JP2018085703A - 線状アンテナ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置環境の違いによるアンテナ利得の変動を抑制できる線状アンテナを提供する。【解決手段】線状アンテナは、導電性を有し、平板状に形成され、かつ、接地される第1の導体(2、21−28)と、導電性を有し、一端にて第1の導体と接続され、他端が開放端となっており、一端と他端との間に設けられた屈曲点から他端までの第1の区間が第1の導体が設けられる面と平行な面に沿って形成されるとともに、第1の区間の途中の給電点(4)にて給電され、第1の区間を第1の導体が設けられる面の法線方向に沿って投影したときに第1の区間のうちの給電点を含む少なくとも一部が第1の導体と重なるように形成され、かつ、設計波長の半分の整数倍に設計波長の1/4を加えた電気長を持つ第2の導体(3、31−34)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、線状アンテナ及び線状アンテナを有する電子機器に関する。
従来より、逆Lアンテナのように、一端で接地された放射電極を、接地された導体と略平行となるように途中で折り曲げた線状アンテナが利用されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。このような線状アンテナは、低姿勢化することが可能であることから、例えば、小型の無線端末などで利用される。
特開2002−237711号公報 特開2002−368850号公報 特開2006−197138号公報
このような線状アンテナを有する装置の用途によっては、様々な設置環境が想定される。例えば、その装置は、他の導体上に配置される環境下で使用されたり、あるいは、近くに他の導体が無い環境下で使用されることもあり得る。
このように、設置環境が変化することで、線状アンテナの放射特性も変化する。しかし、線状アンテナの放射特性の変動が大きいと、設置環境によっては、所望のアンテナ利得が得られないことがある。
一つの側面では、本発明は、設置環境の違いによるアンテナ利得の変動を抑制できる線状アンテナを提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、線状アンテナが提供される。この線状アンテナは、導電性を有し、平板状に形成され、かつ、接地される第1の導体と、導電性を有し、一端にて第1の導体と接続され、他端が開放端となっており、一端と他端との間に設けられた屈曲点から他端までの第1の区間が第1の導体が設けられる面と平行な面に沿って形成されるとともに、第1の区間の途中の給電点にて給電され、第1の区間を第1の導体が設けられる面の法線方向に沿って投影したときに第1の区間のうちの給電点を含む少なくとも一部が第1の導体と重なるように形成され、かつ、設計波長の半分の整数倍に設計波長の1/4を加えた電気長を持つ第2の導体とを有する。
また他の実施形態によれば、電子機器が提供される。この電子機器は、基板と、線状アンテナと、基板の一方の面上に設けられ、線状アンテナを介して無線電波を放射または受信する信号処理回路とを有する。線状アンテナは、基板の一方の面の反対側の面に設けられ、導電性を有し、かつ、接地される第1の導体と、導電性を有し、一端にて第1の導体と接続され、他端が開放端となっており、一端と他端との間に設けられた屈曲点から他端までの第1の区間が基板の一方の面に沿って形成されるとともに、第1の区間の途中の給電点にて信号処理回路と接続され、第1の区間を第1の導体が設けられる面の法線方向に沿って投影したときに第1の区間のうちの給電点を含む少なくとも一部が第1の導体と重なるように形成され、かつ、設計波長の半分の整数倍に設計波長の1/4を加えた電気長を持つ第2の導体とを有する。
一つの側面では、線状アンテナの設置環境の違いによるアンテナ利得の変動を抑制できる。
第1の実施形態による線状アンテナの斜視図である。 (a)は、第1の実施形態による線状アンテナの周波数特性の電磁界シミュレーションに使用した各部の寸法を示す、線状アンテナの斜視図である。(b)は、線状アンテナに整合回路を接続した場合の等価回路図である。 比較例による逆Lアンテナ及び第1の実施形態による線状アンテナを、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。 第2の実施形態による線状アンテナの斜視図である。 第2の実施形態による線状アンテナを、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。 第2の実施形態の変形例による線状アンテナの斜視図である。 