファイルを展開したプリントデータ等が挙げられる。画像データの生成方法は特に限定されるものではない。
外部機器60等からLAN2を介して入力される画像データは、LANインターフェース165を介してプリントコントローラ160で受信され、コントローラ制御CPU163で展開されたプリントデータがDRAM制御IC161によって画像メモリ162に一旦格納される。画像メモリ162に格納されたデータは、PCIバス114を介してDRAM制御IC115に転送され、伸長メモリ122に一旦格納される。伸長メモリ122に格納されたデータは、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC115を介して圧縮メモリ121に格納される。圧縮メモリ121に格納された圧縮されたデータをHDD123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータを、DRAM制御IC115を介してHDD123に送る。
画像データの蓄積に際しては、画像データの蓄積前又は蓄積後に出力設定がなされる。この出力設定は、操作部140に設定画面を表示して、ユーザーによる操作入力によって行うことができる。また、初期設定において出力設定項目が選択されており、ユーザーによる設定入力がなされない場合にも初期設定によって出力設定がなされる。また、ユーザーは、設定画面により後処理設定を行うことができる。
画像形成装置10で画像出力を行う場合、すなわち画像形成装置10を複写機やプリンタとして使用する場合、圧縮メモリ121に格納された画像データを、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送出してデータを伸長し、伸長したデータを書込み処理部125に送出し、帯電部で帯電した感光体ドラム154へLD153が書き込みを行う。なお、HDD123に格納された画像データを用いる場合は、HDD123に格納された画像データを、DRAM制御IC115を介して一旦、圧縮メモリ121に格納し、圧縮メモリ121に格納された画像データを、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送出してデータを伸長し、伸長したデータを上記と同様に書込み処理部125に送出する。
プリンタ部150では、制御CPU110の指令を受けたプリンタ制御部158によって各部の制御が行われる。画像形成部151では感光体ドラム154に書き込まれた潜像が現像器(不図示)でトナー像として現像され、トナー像が転写部(不図示)で搬送路13によって供給される封筒用紙70に転写され、所定の定着温度まで加熱された定着部157で定着がなされる。感光体ドラム154では、トナー像が封筒用紙70転写された後、クリーニング部によって残留トナーが除去される。このようにプリンタ制御部158の制御により、画像形成部151が封筒用紙70に画像を形成することを「印刷」とも呼ぶ。
なお、本実施の形態例では、モノクロの画像形成を前提にして説明したが、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)毎に感光体等を備える画像形成装置としたものであってもよい。
画像形成がなされた封筒用紙70は、図1に示した搬送路13,21を経て後処理装置30に送られて、後処理設定に従って後処理装置30で所定の後処理が行われる。また、後処理が行われない場合、そのまま後処理装置30から封筒用紙70が排出される。
図3は、制御部50及び記憶部55の内部構成例を示すブロック図である。
制御部50は、読取画像取得部51、糊部異常判定部52、出力制御部53、フィードバック制御部54を備える。制御部50は、例えば、画像形成装置10の制御CPU110によって動作する。また、例えば、HDD123に構成される記憶部55は、読取画像、参照用画像、異常対応テーブルを記憶する。異常対応テーブルの内容は、後述する図9に示す。
読取画像取得部51は、記憶部55に記憶された読取画像を取得する。読取画像は、読取部22により読取られた後、記憶部55に記憶されたデータである。ただし、読取画像取得部51は、読取部22が出力した読取画像を、記憶部55を経ずに直接取得してもよい。
糊部異常判定部52は、中継装置20に設置された読取部22が読取った封筒用紙70の読取画像に基づいて、搬送路21を搬送される封筒用紙70のフラップ部72に糊材が付着している部位である糊部81における糊材の付着量の正常又は異常を判定する。この判定は、読取画像取得部51が取得した読取画像に基づいて行われる。糊部81における糊材の付着量の正常又は異常を判定するための閾値(後述する図5と図6を参照)は、異常対応テーブルに記憶されている。
出力制御部53は、糊部異常判定部52による判定結果に基づいて封筒用紙70の出力を制御する。例えば、出力制御部53は、糊部異常判定部52によって糊部81が正常と判定された封筒用紙70と、糊部81が異常と判定された封筒用紙70とを、異なる排紙トレイ34,35から排紙する制御を行う。この排紙の制御に際して、出力制御部53は、糊部異常判定部52の判定結果と、記憶部55に記憶される異常対応テーブルの内容を参照する。そして、出力制御部53から後処理制御部181に制御信号が出力される。制御信号が入力した後処理制御部181は、正常な封筒用紙70を排紙トレイ34に排紙し、異常な封筒用紙70を排紙トレイ35に排紙する制御を行う。
