JP2018079489A - 結束バンド処理装置および結束バンド切断処理システム並びに結束バンド切断処理方法 - Google Patents

結束バンド処理装置および結束バンド切断処理システム並びに結束バンド切断処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置規模は簡潔で小型化しつつも迅速に結束バンドを切断することが可能な結束バンド処理装置および結束バンド切断処理システム並びに結束バンド切断処理方法を提供する。【解決手段】結束バンド処理装置は、圧延鋼帯を載置して第1方向に移送する移送スキッドと、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記移送スキッドが並置可能なように配置されて、前記圧延鋼帯を載置可能な載置スキッドと、前記移送スキッド及び前記載置スキッドの少なくとも一方を昇降させる昇降装置と、を含み、前記移送スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には第1の凹凸面が形成され、前記載置スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には、前記第1の凹凸面の位相に対して逆位相となる第2の凹凸面が形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばコイル状などに巻かれた圧延鋼帯の結束用のストラップあるいはフープバンド(これらを総称して結束バンドと称する)の処理技術に関し、より詳細には結束バンドの結束位置に依らず簡易で迅速に結束バンドを切断処理することが可能な装置および方法に関する。
工業上において様々な用途に用いられる圧延鋼帯は、輸送上の制約などの理由からコイル状に巻かれて円筒状の形態で一般的に搬送される。このときコイル状の圧延鋼帯は、搬送の過程で巻きつきが解けないように結束バンドにより拘束される。
かような結束バンドの拘束態様は、多くの場合には後述する特許文献にも開示されているように圧延鋼帯の周囲を囲むように結束するか、あるいは圧延鋼帯の高さ方向に沿って圧延鋼帯の内側と外側を結ぶように結束している。
上記した結束バンドで結束されたコイル状の圧延鋼帯は、搬送用トレーラーなどによって加工工場に搬入されたとき、最初の処理として当該結束バンドの切断作業が行われる。そしてかような結束バンドの切断処理の態様としては、大別して以下で説明する2つのグループに分けることができる。
まず1つ目のグループとしては、結束バンドが載置台の載置面と接触しないようコイル状の圧延鋼帯をフックなどで持ち上げて隙間を作りつつカッターで結束バンドを切断する態様である。
次に2つ目のグループとしては、コイル状の圧延鋼帯を載置装置に載置したままで、昇降装置を利用せず圧延鋼帯を回転させてカッターで結束バンドを切断する態様である。すなわち特許文献1〜3によれば、ローラーによって任意の位置までコイル状の圧延鋼帯を回転させながら、バンドカッターにより結束バンドが切断される技術が開示されている。
特開2000−117326号公報 特開2004−001899号公報 特開2010−001061号公報
しかしながら、上述した各特許文献に限らず現在の技術では市場のニーズを適切に満たしているとは言えず、上記各手法では以下に述べるごとき課題が存在する。
例えば昇降装置を用いてコイル状圧延鋼帯を持ち上げて隙間を形成する1つ目のグループでは、そもそも上記した隙間を形成するための大規模なフックなどのリフターが必要となり多額の設備投資が必要となってしまう。
一方でローラーによりコイル状圧延鋼帯を回転させる2つ目のグループでは、結束バンドの位置によってはコイル状圧延鋼帯を一周させてバンドカッターによる切断位置まで当該結束バンドを移動させねばならず処理に多大な時間を要してしまう。なお、コイル状圧延鋼帯は時計回りまたは反時計回りに巻かれているため、ローラーの回転は必然的にどちらか一方向(巻きが解けない方向)に限られてしまう。
このように既存の技術においては、多大な処理時間は必要ないものの装置規模が大型化してコスト増となってしまうか、コストの増加はある程度抑制できるものの結束バンドの切断に多大な処理時間を要してしまうといった課題を有しており、未だに改善の余地が大きくある。
