JP2018090167A - 鞍乗型車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の上半身の保護に加えて、運転者の膝部を速やかに保護することが可能な鞍乗型車両用エアバッグ装置を提供すること。【解決手段】鞍乗型車両用エアバッグ装置40は、シート23の前方側におけるハンドル11の下方位置に配置された収納部位に収納されたエアバッグ30と、エアバッグ30に膨張用ガスを供給可能なインフレーターと、を備えている。エアバッグ30は、インフレーターと接続され、膨張完了形状で略直方体形状を成して後面64にて運転者Dの上半身を受け止める本体膨張部60と、本体膨張部60の下方に位置し、膨張完了形状で本体膨張部60よりも前後方向の厚みが薄い薄板状を成して運転者Dの膝部KL,KRを受け止める下膨張部83と、を備え、下膨張部83が本体膨張部60よりも先に受け止め可能に展開膨張するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、スクータ型等の鞍乗型車両に搭載するためのエアバッグ装置に関する。
スクータ型等の鞍乗型車両は、運転者が着座するシートとその前方に位置するハンドルとの間に、運転者の足部を載せるためのフットボードが設けられ、フットボードの上方には運転者が乗り降りするための空間が形成されている。鞍乗型車両用エアバッグ装置では、運転者が着座するシートの前方(例えば運転者の下肢付近の前方)に収納されたエアバッグを、ハンドルと運転者との間の空間で展開膨張させ、衝突の際に前方移動しようとする運転者を受け止めて、運転者の保護を図っている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−11871号公報
上記特許文献1に記載の鞍乗型車両用エアバッグ装置は、主に運転者の上半身の受け止めを目的としたものである。スクータ等の鞍乗型車両では、運転者の前方で車幅方向に延び、運転者の左右の脚の前方を覆うレッグシールドが設けられており、特にレッグシールドと膝部とが近接した距離にある場合には、衝突の際、速やかに膝前空間において保護用のエアバッグを展開膨張させることが望まれる場合がある。
本発明は、運転者の上半身の保護に加えて、運転者の膝部を速やかに保護することが可能な鞍乗型車両用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る鞍乗型車両用エアバッグ装置は、シートの前方側におけるハンドルの下方位置に配置された収納部位に、折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、前記収納部位から展開膨張する構成のエアバッグと、
該エアバッグに前記膨張用ガスを供給可能なインフレーターと、を備え、
前記エアバッグが、
前記インフレーターと接続され、膨張完了形状で周面を構成する4つの面がそれぞれ上下左右の各方向を向いた略直方体形状を成して、後面にて運転者の上半身を受け止める本体膨張部と、
該本体膨張部の前部側で、且つ該本体膨張部の底面よりも下方に位置し、膨張完了形状で該本体膨張部よりも前後方向の厚みが薄い薄板状を成して前記運転者の膝部を受け止める下膨張部と、を備え、
該下膨張部が前記本体膨張部よりも先に受け止め可能に展開膨張するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る鞍乗型車両用エアバッグ装置では、膨張完了形状で略直方体を成して後面で運転者の上半身を受け止める本体膨張部と、本体膨張部の底面よりも下方に位置し本体膨張部よりも前後方向の厚みが薄い薄板状を成して運転者の膝部を受け止める下膨張部と、を備えており、衝突時に前方移動する運転者の上半身を本体膨張部にて的確に受け止めて保護する一方、運転者の膝部については、下膨張部を運転者の膝前空間にて展開膨張させることで、運転者の膝部とレッグシールド等の車体側部位との衝突を防止することができる。
特に本発明に係る鞍乗型車両用エアバッグ装置では、下膨張部が本体膨張部よりも先に受け止め可能に展開膨張するように構成されており、レッグシールド等の車体側部位が膝部に近接している場合であっても、速やかに膝前空間において下膨張部を展開させて膝部の保護を図ることができる。
したがって、本発明によれば、運転者の上半身の保護に加えて、運転者の膝部を速やか保護することができる。
