JP2018083822A - ブロムフェナクナトリウムの多形体、及び、ブロムフェナクナトリウム多形体の製造方法 - Google Patents

ブロムフェナクナトリウムの多形体、及び、ブロムフェナクナトリウム多形体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鎮痛作用を伴う非ステロイド抗炎症薬として知られる点眼薬として使用されている、ブロムフェナクナトリウム[2−アミノ−3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸ナトリウム塩]の新規の多形体、それらの製造に対する新規の再生可能な方法、及び、そのような多形体を含む医薬組成物を提供【解決手段】約16.5、18.5、20.7、34.1、11.3、14.4、17.3、19.4、21.0、22.7、29.0、31.8、及び36.1°で2−θとして表される主要ピークを有する粉末X線回折パターンによる、ブロムフェナクナトリウム。【選択図】なし

Description

発明の分野
関連出願
本願は、2009年10月15日に特許出願された米国仮特許出願第61/25192
5号、及び2009年11月12日に特許出願された英国仮特許出願第0919757.
5号に基づく優先権を主張したものであり、これら特許出願の明細書等に開示された事項
は、そのまま本明細書の中に包摂される。
本発明は、ブロムフェナクナトリウムの新規の多形体、それらの製造に対する新規の再
生可能な方法、及び、そのような多形体を含む医薬組成物に関する。
関連技術の考察
ブロムフェナクナトリウム(2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸
のナトリウム塩であり、また時々、ナトリウム2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル
)酢酸フェニルセスキ水和物と呼ばれ、実験式C1511BrNNaO・1.5H
Oを有する)は、鎮痛作用を伴う非ステロイド抗炎症薬(NSAID)である。それは、
経口懸濁液として、商標名DURACTで当初は市販されたが、急性肝不全を引き起こす
薬物性の肝毒性のため、1998年に米国のマーケットから撤退した。最近、ブロムフェ
ナクナトリウムは、点眼薬として、商標名XIBROMで販売されている。食品医薬品局
が、術後炎症、白内障及び屈折矯正手術後の痛みの軽減、及び白内障手術後の黄斑浮腫の
処置等を包含する、眼科手術で使用するこの製品を、2005年に承認した。XIBRO
M点眼薬は、pH8.3を伴う0.09%無菌局所眼科処方と提供される、溶液のmL当
たり0.9mgのブロムフェナク遊離酸に相当する、1.035mgブロムフェナクナト
リウムを含む。
ブロムフェナクナトリウムに関する文献の調査は、その結晶構造、又は異なる多形体の
可能性に関する如何なる文献も提供されていなかった。製剤原料の固体特性に関する情報
は重要である。例えば、異なる形態は、著しく異なる溶解度を有してもよい。また製剤原
料の取り扱い、及び安定性は、明らかに固形形態に依存する。
多形体とは、「一種以上の別結晶種において、結晶化する化合物の能力」として定義さ
れ、且つ、同じ化学成分の異なる結晶配列が、多形体と呼ばれる。同じ化合物の多形体は
、原子の内部配列の違いにより生じ、及び、異なる自由エネルギーひいては溶解度、化学
安定性、融点、密度、流動性、バイオアベイラビリティ等、異なる物理的特性を有する。
ブロムフェナクナトリウムが、三種に明確に定義され、且つ、一貫して再生可能な結晶
形態、及びこれらの結晶形態の特定の混合物で製造できることが、今般、見出された。更
に、これらの結晶形態を相互転換することに対して、信頼性があり、且つ、測定可能な方
法が開発された。本発明により提供されたブロムフェナクナトリウム多形体は、医薬的処
方物における有用な活性成分である。
本発明の一の態様において、ブロムフェナクナトリウムフォームIが提供され、望まし
くは、ブロムフェナクナトリウムの他の物理的形態を実質的に含まない。このブロムフェ
ナクナトリウムの多形体は、高い結晶性の一貫性のある多形体、且つ、安定したセスキ水
和物である。ブロムフェナクナトリウムフォームIは、水、少なくとも一種のジアルコキ
シアルカン、及び少なくとも一種の非溶媒を包含する溶媒混合液から、ブロムフェナクナ
トリウムを結晶化又は再結晶化することを含むプロセスにより製造されてもよい。本発明
は、ブロムフェナクナトリウムフォームIを、高純度形態で得られることを可能にする。
とりわけ、大変低いレベルの残余水酸化ナトリウム及び他の試薬(ブロムフェナクナトリ
ウムの合成から繰越された)を有するブロムフェナクナトリウムフォームI、有機溶媒、
工程不純物、及びブロムフェナクナトリウム分解産物が製造されてもよい。
本発明の別の態様において、ブロムフェナクナトリウムフォームIIが提供される。ブロ
ムフェナクナトリウムフォームIIは、ブロムフェナクナトリウムのモル当たり1.5モル
以下の水を含む(例えば、ブロムフェナクナトリウムのモル当たり約1モルの水)ブロム
フェナクナトリウムの水和物である。
本発明のまた別の態様において、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIが、提供され
る。ブロムフェナクナトリウムフォームIIIは、ブロムフェナクナトリウムの非含水多形
体で、水及び少なくとも一種のアルコールを包含する溶媒混合液からブロムフェナクナト
リウムを結晶化又は再結晶化することを含むプロセスにより製造されてもよい。ブロムフ
ェナクナトリウムフォームIIIを製造する別の方法は、7−(4−ブロモベンゾイル)イ
ンドールー2−オンを、水、少なくとも一種のアルコール、及び少なくとも一の芳香族炭
化水素の混合液中で、水酸化ナトリウムで処理し、ブロムフェナクナトリウム反応混合物
を得て、且つ、少なくとも一種の非溶媒を、そのブロムフェナクナトリウム反応混合物と
混合することを含む。
ブロムフェナクナトリウムフォームI及びブロムフェナクナトリウムフォームIIを含ん
でなる混合物はまた、本発明により提供される。そのような混合物は、水、少なくとも一
種のジアルコキシアルカン及び少なくとも一種の非溶媒を包含する溶媒混合液から、ブロ
ムフェナクナトリウムを結晶化又は再結晶化し、初期固形物を産出し、且つ、真空下で、
その初期固形物を乾燥することにより、製造されてもよい。
ブロムフェナクナトリウムフォームIをブロムフェナクナトリウムフォームIIに転化す
る方法が、本発明によりまた提供され、真空下で、ブロムフェナクナトリウムフォームI
を乾燥することを含む。
本発明はまた、ブロムフェナクナトリウムフォームI、ブロムフェナクナトリウムフォ
ームII、又は、ブロムフェナクナトリウムフォームI及びブロムフェナクナトリウムフォ