なお、出力制御部53は、異常対応テーブルの内容を参照した結果、封筒用紙70の出力を即時停止したり、アラートをLCD141に表示したり、何も行わない制御を行うこともある。このアラートには、例えば、糊部81における糊材の付着量が異常な封筒用紙70を特定するための情報が含まれており、ユーザーは封筒用紙70の出力を継続するか停止するかを判断することができる。
フィードバック制御部54は、糊部異常判定部52により糊部81の異常が判定された場合に、定着部157の定着温度を、糊部81の糊材が溶けない定着温度に変更するフィードバック制御を行う。フィードバック制御部54は、このフィードバック制御において、記憶部55に記憶される異常対応テーブルを参照し、フィードバックが“有り”であれば、定着部157の定着温度を下げるようフィードバック制御を行う。
次に、封筒用紙70が定着部157を通過することで発生する糊部81の異常について説明する。
図4は、封筒用紙70の糊部81に発生する異常の例を示す説明図である。
図4Aに示すように、画像形成装置10に給紙される封筒用紙70は、連結された本体部71と及びフラップ部72を備える。本体部71の外側面には、画像形成装置10により差出人および宛先人の住所や名前等を含む情報を示す画像データ80に基づいて画像が形成され、定着される。フラップ部72は、本体部71との連結部分において折り曲げ可能である。そして、フラップ部72に付着した糊材の部位である糊部81がある。糊部81は、本体部71に対して折り曲げられたフラップ部72と、本体部71とを接着するものである。
図4Bには、封筒用紙70が定着部157を通過する様子が示される。以下の説明では、封筒用紙70の状態を区別するために、定着部157を通過する前の封筒用紙70を封筒用紙70(1)と記載し、定着部157を通過した後の封筒用紙70を封筒用紙70(2)と記載する。封筒用紙70が定着部157を通過する際、フラップ部72は開いた状態である。
上述したように所定の定着温度に加熱された定着部157は、封筒用紙70に形成された画像を本体部71に定着する。ここで、封筒用紙70が定着部157を通過する際、定着部157の定着温度が高いと糊部81の糊材の一部が溶け、溶けた糊材の一部が定着部157に付着する場合がある。このように糊材の一部が溶けた箇所を異常部位91と呼ぶ。
図4Bに示す封筒用紙70(2)の糊部81には、2箇所の異常部位91が発生したことが示される。糊部81に異常部位91が発生すると、封筒用紙70を実際に使用する際、糊部81が十分な接着性を有さなくなる。このため、糊部81は、本体部71とフラップ部72を接着できなくなる。
図4Cには、定着部157を通過した封筒用紙70(2)の糊部81が読取部22によって読取られる様子が示される。図4Cに示す封筒用紙70(2)は、図4Bに示した封筒用紙70(2)と同じものである。読取部22によって糊部81が読取られた後の封筒用紙70の画像を読取画像75と呼ぶ。
図4Bに示したように封筒用紙70(2)の糊部81には、糊材の一部が溶けて異常部位91が出現している。このため、読取部22が糊部81を読み取って取得した読取画像75を、糊部異常判定部52が解析することにより、糊部81における糊材の付着量の正常又は異常を判定することが可能である。この例では、糊部異常判定部52が、読取画像75の糊部81において、異常部位91の周囲を囲うように付された太字の丸で表される識別部分92により異常部位91を識別したことが示される。糊部異常判定部52により糊部81が異常と判定された封筒用紙70は、糊部81が正常と判定された封筒用紙70とは異なる制御を行うことが可能である。これにより、糊部81が異常と判定された封筒用紙70が、糊部81が正常と判定された封筒用紙70と混在する事態を避けることができる。
ここで、糊部異常判定部52が糊部81の異常を判定する閾値の例について、図5と図6を参照して説明する。
図5は、一定の大きさである異常部位91の濃度差異の比率に着目して糊部81の正常又は異常を判定する例を示す説明図である。図5では、左側に読取画像75を示し、右側に異常部位91の例を示す。
糊部81に異常部位91が発生しても、糊部81の糊材がわずかに溶けた程度であれば、糊部81から定着部157に糊材が付着する量もわずかである。この場合、糊部81における糊材の付着量は十分であるため、糊部81により、本体部71にフラップ部72を接着することが可能である。しかし、糊部81の糊材が多く溶けると、定着部157のローラに糊材が付着し、糊部81における糊材の付着量が少なくなるため、糊部81により、本体部71にフラップ部72を接着できなくなる。
このため、糊部異常判定部52は、予め登録された糊部81における糊材の付着量が正常と判定された封筒用紙70の参照用画像と、読取画像とを比較する。参照用画像と読取画像は、共に記憶部55から糊部異常判定部52によって読出される。そして、糊部異常判定部52は、参照用画像及び読取画像の特定箇所の濃度差異比率が、予め設定された濃度差異閾値より大きい異常部位91がフラップ部72に存在する場合に、糊部81に異常が発生したと判定する。例えば、糊部異常判定部52は、糊部81の読取画像を解析し、参照用画像の濃度と、異常部分の濃度との差異(濃度差異)が、予め設定された濃度差異閾値よりも大きくなっている箇所を糊部81に異常が発生した箇所であると判定する。ここで、濃度差異とは、読取画像75の糊部81の濃度に対する、参照用画像の糊部81の濃度の差異比率とする。ただし、濃度差異を、読取画像75の糊部81の濃度に対する、参照用画像の糊部81の濃度の差分としてもよい、
