JP2018089726A - コルゲートチューブの位置決め部材、位置決め装置、および切断装置 - Google Patents

コルゲートチューブの位置決め部材、位置決め装置、および切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】位置決め部材の軸方向における位置調整を簡易に行うことが可能であり、且つ位置決め部材を装置に対して簡易に着脱することができる技術を提供することを目的とする。【解決手段】コルゲートチューブの位置決め部材が、環状凹部に先端部分を当接することでコルゲートチューブを位置決めする係止部と、軸方向に沿った一定位置で装置の保持部に磁力によって吸着保持される被保持部と、係止部と被保持部との相対的な位置関係を軸方向に沿って調整する調整部と、を備える。このため、ピッチが異なるコルゲートチューブに変更したとしても、ピッチの変化量に応じて係止部の位置を調整することで、位置決め部材の軸方向における位置調整を簡易に行うことができる。また、磁力を用いた保持態様であるので、径が異なるコルゲートチューブに変更する際などに、作業者が位置決め部材を装置に対して簡易に着脱することができる。【選択図】図6

Description

この発明は、コルゲートチューブの位置決め部材、この部材を用いた位置決め装置、およびこの部材を用いた切断装置に関する。
環状凸部と環状凹部とが軸方向に沿って交互に連続するコルゲートチューブを該軸方向に沿って移動させて位置決めした状態で、該コルゲートチューブを軸方向と直交する面に沿って切断する装置が知られている。
例えば、特許文献1には、連続する2つの環状凹部に一対の刃ガイドを挿入してコルゲートチューブを位置決めし、該2つの環状凹部の中央に位置する環状凸部を一対の刃ガイドに挟まれた円形刃で切断する技術が開示されている。
特開2010−23125号公報
コルゲートチューブの切断装置では、通常、切断対象となるコルゲートチューブの凹凸ピッチを変更する際に、コルゲートチューブの位置決め部材の軸方向における位置を調整する。また、切断対象となるコルゲートチューブの径を変更する際に、コルゲートチューブの位置決め部材を変更後のコルゲートチューブの径に応じて交換する。これにより、ピッチや径を変更した後のコルゲートチューブに対しても高精度に位置決めを行うことができる。
しかしながら、このような位置決め部材の位置調整および交換は装置の使用者にとって手間であり、交換期間は装置の非稼働期間となる。このため、位置決め部材の軸方向における位置調整を簡易に行えることが望まれる。また、位置決め部材の交換をする際には位置決め部材を装置に対して簡易に着脱できることが望まれる。
そこで、本発明は、位置決め部材の軸方向における位置調整を簡易に行うことが可能であり、且つ位置決め部材を装置に対して簡易に着脱することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様にかかるコルゲートチューブの位置決め部材は、環状凸部と環状凹部とが軸方向に沿って交互に連続するコルゲートチューブを加工する装置に対して着脱可能な、前記コルゲートチューブの位置決め部材であって、前記環状凹部に先端部分を当接することで前記コルゲートチューブを位置決めする係止部と、前記軸方向に沿った一定位置で、前記装置の保持部に磁力によって吸着保持される被保持部と、前記係止部と前記被保持部との相対的な位置関係を前記軸方向に沿って調整する調整部と、を備える。
第2の態様にかかるコルゲートチューブの位置決め部材は、第1の態様にかかるコルゲートチューブの位置決め部材であって、前記係止部が基部に固設されており、前記基部にネジ孔が形成されており、該ネジ孔に対して前記軸方向に沿って進退可能にネジが螺合しており、前記ネジの先端部が、前記軸方向に沿った一定位置で、前記装置の保持部に磁力によって吸着保持される前記被保持部であり、前記ネジと前記ネジ孔との螺合構造が、前記係止部と前記被保持部との相対的な位置関係を前記軸方向に沿って調整する調整部である。
第3の態様にかかる位置決め装置は、前記コルゲートチューブをその軸方向に沿って送出する送出部と、第1または第2の態様にかかる位置決め部材であって、前記軸方向に直交する直交方向の一方側に配される第1位置決め部材と、磁力によって前記第1位置決め部材を吸着保持する第1保持部と、前記第1位置決め部材の前記係止部が前記環状凹部に当接する第1当接位置と該係止部が前記環状凹部から離間した第1離間位置との間で、前記第1保持部および該第1保持部に保持される前記第1位置決め部材を移動させる第1移動部と、第1または第2の態様にかかる位置決め部材であって、前記直交方向の他方側に配される第2位置決め部材と、磁力によって前記第2位置決め部材を吸着保持する第2保持部と、前記第2位置決め部材の前記係止部が前記環状凹部に当接する第2当接位置と該係止部が前記環状凹部から離間した第2離間位置との間で、前記第2保持部および該第2保持部に保持される前記第2位置決め部材を移動させる第2移動部と、を備える。
第4の態様にかかる位置決め装置は、第3の態様にかかる位置決め装置であって、前記第1保持部は、該第1保持部に対する前記第1位置決め部材の可動方向を前記軸方向のみに規制する第1規制部を有し、前記第2保持部は、該第2保持部に対する前記第2位置決め部材の可動方向を前記軸方向のみに規制する第2規制部を有する。
第5の態様にかかる切断装置は、第3または第4の態様にかかる位置決め装置と、前記第1位置決め部材が前記第1当接位置に位置し、前記第2位置決め部材が前記第2当接位置に位置する状態で、前記コルゲートチューブを前記軸方向に直交する面に沿って切断する切断部と、を備える。
第6の態様にかかる切断装置は、第5の態様にかかる切断装置であって、前記第1当接位置に位置する前記第1位置決め部材の係止部と、前記第2当接位置に位置する前記第2位置決め部材の係止部とは、同一の前記環状凹部に対して前記直交方向の両側から当接し、前記切断部は、前記第1位置決め部材の係止部および前記第2位置決め部材の係止部によって当接された前記環状凹部に隣接する環状凸部を切断する。