ームIIの混合物から選択された物質を、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIに転化す
る方法を提供し、水、及び少なくとも一種のアルコールを含んでなる溶媒混合液から、そ
の物質を結晶化又は再結晶化することを含む。
本発明の別の態様において、ブロムフェナクナトリウムフォームIIは、ブロムフェナク
ナトリウムフォームIIを水和させることを含むプロセスにより、ブロムフェナクナトリウ
ムフォームIに転化される。
ブロムフェナクナトリウムフォームIIIをブロムフェナクナトリウムフォームIに転化
する方法が、本発明により更に提供される。この方法は、水、少なくとも一種のジアルコ
キシアルカン、及びジアルキルエーテル等、少なくとも一種の非溶媒を含んでなる溶媒混
合液から、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIを結晶化又は再結晶化して、ブロムフ
ェナクナトリウムのモル当り1.5モル以下の水を含む中間産物を生成し、且つ、その中
間産物を水和させることを含む。
本発明のまた他の態様において、ブロムフェナクナトリウムフォームIは、水、及び少
なくとも一種のアルコールを包含する溶媒混合液から、ブロムフェナクナトリウムフォー
ムIを結晶化又は再結晶化することを含むプロセスにより、ブロムフェナクナトリウムフ
ォームIIIに転化されてもよい。
ブロムフェナクナトリウムフォームIIIをブロムフェナクナトリウムフォームIIに転化
する方法が、本発明により更に提供される。この方法は、水、少なくとも一種のジアルコ
キシアルカン、及びジアルキルエーテル等、少なくとも一種の非溶媒を含んでなる溶媒混
合液からブロムフェナクナトリウムフォームIIIを結晶化又は再結晶化し、中間産物を得
て、且つ、真空化で、その中間産物を乾燥することを含む。
図1は、本発明によれば、ブロムフェナクナトリウムフォームIの代表的な粉末X線回折(XRPD)パターンである。 図2は、本発明によれば、ブロムフェナクナトリウムフォームIの代表的なサンプルのFT−IRスペクトルである。 図3は、本発明によれば、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIの代表的な粉末X線回折(XRPD)パターンである。 図4は、本発明によれば、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIの代表的なサンプルのFT−IRスペクトルである。 図5は、本発明によれば、ブロムフェナクナトリウムフォームI及びブロムフェナクナトリウムフォームIIの混合物の粉末X線回折(XRPD)パターンである。 図6は、本発明によれば、ブロムフェナクナトリウムフォームIIに対する推定XRPDパターンである。 図7は、本発明を介して実現されることができる、ある多形体相互変換について、図解形式で示す。
本発明のある実施態様についての詳細な説明
本発明の主題であるブロムフェナクナトリウム多形体の製造のため、出発原料として使
用されるブロムフェナクナトリウムが、当該技術で周知のいかなる方法を使用して合成さ
れてもよい。例えば、ブロムフェナクナトリウムは、Walsh et al、Jour
nal of Medicinal Chemistry、第27号、1379ページ〜
1388ページ(1984)又は米国特許第4683242号(実施例74)に示されて
いるように製造されてよい、参考のために、これら文献の記述は本願明細書の一部として
包含される。
ブロムフェナクナトリウムフォームIは、本発明により提供されるブロムフェナクの高
結晶状の多形体であり、安定したセスキ水和物である。図1は、ブロムフェナクナトリウ
ムフォームIの代表的な粉末X線回折(XRPD)パターンである。表Aは、ブロムフェ
ナクナトリウムフォームI特有のd間隔/%の強度パターンを記載する(<2.0%の相
対的強度を有するピークは記載されていない。)。ブロムフェナクナトリウムフォームI
の粉末X線回折パターンは、約4.4、8.8、9.4、12.1、15.2、15.9
、17.6、18.2、18.8、20.2、21.2、24.7、28.4、及び32
.4°で2−θとして表される主要ピークを有してもよい。図2は、ブロムフェナクナト
リウムフォームIの代表的なサンプルのFT−IRスペクトルを示す。一の実施態様にお
いて、ブロムフェナクナトリウムフォームIは、精製され、且つ、分離され、それにより
、ブロムフェナクナトリウムの他の物理的形態を実質的に含まない。本発明の文脈におけ
る「実質的に含まない」は、粉末X線回折パターンが、他のブロムフェナクナトリウム多
形体と関連した目に見えるピークを全く示さないことを意味する。
本発明は、ブロムフェナクナトリウムの他の物理的形態を実質的に含まないだけでなく
、大変高いレベルの化学純度をも有するブロムフェナクナトリウムフォームIの製造を可
能にする。即ち、本発明によって製造されたブロムフェナクナトリウムフォームIは、工
程不純物(即ち、ブロムフェナクナトリウムに構造的に関連する不純物、且つ、ブロムフ
ェナクナトリウムの前駆体等、合成工程の間、繰越される又は製造される不純物)、ブロ
ムフェナクナトリウムの分解産物、又、製造の工程から繰越される残留溶媒、金属又は試
薬等、ブロムフェナクナトリウムに関連しない物質を、実質的に含まない。例えば、一の
実施態様において、ブロムフェナクナトリウムフォームI製品が、高圧液体クロマトグラ
フィーにより測定されたように、いかなる工程における不純物又はブロムフェナクナトリ
ウム分解産物のAUC0.15%以上(別の方法では、AUC0.10%以下)で含まな
い。別の実施例として、本発明は、ブロムフェナクナトリウムフォームIが、水中に溶解
される際、相対的に低pHにより証明されるように、残余水酸化ナトリウムを実質的に含
まないブロムフェナクナトリウムフォームIの製造を可能にする。残余水酸化ナトリウム
の高レベルが、ブロムフェナクナトリウムフォームI製品の吸湿性を増加することが見出
された。(即ち、それが、ブロムフェナクナトリウムのモル当り1.5モル以上の水を吸
収する大きな傾向を示す。)望ましくは、そのような溶液のpHは、11以下、又は、よ
り望ましくは、10.6以下である。別の態様において、ブロムフェナクナトリウムフォ
ームIは、ガスクロマトグラフィーにより測定されるように、全体で200ppm以下、
又は、150ppm以下の有機溶媒を含んでもよい。また他の態様において、ブロムフェ
ナクナトリウムフォームIは、高周波誘導結合プラズマ発光分析(ICP−OES)によ
り測定されるように、全体で100ppm以下のアルミニウム、ホウ素、及びマンガン、
及び/又は、これらの元素の各々の30ppm以下を含んでもよい。
表A.
