JP2018080307A - 樹脂組成物、成形体、画像形成装置用のエンドレスベルト - Google Patents

樹脂組成物、成形体、画像形成装置用のエンドレスベルト Download PDF

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大輔 栗原
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Abstract

【課題】ポリフェニレンサルファイド樹脂を用いた樹脂成形物が本来持つ優れた物性を維持しつつ、高い引張弾性率も備えた樹脂成形物を与えるポリフェニレンサルファイド樹脂組成物、及びそれを用いた樹脂成形物を提供する
【解決手段】ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)を含むマトリックスと、オレフィン系エラストマーを含むドメインとを有してなる、マトリックス−ドメイン構造を有する樹脂組成物であって、(I)該ポリフェニレンサルファイド樹脂に存在する球晶の平均粒径が1.0μm以下であり、(II)該オレフィン系エラストマーの分散平均粒径が100nm以下であり、(3)エンタルピーの変化ΔHが、0.0J/g以上、3.2J/g未満である、ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は樹脂組成物、該樹脂組成物を用いた成形体、及び画像形成装置用のエンドレスベルトに関する。
ポリフェニレンサルファイド樹脂は、優れた耐熱性、難燃性、耐薬品性など、エンジニアリングプラスチックとして優れた性質を有し、射出成形を中心として各種電子・電気部材、機械部品、および自動車部品などで使用されている。ポリフェニレンサルファイド樹脂の柔軟性を改質する方法として軟質樹脂を溶融ブレンドする方法が検討されている。たとえば、特許文献1で開示されているようなポリフェニレンサルファイド樹脂に対してオレフィン系樹脂を添加することが提案されている。
特開2002-226706号公報
本発明者らは、特許文献1の樹脂組成物について検討したところ、このポリフェニレンサルファイド樹脂組成物を成形して成る樹脂成形物は未だ弾性率が十分でないという認識を得た。
そこで本発明の一態様は、ポリフェニレンサルファイド樹脂が本来持つ耐熱性、難燃性、耐薬品性などの優れた物性を維持しつつ、高い引張弾性率も備えた樹脂成形物を与えるポリフェニレンサルファイド樹脂組成物を提供することに向けたものである。
また、本発明の他の態様は、上記ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物を用いた成形体、及び画像形成装置用のエンドレスベルトの提供に向けたものである。
本発明の一態様によれば、
ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)を含むマトリックスと、オレフィン系エラストマーを含むドメインとを有してなる、マトリックス−ドメイン構造を有する樹脂組成物であって、
(I)該ポリフェニレンサルファイド樹脂に存在する球晶の平均粒径が1.0μm以下であり、
(II)該オレフィン系エラストマーの分散平均粒径が100nm以下であり、
(III)該樹脂組成物の示差走査熱量計(DSC)による熱分析における1回目の昇温過程であって、温度25℃から300℃までの温度範囲を5℃/分の昇温速度で昇温したときに、温度110℃〜135℃の範囲内に現れるポリフェニレンサルファイド樹脂由来の結晶化による発熱ピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化ΔHが、0.0J/g以上、3.2J/g未満である、ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、前記ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物が成形されてなる成形体が提供される。
さらに、本発明の他の態様によれば、前記ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物が成形されてなる画像形成装置用のエンドレスベルトが提供される。
本発明によれば、耐熱性、難燃性、耐薬品性などの優れた物性を維持しつつ、高い引張弾性率も備えたポリフェニレンサルファイド樹脂組成物、及びそれを用いた成形体及びエンドレスベルトを提供することができる。
その結果、樹脂成形物が特に画像形成装置に使用されるエンドレスベルトにおいて、引張弾性率に優れ、該ベルトの変形および伸縮を制御し、ベルト上に形成されるトナー画像の歪みにより発生する画像不良(色ずれ)を軽減することができる。