第7の態様にかかる切断装置は、第5または第6の態様にかかる切断装置であって、前記第1位置決め部材、前記第2位置決め部材、および前記切断部の刃が、装置に対して個別に着脱可能である。
第1〜第7の態様によると、装置の保持部から軸方向に沿って所定の位置に位置決め部材の係止部を配することができる。このため、ピッチが異なるコルゲートチューブに変更したとしても、ピッチの変化量に応じて係止部の位置を調整することで、位置決め部材の軸方向における位置調整を簡易に行うことができる。
また、第1〜第7の態様によると、位置決め部材の被保持部が装置の保持部に磁力によって吸着保持される。このように磁力を用いた保持態様であるので、径が異なるコルゲートチューブに変更する際などに、作業者が位置決め部材を装置に対して簡易に着脱することができる。
第2の態様によると、係止部が固設された基部に螺合するネジを進退させるという簡易な構造で、係止部と被保持部との相対的な位置関係を調整することができる。
第3の態様によると、第1位置決め部材および第2位置決め部材を用いて軸方向に直交する方向の両側からコルゲートチューブを挟むことで、該コルゲートチューブを高精度に位置決めすることができる。
第4の態様によると、第1規制部が第1保持部に対する第1位置決め部材の可動方向を軸方向のみに規制し、第2規制部が第2保持部に対する第2位置決め部材の可動方向を軸方向のみに規制する。このため、第1位置決め部材および第2位置決め部材が軸方向に直交する直交方向からコルゲートチューブに当接したとしても、第1位置決め部材および第2位置決め部材がこの直交方向にずれる(ひいては、コルゲートチューブの位置がずれる)ことが抑制される。
第5の態様によると、第1位置決め部材および第2位置決め部材を用いて軸方向に直交する方向の両側からコルゲートチューブを挟んだ状態で、該コルゲートチューブを軸方向に直交する面に沿って切断することができる。このように両側から位置決めされたコルゲートチューブを切断するため、高い位置精度でコルゲートチューブを切断することができる。
第6の態様によると、第1位置決め部材の係止部および第2位置決め部材の係止部は、同一の環状凹部に対して軸方向に直交する方向の両側から当接する。このため、位置決めの際にコルゲートチューブが湾曲することを抑制できる。また、位置決めされた環状凹部に隣接する環状凸部を切断するため、高い位置精度でコルゲートチューブを切断することができる。
第7の態様によると、第1位置決め部材、第2位置決め部材、および切断部の刃が、装置に対して個別に着脱可能である。このため、作業者が交換の必要な部材(例えば、第1位置決め部材等)を選択し、該交換の必要な部材のみを装置に対して簡易に着脱することができる。
切断対象となるコルゲートチューブを示す平面図である。 コルゲートチューブの切断装置を示す側面図である。 位置検出部、位置決め部、および切断部の周辺構成を示す斜視図である。 位置検出部によってコルゲートチューブの凹凸位置を検出する様子を示す斜視図である。 位置決め部およびコルゲートチューブを示す側面図である。 第2位置決め部材を示す斜視図である。 第2保持部を示す斜視図である。 第2保持部が第2位置決め部材を保持した状態を示す斜視図である。 台部および規制部のYZ断面図である。 コルゲートチューブに対する各処理の流れを示す図である。 処理過程における切断箇所周辺を受光部側から視た概略側面図である。 処理過程における切断箇所周辺を受光部側から視た概略側面図である。 処理過程における切断箇所周辺を受光部側から視た概略側面図である。 処理過程における切断箇所周辺を受光部側から視た概略側面図である。 処理過程における切断箇所周辺を受光部側から視た概略側面図である。
{実施形態}
<装置構成>
以下、実施形態に係るコルゲートチューブの切断装置1について説明する。
図1は、切断対象となるコルゲートチューブ10を示す平面図である。図1および以降の各図では、方向関係を明確にする目的で、Z軸を鉛直方向の軸としXY平面を水平面とするXYZ直交座標軸が適宜付されている。以下の説明で、単に上下と表現する場合、上とは+Z側を意味し、下とは−Z側を意味する。
コルゲートチューブ10は、樹脂等で形成される部材であり、長尺管状に形成されている。このコルゲートチューブ10は、その周方向に沿って突状に形成された環状凸部12と同周方向に沿って凹溝状に形成された環状凹部14とを軸方向に沿って交互に連続して有している。このように、コルゲートチューブ10は、径方向に屈曲容易な形状となっている。
コルゲートチューブ10を電線等(例えば、ワイヤーハーネス等)の保護部材として使用する場合、コルゲートチューブ10は、対象となる電線等の長さ等に応じて所定の長さに切断される。この際、電線等に対する傷を抑制するためには、図1の矢符Aに示すように、コルゲートチューブ10を環状凸部12で切断することが好ましい。環状凸部12で切断すればコルゲートチューブ10の開口面積が大きくなり、コルゲートチューブ10内に挿通された電線等がコルゲートチューブ10の開口端に接触して傷つく、といった事態を抑制できるからである。
本実施形態で説明するコルゲートチューブ10の切断装置1は、コルゲートチューブ10を環状凸部12で自動的に切断する装置である。
図2は、コルゲートチューブ10の切断装置1を示す側面図である。図3は、位置検出部50、位置決め部70、および切断部80の周辺構成を示す斜視図である。なお、図3では、各部の構成を示す目的で、コルゲートチューブ10およびガイド部60の図示が省略されている。
この切断装置1は、主として、コルゲートチューブ10を送り出す送出部30と、送り出されたコルゲートチューブ10を経路Pに沿って案内するガイド部60と、光学的にコルゲートチューブ10の位置を検出する位置検出部50と、送り出されたコルゲートチューブ10の位置決めを行う位置決め部70と、位置決めされたコルゲートチューブ10の環状凸部12で切断する切断部80と、各部を制御する制御部9と、を備える。
