JP2018085454A - 光検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】Ge層での局所的な光集中を抑制してGe層で発生する熱を抑えることにより、高パワー入力を受けることができるGePDを提供すること。【解決手段】光検出器は、基板の上に形成され、光を伝搬する導波路とp型ドープ領域を含むスラブとを備えたコア層と、導波路とスラブとの間に形成される多モード干渉導波路と、スラブおよび多モード干渉導波路の上に形成され、p型ドーピングされたGe領域を含むGe層と、ドープ領域およびゲルマニウム領域にそれぞれ接続された電極とを含み、Ge層は、多モード干渉導波路によって拡散された光を吸収するように構成される。【選択図】図6

Description

本発明は、光通信システムや光情報処理システム等において用いられる光検出器に関する。
近年、光通信の普及に伴い、光通信装置の低コスト化が求められている。その解決策の1つとして、光通信装置を構成する光回路を、シリコンウエハのような大口径ウエハ上に、シリコンフォトニクスのような微小光回路技術を用いて形成する方法がある。これにより、1チップあたりの材料費を劇的に下げ、光通信装置の低コスト化を図ることが出来る。
このような技術を用いたシリコン(Si)基板上に形成する代表的な光検出器としては、モノリシック集積が可能なゲルマニウム光検出器(GePD)がある(例えば、特許文献1)。
図1は、従来のGePD100の構造を模式的に表した平面図であって、Si基板上にモノリシック集積された導波路結合型の縦型のGePDを示している。図2は、図1のGePD100のII−II断面構造を示す図である。なお、図1では、説明の容易のため、後述するクラッド層103および電極116,117,118を適宜省略して図示している。
図1および図2において、GePD100は、Si基板101を備えており、Si基板101上に、基板側から、下部クラッド層102、Siコア層110、Ge層114、および上部クラッド層103が順次積層されている。GePD100は、Si基板、Si酸化膜、および表面Si層からなるSOI(Silicon On Insulator)基板にリソグラフィ技術等を用いて形成される。
上述したSiコア層110は、光が伝搬する導波路120と、Siスラブ121とに分けられる。以下の説明では、導波路120とSiスラブ111とを総称して、Siコア層110と呼ぶ。なお、図2では、Siコア層110が図示されているが、これは、Siスラブ121を意味する。
Siスラブ121は、導波路120と接続され、矩形状(四辺形)の領域を有する。Siスラブ121には、p型の不純物イオンがドーピングされているp型Si領域(p型ドープ領域)111と、p型不純物が高濃度にドーピングされ電極として作用するp++Si電極部112,113とが形成されている。
p型Si領域(p型ドープ領域)111は、Siスラブ121の一部にp型ドープを行ってp型半導体にした領域であり、Siスラブ121の一部になっている。
Ge層114は、p型Si111上でエピタキシャル成長によって積層され、かつGe層114の上部でn型の不純物がドーピングされたn型Ge領域115が形成されている。
p++Si電極部112,113、およびn型Ge領域115上には、それぞれ、対応する電極116,117,118が設けられる。
GePD100では、導波路120からSiスラブ121に向けて光が入射されて、Ge層114で光が吸収される。そして、電極117と電極116,118との間に光電流が流れる。GePD100では、その電流を検出することにより光を検出する。
特許5370857号公報
図2に示したGePD100は、光を検出するものの、高パワーの光入力に耐えられないという問題があった。以下、図1〜図3を参照して詳述する。
図3は、GePD100のGe層114の底面を熱源とみなし、その熱源のパワー(mW)を変化させて熱解析を行った場合に、Ge層114の温度をプロットで表したグラフd100を示している。図3において、上述した熱源のパワーは、光入力パワーである。
一般に、Si上に成長したGeは、実験結果から、600℃〜800℃程度で融解してフォトダイオードとして機能しないことがわかっている。
特に、前述の図1および図2に示した導波路型GePD100の場合、Ge層114のうちの導波路120に近い部分で集中的に光吸収が行われるため、図1に示した領域119付近が融解してしまう。
