JP2018084435A - 位置測定装置、及び位置測定方法 - Google Patents

位置測定装置、及び位置測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018084435A
JP2018084435A JP2016226129A JP2016226129A JP2018084435A JP 2018084435 A JP2018084435 A JP 2018084435A JP 2016226129 A JP2016226129 A JP 2016226129A JP 2016226129 A JP2016226129 A JP 2016226129A JP 2018084435 A JP2018084435 A JP 2018084435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
reference point
position measuring
display device
crane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016226129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6764768B2 (ja
Inventor
成浩 蔡
Shigehiro Sai
成浩 蔡
知洋 吉田
Tomohiro Yoshida
知洋 吉田
悠貴 妹尾
Yuki Senoo
悠貴 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2016226129A priority Critical patent/JP6764768B2/ja
Publication of JP2018084435A publication Critical patent/JP2018084435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6764768B2 publication Critical patent/JP6764768B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】精度の良い位置情報を容易に取得することができる位置測定装置、及び位置測定方法を提供する。【解決手段】位置測定装置1は、対象物Aの位置を測定する。位置測定装置1は、地上GLに設置され、レーザ光を照射して空中に視認可能な基準点TA,TBを表示するレーザ表示装置2と、対象物Aに設置され、基準点TA,TBを撮影するカメラ3と、カメラ3によって撮影された画像を用いて対象物Aの位置を計算する計算部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、対象物の位置を測定する位置測定装置、及び位置測定方法に関する。
特許文献1には、目標物の3次元位置を計測する3次元位置計測装置が記載されている。この3次元位置計測装置は、建築施工の作業現場においてターゲット板及び画像スキャニング装置が建物の上層階に配置されて用いられる。この3次元位置計測装置は、建て方の基準となる基準墨の上に設けられた3台の鉛直用レーザー装置と、各鉛直用レーザー装置から照射されるレーザー光を受ける前述の3枚のターゲット板と、ターゲット板を撮影する画像カメラを有する前述の画像スキャニング装置とを備えている。画像スキャニング装置の画像カメラが、各ターゲット板における鉛直用レーザー装置からのレーザー光の照射点であるレーザースポットを撮影することにより、目標物の位置が求められる。
特開平6−186036号公報
特許文献1では、ターゲット板を建物の上層階に物理的に配置している。従って、ターゲット板の取り付け作業が面倒である。また、風などの外力によって建物全体が揺れる場合があり、そのような場合、揺れによってレーザースポットがターゲット板から外れる懸念がある。レーザースポットがターゲット板から外れると、位置計測の精度が低下する。従って、高精度に位置計測を行うためには、レーザー光をターゲット板に確実に照射させる必要がある。よって、レーザー光を確実にターゲット板に照射するために、ターゲット板の配置を精度良く行わなければならない。このように、ターゲット板の配置を精度良く行わなければならないため、精度の良い位置情報を容易に取得できないという問題があった。
本発明は、精度の良い位置情報を容易に取得することができる位置測定装置、及び位置測定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る位置測定装置は、対象物の位置を測定する位置測定装置であって、不動点に設置され、レーザ光を照射して空中に視認可能な基準点を表示するレーザ表示装置と、対象物に設置され、基準点を撮影するカメラと、カメラによって撮影された画像を用いて対象物の位置を計算する計算部と、を備える。