ここで、経路Pは、送出部30から送り出されたコルゲートチューブ10が切断部80に向かって移動する経路である。経路Pは、コルゲートチューブ10の軸方向(+X方向)の経路として設定されている。
送出部30は、図示しないチューブ供給部より供給されるコルゲートチューブ10を連続的に送出し可能に構成されている。チューブ供給部は、例えば、切断前の長尺状のコルゲートチューブ10を巻回等して収容したものであり、コルゲートチューブ10を連続的に供給できるように構成されている。
送出部30は、経路Pの上方に設けられたベルト機構31と、経路Pの下方に設けられたベルト機構32と、を備える。一対のベルト機構31、32は、経路Pを挟んで上下に対向して設けられている。
ベルト機構31は、経路Pの上流側に設けられた送出ローラ311と、経路Pの下流側に設けられた送出ローラ312と、一対の送出ローラ311、312に巻き掛けられた送出ベルト313と、駆動部314と、を有している。
ベルト機構32は、経路Pの上流側に設けられた送出ローラ321と、経路Pの下流側に設けられた送出ローラ322と、一対の送出ローラ321、322に巻き掛けられた送出ベルト323と、一対の送出ローラ321、322を回転させて図示反時計回りに回転させて送出ベルト323を無端搬送させる駆動部324と、を有している。
駆動部314は、例えば、モータ(ステッピングモータ、もしくはサーボモータ等の回転量の制御が可能なモータ)と、モータの回転駆動力を送出ローラ311、312に伝達する機構(具体的には、例えば、モータの回転軸に取り付けられたプーリおよび送出ローラ311の回転軸に取り付けられたプーリとの間に巻掛されたベルト)と、を備える。
駆動部324は、例えば、モータ(ステッピングモータ、もしくはサーボモータ等の回転量の制御が可能なモータ)と、モータの回転駆動力を送出ローラ321、322に伝達する機構(具体的には、例えば、モータの回転軸に取り付けられたプーリおよび送出ローラ321の回転軸に取り付けられたプーリとの間に巻掛されたベルト)と、を備える。
経路Pに沿って配されるコルゲートチューブ10は、一対のベルト機構31、32の送出ベルト313、323によって上下から挟み込まれた状態となる。この状態で駆動部314、324が同期して駆動し、送出ベルト313、323が同期して回転されると、送出ベルト313、323の間に挟み込まれたコルゲートチューブ10が経路Pに沿って送出される。
また、送出部30は、ベルト機構31の各部を一体的に昇降させる昇降機構33をさらに備える。このため、ベルト機構31を昇降させて経路Pに近づける(あるいは遠ざける)ことによって一対の送出ベルト313、323間の隙間寸法を調整することができる。この隙間寸法を経路Pに沿って送出されるコルゲートチューブ10の太さに応じたものとすることで、精度よくコルゲートチューブ10を送り出すことができる。
送出部30は、上述した構成に限られるものではなく、コルゲートチューブ10をその軸方向に沿って移動可能な種々の態様を採用しうる。
ガイド部60は、経路Pに沿って切断部80よりも上流側に位置する第1ガイド部61と、経路Pに沿って切断部80よりも下流側に位置する第2ガイド部62と、を備える。
第1ガイド部61および第2ガイド部62は、コルゲートチューブ10の軸方向に沿って伸びる筒状の筐体であり、経路Pに沿って移動するコルゲートチューブ10が通過可能な中空部分を有する。
送出部30から送り出されたコルゲートチューブ10が経路Pに沿って理想的に移動する場合、コルゲートチューブ10の外周面と第1ガイド部61および第2ガイド部62の内周面とが非接触な状態が維持される。他方、送出部30から送り出されたコルゲートチューブ10が重力等の影響で蛇行する場合、コルゲートチューブ10の外周面と第1ガイド部61および第2ガイド部62の内周面とが接触することでコルゲートチューブ10の湾曲が抑制され、コルゲートチューブ10が経路Pに沿って案内される。なお、図2では、ガイド部60内を通過するコルゲートチューブ10を点線で描いている。
図4は、位置検出部50によってコルゲートチューブ10の凹凸位置を検出する様子を示す斜視図である。
位置検出部50は、コルゲートチューブ10に向けて照射光L1を照射する照射部51と、照射部51と対向配置され照射光L1の一部を受光する受光部52と、を備える。
照射部51は、経路Pに沿って移動するコルゲートチューブ10と交差する交差方向(例えば、直交するY方向)について、一方側(−Y方向側)からコルゲートチューブ10の下方部分に向けて照射光L1を照射する。照射光L1は、例えば帯状のレーザー光で構成される。図3および図4では照射光L1が網掛けで表現されている。
受光部52は、照射光L1のうちコルゲートチューブ10を避けて通過した通過光を上記交差方向の他方側(+Y方向側)で受光する。通過光は、具体的には、照射光L1のうちコルゲートチューブ10の下方空間を通過した光と、照射光L1のうち隣り合う環状凸部12の隙間を通過した光と、を含む。なお、照射光L1のうちコルゲートチューブ10に遮られた光(例えば、コルゲートチューブ10の表面で反射した反射光)は受光部52に受光されない。
照射部51と受光部52との間にコルゲートチューブ10の環状凹部14が位置する場合、隣り合う環状凸部12の隙間を通過する光が増加し、受光部52での受光量も増加する(後述する図12を参照)。また、照射部51と受光部52との間にコルゲートチューブ10の環状凸部12が位置する場合、コルゲートチューブ10の表面で反射する反射光が増加し、受光部52での受光量が減少する(後述する図11を参照)。
このため、コルゲートチューブ10の移動に応じて、受光部52で受光される受光量も連続的に変化する。受光部52は、受光量に応じた検出信号をリアルタイムで制御部9に入力する。制御部9は、この検出信号を基に演算して、照射部51と受光部52との間に位置するコルゲートチューブ10の凹凸位置を判定する。