本発明の画像形成装置用のエンドレスベルトを中間転写ベルトとして使用した画像形成装置の説明図である。
本発明のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物は、以下に説明するポリフェニレンサルファイド樹脂とオレフィン系エラストマーが特定の分散形態を有し、かつポリフェニレンサルファイド樹脂が、特定の結晶状態を有していることが重要である。
ポリフェニレンサルファイド樹脂は、以下「PPS樹脂」とも記載し、オレフィン系エラストマーは、以下「TPO」とも記載する。
以下詳細に説明をする。
(PPS樹脂)
PPS樹脂は、化学式(1)に表される、フェニレン単位と硫黄原子が交互に並んでなる構造単位を有するものである。
PPS樹脂には、架橋構造を有する架橋型PPS樹脂、及び実質的に線状構造を有するリニア型PPS樹脂がある。本発明にかかるPPS樹脂は、上記いずれであってもよいが、高靭性を示すリニア型PPS樹脂が特に好適に用いられる。
このようなPPS樹脂としては、例えば、「トレリナA900」(商品名、東レ(株)製)、「ジュラファイド0220A9」(商品名、ポリプラスチックス(株)製)、「FZ‐2100 」(商品名、DIC(株)製)が挙げられる。
(TPO)
TPOとは、オレフィン樹脂を主成分として、常温においてゴム弾性を示し、高温において可塑化されて各種の成形加工が可能となるエラストマーである。使用されるTPOとしては特に制限はないが、一般的には、ポリプロピレン(PP)の中に、エチレン‐プロピレンゴムを微分散させたものが、例示される。また、前記PPを、他のポリオレフィンに変えたり、エチレン−プロピレンゴムを他のゴム種に置き換えたものであったり、ポリオレフィンとゴムをグラフト化したものも、TPOに含まれる。このようなTPOとしては、例えば、「サーモラン」(商品名、三菱化学(株)製)、「エクセリンク」(商品名、JSR(株)製)、「ミラストマー」(商品名、三井化学(株)製)が挙げられる。
(その他の添加剤)
前記樹脂組成物には、本発明に係る効果を損なわない範囲内で、添加剤を配合することが可能である。添加剤としては、例えば導電性付与剤、酸化防止剤、熱安定剤、熱老化防止剤、耐侯剤、可塑剤、結晶核剤、流動性改良剤、相溶化剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、染料、顔料等の着色剤、難燃剤、難燃助剤などが挙げられる。これらの添加剤を一種以上添加することができる。特に本発明の樹脂組成物が、画像形成装置用エンドレスベルトの製造に使用される場合、通常、導電性付与剤が配合される。導電性付与剤は、配合することによって成形体に導電性を付与できるものであれば特に限定されず、画像形成装置用エンドレスベルトの分野で従来から使用されている公知の導電性付与剤が使用可能である。導電性付与剤の代表的なものとして、電子導電性フィラーが挙げられる。例えば、導電性カーボンブラック、カーボンファイバーやカーボンナノチューブなどカーボン系の無機系導電粉末・繊維などがある。特に、体積抵抗率、機械物性、表面平滑性の観点から、導電性カーボンブラックが特に好ましい。導電性カーボンブラックとしては、具体的には、アセチレンブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、オイルファーネスブラックが挙げられる。導電性カーボンブラックの含有量としては、5〜30質量%が望ましい。さらに、導電性付与剤として、ポリエーテルエステルアミド等の帯電防止樹脂やパーフルオロブタンスルホン酸カリウム等の金属塩等のイオン導電性付与剤も使用可能である。
(PPS樹脂とTPOの分散状態)
樹脂組成物は、PPS樹脂がマトリックスを形成し、TPOがドメインを形成したマトリック−ドメイン構造を有し、ドメインであるオレフィン系エラストマーの分散平均粒径が、100nm以下である。これは、マトリックスが結晶化する際に、ドメインの分散平均粒径が100nm以下であることにより、当該ドメインが、PPS樹脂の結晶化核剤として有効に機能するためであると推定される。
(PPS樹脂の結晶状態)
結晶状態にある樹脂は、通常、すべてが結晶化しているわけではなく、一部が結晶化し、非晶部分と結晶部分が混在している状態である。また、結晶部分は、樹脂を構成する高分子鎖が規則的に配列し、高分子鎖間で水素結合を形成することにより、非晶部分に比べて、弾性率が大きい。このため結晶部分の割合が増加すると、弾性率が大きくなる。