本発明に係る位置測定装置において、基準点は、不動点に設置されたレーザ表示装置によってレーザ光を照射することにより空中に表示される。これにより、基準点を物理的に取り付ける場合と比較して容易に基準点を設けることができる。また、例えば建物に配置された対象物の位置を測定する場合であって、風などの外力によって建物が揺れた場合であっても、基準点は、空中に表示されるため、揺れに影響されず一定の位置を維持する。このように、空中に容易に基準点を表示させることができると共に、建物が揺れても基準点の位置を一定にすることができる。従って、この基準点をカメラで撮影して計算部が対象物の位置を計算することにより、精度の良い位置情報を容易に取得することができる。
本発明に係る位置測定装置において、カメラは、全方位カメラであり、360度回転しながら撮影を行ってもよい。この場合、カメラが360度回転しながら撮影を行うので、より精度の良い位置情報を取得することができる。
本発明に係る位置測定装置において、対象物は、建物の作業階に配置されると共に建物を施工する施工機械を含んでおり、計算部によって計算された施工機械の位置を用いて施工機械の動作を制御する制御部を更に備えていてもよい。この場合、精度の良い位置情報を用いて容易に施工機械を動作させることができるので、施工効率を向上させることができる。
本発明に係る位置測定装置において、対象物は、建物の作業階に位置しており、レーザ表示装置は、作業階の高さに応じて基準点の高さを調整してもよい。この場合、位置を測定する対象物から近い場所に基準点を表示させることができるので、施工状況に適した位置情報を取得することができる。
本発明に係る位置測定方法は、対象物の位置を測定する位置測定方法であって、不動点に設置されたレーザ表示装置によってレーザ光を照射して、空中に視認可能な基準点を表示するステップと、対象物に設置したカメラによって基準点を撮影するステップと、カメラによって撮影された画像を用いて対象物の位置を計算するステップとを備える。
本発明に係る位置測定方法では、不動点に設置されたレーザ表示装置によってレーザ光を照射して、空中に基準点を表示する。これにより、容易に基準点を設けることができる。また、風などの外力によって建物が揺れた場合であっても、基準点は、揺れに影響されず一定の位置を維持する。従って、建物が揺れた場合にも一定の位置を維持する基準点を容易に表示させることができるので、前述の位置測定装置と同様、精度の良い位置情報を容易に取得することができる。
本発明によれば、精度の良い位置情報を容易に取得することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る位置測定装置を適用した施工現場の模式図である。 図2は、本発明の実施形態に係る位置測定装置の装置構成を示すブロック図である。 図3は、位置測定装置のレーザ表示装置による基準点の高さ調整の様子を示す模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、位置測定装置のカメラによる処理を説明するための図である。 図5は、位置測定装置の計算部による計算例を説明するための図である。 図6は、位置測定装置の計算部による計算例を説明するための図である。 図7は、位置測定装置の計算部による計算例を説明するための図である。 図8は、位置測定装置の表示部に表示される画像の例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る位置測定方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る位置測定装置、及び位置測定方法の実施形態について詳細に説明する。なお、図面において、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る位置測定装置を適用した施工現場の模式図である。図1に示されるように、本実施形態に係る位置測定装置1は、例えば建物Bの施工に用いられる。建物Bの施工において作業が行われる作業階FLには、例えば建物Bを施工するクレーンC(施工機械)、鉄骨D(部材)、及び作業者Eが位置している。施工現場では、例えばトラック等によって運搬されてきた鉄骨Dを、クレーンCを用いて作業階FLの施工予定位置Pに設置する。また、作業階FLにおいて、クレーンC及び鉄骨Dは作業者Eに接触しないように位置を調整される。本実施形態では、位置測定装置1により、施工機械を用いて部材を設置する施工管理、及び、作業者に接触しないように施工機械及び部材の位置を調整する安全管理が自動で行われる。
図2を併せて参照し、位置測定装置1について説明する。図2は、位置測定装置1の装置構成を示すブロック図である。位置測定装置1は、対象物Aの位置を測定する。本実施形態では、一例として、任意の原点O(図5参照)に対する対象物Aの相対的な3次元座標データを取得する。対象物Aは、前述のクレーンC、鉄骨D、及び作業者Eを含む。位置測定装置1は、レーザ表示装置2と、カメラ3と、コンピュータ4と、表示部5と、施工機械コントローラ6と、警報装置7とを備える。カメラ3、コンピュータ4、表示部5、施工機械コントローラ6、及び警報装置7のそれぞれは、例えば無線LAN(Local Area Network)又はBluetooth(登録商標)等の無線で通信するためのインターフェースを有しており、互いに無線によるデータの送受信が可能である。