本発明は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、装置規模は簡潔で小型化しつつも迅速に結束バンドを切断することが可能な結束バンド処理装置および結束バンド切断処理システム並びに結束バンド切断処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる結束バンド処理装置は、(1)圧延鋼帯を載置して第1方向に移送する移送スキッドと、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記移送スキッドが並置可能なように配置されて、前記圧延鋼帯を載置可能な載置スキッドと、前記移送スキッド及び前記載置スキッドの少なくとも一方を昇降させる昇降装置と、を含み、前記移送スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には第1の凹凸面が形成され、前記載置スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には、前記第1の凹凸面の位相に対して逆位相となる第2の凹凸面が形成されていることを特徴とする。
なお、上記した(1)に記載の結束バンド処理装置においては、(2)前記載置スキッドは、前記第2方向に関して前記移送スキッドを挟むように配置される第1載置スキッドおよび第2載置スキッドを含むことが好ましい。
また、上記した(1)又は(2)に記載の結束バンド処理装置においては、(3)前記第1方向において隣り合う前記移送スキッドの凸部と前記載置スキッドの凸部の間には、少なくとも前記圧延鋼帯を結束する結束バンドの幅以上のクリアランスが設けられていることが好ましい。
また、上記した(1)〜(3)のいずれかに記載の結束バンド処理装置においては、(4)前記載置スキッドは、載置される前記圧延鋼帯を回転可能なローラー式載置スキッドを含むことが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる結束バンド切断処理システムは、上記した(1)〜(4)のいずれかに記載の結束バンド処理装置と、前記圧延鋼帯の結束バンドを切断するカッター機構を備えたマニュピレータと、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる結束バンド切断処理方法は、結束バンドで結束された圧延鋼帯を移送スキッドに載置する工程と、前記移送スキッドを第1方向に移動して、第1載置スキッドと第2載置スキッドの間に当該移送スキッドを並置する工程と、前記移送スキッドと前記載置スキッドのうち前記結束バンドと接触する側が非接触状態となるように、昇降装置によって前記移送スキッドと前記載置スキッドの少なくとも一方を移動する工程と、前記非接触状態となった結束バンドをカッター機構で切断する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、装置の大型化によるコスト増は抑制しつつ結束バンドが圧延鋼帯のどのような位置に結束されていたとしても迅速に結束バンドの切断が可能となる。
また、大規模な機構は採用する必要がないため、メンテナンスも容易に行えるとともにその頻度も抑制することができ装置寿命も高めることができる。
第1実施形態にかかる結束バンド処理装置を含む結束バンド切断処理システム100を示す斜視図である。 第1実施形態に好適な結束バンドBで結束されたコイル状圧延鋼帯Cを示す模式図である。 第1実施形態にかかる移送スキッド10と載置スキッド20の構造の違いを説明するための側面図である。 第1実施形態にかかる移送スキッド10と載置スキッド20の構造の違いを説明するための上面図である。 第1パターンでコイル状圧延鋼帯Cが搭載された状態の移送スキッド10および載置スキッド20の側面図である。 第1パターンにおける結束バンドB切断時の移送スキッド10と載置スキッド20の位置関係を説明する図である。 第2パターンでコイル状圧延鋼帯Cが搭載された状態の移送スキッド10および載置スキッド20の側面図である。 第2パターンにおける結束バンドB切断時の移送スキッド10と載置スキッド20の位置関係を説明する図である。 第1実施形態にかかる結束バンド切断処理方法を説明するフローチャートである。 第2実施形態にかかる結束バンド切断処理システム200を説明するための上面図である。 第3実施形態にかかる結束バンド切断処理システム300を説明する模式図である。 変形例1にかかる結束バンド切断処理システム400を説明する模式図である。 他の形態によって結束されたコイル状圧延鋼帯Cを示す模式図である。 他の形態によって結束されたコイル状圧延鋼帯Cの結束バンドBを切断するときの動作を説明するための模式図である。
本発明を実施するための実施形態について説明する。なお、以下の説明では、便宜的に、後述する移送スキッド10が移動する方向をX方向、このX方向と直交する平面方向であって載置スキッド20が並ぶ方向をY方向とし、これらX方向およびY方向と直交する高さ方向をZ方向と定義して説明する。しかしながら本発明は上述した方向の定義付けに左右されるものではなく、特許請求の範囲を不当に減縮するものでないことは言うまでもない。
≪第1実施形態≫
<結束バンド切断処理システム>
本発明の第1実施形態にかかる結束バンド切断処理システム100について、図1〜図8を適宜参照しながら説明する。