本発明に係る樹脂組成物においては、PPS樹脂が特定の結晶状態を有している。具体的には、結晶が微細化し、結晶の割合が大きくなっている。
PPS樹脂は、結晶化すると、数十μmから数百μmの大きさの結晶を形成する。一方、本発明に係る樹脂組成物においては、TPOの分散平均粒径が100nm以下であり、TPOがPPS樹脂の結晶の核となり、PPS樹脂に存在する球晶の平均粒径が1.0μm以下である。なお、結晶の大きさは、サンプルをミクロトーム等で切り出して、偏光顕微鏡で観察することで、計測することできる。
さらに、本発明に係る樹脂組成物は、示差走査熱量計(DSC)による熱分析において、以下のエンタルピーの変化ΔHが、0.0J/g以上、3.2J/g未満である。
エンタルピーの変化ΔHは、25℃から300℃までの温度範囲を5℃/分の昇温速度で昇温した場合に、110℃〜135℃の範囲内に現れるポリフェニレンサルファイド樹脂由来の結晶化による発熱ピークのピーク面積から算出される。
この点について説明する。
結晶部分の割合は、
樹脂の一部又は全部が結晶化している状態から、全部が結晶化している状態へ変換する際のエンタルピーの変化(下記のΔH)と
樹脂のほとんどが結晶化していない状態から、全部が結晶化している状態へ変換する際のエンタルピーの変化(下記のΔH´)と
の差によって評価することができる。具体的には、下記のような方法を用いて評価する。
第1の昇温過程:
示差走査熱量計(DSC)による熱分析により、25℃から300℃までの温度範囲を5℃/分の昇温速度で昇温した場合に、110〜135℃の範囲内に現れるPPS樹脂由来の結晶化のピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化をΔHとする。この結晶化を冷結晶化(Cold Crystallization)と言う。
急速冷却:
このサンプルを、300℃から25℃以下まで、2000℃/分以上の降温速度で冷却し、樹脂のほとんどが結晶化していない状態(非晶質状態)とする。
第2の昇温過程:
その後に、再び25℃から300℃まで、5℃/分の昇温速度で昇温した場合に、110〜135℃の範囲内に現れるPPS樹脂由来の結晶化(冷結晶化)のピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化をΔH´とする。
(ΔH´−ΔH)が大であれば、第1の昇温過程開始前のPPS樹脂の結晶状態と第2の昇温過程開始前のPPS樹脂の結晶状態との違いが大きい、つまり第1の昇温過程開始前のPPS樹脂は結晶部分の割合が多い、ということを示し、
(ΔH´−ΔH)が小であれば、第1の昇温過程開始前のPPS樹脂の結晶状態と第2の昇温過程開始前のPPS樹脂の結晶状態との違いが小さい、つまり第1の昇温過程開始前のPPS樹脂は結晶部分の割合が少ない、ということを示す。
一般的なPPS樹脂の(ΔH´−ΔH)は、20.0J/g程度である。しかし、本発明においては、100nm以下に分散したTPOが、結晶の核となり、PPS樹脂の結晶を大量に形成させ得る。そのため、(ΔH´−ΔH)を、21.8〜24.0J/g、さらには、24.0〜25.0J/gとすることができる。その結果として、本発明に係る樹脂組成物は、一般的なPPS樹脂が有する引張弾性率を超える、高い弾性率を有することとなる。また、本発明に係る樹脂組成物であって、ΔH´は、25.0J/g程度であり、ΔHが、3.2J/gより小さい場合、当該樹脂組成物は、本来のPPS樹脂の引張弾性率を大きく超える引っ張り弾性率を有するものとなる。なお、ΔHの測定に関し、DSCによる1回目の昇温過程であって、温度25℃から300℃までの温度範囲を5℃/分の昇温速度で昇温したときに、温度110℃〜135℃の範囲内にポリフェニレンサルファイド樹脂由来の結晶化による発熱ピークが認められない場合には、ΔH=0.0とする。
(樹脂組成物の混練)
本発明に係る樹脂組成物は、PPS樹脂がマトリックス、TPOがドメインを形成し、ドメインの分散平均粒径が100nm以下である。かかる樹脂組成物を得るためには、TPOで構成されるドメインの分散平均粒径が、100nm以下となるように、PPS樹脂にTPOを分散させる。そのための方法としては、
例えば、ニーダー、ロール、バンバリーミキサーまたは2軸混練機を用い、PPS樹脂とTPOを加熱溶融混練する方法が挙げられる。
但し、PPS樹脂が溶融する温度域においては、TPOの溶融粘度が低下するため、TPOに十分な剪断応力が加わらず、ドメインの分散平均粒径を100nm以下に分散させることができない場合もある。