図6に示された変形例による線状アンテナを、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。 第2の実施形態の他の変形例による線状アンテナの斜視図である。 図8に示された変形例による線状アンテナを、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。 第2の実施形態のさらに他の変形例による線状アンテナの斜視図である。 図10に示された変形例による線状アンテナを、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。 (a)〜(d)は、それぞれ、接地導体に切欠き部が設けられる、線状アンテナの変形例の斜視図である。 図12(d)に示される変形例による線状アンテナが空中設置された場合のアンテナ利得と金属上設置された場合のアンテナ利得とを所定の周波数帯域にて略一致させたときの接地導体の各部の寸法を示す図である。 図12(d)及び図13に示される変形例による線状アンテナを、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、放射導体の平行線路部分以外も、接地導体の外縁よりも内側に位置するように放射導体が形成された線状アンテナの変形例の斜視図である。 上記の各実施形態またはその変形例の何れかによる線状アンテナを有する電子機器を基板の表面側から見た、電子機器の概略斜視図である。 図16に示される電子機器が有する回路のブロック図である。
以下、図を参照しつつ、線状アンテナについて説明する。この線状アンテナは、平板状に形成される接地導体と、接地導体に対して一端にて接続され、他端が開放端となる線状の放射導体とを有する。そして放射導体は、接地導体と接続される一端の近傍の屈曲点から開放端までの区間が接地導体が設けられる面と略平行となり、かつ、接地導体の法線方向に沿って接地導体上に投影したときに、少なくとも一部が接地導体と重なるように形成される。さらに、放射導体は、上記の区間の途中で給電されるとともに、設計波長λに対して(1/4+N/2)λ(ただし、Nは1以上の整数)となる電気長を持つ。これにより、この線状アンテナは、設置環境の違いによるアンテナ利得の変動を抑制する。なお、以下では、説明の便宜上、放射導体を接地導体の法線方向に沿って投影したときに放射導体と接地導体とが重なることを、単に放射導体と接地導体とが重なると呼ぶ。
図1は、第1の実施形態による線状アンテナの斜視図である。第1の実施形態による線状アンテナ1は、接地導体2と、放射導体3とを有する。
接地導体2は、接地される第1の導体の一例であり、例えば、銅、あるいは金などの導体により平板状に形成される。また、図1に示される例では、接地導体2は矩形状に形成される。
放射導体3は、第2の導体の一例であり、例えば、銅、あるいは金などの導体により線状に形成される。また、放射導体3は、線状アンテナ1が使用される無線電波の周波数に対応する設計波長λに対して略(1/4+N/2)λ(ただし、Nは1以上の整数)となる電気長を持つ。これにより、放射導体3は、設計波長λを持つ無線電波に対して共振するので、設計波長λを持つ無線電波を受信または放射することができる。さらに、放射導体3の長さを、略λ/4ではなく、略(1/4+N/2)λとすることで、設置環境の違いによるアンテナ利得の変動が抑制される。
さらに、放射導体3は、その一端3aにて接地導体2と接続され、放射導体3の他端3bは開放端となっている。なお、以下では、接地導体2と接続される放射導体3の一端3aを固定端と呼ぶ。本実施形態では、固定端3aは、接地導体2の一つの角に設けられ、放射導体3は、固定端3aから所定距離離れた位置にある屈曲点にて接地導体2と略平行となるように屈曲され、接地導体2の外縁に沿って延伸される。その際、放射導体3は、接地導体2と重なるように配置される。また、放射導体3は、屈曲点と開放端3bの途中に設けられた給電点4にて給電される。これにより、他の導体上に線状アンテナ1が置かれたときに、他の導体による放射導体3への影響が軽減される。ただし、給電点4は、開放端3bから給電点4までの距離がnλ/2(nは1以上の整数)とならないように設定されることが好ましい。これにより、開放端3bが設計波長を持つ無線電波について定在波の節となって放射導体3が無線電波を放射し難くなることが抑制される。
なお、接地導体2と放射導体3とは、一体として、一つの導体により形成されてもよい。また、接地導体2は、誘電体により形成される基板(図示せず)の一方の面に設けられ、放射導体3の屈曲点から開放端3bの区間が基板の他方に面に設けられてもよい。
