JP2018089138A - 支持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
支持装置1は、断面コ字形をなす棚柱10(サポート)と取付部材20を備えている。棚柱10には、等ピッチで多数の掛孔15が形成されている。さらに棚柱10には、複数箇所に皿孔16が形成されている。取付部材20は、ねじ孔28aと複数のガイド孔23を有している。取付部材20は、棚柱10の内部空間13に収容された状態で、ねじ部材40を皿孔16からねじ孔28aにねじ込むことにより、棚柱10に固定される。この固定状態において、取付部材20のガイド孔23の軸線23aが皿孔16の上下の掛孔15を通っている。細い釘50を掛孔15とガイド孔23に通して石膏ボードBに打ち込むことにより、取付部材20が石膏ボードBに固定され、ひいては棚柱10が石膏ボードBに固定される。棚柱10の所望高さの掛孔15には棚受30が掛けられ、この棚受30に棚板Sが載せられる。
【選択図】図3
Description
上記のようにして固定された複数本の棚柱の各々において、棚受が所望の高さの掛孔に着脱可能に取り付けられ、これら棚受に棚板が載置されるようになっている。
最初に、取付部材を石膏ボードに上下に間隔をおいて複数固定する。すなわち、取付部材の複数のガイド孔に細い釘を通して石膏ボードに打ち付けることにより、取付部材を固定する。
次に、石膏ボードに固定された複数の取付部材に棚柱をあてがい、棚柱の内部空間に取付部材を収容した状態で、棚柱の皿孔にねじ部材を通して、取付部材のねじ孔にねじ込むことにより、棚柱を取付部材に固定する。このようにして棚柱を、取付部材を介して石膏ボードに固定することができる。
最初に、取付部材が連結された複数の位置決め部材を、棚柱にその長手方向に間隔をおいて着脱可能に連結する。この連結箇所は、皿孔が形成されている箇所である。
次に、棚柱を設置予定箇所から所定距離横にずれた位置で石膏ボードにあてがう。これにより複数の取付部材を正確に位置決めすることができる。
次に、複数の細い釘により取付部材を石膏ボードに固定する。
次に、位置決め部材を取付部材から外すとともに、棚柱からも外す。
次に、特許文献1と同様に、ねじ部材を棚柱の皿孔から取付部材のねじ孔にねじ込むことにより、棚柱を複数の取付部材に固定する。
複数の挿通孔を有するサポートと、
釘を案内するガイド孔が形成された複数の取付部材と、
上記複数の取付部材を上記サポートに固定する固定手段と、
を備え、
上記複数の取付部材が上記固定手段により上記サポートに固定された状態で、上記釘が上記挿通孔を貫通して上記ガイド孔に案内されることを特徴とする。
上記構成によれば、固定手段の構成が簡単であり、取付部材のサポートへの固定作業も簡単である。
上記構成によれば、取付部材のサポートへの固定点の両側にサポートの固定対象への固定点が配置されるので、サポートを取付部材を介して固定対象に安定して固定できる。
上記構成によれば、4本の釘により、サポートを固定対象に安定して固定できる。また、対をなすガイド孔が共通の挿通孔に臨んでいるので、釘打ち作業も楽である。
さらに好ましくは、上記複数の掛孔に選択的に着脱可能に掛けられる掛部材をさらに備える。
さらに好ましくは、上記掛孔が等ピッチで形成されており、上記貫通孔から見て上記長手方向両側に隣接する掛孔が、上記挿通孔として提供される。
上記構成によれば、通常の木製の壁等に使用される汎用のサポートを用いることができ、より一層コストを低減できる。
上記構成によれば、一対の弾性片により取付部材をサポートに仮止めすることができるので、取付部材のサポートへの固定作業が楽になる。
棚柱10の基部11には、多数の掛孔15が、上下方向(棚柱10の長手方向)に等ピッチで形成されている。本実施形態では掛孔15は横(棚柱10の幅方向)に細長いスリット形状をなしている。
本体21は縦長の板形状をなし、中央に開口22を有するとともに、この開口22の上下に一対ずつガイド孔23を有している。全てのガイド孔23は表側から裏側に向かって下方に傾斜している。上下のガイド孔23は、棚柱10の掛孔15のピッチと等しい距離だけ離れている。
対をなすガイド孔23は、左右(棚柱10の幅方向)に離間しており、表側から裏側に向かって互いに左右に離れる方向に傾斜している。左右に対をなすガイド孔23の表側の開口端の間隔は掛孔15の横寸法より小さい。
最初に、棚柱10の上端部と中間部の2箇所の計3箇所に、取付部材20を組み付ける。詳述すると、図2(A)、図3(A)に示すように、取付部材20を棚柱10の裏側から基部11と一対の脚部12で囲われた内部空間13に差し込む。この差し込み状態では図4に示すように取付部材20の左右側面21aが一対の脚部12の内面にほぼ接するとともに、一対の弾性片25が弾性変形を伴って脚部12の内面に当たっている。これにより、取付部材20は棚柱10に仮止めされる。この仮止め状態で、取付部材20のねじ孔28aの軸線を棚柱10の皿孔16の軸線と一致させることにより、取付部材20を棚柱10に対して位置決めする。
なお、本実施態様では、棚柱10において皿孔16に隣接する上下の掛孔15は、上述した一般的使用態様と異なり棚受30を保持する掛孔としての役割を担わず、釘50を挿通させるための挿通孔としての役割を担うだけである。
