JP2018080304A - 熱硬化性エポキシ樹脂組成物、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物、及び硬化物 - Google Patents

熱硬化性エポキシ樹脂組成物、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物、及び硬化物 Download PDF

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Abstract

【課題】耐熱性、耐久性に優れ、成形時の液だれ防止性に優れた熱硬化性エポキシ樹脂組成物が得る。【解決手段】エポキシ樹脂と、硬化剤と、を含み、粘度が200〜4000mPa・sであり、硬化物のガラス転移温度(Tg)が195℃〜235℃である、熱硬化性エポキシ樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、熱硬化性エポキシ樹脂組成物、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物、及び硬化物に関する。
従来から、熱硬化性エポキシ樹脂は、機械強度に優れるといった特性が注目され、例えば、自動車や航空機の筐体、各種部材をはじめ、様々な構造体用途において利用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、エポキシ樹脂を強化繊維に含浸させた構成からなる繊維強化複合材料ついても従来から提案がなされており、例えば、低粘度でありながら、得られる硬化物において、機械強度、耐熱性、耐湿熱性に優れた特性を発現できる繊維強化複合材料に関する提案がなされており、当該硬化物による成形品がエンジンなどの構造部品や電線コア材等に用いられている(例えば、特許文献3参照)。
2016−84372号公報 2016−89−78号公報 特許第5954516号公報
しかしながら、前記特許文献1〜3に開示されている技術においては、エポキシ樹脂組成物や繊維強化複合材料を、特に送電線ケーブルの芯材の材料として用いた場合を想定すると、送電時の発熱に十分に耐え得る耐熱性や耐久性の観点からは未だ十分な特性を有しているとは言えず、また、送電線ケーブルの芯材の製造時における液だれ防止の観点からは検討がなされておらず、ケーブルとしての十分な厚みを確保するという観点において、特性が不十分であるという問題を有している。
そこで本発明においては、熱硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度と、その硬化物のTgを、それぞれ所定の範囲に特定することによって、特に、送電線ケーブルの芯材の材料として用いた場合に、送電時の発熱に十分に耐え得る耐熱性、耐久性が得られ、かつケーブルの芯材の製造時において液だれ防止性に優れており、ケーブルとしての十分な厚みを確保することが可能な熱硬化性エポキシ樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上述した従来技術の問題点に関し鋭意検討を行った結果、エポキシ樹脂と、硬化剤とを含有する熱硬化性エポキシ樹脂組成物において、粘度及び前記熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度(Tg)を所定の範囲に特定することにより、上述した従来技術の課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
〔1〕
エポキシ樹脂と、硬化剤と、
を含み、
粘度が200〜4000mPa・sであり、
硬化物のガラス転移温度(Tg)が195℃〜235℃である、熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
〔2〕
前記エポキシ樹脂が、
成分(A−1):25℃で液状のエポキシ樹脂と、
成分(A−2):軟化点が50℃以上のエポキシ樹脂と、
を含む、前記〔1〕に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
〔3〕
前記硬化剤が、酸無水物及び/又はアミン系化合物を含む、前記〔1〕又は〔2〕に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
〔4〕
前記成分(A−1)が、脂環式エポキシを含む、前記〔2〕又は〔3〕に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
〔5〕
前記成分(A−2)が、一般式(1)で表される構造を含むエポキシ樹脂を含む、前記〔2〕乃至〔4〕のいずれか一に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
式(1)中、R1とR2は、単結合又は二価の連結基を表す。
〔6〕
前記成分(A−1)と、前記成分(A−2)との合計質量に対し、前記成分(A−1)の質量割合が99〜30質量%である、前記〔2〕乃至〔5〕のいずれか一に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
〔7〕
前記〔1〕乃至〔6〕のいずれか一に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物と、
繊維材料と、
を含み、
