JP2018084312A - 二重偏心弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】二重偏心弁の流路における圧力損失を低減させ、流量増加と騒音低減を図ること。
【解決手段】二重偏心弁は、流路11を含むハウジング6と、弁孔12aにシート面12bを含む弁座12と、シール面13aを外周に含む弁体13と、弁体13の上面に設けられる突部13bと、先端に取付部14aを有し、弁体13を回動させる回転軸14とを備える。回転軸14は、取付部14aの側を自由端とし、自由端の反対側を基端として、その基端を含む基端部14bにてハウジング6に回転可能に片持ち支持される。弁体13は、突部13bにて取付部14aに固定される。弁体13及び突部13bと、回転軸14の一部及び取付部14aとが流路11の中に配置される。突部13bと取付部14aは、弁体13の上面中央よりも上面外周寄りであって回転軸14の基端部14bの側へ近付けて配置される。
【選択図】図1

Description

この発明は、流体の流量制御弁として使用され、弁体の回動中心である回転軸の軸線が弁体のシール面から離れて配置される(一次偏心)と共に弁体の軸線から離れて配置される(二次偏心)二重偏心弁に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される二重偏心弁が知られている。この二重偏心弁は、全閉時におけるシール性向上と、弁体の回動時に弁体と弁座との引き摺りによる摩耗の防止を図るよう構成される。すなわち、この二重偏心弁は、流体が流れる流路を含むハウジングと、弁孔と弁孔の縁部に形成された環状のシート面を含む弁座と、円板状をなし、シート面に対応する環状のシール面が外周に形成された弁体と、弁体を回動させる回転軸とを備え、弁座、弁体及び回転軸の一部が、流路に配置される。ここで、弁体の回動中心である回転軸の軸線は、弁体のシール面から離れて配置されると共に弁体の軸線から離れて配置される。そして、回転軸を回転させて弁体を回動させることにより、弁体を、シール面がシート面に接触する全閉位置と、シール面がシート面から最も離れる全開位置との間で回動可能に構成される。
ここで、回転軸に対する弁体の固定について説明すると、回転軸は、その先端部に、弁体が取り付けられるピン状の取付部を含む。回転軸の軸線を主軸線、取付部の軸線を副軸線とすると、副軸線は主軸線に対して平行に延びると共に、主軸線から回転軸の半径方向へ偏心して配置される。回転軸は、取付部がある側を自由端とし、ハウジングに対し軸受を介して回転可能に片持ち支持される。弁体には、その上面中央にボス状の突部が設けられ、弁体は、この突部にて取付部に溶接により固定される。従って、弁体及びその突部と、回転軸の一部及び取付部は、流路の中に配置される。
特許第5759646号公報
ところが、特許文献1に記載の二重偏心弁では、突部が弁体の上面中央に配置され、突部と、回転軸の一部及び取付部とが、流路の中に位置するので、弁体が全開位置に配置された状態で、流路内における、突部及び取付部等の投影面積が比較的大きくなっていた。このため、弁体の全開時に、流体の圧力損失の上昇を招き、流体の流量増加の妨げとなっていた。また、圧損上昇により流体に乱流が発生し、騒音が大きくなるおそれがあった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、流路における圧力損失を低減させ、流量増加と騒音低減を図ることを可能とした二重偏心弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、流体が流れる流路を含むハウジングと、弁孔と弁孔の縁部に形成された環状のシート面を含む弁座と、円板状をなし、シート面に対応する環状のシール面が外周に形成された弁体と、弁体の上面に設けられた突部と、弁体を回動させるための回転軸と、回転軸は、その先端に、弁体が取り付けられる取付部を含むことと、回転軸は、取付部がある側を自由端とし、自由端の反対側を基端として、その基端を含む基端部にてハウジングに対し回転可能に片持ち支持されることと、回転軸の軸線が弁体のシール面から離れて配置されると共に弁体の軸線から離れて配置されることと、弁体は、その突部にて回転軸の取付部に固定されることと、弁体及び突部と、取付部とが流路の中に配置されることとを備えた二重偏心弁において、突部及び取付部は、弁体の上面中央よりも上面外周寄りであって回転軸の基端部の側へ近付けて配置されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、突部及び取付部が、弁体の上面外周寄りであって回転軸の基端部の側へ近付けて配置されるので、突部及び取付部が、弁孔の中央から弁孔の外周寄り位置へずれる。