図5の右側には、糊部異常判定部52によって参照用画像と読取画像との濃度差異比率が少しずつ異なる糊部81の拡大図が示される。ここでは、読取画像75の糊部81の濃度が少しずつ変わっている。そして、糊部異常判定部52は、濃度差異判定閾値と、実際に算出した濃度差異比率とを比較し、濃度差異判定閾値より大きい濃度差異比率の異常部位91がある場合に、糊部81に異常が発生したと検出する。
例えば、複数の糊部81の拡大図の最も左側に示される読取画像75の糊部81の濃度は、参照用画像の糊部81の濃度と変わらないとする。この場合、読取画像75の糊部81の濃度に対する、参照用画像の糊部81の濃度の濃度差異比率が“0”である。
同様に、左から2番目の糊部81、左から3番目の糊部81では徐々に糊部81の濃度が薄くなっている。この場合、左から2番目の糊部81に対する、参照用画像の糊部81の濃度の濃度差異比率が“5”である。また、左から3番目の糊部81に対する、参照用画像の糊部81の濃度の濃度差異比率が“10”である。ユーザーは、濃度差異判定閾値として、例えば、“12”を予め設定しておくことが可能である。そして、糊部異常判定部52は、濃度差異比率が“12”以下であれば、糊部81に異常は生じていない、すなわち正常な封筒用紙70であると判定することができる。
一方、左から4番目の糊部81に対する、参照用画像の糊部81の濃度の濃度差異比率が“15”である。また、左から5番目の糊部81に対する、参照用画像の糊部81の濃度の濃度差異比率が“20”である。この場合、糊部異常判定部52は、濃度差異比率が“12”以上であるため、糊部81に異常が生じている、すなわち異常な封筒用紙70であると判定する。異常な封筒用紙70では、フラップ部72には十分な量の糊部81が付着していないと考えられる。
また、糊部異常判定部52は、他の指標により、糊部81の正常又は異常を判定することができる。
図6は、異常部位91の面積に着目して糊部81の正常又は異常を判定する例を示す説明図である。図6においても、左側に読取画像75を示し、右側に異常部位の例を示す。
図5に示す方法により、糊部81の濃度差異比率が“12”以下であっても、糊部81に発生した異常部位91が多ければ、フラップ部72には十分な量の糊部81が付着していないと考えられる。
図6の右側には、糊部異常判定部52によって参照用画像と読取画像との濃度差異比率が算出された箇所を異常部位91として表す糊部81の拡大図が示される。ここでは、読取画像75の糊部81に示される複数の異常部位91の濃度が同じであるが、糊部81毎に異常部位91の面積(数)を少しずつ変えた例を示している。そして、糊部異常判定部52は、糊部81の濃度差異比率が算出された箇所の面積を求め、異常部位91の面積の合計(「画像面積」と呼ぶ)と、画像面積閾値とを比較する。そして、糊部異常判定部52は、画像面積が、予め設定された画像面積閾値より大きい場合に、糊部81に異常が発生したと判定する。
例えば、最も左側に示される読取画像75の糊部81には濃度の異常部位91がないので、読取画像75の糊部81の濃度と、参照用画像の糊部81の濃度との濃度差異比率は“0”である。このため、読取画像75に異常部位91は存在しない。
しかし、左から2番目の糊部81、左から3番目の糊部81について糊部81の濃度が薄い状態の異常部位91の数が増えている。ここで、図6に示す参照用画像に対する異常部位91の濃度差異比率は、いずれも図5に示すように“10”であるとする。この場合、濃度差異比率だけでは、糊部81における糊材の付着量が正常と考えられる。しかし、異常部位91の数が“1”、“2”と増えると、画像面積が“5”、“10”と増える。
同様に、左から4番目の糊部81、左から5番目の糊部81の異常部位91の数が“3”、“4”と増えると、画像面積が“15”、“20”と増える。
ユーザーは、画像面積閾値として、例えば“13”を予め設定しておくことが可能である。そして、糊部異常判定部52は、画像面積が“13”以下であれば糊部81が正常であると判定し、“13”以上であれば糊部81が異常であると判定することができる。このため、糊部異常判定部52は、異常部位91の画像面積が“0”,“5”,“10”である場合も糊部81に異常は生じていないと判定する。しかし、糊部異常判定部52は、異常部位91の画像面積が“15”,“20”である場合、糊部81に異常が生じていると判定する。
このようにして糊部81に異常が発生したと判定された異常な封筒用紙70は、出力制御部53により正常な封筒用紙70とは異なる制御が行われる。例えば、正常な封筒用紙70は排紙トレイ34に排紙され、異常な封筒用紙70は排紙トレイ35に排紙される。これにより、ユーザーは、正常な封筒用紙70だけを取得することができる。
図7は、フィードバック制御部54が定着部157にフィードバック制御を行う例を示す説明図である。