レーザ表示装置2は、レーザ光を照射して空中に視認可能な基準点TA(又は基準点TB)を表示する。レーザ表示装置2は、地上GLに直接設置される。ここで、地上GLは、風などの外力が作用した場合であっても変位しない不動点である。レーザ表示装置2は、地上GLにおける所定の位置に設置され(詳細は後述)、当該所定の位置の鉛直上方に基準点TA,TBを表示する。レーザ表示装置2は、例えばレーザ光を照射するレーザ照射部(不図示)を含むプラズマ発生装置によって構成されている。この場合、レーザ表示装置2は、所定の位置でプラズマを発生させ、空中における任意の位置に基準点TA,TBを表示する。
レーザ表示装置2は、作業階FLの高さに応じて基準点TA,TBの高さを調整する。図3は、位置測定装置1のレーザ表示装置2による基準点TAの高さ調整の様子を示す模式図である。図3に示されるように、レーザ表示装置2は、例えば地上GLにおいて作業が行われるとき(作業階FL1の高さ位置が地上GLであるとき)、地上GLに近い位置に基準点TA1を表示する。具体的には、レーザ表示装置2は、地上GLよりも所定距離だけ上方に基準点TA1を表示する。
レーザ表示装置2は、地上GLよりも上方の作業階FL2において作業が行われるとき、基準点TA1よりも高い位置(作業階FL2よりも所定距離だけ上方)に基準点TA2を表示し、作業階FL2よりも上方の作業階FL3において作業が行われるとき、基準点TA2よりも高い位置(作業階FL3よりも所定距離だけ上方)に基準点TA3を表示する。レーザ表示装置2は、各作業階FL(FL1,FL2,FL3)に近い位置であって、作業が行われる場所から視認可能な高さ位置(各作業階FLよりも高い位置)に、基準点TA(TA1,TA2,TA3)を表示する。
基準点TA,TBは、対象物Aの位置を取得するための計算(後述)に用いられる。従って、基準点TA,TBは予め設定された一定の位置に表示される。ここでは、一例として2つの基準点TA及び基準点TBが表示される(図5参照)。2つの基準点TA,TBは、例えば2台のレーザ表示装置2のそれぞれによって表示される。2台のレーザ表示装置2のうち、一方のレーザ表示装置2は原点Oに設置され、他方のレーザ表示装置2は原点Oから任意の距離L1だけ離れたY軸上の地上の点G1に設置される。原点Oに設置されたレーザ表示装置2によって高さ位置H1の空中に基準点TAが表示され、点G1に設置されたレーザ表示装置2によって高さ位置H2の空中に基準点TBが表示される。このとき、基準点TAの3次元座標データは、(Txa,Tya,Tza)=(0,0,H1)であり、基準点TBの3次元座標データは、(Txb,Tyb,Tzb)=(0,L1,H2)である。
カメラ3は、基準点TA,TBを撮影する。カメラ3は、全方位カメラである。カメラ3は、360度方向に亘って撮影する。図4(a)及び図4(b)は、位置測定装置1のカメラ3による処理を説明するための図である。図4(a)の二点鎖線はカメラ3によって撮影される画像3aの画像面を示し、図4(b)の二点鎖線は画像3aの画像面を平面展開した状態を示す。ここで、カメラ3の回転軸であるZc軸と、Zc軸にそれぞれ直交するXc軸及びYc軸によって構成される直交座標をカメラ座標系Scとする。画像3aにおいて、U軸はZc軸に平行であり、V軸はXc軸及びYc軸を含む平面に平行である。
カメラ3は、対象物Aのそれぞれに設置され、対象物Aに設置された状態で360度回転しながら撮影を行う。なお、対象物Aが作業者Eである場合には、カメラ3は、例えば作業者Eが所持する携帯端末に内蔵される。カメラ3は、撮影部31と、記憶部32と、計算部33とを備える。また、カメラ3は、当該カメラ3を設置した対象物Aの水平方向の傾きを検知する姿勢センサ34を備える。
図4及び図5に示されるように、カメラ3の撮影部31は、基準点TA,TBの撮影を行う。撮影部31は、Zc軸回りを360度回転しながら画像3aを取得する。このとき、撮影部31は、姿勢センサ34によって検知された対象物Aの傾きを用いて、カメラ座標系Scと現場座標系Sとを一致させて撮影を行う。図4(b)に示される平面展開した画像面において、U軸はZ軸に平行であり、V軸はX軸及びY軸を含む平面に平行である。また、撮影部31は、例えば、対象物Aに付された対象物Aの識別用バーコードを読み取るバーコード読み取り装置を有していてもよい。
記憶部32は、カメラ3を設置する各対象物Aを識別するID(Identification)を記憶する。記憶部32は、例えばIC(Integrated circuit)チップによって構成される。記憶部32は、IDに紐付けられる情報として、例えば、各対象物Aの名称、機能、寸法、形状、重量及び材質を記憶する。各対象物AのIDは、例えば各対象物Aにバーコードを表示させておき、そのバーコードを撮影部31のバーコード読み取り装置で読み取ることによって記憶部32に取得されてもよい。
計算部33は、撮影部31によって撮影された画像3aと記憶部32が記憶する対象物AのIDとを用いて、対象物Aの3次元座標データ(位置)を計算する。具体的には、計算部33は、対象物Aに設置されたカメラ3の位置であるカメラ位置TCの3次元座標データを計算する。計算部33は、例えば図4(b)に示される画像3aから求められる基準点TAの座標データ(Va,Ua)、及び、基準点TBの座標データ(Vb,Ub)を用いてカメラ位置TCの3次元座標データを計算する。