Figure 2018083822
ブロムフェナクナトリウムフォームIは、水、少なくとも一種のジアルコキシアルカン
、及び少なくとも一種の非溶媒を包含する溶媒混合液から、ブロムフェナクナトリウムを
、結晶化又は再結晶化することを含むプロセスにより製造されてもよい。ブロムフェナク
ナトリウムは、対応するインドロンの加水分解等、適切な前駆体から、ブロムフェナクナ
トリウムを、合成することにより得られる初期又は粗反応生成物であってもよい。ブロム
フェナクナトリウムの出発原料はまた、例えば、ブロムフェナクナトリウムフォームIII
であってもよい。他のブロムフェナクナトリウム多形体を実質的に含まないブロムフェナ
クナトリウムフォームI結晶を製造することに加えて、そのような結晶化及び再結晶化の
プロセスが、ブロムフェナクナトリウム出発原料中の(未反応又は残余試薬、副生成物等
)、他の不純物の除去又は削減を、促進する更なる利点を提供する。例えば、ブロムフェ
ナクナトリウム出発原料が、化学不純物、及び/又は、少量の一種以上の他のブロムフェ
ナク多形体で汚染されるブロムフェナクナトリウムフォームIのサンプルでもよく、再結
晶化が、このサンプルの化学的、及び/又は、多形体純度を改善するのに効果的である。
本発明の一の態様において、結晶化又は再結晶化が、水、及びジアルコキシアルカンの
混合液に、その出発ブロムフェナクナトリウムを溶解することにより実施され、初期溶液
を製造する。この溶媒混合液は、例えば、約40℃〜約90℃の温度まで、ブロムフェナ
クナトリウムの溶解を促進するために加熱されてもよい。次に、一種以上の非溶媒が、初
期溶液に添加され、及び結果として生じた混合液が冷却され(攪拌等、攪拌する又はしな
いで)、それにより所望のブロムフェナクナトリウムフォームIの結晶を、溶液から、沈
殿させることが可能である。例えば、その混合液は、約−10℃〜約20℃の温度に冷却
されてもよい。ブロムフェナクナトリウムフォームIの種晶が、結晶化プロセスを促進し
、又は加速するために添加されてもよい。ブロムフェナクナトリウムの初期サンプルが、
難溶解性の不純物で汚染されるなら、そのような不純物を除去するために、非溶媒の添加
に続き(冷却前に)、初期溶液、及び/又は、その混合液をろ過することが望ましい。ブ
ロムフェナクナトリウムフォームI結晶は、ろ過、デカンテーション、又は遠心分離等、
いかなる従来の分離技術により、母液から集められ、且つ、分離されてもよい。次に、更
に所望すれば、洗浄、及び/又は、乾燥等、更なる精製、又は処理手順を課される。分離
された母液は、結晶化又は再結晶化の手順において、再利用のため、追加のブロムフェナ
クナトリウムフォームI結晶、及び/又は、精製溶媒を回収するために、更に処理されて
もよい。これらの技術は、他のブロムフェナクナトリウム多形体のための、本明細書に示
された他の結晶化/再結晶化プロセスの実践と関連において直ちに使用に適用されてよい
適切なジアルキアルカンは、1、2−ジメトキシエタン、1、2−ジメトキシプロパン
、2、2−ジメトキシプロパン、ジエトキシメタン、1、1−ジエトキシエタン、1、2
−ジエトキシエタン等、2以上のC−Cのアルコキシ基で置換された炭化水素、及び
これらの混合物を含むが、限定されるわけではない。本明細書で使用されるように、非溶
媒という用語は、所望の製品(即ち、結晶化又は再結晶化された製品)が、不溶、又は、
本質的に不溶である溶媒を意味する。従って、非溶媒の機能は、溶媒混合液中で、製品の
溶解度を減らし、且つ、それにより回収された沈殿結晶の収率を向上させることである。
適切な非溶媒は、ジアルキルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、sec−ブチルメチルエーテル等
、とりわけC−C10のジアルキルエーテル、及びこれらの混合物を含む。一のとりわ
け有利な実施態様において、その溶媒混合液は、水、1、2−ジメトキシエタン、及びt
ert−ブチルメチルエーテルを含んでなる。
ブロムフェナクナトリウム出発原料が、ブロムフェナクナトリウム出発原料を製造する
ために使用されるインドロン加水分解法から繰越された残余ナトリウム(水酸化ナトリウ
ム等)の望ましくない高レベルで、汚染されているなら、以下の方法が、残余ナトリウム
汚染物質を含まない、又は実質的に含まない、ブロムフェナクナトリウムフォームIを得
るために、続けられてもよい。ブロムフェナクナトリウム出発原料が、効果的な温度で(
55℃〜80℃等)、水性ジアルコキシアルカン混合液(1、2−ジメトキシエタン中に
10−20%v/vの水(3−8mL/gブロムフェナクナトリウム)等)に溶解され、
溶液を形成する(混合液が、加熱前にその混合液を介して、窒素等の入口ガスを泡立てる
ことにより脱気されてもよい。)。次に、この溶液は、水層が形成するまで、沈殿させる
ことが許される(その水層は、残余ナトリウム汚染物質の少なくとも一部を含むだろう。
)。有機層は、水層から分離される。有機層がまだ温かい間に(ブロムフェナクナトリウ
ムの早すぎる結晶化を避けるために)、不溶不純物を除去するために、ろ過が行われても
よい。次に、有機層が、湿ったスラリーを形成するために濃縮される(真空下等で)。次
にこの湿ったスラリーは、tert−ブチルメチルエーテル等、非溶媒と共に混合される
。従って、結晶性の、精製ブロムフェナクナトリウムフォームIは、ろ過により回収され
、且つ、洗浄(例えば、非溶媒の付加量で)及び乾燥(ブロムフェナクナトリウムモル当
り1.5モル以下の水が最終産物において存在するように、過剰乾燥を避けるために注意
しながら)されてもよい。
本発明の別の態様において、ブロムフェナクナトリウム出発原料が、50℃〜75℃で
、1、2−ジメトキシエタン(10−14mL/gブロムフェナクナトリム出発原料)中
の、8−12%v/v水の混合物中で溶解され、溶液を形成する。この溶液は、いかなる
不溶不純物を除去するために、まだ暖かい間に、ろ過され、次に、tert−ブチルメチ
ルエーテル中の(8−12mL/gブロムフェナクナトリウム出発原料)、15−25%
v/v1、2−ジメトキシエタンの混合液と共に混合されてもよい。その結果として生じ
る混合液を0℃〜15℃の温度に、数時間以上(4時間〜8時間等)冷却することで、高
い結晶性の製品としてブロムフェナクナトリウムフォームIを提供し、母液から分離され
、且つ、乾燥されてもよい。必要ならば(例えば、結晶性の製品から有機溶媒を除去する
ために使用される乾燥条件が、ブロムフェナクナトリウムの1分子当り水1.5分子未満
をもたらす場合等)、それにより得られた製品の水和反応が、実施され、その安定したセ
スキ水和物が、存在する単一多形体であることを確認してもよい。
水和反応は、製品を、水に、とりわけ水蒸気に曝すことにより、実施されてもよい。例
えば、その製品が、真空下で、密閉型室内に配置されてもよく、且つ、水蒸気(例えば、
湿った空気又は湿った窒素の形態で)を、密閉型室の中で抽気されてもよい。別の方法と
して、その製品は、液体水の源泉を含む密閉型室内で、およそ大気圧で、湿った大気に曝
されてもよい。
そう所望するなら、ブロムフェナクナトリウムフォームIを製造する上記で示された方
法が、ブロムフェナクナトリウムフォームIとブロムフェナクナトリウムフォームIIの混
合物である製品を提供するために、適応、及び、変更されてもよい。ブロムフェナクナト
リウムフォームIIが、つまり、ブロムフェナクナトリウムの1分子当り1水分子を含む、
ブロムフェナクナトリウムの一水和物と見られている多形体であり、且つ、約11.3、
14.4、16.5、17.3、18.5、19.4、20.7、21.0、22.7、
29.0、31.8、34.1及び36.1°で2−θとして表される主要ピークを有す