定着部157の後段に配置された読取部22が、定着部157を通過した封筒用紙70(2)の読取画像75を取得し、記憶部55に読取画像75を保存する。この読取画像75には、糊部異常判定部52により、糊部81の異常部位91が識別部分92にて検出されている。そして、フィードバック制御部54は、記憶部55から読取画像75を読出し、さらに異常対応テーブルを参照する。異常対応テーブルにおいて、定着部157へのフィードバックが「有り」と設定されている場合に、フィードバック制御部54は、定着部157に対するフィードバック制御を行う。
例えば、フィードバック制御部54は、定着部157の定着温度を低くするフィードバック制御を行う。これにより、定着部157の定着温度が、糊部81が定着部157に付着しない程度に低くなり、糊部81の異常が解消される。このようにフィードバック制御されることにより、連続して給紙される封筒用紙70の糊部81に連続して異常が発生することが抑制される。
図8は、正常な糊部81の画像データを用いて、糊部81の異常を判定する例を示す説明図である。
糊部異常判定部52は、糊部81の糊材が溶けておらず、糊部81が正常であると判定した読取画像76を参照用画像として事前に取得し、記憶部55に保存している。そして、糊部異常判定部52は、記憶部55から読出した、過去に読取部22が読取った正常な封筒用紙70(2)の読取画像76と、今回、読取部22が読取った封筒用紙70(2)の読取画像75とを比較する。
この場合も、糊部異常判定部52は、比較した結果、読取画像75,76の濃度差異比率が、濃度差異閾値より大きい場合は、糊部81に異常が発生したと判定する。また、糊部異常判定部52が正常と判定した異常部位91の面積の合計である画像面積が、画像面積閾値より大きい場合は、糊部81に異常が発生したと判定し、糊部異常判定部52は、後処理制御部181に制御信号を出力する。そして、後処理装置30は、後処理制御部181により、異常な封筒用紙70を排紙トレイ34に出力する等の、正常な封筒用紙70とは異なる制御を行う。
図9は、異常対応テーブルの構成例を示すテーブル構成図である。
異常対応テーブルは、例えば、不揮発メモリ113に記憶されており、糊部異常判定部52、出力制御部53、又はフィードバック制御部54により適宜参照され、必要な動作が行われる。この異常対応テーブルには、濃度差異閾値、画像面積閾値、出力制御パラメーター、及びフィードバック制御の有無が設定される。異常対応テーブルの各項目は、操作部140又は外部機器60を通じたユーザー操作により設定される。異常対応テーブルには、番号フィールド、項目フィールド、設定値フィールドが設けられる。番号フィールドには、各項目を識別するための項目番号が格納される。
1番目の項目には、濃度差異閾値が設定される。この項目は、糊部異常判定部52にて参照される。
2番目の項目には、糊部81の異常有無を判定するために、画像面積閾値が設定される。この項目は、糊部異常判定部52にて参照される。
3番目の項目には、糊部81の異常発生時における出力制御が、出力制御パラメーターにより設定される。この項目は、出力制御部53にて参照される。出力制御パラメーターとして、例えば、“即時停止”、“異なるトレイに出力”、“アラート表示のみ”、“何もしない”がある。“即時停止”であれば、封筒用紙70の印刷が即時に停止する制御が行われる。“異なるトレイに出力”であれば、正常な封筒用紙70を排紙トレイ34に出力し、異常な封筒用紙70を排紙トレイ35に出力する制御が行われる。“アラート表示のみ”であれば、図1に示したLCD141に異常な封筒用紙70が存在することをユーザーに報知するアラートが表示される。“何もしない”であれば、異常な封筒用紙70に対する特別な制御は行われない。この場合、異常な封筒用紙70と正常な封筒用紙70が混在して出力される。このように出力制御部53は、設定された内容に応じて糊部81に異常が発生した封筒用紙70の出力制御を切替えることが可能である。
4番目の項目には、異常発生時に連続して異常が発生しないようにするために定着部157に定着する温度をフィードバックするか否かが設定される。この項目は、フィードバック制御部54にて参照される。この項目が「有り」に設定されている場合、フィードバック制御部54が、定着部157の温度制御の切り替えを実施し、連続して糊部81に異常が発生しないように制御することが可能となる。この項目が「無し」に設定されている場合、フィードバック制御部54は、フィードバック制御を行わない。
図10は、糊部81の異常判定方法の例を示すフローチャートである。
始めに、プリンタ部150は、封筒用紙70の本体部71に対して、画像データ80に基づく画像を形成する(S1)。次に、封筒用紙70が定着部157を通過する(S2)。次に、読取部22は、定着部157を通過した封筒用紙70の糊部81を読取り、糊部81の読取画像を取得する(S3)。
次に、糊部異常判定部52は、糊部81の読取画像を解析し(S4)、糊部81に異常が発生したか否かを判定する(S5)。糊部81に異常が発生した(S5のYES)と判定された場合、出力制御部53は、糊部81の異常に対応する制御を行う(S6)。例えば、出力制御部53は、後処理装置30に対して、糊部81が異常と判定された封筒用紙70を排紙トレイ35に排紙する制御を行い、本処理を終了する。