前記繊維材料が、ガラス繊維、炭素繊維、及びアラミド繊維からなる群より選ばれる少なくともいずれかである、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
〔8〕
前記〔1〕乃至〔6〕のいずれか一に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物と、
繊維材料と、
を含み、
前記繊維材料が、ガラス繊維、炭素繊維、及アラミド繊維からなる群より選ばれる少なくともいずれかである、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物。
本発明によれば、耐熱性、耐久性に優れ、成形時の液だれ防止性に優れた熱硬化性エポキシ樹脂組成物が得られる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
〔熱硬化性エポキシ樹脂組成物〕
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、
エポキシ樹脂と、硬化剤と、
を含み、
粘度が200〜4000mPa・sであり、
硬化物のガラス転移温度(Tg)が195℃〜235℃である、熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
(エポキシ樹脂)
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂を含有する。
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物に含まれるエポキシ樹脂とは、分子内にエポキシ基を2個以上含む高分子化合物及びそのエポキシ基の開環反応によって生成する合成樹脂をいう。
エポキシ樹脂は各種公知のものを適宜選択して用いることができる。以下に限定されるものではないが、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ヒンダトイン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂、ビスAノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン/フェノールエポキシ樹脂、脂環式アミンエポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、脂肪族アミンエポキシ樹脂等が挙げられる。
これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物において、前記エポキシ樹脂は、好適な粘度を確保する観点から、(A−1)25℃で液状のエポキシ樹脂(以下、(A−1)エポキシ樹脂、(A−1)成分と記載する場合がある。)と、(A−2)軟化点が50℃以上のエポキシ樹脂(以下、(A−2)エポキシ樹脂、(A−2)成分と記載する場合がある。)を含有することが好ましい。
(A−2)軟化点が50℃以上であるエポキシ樹脂を使用すると、繊維含浸後のBステージ化(半硬化)する前に液だれも起こりにくくなるため、品質のブレが少なくなる。
なお、(A−1)エポキシ樹脂における「25℃で液状」とは、120℃以上で2時間加熱した後、25℃まで冷却し、その後25℃に保った場合において、25℃になってから2時間以内にE型粘度計で測定したときの粘度(25℃での粘度)が30000Pa・s以下であることをいう。
(A−2)エポキシ樹脂における「軟化点が50℃以上」とは、メトラートレド社製軟化点測定装置(DP−60)で測定したときの軟化点が50℃以上であることをいう。
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物において、(A−1)成分は、より良い含浸性を確保する観点から、全エポキシ樹脂中、30〜99質量%であることが好ましく、40〜99質量%であることがより好ましく、50〜70質量%であることがさらに好ましい。
また、(A−2)成分は、高分子成分が存在することにより耐熱性を向上させる観点から、全エポキシ樹脂中、1〜70質量%であることが好ましく、1〜60質量%であることがより好ましく、30〜50質量%であることがさらに好ましい。
<(A−1)エポキシ樹脂:25℃で液状のエポキシ樹脂>
前記(A−1)エポキシ樹脂は、各種公知のものを適宜選択して用いることができる。以下に限定されるものではないが、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン/フェノールエポキシ樹脂、アミノフェノール型エポキシ樹脂、脂環式アミンエポキシ樹脂、脂肪族アミンエポキシ樹脂等が挙げられる。
これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
特に、酸無水物と配合した場合に高いTgを確保する観点から、(A−1)エポキシ樹脂としては、脂環式エポキシ樹脂が好ましい。
(A−1)エポキシ樹脂は、(A−1)成分と、(A−2)成分との合計質量に対し、質量割合が1〜70質量%であることが好ましく、1〜60質量%であることがより好ましく、30〜50質量%であることがさらに好ましい。
(A−1)成分と(A−2)成分との合計質量に対し、(A−1)成分の質量割合が30〜99質量%であることが好ましく、40〜99質量%であることがより好ましく、50〜70質量%であることがさらに好ましい。
<(A−2)エポキシ樹脂:軟化点が50℃以上のエポキシ樹脂>
(A−2)エポキシ樹脂は、下記一般式(1)で表される構造を含むエポキシ樹脂であることが好ましい。