図5は、位置決め部70およびコルゲートチューブ10を示す側面図である。
位置決め部70は、経路Pに直交する直交方向の一方側(具体的には、+Z側)に配される第1位置決め部材71と、第1位置決め部材71を保持する第1保持部73と、第1位置決め部材71および第1保持部73を上下方向に移動させる第1移動部77と、経路Pに直交する直交方向の他方側(具体的には、−Z側)に配される第2位置決め部材72と、第2位置決め部材72を保持する第2保持部74と、第2位置決め部材72および第2保持部74を昇降移動させる第2移動部78と、を備える。
第1位置決め部材71は、環状凹部14の曲面形状に沿った先細り状の下端部分を有する係止部710を備える。第2位置決め部材72は、環状凹部14の曲面形状に沿った先細り状の上端部分を有する係止部720を備える。係止部710の下端部分および係止部720の上端部分の軸方向における厚みは、コルゲートチューブ10の該軸方向における環状凹部14の幅よりも小さい。
また、コルゲートチューブ10の軸方向について係止部710、720は同一位置であり、係止部710の下端部分と上端部分720の上端部分とは経路Pを挟んで対向している。
第1移動部77は、第1位置決め部材71の係止部710が環状凹部14に当接する第1当接位置と該係止部710が該環状凹部14から離間した第1離間位置との間で、第1保持部73および該第1保持部73に保持させる第1位置決め部材71を移動させる。図5では、離間位置に位置する第1保持部73および第1位置決め部材71が実線で示され、当接位置に位置する係止部710の下端部分が二点鎖線で示されている。
第2移動部78は、第2位置決め部材72の係止部720が環状凹部14に当接する第2当接位置と該係止部720が該環状凹部14から離間した第2離間位置との間で、第2保持部74および該第2保持部74に保持させる第2位置決め部材72を移動させる。図5では、離間位置に位置する第2保持部74および第2位置決め部材72が実線で示され、当接位置に位置する係止部720の上端部分が二点鎖線で示されている。
第1移動部77および第2移動部78は、例えば、モータの回転駆動力をラックおよびピニオン等を介して駆動力として作用させる機構、あるいは、エアシリンダ等の各種直線駆動機構等で構成される。
したがって、第1移動部77および第2移動部78を同期して駆動することで、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72を経路Pに近づけて(あるいは遠ざけて)、係止部710の下端部分と係止部720の上端部分との間の隙間寸法を調整することができる。
上記隙間寸法を環状凹部14の太さに応じたものとすることで、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72を当接位置に移動させることができる。これにより、コルゲートチューブ10が、上下方向から第1位置決め部材71および第2位置決め部材72によって挟まれて、位置決めされる。
特に、本実施形態では、コルゲートチューブ10の1つの環状凹部14に対して上下方向から第1位置決め部材71および第2位置決め部材72が当接するため、位置決めの際にコルゲートチューブ10が湾曲することを抑制できる。後述するように、送出部30による送出動作が停止され、且つコルゲートチューブ10が位置決めされた状態で、切断部80がコルゲートチューブ10を切断する。
また、上記隙間寸法を環状凹部14の太さよりも大きくすることで、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72を離間位置に移動させることができる。これにより、コルゲートチューブ10に対する第1位置決め部材71および第2位置決め部材72の位置決めが解除される。このように第1位置決め部材71および第2位置決め部材72が離間位置に位置する状態で、送出部30がコルゲートチューブ10の送出動作を行うことでコルゲートチューブ10が経路Pに沿って移動する。
また、コルゲートチューブ10の軸方向において、照射部51からコルゲートチューブ10に照射光L1が照射される照射範囲と、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72がコルゲートチューブ10に当接される当接範囲と、は重複する(後述する図11および図12を参照)。このように、コルゲートチューブ10の位置を検出するための対象箇所とコルゲートチューブ10の位置決め箇所が近接しているため、位置検出部50による検出結果を基に位置決め部70でコルゲートチューブ10を高精度に位置決めすることができる。
図6は、第2位置決め部材72を示す斜視図である。図7は、第2保持部を示す斜視図である。図8は、第2保持部74が第2位置決め部材72を保持した状態を示す斜視図である。図9は、台部721および規制部741のYZ断面図である。
以下では、図6〜図9を参照しつつ、第2位置決め部材72および第2保持部74の構成について詳細に説明する。第1位置決め部材71および第1保持部73については、第2位置決め部材72および第2保持部74と同様の構成であるので、重複説明を省略する。
第1位置決め部材71および第2位置決め部材72は、コルゲートチューブ10を加工する装置に対して着脱可能な部材であり、本実施形態では切断装置1に対して着脱される場合について説明する。なお、図6および図7では第2位置決め部材72が切断装置1から取り外された状態が示され、図8では第2位置決め部材72が切断装置1から取り付けられた状態(すなわち、第2保持部74が第2位置決め部材72を保持した状態)が示されている。
第2位置決め部材72は、主として、YZ断面が上向きの凸形状でX方向に伸びる台部721と、台部721の+X側側面に固設される係止部720と、台部721の−X側側面に固設されてYZ面に平行な板部722と、板部722においてX方向に貫通するネジ孔(図示せず)に対してX方向に沿って進退可能に螺合するネジ723と、を備える。