ここで、下膨張部を、本体膨張部よりも先に受け止め可能に展開膨張させるためには、例えば収納部位内でのエアバッグの折り畳み形状を、本体膨張部と下膨張部とで異ならせる等の方法が考えられるが、本発明では、特にエアバッグに、インフレーターからの膨張用ガスを、本体膨張部と下膨張部の2方向に向けて流出させる整流布を設けておくことが有効である。
さらに、本発明に係る鞍乗型車両用エアバッグ装置では、本体膨張部を、膨張完了形状で周面を構成する4つの面がそれぞれ上下左右の各方向を向いた略直方体形状とされており、エアバッグの膨張完了時、ハンドルのグリップ部を握る運転者の左右の腕との干渉を抑制しつつ本体膨張部の後面にて、運転者の顎下の腹部と胸部とを受け止め可能な形状とすることができる。また、本体膨張部の底面は略平面形状となるため、本体膨張部と、前方移動する運転者の下半身との干渉が抑制され、円滑に本体膨張部の展開膨張を行うことができる。
本発明に係る鞍乗型車両用エアバッグ装置では、本体膨張部の少なくとも後部側の底面が、膨張完了状態で運転者の大腿部の上面に接触するように構成しておくことができる。このようにすることで、運転者の下半身は、膝部を受け止める下膨張部ととともに、大腿部に対して下向きの押圧力を作用させる本体膨張部の底面で拘束される。その結果、運転者の斜め上前方向に回転するローリングの動きを抑制することができる。
また、本発明に係る鞍乗型車両用エアバッグ装置では、下膨張部が、運転者の左右の脚の前方を覆うレッグシールドの車幅方向長さに対応した長さを有し、レッグシールドの後面を覆うように構成することができる。この下膨張部にて保護される運転者の膝部の位置は、個々の運転者の運転姿勢によっても異なるため、下膨張部は車幅方向に長く設けておくことが望ましい。下膨張部を、レッグシールドの車幅方向長さに対応させておけば、レッグシールドの略全幅領域から反力を受けることができ、レッグシールドと対向する位置にある運転者の左右の膝部を広い範囲で良好に保護することができる。
本発明に係る実施形態のエアバッグ装置を搭載したスクータの側面図である。 実施形態のエアバッグ装置の前後方向に沿った概略部分縦断面図である。 実施形態のエアバッグ装置において使用されるエアバッグを単体で膨張させた概略斜視図である。 実施形態のエアバッグ装置において使用されるエアバッグを単体で膨張させた概略平面図である。 同エアバッグの概略縦断面図である。 同エアバッグの本体膨張部を単体で膨張させた概略側面図である。 同エアバッグの整流布を単体で膨張させた概略斜視図である。 同エアバッグにおける整流布及び整流布と一体に縫合される本体膨張部、下膨張部の部位を分離して示した斜視図である。 実施形態のエアバッグ装置の作動時を順に示す概略側面図である。 実施形態のエアバッグ装置の作動時を順に示す概略側面図であり、図9のBの後の状態を示す。 実施形態のエアバッグ装置の作動時を示す概略平面図である。 実施形態のエアバッグ装置の下膨張部が運転者の膝部を受け止める状態を説明する概略平面図である。 実施形態のエアバッグ装置が斜め上前方向に回転する運転者を受け止める状態を説明する概略側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1,2に示すように、本実施形態の鞍乗型車両用エアバッグ装置(以下、単にエアバッグ装置とする)40は、鞍乗型車両としてのスクータ1のシート23の前方側におけるハンドル11の下方位置に搭載されている。詳しくは、エアバッグ装置40は、運転者Dの着座するメインシート23の上面23aの僅かに上方におけるハンドル11の左右方向の中央部14(図11参照)の直下近傍に、配設されている。換言すれば、エアバッグ装置40は、メインシート23の上面23aとハンドル11の中央部14との間の高さ位置に配置されている。
エアバッグ装置40は、スクータ1の車体フレーム3としてのヘッドパイプ4やヘッドパイプ4から左右に分岐して下方に延びるダウンフレーム部5L,5R等に対し、取付ブラケット7を利用して、取付固定されている。
なお、スクータ1は、ハンドル11の中央部14に下方に延びるように連結された操行軸15が、ヘッドパイプ4を挿通するとともに、前輪26を懸架するフロントフォーク(図示省略)に連結される。また、ダウンフレーム部5L,5Rには、後方に延びる後部フレーム部6L,6Rが連結され、後部フレーム部6L,6Rには、下カバー24やシート23が取付支持され、さらに、図示しない所定のエンジン、駆動機構、給油機構、及び、サスペンション等を介在させて、後輪29も支持されて配設されている。