これにより、成形後の耐熱性や強靭化といった物性が特に向上する。さらに、絶縁抵抗値変化等の電気特性の向上が見込めるため、電線被覆としての長期使用が可能となる。
前記一般式(1)中、R1とR2は、単結合又は二価の連結基を表す。
一般式(1)中のR1は、単結合又は2価の連結基であり、2価の連結基としては以下に限定されないが、例えば、ビフェニル類、ビスフェノールA類、ビスフェノールF類、ビスフェノールAF類、ビスフェノールAC類、ビスフェノールS類、フェノールノボラック類及びクレゾールノボラック類からなる群より選択される1種以上の骨格を含んでいてもよく、これらの骨格は置換基を有していてもよい。
一般式(1)中のR2は、単結合又は2価の連結基であり、2価の連結基としては、以下に限定されないが、例えば、置換されていてもよいアルキレン基又は置換されていてもよいアリーレン基等が挙げられる。
ここで「アルキレン基」とは、「アルキル基」から任意の位置の水素原子をさらに1個除いて誘導される2価の基を意味し、以下に限定されないが、例えば、メチレン基、エチレン基、メチルエチレン基、エチルエチレン基、1,1−ジメチルエチレン基、1,2−ジメチルエチレン基、トリメチレン基、1−メチルトリメチレン基、2−メチルトリメチレン基、テトラメチレン基等が挙げられ、好ましくは、メチレン基、エチレン基、メチルエチレン基、1,1−ジメチルエチレン基、トリメチレン基等が挙げられる。
また「アリーレン基」とは、「アリール基」から、任意の位置の水素原子をさらに1個除いて誘導される2価の基を意味する。
2で示される置換されていてもよいアルキレン基及びアリーレン基は、置換可能な位置において、1又は2以上の置換基で置換されていてもよい。かかる置換基としては、例えば、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子)、炭素数1〜6のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基)、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基)等が挙げられる。
本実施形態において、前記R2は、イソホロン、ベンゼン、トルエン、ジフェニルメタン及びナフタレンのいずれか1つに由来する2価の連結基、ヘキサメチレン基並びに−(CH2−C64n−(ポリメチレンポリフェニレンポリフェニル骨格を有する基)(ただし、nは2〜6の整数であって、一分子中に複数ある場合は各々同一であっても異なっていてもよい)からなる群より選択されることが好ましい。これらの基をもつことで、熱に対する安定性がより向上する傾向にある。
成分(A−2)の含有量は、成分(A−1)と成分(A−2)の合計質量に対し、成分(A−2)の質量割合が、1〜70質量%であることが好ましく、1〜60質量%であることがより好ましく、30〜50質量%であることがさらに好ましい。
成分(A−2)の質量割合が1質量%以上であれば、前記成分(A−2)を含む熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物の、耐熱性及び機械物性が高くなるため好ましい。
一方、破壊靱性が高くボイドの無い成形品を容易に得るために、70質量%以下であることが好ましい。
(硬化剤)
硬化剤は、本実施形態において使用するエポキシ樹脂を硬化し得るものであれば、特に構造等は限定されない。
硬化剤としては、以下に限定されないが、例えば、アミン系硬化剤、フェノール系硬化剤、酸無水物系硬化剤、潜在性硬化剤等が挙げられる。
アミン系硬化剤としては、以下に限定されないが、例えば、脂肪族アミン、芳香族アミン等のアミン系化合物が挙げられる。
脂肪族アミンとしては、以下に限定されないが、例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタミン、m−キシレンジアミン、トリメチルへキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、イソフォロンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ノルボルネンジアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(DBU)等が挙げられる。
芳香族アミンとしては、以下に限定されないが、例えば、ジアミノジフェニルメタン、m−フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルスルホン、ジエチルトルエンジアミン、トリメチレンビス(4−アミノベンゾエート)、ポリテトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート等が挙げられる。
フェノール系硬化剤としては、以下に限定されないが、例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、クレゾールアラルキル樹脂、ナフトールアラルキル樹脂、ビフェニル変性フェノール樹脂、ビフェニル変性フェノールアラルキル樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂、アミノトリアジン変性フェノール樹脂、ナフトールノボラック樹脂、ナフトール−フェノール共縮合ノボラック樹脂、ナフトール−クレゾール共縮合ノボラック樹脂、アリルアクリルフェノール樹脂等が挙げられる。
