JP2018088016A - 撮像モジュール及びその製造方法 - Google Patents

撮像モジュール及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018088016A
JP2018088016A JP2018042420A JP2018042420A JP2018088016A JP 2018088016 A JP2018088016 A JP 2018088016A JP 2018042420 A JP2018042420 A JP 2018042420A JP 2018042420 A JP2018042420 A JP 2018042420A JP 2018088016 A JP2018088016 A JP 2018088016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
holder
image sensor
imaging
objective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018042420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6574282B2 (ja
Inventor
貴夫 佐藤
Takao Sato
貴夫 佐藤
貴弘 下野
Takahiro Shimono
貴弘 下野
朋三 平尾
Tomomi Hirao
朋三 平尾
良 飯島
Makoto Iijima
良 飯島
亮輔 庭木
Ryosuke Niwaki
亮輔 庭木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Seikoh Giken Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Seikoh Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Seikoh Giken Co Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2018042420A priority Critical patent/JP6574282B2/ja
Publication of JP2018088016A publication Critical patent/JP2018088016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6574282B2 publication Critical patent/JP6574282B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

【課題】細径、低背の撮像モジュールでもゴーストやフレアの原因となる迷光を抑制しやすい撮像モジュール及びその製造方法を提供する。
【解決手段】支持板部31の片方の主面に対物レンズ32を固定した構造を有するレンズユニット33と、撮像素子14と、レンズユニット33及び撮像素子14を保持するホルダー20とを備え、ホルダー20は、レンズユニット33の支持板部31を保持するレンズ保持部21と、撮像素子14を保持する撮像素子保持部22とを有する一体のホルダーであり、ホルダー20は、レンズユニット33の支持板部31を対物側から突当て可能な突当て部21aを有し、突当て部21aよりも対物側に開口絞り12が配置され、開口絞り12の外周により遮光される範囲が、突当て部21aの内径よりも広くされており、ホルダー20は、撮像素子14の側面部に沿った形状の内枠部24を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像モジュール及びその製造方法に関する。
迷光によるゴーストやフレアの発生を抑制する発明として、例えば次の文献がある。
特許文献1には、物体側の面から入射し、像面側の面で反射して外周面に入射し、その外周面で反射した光線が像面に入射しないように、外周面の厚み方向の少なくとも一部、または周方向の少なくとも一部を、撮影光軸に対して傾きをもつ非平行面にした光学素子が記載されている。
特許文献2には、有効径エリアの周囲の側面において光軸の方向に対して非垂直となる傾斜を有するフランジ部を具備する光学素子が記載されている。
特開2010−164755号公報 特開2013−68857号公報
特許文献1の場合、各レンズの界面で発生した迷光が撮像素子に直接入射する構造である。また、医療用撮像素子では、対物レンズの先端側(物体側)がフラットであることが好ましいが、その場合にも、特許文献1で達成しようとする効果が実現可能であるかは定かではない。また、特許文献1では、レンズの鏡筒に対し、開口絞りを対物側から、各レンズと押え環を像側からそれぞれ挿入している。このため、レンズユニットのアセンブル工数の観点からは不利となる。