以下、電磁界シミュレーションにより求めた、線状アンテナ1の放射特性について説明する。なお、以下の説明における、各実施形態及び変形例による線状アンテナについての電磁界シミュレーションでは、Bluetooth Low Energy(BLE)(登録商標)で使用される、2.4GHz〜2.48GHzにおいて線状アンテナを使用することを想定して、アンテナ利得の周波数特性を求めた。
図2(a)は、第1の実施形態による線状アンテナ1の放射特性の電磁界シミュレーションに使用した各部の寸法を示す、線状アンテナ1の斜視図である。このシミュレーションにおいて、接地導体2及び放射導体3の導電率を1.0x105(S/m)とした。そして接地導体2は、長手方向に沿って50mm、短手方向に沿って20mmのサイズを持つものとした。また、放射導体3の線幅を1mmとした。さらに、固定端以外での、接地導体2と放射導体3の間隔を2mmとした。さらにまた、固定端から給電点4までの距離を11.5mm(屈曲点から給電点4まではは9.5mm)とし、給電点4における、放射導体3のうちの固定端から給電点4までの部分と開放端から給電点4までの部分との間に1mmの間隔があるものとした。そして周波数2.4GHzに相当する設計波長略125mmの略3/4となるように、放射導体3全体の長さを94mmとした。また、接地導体2の法線に沿って接地導体2から放射導体3へ向かう方向を、以下では、正面方向と呼ぶ。
さらに、線状アンテナ1の設置環境として、線状アンテナ1が空中に置かれる場合(以下、便宜上、空中設置と呼ぶ)と、線状アンテナ1が他の導体により形成される平面上に置かれる場合(以下、便宜上、金属上設置と呼ぶ)とを想定した。なお、線状アンテナ1が他の導体により形成される平面上に置かれる場合について、放射導体3が設けられる方と反対側の接地導体2の面(以下、背面と呼ぶ)と他の導体により形成される平面との間に、0.1mmの間隔があるものとした。
図2(b)は、線状アンテナに整合回路を接続した場合の等価回路図である。所定の設置環境下で線状アンテナ1のインピーダンスが所定のインピーダンスに整合するように、線状アンテナ1の給電点4と信号処理回路6との間に整合回路5が接続されてもよい。後述するように、図2(a)に示される各部の寸法を持つ線状アンテナ1が金属上設置される場合、例えば、整合回路5は、線状アンテナ1と並列に接続され、2pFの容量を持つキャパシタを有する。
また、比較例として、逆Lアンテナについての正面方向のアンテナ利得も求めた。比較例による逆Lアンテナは、図2(a)に示される寸法を持つ接地導体2と、接地導体2の左側短辺の中央にて一端が接続され、接地導体2の外縁に沿って延伸される放射導体を持つものとする。また比較例による逆Lアンテナの放射導体の長さは26.5mm(すなわち、略1/4λ長)、線幅は1mmとした。
図3は、比較例による逆Lアンテナ及び第1の実施形態による線状アンテナ1を、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。図3において、横軸は周波数を表し、縦軸はインピーダンス整合された状態での正面方向のアンテナ利得を表す。
グラフ311は、線状アンテナ1が空中設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ312は、線状アンテナ1が金属上設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。一方、グラフ321は、比較例による逆Lアンテナが空中設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ322は、比較例による逆Lアンテナが金属上設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。
線状アンテナ1について、空中設置された場合と金属上設置された場合とで、アンテナ利得の最小差は略6dBとなっている。これに対して、比較例による逆Lアンテナでは、空中設置された場合と金属上設置された場合とで、アンテナ利得の最小差は略14.5dBとなっている。このことから、線状アンテナ1は、設置環境の差によるアンテナ利得の変動を抑制できていることが分かる。
また、グラフ331は、線状アンテナ1が金属上設置された場合を基準として、整合回路5により線状アンテナ1のインピーダンスを50Ωに整合させ、かつ、空中設置された場合の線状アンテナ1のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ332は、線状アンテナ1が金属上設置された場合を基準として整合回路5により50Ωにインピーダンス整合され、かつ、線状アンテナ1が金属上設置された場合の線状アンテナ1のアンテナ利得の周波数特性を表す。