これは、到達粒径が、粘度比に相関するというTaylorの式(S.Wu, Polym.Eng.Sci. 27. 334, 1987)で説明することができる。効率よくTPOに、剪断応力をかけ、100nm以下にするには、PPSを一端溶融させた後、融点以下の温度まで、加工温度を下げることでPPSとTPO双方の粘度を高める方法を用いて混練することができる。混練した樹脂の回収形態としては、押し出した後に切断することで作製されるペレット品や固化した樹脂を粉砕した粉砕品の形態が例示できる。
(樹脂組成物の成形)
本発明に係る成形体は、前記の方法で作製された樹脂組成物を、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法など公知の各種成形法に適用することによって、製造可能であり、任意の形状が付与される。形状としては、例えば、ベルト、フィルム、パイプ、繊維、歯車などが挙げられる。本発明で含有されるPPS樹脂は特定の結晶状態にあるが、これはPPS樹脂を急冷させないことで達成できる。例えば、80℃以上の金属に接触させることにより徐々に冷却させることにより達成する。急冷を行った場合、PPS樹脂の非晶部分の割合が多くなり、結晶が充分に形成されなくなる。
(用途)
本発明に係る樹脂組成物及び成形体は各種用途に適応できる。その用途の一例を以下に示す。例えば、発電機、電動機、変圧器、変流器、電圧調整器、整流器、インバーター、継電器、電力用接点、開閉器、機遮断機、ナイフスイッチ、他極ロッド、電気部品キャビネットなどの電気機器部品、センサー、LEDランプ、コネクター、ソケット、抵抗器、リレーケース、小型スイッチ、コイルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光ピックアップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント基板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッドフォン、小型モーター、磁気ヘッドベース、パワーモジュール、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシャーシ、モーターブラッシュホルダー、パラボラアンテナ、コンピューター関連部品等に代表される電子部品;VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードライヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、オーディオ・レーザーディスク(登録商標)・コンパクトディスク等の音声機器部品、照明部品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タイプライター部品、ワードプロセッサー部品等に代表される家庭・事務電気製品部品;オフィスコンピューター関連部品、電話器関連部品、ファクシミリ関連部品、複写機関連部品、洗浄用治具、モーター部品、ライター、タイプライターなどに代表される機械関連部品:顕微鏡、双眼鏡、カメラ、時計等に代表される光学機器・精密機械関連部品;オルタネーターターミナル、ICレギュレーター、ライトディヤー用ポテンシオメーターベース、排気ガスバルブ等の各種バルブ、燃料関係・排気系・吸気系各種パイプ、エアーインテークノズルスノーケル、インテークマニホールド、燃料ポンプ、エンジン冷却水ジョイント、キャブレターメインボディー、キャブレタースペーサー、排気ガスセンサー、冷却水センサー、油温センサー、ブレーキパットウェアーセンサー、スロットルポジションセンサー、クランクシャフトポジションセンサー、エアーフローメーター、ブレーキパッド摩耗センサー、エアコン用サーモスタットベース、暖房温風フローコントロールバルブ、ラジエーターモーター用ブラッシュホルダー、ウォーターポンプインペラー、タービンベイン、ワイパーモーター関係部品、デュストリビューター、スタータースイッチ、スターターリレー、ウィンドウォッシャーノズル、エアコンパネルスイッチ基板、燃料関係電磁気弁用コイル、ヒューズ用コネクター、ホーンターミナル、電装部品絶縁板、ステップモーターローター、ランプソケット、ランプリフレクター、ランプハウジング、ブレーキピストン、ソレノイドボビン、エンジンオイルフィルター、点火装置ケース等の自動車・車両関連部品等々。
その中でも、例えばOA機器の歯車への利用が例として挙げられる。OA機器の高精度化・高速化に伴い、動力伝達や作業伝達を行う歯車には、高弾性が求められている。その理由は、駆動時に発生するトルク変動により、歯車の歯にかかる負荷が変動し、歪みが発生し、回転むらが起きる。この回転むらが原因となり駆動部材の動作にむらがおき、色ずれ等が発生することがある。