特許文献2の場合、鏡筒とは別の遮光部品をレンズ間に設置することで、迷光を遮断する構造である。このため、遮光部品の外周(遮光部品と鏡筒との間)からの迷光は遮断できない。また、遮光部品を追加することにより、部材費、アセンブル工数、歩留りの観点からはコストが高くなる。また、医療用撮像素子では、対物レンズの先端側(物体側)がフラットであることが好ましいが、その場合にも、特許文献2で達成しようとする効果が実現可能であるかは定かではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、細径、低背の撮像モジュールでもゴーストやフレアの原因となる迷光を抑制しやすい撮像モジュール及びその製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、対物レンズと、撮像素子と、対物レンズ及び撮像素子を保持するホルダーとを備え、前記ホルダーは、前記対物レンズを対物側から突当て可能な突当て部を有し、前記突当て部よりも対物側に開口絞りが配置され、前記開口絞りの外周により遮光される範囲が、前記突当て部の内径よりも広くされていることを特徴とする撮像モジュールを提供する。
前記ホルダーは、前記対物レンズと前記撮像素子との間で、レンズが配置されていない空間部に接する内面部に、前記撮像素子に向かって傾斜又は階段状に断面積が拡大する構造を有してもよい。
また、本発明は、対物レンズと、撮像素子と、対物レンズ及び撮像素子を保持するホルダーとを備え、前記ホルダーは、前記対物レンズと前記撮像素子との間で、レンズが配置されていない空間部に接する内面部に、前記撮像素子に向かって傾斜又は階段状に断面積が拡大する構造を有することを特徴とする撮像モジュールを提供する。
前記対物レンズは、対物側の面がフラットであってもよい。
また、本発明は、対物レンズと、撮像素子と、対物レンズ及び撮像素子を保持するホルダーとを備える撮像モジュールの製造方法であって、前記ホルダーは、前記対物レンズを対物側から突当て可能な突当て部を有し、前記突当て部よりも対物側に開口絞りが配置され、前記開口絞りの外周により遮光される範囲が、前記突当て部の内径よりも広くされ、前記突当て部よりも対物側からのみ、前記対物レンズ、前記開口絞り及び前記対物レンズの対物側を覆うレンズカバーを挿入することを特徴とする撮像モジュールの製造方法を提供する。
前記ホルダーは、前記対物レンズと前記撮像素子との間で、レンズが配置されていない空間部に接する内面部に、前記撮像素子に向かって傾斜又は階段状に断面積が拡大する構造を有してもよい。
前記対物レンズは、対物側の面がフラットであってもよい。
本発明によれば、対物レンズの突当て部よりも対物側に配置された開口絞りの外周により遮光される範囲が、突当て部の内径よりも広くされていること、あるいは、対物レンズと撮像素子との間で、レンズが配置されていない空間部に接する、ホルダーの内面部に、撮像素子に向かって傾斜又は階段状に断面積が拡大する構造を有することにより、細径、低背の撮像モジュールでもゴーストやフレアの原因となる迷光を抑制することができる。
撮像モジュールの第1実施形態の断面図である。 撮像モジュールの撮像素子側の一例を示す側面図である。 撮像モジュールの外観の一例を示す斜視図である。 撮像モジュールの第1実施形態の分解状態の断面図である。 ホルダーに撮像素子を接着固定する方法を例示する側面図である。 撮像モジュールの第2実施形態の断面図である。 撮像モジュールの第2実施形態の分解状態の断面図である。 ホルダーにレンズユニットを接着固定する方法を例示する部分断面図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
本明細書において、xy方向とは、光軸に垂直な方向であり、z方向とは、光軸方向を意味する。また、xy方向のうち、光軸を中心とする方向を、径方向という場合がある。本明細書では、x方向及びy方向を特に定義しないが、xy方向の中で直交する2方向を任意に選択することが可能である。
図1に、第1実施形態の撮像モジュール10の断面図を示す。この撮像モジュール10は、対物レンズ13と、撮像素子14と、ホルダー20を備えている。
ホルダー20の寸法として、直径は例えば10mm以下、例えば1〜5mm程度が挙げられ、軸長(先端部21cから後端部22bまで)は例えば10mm以下、例えば1〜5mm程度が挙げられる。直径及び軸長を2mm以下とすることも可能である。
ホルダー20は、対物レンズ13を保持するレンズ保持部21と、撮像素子14を保持する撮像素子保持部22とを有する。これにより、一体のホルダー20で、対物レンズ13と撮像素子14とを保持することができる。ホルダー20の材質としては、プラスチック、セラミックス、金属等が挙げられる。これらの中でも、高精度の成形が容易であることから、プラスチックが好ましい。ホルダー20が遮光性を有することが好ましい。