線状アンテナ1が金属上設置された場合を基準としてインピーダンス整合されることで、線状アンテナ1が金属上設置された場合のアンテナ利得が向上するため、空中設置された場合と金属上設置された場合とのアンテナ利得の最小差は略2.5dBまで減少する。
以上に説明してきたように、この線状アンテナでは、放射導体の電気長が略(1/4+N/2)λとされ、放射導体と接地導体とが重なるように配置されるとともに、放射導体は、その屈曲点と開放端の途中で給電される。これにより、線状アンテナに近接する他の導体が存在する場合でも、この線状アンテナは、放射導体がその他の導体から受ける影響を軽減して、空中設置される場合と金属上設置される場合とのアンテナ利得の変動を抑制できる。また、金属上設置される場合を基準として線状アンテナのインピーダンスを所定のインピーダンスに整合させることで、この線状アンテナは、空中設置される場合と金属上設置される場合とのアンテナ利得の変動をより抑制できる。さらにまた、この線状アンテナは、整合回路として、公差の精度が良好でない、容量の非常に小さいキャパシタなどの回路素子を必ずしも利用しなくてもよい。そのため、この線状アンテナのインピーダンスを所定のインピーダンスに整合させることは容易である。
次に、第2の実施形態による線状アンテナについて説明する。
図4は、第2の実施形態による線状アンテナの斜視図である。第2の実施形態による線状アンテナ11は、接地導体2と、放射導体31とを有する。第2の実施形態による線状アンテナ11は、第1の実施形態による線状アンテナ1と比較して、放射導体31の形状が放射導体3と相違する。そこで以下では、放射導体31に関する相違点について説明する。
第2の実施形態による線状アンテナ11では、放射導体31に、接地導体2の外縁から中心へ向かう方向に沿ってU字状に折り曲げられることで平行線路となる部分31a(以下、平行線路部分と呼ぶ)が設けられる。そして給電点4がその平行線路部分31aの先端、すなわち、接地導体2の外縁よりも中心に近い方の平行線路部分31aの端点に設けられる。これにより、線状アンテナ11が他の導体と近接するように配置された場合における、他の導体から放射導体31への影響がより軽減される。その結果として、線状アンテナ11は、空中設置される場合と金属上設置される場合とのアンテナ利得の変動をより抑制できる。
図5は、電磁界シミュレーションにより求めた、第2の実施形態による線状アンテナ11を、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。図5において、横軸は周波数を表し、縦軸は正面方向のアンテナ利得を表す。なお、この電磁界シミュレーションでは、図4に示されるように、平行線路部分31aの長さを15mmとし、平行線路部分31aにおける放射導体31間の間隔を1mmとした。その他の各部の寸法については、図2に示されるものと同じとした。またこの電磁界シミュレーションでは、整合回路は使用されない。
グラフ501は、線状アンテナ11が空中設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ502は、線状アンテナ11が金属上設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。グラフ501及びグラフ502に示されるように、整合回路が用いられなくても、空中設置された場合と金属上設置された場合とのアンテナ利得の最小差は略1.5dBまで減少する。このように、線状アンテナ11は、設置環境の違いによるアンテナ利得の変動を十分に抑制できることが分かる。
なお、平行線路部分31aの長さについて、特に制限はないが、他の導体からの影響を軽減するために、給電点4が接地導体2の何れの外縁からも数mm程度以上離れる長さとなることが好ましい。また、平行線路部分31aが設けられる場合でも、放射導体31全体の長さが略(1/4+N/2)λとなるように、放射導体31が形成されることが好ましい。
なお、第2の実施形態による線状アンテナ11の変形例によれば、平行線路部分31aにおける、放射導体31同士の間隔は、第2の実施形態よりも広くてもよい。
図6は、この変形例による線状アンテナの斜視図である。この変形例による線状アンテナ11’は、第2の実施形態による線状アンテナ11と比較して、平行線路部分31aにおける放射導体31同士の間隔が拡げられている点で相違する。