酸無水物系硬化剤としては、以下に限定されないが、例えば、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸等の酸無水物が挙げられる。
本実施形態のエポキシ樹脂組成物中の硬化剤は、酸無水物(酸無水物系硬化剤)であることが粘度の観点から好ましい。さらに、酸無水物系硬化剤は高温での反応が早いため、製造時間の短縮も可能となる。
潜在性硬化剤としては、以下に限定されないが、例えば、イミダゾール系潜在性硬化剤やアミンアダクトをカプセル化したもの等が挙げられる。これらは市販品を用いることもでき、例えば、「PN23」、「PN40」、「PN−H」といったアミキュアシリーズ(味の素ファインテクノ社製)や「HX−3088」、「HX−3941」、「HX−3742」といったノバキュアシリーズ(旭化成社製)が挙げられる。
上述した硬化剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。2種以上を併用する場合は、一部が「硬化剤」として働き、残部が「硬化促進剤」として働く場合もある。ここでいう硬化剤とは、熱や光によりエポキシ樹脂と反応し、架橋していく機能を有するものをいい、硬化促進剤とは、主には、それ自身はエポキシ樹脂と反応しないが、エポキシ樹脂と硬化剤との反応を起こりやすくする機能を有するものをいう。
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物中の硬化剤の含有量は、特に限定されないが、エポキシ樹脂成分の合計を100質量部としたときに、好ましくは2〜60質量部であり、より好ましくは3〜55質量部であり、さらに好ましくは4〜50質量部である。
硬化剤の含有量を上記範囲内とする場合、熱硬化性エポキシ樹脂組成物の反応性、機械的特性、耐熱性等がより向上する傾向にある。
(その他の添加剤)
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物には、さらに、任意の成分として、トリブロック共重合体や、それ以外の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー及びエラストマーからなる群から選ばれた1種以上の添加剤(以下「任意の添加剤」と称す)を含有していてもよい。
これらの任意の添加剤は、本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物の粘弾性を変化させて、粘度、貯蔵弾性率及びチキソトロープ性を適正化する役割があるだけでなく、本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物の破壊靭性を向上させる。
任意の添加剤として用いられる熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー及びエラストマーは、1種のみを単独で使用してもよいし2種以上を併用してもよい。
また、前記任意の添加剤は、エポキシ樹脂成分中に溶解していてもよいし、微粒子、長繊維、短繊維、織物、不織布、メッシュ、パルプ等の形状で本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物中に含まれていてもよい。
前記任意の添加剤が、微粒子、長繊維、短繊維、織物、不織布、メッシュ、パルプ等の形状で含まれていると、本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物を繊維材料に含浸させたプリプレグを積層して繊維強化プラスチックを作製する場合に、層間剥離を抑制することができるので好ましい。
前記熱可塑性樹脂としては、主鎖に、炭素−炭素結合、アミド結合、イミド結合、エステル結合、エーテル結合、カーボネート結合、ウレタン結合、尿素結合、チオエーテル結合、スルホン結合、イミダゾール結合、及びカルボニル結合からなる群から選ばれた少なくとも1つの結合を有する熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。
より具体的には、例えば、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリアラミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレンスルフィド、ポリベンズイミダゾール、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、及びポリエーテルスルホンのようなエンジニアリングプラスチックに属する熱可塑性樹脂が挙げられる。中でも、耐熱性に優れることから、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、及びポリエーテルスルホン等が特に好ましく使用される。
また、これらの熱可塑性樹脂がエポキシ樹脂との反応性官能基を有することは、本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物の破壊靭性向上及び耐環境性維持の観点から好ましい。エポキシ樹脂との好ましい反応性を有する官能基としては、カルボキシル基、アミノ基及び水酸基等が挙げられる。
〔熱硬化性エポキシ樹脂組成物の物性〕
(粘度)
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、粘度が200mPa・s〜4000mPa・sであり、好ましくは500mPa・s〜3000mPa・sである。