また本発明の成形体に導電性付与剤を配合し導電性を持たせることで、高い弾性率と高い柔軟性が要求される画像形成装置用エンドレスベルトに好適に使用できる。本発明に係る画像形成装置用エンドレスベルトは、例えば次の画像形成装置に適用できる。
現像装置に単色トナーのみを持つモノカラー画像形成装置、
1つの潜像担持体に対してY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、B(ブラック)の現像器が備わり、各色の現像器ごとに潜像担持体上での現像およびトナー像の転写ベルトへの一次転写を行うサイクル方式フルカラー画像形成装置、
1つの潜像担持体に対して1つの現像器が備わった各色の画像形成ユニットが直列に配置され、各色の画像形成ユニットごとに潜像担持体上での現像およびトナー像の転写ベルトへの一次転写を行うタンデム方式フルカラー画像形成装置。
本発明の画像形成装置用エンドレスベルトを適用することにより、画像形成装置用エンドレスベルトが駆動時に荷重がかかり発生する変形に起因する画像の色ずれを抑制できる画像形成装置とすることができる。
以下実施例を挙げ、本発明を具体的に示す。
本発明における実施例に用いた原材料は以下のとおりである。
PPS:「トレリナ A900」(商品名、東レ(株)製)
TPO:「ESPOLEX TPE820」(商品名、住友化学(株)製)
CB:「デンカブラック」(商品名、電気化学工業(株)製)粒状品 カーボンブラック
CA:「モディパー A1000」(商品名、日油(株)製) グラフトコポリマー(主鎖:ポリオレフィン、側鎖:ビニル系ポリマー)
(PPS樹脂とTPOの分散状態の観察)
各試験片の長辺方向の長さで五等分し、各五等分試験片の中心部からミクロトームを用いて超薄切片を切りだし、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Miccroscopy:TEM)にて20万倍の倍率で観察される。また、同時にEDX(Energy Dispersive X−ray Spectroscopy) を用いて元素分析を行い、PPS樹脂がマトリックス、TPOがドメインであることを確認できる。さらに、各試験片のうち任意の20個の粒子についてそれぞれ輪郭線上の任意の2点間の距離のうち最大の距離(最大径)をTPOの粒径として、合計100点のTPOの粒径から個数平均のメジアン径(D50)の値を本発明における平均粒径と定義した。
(PPS樹脂の球晶の観察)
各試験片の長辺方向の長さで五等分し、各五等分試験片の中心部からミクロトームを用いて超薄切片を切りだし、偏光顕微鏡(200倍)を用いて観察される。各試験片の任意の10点の球晶の、輪郭線上の任意の2点間の距離のうち最大の距離(最大径)を球晶サイズとして、合計50点の球晶粒径から個数基準のメジアン径(D50)を本発明における平均球晶サイズと定義した。
(結晶化ピークの測定)
結晶化ピークを測定するための熱分析は、MTTLER TOLEDO社製 DSC823を用いて行った。測定は、各試験片から約10mg切り出し、窒素気流下、25℃から300℃まで、5℃/分の昇温速度で昇温する条件で行った。窒素流量は80mL/分とした。この段階で検出された結晶化ピークから、結晶化ピーク温度及び結晶化ピーク熱量を求めた。ここで、結晶化ピーク温度はピークトップ温度(℃)である。結晶化ピーク熱量ΔH(J/g:結晶化のピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化)は、ベースラインと、ベースラインに対して変化した熱量変化を示す曲線とに囲まれたピーク面積から算出した。DSCが描く前記曲線はブロードな曲線又は鋭利な曲線のいずれをも含む。また、ベースラインとは、100〜150℃の範囲において、前記曲線に対して引くことのできる接線であって、結晶化ピークの逆側に引くことのできる接線を言う。また、ピークトップ温度とは、ベースラインと平行に直線を引き、熱量変化を示す曲線との接線との交点に対応する温度とした。
(引張弾性率)
JIS K7113に準ずる試験方法で算出した。引張試験機 ストログラフEII−L(商品名、(株)東洋精機製作所製)で、引張りモード、引張速度10mm/分、つかみ間隔50mm、測定環境雰囲気23±2℃、50±5%で実施した。
(耐衝撃性)
成形によりノッチを付けてJIS K7110に準ずる試験方法でノッチ付きアイゾット衝撃強度の測定を行った。
衝撃試験機((株)東洋精機製作所製 ユニバーサル衝撃試験機DG−UB型)で、持ち上げ角度150°、使用ハンマ0.5Jとした。