図7は、電磁界シミュレーションにより求めた、この変形例による線状アンテナ11’を、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。図7において、横軸は周波数を表し、縦軸は正面方向のアンテナ利得を表す。なお、この電磁界シミュレーションでは、平行線路部分31aの長さを15mmとし、平行線路部分31aにおける放射導体31間の間隔を10mmとした。その他の各部の寸法については、図2及び図4に示されるものと同じとした。またこの電磁界シミュレーションでは、整合回路は使用されない。
グラフ701は、線状アンテナ11’が空中設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ702は、線状アンテナ11’が金属上設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。グラフ701及びグラフ702に示されるように、空中設置された場合と金属上設置された場合とのアンテナ利得の最小差は略2dBであり、線状アンテナ11よりもアンテナ利得の最小差は若干大きくなっている。しかし、線状アンテナ11’も、設置環境の違いによるアンテナ利得の変動を十分に抑制できる。
さらに他の変形例によれば、放射導体の固定端において接地導体と接続される部分の幅が放射導体の他の部分の線幅よりも広くなっていてもよい。
図8は、この変形例による線状アンテナの斜視図である。この変形例による線状アンテナ12は、第2の実施形態による線状アンテナ11と比較して、放射導体32の固定端において、接地導体2と接続される接続部32aの幅が放射導体32のその他の部分の線幅よりも広くなっている点で相違する。図8に示されるように、接続部32aは、固定端から屈曲点までの間に、接地導体2の法線方向に沿って設けられる。そして接続部32aは、放射導体32が固定端から延伸される方向(この例では、接地導体2の短辺方向)とは直交する方向(すなわち、接地導体2の長辺方向)に沿って放射導体32のその他の部分の線幅よりも広い幅を持つ。さらに、接続部32aは、その広い幅を持つ一辺にて接地導体2と電気的に接続される。このような接続部を有することで、空中設置される場合のアンテナ利得が若干抑制され、かつ、他の導体による放射導体31への影響がより軽減される。その結果として、線状アンテナ12は、空中設置される場合と金属上設置される場合のアンテナ利得の差をより小さくできる。なお、接続部の幅が狭くなるほど、線状アンテナ12のアンテナ利得の周波数特性は、このような接続部が設けられないときの線状アンテナのアンテナ利得の周波数特性に近くなる。
図9は、電磁界シミュレーションにより求めた、この変形例による線状アンテナ12を、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。図9において、横軸は周波数を表し、縦軸は正面方向のアンテナ利得を表す。なお、この電磁界シミュレーションでは、接地導体2の長辺方向における接続部32aの幅を15mmとした。その他の各部の寸法については、図2及び図4に示されるものと同じとした。またこの電磁界シミュレーションでは、整合回路は使用されない。
グラフ901は、線状アンテナ12が空中設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ902は、線状アンテナ12が金属上設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。BLEで使用される、2.4GHz〜2.48GHzの間で、空中設置された場合と金属上設置された場合とのアンテナ利得の差は略2dB以下となっており、設置環境の違いによるアンテナ利得の変動が十分に抑制されていることが分かる。
さらに他の変形例によれば、接地導体には、放射導体の少なくとも一部と重ならない位置において切欠き部が設けられてもよい。
図10は、この変形例による線状アンテナの斜視図である。この変形例による線状アンテナ13は、第2の実施形態による線状アンテナ11と比較して、接地導体21のうち、放射導体31と重ならない位置において切欠き穴21aが設けられている点で相違する。なお、切欠き穴21aは、接地導体に設けられる切欠き部の一例である。
このような切欠き穴21aを有することで、接地導体21の面積が減少するため、空中設置される場合のアンテナ利得が若干抑制される。その結果として、線状アンテナ13は、空中設置される場合と金属上設置される場合のアンテナ利得の差をより小さくできる。