対物レンズ13は、光軸上に配置されるレンズ部13aと、レンズ部13aの外周側に設けられる外環部13bとを有する。対物レンズ13の対物側の面は、フラット面13cを有する。開口絞り12とレンズカバー11もそれぞれフラット面を有するので、対物レンズ13と開口絞り12とレンズカバー11の面を容易に合わせることができる。
また、ホルダー20は、対物レンズ13(詳しくは外環部13b)を対物側から突当て可能な突当て部として、レンズ突当て部21aを有する。これにより、ホルダー20に対する対物レンズ13のz方向の位置合わせが容易になる。
レンズ突当て部21aよりも対物側には、開口絞り12が配置されている。開口絞り12は、例えばSUS等の金属板から構成されており、開口部12aの周囲で遮光可能である。開口絞り12の外周部12cには、周方向の一部に切欠部12bを有してもよい。これにより、開口絞り12の外周部12cが、レンズ保持部21の内面部21bに接して遮光範囲を広くした場合でも、開口絞り12の取扱いが容易になる。
本実施形態の撮像モジュール10においては、開口絞り12の外周部12cにより遮光される範囲が、レンズ突当て部21aの内径よりも広くされている。これにより、外部光が開口絞り12の外周部12cとレンズ保持部21の内面部21bとの間を通過して迷光を生じた場合でも、その迷光を、レンズ突当て部21aにより遮断することができる。すなわち、レンズ突当て部21aの内径により構成される絞り部25により、外部から対物レンズ13を経て撮像素子14側に進入する光の範囲が制限される。これにより、開口絞り12の開口部12aでない箇所から入射した外部光に起因する迷光によるフレアやゴーストを防止することができる。
ホルダー20のレンズ保持部21には、対物レンズ13、開口絞り12に加えて、レンズカバー11を収容することができる。撮像モジュール10のz方向寸法の増大、異物の付着等を抑制するため、レンズカバー11の先端面11aは、レンズ保持部21の先端部21cとの間に、なるべく段差がないことが好ましい。
レンズカバー11の先端面11aはフラットであり、撮像モジュール10を水中等の液中で使用する際にも、気中で使用する際にも、周囲媒体の屈折率変化に影響を受けることなく、結像することができる。このため、体液等の液中とガス等の気中の両方で使用しやすく、医療用にも好適である。レンズカバー11の材質は生体適合材料が望ましく、例えばガラスである。
なお、本明細書では、レンズカバー11、開口絞り12及び対物レンズ13を総称して、「対物側部材11〜13」ということがある。
レンズ保持部21の内面部21bと、対物側部材11〜13の外周部との間には、接着剤16が設けられている。これにより、ホルダー20のレンズ保持部21に対して、対物側部材11〜13を固定することができ、また気密性も持たせることができる。レンズ突当て部21aは、対物レンズ13(詳しくは外環部13b)をxy方向にも位置合わせすることが可能な構造であるため、xy方向の調心は、レンズ突当て部21aに向けて対物レンズ13を挿入するだけで容易に行うことができる。
ホルダー20は、対物レンズ13と撮像素子14との間で、レンズが配置されていない空間部27に接する内面部に、撮像素子14に向かって傾斜又は階段状に断面積が拡大する構造(本実施形態では、径拡大部26)を有する。これにより、例えば撮像素子14に入射する光の一部が撮像素子14の表面部14aで反射した場合も、反射光が径拡大部26及び絞り部25に入射したときに、反射方向の制御、反射光の拡散、吸収等により、撮像素子14への再入射を抑制することができる。これにより、反射光に起因する迷光によるフレアやゴーストを防止することができる。径拡大部26は、絞り部25より内径が大きい円筒面でもよく、撮像素子14に向かって径が拡大するテーパ面でもよい。
図2及び図3に、撮像モジュール10の撮像素子側の外観を示す。撮像素子14としては、CMOS、CCD等の固体撮像素子が挙げられる。撮像素子14は、z方向の両面に、それぞれ表面部14a及び裏面部14bを有し、xy方向の周囲には、側面部14cを有する。
撮像素子14の表面部14a側には、撮像素子14の受光部である撮像領域(図示せず)を有する。撮像領域は、外部光から画像信号を得る領域であり、例えば光電変換部を有する。撮像素子14の表面部14aの一部又は全部の領域は、外部光が撮像領域に到達可能な透光領域を有する。
撮像素子14の表面部14aには、撮像領域を保護するため、カバーガラス等の透光性の保護層が設けられてもよい。表面部14a(あるいはカバーガラス等)は反射防止(層、処理等)を施してもよいが、反射防止を省略すると、低価格化の点で好ましい。
撮像素子14の裏面部14bは、撮像素子保持部22の後端部22bに露出されている。裏面部14bには、フレキシブル配線基板、電気ケーブル等の配線が接続されてもよい。撮像素子14の裏面部14bは、撮像素子保持部22の後端部22bと略同一平面上にあってもよく、裏面部14bが後端部22bより後方に突出していてもよい。