図5に示される3次元座標のうち、X軸及びY軸を含む2次元座標に着目して、次のようにTx及びTyを計算する。図6に示されるように、
θAB:基準点TA及びカメラ位置TCを結ぶ線分と基準点TB及びカメラ位置TCを結ぶ線分との成す角度
θAO:基準点TA及びカメラ位置TCを結ぶ線分とXc軸との成す角度
θAC:Y軸と基準点TB及びカメラ位置TCを結ぶ線分との成す角度
θBC:Y軸と基準点TA及びカメラ位置TCを結ぶ線分との成す角度
AB:基準点TAと基準点TBとの距離
AC:基準点TAとカメラ位置TCとの距離
BC:基準点TBとカメラ位置TCとの距離
と定義すると、各値は次のように求められる。
θABは絶対値|Vb―Va|(図4(b)参照)から求められ、θAOはVaから求められる。θBCは式(1)から求められ、θACは式(2)から求められる。
Figure 2018084435

Figure 2018084435
ABはピタゴラスの定理より式(3)から求められ、LACは正弦定理より式(4)から求められる。
Figure 2018084435

Figure 2018084435
式(1)及び式(4)から求めたθBC,LACを用いて式(5)からTxを得ることができ、式(6)からTyを得ることができる。
Figure 2018084435

Figure 2018084435
なお、式(7)からLBCを求め、式(7)及び式(2)から求めたθAC,LBCを用いて、式(8)からTxを得てもよい。
Figure 2018084435

Figure 2018084435
Tzについては次のように計算する。図7に示されるように、基準点TA及びカメラ位置TCの垂直距離をHaと定義する。Haは、Ua(図4(b)参照)と、LAC(図6参照)と、カメラ3の撮影部31の焦点距離fとを用いて、式(9)から求められる。
Figure 2018084435

このHaを用いて、式(10)からTzを得ることができる。
Figure 2018084435

以上の計算から得た対象物Aの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)は、計算部33からコンピュータ4に送信される。
コンピュータ4は、例えば地上GL又は作業階FLに設置されている。コンピュータ4は、カメラ3から対象物Aの位置情報を受信する。コンピュータ4は、対象物Aの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を用いて表示部5、施工機械コントローラ6、及び警報装置7を制御する。コンピュータ4は、記憶部41と、制御部42とを備える。
記憶部41は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの各種記憶媒体により構成される。記憶部41は、計算部33が計算した複数の対象物Aの位置情報を記憶する。また、記憶部41は、複数の鉄骨Dの施工予定位置Pの位置情報を記憶する。
制御部42は、CPU(Central Processing Unit)により構成される。制御部42は、記憶部41に記憶される複数の位置情報を表示部5に表示させる。また、制御部42は、記憶部41に記憶される複数の位置情報を用いてクレーンCの動作を制御すると共に、警報装置7の動作を制御する。制御部42は、例えばクレーンCの位置情報を用いてクレーンCの動作を制御し、クレーンCに鉄骨Dを施工予定位置Pに設置させる。また、制御部42は、クレーンC又は鉄骨Dが作業者Eに接触することを防ぐため、クレーンC又は鉄骨Dと作業者Eとが互いに接近したときに警報を出力するように警報装置7を制御する。
表示部5は、例えば地上GL又は作業階FLに設置されている。表示部5は、対象物Aの位置情報を表示する。図8は、位置測定装置1の表示部5に表示される画像の例を示す図である。図8に示されるように、表示部5は、ディスプレイ51を有する。表示部5は、コンピュータ4の制御部42の制御により、対象物Aの位置情報をディスプレイ51に表示する。ディスプレイ51には、例えば各対象物AのXY平面上における点がリアルタイムで表示される。また、ディスプレイ51には、カメラ3の撮影部31が撮影した画像3aが表示されてもよい。
施工機械コントローラ6は、例えばクレーンCに内蔵されている。施工機械コントローラ6は、クレーンCを動作させるコントローラである。施工機械コントローラ6は、コンピュータ4の制御部42の制御により、クレーンCに施工させる。施工機械コントローラ6は、例えばクレーンCが鉄骨Dを施工予定位置Pに設置するように、クレーンCを動作させる。また、施工機械コントローラ6は、クレーンCが作業者Eに接触しないように、クレーンCの動作をコントロールする。
警報装置7は、クレーンC又は鉄骨Dと作業者Eとが互いに接近したときに警報を出力する。警報装置7は、例えば作業階FLに設置されている。このように警報装置7が作業階FLに設置されることにより、作業階FLの作業者Eに確実に警報を伝えることができる。警報装置7は、警報音を発する報知器であってもよいし、光を発するパトランプであってもよい。なお、警報装置7は、作業者Eの所持する携帯端末に内蔵されていてもよく、携帯端末に警報を送信してもよい。