また、弁体の開弁状態において、弁孔内における突部及び取付部の投影面積が縮小し、弁孔における実質的な開口面積が拡大する。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、弁孔は、弁座の中央よりも回転軸の基端部の側寄りに偏心させて配置されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、弁孔が、弁座の中央よりも回転軸の基端部の側寄りに偏心されるので、その分だけ弁孔の内径を拡大することが可能となり、内径を拡大した分だけ弁孔の実質的な開口面積を拡大することが可能となる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、流路は、弁座を境として上流側流路と下流側流路に分かれ、弁体は、上流側流路又は下流側流路に配置され、弁体は、回転軸の軸線から弁体の軸線が伸びる方向と平行に伸びる仮想面を境とする第1の側部と第2の側部を含み、弁体が弁座に着座した全閉状態から開弁方向へ回動するときに、第1の側部が上流側流路又は下流側流路に向けて回動し、第2の側部が下流側流路又は上流側流路へ向けて回動し、全閉状態の弁体に対し、開弁方向とは逆向きの閉弁方向へ向かう回動を規制するために、第1の側部に係合可能な閉弁ストッパが設けられることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、全閉状態の弁体の第1の側部に対し、閉弁方向へ向かう回動を規制する閉弁ストッパが係合可能に設けられるので、全閉時に弁体の浮き上がりが全閉ストッパにより抑えられる。
請求項1に記載の発明によれば、流路における圧力損失を低減させることができ、これにより流路における流体流量を増加させることができ、流路での流体の流れによる騒音の低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に対し、流路における圧力損失を更に低減させることができ、これにより流路における流体流量を更に増加させることができ、流路での流体の流れによる騒音を更に低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、全閉時における弁体と弁座との間のシール性を向上させることができる。
第1実施形態に係り、全閉状態のEGR弁を示す平面図。 第1実施形態に係り、全開状態のEGR弁を示す平面図。 第1実施形態に係り、図2の一部を拡大して示す平面図。 第1実施形態に係り、EGR弁を示す図1のA−A線断面図。 第1実施形態に係り、全閉状態における弁座、弁体及び回転軸の関係を示す断面図。 第1実施形態に係り、図1の弁部を簡略化して示す平面図。 第1実施形態に係り、図2の弁部を簡略化して示す平面図。 第2実施形態に係り、弁部を簡略化して示す図6に準ずる平面図。 第2実施形態に係り、弁部を簡略化して示す図7に準ずる平面図。 第2実施形態に係り、第1実施形態(対比例)につき、全開時の弁部の状態を簡略化して示す断面図。 第2実施形態に係り、全開時の弁部の状態を簡略化して示す断面図。 第3実施形態に係り、弁部を簡略化して示す平面図。 第3実施形態に係り、弁座と弁体の一部を示す図12のB−B線断面図。
<第1実施形態>
以下、この発明における二重偏心弁を、エンジンに設けられる排気還流装置(EGR装置)の排気還流弁(EGR弁)に具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、全閉状態のEGR弁1を平面図により示す。図2に、全開状態のEGR弁1を平面図により示す。図3に、図2の一部を拡大して平面図により示す。図1〜図3に示すように、このEGR弁1は、ハウジング6を備える。ハウジング6には、二重偏心弁を構成する弁部7と、モータ(図示略)を内蔵したモータ部8と、減速機構17(図4参照)を内蔵した減速機構部9とが設けられる。弁部7には、流体としてのEGRガスが流れる流路11が設けられ、流路11には弁座12、弁体13及び回転軸14の一部が配置される。回転軸14には、モータの回転力が減速機構17を介して伝達されるようになっている。