図11は、電磁界シミュレーションにより求めた、この変形例による線状アンテナ13を、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。図11において、横軸は周波数を表し、縦軸は正面方向のアンテナ利得を表す。なお、この電磁界シミュレーションでは、切欠き穴21aの接地導体21の長手方向に沿った長さを25mmとし、接地導体21の短手方向に沿った長さを12mmとした。そして放射導体31の固定端が設けられた方の端部と反対側の接地導体21の短辺から切欠き穴21aまでの距離を5mmとし、接地導体21の二つの長辺のそれぞれから切欠き穴21aまでの距離を4mmとした。その他の各部の寸法については、図2及び図4に示されるものと同じとした。またこの電磁界シミュレーションでは、整合回路は使用されない。
グラフ1101は、線状アンテナ13が空中設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ1102は、線状アンテナ13が金属上設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。BLEで使用される、2.4GHz〜2.48GHzの間で、空中設置された場合と金属上設置された場合とのアンテナ利得の差は略2dB以下となっており、設置環境の違いによるアンテナ利得の変動が十分に抑制されていることが分かる。
なお、接地導体の切欠き部の形状は、図10に示されるものに限られない。
図12(a)〜図12(d)は、それぞれ、接地導体に切欠き部が設けられる、線状アンテナの変形例の斜視図である。図12(a)に示される例では、接地導体22は、放射導体31と重なるようにL字型に形成され、放射導体31と重ならない位置において矩形状の切欠き部22aが形成されている。
図12(b)に示される例では、第1の実施形態による線状アンテナ1の放射導体3の一部が接地導体23と重ならないように、固定端に対して対角側に矩形状の切欠き部23aが形成されている。すなわち、放射導体3の開放端近傍と、固定端から放射導体3の途中までの部分だけが接地導体23と重なる。
図12(c)に示される例も、第2の実施形態による線状アンテナ11の放射導体31の一部が接地導体24と重ならないように、接地導体24が形成されている。この例では、放射導体31の平行線路部分31a以外の部分が接地導体24と重ならないように、放射導体31に沿った接地導体24の外縁部(図12(c)では右端側及び下端側)が、それぞれ、数mm程度省略されている。
図12(d)に示される例では、接地導体25は、放射導体31に沿った外形形状を持つように形成され、放射導体31と重なる部分以外についてはほぼ省略されている。ただしこの例でも、接地導体25の面積は、放射導体31の面積よりも広くなっている。
これらの変形例でも、接地導体の面積が減少するため、空中設置される場合のアンテナ利得が若干抑制される。その結果として、これらの変形例による線状アンテナは、空中設置される場合と金属上設置される場合のアンテナ利得の差をより小さくできる。なお、放射導体の一部が接地導体と重ならないように接地導体及び放射導体が形成される場合でも、放射導体の給電点は接地導体と重なることが好ましい。これにより、他の導体による放射導体への影響が軽減される。
図13は、図12(d)に示される変形例による線状アンテナ14が空中設置された場合のアンテナ利得と金属上設置された場合のアンテナ利得とを所定の周波数帯域にて略一致させたときの接地導体25の各部の寸法を示す図である。この例では、放射導体31の固定端から、平行線路部分31aと開放端間の屈曲点までの接地導体25の幅を2mmとした。また、平行線路部分31aでは、平行線路の長手方向と直交する方向の幅を5mmとし、平行線路の長手方向と平行な方向の長さを14mmとした。そして平行線路部分31aと開放端間の屈曲点から開放端に沿った区間の長さを44mmとし、その区間における幅を1.6mmとした。なお、放射導体31の寸法は、図2及び図4に示されるものと同じとした。またこの電磁界シミュレーションでは、整合回路は使用されない。
図14は、電磁界シミュレーションにより求めた、図12(d)及び図13に示される変形例による線状アンテナ14を、それぞれ、空中設置した場合と金属上設置した場合とにおける、正面方向のアンテナ利得の周波数特性を表す図である。図14において、横軸は周波数を表し、縦軸は正面方向のアンテナ利得を表す。
グラフ1401は、線状アンテナ14が空中設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。またグラフ1402は、線状アンテナ14が金属上設置された場合のアンテナ利得の周波数特性を表す。グラフ1401及びグラフ1402に示されるように、BLEで使用される、2.4GHz〜2.48GHzの間で、空中設置された場合と金属上設置された場合とのアンテナ利得は略一致している。
さらに他の変形例によれば、放射導体の平行線路部分以外も、接地導体の外縁よりも内側に位置するように放射導体は形成されてもよい。