次に、図1、図2及び図9を参照しながら位置測定装置1を用いて対象物Aの位置を測定する位置測定方法について説明する。本実施形態では、一例として、クレーンCの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を取得する場合について説明する。図9は、本発明の実施形態に係る位置測定方法を示すフローチャートである。位置測定方法は、基準点を表示するステップS1と、基準点を撮影するステップS2と、対象物の位置を計算するステップS3と、施工機械を制御するステップS4と、を備える。
まず、2台のレーザ表示装置2を地上GLに設置する。2台のレーザ表示装置2のうち、一方のレーザ表示装置2は原点Oに設置し、他方のレーザ表示装置2は原点Oから任意の距離L1だけ離れたY軸上の点G1に設置する(図5参照)。原点Oに設置されたレーザ表示装置2は、レーザ光を照射して空中に基準点TAを表示する。点G1に設置されたレーザ表示装置2は、レーザ光を照射して空中に基準点TBを表示する。以上のように、地上GLに設置されたレーザ表示装置2がレーザ光を照射して空中に視認可能な基準点TA,TBを表示する(基準点を表示するステップS1)。
次に、クレーンCに設置されたカメラ3が回転しながら基準点TA,TBを撮影する。具体的には、クレーンCに設置されたカメラ3の撮影部31が、カメラ座標系ScのZc軸回りを360度回転しながら画像3aを撮影する(図4(a)及び図4(b)参照)。このとき、カメラ3の姿勢センサ34によって、クレーンCの水平方向における傾きを検出する。姿勢センサ34によって検知されたクレーンCの傾きを用いて、カメラ座標系Scと現場座標系Sとを一致させて撮影する。以上のように、クレーンCに設置したカメラ3によって基準点TA,TBを撮影する(基準点を撮影するステップS2)。
次に、計算部33が、撮影部31によって撮影された画像3a及び記憶部32が記憶するクレーンCのIDを用いて、クレーンCの3次元座標データを計算する。具体的には、計算部33は、クレーンCに設置されたカメラ3のカメラ位置TCの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を計算する(図5参照)。計算部33は、前述した方法によって3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を得る。計算部33は、3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を無線によりコンピュータ4に送信する。以上のように、カメラ3によって撮影された画像3aを用いてクレーンCの3次元座標データを計算する(対象物の位置を計算するステップS3)。
コンピュータ4は、クレーンCの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を無線により受信する。クレーンCの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を用いて、コンピュータ4の制御部42が施工機械コントローラ6を介してクレーンCの動作を制御する。制御部42の制御によって、例えばクレーンCが鉄骨Dを施工予定位置Pに設置する。また、制御部42の制御によって、クレーンCが作業者Eを避けて動作する。以上のように、計算部33によって計算されたクレーンCの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を用いてクレーンCの動作を制御する(施工機械を制御するステップS4)。
以上のように、施工機械を制御するステップS4が実行された後に一連の処理が完了する。この処理を、複数の対象物Aに対し、互いに独立して、且つ並行して繰り返し実行することにより、建物Bの施工を全自動で行うことが可能となる。
なお、対象物Aの種類に応じて、前述の施工機械を制御するステップS4を省略してもよい。施工機械を制御するステップS4の前後に、対象物Aの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を用いて、表示部5によって対象物Aの位置を表示するステップを備えていてもよい。施工機械を制御するステップS4の前後に、対象物Aの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を用いて、警報装置7によって警報を出力するステップを備えていてもよい。
次に、本実施形態に係る位置測定装置1及び位置測定方法の作用効果について説明する。
本実施形態に係る位置測定装置1において、基準点TA,TBのそれぞれは、地上GLに設置されたレーザ表示装置2によってレーザ光を照射することにより空中に表示される。これにより、基準点を物理的に取り付ける場合と比較して容易に基準点TA,TBを設けることができる。また、建物Bの作業階FLに配置された対象物Aの位置の測定中に、風などの外力によって建物Bが揺れた場合であっても、基準点TA,TBは、空中に表示されるため、揺れに影響されず一定の位置を維持する。このように、空中に容易に基準点TA,TBを表示させることができると共に、建物Bが揺れても基準点TA,TBの位置を一定にすることができる。従って、この基準点TA,TBをカメラ3で撮影して計算部33が対象物Aの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を計算することにより、精度の良い位置情報をリアルタイムで容易に取得することができる。