一方、糊部異常判定部52が、糊部81に異常が発生していない(S5のNO)と判定された場合、糊部81が正常であるため、出力制御部53は、後処理装置30に対して、糊部81が正常と判定した封筒用紙70を排紙トレイ34に排紙させる制御を行い、本処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態例に係る画像形成システム1では、糊部異常判定部52が、封筒用紙70のフラップ部72に付着している糊部81における糊材の付着量の正常又は異常を判定し、出力制御部53が判定結果に応じて適切な出力制御を行う。このため、糊部81の糊材が溶けたことにより、異常な封筒用紙70が正常な封筒用紙70に混入することを避けられる。
また、画像差異閾値、画像面積閾値が設定されることにより、糊部81の接着強度に問題がない程度に糊材の付着量が十分あれば、糊部81が正常と判定される。しかし、糊部81における糊材の付着量が十分でなければ、糊部81が異常と判定される。このように見た目では判別しにくい糊部81の正常又は異常が確実に判定されるため、異常な封筒用紙70を確実に除くことができる。
また、フィードバック制御部54が定着部157の定着温度をフィードバック制御することにより、糊部81の溶出を抑えることができる。このため、異常な封筒用紙70の発生を最小限にすることができる。
[第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る画像形成システム1Aについて説明する。
図11は、定着部157の前段と後段に2台の読取部90,22が配置された例を示す説明図である。
画像形成システム1Aは、読取部22,90を備える。上述したように読取部22は、定着部157の下流側に設置される。一方、読取部90は、定着部157の上流側に設置される。このため、読取部90は、画像形成装置10が備えている。また、図示しないものの読取部90についても、読取部22と同様に、搬送路13の上方と下方から封筒用紙70を読取り可能な2つの読取部を有している。
読取部90(第2読取部)は、封筒用紙70が定着部157を通過する前に封筒用紙70を読取って封筒用紙70の読取画像77(第2読取画像の一例)を制御部50に出力する。一方、読取部22は、定着部157を通過した後の封筒用紙70を読取り、読取画像75を得る。読取画像75,77は、記憶部55に保存される。記憶部55に保存された読取画像77は、上述した第1の実施の形態例で示した参照用画像として用いられる。
このため、制御部50の読取画像取得部51は、記憶部55から読取画像75,77を取得する。ただし、読取画像取得部51は、読取部22から読取画像75を直接取得し、読取部90から読取画像77を直接取得してもよい。
そして、糊部異常判定部52は、上述した第1の実施の形態例と同様に、読取画像75,77を比較して糊部81の正常又は異常を判定する。このとき、糊部異常判定部52は、読取画像75,77の濃度差異比率が、予め設定された濃度差異閾値より大きい異常部位がフラップ部72に存在する場合に、糊部81に異常が発生したと判定する。濃度差異閾値より大きい異常部位91の面積が、予め設定された画像面積閾値より大きい異常部位がフラップ部72に存在する場合にも、糊部81に異常が発生したと判定する。その後、糊部異常判定部52の判定結果に基づいて、出力制御部53が異常発生時の出力制御を行い、フィードバック制御部54が定着部157に対するフィードバック制御を行う。
以上説明した第2の実施の形態例に係る画像形成システム1Aでは、封筒用紙70が定着部157を通過する前後で読取りされた読取画像75,77に基づいて、糊部81の正常又は異常が判定される。このため、異なるサイズ、種類の封筒用紙70が搬送された場合であっても、封筒用紙70を1枚ごとに確実に糊部81の異常を検出することができる。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態例では、画像形成システム1により各処理が行われたが、画像形成装置10が単体で各処理を行ってもよい。この場合、中継装置20、後処理装置30は、画像形成装置10に内蔵されていてもよい。例えば、画像形成装置10が定着部157の後段に配置した読取部22を備えてもよい。また、画像形成装置10が排紙トレイ34,35を備え、正常な封筒用紙70を排紙トレイ34に排紙し、異常な封筒用紙70を排紙トレイ35に排紙する制御を行ってもよい。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…画像形成システム、10…画像形成装置、20…中継装置、22…読取部、24…画像形成部、30…後処理装置、34,35…排紙トレイ、50…制御部、51…読取画像取得部、52…糊部異常判定部、53…出力制御部、54…フィードバック制御部、55…記憶部、70…封筒用紙、71…本体部、72…フラップ部、80…画像データ、81…糊部、150…プリンタ部、151…画像形成部、157…定着部

Claims (8)

  1. 画像形成装置と、読取装置と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    本体部に連結されたフラップ部に糊材が付着した封筒用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記封筒用紙に形成された前記画像を所定の定着温度で定着する定着部と、
    前記定着部を通過した前記封筒用紙の読取画像に基づいて、前記フラップ部に前記糊材が付着している部位である糊部における前記糊材の付着量の正常又は異常を判定する糊部異常判定部を有する制御部と、を有し、
    前記読取装置は、