ホルダー20の撮像素子保持部22は、ホルダー20の内面側から外面側に向けて、径方向に貫通した構造のスリット部23を有する。スリット部23は、撮像素子14の側面部14cのうち、光軸に垂直な方向に突出した角部14dが配置される位置に設けられている。これにより、ホルダー20の外径が、xy方向における撮像素子14の最長部である対角長と同程度又はそれ以下とすることができる。撮像素子14の寸法に対して、ホルダー20の外径を最小限にして、撮像モジュール10の細径化を実現することができる。
ホルダー20の撮像素子保持部22は、撮像素子14の側面部14cに沿った形状の内枠部24を有する。撮像素子14の側面部14cを内枠部24に嵌合させるだけで、撮像素子14をxy方向に位置合わせすることが可能である。このため、xy方向の調心は、撮像素子14を撮像素子保持部22に挿入するだけで容易に行うことができる。
ホルダー20がプラスチック(樹脂)製である場合、内枠部24がスリット部23により周方向に分断されているため、横方向から側面部14cに向けて作用する外力(内枠部24の内部に生じる応力)に対する耐久性が格段に向上する。
撮像素子14の側面部14cとホルダー20の内枠部24との間には、接着剤17が充填されている。この接着剤17は、スリット部23に充填されてもよい。これにより、ホルダー20に対して撮像素子14を容易に固定することができる。スリット部23から漏れ光が入射しないよう、接着剤17は遮光性のある材料が好ましい。
また、ホルダー20は、撮像素子14(詳しくは表面部14a)をz方向に突当て可能な突当て部として、撮像素子突当て部22aを有する。これにより、ホルダー20に対する撮像素子14のz方向の位置合わせが容易になる。また、撮像素子14をホルダー20に固定するための接着剤17は、撮像素子突当て部22aの径方向内側には漏れないので、撮像領域への接着剤17の漏れを防ぐことができる。
なお、突当てに際し、撮像素子突当て部22aと撮像素子14との間には、スペーサー15又は接着剤17が介在してもよく、スペーサー15を省略して撮像素子14を撮像素子突当て部22aに直接接触させてもよい。
なお、本実施形態では、撮像素子14の表面部14aと撮像素子突当て部22aとの間に、スペーサー15が設けられている。スペーサー15は環状であり、撮像素子14の表面部14aのうち、少なくとも撮像領域(撮像面)の範囲を含む開口部15aを有する。スペーサー15は、撮像素子14の表面部14aへの力学的影響を抑制するため、バネ性、緩衝性等を有してもよい。スペーサー15は遮光性があるものが好ましく、例えば金属材料である。
対物レンズ13(または後述する第2実施形態のレンズユニット33)のロット間の仕上がりばらつき等により焦点距離のずれが生じた場合、スペーサー15の厚さや枚数(0枚も可)を調整することで焦点距離のずれをキャンセルすることができる。さらに開口部15aより外側に迷光が侵入した場合でも、スペーサー15に遮光性を持たせておくことで、意図しない光線を吸収させることができる。
図4に、撮像モジュール10の分解状態を示す。撮像モジュール10を組み立てる方法としては、レンズ保持部21及び撮像素子保持部22を有するホルダー20を成形する工程、レンズ保持部21の先端部21c側から対物側部材11〜13を挿入する工程、撮像素子保持部22の後端部22b側から撮像素子14を挿入する工程を有する方法が挙げられる。対物側部材11〜13をレンズ保持部21に挿入する工程と、撮像素子14を撮像素子保持部22に挿入する工程との前後関係は、特に限定されない。
対物側部材11〜13をレンズ保持部21に挿入する工程は、レンズ突当て部21aよりも対物側からのみ、対物レンズ13、開口絞り12及びレンズカバー11を順に挿入して行う。これにより、アセンブル工数を削減することができる。
撮像素子14を撮像素子保持部22に挿入する工程では、撮像素子14の角部14dをスリット部23の位置に合わせることにより、目視で角部14dの位置を確認することができ、挿入時に角部14dの欠け等を回避して、挿入を容易にすることができる。また、図5に示すように、撮像素子保持部22の径方向外側からスリット部23を通して接着剤17を注入することができる。
製造方法の一例としては、ホルダー20のレンズ保持部21に接着剤16を塗布した後、レンズ保持部21に対物側部材11〜13を順次挿入し、さらに、撮像素子保持部22に撮像素子14を挿入した後、撮像素子14の側面部14cにスリット部23から接着剤17を注入する手順が挙げられる。
対物レンズ13及び撮像素子14が、それぞれレンズ保持部21及び撮像素子保持部22に対して、xy方向及びz方向に位置決めされるため、突当てのみで容易に位置合わせが可能になり、製造公差を大きく減少させることができる。