一方、図3に示したグラフd100では、75〜100mW程度の熱源のパワー(光入力パワー)で、Geは、融解温度に達する。しかし、GePD100が適用され得るメトロ系ネットワークの受信機では、上記75〜100mW程度の光入力パワーが与えられることがあるため、Ge層114上の領域119(図1)への光集中を避ける必要がある。
図4は、光入力パワーのGe層114上の領域119(図1)への集中を避けるようにした従来のGePD200の平面図であって、Siスラブ121に、テーパー形状を備えた導波路120を接続するようにした構成を示している。なお、図4において、符号Wは、Y方向におけるGe層114の幅を示す。
GePD200の構成は、導波路120がテーパーを備える点以外は、図1に示したものと同一である。図4では、図1および図2の説明で用いた符号等をそのまま用いている。
ここで、図4のGePD200のテーパー導波路での光の広がりは、図5に示すようになる。
図5は、GePD200におけるGE層114の幅wと光強度との対応関係d200を示す図である。
この図5に示す対応関係d200では、光導波路120を伝搬する光がGe層114に到達した時点で、Ge層114の幅wに対して光強度が均一な分布とならない。
すなわち、Ge層114において最も光強度が大きくなるのは、幅w方向(Y方向)の中央となる。このような局所的に大きい光強度を有することから、上述したGe層114上の領域119(図4)への光集中は、図1に示したものに比べて抑制されるものの、完全には解消されないことがわかる。
仮に、高パワーの光入力に耐えられないGePDを光通信システムに組み込んだ場合、光パワーを減衰させたり切り替えたりするための可変アッテネータまたは光スイッチなどの追加部品が必要となり、GePDの製造コストが上がる。
本発明は、このような状況の下においてなされたもので、Ge層での局所的な光集中を抑制してGe層で発生する熱を抑えることにより、高パワー入力を受けることができるGePDを提供することを目的とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、基板と、前記基板の上に形成され、光を伝搬する導波路層とp型またはn型のいずれかのドープ領域を含むスラブ層とを備えたコア層と、前記導波路層と前記スラブ層との間に形成される多モード干渉導波路と、前記スラブ層および前記多モード干渉導波路の上に形成され、n型またはp型のいずれかにドーピングされたゲルマニウム領域を含むゲルマニウム層と、前記ドープ領域および前記ゲルマニウム領域にそれぞれ接続された電極とを含み、前記ゲルマニウム層は、前記多モード干渉導波路によって拡散された前記光を吸収するように構成される。
前記ゲルマニウム層は、前記導波路層側からみて、前記多モード干渉導波路中の光干渉により生じる複数の光強度のピークが全て同程度の強度を持つ位置に配置されるようにしてもよい。
前記ゲルマニウム層が少なくとも2つ以上ある場合には、前記少なくとも2つ以上のゲルマニウム層は、各ゲルマニウム層が吸収する光強度が同等になるように、配置されているようにしてもよい。
前記ゲルマニウム層は、4側面から同時に光を入射するように、各側面で対応する多モード干渉導波路と接続されているようにしてもよい。
前記基板、前記導波路、および前記スラブ層は、シリコンで形成されているようにしてもよい。
本発明によれば、Ge層での局所的な光集中を抑制してGe層で発生する熱を抑えることにより、高パワー入力を受けることができる。
従来の縦型GePDの構成を示す平面図である。 図1のGePDのII−II断面構造を示す図である。 図1のGePDにおいて、熱計算の解析結果を示す図である。 入力導波路にテーパーが設けられた一般的な縦型GePDの構成を示す平面図である。 図4のGePDにおいて、テーパー導波路からGe層への光入力の強度分布を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるGePDの構成例を示す平面図である。 図7のGePDにおいて、多モード干渉導波路中の光強度分布の一例を示す図である。 図7の多モード干渉導波路のある長さにおけるGe層の幅に応じた光強度の一例を示す図である。 第2実施形態のGePDの構成例を示す平面図である。 図9のGePDのGe層中の光強度分布の一例を、従来のGePDと比較するための図である。 第3実施形態のGePDの構成例を示す平面図である。 第4実施形態のGePDの構成例を示す平面図である。
<第1実施形態>