また、カメラ3は、全方位カメラであり、360度回転しながら撮影を行う。カメラ3が360度回転しながら撮影を行うので、このカメラ3により一層確実に基準点TA,TBを撮影することができる。よって、より精度の良い位置情報を取得することができる。
また、対象物Aは、建物Bの作業階FLに配置されると共に建物Bを施工するクレーンCを含んでおり、位置測定装置1は、計算部33によって計算されたクレーンCの3次元座標データ(Tx,Ty,Tz)を用いてクレーンCの動作を制御する制御部42を更に備える。これにより、精度の良い位置情報を用いて、容易にクレーンCを動作させることができるので、施工効率を向上させることができる。
また、対象物Aは、建物Bの作業階FLに位置しており、レーザ表示装置2は、作業階FLの高さに応じて基準点TA,TBのそれぞれの高さを調整する。これにより、位置を測定する対象物Aから近い場所に基準点TA,TBを表示させることができるので、施工状況に適した位置情報を取得することができる。
本実施形態に係る位置測定方法では、地上GLに設置されたレーザ表示装置2によってレーザ光を照射して、空中に基準点TA,TBを表示する。これにより、容易に基準点TA,TBを設けることができる。また、風などの外力によって建物Bが揺れた場合であっても、基準点TA,TBは、揺れに影響されず一定の位置を維持する。従って、建物Bが揺れた場合にも一定の位置を維持する基準点TA,TBを容易に表示させることができるので、前述の位置測定装置1と同様、精度の良い位置情報を容易に取得することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは、当業者にとって容易に認識される。
前述した実施形態では、レーザ表示装置2が直接地上GLに設置されている例について説明したが、レーザ表示装置2は直接地上GLに設置されなくてもよい。レーザ表示装置2は、例えば地上GLに載置された台の上に設置されてもよい。また、レーザ表示装置2が設置される場所は、地上GLでなくてもよい。レーザ表示装置2は、風などの外力が作用した場合であっても変位しない不動点に設置されていればよい。
また、前述した実施形態では、レーザ表示装置2が作業階FLの高さに応じて基準点TA,TBの高さを調整する例について説明したが、レーザ表示装置は基準点の高さを調整しなくてもよい。レーザ表示装置は、例えば作業階FLが地上GLである段階から、施工完了後の建物Bの高さよりも高い位置(最上層の作業階FLよりも所定距離だけ上方)に基準点を表示しておいてもよい。また、前述した実施形態では、基準点TA,TBがレーザ表示装置2の鉛直上方に表示される例について説明したが、基準点はレーザ表示装置の鉛直上方以外の場所に表示されてもよい。
また、前述した実施形態では、2つの基準点TA,TBを表示する例について説明したが、基準点は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。なお、基準点の数に応じてレーザ表示装置2の台数を変更してもよい。
また、前述した実施形態では、カメラ3が全方位カメラである例について説明したが、カメラは全方位カメラでなくてもよい。例えば、180度回転しながら撮影するカメラであってもよいし、他の角度の範囲で回転しながら撮影するカメラであってもよい。又は、カメラは回転しないで撮影を行うものであってもよい。カメラが回転しないで撮影を行う場合、複数のカメラを用いて複数の向きを撮影し、当該複数のカメラによって撮影した複数の画像を用いて位置を計算してもよい。このようにカメラの台数については特に限定されない。
また、計算部33による計算は、前述した実施形態における計算例に限定されない。計算部33は、前述した式(1)〜式(10)以外の式を用いて3次元データを計算してもよい。計算部33は、カメラ位置TCから基準点TA,TBまでの距離及び角度を用いて、対象物Aの位置を計算してもよい。例えば、基準点TA,TBのそれぞれの大きさからカメラ位置TCと基準点TA,TBとの距離を計測し、計測した距離及び角度を用いて位置を計算してもよい。計算部33は、カメラ3の焦点距離fを用いてカメラ位置TCと基準点TA,TBとの距離を計算してもよい。
また、前述した実施形態では、対象物AがクレーンC、鉄骨D、及び作業者Eを含む例について説明したが、対象物は、クレーンC、鉄骨D、及び作業者E以外のものであってもよい。対象物は、例えば、コンクリートの仕上げ作業を行うコンクリート仕上げロボット、ボルト締めを行うボルト締めロボット、配筋ロボット、又は壁取り付けロボットを含んでいてもよい。
また、前述した実施形態では、位置測定装置1が建物Bの施工に用いられる場合について説明したが、位置測定装置1は建物Bの施工以外にも適用することができる。位置測定装置1は、橋梁等の構造物の施工に適用してもよい。また、対象物は、例えば、構造物の施工を行うための足場に配置されており、当該構造物を施工するための施工機械を含んでいてもよい。