まず図1(a)等に示すとおり、第1実施形態にかかる結束バンド切断処理システム100は、圧延鋼帯Cを結束する結束バンドBを切断する機能を備えている。より具体的に結束バンド切断処理システム100は、後述する移送スキッド10等を含む結束バンド処理装置と、結束バンド切断装置40と、を含んで構成されている。
なお図2に示すように、本実施形態で用いる圧延鋼帯Cは、例えば鋼帯がコイルのように巻かれて円筒状(以下、略して「コイル状圧延鋼帯」とも称する)となって運搬されることがあり、一例としてこのような状態で結束バンドBによって結束される。
よって、以下では、圧延鋼帯Cの一形態としてコイル状圧延鋼帯を例にして説明するが、本発明はコイル状圧延鋼帯に限定されず様々な圧延鋼帯に適用が可能である。さらには、結束バンドBで結束して運搬される物体であれば、圧延鋼帯C以外の鋼材など種々の物体に適用してもよい。なお、結束バンドBは、本実施形態ではコイル状圧延鋼帯Cの周面を結束する金属製のバンドである。
結束バンド処理装置は、移送スキッド10、載置スキッド20、昇降装置30及び制御装置50を含んで構成されている。
移送スキッド10は、コイル状圧延鋼帯Cを載置可能な載置面を有する。また、図1(b)に示すように、移送スキッド10は、コイル状圧延鋼帯Cを載置して第1方向(X方向)に移送する機能を備えている。なお移送スキッド10をX方向に移動させる機構としては公知の種々の機構が適用可能であり、例えば車軸の両端に車輪を回動可能に装着する一方でレールにより支持されるビームを移送路W内に設置する態様、ボールベアリングを用いたリニアガイドを移送路W内に設置する態様、エアーベアリングを用いて移送路W内を浮上して移動する態様、あるいは移送スキッド10と移送路Wにそれぞれ対の磁石を設置した平面モータのごとき態様などが挙げられる。
なお移送スキッド10の材質としては特に限定はなく、例えばSS400などの公知の鋼材などが適用できる。
載置スキッド20は、コイル状圧延鋼帯Cを載置可能な載置面を有する。そして載置スキッド20は、第1方向(X方向)と交差する第2方向(Y方向)に沿って移送スキッド10が並置可能なように配置されている。より具体的には図1に示すとおり、載置スキッド20は、移送路Wを挟むように一対の第1載置スキッド20a及び第2載置スキッド20bを含んで構成されている。これにより移送スキッド10と載置スキッド20とが並置した状態のときには、移送スキッド10は、第2方向に関して第1載置スキッド20aと第2載置スキッド20bとで挟まれるように配置されることとなる。なお本実施形態では、第1載置スキッド20aおよび第2載置スキッド20bの2つが移送路Wの傍らに配置されているが、この態様に限られず移送路Wに沿って3つ以上の載置スキッドを設置してもよい。
なお載置スキッド20の材質としても特に限定はなく、例えばSS400などの公知の鋼材などが適用できる。
昇降装置30は、移送スキッド10及び載置スキッド20の少なくとも一方を昇降させる機能を備えている。昇降装置30の具体的な機構としては、油圧や空圧を利用したパワーシリンダ/ジャッキや、モータと歯車を利用した昇降機構など公知の種々の機構を適用できる。本実施形態では、移送スキッド10の下に昇降装置30としての油圧シリンダーが配置されており、後述する制御装置50の制御の下で移送スキッド10を高さ方向(第3方向、Z方向)に昇降することが可能となっている。
なお、昇降装置30は、載置スキッド20にも設置することが可能である。これにより昇降装置30は、載置スキッド20を高さ方向に昇降させてもよい。
制御装置50は、上記した移送スキッド10や昇降装置30の動作を制御するとともに、後述する結束バンド切断装置40の動作も統括して制御する。具体的に制御装置50は、例えば演算機能や記憶手段などを備えた公知のコンピューターが適用可能である。
なお、図1において制御装置50は移送スキッド10や載置スキッド20の近傍に配置されているが、この態様に限られず制御装置50は異なる場所に配置されてネットワークを介して遠隔制御される態様であってもよい。
結束バンド切断装置40は、コイル状圧延鋼帯Cを結束する結束バンドBを切断する機能を備えている。本実施形態の結束バンド切断装置40は、カッター機構41、マニュピレータ42およびベース43を含んで構成されている。
カッター機構41は、結束バンドBを切断可能なカッターを搭載しており、例えば特開昭57−104537号公報に例示されるごとき構造を有している。さらに必要に応じて、特開昭57−125116号公報や特願2016−035761号などに示される切断後の結束バンドを把持可能な機構を具備していてもよい。