図4に、EGR弁1を、図1のA−A線断面図により示す。図4に示すように、流路11には段部11aが形成され、その段部11aに弁座12が組み付けられる。図1〜図4に示すように、弁座12は、円環状をなし、中央に弁孔12aを有する。弁孔12aの縁部には、環状のシート面12bが形成される。弁体13は、円板状をなし、その外周には、シート面12bに対応する環状のシール面13aが形成される。弁体13の上面には、ボス状の突部13bが設けられる。回転軸14は、弁体13を回動させるために設けられる。回転軸14は、その先端に、弁体13が取り付けられるピン状の取付部14aを含む。回転軸14は、この取付部14aがある側を自由端とし、その自由端の反対側を基端として、その基端を含む基端部14bにてハウジング6に対し二つの軸受15,16を介して回転可能に片持ち支持される。回転軸14の基端部14bには、モータに駆動連結された減速機構17が設けられる。弁体13は、その突部13bにて回転軸14の取付部14aに固定される。すなわち、突部13bには、孔13cが形成され、その孔13cに取付部14aが圧入された状態で突部13bと取付部14aが溶接により固定される。また、減速機構部9には、弁体13を閉弁方向へ回動付勢するためのリターンスプリング10が設けられる。
図4に示すように、流路11は、弁座12を境として上流側流路11Aと下流側流路11Bに分かれる。この実施形態では、図4において、弁座12より上側がEGRガスの流れの上流側流路11Aを示し、弁座12より下側がEGRガスの流れの下流側流路11Bを示す。この実施形態では、弁体13及び突部13bと、回転軸14の一部及び取付部14aとが、上流側流路11Aの中に配置される。
従って、図1、図4に示す全閉状態から、モータ及び減速機構17を介して回転軸14が回転されることにより、回転軸14と共に弁体13が回動され、流路11が開かれる。すなわち、弁体13が開弁される。これにより、弁体13は、図2、図3に示す全開状態まで開弁される。一方、全開状態から、モータ及び減速機構17を介して回転軸14が逆方向へ回転されることにより、流路11が閉じられる。すなわち、弁体13が閉弁される。これにより、弁体13は、図1、図4に示す全閉状態まで閉弁される。
図5に、全閉状態における弁座12、弁体13及び回転軸14の関係を断面図により示す。図5において、回転軸14の軸線(主軸線)L1は、弁体13のシール面13aから離れて配置されると共に、弁体13の軸線L2から離れて配置される。ここで、回転軸14の取付部14aの軸線(副軸線L3)は、主軸線L1に対し平行に伸びると共に、主軸線L1から回転軸14の半径方向へ偏って配置される。弁体13は、主軸線L1から弁体13の軸線L2が伸びる方向と平行に伸びる仮想面V1を境とする第1の側部13A(図5において網掛け(紗)を付して示す部分)と第2の側部13B(図5において網掛け(紗)を付さない部分)を含む。そして、弁体13が全閉状態から、回転軸14の主軸線L1を中心にして、開弁方向(図5の時計方向)F1へ回動するとき、第1の側部13Aは下流側流路11Bへ向けて回動し、第2の側部13Bは上流側流路11Aへ向けて回動するようになっている。開弁状態から弁体13を全閉状態へ閉弁するときは、開弁方向F1とは逆向きの閉弁方向(図5の反時計方向)へ回動するようになっている。
図6に、図1の弁部7を簡略化して平面図により示す。図7に、図2の弁部7を簡略化して平面図により示す。図1、図6に示すように、この実施形態で、突部13b及び取付部14aは、弁体13の上面中央(弁体13の軸線L2の位置)よりも上面外周寄りであって回転軸14の基端部14bの側へ近付けて配置される。