    前記画像が定着された前記封筒用紙を読取って前記封筒用紙の前記読取画像を出力する読取部を有する
    画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記読取画像を取得する読取画像取得部を有し、
    前記糊部異常判定部は、予め登録された前記糊部の付着量が正常と判定された前記封筒用紙の参照用画像と、前記読取画像とを比較して、前記参照用画像及び前記読取画像の特定箇所の濃度差異比率が予め設定された濃度差異閾値より大きい濃度の異常部位が前記フラップ部に存在する場合に、前記糊部に異常が発生したと判定する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. さらに、前記封筒用紙が前記定着部を通過する前に前記封筒用紙を読取って前記封筒用紙の第2読取画像を出力する第2読取部を備え、
    前記制御部は、前記定着部を通過した後に前記読取部が読取って出力した前記封筒用紙の前記読取画像と、前記第2読取画像とを取得する読取画像取得部を有し、
    前記糊部異常判定部は、前記第2読取画像と、前記読取画像とを比較して、前記第2読取画像及び前記読取画像のの特定箇所の濃度差異比率が、予め設定された濃度差異閾値より大きい濃度の異常部位が前記フラップ部に存在する場合に、前記糊部に異常が発生したと判定する
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記糊部異常判定部は、前記異常部位の面積が、予め設定された画像面積閾値より大きい場合に、前記糊部に異常が発生したと判定する
    請求項2又は3に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御部は、前記糊部異常判定部により前記糊部における前記糊材の付着量の異常が判定された場合に、前記定着温度を、前記糊部が溶けない温度に変更するフィードバック制御を行うフィードバック制御部を有する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  6. さらに、前記封筒用紙を排紙する排紙部を有する排紙装置を備え、
    前記制御部は、前記糊部異常判定部による判定結果に基づいて前記封筒用紙の出力を制御する出力制御部を有し、
    前記出力制御部は、前記糊部異常判定部によって前記糊部が正常と判定された前記封筒用紙と、前記糊部が異常と判定された前記封筒用紙とを、異なる前記排紙部から排紙する制御を行う
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  7. 前記濃度差異閾値、前記画像面積閾値、出力制御パラメーター、及び前記フィードバック制御の有無が設定される異常対応テーブルを参照して、前記糊部異常判定部、前記出力制御部及びフィードバック制御部が動作を行う
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  8. 本体部に連結されたフラップ部に糊材が付着した封筒用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記封筒用紙に形成された前記画像を所定の定着温度で定着する定着部と、
    前記定着部を通過し、前記画像が定着された前記封筒用紙を読取る読取部から出力される前記封筒用紙の読取画像に基づいて、前記フラップ部に付着している部位である糊部における前記糊材の付着量の正常又は異常を判定する糊部異常判定部と、
    前記封筒用紙を排紙する排紙部と、を備える
    画像形成装置。
JP2016237020A 2016-12-06 2016-12-06 画像形成システム及び画像形成装置 Active JP6669054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016237020A JP6669054B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 画像形成システム及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016237020A JP6669054B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 画像形成システム及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018090305A true JP2018090305A (ja) 2018-06-14
JP6669054B2 JP6669054B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=62564199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016237020A Active JP6669054B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 画像形成システム及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6669054B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0836348A (ja) * 1995-02-13 1996-02-06 Ricoh Co Ltd 静電記録装置