る粉末X線回折パターンにより特徴付けられる。真空下で、上記で示されるような結晶化
プロセスにおいて、最初に得られる結晶製品を乾燥することで、セスキ水和物から水和反
応の一部水の除去、及び、XRPDにより証明されるようにフォームIIの多形体の形成を
もたらす。真空乾燥条件は、得られる製品のフォームIIの多形体含有量を変化させるため
に、調整されてもよい。例えば、より高い乾燥温度、低圧、及び増加する乾燥時間が、存
在するブロムフェナクナトリウムフォームIIの量を、一般に全て増加させる。そのような
パラメーターが、実質的に純粋な形で(いかなるブロムフェナクナトリウムフォームI又
はいかなる他の多形体を実質的に含まない。)、ブロムフェナクナトリウムフォームIIを
提供するために、選択されてもよいと考えられる。しかし、ブロムフェナクナトリウムフ
ォームIIが、安定していないので、大気水分、又は他の水源から保護され、水和反応、且
つ、ブロムフェナクナトリウムフォームI等、別の多形体への転化から、それを保護する
べきである。
本発明の別の態様において、ブロムフェナクナトリウムフォームIが、有機層、及び水
層を形成するのに効果的な時間及び温度で、ブロムフェナクナトリウムフォームIII、水
、及びジアルコキシアルカン(1、2ジメトキシエタン等)の混合液を加熱する(望まし
くは脱気後)ことを含むプロセスにより、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIから製
造されてもよい。水層の分離、且つ、任意にろ過に続き、有機層が、所望のブロムフェナ
クナトリウムフォームIの沈殿/結晶化を引き起こすのに効果的な一種以上の非溶媒(ジ
アルキルエーテル等)と共に、濃縮及び混合されてもよい。従って、固体で得られるブロ
ムフェナクナトリウムフォームIが、所望するなら、ろ過、デカンテーション、遠心分離
等により、母液から分離、洗浄(非溶媒等で)、且つ、乾燥されてもよい(上記で示され
るように、実質的に純粋なブロムフェナクナトリウムフォームIが所望なら、過剰に過酷
な乾燥条件は避けられるべきである。)。
ブロムフェナクナトリウムフォームIIIは、水和反応の水を全く含まない本発明により
提供されるブロムフェナクの結晶性多形体である。水中の溶解度が、ブロムフェナクナト
リウムフォームI、又はブロムフェナクナトリウムの他の水和物に対して観察された溶解
率より、著しく低い。ブロムフェナクナトリウムフォームIIIは、安定していることが発
見され、且つ、水を吸着する傾向がほとんど示されない(17時間、30℃〜35℃の真
空オーブン(5mmHg)中で、湿った窒素「水和反応」条件に課せられたサンプルの水
分含有量は変化しなかった。)。図3は、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIの代表
的な粉末X線回折(XRPD)パターンである。表Bは、ブロムフェナクナトリウムフォ
ームIII特有のd−間隔/%強度パターンを記載する。ブロムフェナクナトリウムフォー
ムIIIの粉末X線回折パターンは、約12.2、12.4、14.1、17.8、19.
6、21.6、22.4、24.0、26.3、及び28.1°で2−θとして表される
主要ピークを有してもよい。図4は、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIの代表的な
サンプルのFT−IR回折を示す。一の実施態様において、ブロムフェナクナトリウムフ
ォームIIIが、ブロムフェナクナトリウムのその他の物理的な形態を実質的に含まないよ
うに、精製され、且つ、分離される。
表B.
Figure 2018083822
ブロムフェナクナトリウムフォームIIIが、水、及び少なくとも一種のアルコールを包
含する溶媒混合液から、ブロムフェナクナトリウムを結晶化、及び/又は、再結晶化する
ことを含むプロセスにより製造されてもよい。水が、溶媒混合液中に存在し、結晶化/再
結晶化の間、形成されるブロムフェナクナトリウム結晶の中に組み込まれることが見込め
られるという事実にかんがみて、この結果は驚きだった。少なくとも一種のアルコールは
、一以上のC−Cアルコール、とりわけエタノール又は2−プロパノールの少なくと
も一種を含んでもよい。水、及び2−プロパノール(約2%〜約8%v/v水等を含む)
を含んでなる溶媒混合液が、実質的に純粋な形で、ブロムフェナクナトリウムフォームII
I多形体を得るために、結晶化又は再結晶化溶媒として使用するのにとりわけ適している
ことが発見された。例えば、ブロムフェナクナトリウム出発原料は、ブロムフェナクナト
リウムフォームI、ブロムフェナクナトリウムフォームII、及び/又は、フォームI及び
フォームIIの多形体の混合物であってもよい。
ブロムフェナクナトリウムフォームIIIを製造する別の方法は、水、少なくとも一種の
アルコール、及び少なくとも一の芳香族炭化水素を含んでなる溶剤中で、水酸化ナトリウ
ム等、ナトリウム含有ベースを用いて、7−(4−ブロモベンゾイル)インドールー2−
オンを処理することを含み、少なくとも一種の非溶媒と混合される反応混合液を得る。イ
ンドールー2−オンを、対応するナトリウム塩に転化するのに効果的な温度(例えば約5
0℃〜約90℃)及び時間(例えば約3時間〜約25時間)で、非溶媒と混合される前に
、その反応混合液を加熱することが望ましい。そのような加熱に続いて、反応混合液は、
非溶媒を添加する前に、いくらか冷却されてもよい(例えば約20℃〜約40℃まで)。
非溶媒を添加することが、固体で、所望のブロムフェナクナトリウムフォームIIIの結晶
化、又は、沈殿をもたらし、次に、ろ過、遠心分離、デカンテーション又は他の分離方法
により、母液から分離され、適切な溶媒で洗浄され(tert−ブチルメチルエーテル等
、非溶媒)及び乾燥されてもよい。適切なアルコールは、メタノール、エタノール、1−
プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノ
ール等、C−Cアルコール、及び、これらの混合物を含む。適切な芳香族炭化水素は
、一だけの芳香環を含み、且つ、C−Cアルキル族又はハロゲン等、水素以外の一以
上の置換基で任意に置換された芳香族炭化水素を含む。トルエンとキシレンは、有益な芳
香族炭化水素の例である。適切な非溶媒は、tert−ブチルメチルエーテル等、アルキ
ルエーテルを含むが、これに限定されるわけではない。望ましく使用される非溶媒の量は
、反応混合物中に存在するブロムフェナクナトリウムの少なくとも大部分の沈殿を生じさ
せるのに十分である。本発明の一の実施態様において、その溶媒及び試薬溶液(例えば水
酸化ナトリウム溶液)は、その溶媒又は試薬溶液を介して窒素等、入口ガスを泡立てる等
により、使用前に脱気される。
本発明は、ブロムフェナクナトリウムの一の多形体を、異なるブロムフェナク多形体に
転化する方法を更に提供する。図7は、概略形式で、可能なある相互変換を示す。図7に
記載される特別な溶媒システムは、説明のためだけで、いかなる方法に限定することを目
的としていない。また、本明細書で使用されるように、「結晶化」(または「結晶化する
こと」)及び「再結晶化」(又は「再結晶化すること」)という用語は、完全な溶液が、
そのプロセスのある時点で、実現されるプロセスだけでなく、結晶化又は再結晶化される
物質が、いかなる時点において、決して完全に溶解されないプロセスも含むことを目的と
している。即ち、この相互変換は、転化される、又は処理される物質の少なくとも一部が
、溶解されないままでいる(即ち、その物質/溶媒混合液は、完全な溶液よりむしろ、液
状媒質で固体のスラリーの形状をとる。)方法を使用して実現されてもよい。