上記のようにして4本の棚柱10に所望高さでセットされた棚受30に、棚板Sが載せられる。
ラック10’の掛孔15には、フック部材60(掛部材)の下向きの掛部が掛けられる。フック部材60には、例えば衣服のハンガー(支持対象)が掛けられる。
棚柱の皿孔の上下に、左右に分かれ一対の掛孔を形成してもよい。この場合、棚受は左右に分かれた一対の掛部を有している。取付部材の左右一対のガイド孔は、その表側の開口端が一対の掛孔にそれぞれ臨む。
取付部材はねじ孔の上下に1つずつガイド孔を有していてもよい。この場合、1つのガイド孔の開口端が棚柱の1つの掛孔に臨む。
掛孔を有さない一枚の細長い金属板に、フックを溶接などで固定することにより、サポートを構成してもよい。
また、一枚の細長い金属板をサポートとし、このサポートに傘の柄を掛けても良い。
固定対象は、石膏ボードのような脆弱材料のボードのみならず、コルクボードのような軟質材料のボードであってもよい。また、固定対象は通常の木製の壁等であってもよい。
S 棚板(支持対象)
1 支持装置
10 棚柱(サポート)
10’ ラック(サポート)
11 基部
12 脚部
13 内部空間
15 掛孔、挿通孔
16 皿孔(貫通穴)
20 取付部材
21a 側面
23 ガイド孔
23a ガイド孔の中心軸線
25 弾性片
30 棚受(掛部材)
40 ねじ部材
50 釘
60 フック部材(掛部材)
Claims (8)
- 複数の挿通孔を有するサポートと、
釘を案内するガイド孔が形成された複数の取付部材と、
上記複数の取付部材を上記サポートに固定する固定手段と、
を備え、
上記複数の取付部材が上記固定手段により上記サポートに固定された状態で、上記釘が上記挿通孔を貫通して上記ガイド孔に案内されることを特徴とする支持装置。 - 上記サポートの上記所定箇所には貫通孔が形成され、
上記固定手段は、上記取付部材に形成されたねじ孔と、上記サポートの貫通孔を通り上記ねじ孔に螺合されるねじ部材と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の支持装置。 - 上記ガイド孔が上記ねじ孔から見て上記長手方向の両側に形成され、上記挿通孔が上記貫通孔から見て上記長手方向の両側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の支持装置。
- 上記ガイド孔が上記ねじ孔から見て上記長手方向の両側に一対ずつ形成され、上記対をなすガイド孔が、共通の上記挿通孔に臨んでいることを特徴とする請求項3に記載の支持装置。
- 前記サポートは、上記複数の挿通孔を有する基部と上記基部の両側に脚部とを備えて断面コ字形をなし、上記基部と一対の脚部で囲われた内部空間を有し、上記基部に長手方向に間隔をおいて複数の掛孔が形成された細長い形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の支持装置。
- 上記複数の掛孔に選択的に着脱可能に掛けられる掛部材をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の支持装置。
- 上記掛孔が等ピッチで形成されており、上記貫通孔から見て上記長手方向両側に隣接する掛孔が、上記挿通孔として提供されることを特徴とする請求項5または6に記載の支持装置。
- 上記取付部材の幅方向両側面が上記サポートの一対の脚部の内面に接し、上記取付部材には、自然状態で上記両側面から突出する一対の弾性片が形成されており、
上記取付部材が上記サポートの内部空間に収容された状態で、上記一対の弾性片が上記一対の脚部の内面に弾性力をもって当接することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の支持装置。
Priority Applications (1)
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JP2016235538A JP6505070B2 (ja) | 2016-12-05 | 2016-12-05 | 支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=62563460
Family Applications (1)
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Cited By (2)
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-
2016
- 2016-12-05 JP JP2016235538A patent/JP6505070B2/ja active Active
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JP7028846B2 (ja) | 2019-11-01 | 2022-03-02 | スガツネ工業株式会社 | 支持装置 |
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