台部721および板部722が第2位置決め部材72の基部に相当する。また、ネジ723の先端部723aは、X方向に沿った一定位置で第2保持部74に磁力によって吸着保持される被保持部に相当する。
ネジ723を+X方向に螺進させることにより、X方向において係止部720と先端部723aとが近づく。他方、ネジ723を−X方向に螺進させることにより、X方向において係止部720と先端部723aとが遠ざかる。このように、ネジ723とネジ孔との螺合構造が、係止部720と先端部723aとの相対的な位置関係をX方向に沿って調整する調整部に相当する。なお、図6では、ある位置におけるネジ723が実線で示され、この位置よりも+X方向に螺進されたネジ723の先端側が二点鎖線で示されている。
第2保持部74は、主として、第2移動部78によって昇降移動される台部740と、台部740の上面に固設されて第2保持部74に対する第2位置決め部材72の可動方向をX方向のみに規制する規制部741と、台部740の−X側側面に固設されてネジ723の先端部723aを磁力によって吸着保持する磁石742と、を備える。
規制部741はY方向に離間して対向配置された2つの部材を備える。該2つの部材は、上下を逆さにしたL字形状であり、L字の短辺が互いに向き合うように配置される。これにより、規制部741の2つの部材に挟まれた中空空間741aは、YZ断面が上向きの凸形状となる。この中空空間741aが台部721の外形よりも若干大きくなるように規制部741の2つの部材が配置されており、台部721はこの中空空間741aをX方向に挿通可能である。
台部721がこの中空空間741aに挿通した挿通状態では、台部721の±Y側側面は規制部741の2つの部材に挟まれており、台部721がY方向について可動不能となる。また、この挿通状態では、台部721の±Y側に張り出した張出部721aの±Z側側面は台部740および規制部741の2つの部材におけるL字の短辺部分に挟まれており、台部721がZ方向について可動不能となる。このように、挿通状態では、台部721(ひいては、台部721と一体的に構成される第2位置決め部材72)の可動方向が第2保持部74に対してX方向のみに制限される(図8、図9を参照)。なお、台部721の±Y側側面と規制部741の2つの部材との間には、台部721がX方向に移動可能な程度の隙間があってもよい。同様に、張出部721aの±Z側側面と台部740および規制部741の2つの部材におけるL字の短辺部分との間には、台部721がX方向に移動可能な程度の隙間があってもよい。
また、第2位置決め部材72を第2保持部74に取付ける際には、中空空間741aの−X側開口から台部721の+X側側面を挿入して上記挿通状態にした後、第2位置決め部材72を第2保持部74に対して+X方向に摺動させる。そして、所定距離だけこの摺動を続けると、第2位置決め部材72のネジ723の先端部723aが第2保持部74の磁石742に接触する。これにより、第2位置決め部材72の+X方向への可動が制限される。また、磁石742の磁力によって先端部723aが吸着保持される。これにより、第2位置決め部材72の−X方向への可動が制限される。このように、第2位置決め部材72の可動方向が第2保持部74に対してX方向についても固定され、第2位置決め部材72が第2保持部74に対して取り付けられた状態となる。切断装置1の非稼働期間(例えば、メンテナンス期間)に第2位置決め部材72が第2保持部74に取付けられ、切断装置1の稼働期間中はこの取付け状態が維持される。
ここまで、第2位置決め部材72の構成について図6〜図9を参照しつつ説明したが、第1位置決め部材71についても同様である。すなわち、第1位置決め部材71は、主として、YZ断面が上向きの凸形状でX方向に伸びる台部711と、台部711の−X側側面に固設される係止部710と、台部711の+X側側面に固設されてYZ面に平行な板部712と、板部712においてX方向に貫通するネジ孔(図示せず)に対してX方向に沿って進退可能に螺合するネジ713と、を備える。台部711および板部712が第1位置決め部材71の基部に相当する。また、ネジ713の先端部713aは、X方向に沿った一定位置で第1保持部73に磁力によって吸着保持される被保持部に相当する。そして、ネジ713とネジ孔との螺合構造が、係止部710と先端部713aとの相対的な位置関係をX方向に沿って調整する調整部に相当する。第1保持部73は、主として、第1移動部77によって昇降移動される台部730と、台部730の上面に固設されて第1保持部73に対する第1位置決め部材71の可動方向をX方向のみに規制する規制部731と、台部730の+X側側面に固設されてネジ713の先端部713aを磁力によって吸着保持する磁石732と、を備える。台部711が規制部731の中空空間に挿通した挿通状態では、台部711(ひいては、台部711と一体的に構成される第1位置決め部材71)の可動方向が第1保持部73に対してX方向のみに制限される。また、第1位置決め部材71を第1保持部73に取付ける際には、規制部731の中空空間の+X側開口から台部711の−X側側面を挿入して上記挿通状態にした後、第1位置決め部材71を第1保持部73に対して−X方向に摺動させる。そして、所定距離だけこの摺動を続けると、第1位置決め部材71のネジ713の先端部713aが第1保持部73の磁石732に接触する。これにより、第1位置決め部材71の−X方向への可動が制限される。また、磁石732の磁力によって先端部713aが吸着保持される。これにより、第1位置決め部材71の+X方向への可動が制限される。このように、第1位置決め部材71の可動方向が第1保持部73に対してX方向についても固定され、第1位置決め部材71が第1保持部73に対して取り付けられた状態となる。切断装置1の非稼働期間(例えば、メンテナンス期間)に第1位置決め部材71が第1保持部73に取付けられ、切断装置1の稼働期間中はこの取付け状態が維持される。