(駆動ムラ評価)
歯車噛合回転角伝達誤差測定機((株)小笠原プレシジョンラボラトリー製)を用いて、JIS B1702‐1に準じて、下の条件にて片歯噛合い試験を行った。
[測定条件]
測定条件相手歯車:モジュール0.6、ピッチ円直径60mm、歯数100、ねじれ角20度のはす歯金属歯車
軸間距離62.157mm、トルク0.2〜0.78N・m、回転数300rpm
負荷トルクあたりの全かみ合い誤差変化値を以下の式から計算し、下記基準で評価した。
[負荷トルクあたりの全かみ合い誤差変化値]
負荷トルクあたりの全かみ合い誤差変化値={(0.78N・mの全噛み合い誤差)−(0.2N・mの全噛み合い誤差)}/(0.78N・m−0.2N・m)
[評価基準]
ランクA:0.4分/Nm未満
ランクB:0.4分/Nm以上1.0分/Nm未満
ランクC:1.0分/Nm以上
(繰返しの耐屈曲性)
JIS P8115に準拠し、試験片を幅10mm、長さ100mmの大きさに切断し、MIT形耐折試験機((株)安田精機製作所製No.307 MIT形耐折度試験機)を用いて下記の条件で、破壊までの回数を測定した。
測定条件:折り曲げ速度 180回/分、回転角度 左右135°、引張荷重 9.8N。
図1は、本実施例に係る画像形成装置の模式的な断面図である。本実施例の画像形成装置は、電子写真方式を利用してフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を採用したタンデム型のレーザービームプリンターである。画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色に対応して設けられた4つの画像形成部100A〜Dを有する。本実施例では、各画像形成部100A〜Dの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。
画像形成部100には、像担持体として感光ドラム101が設けられている。感光ドラム101は、図中矢印R1の方向に、所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。感光ドラム101の周囲には、その回転方向に沿って順に、次の各手段が配置されている。まず、帯電手段として回転可能なローラ状の帯電部材である帯電ローラ(回転体)102が配置されている。次に、露光手段として露光装置(レーザースキャナ)103が配置されている。次に、現像手段として現像装置104が配置されている。次に、一次転写手段としてローラ状の一次転写部材である一次転写ローラ110が配置されている。次に、感光体クリーニング手段としてクリーニングブレード115が配置されている。
また、各画像形成部100の感光ドラム101と対向するようにして、中間転写体としての中間転写ベルト106が配置されている。中間転写ベルト106は、複数の張架ローラ(支持ローラ)である二次転写対向ローラ107、テンションローラ108、及び駆動ローラ109に所定の張力をもって掛け回されており、図中矢印R2の方向に回転(周回移動)する。二次転写対向ローラ107と対向する位置には、二次転写手段としてのローラ状の二次転写部材である二次転写ローラ111が配置されている。テンションローラ108と対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置のクリーニングブレード113が配置されている。
画像形成動作が開始されると、回転する感光ドラム101の表面が、帯電ローラ102によって一様に帯電される。このとき、帯電ローラ102には、帯電電圧印加手段としての帯電電源(図示せず)より、所定の帯電バイアス(帯電高圧)が印加される。帯電された感光ドラム101の表面は、各画像形成部100に対応する分解色の画像信号(画像情報)に従ってレーザースキャナー103から照射されたレーザー光により走査露光される。これにより、感光ドラム101上に、各画像形成部100に対応する画像信号に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム101上に形成された静電潜像は、現像装置104内のトナー105によってトナー像として現像される。
感光ドラム101上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト106上に転写(一次転写)される。このとき、一次転写ローラ110には、一次転写電圧印加手段としての一次転写電源(図示せず)より、一次転写バイアスが印加される。フルカラー画像の形成時には、各感光ドラム101上に形成されたトナー像が、順次に重ね合わせるようにして中間転写ベルト106上に転写(一次転写)される。こうして、中間転写ベルト106上に、4色のトナー像が重ね合わされた多重トナー像が形成される。一次転写後に感光ドラム101の表面に残ったトナー(一次転写残トナー)は、クリーニングブレード115によって感光ドラム101上から除去される。