前述したように、ブロムフェナクナトリウムフォームIは、真空下で、ブロムフェナク
ナトリウムフォームIを乾燥することにより、ブロムフェナクナトリウムフォームIIに、
少なくとも部分的に転化されてもよい。また、前述したように、ブロムフェナクナトリウ
ムフォームIIが、ブロムフェナクナトリウムフォームIIを水和させることにより、ブロム
フェナクナトリウムフォームIに転化される。
更に、ブロムフェナクナトリウムフォームI、ブロムフェナクナトリウムフォームII、
又はブロムフェナクナトリウムフォームIとブロムフェナクナトリウムフォームIIの混合
物から選択された物質が、水、及び少なくとも一種のアルコールを含んでなる溶媒混合液
から、その物質を結晶化又は再結晶化することを含む方法により、ブロムフェナクナトリ
ウムフォームIIIに転化されてもよい。適切なアルコール及び結晶化/再結晶化条件が、
一般に、ブロムフェナクナトリウムからブロムフェナクナトリウムフォームIIIの製造と
関連して、前述されたアルコール及び結晶化/再結晶化条件に類似する。
ブロムフェナクナトリウムフォームIIIをブロムフェナクナトリウムフォームIに転化
する方法はまた、本発明により提供される。この方法は、水、少なくとも一種のジアルコ
キシアルカン、及び、ジアルキルエーテル等、少なくとも一種の非溶媒を含んでなる溶媒
混合液から、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIを結晶化又は再結晶化して、ブロム
フェナクナトリウムのモル当り1.5モル未満の水を含む中間産物を産出し、且つ、その
中間産物を水和させることを含む。適切なジアルコキシアルカン、ジアルキルエーテル、
及び水和条件が、ブロムフェナクナトリウムからブロムフェナクナトリウムフォームIの
製造に関連して、一般的に、前述のジアルコキシアルカン、ジアルキルエーテル及び水和
条件に類似する。
本発明により提供されるブロムフェナクナトリウム多形体は、様々な疾患又は病気、と
りわけ炎症性疾患の処理において採用される製剤処方において、活性成分として有用であ
る。その多形体は、個々の、実質的に純粋な多形体として(即ち、ブロムフェナクナトリ
ウムの他の物理的な形態を実質的に含まない)、又は二種以上の異なるブロムフェナクナ
トリウム多形体の混合物として、利用されてもよい。ブロムフェナクナトリウム、及び類
似のベンゾイルフェニル酢酸塩の医学的用途が、この技術分野でよく周知されおり、且つ
、米国特許第4045576号、4126635号、4182774号、4683242
号、及び4910225号等(各公開公報の内容は、参照するために、本明細書に全て包
含される。)で示されている。本発明による、ブロムフェナクナトリウム多形体は、使用
最終目的のため、所望される、又は、必要とされるように、担体、溶剤、防腐剤、安定剤
、界面活性剤、pH調整剤、希釈剤、充填剤等、一種以上の添加剤と共に処方されてもよ
い。製剤処方が、錠剤、カプセル、溶液、懸濁液、軟膏等、固体又は液体の形態でもよい
例えば、本発明のブロムフェナクナトリウム多形体が、炎症性眼疾患、及び鼻又は耳の
疾患に対する、局所的に投与された治療的組成における有効成分として使用される。
眼科用組成が、目への局所的な投与に対する様々な既知の組成と類似した方法で、点眼
薬、眼軟膏剤等の形態で、製造(処方)される。従って、本発明による、ブロムフェナク
ナトリウム多形体、又はブロムフェナクナトリウム多形体混合物は、水性、又は非水性の
溶液中で製造される、又は眼科使用に適した軟膏ベースと共に混合される。滅菌蒸留水等
、点眼薬の製造で一般に使用される水性ベースが、水性ベースとして適切に使用されても
よい。必要ならば、点眼薬のpHが、目への局所的な投与に適したレベルまで調整される
。一の実施態様において、適切な緩衝材が、pHの調整において添加される。点眼薬のp
Hは、とりわけ、ブロムフェナクナトリウム有効成分の安定性及び局所眼刺激性に払われ
る十分な配慮を伴って、選択されるべきである。一の実施態様において、ブロムフェナク
ナトリウムを含む水性組成の安定性が、水溶性高分子及び亜硫酸塩を包含し、且つ、pH
を6.0−9.0.望ましくは約7.5−8.5に調整することにより、向上される。実
例となる適切な水溶性高分子は、ポリビニルピロリドン、カルボキシプロピルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール
、ポリアクリル酸のナトリウム塩等を含む。水溶性高分子濃度は、溶液の全重量に基づき
、約0.1w/w%〜約10w/w%の範囲でもよい。適切な亜硫酸塩は、溶液の全重量
に基づき、通常、約0.1w/w%〜約1.0w/w%の範囲である、亜硫酸塩濃度を有
する亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等を含む。pH調整は、水酸化ナトリウム又は塩
酸等と共に通常実施され、且つ、緩衝材溶液は、酢酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム又は
リン酸ナトリウム及び酢酸、ホウ酸又はリン酸各々の併用により製造されてもよい。その
眼科用組成は、別の種類の抗炎症薬、鎮痛剤、抗菌剤等、一種以上の追加の薬剤有効成分
を含んでもよい。
そのような眼科用組成の製造において、一種以上の等張化剤、殺菌剤又は防腐剤、キレ
ート剤、増粘剤等が、点眼製造製造の一般慣行により、その組成に添加されてもよい。適
切な等張化剤は、とりわけ、ソルビトール、グリセリン、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グルコース及び塩化ナトリウムを含む。実例となる防腐剤は、パラー
オキシ安息香酸エステル、ベンジルアルコール、パラクロローメタキシレノール、クロロ
クレゾール、フェネチルアルコール、ソルビン酸、及びこれらの塩、チメロサール、クロ
ロブタノール等を含む。キレート剤は、例えば、エデト酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、又は縮合リン酸のナトリウム塩でもよい。眼軟膏剤の形態の眼科用組成の製造におい
て、軟膏ベースは、ワセリン、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム等の中から選択される。
眼科用組成は、ブロムフェナクナトリウム多形体、又は多形体混合物を、目への局所的
投与に対するベース又は賦形剤中に、包含することにより製造されてもよい。液体製剤を
製造するために、有効成分の濃度は、重量の約0.001%〜約10%の範囲でもよく、
望ましくは、重量の約0.01%〜約5%の範囲である。軟膏は、重量の約0.001%
〜約10%、望ましくは重量の約0.01%〜約5%の濃度で、ブロムフェナクナトリウ
ム多形体又は多形体混合物を使用することにより製造されてもよい。眼科用組成は、例え
ば、以下のスケジュールのいずれかにより、投与されてもよい。点眼薬の形態において、
投与量当り1滴〜数滴が、臨床症状によって、一日1〜4回の頻度で注入される。この投
薬量は、症状に従って、調整されてもよい。
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩のフォームII
I多形体の製造(ブロムフェナクナトリウムフォームIII)
この反応に使用される溶媒(トルエン及びエタノール)は、使用前に、窒素ガスを泡立
てることにより、脱気された。7―(4−ブロモベンゾイル)インドールー2−オンの溶
液(Walsh、D.A.、Moran、H.W、Samblee、D.A.、Uway
dah、I.M.、Welstead、Jr.、W.J.、Sancilio、L.F.