良好な引抜成型性を確保する観点から、200mPa・s〜4000mPa・sであり、好ましくは200mPa・s〜2000mPa・s、より好ましくは300mPa・s〜1500mPa・sである。
また、良好な含浸性を確保する観点から、500mPa・s〜3000mPa・sであり、好ましくは1400mPa・s〜3500mPa・s、より好ましくは2000mPa・s〜3000mPa・sである。
(硬化物のガラス転移温度(Tg))
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、硬化物のガラス転移温度(Tg)が、195℃〜235℃であり、好ましくは210〜230℃である。
本実施形態においては、上述のとおり、特定の粘度範囲と特定のTg範囲とを組合せて採用することにより、耐熱性、耐久性及び成型時の液だれ防止性に優れた樹脂組成物を実現する。このような優れた樹脂組成物が実現されるメカニズムについては、詳細は明らかではないが、適度な分子間相互作用を持ったポリマー鎖が硬化時にも適度な分子運動性を持つことによって、硬化前の含浸性に優れることはもとより、硬化物成形体にした際に加えられる様々な外力に対して良好な吸収性(弾性率)を実現し、ひいては壊れにくく、耐熱性に優れた硬化物成形体が実現されているものと推察される。
なお、粘度、Tgともに適宜、原料を選択することにより、調整することができる。
〔繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物〕
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、繊維材料と組み合わせて、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物を構成することができる。
また、この繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化することにより、所定の硬化物、成形品が得られる。
本実施形態に用いられる繊維材料の形態に限定はなく、例えば、トウ、クロス、チョップドファイバー、連続繊維を一方向に引き揃えた形態、連続繊維を経緯にして織物とした形態、トウを一方向に引き揃え横糸補助糸で保持した形態、複数枚の一方向の強化繊維のシートを異なる方向に重ねて補助糸でステッチして留めマルチアキシャルワープニットとした形態、また、強化繊維を不織布とした形態等が挙げられる。中でも連続繊維を一方向に引き揃えた形態、連続繊維を経緯にして織物とした形態、トウを一方向に引き揃え横糸補助糸で保持した形態、また複数枚の一方向の強化繊維のシートを異なる方向に重ねて補助糸でステッチして留めマルチアキシャルワープニットとした形態が好ましい。硬化物の強度発現の観点からは、連続繊維を一方向に引き揃えた形態がさらに好ましい。
前記繊維材料を構成する材料には制限が無く、例えば、炭素繊維、黒鉛繊維、ガラス繊維、有機繊維、ボロン繊維、スチール繊維等を使用することができる。特に、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維又はそれらの混合物が強度や軽量化への寄与が高いので好ましく、炭素繊維は、比弾性率が良好のためより好ましい。
本実施形態の熱硬化性エポキシ樹脂組成物を用いて繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物を製造する方法にも制限はなく、以下に限定されないが、例えば、オートクレーブ法、真空バッグ法、フィラメントワインディング法、プルトリュージョン法、レジントランスファーモールディング(RTM)法等の公知の成形方法を採用することができる。
なお、上述した各種パラメータについては、特に断りの無い限り、後述する実施例の測定方法に準じて測定される。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
なお、下記表1における成分の含有量は、いずれも質量部である。
実施例、比較例においては、各種特性は以下の方法により測定した。
〔測定方法〕
((1)粘度)
熱硬化性エポキシ樹脂組成物の粘度(mPa・s)は、エポキシ樹脂混合物を一旦120℃で2時間加熱した後、酸無水物硬化剤を加え、ノンバブリングニーダー(自転公転式攪拌機、THINKY社製AR−250)を用いて、撹拌モード3分:自転/公転=800rpm/2000rpm、脱泡モード2分:自転/公転=60rpm/2200rpmの条件で混合した後、さらに酸無水物の触媒を添加し、再度ノンバブリングニーダーで撹拌した後、レオメータ(HAKKE MARS III Thermo SCIENTIFIC社製)のステージに載せ、40℃まで冷却し、40℃になってから10分後の粘度を測定した。
((2)ガラス転移温度(Tg)、貯蔵弾性率)
熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度(Tg)(℃)を、動的粘弾性測定装置RSA−G2(TA Instruments社製)を用い、長さ20mm×幅10mm×厚さ2mmの試験片を、5℃/分で昇温させ、貯蔵弾性率(MPa)と損失弾性率(MPa)を測定し、そのtanδが最大となる温度として求めた。
当該230℃における貯蔵弾性率が100MPa以下であると、衝撃による破壊耐性が高く、例えば、送電線の芯材として用いた場合、送電時に高温になり、風雨等により振動しても、高い耐久性が得られると判断した。