撮像素子保持部22の内面に接着剤を塗布してから撮像素子14を挿入する場合との比較では、撮像素子保持部22に撮像素子14を挿入し、撮像素子突当て部22aに向けて撮像素子14を突き当てた状態で、接着剤17を注入して撮像素子14を固定することにより、接着剤17が撮像素子14の表面部14a上に漏れにくくなり、撮像素子14の表面部14a上に付着する接着剤17の厚さの変動によるz方向の誤差も低減することができる。
図6に、第2実施形態の撮像モジュール30の断面図を示す。また、図7に、撮像モジュール30の分解状態を示す。本実施形態の撮像モジュール30は、第1実施形態の対物レンズ13に代えて、レンズユニット33が使用されていること以外は、概ね第1実施形態の撮像モジュール10と同様な構成を有する。そこで、同様の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。図2、図3及び図5は、第2実施形態にも共通して適用可能である。
本実施形態において、第1実施形態の対物側部材11〜13に相当する構成は、レンズカバー11、開口絞り12及びレンズユニット33である。
レンズユニット33は、支持板部31の片方の主面31bに対物レンズ32を固定した構造を有する。対物レンズ32の対物側は、支持板部31に接したフラット面32aとなっている。対物レンズ32の表面32bは、曲面を含む。支持板部31は例えばガラス平板であり、z方向の両側の主面31a,31bがフラット面である。対物レンズ32は例えばプラスチック(樹脂)レンズである。
レンズ突当て部21aは、光軸に垂直な平面であり、レンズ突当て部21aに対するレンズユニット33の突当ては、支持板部31がレンズ突当て部21aに接触することでなされる。これにより、ホルダー20に対する対物レンズ32のz方向の位置合わせを容易に行うことができる。
支持板部31の側面部31cは、レンズ保持部21の内面部21bと嵌合することにより、xy方向に位置合わせすることが可能である。このため、xy方向の調心は、レンズ突当て部21aに向けてレンズユニット33を挿入するだけで容易に行うことができる。
対物レンズ32の外周部には、ホルダー20の内面(詳しくは絞り部25の内面)との間に隙間を保持する堤防部34を有する。レンズユニット33をレンズ保持部21に接着固定する際、図8に示すように、堤防部34に接する隙間に接着剤17が溜まるため、接着剤17が対物レンズ32の表面32bに広がることを防止することができる。
以上説明したように、上記実施形態の撮像モジュール10,30によれば、ホルダー20に対する撮像素子14の固定または位置決めが容易になるため、撮像モジュール10,30の細径化が容易になる。撮像素子14を直接ホルダー20に対して位置決めするため、軸ずれ誤差を抑制することができる。
また、ホルダー20の対物側からのみ、対物側部材11〜13、レンズユニット33を挿入することにより、アセンブル工数を削減することができる。
また、ホルダー20に対する対物レンズ13,32の固定または位置決めが容易になるため、レンズ撮像モジュール10,30の細径化が容易になる。
また、レンズ突当て部21a(絞り部25)及び径拡大部26により、迷光によるフレアやゴーストが防止され、コントラストの低下を抑制することができる。
細径、低背なレンズユニットを用いてフレアやゴーストへの対策が可能になり、複雑な構造や部品点数が必要ないので、部材費やアセンブル工数が削減され、歩留りが向上され、撮像モジュール10,30の低価格化を図ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変、例えば構成要素の追加、省略、置換、その他の変更が可能である。
上述の実施形態では、対物レンズ13,32が1個のレンズから構成される場合を例示したが、これに限らず、例えば、光軸上に2個以上のレンズを配置して、対物レンズを構成することも可能である。対物レンズの構成に使用可能なレンズとしては、例えば平凸レンズ、平凹レンズ、両凸レンズ、両凹レンズ、凹凸レンズ等の1種又は2種以上が挙げられる。
本発明の撮像モジュールを備える内視鏡及びそれに準ずる医療機器は、細径、低背な撮像モジュールを備えることから、好適に利用できる。
10,30…撮像モジュール、11…レンズカバー、12…開口絞り、13,32…対物レンズ、14…撮像素子、15…スペーサー、16,17…接着剤、20…ホルダー、21…レンズ保持部、21a…レンズ突当て部、22…撮像素子保持部、22a…撮像素子突当て部、23…スリット部、24…内枠部、25…絞り部、26…径拡大部、27…空間部、31…支持板部、33…レンズユニット、34…堤防部。

Claims (8)

  1. 支持板部の片方の主面に対物レンズを固定した構造を有するレンズユニットと、撮像素子と、前記レンズユニット及び前記撮像素子を保持するホルダーとを備え、