ハンドル11は、図1,11に示すように、左右方向に延びた中央部14から上方に上がって左右に延びる左側部12L,右側部12Rを備え、それぞれの左側部12L,右側部12Rの先端に、運転者Dが操作時に把持する左グリップ部13Lと右クリップ部13Rを配設させている。そして、左グリップ部13Lと右クリップ部13Rとの間は、ハンドルカバー18で覆われて、ヘッドパイプ4の車両前方側は前側カバー19で覆われ、ヘッドパイプ4の車両後方側及びダウンフレーム部5L,5Rは、レッグシールド20で覆われている。レッグシールド20は左右方向(車幅方向)に延びて運転者Dの脚の前方を覆っている(図11参照)。そしてレッグシールド20の下端は、フットボード21に連なっている。これらのハンドルカバー18、前側カバー19、レッグシールド20、及び、フットボード21等は、所定のステイを利用して、ダウンフレーム部5L,5Rや後部フレーム部6L,6Rに支持されている。
なお、ハンドル11は、左右のグリップ部13L,13R間の内部に、金属パイプからなるハンドル本体11aを配設させて構成されており、中央部14のハンドル本体11aに、操行軸15が連結固定されるとともに、左右のグリップ部13L,13R付近を除くハンドル本体11aの周囲が、ハンドルカバー18に覆われている。
そして、エアバッグ装置40は、図2に示すように、膨張用ガスGを流入させて膨張するエアバッグ30と、エアバッグ30に膨張用ガスGを供給するインフレーター52と、折り畳んだエアバッグ30を収納する収納部位としてのケース41と、折り畳んだエアバッグ30を覆うエアバッグカバー46と、を備えて構成されている。
収納部位としてのケース41は、板金製として、略長方形状の取付壁部42と、取付壁部42の外周縁から後方側に四角筒形状に延びる周壁部43と、を備えて構成されている。取付壁部42は、左右方向に延びた略長方形板状として、上縁42f側を前方に配置させて傾斜させた略鉛直面に沿うように、配設されている。取付壁部42の鉛直面VPからの傾斜角度θは、10°としている。
また、取付壁部42は、中央に、円形に開口させた貫通孔42aを配設させ、貫通孔42aの周縁に、4つの取付孔42bを配設させている。貫通孔42aの周縁の取付孔42bを配設させた部位は、エアバッグ30の取付座42cを形成している。なお、貫通孔42aには、インフレーター52の後述する本体部53が貫通され、各取付孔42bには、後述するリテーナ56のボルト57が貫通される。
周壁部43における先端側の上下の縁には、エアバッグカバー46を保持するための複数の係止爪44が形成されている。各係止爪44は、前方側に反転するように形成されており、エアバッグカバー46の後述する側壁部50の係止孔50aに挿入されて、側壁部50を係止する。また、周壁部43の所定位置には、リベット(ブラインドリベット)51用の貫通孔43aが形成されている。
そして、ケース41は、取付ブラケット7に対し、ボルト8を利用して、連結固定されるブラケット部45を備え、取付ブラケット7を介して、車体フレーム3としてのダウンフレーム部5L,5Rに連結支持されることとなる。ブラケット部45には、ボルト8を締結させるナット45aが設けられている。
エアバッグカバー46は、オレフィン系熱可塑性エラストマー等の合成樹脂から形成され、レッグシールド20から露出するカバー壁部47と、カバー壁部47の裏面側(前面側)から前方に四角筒形状に突出する側壁部50と、を備えて構成されている。側壁部50には、既述のケース41の係止爪44を挿入させる係止孔50aと、リベット51用の貫通孔50bとが形成されている。なお、側壁部50の上部側の部位は、本実施形態の場合、カバー壁部47の上縁側から、連続的に連なって前方側に延びるように、形成されている。
また、カバー壁部47には、膨張するエアバッグ30に押されて上下に開く扉部48(48U,48D)が形成されている。各扉部48の周囲には、後方から見て略H字状に配設された薄肉の破断予定部49が形成されている。そして、破断予定部49が破断すると、各扉部48U,48Dは、対応する上縁と下縁とのヒンジ部48aを回転中心として、上下に開く構成とされている。