マニュピレータ42は、例えば6自由度を有する公知のロボットアームであり、基端部が後述するベース43に取り付けられるとともに、先端部は不図示の接続板などを介してカッター装置41が固定されている。このように本実施形態のマニュピレータ42は、上記したカッター機構41の姿勢や位置を自在に制御することが可能となっている。これにより結束バンドBを切断処理する際にも、コイル状圧延鋼帯Cにおける側面や上面など表面上の任意の位置に任意の姿勢でカッター装置41のカッターを押し付けることができる。
なおカッター機構41とマニュピレータ42との間に、弾性部材やスプリング機構などの公知の緩衝機構を介在させてもよい。
また、カッター機構41と接続されるマニュピレータ42は、上記したロボットアームに限定されず、コイル状圧延鋼帯Cの表面における任意の位置にカッター機構41を位置付けることが可能であれば旋回アームや鉛直ピストンロッド(垂直駆動機構)など他の公知の機構を用いてもよい。
ベース43は、マニュピレータ42の基端部が取り付けられる土台であり、床面などに固定して配置される。ベース43の材質に特に制限はなく例えば鋼材などの金属が例示される。なお本実施形態ではベース43は床面に固定して配置される例を説明したが、この態様に限定されず、例えばローラーや車輪などを具備して平面方向(XY方向)に移動可能となっていてもよい。さらには、上記した昇降装置30のごとき機構を具備することで、高さ方向(Z方向)にマニュピレータ42を昇降することが可能となっていてもよい。これによりカッター機構41の可動範囲をさらに広げることができる。
次に図1、図3及び4を参照しつつ、本実施形態の移送スキッド10と載置スキッド20の載置面の構造について詳述する。
まず図1に示すように、移送スキッド10のうち少なくともコイル状圧延鋼帯Cが接触する載置面には第1の凹凸面11が形成されている。一方で、載置スキッド20のうち少なくともコイル状圧延鋼帯Cが接触する載置面には、上記した第1の凹凸面11の位相に対して逆位相となる(換言すれば位相が反転した)第2の凹凸面21が形成されている。
ここで、本実施形態における「位相が反転」または「逆位相」とは、Y方向に関して一方が凹部の場合は他方は凸部となる関係と定義される。
次に、第1の凹凸面11と第2の凹凸面21のより具体的な構造関係を、移送スキッド10が第1載置スキッド20aと並置した状態で対比しながら説明する。なお、第2載置スキッド20bは第1載置スキッド20aと同じ構造で同様なので、以下では第1載置スキッド20aを代表として説明して第2載置スキッド20bの説明は適宜省略する。
すなわち図3に示すように、Y方向に関して、第1載置スキッド20aの凸部21aは移送スキッド10における凹部11bに対応するとともに、第1載置スキッド20aの凹部21aは移送スキッド10における凸部11aに対応する。
図4は、移送スキッド10が載置スキッド20と並置した状態を上方から見た図である。同図からも明らかなとおり、移送スキッド10における第1の凹凸面11が凹凸を繰り返す場合、載置スキッド20における第2の凹凸面21は、第1の凹凸面11とは逆の凸凹を繰り返す形態となる。なお、第1載置スキッド20aと第2載置スキッド20bの凹凸面の周期は同じであり、Y方向に関して第1載置スキッド20aの第2の凹凸面21aが凹凸を繰り返せば、同様に第2載置スキッド20bの第2の凹凸面21bも凹凸を繰り返す。
また、隣り合う移送スキッド10と載置スキッド20の間には所定の間隙Pが形成されている。この間隙Pは、例えば移送スキッド10が移動した際に載置スキッド20と干渉しない程度の大きさがあればよく、コイル状圧延鋼帯Cが転落しない範囲で任意の間隔を設定してもよい。本実施形態では、第1載置スキッド20aと移送スキッド10の間には間隙Pが、第2載置スキッド20bと移送スキッド10の間には間隙Pが形成されている。また、本実施形態では、間隙Pと間隙Pとは同じ大きさであるが、P>Pとなっていてもよいし、P<Pでもよい。
また、図4に示すとおり、移送スキッド10は第2方向(Y方向)に関して幅Lを有し、第1載置スキッド20aは第2方向(Y方向)に関して幅Lを有し、第2載置スキッド20bは第2方向(Y方向)に関して幅Lを有している。このとき本実施形態では移送スキッド10と載置スキッド20は以下の関係を有していることが好ましい。
=L
≧L(=L
なお、上記は一例であり、例えばL≠Lでもよいし、L<Lでもよい。
さらに移送スキッド10は、第1方向(X方向)に関して幅Lの凸部11aと、幅Lの凹部11bを有している。このとき、幅Lと幅Lの大きさは等しいが、この態様に限定されずL≠Lでもよい。
また、第1載置スキッド20aは、第1方向(X方向)に関して幅Lの凸部21aと、幅Lの凹部21aを有している。このとき、幅Lと幅Lの大きさは等しいが、この態様に限定されずL≠Lでもよい。
すなわち、本実施形態では、幅L、L、L、及びLの大きさは各々等しいが、これら幅L〜Lは必ずしも等しくなくともよい。