、Dannenburg、W.N.J.Med.Chem.1984、27、1379−
1388により製造された、221g、0.7mol)が、脱気されたエタノール(0.
4Kg)及び脱気されたトルエン(1.4Kg)中に、製造され、且つ、窒素ガスを泡立
てることにより、更に脱気された。水中(65g)に水酸化ナトリウムの溶液(64g、
1.61モル)が、製造され、窒素ガスを泡立てることにより脱気され、且つ、一部で、
攪拌された7−(4−ブロモベンゾイル)インドールー2−オン溶液に添加された。その
結果生じた混合液は、更に、脱気され、窒素ガス雰囲気を維持しながら、15時間、68
℃〜72℃に加熱された。
次にその混合液は、28℃に冷却され、tert−ブチルメチルエーテル(1.7Kg
)が添加され、且つ、2時間攪拌後、その固形物がろ過された。ろ過された産物は、te
rt−ブチルメチルエーテル(3×0.4Kg)で洗浄され、且つ、3時間、真空ろ過条
件下で、環境温度で、フィルター上で乾燥され、黄色の固形物として、2−アミノー3−
(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸(284g)のナトリウム塩のフォームIII多形
体を産出し、XRPD分析により示された。
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩のフォームI
多形体の製造(フォームIII多形体をフォームI多形体へ転化)
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩、フォームII
I多形体(実施例1により製造された)の284g部分が、化学反応装置の中に入れられ
、且つ、水(208g)及び1、2―ジメトキシエタン(1.0Kg)の混合液が添加さ
れた。攪拌された懸濁液が、窒素ガスを泡立てることにより脱気され、次に、30分間、
65℃〜71℃で加熱された。この結果生じた混合物は、10分間、そのまま沈殿され、
且つ、低水層の除去後、有機層が、67℃まで冷却され、ろ過された。この溶液は、36
℃の真空内で、湿気のあるスラリーに濃縮された。その湿気のスラリーに、tert−ブ
チルメチルエーテル(1.0Kg)が添加され、且つ、その混合液は1時間、攪拌された
。その結果生じた結晶性の産物は、ろ過され、tert−ブチルメチルエーテル(3×0
.4Kg)で洗浄され、且つ、3時間、真空ろ過条件下で、フィルター上で乾燥され、黄
色の固形物として、2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、セスキ水
和物、のナトリウム塩(243g)のフォームI多形体を産出し、XRPD分析により示
された。
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩のフォームI
多形体の再結晶化
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸セスキ水和物のナトリウム塩
、フォームI多形体の242g部分が、化学反応装置の中に入れられ、且つ、水(262
g)及び1、2ジメトキシエタン(2.1Kg)の混合液が添加された。攪拌された懸濁
液が、窒素ガスを泡立てることにより脱気され、次に、10分間、又は、溶液が得られる
まで、65℃〜70℃に加熱された。この結果生じた溶液は、68℃まで冷却され、且つ
、60±5℃で維持された被覆導管の中でろ過された。60±5℃で温度を維持しながら
、tert−ブチルメチルエーテル(1.3Kg)中に、1、2−ジメトキシエタン(0
.4Kg)の溶液が製造され、且つ、充填された。次に、その攪拌された混合液は約6時
間を通して、10℃まで冷却され、且つ、1時間、6℃〜10℃に維持された。その結果
生じた結晶性の産物は、ろ過され、tert−ブチルメチルエーテル(2×0.8Kg)
で洗浄され、且つ、1時間、環境温度で、真空ろ過条件下で、フィルター上で乾燥され、
HPLCにより99.95%の化学純度を伴う黄色の固形物として、2−アミノー3−(
4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、セスキ水和物のナトリウム塩(148g)のフォ
ームI多形体を産出し、XRPD分析により示された。
[2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、セスキ水和物、のナトリウ
ム塩、フォームI多形体分析データ]
H−NMR(300MHz、DMSO−d)δ(ppm)3.26(2H、s)、
6.46(1H、dd、J=7.9Hz及び7.3Hz)、7.08(1H、dd、J=
8.1Hz及び1.3Hz)、7.15(1H、d、J=7.1Hz)、7.49(2H
、d、J=8.7Hz)7.71(2H、d、J=8.7Hz)、7.96(2H、bs
、DOと交換)。13C−NMR(300MHz、DMSO−d)δ(ppm)19
7.0、174.2、151.7、139.4、135.2、131.4、131.1、
130.6、126.5、124.4、116.7、114.0及び44.9。C15
11BrNO カルボキシレートイオンに対し計算されるHRMS(ES)、331.
9922[M]及び333.9902[M]、発見された331.9907[M]及び3
33.9893[M]。FT−IR(KBr)3538、3416、3323、3250
−2900(br)、1618、1567、1437、1416、1391、1319、
1244、1172、1067、1013、971、920、840、802及び752
cm−1。C1511BrNONa.1.5HOに対して計算された分析は、C、
47.02;H、3.68;N、3.66;Br、20.85。発見された:C、47.
13;H、3.62;N、3.80;Br、20.35。セスキ水和物に対して計算され
た、Karl Fischer滴定による水分含有量は、7.05%。発見された、7.
2%。約4.4、8.8、9.4、12.1、15.2、15.9、17.6、18.2
、18.8、20.2、21.2、24.7、28.4及び32.4°で2−θとして表
されるXRPD分析特有ピーク。
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩のフォームI
及びフォームII多形体の製造(フォームI多形体をフォームI及びフォームII多形体の混
合物へ転化)
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸セスキ水和物のナトリウム塩
、フォームI多形体(148g)は、6時間、33℃の真空下で(29 in Hg)乾
燥され、且つ次に、12時間、30℃〜32℃の真空下で(1.2mmHg〜1.6mm
Hg)乾燥され、黄色の固形物として、2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェ
ニル酢酸のナトリウム塩の(143g)フォームI及びフォームII多形体の混合物を産出
し、XRPD分析により示された。
図5は、ブロムフェナクナトリウムのフォームI及びフォームII多形体の混合物の代表
的なサンプルのXRPDパターンを示す。そのような混合物に対する特徴的なd−間隔/
%強度パターンが、表Cに記載される。(>2.0%の相対的な強度を有するピークだけ
が、記載される。)図6は、ブロムフェナクナトリウムフォームIIに対する推定されたX
RPDパターンを示す。(即ち、フォームII多形体に起因する主要ピーク)表Dは、その
ような混合物中のブロムフェナクナトリウムフォームIIに起因する特徴的なd−間隔/%
強度パターンを記載する。
表C.
Figure 2018083822
表D.