インフレーター52は、円柱状の本体部53と、本体部53の外周面側で四隅を突出させた略正方形板状とするようなフランジ部54とを備えて構成されている。本体部53は、軸方向を略前後方向に沿わせた後端側の外周に複数のガス吐出口53aを配設させて構成され、フランジ部54には、四隅に取付孔54aが貫通されている。インフレーター52は、ガス吐出口53a側を後方側に配置させて、本体部53を、ケース41の取付壁部42の貫通孔42aに、前方側から後方側に貫通するように、挿通させて配設し、そして、リテーナ56の各ボルト57を各取付孔54aに挿通させつつ、フランジ部54を、ケース41の取付壁部42の前面側に当接させ、各ボルト57にナット58を締結することにより、ケース41の取付壁部42に取付固定されている。
なお、リテーナ56は、インフレーター52とエアバッグ30とをケース41の取付壁部42に取り付けるためのものであり、板金製としており、中央に、インフレーター52の本体部53を挿通可能な円形の開口とした挿通孔56aを設けた四角環状として、四隅に、前方側に突出するボルト57を配設させて構成されている。各ボルト57は、エアバッグ30の後述する貫通孔62b、貫通孔77b、ケース41の取付壁部42の取付孔42b、及び、インフレーター52のフランジ部54の取付孔54aを貫通して、ナット58を締結されることにより、インフレーター52のフランジ部54とエアバッグ30の後述する取付部62cとを、ケース41の取付壁部42に取付固定している。
エアバッグ30は、図3に示すように、膨張完了状態で運転者Dの上半身を受け止める本体膨張部60と、本体膨張部60の下方に向けて垂下し運転者Dの膝部KL,KRを受け止める下膨張部83と、本体膨張部60内に配設された整流布75と、を備えている。
本体膨張部60は、図3〜6に示すように、膨張完了形状として略直方体形状を成している。詳しくは、大きな略長方形の後壁部64から前方の小さな略長方形の前壁部62側に狭まるような略四角錘台形状を成している。後壁部64と前壁部62との外周縁相互を連結する周壁部66は、略四角筒形状として、略長方形状の後壁部64の外周縁における上下左右の縁64eu,64ed,64el,64erから前方に延びる上壁部67、下壁部68、左側壁部69、及び、右側壁部70を備えて構成されている。すなわち、上壁部67は、後壁部64と前壁部62の上縁64eu,62eu相互を連結するように配設され、下壁部68は、後壁部64と前壁部62の下縁64ed,62ed相互を連結するように配設され、左側壁部69は、後壁部64と前壁部62の左縁64el,62el相互を連結するように配設され、右側壁部70は、後壁部64と前壁部62の右縁64er,62er相互を連結するように配設されている。そして、上壁部67、下壁部68、左側壁部69、及び、右側壁部70の各外面から構成される本体膨張部60の周面が、それぞれ上下左右の各方向を向くように車両に取り付けられる。
略長方形の前壁部62は、膨張用ガスGを流入させるために円形に開口した流入開口62aを備えるとともに、流入開口62aの周縁に、リテーナ56の各ボルト57を貫通させる貫通孔62bを配設させている。流入開口62aの周縁の貫通孔62bを配設させた部位は、収納部位としてのケース41の取付座42cに取り付けられる取付部62cを構成している。
そして、取付部62cは、前壁部62の左右方向の中央部位であるものの、前壁部62の上下方向の中間部位より下方側、本実施形態の場合、前壁部62の下方側における略1/3のエリアに配設されている。さらに詳しく述べれば、前壁部62の下縁62edが、四角環状のリテーナ56により押さえられる取付部62cの下辺62cdと一致するように、配設されている。
また、取付部62cには、耐熱性を高めるために、補強布73が配設されている。
下壁部68は、膨張完了状態で、少なくとも後部側が運転者Dの大腿部FL,FRの上面と接触するように構成されている。また下壁部68の前壁部62寄りの位置には、後述する下膨張部83へ膨張用ガスGを供給するための連通開口74a,74bが長円形状に形成されている。
略長方形の後壁部64は、運転者Dの顎Jより下の腹部B及び胸部Cを受け止める拘束部64aを構成するものであり、本体膨張部60の膨張完了時、中央部位を後方側へ若干膨らませるものの、前壁部62と略前後方向で対向し、かつ、前壁部62と略平行に配設される構成としている。
そして、後壁部64の下壁部68側の下縁64edから上壁部67側の上縁64euまでの長さ寸法BTは、前壁部62の下壁部68側の下縁62edから上壁部67側の上縁62euまでの長さ寸法FTより、長くしている(図6参照)。
本実施形態の場合、本体膨張部60の膨張完了時における後壁部64の長さ寸法BTは、約350mm、前壁部62の長さ寸法FTは、約250mmとしている。さらに、本体膨張部60の前後方向の長さ寸法L0は、約400mmとしている。