第1の凹凸面11および第2の凹凸面21の少なくとも一方の表面は、ゴムや樹脂などが配されて弾性を有していてもよい。
以上のごとき構造関係を移送スキッド10と載置スキッド20が具備することで、コイル状圧延鋼帯Cの周面で結束バンドBが如何なる位置で結束してようとも、移送スキッド10及び載置スキッド20の少なくとも一方は、コイル状圧延鋼帯Cの周面との間で隙間を生じさせることが可能となる。
<第1パターンによる結束バンドの切断処理>
次に図5および図6を用いて第1パターンによる結束バンドBの切断処理を説明する。なお上記と同様に、第2載置スキッド20bの態様は第1載置スキッド20aと同じであるので、以下の説明は第1載置スキッド20aを用いて行う。
例えば図5に示すような結束バンドBで結束されたコイル状圧延鋼帯Cを移送スキッド10が載置して載置スキッド20に並置されたときを考える。このとき、第1載置スキッド20aの凸部21aとコイル状圧延鋼帯Cの周面とで結束バンドBは挟まれており、移送スキッド10の凹部11bとコイル状圧延鋼帯Cの周面との間には隙間を有する状態となっている。
かような場合には、コイル状圧延鋼帯Cの周面に対して第1載置スキッド20aの凸部21aが接触しないように移動させればよいことになる。
よって、図6に示すとおり、制御装置50の制御の下で、昇降装置30は、コイル状圧延鋼帯Cを載置する移送スキッド10を高さ方向(Z方向)に持ち上げる。これにより、コイル状圧延鋼帯Cの周面と第1載置スキッド20aの凸部21aとの間にも隙間が生じることとなる。その後は、カッター機構41によって結束バンドBを切断すれば、スムーズに切断後の結束バンドBを引き抜くことが可能となる。
<第2パターンによる結束バンドの切断処理>
次に図7および図8を用いて第2パターンによる結束バンドBの切断処理を説明する。
図5の状態と異なり、今度は図7に示すような結束バンドBで結束されたコイル状圧延鋼帯Cを移送スキッド10が載置して載置スキッド20に並置されたときを考える。このとき、移送スキッド10の凸部11aとコイル状圧延鋼帯Cの周面とで結束バンドBは挟まれており、第1載置スキッド20aの凹部21aとコイル状圧延鋼帯Cの周面との間には隙間を有する状態となっている。
かような場合には、コイル状圧延鋼帯Cの周面に対して移送スキッド10の凸部11aが接触しないように移動させればよいことになる。
よって、図8に示すとおり、制御装置50の制御の下で、昇降装置30は、コイル状圧延鋼帯Cを載置する移送スキッド10を高さ方向(Z方向)に下降させる。これにより、コイル状圧延鋼帯Cの周面と移送スキッド10の凸部11aとの間にも隙間が生じることとなる。その後は、カッター機構41によって結束バンドBを切断すれば、スムーズに切断後の結束バンドBを引き抜くことが可能となる。
<結束バンドの切断処理方法>
次に図1及び図9を用いて本実施形態に係る結束バンド切断処理方法を説明する。
まずステップ1では、不図示の搬送トレーラーなどで工場へ移送されてきたコイル状圧延鋼帯Cが不図示の搬送装置によって移送スキッド10上に載置される。このとき図1(a)に示すように、移送スキッド10は、載置スキッド20から離間した位置に位置付けられて、結束バンドで結束されたコイル状圧延鋼帯Cが載置される。これにより、障害物などが少ない状態で搬送トレーラーなどから移送スキッド10へコイル状圧延鋼帯Cを受け渡すことが可能となる。
その後、ステップ2では、制御装置50の制御の下で、移送スキッド10を第1方向(X方向)に移動し、その後、昇降装置30を介して移送スキッド10をZ方向に降下させて載置スキッド20へコイル状圧延鋼帯Cを受け渡す。この時、結束バンドBは載置スキッド20の凸部21a、21bに接触しており、図5に示す状態となっているとする。
次いでステップ3では、結束バンドBが上記移送スキッド10の凸部か載置スキッド20の凸部のいずれと接触しているかが判定される。
この判定手法としては、種々の手法が適用できる。例えばステップ1で移送スキッド10にコイル状圧延鋼帯Cが載置されたときに作業者が目視で判定してもよいし、移送スキッド10における第1の凹凸面11の位置関係が予め既知の場所で移送スキッド10を停止させた状態で不図示の検出センサーなどを用いて制御装置50が判定してもよい。または、ステップ2で載置スキッド20にコイル状圧延鋼帯Cが載置されたときに作業者が目視で判定してもよいし、載置スキッド20における凹部内又はマニュピレータ42に検出センサーを設置しておき結束バンドBの位置を制御装置50が確認するようにしてもよい。