JP2008145192A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Toshiba Corp 検査装置、検査方法、および検査用情報登録方法
JP2016061965A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0836348A (ja) * 1995-02-13 1996-02-06 Ricoh Co Ltd 静電記録装置
JP2008145192A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Toshiba Corp 検査装置、検査方法、および検査用情報登録方法
JP2016061965A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6669054B2 (ja) 2020-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7450650B2 (ja) 画像形成装置
JP7135568B2 (ja) 画像検査装置、画像形成装置、及びプログラム
US10735601B2 (en) Image processing apparatus and program
JP2014144627A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
US9858515B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, image formation control method and image forming method
JP5464992B2 (ja) 検品装置、検品装置の制御方法およびプログラム
US10523825B2 (en) Image forming apparatus, image inspection apparatus, and program
EP3674810A1 (en) Image forming system
JP2019008116A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、管理装置およびプログラム
US10567594B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, and non-transitory computer-readable recording medium storing a program
JP2017049424A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび管理装置
US9008569B2 (en) Image forming system having function to permit staple processing for job including small size sheet based on page position of small size sheet in a job, and image forming method for the same
JP2018050244A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および制御プログラム
JP6669054B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP5773154B2 (ja) 画像形成入力装置および画像形成装置
CN112445097B (zh) 图像形成装置以及控制方法
JP6652085B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム
JP2016126071A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成制御方法
JP7287547B2 (ja) 画像検査装置、画像検査プログラム、画像検査システム、及び画像検査方法
JP6750434B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法および制御プログラム
JP4957665B2 (ja) 画像形成装置
JP5861828B2 (ja) 画像形成装置
JP2017208685A (ja) 画像形成装置、画像形成管理装置、画像形成方法および画像形成調整プログラム
JP2008022314A (ja) 画像処理システム、画像処理プログラム及び画像処理方法
US20200065036A1 (en) Image formation system, image assessment method and computer-readable recording medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6669054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150