また、前述した実施形態では、対象物Aの位置を測定する例として原点Oに対する対象物Aの相対的な3次元座標データを取得する場合について説明したが、測定対象のデータは3次元座標データに限定されない。対象物Aの位置を測定して、原点Oに対する対象物Aの相対的な2次元座標データを取得してもよい。
また、前述した実施形態では、カメラ3、コンピュータ4、表示部5、施工機械コントローラ6、及び警報装置7のそれぞれは、無線で通信することにより互いにデータの送受信が可能である例について説明したが、無線による通信に限定されない。例えばケーブルを用いて有線により通信を行ってもよい。
1…位置測定装置、2…レーザ表示装置、3…カメラ、3a…画像、33…計算部、42…制御部、A…対象物、B…建物、C…クレーン(施工機械)、FL…作業階、GL…地上(不動点)、TA,TB…基準点。

Claims (5)

  1. 対象物の位置を測定する位置測定装置であって、
    不動点に設置され、レーザ光を照射して空中に視認可能な基準点を表示するレーザ表示装置と、
    前記対象物に設置され、前記基準点を撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された画像を用いて前記対象物の位置を計算する計算部と、
    を備える位置測定装置。
  2. 前記カメラは、全方位カメラであり、360度回転しながら撮影を行う、
    請求項1に記載の位置測定装置。
  3. 前記対象物は、建物の作業階に配置されると共に前記建物を施工する施工機械を含んでおり、
    前記計算部によって計算された前記施工機械の位置を用いて前記施工機械の動作を制御する制御部を更に備える、
    請求項1又は2に記載の位置測定装置。
  4. 前記対象物は、建物の作業階に位置しており、
    前記レーザ表示装置は、前記作業階の高さに応じて前記基準点の高さを調整する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の位置測定装置。
  5. 対象物の位置を測定する位置測定方法であって、
    不動点に設置されたレーザ表示装置によってレーザ光を照射して、空中に視認可能な基準点を表示するステップと、
    前記対象物に設置したカメラによって前記基準点を撮影するステップと、
    前記カメラによって撮影された画像を用いて前記対象物の位置を計算するステップと、
    を備える位置測定方法。
JP2016226129A 2016-11-21 2016-11-21 位置測定装置、及び位置測定方法 Active JP6764768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016226129A JP6764768B2 (ja) 2016-11-21 2016-11-21 位置測定装置、及び位置測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016226129A JP6764768B2 (ja) 2016-11-21 2016-11-21 位置測定装置、及び位置測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018084435A true JP2018084435A (ja) 2018-05-31
JP6764768B2 JP6764768B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=62238221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016226129A Active JP6764768B2 (ja) 2016-11-21 2016-11-21 位置測定装置、及び位置測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6764768B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020165652A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社トプコン レーザースキャン用警報装置、レーザースキャナ、レーザースキャナ用警報システム、レーザースキャン用警報方法およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007206588A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 空中可視像形成装置および空中可視像形成方法
JP2011202450A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Nishimatsu Constr Co Ltd 杭打設システム
JP2014513792A (ja) * 2011-04-14 2014-06-05 ヘキサゴン テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 対象物表面の3d座標を決定するための測定システム