また、後壁部64と前壁部62の左右方向の幅寸法BW,FWは、約300mmとしている(図4参照)。
そしてまた、車両搭載状態での本体膨張部60の膨張完了時には、本体膨張部60の最も膨らんだ部位での左右方向の幅寸法W0は、約350mmとして、ハンドル11の左右のグリップ部13L,13R間の幅寸法W1の約450mmより、狭く小さくしている(図4,11参照)。
さらに、少なくとも後壁部64の運転者Dの受け止め時に、上壁部67が、ハンドル11における左右のグリップ部13L,13R間の部位に当接させて支持可能な寸法に、設定されている。すなわち、上壁部67の前側上面67aが、ハンドル11の中央部14や左側部12Lや右側部12Rのグリップ部13L,13R近傍部位の後面側から下面側にわたるエリア、或いは、中央部14から下方に延びる中央軸部17の後面17a等の支持面11bに、当接支持されるように、本体膨張部60の前端部60a側が、その高さ寸法を設定されている。
また、本体膨張部60内には、膨張完了時の左側壁部69と右側壁部70とを相互に連結するテザー72が、配設されている。テザー72は、幅方向を前後方向に沿わせた帯状として、二枚のテザー用布72a,72aから構成され、各テザー用布72aの左側壁部69や右側壁部70に縫合させた外縁72b,72bから離れた内縁72c,72c相互を縫合して、形成されている。このテザー72により、車両搭載状態での膨張完了時、本体膨張部60は、最も膨らんだ部位での左右方向の幅寸法W0を、ハンドル11の左右のグリップ部13L,13R間の幅寸法W1(図11参照)より、安定して、狭く構成されている。なお、このように構成された本体膨張部60の容積(容量)は約50リットルである。
また、本体膨張部60内には、インフレーター52からの膨張用ガスGを本体膨張部60と後述する下膨張部83の2方向に分配する整流布75が配設されている。整流布75は、長方形板状の基布の前後両端を相互に縫合したもので、図7に示すように、全体形状が左右方向に延びる略円筒形状をなした周壁76を備えている。周壁76の左右方向の中央には、本体膨張部60の流入開口62aと同じ円形状に開口された流入開口77aが形成され、流入開口77aの周縁には、リテーナ56の各ボルト57を貫通させる貫通孔77bが配設されている。周壁76の左右方向の両端には本体膨張部60内に向けて膨張用ガスGを流出させる流出開口78a,78bが形成され、また、周壁76の下側の部位には、後述する下膨張部83の流入開口87a,87bに向けて膨張用ガスGを流出させる流出開口79a,79bが、長円形状に形成されている。
本実施形態では、インフレーター52をエアバッグ30の本体膨張部60に組み付ける際、整流布75の流入開口77aを本体膨張部60の流入開口62aと一致して配置させ、整流布75がリテーナ56を利用してインフレーター52のガス吐出口53aを覆うように配設された状態となる。そして、インフレーター52から吐出された膨張用ガスGは、整流布75の筒状の周壁76の内側を流通してそれぞれ流出開口78a,78b,79a,79bより流出する。
下膨張部83は、図3に示すように本体膨張部60の前部側で、前壁部62寄りの下方に位置し、その膨張完了形状は、本体膨張部60よりも前後方向の厚みが薄い薄板状を成している。この下膨張部83は、長方形板状の基布が前後に折曲げられてそれぞれ前壁部84と後壁部85とを構成し、折曲げ部が上側に位置して上壁部86を構成している。下膨張部83の左右の端部及び下側の端部においては、前壁部84と後壁部85とが相互に縫合されて、下膨張部83は袋状に形成されている。そして下膨張部83の上壁部86には、整流布75からの膨張用ガスGを内部に流入させるための流入開口87a,87b(図8参照)が長円形状で形成されている。
膨張完了時において、下膨張部83の左右方向(車幅方向)長さは、下膨張部83が連結されている本体膨張部60の左側壁部69及び右側壁部の70よりもそれぞれ左右方向の外側に約50mm長くなるように形成されている。このように構成された下膨張部83の左右方向長さW2(図4参照)は、図11に示すように、車両搭載状態でレッグシールド20の左右方向(車幅方向)長さW3よりも長くなっており、下膨張部83はレッグシールド20の左右方向の一端部20aと、レッグシールド20の左右方向の他端部20bと、に達する左右方向長さとされている。このように構成された下膨張部83の容積(容量)は約10リットルである。なお、下膨張部83において、前後方向の厚みを規制するため、内部に前壁部84と後壁部85とを連結するテザーを配設することも可能である。