切断部80は、経路Pの上方に設けられた切断刃81と、切断刃81を保持する刃保持部82と、この切断刃81および刃保持部82を昇降させる昇降部(図示せず)と、を備える。
切断刃81は、コルゲートチューブ10の軸方向に直交するYZ面に沿って設けられ、環状凸部12に当接されて該環状凸部12を切断する下端部分810を有する。切断刃81の下端部分810の軸方向における厚みは、コルゲートチューブ10の該軸方向における環状凸部12の幅よりも小さい。
刃保持部82は、切断刃81の±Y側端部をネジの締付け固定により保持する保持部である。昇降部は、例えば、モータの回転駆動力を駆動力としたカム機構により構成される。なお、第1保持部73による第1位置決め部材71の保持、第2保持部74による第2位置決め部材72の保持、および刃保持部82による切断刃81の保持は機構的に独立している。このため、切断装置1に対して、第1位置決め部材71、第2位置決め部材72、および切断刃81をそれぞれ個別に着脱することができる。
また、経路Pに沿って、切断刃81は、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72よりも約0.5ピッチ分上流側に位置する。ここで、1ピッチとは、経路Pに沿ってコルゲートチューブ10の凹凸一周期分の距離(例えば、ある環状凸部12から隣接する環状凸部12までの距離)を意味する。また、0.5ピッチとは、経路Pに沿ってコルゲートチューブ10の凹凸半周期分の距離(例えば、ある環状凸部12から隣接する環状凹部14までの距離)を意味する。
したがって、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72をコルゲートチューブ10のある環状凹部14に当接させて該コルゲートチューブ10を位置決めした状態で、昇降部により切断刃81を下方に移動させることで、経路Pに沿って該環状凹部14の上流側に隣接する環状凸部12を該切断刃81で切断することができる(後述する図15を参照)。
制御部9は、CPUと、RAMと、ROMと、入力回路部等を備える一般的なコンピューターによって構成されている。ROMは、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性半導体メモリ等によって構成されている。ROMは、コルゲートチューブ10に対する加工手順及び加工内容を記述したプログラム等を格納している。そして、CPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより、切断装置1の各部に対して諸指示を与える処理を実行する。
具体的には、制御部9は、受光部52が出力する検出信号を基に照射部51と受光部52との間に位置するコルゲートチューブ10の凹凸位置を判定する判定部としての機能と、判定部の判定結果を基に送出部30および位置決め部70を動作させてコルゲートチューブ10を位置決めし、位置決められたコルゲートチューブ10を切断部80に切断させる切断制御部としての機能と、を有する。
<処理の流れ>
図10は、コルゲートチューブ10に対する各処理の流れを示す図である。図11〜図15は、処理過程における切断箇所周辺を受光部52側から視た概略側面図である。
操作者が、コルゲートチューブ10に必要とされる長尺寸法(必要寸法)を入力するとともに、当該コルゲートチューブ10のサイズを特定するための情報(例えば、サイズ番号)を入力した上で、切断処理開始の指示を与えると、制御部9は当該入力操作を受け付けて、一連の切断処理を開始する。
送出部30は、一対の送出ベルト313、323間にコルゲートチューブ10を挟んだ状態で、駆動部314、324が同期して駆動する。これにより、送出ベルト313、323が同期して回転されて、送出ベルト313、323の間に挟み込まれたコルゲートチューブ10が経路Pに沿って送出される(図10のステップST1)。
コルゲートチューブ10が経路Pに沿って基準長(切断する際に最低限送るべきコルゲートチューブ10の長さ)よりも長い所定距離だけ送出されると(図7のステップST2でYesに分岐すると)、制御部9は、位置検出部50にコルゲートチューブ10の凹凸位置を検出させる。具体的には、制御部9は、照射部51からコルゲートチューブ10に対して照射光L1を照射させ、照射光L1のうちコルゲートチューブ10を避けて通過した通過光を受光部52によって受光させる。これにより、受光部52の受光量に応じた信号がリアルタイムで制御部9に入力される。
コルゲートチューブ10が経路Pに沿って移動する過程で、図11に示すように照射光L1が環状凸部12に照射されるタイミングでは、該環状凸部12で反射する反射光が増加し、受光部52で受光される通過光の光量が減少する。
他方、コルゲートチューブ10が経路Pに沿って移動する過程で、図12に示すように照射光L1が環状凹部14に照射されるタイミングでは、該環状凹部14の両隣りに位置する2つの環状凸部12の隙間を通過する通過光が増加し、受光部52で受光される通過光の光量が増加する。
そして、制御部9は、受光部52が出力する検出信号から得られる受光量の時間変化を基に、照射部51と受光部52との間に位置するコルゲートチューブ10の凹凸位置を判定する。
本実施形態では、ネジ機構の調整部によって係止部710と先端部713aとの相対的な位置関係、および係止部720と先端部723aとの相対的な位置関係を調整することができる。これにより、切断装置1の第1保持部73から軸方向に沿って所定の位置に第1位置決め部材71の係止部710を配することができ、第2保持部74から軸方向に沿って所定の位置に第2位置決め部材72の係止部720を配することができる。このため、ピッチが異なるコルゲートチューブ10に変更したとしても、ピッチの変化量に応じて係止部710、720の位置を調整することで、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72の軸方向における位置調整を簡易に行うことができる。