図15(a)〜図15(c)は、それぞれ、放射導体の平行線路部分以外も、接地導体の外縁よりも内側に位置するように放射導体は形成された線状アンテナの変形例の斜視図である。
図15(a)に示される例では、放射導体31の平行線路部分31a以外の部分も接地導体26の外縁よりも内側に位置するように接地導体26が拡張される。この例では、放射導体31が沿っている接地導体26の外縁部(図15(a)では、右端側及び下端側)が、それぞれ、数mm程度拡張されている。
図15(b)に示される例では、放射導体33全体が蛇行形状に形成されている。そのため、放射導体33の一部は、接地導体27の外縁よりも内側に位置している。なお、この例では、平行線路部分が形成される場合と同様に、給電点4も、接地導体27の外縁よりも内側に設けられることが好ましい。ただし、給電点4は、接地導体27の外縁に沿った位置に設けられてもよい。
図15(c)に示される例では、放射導体34の固定端34a自体が、接地導体28の外縁よりも内側に設けられる。そして放射導体34全体が接地導体28の外縁よりも内側に位置している。なお、この変形例でも、給電点4は、開放端から給電点4までの距離がnλ/2(nは1以上の整数)とならないように設定されることが好ましい。これにより、開放端が設計波長を持つ無線電波について定在波の節となって放射導体34が無線電波を放射し難くなることを抑制できる。なお、図15(c)に示される例のように、放射導体34全体が接地導体28の外縁部よりも内側に設けられる場合には、給電点4は、放射導体34の固定端に設けられてもよい。
なお、図10、図12(a)〜図12(d)、図15(a)〜図15(d)に示される変形例による線状アンテナにおいても、放射導体は、図8に示される接続部を有していてもよい。
図16は、上記の実施形態またはその変形例の何れかによる線状アンテナを有する電子機器の概略斜視図である。図17は、電子機器が有する回路のブロック図である。この例では、電子機器100は、ビーコン装置であり、基板101と、線状アンテナ102と、駆動電力生成部103と、メモリ104と、制御部105とを有する。このうち、駆動電力生成部103、メモリ104及び制御部105は、線状アンテナ102を介して無線信号を放射する信号処理回路110の一例である。また、メモリ104及び制御部105は、例えば、一つまたは複数の集積回路として形成される。さらに、電子機器100は、信号処理回路110と線状アンテナ102との間に、信号処理回路110のインピーダンスと線状アンテナ102のインピーダンスとを整合させる整合回路(図示せず)をさらに有してもよい。
基板101は、例えば、ABS樹脂、PET樹脂、ポリカーボネイト樹脂といった合成樹脂などの誘電体により、長方形の板状に形成される。そして基板101の一方の面には、線状アンテナ102の接地導体が設けられ、基板101の他方の面には、線状アンテナ102の放射導体及び信号処理回路110などが設けられる。なお、以下では、便宜上、線状アンテナ102の接地導体が設けられる基板101の面を背面と呼び、背面に対して反対側の信号処理回路110等が設けられる面を表面と呼ぶ。
信号処理回路110は、基板101の表面において、線状アンテナ102の放射導体が設けられていない領域に配置される。
線状アンテナ102は、上記の各実施形態またはその変形例の何れかによる線状アンテナである。そして線状アンテナ102は、例えば、制御部105から受け取った無線信号を無線電波として放射する。
駆動電力生成部103は、メモリ104及び制御部105を駆動するための電力を生成する。そのために、駆動電力生成部103は、例えば、太陽電池を有する。さらに、駆動電力生成部103は、太陽電池により生成された電力を蓄電するためのコンデンサといった蓄電素子を有していてもよい。そして駆動電力生成部103は、生成した電力をメモリ104及び制御部105へ供給する。
メモリ104は、不揮発性の半導体メモリ回路を有する。そしてメモリ104は、電子機器100を他の電子機器と識別するためのIDコードを保持する。
制御部105は、線状アンテナ102の給電点に対して直接あるいは整合回路を介して接続される。そして制御部105は、少なくとも一つのプロセッサを有し、BLEといった所定の無線通信規格に従った無線信号を生成する。その際、制御部105は、メモリ104から電子機器100のIDコードを読み込み、そのIDコードを無線信号に含めてもよい。そして制御部105は、その無線信号を線状アンテナ102へ出力し、線状アンテナ102に、その無線信号を無線電波として放射させる。