以上説明したこの実施形態のEGR弁1の構成によれば、エンジンの運転時に弁体13が開かれることにより、弁座12の弁孔12aをEGRガスが流れる。ここで、弁体13の突部13b及び回転軸14の取付部14aは、弁体13の上面外周寄りであって回転軸14の基端部14bの側へ近付けて配置されるので、図2、図3及び図7に示すように、全開状態において、突部13b及び取付部14aが弁孔12aの中央から弁孔12aの外周寄り位置へずれる。また、この実施形態では、突部が弁体の上面中央に配置される場合と比べ、弁孔12a内における突部13b、取付部14a及び回転軸14の投影面積が縮小し、弁孔12aにおける実質的な開口面積が拡大する。このため、流路11における圧力損失を低減させることができる。この結果、流路11におけるEGRガス流量を増加させることができ、流路11でのEGRガス流による騒音の低減を図ることができる。また、上記構成によれば、結果的に回転軸14の全長を短くすることができる。
<第2実施形態>
次に、この発明における二重偏心弁を、エンジンに設けられるEGR弁に具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
この実施形態では、主として弁孔12aの配置と大きさの点で第1実施形態と構成が異なる。図8に、弁部7を簡略化して図6に準ずる平面図により示す。図9に、弁部7を簡略化して図7に準ずる平面図により示す。図8、図9に示すように、この実施形態では、弁孔12aは、弁座12の中央よりも回転軸14の基端部14bの側寄りに偏心させて配置される。図8において、弁体13の軸線L2の位置は、弁座12の弁孔12aの軸線L4の位置でもある。また、弁孔12aの軸線L4に隣接する軸線L5は、弁座12の軸線を示す。図9の軸線L4、L5も同様である。図8、図9に示すように、弁孔12aの軸線L4は、弁座12の軸線L5よりも、回転軸14の基端部14b側へ偏心して配置される。
以上説明したこの実施形態のEGR弁1の構成によれば、第1実施形態の作用及び効果に対し、次のような作用及び効果を得ることができる。すなわち、弁孔12aが、弁座12の中央よりも回転軸14の基端部14bの側寄りに偏心されるので、その分だけ弁孔12aの内径を拡大することが可能となり、内径を拡大した分だけ弁孔12aの実質的な開口面積を更に拡大することが可能となる。この実施形態では、弁孔12aの内径が、第1実施形態の弁孔12aの内径よりも相対的に大きくなっており、弁孔12aにおける実質的な開口面積が更に拡大する。このため、流路11における圧力損失を更に低減させることができる。この結果、流路11におけるEGRガス流量を更に増加させることができ、流路11でのEGRガス流による騒音を更に低減することができる。
図10に、第1実施形態(対比例)につき、全開時の弁部7の状態を簡略化した断面図により示す。図11に、第2実施形態につき、全開時の弁部7の状態を簡略化した断面図により示す。図10に示すように、第1実施形態では、弁体13の突部13bと、回転軸14の取付部14aを回転軸14の基端部14bの側へ近付けた分だけ、突部13bと対応しない弁孔12aの部分(図10において弁孔12aの軸線L4及び弁座12の軸線L5より右側の部分)の開口面積が拡大することになる。これに対し、図11に示すように、第2実施形態では、更に、弁孔12aの中心(軸線L4)を流量係数が相対的に悪い側(図11において弁座12の軸線L5の左側)へ移動させている。これにより、弁孔12aを移動させた分だけ弁孔12aの内径と弁体13の外径を拡大することができる。この結果、ハウジング6に何ら変更を加えることなく、弁孔12aの内径と弁体13の外径を拡大することができる。これにより、流量係数が相対的に良い側(図11において軸線L5の右側)における弁孔12aの開口面積を確保した上で、弁孔12aの内径と弁体13の外径を拡大することができる。
<第3実施形態>
次に、この発明における二重偏心弁を、エンジンに設けられるEGR弁に具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、弁座12に閉弁ストッパ21が設けられる点で、第1実施形態と構成が異なる。図12に、弁部7を簡略化して平面図により示す。図13に、弁座12と弁体13の一部を、図12のB−B線断面図により示す。図12、図13に示すように、弁座12には、全閉状態の弁体13に対し、開弁方向F1とは逆向きの閉弁方向へ向かう回動を規制するための閉弁ストッパ21が設けられる。閉弁ストッパ21は、弁体13の第1の側部13Aの上面に係合可能に設けられる。閉弁ストッパ21は、垂直部21aと水平部21bからなるL形状をなし、その垂直部21aが弁座12の上面に固定され、水平部21bが第1の側部13Aの上面に係合可能に配置される。この実施形態では、弁体13の上面であって、突部13bが設けられる縁部とは反対側の縁部に閉弁ストッパ21が係合可能に配置される。この実施形態では、弁体13が全閉状態にあるときに、リターンスプリング10が弁体13を閉弁方向へ回動付勢することにより、第1の側部13Aの上面が閉弁ストッパ21に係合するようになっている。