一方、中間転写ベルト106上のトナー像の移動とタイミングに合わせて、転写材収納カセット(図示せず)に収容された転写紙112が、供給ローラ(図示せず)などによって搬送される。そして、中間転写ベルト106上の多重トナー像は、二次転写ローラ111の作用により、転写紙112上に一括して転写(二次転写)される。このとき、二次転写ローラ111には、二次転写電圧印加手段としての二次転写電源(図示せず)より、二次転写バイアスが印加される。
トナー像が転写された転写紙112は、定着手段としての定着装置(図示せず)へと搬送部材などにより搬送され、定着装置によって加熱、加圧されることで溶融、混合されて転写紙112に定着され、フルカラーの記録画像となる。その後、転写紙112は画像形成装置の装置本体の外部に排出される。
また、二次転写後に中間転写ベルト106に残ったトナー(二次転写残トナー)は、クリーニングブレード113によって中間転写ベルト106上から除去されて、廃トナーボックス114に回収される。
(画像評価)
画像形成装置用エンドレスベルトを図1に記載の中間転写ベルトとして利用した画像形成装置に組み込み、色ずれの画像不良の発生有無を確認した。方法は下記のとおりである。
A4用紙の中央部に、線幅(線の太さ)100μm、長さ5mmの横線を、4色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)横一列に並べ、これを1行とする。そして、該行を用紙の縦方向に2mmづつずらし、合計130行描画した(A4用紙の上下両端部約20mmを空白とし、中央部258mmに画像を出力)。各行において、4本の線の縦方向のずれ量を測定し、ずれ量の最大値を、そのページ内における色ずれ量(μm)とした。一般的に色ずれは、150μm以上では容易に認知可能であるため、100μm以下にすることが望ましい。さらに望ましくは50μm以下とすることにより、色ずれによる文字のにじみや、プロセスカラー(2色以上の混合色)の色味シフトが目立たなくなる。「色味シフト」とは、色調がずれることを意味する。
色ずれ量による判定基準は以下の通りである。
ランクA:50μm以下
ランクB:50μmより大きく100μm以下
ランクC:100μmより大きく150μm以下
ランクD:150μmより大きい
(混練工程)
表1に示す配合で各原料をタンブラーミキサー((株)セイワ技研製TMS−36S)を用いて、予め均一ブレンドを行い、ブレンド物を2軸混練押出し機((株)池貝製PCM30)にて溶融混練して、ストランドカッターを用いてペレットを作製した。溶融混練時の加工温度は、上流より、シリンダ1〜11の11ヶ所で、設定することが可能であるが、今回は、樹脂を溶融させるシリンダ1〜5を300℃、シリンダ6〜11を、混練温度としてそれぞれ設定した。またスクリュー回転数は200rpmとした。
・成形
〈実施例1〜7および比較例1〜5〉
前記ペレットを用いて、実施例1〜7および比較例1〜5においては、射出成形機(日精樹脂工業(株)製 FNX140)を使用し、シリンダ温度を300℃とし、金型温度を表1のようにそれぞれ設定した。そして、多目的試験片(JIS K 7139 1A形 t4mm)および駆動ムラ評価用はす歯歯車(モジュール0.6、歯数100、圧力角20度、ねじれ角20度)を作製した。ここで作製された試験片およびはす歯歯車の特性評価結果も表1〜3に示した。なお、表1〜3のΔH(J/g)は、結晶化による発熱ピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化を示す。
〈実施例8〉
前記ペレットを用いて、実施例8においては、圧縮成形機((株)東本製作所製)を使用し、金型温度300℃ 冷却速度15℃/分の条件で、前記の多目的試験片を作製した。
ここで作製された試験片の特性評価結果も表2に示した。
実施例1〜8で作製したPPS樹脂組成物においては、比較例1〜5で作製したPPS樹脂組成物と比較して高い引張弾性率を得ることができた。また、実施例1〜8で作製したPPS樹脂組成物を用いた歯車は負荷トルクあたりの全かみ合い誤差変化値が比較例1〜5で作製したものと比較して優れていた。このため、駆動時に発生する負荷の変動による回転むらが発生しにくく、OA機器の歯車として好適に使用できる。
〈実施例9〜20および比較例6〜12〉