なお、電子機器100は、Internet of Things(IoT)で利用されるセンサ端末であってもよい。この場合には、電子機器100は、上記の各構成要素以外に、電子機器100が取り付けられる物体に関する情報を検知するためのセンサを一つ以上有していてもよい。そして制御部105は、無線信号に、センサから得られた情報を含めてもよい。
あるいは、電子機器100は、無線タグであってもよい。この場合には、駆動電力生成部103は、リーダライタ(図示せず)から線状アンテナ102を介して受信した無線信号からメモリ104及び制御部105を駆動するための電力を生成してもよい。また制御部105は、線状アンテナ102から受信した無線信号を復調して、その無線信号により搬送された質問信号を取り出す。そして制御部105は、その質問信号に応じた応答信号を生成してもよい。その際、制御部105は、メモリ104からIDコードを読み込み、そのIDコードを応答信号に含める。そして制御部105は、その応答信号を線状アンテナ102から放射する周波数を持つ無線信号に重畳する。そして制御部105は、その無線信号を線状アンテナ102へ出力し、線状アンテナ102に、その無線信号を無線電波として放射させる。
ここに挙げられた全ての例及び特定の用語は、読者が、本発明及び当該技術の促進に対する本発明者により寄与された概念を理解することを助ける、教示的な目的において意図されたものであり、本発明の優位性及び劣等性を示すことに関する、本明細書の如何なる例の構成、そのような特定の挙げられた例及び条件に限定しないように解釈されるべきものである。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1、11−14 線状アンテナ
2、21−28 接地導体
3、31−34 放射導体
3a 固定端
3b 開放端
31a 平行線路部分
32a 接続部
4 給電点
5 整合回路
100 電子機器
101 基板
102 線状アンテナ
103 駆動電力生成部
104 メモリ
105 制御部
110 信号処理回路

Claims (7)

  1. 導電性を有し、平板状に形成され、かつ、接地される第1の導体と、
    導電性を有し、一端にて前記第1の導体と接続され、他端が開放端となっており、前記一端と前記他端との間に設けられた屈曲点から前記他端までの第1の区間が前記第1の導体が設けられる面と平行な面に沿って形成されるとともに、前記第1の区間の途中の給電点にて給電され、前記第1の区間を前記第1の導体が設けられる面の法線方向に沿って投影したときに当該第1の区間のうちの前記給電点を含む少なくとも一部が前記第1の導体と重なるように形成され、かつ、設計波長の半分の整数倍に当該設計波長の1/4を加えた電気長を持つ第2の導体と、
    を有する線状アンテナ。
  2. 前記第2の導体の前記第1の区間のうちの前記給電点を含む少なくとも一部が前記第1の導体の外縁よりも内側に設けられる、請求項1に記載の線状アンテナ。
  3. 前記第1の区間のうちの前記給電点を含む少なくとも一部は、平行線路状に形成される、請求項2に記載の線状アンテナ。
  4. 前記給電点と接続され、前記第1の導体が他の導体と前記第2の導体との間に位置するように前記線状アンテナが前記他の導体上に配置された場合において前記線状アンテナのインピーダンスを所定のインピーダンスに整合させる整合回路をさらに有する、請求項1に記載の線状アンテナ。
  5. 前記一端における前記第1の導体と接続される方向に沿った前記第2の導体の幅が前記第1の区間における前記第2の導体の幅よりも広い、請求項1〜4の何れか一項に記載の線状アンテナ。
  6. 前記第1の導体は、前記第2の導体に沿った外形形状を持つように形成される、請求項3に記載の線状アンテナ。
  7. 基板と、
    線状アンテナと、
    前記基板の一方の面上に設けられ、前記線状アンテナを介して無線電波を放射または受信する信号処理回路とを有し、
    前記線状アンテナは、
    前記基板の前記一方の面の反対側の面に設けられ、導電性を有し、かつ、接地される第1の導体と、
    導電性を有し、一端にて前記第1の導体と接続され、他端が開放端となっており、前記一端と前記他端との間に設けられた屈曲点から前記他端までの第1の区間が前記基板の前記一方の面に沿って形成されるとともに、前記第1の区間の途中の給電点にて前記信号処理回路と接続され、前記第1の区間を前記第1の導体が設けられる面の法線方向に沿って投影したときに当該第1の区間のうちの前記給電点を含む少なくとも一部が前記第1の導体と重なるように形成され、かつ、設計波長の半分の整数倍に当該設計波長の1/4を加えた電気長を持つ第2の導体と、
    を有する電子機器。
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