Figure 2018083822
フォームI及びフォームIIの混合物をフォームI多形体への転化(グローブバッグ中の
水和反応)
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩、フォームI
及びII多形体混合物、の117.0g部分を含むトレーが、グローブバッグ中の水を含む
トレーと平行に配置された。そのバッグは、窒素下で、密封され、且つ、その製品は、環
境温度で、5時間、湿気を与えることが許され、黄色の固形物として、2−アミノー3−
(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、セスキ水和物のナトリウム塩(117.3g)
の実質的に純粋なフォームI多形体を産出し、XRPD分析により示された。
フォームI多形体の製造のプロセス(湿った窒素ブリードを使用して乾燥/水和反応)
tert−ブチルメチルエーテル中の1、2−ジメトキシエタンの10%v/v水―1
、2−ジメトキシエタンー20%v/vから、再結晶後に得られた2−アミノー3−(4
−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩(5g)が、低く湿った窒素ガスブリ
ードで、5時間、30℃〜33℃の真空下で(29 in Hg)乾燥され、黄色の固形
物として、2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、セスキ水和物のナ
トリウム塩(4.4g)のフォームI多形体を産出し、XRPD分析により示された。こ
れらの条件は、セスキ水和物が得られることを保証しながら、ブロムフェナクナトリウム
から残余有機溶媒の除去に効果的であることが発見された。(即ち、水分含有量は、ブロ
ムフェナクナトリウム1モル当り、水1.5モル以下に減少されない。)
フォームI及びフォームII多形体の混合物の製造(湿った窒素ブリードを使用する水和
反応)
tert−ブチルメチルエーテル中の1、2−ジメトキシエタンの10%v/v水―2
0%v/v1、2−ジメトキシエタンから、再結晶後に得られた2−アミノー3−(4−
ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩(26.6g)が、4時間、30℃〜3
5℃の真空下で、且つ、次に、低く湿った窒素ガスブリードで、10時間、31℃〜33
℃の高真空下で(30〜50mm Hg)乾燥され、黄色の固形物として、2−アミノー
3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、セスキ水和物のナトリウム塩(26.2g
)のフォームI及びフォームII多形体の混合物を産出し、XRPD分析により示された。
実施例6と対照的に、これらの乾燥条件は、ブロムフェナクトリウムの一水和物と見られ
る、ブロムフェナクナトリウムフォームIIを形成するために、十分な水を除去するのに効
果的であった。
フォームI多形体の安定性
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩、フォームI
多形体(0.6g)が、プラスチックバッグ中の水(20g)を含む皿と平行に乾燥用の
皿に配置された。そのバッグは、窒素下で密封され、且つ、その産物は、19時間、湿気
を与えることが許された。その産物(0.6g)のXRPD及び含水量分析が、多形体フ
ォームに変化が無かったことを示した。
フォームI及びフォームII多形体をフォームIII多形体への転化
2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸のナトリウム塩、フォームI
/フォームII多形体混合物(10g)に、5%v/v水性2−プロパノール(100mL
)が添加され、且つ、攪拌された混合物は、1時間、窒素下で、60℃〜70℃に加熱及
び維持された。その混合物は、室温まで冷却され、及び1時間、攪拌された。結果として
生じた濃厚スラリーは、ろ過され、2−プロパノール(2x10mL)で洗浄され、且つ
、16時間、30℃〜40℃の真空下で(1.5mmHg)乾燥され、黄色の固形物とし
て、2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、非水和物、のナトリウム
塩、(9g)のフォームIII多形体を産出し、XRPD分析により示された。
[2−アミノー3−(4−ブロモベンゾイル)フェニル酢酸、非水和物、のナトリウム塩
、フォームIII多形体の分析データ]
H−NMR(300MHz、DMSO−d)δ(ppm)3.29(2H、s)、
6.47(1H、t、J=7.6Hz)、7.09(1H、dd、J=8.1Hz及び1
.1Hz)、7.17(1H、d、J=7.1Hz)、7.49(2H、d、J=8.3
Hz)、7.70(2H、d、J=8.7Hz)、7.89(2H、bs、DOと交換
)。13C−NMR(300MHz、DMSO−d)δ(ppm)197.0、174
.2、151.7、139.4、135.2、131.4、131.1、130.6、1
26.5、124.4、116.7、114.0及び44.9。カルボキシレートイオン
に対しLCMS m/z334.1及び332.1[M]、290.1、288.1(C
の損失)。FT−IR(KBr)3437、3327、3048、2921、162
3、1547、1432、1411、1322、1280、1237、1179、106
0、1005、963、938、840、823、798及び760cm−1。C15
11BrNONaに対して計算された分析は、C、50.59;H、3.11;N、3
.93;Br、22.44。発見:C、50.62;H、3.06;N、3.93;Br
、22.19。Karl Fischer滴定による水分含有量は、発見、0.56%。
約12.2、12.4、14.1、15.5、16.3、17.8、18.3、19.6
、21.6、22.4、24.0、26.3、26.7、26.8、27.2、28.1
、28.5、29.7、30.7、31.0、31.7、34.9、35.7、36.2
、38.3、38.7、39.4、43.4、46.9、47.8及び49.0°で2−
θとして表されるXRPD分析特有ピーク。

Claims (38)

  1. 約4.4、8.8、9.4、12.1、15.2、15.9、17.6、18.2、1
    8.8、20.2、21.2、24.7、28.4、及び32.4°で2−θとして表さ
    れる主要ピークを有する粉末X線回折パターンによることを特徴とする、ブロムフェナク
    ナトリウムフォームI。
  2. 図1で示されることに実質的に従った、粉末X線回折パターンによることを特徴とする
    、ブロムフェナクナトリウムフォームI。
  3. ブロムフェナクナトリウムの他の物理的形態を実質的に含まないものである、請求項1
    に記載された、ブロムフェナクナトリウムフォームI。
  4. 表Aに示されることに実質的に従った、XRPDのd−間隔/%強度パターンによるこ
    とを特徴とする、ブロムフェナクナトリウムフォームI。
  5. 図2に実質的に従った、FT−IRスペクトルによることを特徴とする、ブロムフェナ
    クナトリウムフォームI。
  6. 水と、少なくとも一種のジアルコキシアルカンと、及び少なくとも一種の非溶剤とを含
    んでなる溶媒混合液から、ブロムフェナクナトリウムを結晶化又は再結晶化することを含
    んでなる、ブロムフェナクナトリウムフォームIの製造方法。
  7. 前記溶媒混合液が、水と、1、2−ジメトキシエタンと、及びtert−ブチルメチル
    エーテルを含んでなるものである、請求項6に記載された方法。
  8. 約11.3、14.4、16.5、17.3、18.5、19.4、20.7、21.
    0、22.7、29.0、31.8、34.1、及び36.1°で2−θとして表される
    主要ピークを有する粉末X線回折パターンによることを特徴とする、ブロムフェナクナト
    リウムフォームII。
  9. 図6に示されることに実質的に従った、主要ピークを示す、粉末X線回折パターンによ
    ることを特徴とする、ブロムフェナクナトリウムフォームII。
  10. 表Dに示されることにに実質的に従った、XRPDのd−間隔/%強度パターンによる
    ことを特徴とする、ブロムフェナクナトリウムフォームII。
  11. 約12.2、12.4、14.1、17.8、19.6、21.6、22.4、24.