以上説明したこの実施形態のEGR弁1の構成によれば、第1実施形態の作用及び効果に加え、次のような作用及び効果を得ることができる。すなわち、全閉状態における弁体13の第1の側部13Aに対し、閉弁方向へ向かう回動を規制する閉弁ストッパ21が係合可能に設けられるので、突部13bが設けられる縁部の反対側の縁部が突部13bから最も離れていても、全閉時に弁体13の浮き上がりが閉弁ストッパ21により抑えられる。このため、全閉時における弁体13と弁座12との間のシール性を向上させることができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
(1)前記各実施形態では、弁体13に設けられる突部13bの孔13cに回転軸14の取付部14aを圧入し、溶接により固定するように構成した。これに対し、突部の上面に取付部を置き、溶接により固定するように構成することもできる。
(2)前記第3実施形態では、第1実施形態のEGR弁1に閉弁ストッパ21を設けたが、第2実施形態のEGR弁に閉弁ストッパを設けることもできる。
(3)前記3実施形態における閉弁ストッパ21の取り付け位置や向きは一例であり、弁体13の第1の側部13Aに係合可能であれば、閉弁ストッパの取り付け位置や向きを適宜変更することもできる。
この発明は、例えば、エンジンに設けられるEGRガス等の流量制御弁に利用することができる。
1 EGR弁
6 ハウジング
11 流路
11A 上流側流路
11B 下流側流路
12 弁座
12a 弁孔
12b シート面
13 弁体
13A 第1の側部
13B 第2の側部
13a シール面
13b 突部
14 回転軸
14a 取付部
14b 基端部
21 閉弁ストッパ
L1 主軸線(回転軸の軸線)
V1 仮想面
F1 開弁方向

Claims (3)

  1. 流体が流れる流路を含むハウジングと、
    弁孔と前記弁孔の縁部に形成された環状のシート面を含む弁座と、
    円板状をなし、前記シート面に対応する環状のシール面が外周に形成された弁体と、
    前記弁体の上面に設けられた突部と、
    前記弁体を回動させるための回転軸と、
    前記回転軸は、その先端に、前記弁体が取り付けられる取付部を含むことと、
    前記回転軸は、前記取付部がある側を自由端とし、前記自由端の反対側を基端として、前記基端を含む基端部にて前記ハウジングに対し回転可能に片持ち支持されることと、
    前記回転軸の軸線が前記弁体の前記シール面から離れて配置されると共に前記弁体の軸線から離れて配置されることと、
    前記弁体は、その突部にて前記回転軸の前記取付部に固定されることと、
    前記弁体及び前記突部と、前記取付部とが前記流路の中に配置されることと
    を備えた二重偏心弁において、
    前記突部及び前記取付部は、前記弁体の上面中央よりも上面外周寄りであって前記回転軸の前記基端部の側へ近付けて配置されることを特徴とする二重偏心弁。
  2. 前記弁孔は、前記弁座の中央よりも前記回転軸の前記基端部の側寄りに偏心させて配置されることを特徴とする請求項1に記載の二重偏心弁。
  3. 前記流路は、前記弁座を境として上流側流路と下流側流路に分かれ、前記弁体は、前記上流側流路又は前記下流側流路に配置され、
    前記弁体は、前記回転軸の前記軸線から前記弁体の前記軸線が伸びる方向と平行に伸びる仮想面を境とする第1の側部と第2の側部を含み、前記弁体が前記弁座に着座した全閉状態から開弁方向へ回動するときに、前記第1の側部が前記上流側流路又は前記下流側流路に向けて回動し、前記第2の側部が前記下流側流路又は前記上流側流路へ向けて回動し、
    前記全閉状態の前記弁体に対し、前記開弁方向とは逆向きの閉弁方向へ向かう回動を規制するために、前記第1の側部に係合可能な閉弁ストッパが設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の二重偏心弁。
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