図6は、本発明の第1実施形態であるGePD10の構成例を示す平面図である。なお、本実施形態の以下の説明では、特に記述しない限り、図1および図2の説明で用いた符号等をそのまま用いる。
図6において、GePD10は、図1および図2に示したものと同様に、Si基板101を備えており、Si基板101上に、基板側から、下部クラッド層102、Siコア層110、Ge層114、および上部クラッド層103が順次積層されている。そして、Ge層114は、n型の不純物がドーピングされたn型Ge領域115を含む。
GePD10でも、コア層110は、光が伝搬する導波路(導波路層)120と、p型ドープ領域を含むSiスラブ121とに分けられる。
一方、図1および図2に示したものと異なり、GePD10はさらに、導波路120とSiスラブ121との間に、多モード干渉導波路122を備える。
この実施形態では、多モード干渉導波路122のX方向の長さlは、幅w1の方向(図6のY方向)に対して光強度が均等になるように設定される。
図7は、多モード干渉導波路122の長さlおよび幅wに対応する光強度が例示されている。
図7において、領域301は、図6に示した導波路120に対応する。また、領域305,306,307は、多モード干渉導波路122のX方向の長さl(l=303)における3つの領域を表し、領域308,309は、多モード干渉導波路122のX方向の長さl(=304)における2つの領域を表す。
図7に示す例では、例えば、多モード干渉導波路122の長さl=302より短い位置では、多モード干渉による光強度が変化しない。これは、Ge層114を長さl=302よりも短い位置に配置してはいけないことを意味する。
一般に、多モード干渉導波路122のY方向の幅W1は、Ge層114のY方向の幅よりも大きくするのが良いが、図7に例示するように、幅W1が大きくなるほど、中央部から離れた外側の光強度は下がってしまう。そのため、多モード干渉導波路122の幅W1は、Ge層114の幅と同じにするのが好ましい。
この実施形態のGePD10において、多モード干渉導波路122よりも幅の広いSiスラブ121は、多モード干渉導波路122と同じ層に形成されている。このため、仮に多モード干渉導波路122の後方(導波路120からみて離れる方の側)にGe層114を配置した場合、すなわちGe層114をSiスラブ121上にのみ配置した場合には、多モード干渉導波路122からGe層114へ光が入射するまでの間に、光が、Siスラブ121に拡散し、その結果、Ge層114での光吸収効率が低下してしまう。このことから、Ge層114は、多モード干渉導波路122の上に配置される必要がある。
以上説明したように、本実施形態のGePD10によれば、基板101の上に形成され、光を伝搬する導波路120とドープ領域を含むスラブ121とを備えたコア層110と、導波路120とスラブ121との間に形成される多モード干渉導波路122と、スラブ121および多モード干渉導波路122の上に形成され、p型ドーピングされたGe領域115を含むGe層114と、ドープ領域およびGe領域115にそれぞれ接続された電極116〜118とを含む。ここで、Ge層141は、多モード干渉導波路122によって拡散された光を吸収するように構成されるので、Ge層141は、拡散された均等な光強度を吸収する。これにより、Ge層114上での領域119への光集中が抑制され、Ge層114で発生する熱を抑えることにより、例えば100mW程度の高パワー入力を受けることができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態であるGePD10Aの構成例を示す平面図である。なお、本実施形態の以下の説明では、特に記述しない限り、図6〜図8の説明で用いた符号等をそのまま用いる。
図9において、GePD10Aは、図6に示したものと同様に、Si基板101を備えており、Si基板101上に、基板側から、下部クラッド層102、Siコア層110、Ge層114、および上部クラッド層103が順次積層されている。そして、Ge層114は、n型の不純物がドーピングされたn型Ge領域115を含む。
この実施形態でも、GePD10Aは、Si基板、Si酸化膜、および表面Si層からなるSOI(Silicon On Insulator)基板にリソグラフィ技術等を用いて形成される。そして、コア層110は、光が伝搬する導波路120と、p型ドープ領域を含むSiスラブ121とに分けられる。