    前記ホルダーは、前記レンズユニットの支持板部を保持するレンズ保持部と、前記撮像素子を保持する撮像素子保持部とを有する一体のホルダーであり、
    前記ホルダーは、前記レンズユニットの支持板部を対物側から突当て可能なレンズ突当て部を有し、前記レンズ突当て部よりも対物側に開口絞りが配置され、前記開口絞りの外周により遮光される範囲が、前記レンズ突当て部の内径よりも広くされており、
    前記ホルダーは、前記撮像素子の側面部に沿った形状の内枠部を有することを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記ホルダーは、前記対物レンズと前記撮像素子との間で、レンズが配置されていない空間部に接する内面部に、前記撮像素子に向かって傾斜又は階段状に断面積が拡大する構造を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記ホルダーは、前記撮像素子を光軸方向に突当て可能な撮像素子突当て部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像モジュール。
  4. 前記対物レンズは、対物側の面がフラットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像モジュール。
  5. 支持板部の片方の主面に対物レンズを固定した構造を有するレンズユニットと、撮像素子と、前記レンズユニット及び前記撮像素子を保持するホルダーとを備える撮像モジュールの製造方法であって、
    前記ホルダーは、前記レンズユニットの支持板部を保持するレンズ保持部と、前記撮像素子を保持する撮像素子保持部とを有する一体のホルダーであり、
    前記ホルダーは、前記レンズユニットの支持板部を対物側から突当て可能なレンズ突当て部を有し、前記レンズ突当て部よりも対物側に開口絞りが配置され、前記開口絞りの外周により遮光される範囲が、前記レンズ突当て部の内径よりも広くされており、
    前記ホルダーは、前記撮像素子の側面部に沿った形状の内枠部を有し、
    前記レンズ突当て部よりも対物側からのみ、前記レンズユニット、前記開口絞り及び前記対物レンズの対物側を覆うレンズカバーを挿入すること、及び、
    前記撮像素子の側面部を前記内枠部に嵌合させることにより、前記撮像素子を光軸に垂直な方向に位置合わせすることを特徴とする撮像モジュールの製造方法。
  6. 前記ホルダーは、前記対物レンズと前記撮像素子との間で、レンズが配置されていない空間部に接する内面部に、前記撮像素子に向かって傾斜又は階段状に断面積が拡大する構造を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像モジュールの製造方法。
  7. 前記ホルダーは、前記撮像素子を光軸方向に突当て可能な撮像素子突当て部を有し、
    前記撮像素子突当て部に前記撮像素子を突き当てることにより、前記撮像素子を光軸方向に位置合わせすることを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像モジュールの製造方法。
  8. 前記対物レンズは、対物側の面がフラットであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の撮像モジュールの製造方法。
JP2018042420A 2018-03-08 2018-03-08 撮像モジュール及びその製造方法 Active JP6574282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042420A JP6574282B2 (ja) 2018-03-08 2018-03-08 撮像モジュール及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042420A JP6574282B2 (ja) 2018-03-08 2018-03-08 撮像モジュール及びその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016182372A Division JP2018045212A (ja) 2016-09-16 2016-09-16 撮像モジュール及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018088016A true JP2018088016A (ja) 2018-06-07
JP6574282B2 JP6574282B2 (ja) 2019-09-11

Family