そしてステップ3で結束バンドBが載置スキッド20の凸部と接触していると判定されたとき(換言すれば図5のようなとき)は、次いでステップ4では、制御装置50の制御の下で、昇降装置30を介して移送スキッド10を上昇させて載置スキッド20からコイル状圧延鋼帯Cを離脱させる。一方で結束バンドBが移送スキッド10の凸部と接触していると判定されたとき(換言すれば載置スキッド20にコイル状圧延鋼帯Cが受け渡されたとき図7に示す状態となっていた場合)は、載置スキッド20にコイル状圧延鋼帯Cが載置されたままとしてステップ5へ移行する。
このようにステップ4では、載置スキッド20が結束バンドBと非接触状態となるように、制御装置50の制御の下で、昇降装置30によって移送スキッド10と載置スキッド20の少なくとも一方を高さ方向に対して移動する。図9に示すように、本実施形態では移送スキッド10を昇降させる動作を行っているが、移送スキッド10と載置スキッド20とが相対的に移動すればよいため、移送スキッド10に代えて載置スキッド20を昇降させる態様でもよい。
ステップ4を経ると、結束バンドBは移送スキッド10及び載置スキッド20のいずれとも非接触の状態となっている。その後はステップ5において、制御装置50の制御の下で、マニュピレータ42を介してカッター機構41のカッターを結束バンドBに接触させて上記非接触状態となった結束バンドBを切断する。このとき、カッター機構41が切断後の結束バンドBを把持する機構を有していれば、そのままマニュピレータ42を退避することで同時に結束バンドBをコイル状圧延鋼帯Cから離脱させることが可能となる。
以上説明した本実施形態によれば、移送スキッド10及び載置スキッド20の少なくとも一方を昇降させる昇降装置30を具備することで装置の大型化によるコスト増は抑制しつつ、結束バンドBがコイル状圧延鋼帯Cのどのような位置に結束されていたとしても迅速に結束バンドBの切断処理が可能となる。
さらにはコイル状圧延鋼帯Cを宙吊りにするような大規模な機構は採用する必要がないため、メンテナンスも容易に行えるとともにその頻度も抑制することができ装置寿命も高めることができる。
また、従来のごときクレードルロールを用いてコイル状圧延鋼帯Cを回転させて結束バンドBの位置を変える手法に比して格段に処理時間を短くすることが可能となる。
≪第2実施形態≫
次に図10を用いて第2実施形態にかかる結束バンド切断処理システム200を説明する。この第2実施形態における結束バンド処理装置は、移送スキッド10と載置スキッド20の載置面に主とした特徴がある。よって以下では、第1実施形態と同じ機能/構造のものには同一の参照番号を付してその説明は適宜省略する(後述する第3実施形態や変形例でも同様)。
本実施形態における結束バンド処理装置では、第1方向(X方向)において隣り合う移送スキッド10の凸部と載置スキッド20の凸部の間には、少なくともコイル状圧延鋼帯Cを結束する結束バンドBの幅以上のクリアランスCが設けられている。
より具体的には図10に示すとおり、例えば同図の一番左上に位置する第1載置スキッド20aの凸部21aと、そのすぐ右下に位置する移送スキッドの凸部11aの間には、第1方向(X方向)関してクリアランスC1が形成されている。なお、第1実施形態と同様に第2載置スキッド20bについても同様であるので、その説明は省略する。
また、第1載置スキッド20aのうち図10の中央に位置する凸部21aと、そのすぐ右上に位置する移送スキッドの凸部11aの間には、第1方向(X方向)関してクリアランスC2が形成されている。さらに、第1載置スキッド20aのうち図10の中央に位置する凸部21aと、そのすぐ右下に位置する移送スキッドの凸部11aの間には、第1方向(X方向)関してクリアランスC3が形成されている。同様に、第1載置スキッド20aのうち図10の一番左下に位置する凸部21aと、そのすぐ右上に位置する移送スキッドの凸部11aの間には、第1方向(X方向)関してクリアランスC4が形成されている。
なおこのクリアランスC1〜C4の大きさは、結束バンドBの第1方向における幅以上であることが好ましい。これにより、万が一、コイル状圧延鋼帯Cを結束する結束バンドBが移送スキッド10と載置スキッド20の双方の凸部を跨ぐように載置されてしまった場合にも、切断後の結束バンドBをスムーズに引き抜くことが可能となる。
また、上記したクリアランスC1〜C4を形成するためには、例えば凹部の第1方向(X方向)における大きさを、凸部の第1方向(X方向)における大きさよりも大きくすればよい。すなわち本実施形態において、第1方向(X方向)に関して移送スキッド10の凹部11bの大きさは凸部11aの大きさよりも大きい。また、第1方向(X方向)に関して載置スキッド20の凹部21aの大きさは凸部21aの大きさよりも大きい。
≪第3実施形態≫
次に図11を用いて第3実施形態にかかる結束バンド切断処理システム300を説明する。
この第3実施形態における結束バンド処理装置は、載置スキッド20が回転可能なロール部材22となっていることに主とした特徴がある。