    0、26.3、及び、28.1°で2−θとして表される主要ピークを有する粉末X線回
    折パターンによることを特徴とする、ブロムフェナクナトリウムフォームIII。
  12. ブロムフェナクナトリウムの他の物理的形態を実質的に含まないものである、請求項1
    1に記載されたブロムフェナクナトリウムフォームIII。
  13. 図3に示されることに実質的に従った、粉末X線回折パターンによることを特徴とする
    、ブロムフェナクナトリウムフォームIII。
  14. 図4に示されることに実質的に従った、FT−IRスペクトルによることを特徴とする
    、ブロムフェナクナトリウムフォームIII。
  15. 表Bに示されることに実質的に従った、XRPDのd−間隔/%強度パターンによるこ
    とを特徴とする、ブロムフェナクナトリウムフォームIII。
  16. 水と、及び少なくとも一種のアルコールとを含んでなる溶媒混合液から、ブロムフェナ
    クナトリウムを結晶化又は再結晶化することを含んでなる、ブロムフェナクナトリウムフ
    ォームIIIの製造方法。
  17. 前記少なくとも一種のアルコールが、C−Cアルコールの少なくとも一種を包含し
    てなるものである、請求項16に記載された方法。
  18. 前記ブロムフェナクナトリウムが、7−(4−ブロモベンゾイル)インドールー2−オ
    ンの加水分解により製造されてなり、
    前記溶媒混合液が、少なくとも一の芳香族炭化水素と、及び少なくとも一種の非溶媒と
    をさらに含んでなる、請求項16に記載された方法。
  19. 前記溶媒混合液が、水と、及び2−プロパノールとを含んでなり、或いは、水と、エタ
    ノールと、トルエンと、及びtert−ブチルメチルエーテルとを含んでなるものである
    、請求項16に記載された方法。
  20. ブロムフェナクナトリウムフォームIIIの製造方法であって、
    水と、少なくとも一種のアルコールと、及び少なくとも一の芳香族炭化水素との混合液
    中で、7−(4−ブロモベンゾイル)インドールー2−オンを、水酸化ナトリウムで処理
    し、ブロムフェナクナトリウム反応混合物を得てなり、及び
    少なくとも一種の非溶媒を、前記ブロムフェナクナトリウム反応混合物と混合すること
    を含んでなる、製造方法。
  21. 前記少なくとも一種のアルコールが、C−Cアルコールの少なくとも一種を含んで
    なり、及び
    前記少なくとも一の芳香族炭化水素が、一つの芳香環を含む少なくとも一の芳香族炭化
    水素を含んでなるものである、請求項20に記載された方法。
  22. ブロムフェナクナトリウムフォームIと、ブロムフェナクナトリウムフォームIIと、及
    び、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIとからなる群から選択された少なくとも一種
    のブロムフェナクナトリウム多形体と、及び薬学的に許容される担体又はその希釈剤とを
    含んでなる、薬学的処方物。
  23. 眼科投与形態における投与に適した処方がなされてなる、請求項22に記載された薬学
    的処方物。
  24. 治療を必要とするヒト患者に、ブロムフェナクナトリウムフォームIと、ブロムフェナ
    クナトリウムフォームIIと、及びブロムフェナクナトリウムフォームIIIとからなる群か
    ら選択された少なくとも一種のブロムフェナクナトリウム多形体を治療的に有効な量で、
    投与してなることを含んでなる、疾患の治療方法。
  25. ブロムフェナクナトリウムフォームIと、及びブロムフェナクナトリウムフォームIIと
    からなる混合物。
  26. 図5に示されることに実質的に従った、粉末X線回折パターンによることを特徴とする
    、請求項25に記載された混合物。
  27. ブロムフェナクナトリウムの他の物理的形態を実質的に含まないものである、請求項2
    5に記載された混合物。
  28. 表Cに示されることに実質的に従った、XRPDのd−間隔/%強度パターンによるこ
    とを特徴とする、請求項25に記載された混合物。
  29. 約8.6、12.3、15.2、16.4、17.2、18.4、18.7、20.6
    、20.9、23.4、26.6、30.2、30.7、及び34.0°で2−θとして
    表される主要ピークを有する粉末X線回折パターンによることを特徴とする、請求項25
    に記載された混合物。
  30. 請求項25の混合物を製造する方法であって、
    水と、少なくとも一種のジアルコキシアルカンと、及び少なくとも一種の非溶剤とを含
    んでなる溶媒混合液から、ブロムフェナクナトリウムを結晶化又は再結晶化し、最初の固
    形物を得てなり、及び
    真空下で、前記最初の固形物を乾燥することを含んでなる、製造方法。
  31. 前記溶媒混合液が、水と、1、2−ジメトキシエタンと、及びtert−ブチルメチル
    エーテルとを含んでなるものである、請求項30に記載された方法。
  32. ブロムフェナクナトリウムフォームIを、ブロムフェナクナトリウムフォームIIに転化
    する方法であって、
    真空下で、ブロムフェナクナトリウムフォームIを乾燥することを含んでなる、方法。
  33. ブロムフェナクナトリウムフォームI、ブロムフェナクナトリウムフォームII、又はブ
    ロムフェナクナトリウムフォームIと及びブロムフェナクナトリウムフォームIIとの混合
    物から選択された物質を、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIに転化する方法であっ
    て、
    水と、及び少なくとも一種のアルコールを含んでなる溶媒混合液から、前記物質を結晶
    化又は再結晶化することを含んでなる、方法。
  34. ブロムフェナクナトリウムフォームIIをブロムフェナクナトリウムフォームIに転化す
    る方法であって、
    前記ブロムフェナクナトリウムフォームIIを水和させることを含んでなる方法。
  35. 水和させることが、湿った窒素ブリードを用いて真空下で、又は、囲いの中で、湿潤雰
    囲気を使用し、大気圧での何れかで実施されてなる、請求項34に記載された方法。
  36. ブロムフェナクナトリウムフォームIIIをブロムフェナクナトリムフォームIに転化す
    る方法であって、
    水と、少なくとも一種のジアルコキシアルカンと、及び、少なくとも一種の非溶媒とか
    らなる溶媒混合液から、前記ブロムフェナクナトリウムフォームIIIを結晶化又は再結晶
    化し、ブロムフェナクナトリウムのモル当り、水1.5モル以下を含む中間産物を産出し
    てなり、及び
    前記中間産物を水和させることを含んでなる、方法。
  37. ブロムフェナクナトリウムフォームIIIをブロムフェナクナトリムフォームIIに転化す
    る方法であって、
    水と、少なくとも一種のジアルコキシアルカンと、及び少なくとも一種の非溶媒とを含
    んでなるる溶媒混合液から、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIを結晶化又は再結晶
    化し、中間産物を得てなり、及び
    真空下で、前記中間産物を乾燥することを含んでなる、方法。
  38. ブロムフェナクナトリウムフォームIIIをブロムフェナクナトリムフォームIに転化す
    る方法であって、
    水と、少なくとも一種のジアルコキシアルカンと、及び少なくとも一種の非溶媒とを含
    んでなる溶媒混合液から、ブロムフェナクナトリウムフォームIIIを結晶化又は再結晶化
    することを含んでなる、方法。
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