一方、図6に示したものと異なり、GePD10Aは、Siスラブ121および多モード干渉導波路122の両方の上に、3つのGe層140,141,142を備える。そして、Ge層140,141,142上には、それぞれ、n型不純物がドーピングされたn型Ge領域143,144,145が形成され、それらのGe領域143〜145上には、電極117が形成されている。
なお、図6では、3つのGe層143,144,145が例示してあるが、2つまたは4つ以上のGe層を備えるようにしてもよい。
上述したGe層140〜142の各々は、光が均等に吸収するように配置される。例えば、図9の例では、Ge層140〜142は、図7に示したX方向の長さl(l=303、またはl=304)の位置に配置される。このときのGe層140〜142中の光強度は、後述する図10に示してある。
図10では、Ge層140〜142中の光強度分布の一例を、従来のGePD100と比較するための図であって、(a)従来のGePD100のGe層114の配置と、(b)上記(a)のGe層114の長さlに応じたGe層114中の光強度と、(c)GePD10AのGe層140〜142の配置と、(d)上記(c)のGe層140〜142の長さlに応じたGe層114中の光強度とを示す。
図10(a)および図10(b)に示したGe層114では、光強度は、Ge層114の長さが大きくなるにつれ小さくなる。
一方、図10(c)および図10(d)に示したGe層140〜142では、光強度は、Ge層114の長さが大きくなるにつれ小さくなるものの、それぞれの周辺でピーク値(極値)をもつ。
なお、図10(d)では、Ge層140周辺の光強度のピーク値は、図7に示した位置307に対応し、Ge層141周辺の光強度のピーク位置は、図7に示した位置309に対応している。
この実施形態のGePD10Aでは、Ge層140〜142の位置は、Ge層140〜142によって吸収される光強度のピークが全て同程度(均等)の強度を持つように設定(配置)される。例えば、図10(c)および図10(d)では、導波路120の後段に最初に備えられる1段目のGe層140は、図7に示した位置303よりも後方に(導波路120からみて遠ざかる側に)距離401分ずらして位置701に配置される。また、2段目のGe層141は、図7に示した位置309よりも後方に(導波路120からみて遠ざかる側に)距離402分ずらして位置702に配置される。
この場合、位置307での光強度は、導波路120からの伝搬光を最初に受けることになるため、最も強いピーク値を有する。Ge140層では、位置701において、そのピークを有する光強度の一部を吸収する。そのため、次の位置309での光強度のピークは、前述の位置307のピーク値よりも弱くなるが、Ge層141でも、Ge層140と同等の光を吸収できるように、距離402の間隔は、距離401よりも小さくして、Ge層141の位置702が設定される。
同様に、Ge層142でも、Ge層140と同等の光を吸収するように、位置310が設定される。その結果、Ge層140〜142で吸収される光吸収量は、等しくなるので、Ge層での局所的な光の集中が抑制される。これにより、第1実施形態で説明したものと同様に、GePD10Aでは、Ge層での局所的な高熱状態を防止し、高パワーの入力を受けることができる。
<第3実施形態>
第2実施形態のGePD10Bでは3つのGe層を備える場合について説明したが、それぞれのGe層を分割して配置するようにしてもよい。
図11は、図9と類似のGePD10Bの平面図であって、Ge層が分割される構成の一例を示している。なお、本実施形態の以下の説明では、特に記述しない限り、図6〜図10の説明で用いた符号等をそのまま用いる。
図11において、Ge層600,601,602,603,604,610,611,612には、それぞれ、n型不純物がドーピングされたn型Ge領域605,606,607,608,609,613,614,615が形成されている。なお、図11では、電極117は、理解の容易のため、破線で示してある。
Ge層600〜602は、それぞれ、図7に示した位置305〜307に配置され、Ge層603,604は、それぞれ、図7に示した位置308,309に配置される。そして、Ge層610〜612は、Ge層600〜607と同等の光を吸収するように、多モード干渉導波路122上に配置される。これにより、このGePD10Bでも、Ge層600〜604,610〜612で吸収される光吸収量は、等しくなる(すなわちGe層は、導波路層側からみて、多モード干渉導波路中の光干渉により生じる複数の光強度のピークが全て同程度の強度を持つ位置に配置される)ので、Ge層での局所的な光の集中が抑制される。これにより、Ge層での局所的な高熱状態を防止し、高パワーの入力を受けることができる。