すなわち、図11に示すように、本実施形態の結束バンド処理装置は、載置スキッド20に代えてローラー式載置スキッド22を含んで構成されている。そして本実施形態では、移送スキッド10が並置された際にこの移送スキッド10を挟むように、第1ローラー式載置スキッド22aと、第2ローラー式載置スキッド22bが設置されている。
なお、ローラー式載置スキッド22の表面は、上記した第1実施形態と同様の第2の凹凸面か、第2実施形態と同様の第2の凹凸面のいずれかが形成されていてもよい。
また、本実施形態のローラー式載置スキッド22の表面のうち特に凸部には、粗面処理やゴム材など公知の滑り止め手段が施されていてもよい。
上記した実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以下、上述した実施形態に適用が可能な変形例について説明する。
<変形例1>
図12は、本発明の変形例1にかかる結束バンド処理装置を示す模式図である。
変形例1にかかる結束バンド処理装置は、移送スキッド10を昇降させる昇降装置30に加え、載置スキッド20を昇降させる第2昇降装置31を含んでいる点に主とした特徴がある。
より具体的には、図12に示すとおり、第2昇降装置31は、第1載置スキッド20aを昇降させる昇降装置31aと、第2載置スキッド20bを昇降させる昇降装置31bとを含んで構成されている。この第2昇降装置31の具体例としては、上記した昇降装置30と同様の公知の機構を採用することができる。
また、制御装置50は、載置スキッド20を昇降させるときは、昇降装置31aと昇降装置31bとを同期させる制御を行ってもよい。これにより、載置スキッド20に載置されたコイル状圧延鋼帯Cが不意に傾斜してしまうことが抑制される。
変形例1によれば、2つの昇降装置を用いることで、単独の昇降装置を具備する場合に比して移送スキッド10又は載置スキッド20の昇降幅を小さく抑制することが可能となる。
<その他の変形例>
図13は、他の形態によって結束されたコイル状圧延鋼帯Cを示す。このように結束バンドBは任意の本数でコイル状圧延鋼帯Cの任意の位置に取り付けられるため、移送スキッド10の凸部と載置スキッド20の凸部の双方に接触することもあり得る。
かような場合には、上記した第1パターンによる結束バンドの切断処理と、第2パターンによる結束バンドの切断処理を順次実行すればよい。
すなわち、図13に示すような状態の場合には、例えばまず第2パターンによる結束バンドの切断処理を実行して移送スキッド10を下降させた後でX方向両端に位置する2本の結束バンドBを順次切断し、次いで第1パターンによる結束バンドの切断処理を実行して移送スキッド10を上昇させた後で、残ったまん中の結束バンドBを切断してもよいし、この逆の順序で3本の結束バンドBを順次切断してもよい。
さらには、図14に示すような結束バンドBの結束態様に考えられる。
図14(a)に示すコイル状圧延鋼帯Cは、周面に沿って3本の結束バンドBで結束されていることに加え、コイル状圧延鋼帯Cの中心軸から放射状に6本の結束バンドB´がコイル状圧延鋼帯Cを結束している。
かような場合には、例えばまず3本の結束バンドBについては上記した手法で切断処理を行うとともに、6本の結束バンドB´のうち移送スキッド10及び載置スキッド20のいずれにも接触しない比較的上部のものについてはマニュピレータ42を制御してカッター機構41を接触させて切断することができる。
一方で6本の結束バンドB´のうち移送スキッド10及び載置スキッド20のいずれに接触するものについては、この接触を解消するように昇降装置30を用いて移送スキッド10や載置スキッド20を昇降させた後に、マニュピレータ42を制御してカッター機構41を接触させて切断することができる。
このように、本実施形態や変形例によれば、コイル状圧延鋼帯Cの中心軸から放射状に結束する結束バンドB´が存在したとしても、従来の機構に比して格段にスムーズに切断処理を実行することが可能となっている。
なお上記した実施形態や変形例は一例であって、本願の趣旨を逸脱しない限りにおいて、実施形態および変形例の要素を適宜組み合わせて新たな結束バンド処理装置や結束バンド切断処理システムを構成してもよい。
以上説明したように、本発明の結束バンド処理装置および結束バンド切断処理システムは、装置の小型化・省電力化を図りつつ、簡易で迅速に結束バンドの処理・切断を実行するのに適している。
100〜300 結束バンド切断処理システム
10 移送スキッド
11 第1の凹凸面
11a 凸部
11b 凹部
20 載置スキッド
20a 第1載置スキッド
20b 第2載置スキッド
21 第2の凹凸面
21a、21b 凸部
21a、21b 凹部
22 ローラー式載置スキッド
22a 第1ローラー式載置スキッド
22b 第2ローラー式載置スキッド
30 昇降装置
31 第2昇降装置
40 結束バンド切断装置
41 カッター機構
42 マニュピレータ
43 ベース