また、本実施形態では、第1位置決め部材71のネジ713の先端部713aが第1保持部73に磁力によって吸着保持され、第2位置決め部材72のネジ723の先端部723aが第2保持部74に磁力によって吸着保持される。このように磁力を用いた保持態様であるので、径が異なるコルゲートチューブ10に変更する際などに、作業者が第1位置決め部材71および第2位置決め部材72を装置に対して簡易に着脱することができる。特に、本実施形態では、ネジ713の先端部713aと磁石732とが接触するだけで磁力によってこれらが固定し、ネジ723の先端部723aと磁石742とが接触するだけで磁力によってこれらが固定する。このため、本実施形態では、位置決め部材のネジ(被保持部)を保持部のネジ孔に螺入させて取付ける他の態様に比べ、作業者が位置決め部材を装置に対して簡易に着脱することができる。
また、本実施形態では、ネジ機構の調整部によって係止部710と先端部713aとの相対的な位置関係を予め調整した後に、第1位置決め部材71を装置に対して取付けることができる。同様に、ネジ機構の調整部によって係止部720と先端部723aとの相対的な位置関係を予め調整した後に、第2位置決め部材72を装置に対して取付けることができる。この場合、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72を装置に取付けた状態で上記相対的な位置関係を調整する態様に比べて、作業が簡易になり、作業者の負担(例えば、作業者が装置内の他の各部に接触しないよう留意する負担)が減少する。
また、本実施形態では、基部に係止部710が固設されており、該基部に螺合するネジ713を進退させるという簡易な構造で、係止部710と先端部713aとの相対的な位置関係を調整することができる。同様に、基部に係止部720が固設されており、該基部に螺合するネジ723を進退させるという簡易な構造で、係止部720と先端部723aとの相対的な位置関係を調整することができる。
また、本実施形態では、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72を用いて軸方向に直交する方向の両側からコルゲートチューブ10を挟むことで、該コルゲートチューブ10を高精度に位置決めすることができる。そして、このように両側から位置決めされたコルゲートチューブ10を切断部80によって切断するため、高い位置精度で該コルゲートチューブ10を切断することができる。また、環状凸部12で切断することにより切断後のコルゲートチューブ10の開口面積が大きくなり、コルゲートチューブ10内に挿通された電線等がコルゲートチューブ10の開口端に接触して傷つく、といった事態を減らすことができる。
また、本実施形態では、第1位置決め部材71の係止部710および第2位置決め部材72の係止部720は、同一の環状凹部14に対して軸方向に直交する方向の両側から当接する。このため、位置決めの際にコルゲートチューブ10が湾曲することを抑制できる。また、位置決めされた環状凹部14に隣接する環状凸部12を切断するため、高い位置精度でコルゲートチューブ10を切断することができる。
また、本実施形態では、規制部731(第1規制部)が、第1保持部73に対する第1位置決め部材71の可動方向をコルゲートチューブ10の軸方向のみに規制する。規制部741(第2規制部)が、第2保持部74に対する第2位置決め部材72の可動方向をコルゲートチューブ10の軸方向のみに規制する。このため、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72が軸方向に直交する直交方向からコルゲートチューブに当接したとしても、第1位置決め部材71および第2位置決め部材72がこの直交方向にずれる(ひいては、コルゲートチューブ10の位置がずれる)ことが抑制される。また、磁石732による吸着保持だけでなく、規制部731が台部711を吊り下げ保持することにより、第1位置決め部材71の落下が防止される。
また、本実施形態では、第1位置決め部材71、第2位置決め部材72、および切断刃81を個別に切断装置1に対して着脱することができる。このため、作業者が交換の必要な部材(例えば、第1位置決め部材71等)を選択し、該交換の必要な部材のみを装置に対して簡易に着脱することができる。
{変形例}
上記実施形態では、位置決め部材において調整部が係止部と被保持部との相対的な位置関係をコルゲートチューブの軸方向に沿って調整する態様として、係止部が基部に対して固設され被保持部が該軸方向に沿って移動可能な態様について説明したが、この態様には限られない。例えば、被保持部が基部に対して固設され係止部が軸方向に沿って移動可能な態様であってもよい。この場合、例えば、軸方向に貫く係止部のネジ孔にネジが螺合しており、該ネジを回転させることで係止部の軸方向における位置を調整する調整部を採用しうる。また別の例として、コルゲートチューブの軸方向に沿って位置決め部材の基部に複数の嵌合溝が設けられており、係止部に設けられた突起部分を複数の嵌合溝のいずれかに嵌めることで係止部の軸方向における位置を調整する調整部を採用しうる。また、被保持部および係止部の双方が軸方向に沿って移動可能な態様であってもよい。
また、上記実施形態では、第1位置決め部材71のネジ713の先端部713aが磁石732に接触し磁力によって吸着保持される態様、および第2位置決め部材72のネジ723の先端部723aが磁石742に接触し磁力によって吸着保持される態様について説明したが、この態様には限られない。例えば、ネジ713の先端部713aと磁石732との間およびネジ723の先端部723aと磁石742との間に、部材が挿入されても構わない。該部材としては、上記吸着保持の作用が保たれる程度に透磁率の低い部材が利用されうる。また、上記実施形態のように、被保持部が磁性体であり且つ保持部が磁石を有する態様の他に、被保持部が磁石であり且つ保持部が磁性体を有する態様であっても構わない。