なお、図11では、Ge層603〜604と、Ge層610〜612との間のGe層の配置態様について具体的に示されていないが、Ge層での光吸収量が同等になるのであれば、上記Ge層間に、Ge層を分割して配置するようにしてもよい。また、Ge層の分割数は、図11に示した例に限られず、変更することができる。
<第4実施形態>
以上では、図6〜図11を参照して、Ge層の1つ側面からの光を入射する場合について説明した。これとは別に、Ge層の1つ側面から光を入射するのではなく、4つの側面から同時に光を入射するようにすることもできる。なお、本実施形態の以下の説明では、特に記述しない限り、図6〜図11の説明で用いた符号等をそのまま用いる。
図12は、かかる4つの導波路120,129,130,131を備えるGePD10Cの構成例を示す平面図である。
図12において、GePD10Cは、図6に示した多モード干渉導波路122に加えて、3つの多モード干渉導波路125,126,127を備える。
多モード干渉導波路120,125,126,127の各々には、4分岐導波路128から分岐する導波路120,129,130,131と接続される。4分岐導波路128から多モード干渉導波路120,125,126,127までの導波路120〜131の各長さは、同じになるように設定されている。これにより、Ge層114には、4つの導波路120,129〜131を介して、同時に、同位相および同強度の光が入射されて吸収される。このとき、Ge層114に入射する光の強度は、第1実施形態に示したものに比べて1/4になるので、Ge層での局所的な光の集中が抑制され、Ge層114での局所的な高熱状態を防止することができる。
<変更例>
以上、第1〜第4の実施形態のGePDについて説明してきたが、適宜変更することもできる。例えば、基板などの各構成要素の材料は、シリコン以外の材料を採用することもできる。
また、ドープ領域、Ge領域または/および電極は、p型またはn型のいずれの組み合わせとしてもよい。
第4実施形態では、第1実施形態に示したものと類似する構成について説明したが、第2または/および第3実施形態に示したものと類似する構成としてもよい。
10,10A,10B,10C ゲルマニウム光検出器(GePD)
102 下部クラッド層
103 上部クラッド層
110 Siコア層
111 P型Si領域
121 Siスラブ
114,600〜604,610〜612 Ge層
120,129〜131 導波路
122,125〜127 多モード干渉導波路

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の上に形成され、光を伝搬する導波路層とp型またはn型のいずれかのドープ領域を含むスラブ層とを備えたコア層と、
    前記導波路層と前記スラブ層との間に形成される多モード干渉導波路と、
    前記スラブ層および前記多モード干渉導波路の上に形成され、n型またはp型のいずれかにドーピングされたゲルマニウム領域を含むゲルマニウム層と、
    前記ドープ領域および前記ゲルマニウム領域にそれぞれ接続された電極と
    を含み
    前記ゲルマニウム層は、前記多モード干渉導波路によって拡散された前記光を吸収するように構成される
    ことを特徴する光検出器。
  2. 前記ゲルマニウム層は、前記導波路層側からみて、前記多モード干渉導波路中の光干渉により生じる複数の光強度のピークが全て同程度の強度を持つ位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光検出器
  3. 前記ゲルマニウム層が少なくとも2つ以上ある場合には、前記少なくとも2つ以上のゲルマニウム層は、各ゲルマニウム層が吸収する光強度が同等になるように、配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光検出器。
  4. 前記ゲルマニウム層は、4側面から同時に光を入射するように、各側面で対応する多モード干渉導波路と接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光検出器。
  5. 前記基板、前記導波路、および前記スラブ層は、シリコンで形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光検出器。
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