以上のように構成された整流布75、本体膨張部60及び下膨張部83は、図8に示すように整流布75の下側に形成された流出開口79a,79b、本体膨張部60に形成された連通開口74a,74b及び下膨張部83の流入開口87a,87bの位置を一致させた状態で重ね合わせられ、これら開口の周縁部が共縫いされている。そして、インフレーター52から吐出された膨張用ガスGの一部は、整流布75の流出開口79a,79b、本体膨張部60の連通開口74a,74bを介して流入開口87a,87bから下膨張部83の内部に流入する。
なお、エアバッグ30を構成する本体膨張部60、下膨張部83、テザー用布72a、整流布75は何れもポリアミドやポリエステル等の糸を平織り等して織成した所定形状のエアバッグ用基布から構成されている。
次に、本実施形態のエアバッグ装置40の車両への搭載について説明する。まず、リテーナ56を、ボルト57を貫通孔62bから突出させるようにしてエアバッグ30の本体膨張部60内、詳しくは整流布75内に収納させる。そして、エアバッグ30をケース41内に収納可能に折り畳み、折り畳まれたエアバッグ30の周囲を、折り崩れしないように、破断可能な図示しないラッピングシートによりくるんでおく。本例では、本体膨張部60と下膨張部83とがそれぞれ異なる方向に展開膨張できるように、本体膨張部60と下膨張部83とで折り形状を異ならせている。
そして、折り畳まれたエアバッグ30は、各ボルト57をケース41の取付孔42bに貫通させて、ケース41内に収納する。さらに、インフレーター52の本体部53を、ケース41の貫通孔42a、リテーナ56の挿通孔56a、及び、本体膨張部60の流入開口62a、整流布75の流入開口77aを経て、本体膨張部60内に、詳しくは整流布75内に挿入するとともに、インフレーター52の各取付孔54aにリテーナ56のボルト57を貫通させ、各ボルト57にナット58を締結すれば、ケース41の取付壁部42の取付座42cに、インフレーター52とエアバッグ30を取付固定することができる。
その後、エアバッグカバー46の側壁部50をケース41の周壁部43の外周側に被せ、ケース41の各係止爪44を対応するエアバッグカバー46の係止孔50aに挿入させて、ケース41の各係止爪44にエアバッグカバー46の側壁部50を係止させ、さらに、リベット51を所定の貫通孔43a,50bに挿入させて、側壁部50と周壁部43とを締結すれば、エアバッグ装置40を組み立てることができる。
このように組み立てたエアバッグ装置40は、インフレーター52に対し、所定の制御回路から延びる作動信号用の入力線を接続しつつ、ナット45aに締結するボルト8を利用して、ケース41のブラケット部45を取付ブラケット7に対して取り付ければ、スクータ1に搭載することができる。
エアバッグ装置40を搭載したスクータ1が、走行中に他の車両等の障害物に衝突して、運転者Dがシート23上で前方移動しようとしても、エアバッグ装置40が作動されて、運転者Dを保護することができる。すなわち、図9のA,Bや図10のA,Bに示すように、インフレーター52が作動して、ガス吐出口53a(図2参照)から膨張用ガスGが吐出されると、エアバッグ30が、膨張用ガスGにより膨張し、エアバッグカバー46の扉部48U,48Dを押し開き、ハンドル11の下方からエアバッグ30が展開膨張する。
本実施形態では、インフレーター52が作動して、ガス吐出口53aから膨張用ガスGが吐出されると、まず整流布75が膨張する。そして、整流布75内部を流通した膨張用ガスGは流出開口78a,78b,79a,79bから整流布75の外に流出する。下膨張部83は、整流布75の流出開口79a,79bから流出した下向きの膨張用ガスGが内部に流入すると、図9のAに示すように下方側へ膨張展開する。そして、図9のBに示すように下方側の運転者Dの膝前空間において下膨張部83の後壁部85が運転者Dの膝部KL,KRに正対する。これにより前進移動する運転者Dの膝部KL,KRは、下膨張部83の後壁部85により受け止められて保護される。