また、上記実施形態では、受光部52がコルゲートチューブ10を避けて通過した通過光を受光する態様について説明したが、この態様には限られない。例えば、受光部52がコルゲートチューブ10の表面で反射した反射光を受光する態様であってもよい。また、このように光の受光量に応じてコルゲートチューブ10の凹凸位置を検出する態様の他に、コルゲートチューブ10をカメラ等で撮像して画像処理によってコルゲートチューブ10の凹凸位置を検出する態様であっても構わない。
また、上記実施形態においては、位置決め部70および切断部80が経路Pに沿う定位置に固定されており、送出部30がコルゲートチューブ10を送出することによって、位置決め部70および切断部80とコルゲートチューブ10との相対的位置関係を変更させる態様であったが、この態様には限られない。例えば、位置決め部70および切断部80を経路Pに沿って移動させることにより、位置決め部70および切断部80とコルゲートチューブ10との相対的位置関係を変更する態様でもよい。
また、上記実施形態においては、ガイド部60が第1ガイド部61および第2ガイド部62を備える態様であったが、この態様には限られない。ガイド部60が1つまたは3つ以上の単位ガイド部を備えて構成されてもよい。
また、上記実施形態では、送出部30、位置検出部50、ガイド部60、位置決め部70、および切断部80を備える切断装置1について説明したが、この態様には限られない。送出部30、位置検出部50、ガイド部60、および位置決め部70等を備えるコルゲートチューブ10の位置決め装置を、切断処理以外の他の処理部と組み合わせる態様でもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 切断装置
9 制御部
10 コルゲートチューブ
30 送出部
50 位置検出部
51 照射部
52 受光部
60 ガイド部
70 位置決め部
71 第1位置決め部材
72 第2位置決め部材
73 第1保持部
74 第2保持部
710、720 係止部
713、723 ネジ
731、741 規制部
732、742 磁石
80 切断部
81 切断刃
L1 照射光

Claims (7)

  1. 環状凸部と環状凹部とが軸方向に沿って交互に連続するコルゲートチューブを加工する装置に対して着脱可能な、前記コルゲートチューブの位置決め部材であって、
    前記環状凹部に先端部分を当接することで前記コルゲートチューブを位置決めする係止部と、
    前記軸方向に沿った一定位置で、前記装置の保持部に磁力によって吸着保持される被保持部と、
    前記係止部と前記被保持部との相対的な位置関係を前記軸方向に沿って調整する調整部と、
    を備える、コルゲートチューブの位置決め部材。
  2. 請求項1に記載のコルゲートチューブの位置決め部材であって、
    前記係止部が基部に固設されており、前記基部にネジ孔が形成されており、該ネジ孔に対して前記軸方向に沿って進退可能にネジが螺合しており、
    前記ネジの先端部が、前記軸方向に沿った一定位置で、前記装置の保持部に磁力によって吸着保持される前記被保持部であり、
    前記ネジと前記ネジ孔との螺合構造が、前記係止部と前記被保持部との相対的な位置関係を前記軸方向に沿って調整する調整部である、コルゲートチューブの位置決め部材。
  3. 前記コルゲートチューブをその軸方向に沿って送出する送出部と、
    請求項1または請求項2に記載の位置決め部材であって、前記軸方向に直交する直交方向の一方側に配される第1位置決め部材と、
    磁力によって前記第1位置決め部材を吸着保持する第1保持部と、
    前記第1位置決め部材の前記係止部が前記環状凹部に当接する第1当接位置と該係止部が前記環状凹部から離間した第1離間位置との間で、前記第1保持部および該第1保持部に保持される前記第1位置決め部材を移動させる第1移動部と、
    請求項1または請求項2に記載の位置決め部材であって、前記直交方向の他方側に配される第2位置決め部材と、
    磁力によって前記第2位置決め部材を吸着保持する第2保持部と、
    前記第2位置決め部材の前記係止部が前記環状凹部に当接する第2当接位置と該係止部が前記環状凹部から離間した第2離間位置との間で、前記第2保持部および該第2保持部に保持される前記第2位置決め部材を移動させる第2移動部と、
    を備える位置決め装置。
  4. 請求項3に記載の位置決め装置であって、
    前記第1保持部は、該第1保持部に対する前記第1位置決め部材の可動方向を前記軸方向のみに規制する第1規制部を有し、
    前記第2保持部は、該第2保持部に対する前記第2位置決め部材の可動方向を前記軸方向のみに規制する第2規制部を有する、位置決め装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の位置決め装置と、
    前記第1位置決め部材が前記第1当接位置に位置し、前記第2位置決め部材が前記第2当接位置に位置する状態で、前記コルゲートチューブを前記軸方向に直交する面に沿って切断する切断部と、
    を備える切断装置。
  6. 請求項5に記載の切断装置であって、
    前記第1当接位置に位置する前記第1位置決め部材の係止部と、前記第2当接位置に位置する前記第2位置決め部材の係止部とは、同一の前記環状凹部に対して前記直交方向の両側から当接し、
    前記切断部は、前記第1位置決め部材の係止部および前記第2位置決め部材の係止部によって当接された前記環状凹部に隣接する環状凸部を切断する、切断装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の切断装置であって、
    前記第1位置決め部材、前記第2位置決め部材、および前記切断部の刃が、装置に対して個別に着脱可能である、切断装置。
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