50 制御装置
C コイル状圧延鋼帯
B、B´ 結束バンド
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる結束バンド処理装置は、(1)結束バンドで結束された圧延鋼帯を載置して第1方向に移送する移送スキッドと、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記移送スキッドが並置可能なように配置されて、前記圧延鋼帯を載置可能な載置スキッドと、前記移送スキッド及び前記載置スキッドの少なくとも一方を昇降させる昇降装置と、前記移送スキッドの前記第1方向への移動を制御する制御装置と、を含み、前記移送スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には第1の凹凸面が形成され、前記載置スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には、前記第1の凹凸面と異なる第2の凹凸面が形成され、前記第1の凹凸面の位相に対して前記第2の凹凸面が逆位相の状態となるように、前記制御装置は、前記圧延鋼帯を載置する移送スキッドを前記第1の方向に移動させて前記載置スキッドに並置させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる結束バンド切断処理方法は、第1の凹凸面が載置面に形成された移送スキッドと、前記第1の凹凸面と異なる第2の凹凸面が形成された第1載置スキッド及び第2載置スキッドと、を備えた結束バンド処理装置を用いた結束バンド切断処理方法であって、結束バンドで結束された圧延鋼帯を前記移送スキッドの載置面に載置する工程と、前記移送スキッドを第1方向に移動して、前記第1の凹凸面の位相に対して前記第2の凹凸面が逆位相の状態となるように前記第1載置スキッドと前記第2載置スキッドの間に当該圧延鋼帯が載置された移送スキッドを並置する工程と、前記移送スキッドと前記載置スキッドのうち前記結束バンドと接触する側が非接触状態となるように、前記移送スキッドと前記1載置スキッド及び第2載置スキッドと、の少なくとも一方を昇降装置によって移動させる工程と、前記非接触状態となった前記結束バンドをカッター機構で切断する工程と、を有することを特徴とする。

Claims (6)

  1. 圧延鋼帯を載置して第1方向に移送する移送スキッドと、
    前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記移送スキッドが並置可能なように配置されて、前記圧延鋼帯を載置可能な載置スキッドと、
    前記移送スキッド及び前記載置スキッドの少なくとも一方を昇降させる昇降装置と、
    を含み、
    前記移送スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には第1の凹凸面が形成され、
    前記載置スキッドのうち少なくとも前記圧延鋼帯が接触する載置面には、前記第1の凹凸面の位相に対して逆位相となる第2の凹凸面が形成されていることを特徴とする結束バンド処理装置。
  2. 前記載置スキッドは、前記第2方向に関して前記移送スキッドを挟むように配置される第1載置スキッドおよび第2載置スキッドを含む請求項1に記載の結束バンド処理装置。
  3. 前記第1方向において隣り合う前記移送スキッドの凸部と前記載置スキッドの凸部の間には、少なくとも前記圧延鋼帯を結束する結束バンドの幅以上のクリアランスが設けられている請求項1又は2に記載の結束バンド処理装置。
  4. 前記載置スキッドは、載置される前記圧延鋼帯を回転可能なローラー式載置スキッドを含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の結束バンド処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の結束バンド処理装置と、
    前記圧延鋼帯の結束バンドを切断するカッター機構を備えたマニュピレータと、
    を含むことを特徴とする結束バンド切断処理システム。
  6. 結束バンドで結束された圧延鋼帯を移送スキッドに載置する工程と、
    前記移送スキッドを第1方向に移動して、第1載置スキッドと第2載置スキッドの間に当該移送スキッドを並置する工程と、
    前記移送スキッドと前記載置スキッドのうち前記結束バンドと接触する側が非接触状態となるように、昇降装置によって前記移送スキッドと前記載置スキッドの少なくとも一方を移動する工程と、
    前記非接触状態となった結束バンドをカッター機構で切断する工程と、
    を有することを特徴とする結束バンド切断処理方法。
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