本実施形態では、本体膨張部60の容積が約50リットルであるのに対し、下膨張83の容積が約10リットルであるため、本体膨張部60よりも少ないガス量で下膨張部83を膨張完了状態とすることができる。そして、整流布75により分配された膨張用ガスGの一部を流入開口87a,87bを通じて適量、下膨張部83の内部に導入することで、下膨張部83が本体膨張部60よりも先に受け止め可能に展開膨張するように構成されている。本実施形態によれば、図9のBに示すようにまだ展開途中にある本体膨張部60に優先して下膨張部83が受け止め可能状態となるため、レッグシールド20と膝部KL,KRとが近接している場合であっても、速やかに膝前空間において保護用のエアバッグ(下膨張部)83を展開膨張させて、運転者Dの膝部KL,KRを保護することができる。
そして、図11のBに示すように、下膨張部83は、受け止め可能状態で運転者Dの左右の脚の前方を覆うレッグシールド20の車幅方向の一端部20aと他端部20bとに達する車幅方向長さを有し、レッグシールド20の後面20cを覆うように構成されているため、レッグシールド20の略全幅領域から反力を受けることができ、図12で示すように、レッグシールド20と対向する位置にある運転者Dの左右の膝部KL,KRを広い範囲で良好に保護することができる。
一方、本体膨張部60は、整流布75の流出開口78a,78bから流出した膨張用ガスGにより後方側へ展開膨張する。本実施形態の本体膨張部60は、折畳工程において、後壁部64に折目91を付けて上下に二つ折りし、そして、後壁部64側を上壁部67側でロール折りしている。そのため、エアバッグ60の展開膨張の初期時、図9のA,Bに示すように、ロール折りを解くように、後壁部64側が、シート23との干渉を抑制可能に、ケース41から斜め後上方向に展開し、そして、図10のA,Bに示すように、上下に二つ折りされていた後壁部64が、折目91を解消して、迅速に略鉛直面に沿って展開する。このとき、本体膨張部60の底面(下壁部68)は略平面形状であるため、本体膨張部60と前方移動する運転者Dの下半身との干渉が抑制され、本体膨張部60は円滑に展開膨張を行うことができる。
そして、後壁部64を運転者Dの顎Jの下における胸部Cと腹部Bとに正対し、前進移動する運転者Dは、本体膨張部60の拘束部64aとしての後壁部64に、腹部Bと胸部Cとが受け止められて、障害物と接触することなく、保護される。
膨張完了時の本体膨張部60は、後壁部64が、略鉛直面に沿った前壁部62と略前後方向で対向し、かつ、前壁部62と略平行として配設されており、後壁部64が、前方移動する運転者Dの腹部Bと胸部Cとを受け止めて前方移動しようとする際、後壁部64と略前後方向で対向し、かつ、後壁部64と略平行な略鉛直面に沿って配設される前壁部62が、収納部位としてのケース41の取付壁部42やケース41の周囲のハンドルカバー18等の車体側部位2に支持されて、本体膨張部60は、直ちに、それらのケース41の取付壁部42やケース41の周囲のハンドルカバー18等の車体側部位2からの反力を受けて、運転者Dを的確に受け止めて保護することができる。
また、膨張用ガスGを流入させるための流入開口62aの周縁の取付部62cが、前壁部62の上下方向の中間部位より下方側に配設されており、本体膨張部60が、膨張用ガスGを流入させて展開膨張する際、斜め上方向の後方側へ向かって展開膨張する(図9のA,Bや図10のA参照)。そのため、本体膨張部60は、展開膨張の初期時、シート23と干渉せずに、前方移動する運転者Dの胸部Cから腹部Bにかけて、迅速に受け止めることができる。
さらに、膨張用ガスGを流入させるための流入開口62aの周縁の取付部62cが、前壁部62の上下方向の中間部位より下方側に配設されていれば、後壁部64が運転者Dを受け止めて本体膨張部60が、取付部62cを支点として、後壁部64を斜め上前方向にローリングしようとしても、前壁部62の取付部62cより上方側の上側部位62dのエリアが広く、その広い面積の上側部位62dが、ケース41の取付壁部42やその上方側のハンドルカバー18等の車体側部位2に支持されて、ローリングを防止でき、本体膨張部60は、安定して、運転者Dを受け止めて保護することができる。
更に、本実施形態では、本体膨張部60の少なくとも後部側の下壁部68が、運転者Dの大腿部FL,FRの上面と接触するように構成されている。このため本実施形態では、運転者Dの下半身が、膝部KL,KRを受け止める下膨張部83とともに、大腿部FL,FRに対して下向きの押圧力を作用させる本体膨張部60の下壁部68で拘束され、その結果、運転者Dの斜め上前方向に回転する動きを抑制することができる。