ID=62493510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018042420A Active JP6574282B2 (ja) 2018-03-08 2018-03-08 撮像モジュール及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6574282B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63111070U (ja) * 1987-01-12 1988-07-16
JPH0330581A (ja) * 1989-06-28 1991-02-08 Hitachi Ltd 半導体装置及びそれを用いたビデオ・カメラ・ユニット並びにその製造方法
JP2000139821A (ja) * 1998-09-09 2000-05-23 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2010056292A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Oki Semiconductor Co Ltd カメラモジュール及びその製造方法
JP2013535708A (ja) * 2010-08-17 2013-09-12 ヘプタゴン・マイクロ・オプティクス・プライベート・リミテッド カメラ用の複数の光学装置を製造する方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63111070U (ja) * 1987-01-12 1988-07-16
JPH0330581A (ja) * 1989-06-28 1991-02-08 Hitachi Ltd 半導体装置及びそれを用いたビデオ・カメラ・ユニット並びにその製造方法
JP2000139821A (ja) * 1998-09-09 2000-05-23 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2010056292A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Oki Semiconductor Co Ltd カメラモジュール及びその製造方法
JP2013535708A (ja) * 2010-08-17 2013-09-12 ヘプタゴン・マイクロ・オプティクス・プライベート・リミテッド カメラ用の複数の光学装置を製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6574282B2 (ja) 2019-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6898460B2 (ja) 屈曲式カメラレンズ設計
JP2018042935A (ja) 撮像モジュール及びその製造方法
JP5671684B2 (ja) レンズ鏡筒、撮像装置および携帯端末装置
CN108693629B (zh) 含有塑胶透镜的成像透镜组、成像镜头模块及电子装置
JP5599093B2 (ja) 光学系レンズ及びその光学系レンズを用いたレンズユニット
TWI504922B (zh) 鏡頭模組
CN211318864U (zh) 成像镜头、相机模块及电子装置
JP5933393B2 (ja) 光学ユニット及び内視鏡
JP6054819B2 (ja) レンズユニット、撮像装置、および移動体
JP2012083439A (ja) 光学装置、撮像装置、及び当該光学装置に備わるレンズ同士の調芯及び固定方法
TWI448761B (zh) 鏡頭模組
TWI447457B (zh) 鏡頭模組
JP5275887B2 (ja) 光学ユニット
JP6574282B2 (ja) 撮像モジュール及びその製造方法
JP6825888B2 (ja) レンズユニットおよびカメラモジュール
JP2018205701A (ja) 撮像レンズユニットおよびその製造方法
JP2018045212A (ja) 撮像モジュール及びその製造方法
US11445095B2 (en) Image-sensor fixing structure
JP2012088585A (ja) 光学系レンズユニット
CN116626857A (zh) 成像透镜组与成像镜头模块
JP6102929B2 (ja) 光学レンズ、光学レンズユニット及び撮像装置
JP2016184083A (ja) レンズユニットおよびカメラモジュール
KR20050000722A (ko) 소형 카메라 광학계
CN112771429B (zh) 潜望式镜头和潜望式摄像模组及其制造方法以及潜望式阵列模组和电子设备
TWI747017B (zh) 攝影裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6574282

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250