前記ペレットを表5〜9で示される条件で、環状形のダイスの配置された下記の単軸押出し機を用いて溶融可塑化し、環状形のダイより、直径230mm,厚さ85μmの円筒形状のチューブに押し出し、画像形成装置用エンドレスベルトを作製した。
単軸押出し機:(株)プラスチック工学研究所製GT−3.2
このときの樹脂の押出し速度と吐出樹脂の引き取り速度との比率を一定に保った状態で、両者を変化させても、厚みが維持できる。一方で引き取り速度によって、樹脂の冷却速度が変わるので、冷却速度を変えることで結晶化を変化させた。ここで作製された画像形成装置用エンドレスベルトの特性評価結果も表5〜9に示した。なお、表4〜8のΔH(J/g)は、結晶化による発熱ピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化を示す。
実施例9〜20においては、画像形成装置用エンドレスベルトとしての引張弾性率を高いレベルで十分満たす特性を有するエンドレスベルトが得られた。
一方、比較例6〜12においては、PPSの平均球晶サイズは微細となったが、引張弾性率が十分満足するものではなく、画像評価でも、ベルトの伸び起因と考えられる色ずれの画像不良が発生した。これは、TPOではなくCBが結晶核剤となりPPS樹脂の球晶が微細化したため、PPS樹脂との親和性が悪く、PPSとCBとの界面において剥離が生じてしまったためであると考えられる。
すなわち、高い引張弾性率を持つ画像形成装置用エンドレスベルトを得るためには、PPS樹脂とTPOが特定の分散形態を有し、かつPPS樹脂が特定の結晶状態を有することが必要である。
本発明の樹脂組成物は、電気電子部品、自動車部品、一般機械部品など広い分野に適用できる。本発明の成形体、特に本発明の画像形成装置用のエンドレスベルトは、複写機、プリンター等の画像形成装置において用いられる感光体ベルトの基材、中間転写ベルト、転写ベルト、メディア吸着搬送ベルトとして好適に利用することができる。
100 画像形成部
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 レーザースキャナー
104 現像装置
105 トナー
106 中間転写ベルト
107 二次転写対向ローラ
108 テンションローラ
109 駆動ローラ
110 1次転写ローラ
111 2次転写ローラ
112 転写紙
113、115 クリーニングブレード
114 廃トナーボックス

Claims (5)

  1. ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)を含むマトリックスと、オレフィン系エラストマーを含むドメインとを有してなる、マトリックス−ドメイン構造を有する樹脂組成物であって、
    (I)該ポリフェニレンサルファイド樹脂に存在する球晶の平均粒径が1.0μm以下であり、
    (II)該オレフィン系エラストマーの分散平均粒径が100nm以下であり、
    (III)該樹脂組成物の示差走査熱量計(DSC)による熱分析における1回目の昇温過程であって、温度25℃から300℃までの温度範囲を5℃/分の昇温速度で昇温したときに、温度110℃〜135℃の範囲内に現れるポリフェニレンサルファイド樹脂由来の結晶化による発熱ピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化ΔHが、0.0J/g以上、3.2J/g未満である、
    ことを特徴とするポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
  2. 前記樹脂組成物の示差走査熱量計(DSC)による熱分析において、2回目の昇温過程における前記PPS由来の結晶化による発熱ピークのピーク面積から算出されるエンタルピーの変化ΔH´と、前記ΔHとの差(ΔH´−ΔH)が、21.8J/g以上、25.0J/g以下である請求項1に記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
  3. 前記(ΔH´−ΔH)が、24.0J/g以上、25.0J/g以下である請求項2に記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物が成形されてなることを特徴とする成形体。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成物が成形されてなることを特徴とする画像形成装置用のエンドレスベルト。

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