JP2015081814A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 株式会社大林組 移動体の位置計測システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007206588A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 空中可視像形成装置および空中可視像形成方法
JP2011202450A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Nishimatsu Constr Co Ltd 杭打設システム
JP2014513792A (ja) * 2011-04-14 2014-06-05 ヘキサゴン テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 対象物表面の3d座標を決定するための測定システム
JP2015081814A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 株式会社大林組 移動体の位置計測システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020165652A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社トプコン レーザースキャン用警報装置、レーザースキャナ、レーザースキャナ用警報システム、レーザースキャン用警報方法およびプログラム
JP7303651B2 (ja) 2019-03-28 2023-07-05 株式会社トプコン レーザースキャン用警報システムおよびレーザースキャン用警報方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6764768B2 (ja) 2020-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10647001B2 (en) Calibration device, calibration method, and computer readable medium for visual sensor
US10571254B2 (en) Three-dimensional shape data and texture information generating system, imaging control program, and three-dimensional shape data and texture information generating method
JP2008021092A (ja) ロボットシステムのシミュレーション装置
CN109715307A (zh) 具有工作区图像捕获设备的弯曲机以及用于表示工作区的方法
JP2019144191A (ja) 橋梁などの構造物を検査するための画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP5334237B2 (ja) 埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システム
JP5804892B2 (ja) カメラ姿勢算出装置
JP7149506B2 (ja) 投影システム、投影装置及び投影方法
JP2014181092A (ja) ブームの先端位置検出装置
JP2001148025A (ja) 位置検出装置及びその方法、平面姿勢検出装置及びその方法
JP5198078B2 (ja) 計測装置および計測方法
JP2019008473A (ja) 複合現実シミュレーション装置及び複合現実シミュレーションプログラム
JP6764768B2 (ja) 位置測定装置、及び位置測定方法
JP5708378B2 (ja) Rfid評価システム
JP2020088840A (ja) 監視装置、監視システム、監視方法、監視プログラム
JP2007010419A (ja) 対象物の3次元形状検証システム。
KR101724441B1 (ko) 도면 영상 투사 장치
CN108062431B (zh) 作业支援系统以及作业方法
CN113858214A (zh) 一种用于机器人作业的定位方法与控制系统
WO2020234912A1 (ja) 携帯装置、位置表示方法、及び位置表示プログラム
JP6341108B2 (ja) 撮像パラメータ決定装置、携帯端末装置、撮像パラメータ決定システム、撮像パラメータ決定方法および撮像パラメータ決定プログラム
JP2020135450A (ja) 橋梁などの構造物を効率的に検査するための画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP2021047516A (ja) 情報処理装置、座標変換システム、座標変換方法、及び座標変換プログラム
TWI806762B (zh) 標誌檢測裝置以及機器人示教系統
JP2020051856A (ja) カメラのキャリブレーション方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6764768

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250