((3)壊れにくさ)
熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物のサンプル(長さ30mm×幅30mm×厚さ2mm)を、ホットプレート上で230℃に加熱し、おもり落下試験を行い、下記により評価を行った。
表面に亀裂が入ったもの・・・×
表面に凹みが観察されたもの・・・○
外観にほぼ変化のなかったもの・・・◎
((4)繊維材料への含浸性試験)
熱硬化性エポキシ樹脂組成物を、40℃で、繊維材料:2cm×5cm(東レ株式会社製の炭素繊維織物「トレカクロスCO−6363」(登録商標)(目付198g/m2))に含浸塗布し、引き上げたのち、25℃で3分間放置し、繊維材料に付着した熱硬化性エポキシ樹脂組成物の質量を測定し(n2で測定し、その平均)、以下の基準により評価した。
樹脂組成物の質量が1.5g以上2.5g未満・・・○
1.5g未満・・・×
2.5g以上・・・△
〔熱硬化性エポキシ樹脂組成物の材料〕
(エポキシ樹脂)
BE186EL(長春社製商品名):ビスフェノールA型エポキシ樹脂
2021P(ダイセル株式会社社製商品名):脂環式エポキシ樹脂
AER4004(旭化成株式会社社製商品名):イソシアネート変性エポキシ樹脂
jER604(三菱化学株式会社社製商品名):ジアミノジフェニルメタン型エポキシ樹脂
HP−4710(DIC株式会社社製商品名):ジナフタレン型エポキシ樹脂
VG3101(株式会社プリンテック社製商品名):高耐熱3官能エポキシ樹脂
(硬化剤)
MHAC−P(日立化成株式会社社製商品名):酸無水物
HN−5500(日立化成株式会社社製商品名):酸無水物
DBU(和光純薬工業社製商品名):ジアザビシクロウンデセン
HX−3742(旭化成株式会社社製商品名):イミダゾール系潜在性硬化剤
〔実施例〕、〔比較例〕
表1に記載の組成により、熱硬化性エポキシ樹脂組成物を製造し、(1)、(4)の評価を行った。製造条件は以下のとおりである。樹脂をいれたアルミ皿を40度のホットプレート上に置いた。樹脂質量は10〜20g程度とした。そこに酸無水物を入れ、竹串で2分撹拌した。撹拌後、触媒(DBUやHX−3742)を加え、更に竹串で2分撹拌した。最後に、上記の「自転公転式撹拌機」で撹拌した。
また、表1に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物100質量部を120℃で1時間、予備加熱し、180℃で1時間、本硬化処理を行って硬化させ、熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物を作製し、硬化物評価((2)、(3))を行った。
本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、自動車、電気・電子機器、建築用の部材等の各種用途のための材料として好適に使用することができる。
特に、本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物は、送電線の芯材として好適に使用することができる。

Claims (8)

  1. エポキシ樹脂と、硬化剤と、
    を含み、
    粘度が200〜4000mPa・sであり、
    硬化物のガラス転移温度(Tg)が195℃〜235℃である、熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  2. 前記エポキシ樹脂が、
    成分(A−1):25℃で液状のエポキシ樹脂と、
    成分(A−2):軟化点が50℃以上のエポキシ樹脂と、
    を含む、請求項1に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  3. 前記硬化剤が、酸無水物及び/又はアミン系化合物を含む、請求項1又は2に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  4. 前記成分(A−1)が、脂環式エポキシを含む、請求項2又は3に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  5. 前記成分(A−2)が、一般式(1)で表される構造を含むエポキシ樹脂を含む、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
    (式(1)中、R1とR2は、単結合又は二価の連結基を表す。)
  6. 前記成分(A−1)と、前記成分(A−2)との合計質量に対し、前記成分(A−1)の質量割合が99〜30質量%である、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物と、
    繊維材料と、
    を含み、
    前記繊維材料が、ガラス繊維、炭素繊維、及びアラミド繊維からなる群より選ばれる少なくともいずれかである、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物と、
    繊維材料と、
    を含み、
    前記繊維材料が、ガラス繊維、炭素繊維、及アラミド繊維からなる群より選ばれる少なくともいずれかである、繊維強化熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物。
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