そして、本実施形態の本体膨張部60では、膨張完了時、ハンドル11の左右のグリップ部13L,13Rより左右方向の幅寸法W0を狭くするとともに、少なくとも後壁部64の運転者Dの受け止め時に、上壁部67を、ハンドル11における左右のグリップ部13L,13R間の部位に当接させて支持可能な寸法に、上壁部67の前側上面67aが設定されている(図4,11参照)。
そのため、本実施形態では、エアバッグ60の膨張完了時、ハンドル11のグリップ部13L,13Rを握る運転者Dの左右の腕AL,ARにエアバッグ60が干渉せず、運転者Dのハンドル11を握る姿勢を安定させることができる。また、後壁部64が運転者Dを受け止める際、後壁部64が運転者Dを受け止めて、エアバッグ60が、取付部62cを支点として、後壁部64を斜め上前方向にローリングしようとしても(図13の二点鎖線から実線参照)、ハンドル11が上壁部67に強く当接して支持でき、エアバッグ60のローリングが防止されることから、エアバッグ60は、安定して、運転者Dを受け止めて保護することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。例えば上記実施形態では本体膨張部と下膨張部とをそれぞれ別体の基布を用いて形成したが、本体膨張部と下膨張部とを共通の基布を用いて形成し、本体膨張部の前壁部と下膨張部の前壁部とを連続した面で構成することも可能である。
また、上記実施形態は整流布を備えたものであるが、エアバッグの折り畳み形状を本体膨張部と下膨張部とで異ならせたり、またインフレーターのガス吐出口を本体膨張部向けと下膨張部向けの2箇所設けたりすることにより、整流布を備えていない構成とすることも可能である。
また、本発明のエアバッグ装置は、シートの前方における左右に延びるグリップ部を有したハンドルの中央部の直下付近に、エアバッグ装置を配設可能であり、さらに、後方側への展開膨張時に、後壁部が運転者の顎下の腹部と胸部とを受け止め可能であれば、上記二輪車両のほか、他の鞍乗型車両に適用することも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である
1…スクータ(鞍乗型車両)、11…ハンドル、20…レッグシールド、20c…後面、23…シート、30…エアバッグ、40…エアバッグ装置、41…ケース(収納部位)、52…インフレーター、60…本体膨張部、64…後壁部(後面)、68…下壁部(底面)、75…整流布、83…下膨張部、FL,FR…大腿部、G…膨張用ガス、KL,KR…膝部、D…運転者

Claims (4)

  1. シートの前方側におけるハンドルの下方位置に配置された収納部位に、折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、前記収納部位から展開膨張する構成のエアバッグと、
    該エアバッグに前記膨張用ガスを供給可能なインフレーターと、を備え、
    前記エアバッグが、
    前記インフレーターと接続され、膨張完了形状で周面を構成する4つの面がそれぞれ上下左右の各方向を向いた略直方体形状を成して、後面にて運転者の上半身を受け止める本体膨張部と、
    該本体膨張部の前部側で、且つ該本体膨張部の底面よりも下方に位置し、膨張完了形状で該本体膨張部よりも前後方向の厚みが薄い薄板状を成して前記運転者の膝部を受け止める下膨張部と、を備え、
    該下膨張部が前記本体膨張部よりも先に受け止め可能に展開膨張するように構成されていることを特徴とする鞍乗型車両用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグが、前記インフレーターからの膨張用ガスを前記本体膨張部と前記下膨張部の2方向に向けて流出させる整流布を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用エアバッグ装置。
  3. 前記本体膨張部の少なくとも後部側の底面が、膨張完了状態で前記運転者の大腿部の上面に接触するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用エアバッグ装置。
  4. 前記下膨張部が、前記運転者の左右の脚の前方を覆うレッグシールドの車幅方向長さに対応した長さを有し、該レッグシールドの後面を覆うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用エアバッグ装置。
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