JP2018078739A - 外装通気部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】通気膜の配置に関してレイアウト上の制約を緩和する。
【解決手段】外装通気部材Aは、電線Wを挿通可能であり、外周面に開口する連通孔11が形成されたコルゲートチューブ10(管状部材)と、コルゲートチューブ10の外周に外装される外装部21と、外装部21の外周に開口するように形成され、連通孔11を介してコルゲートチューブ10の内部と連通する取付部26とを有する保持部材20と、取付部26に取り付けられた通気膜34と、外装部21をコルゲートチューブ10に固定するためのタイバンド38(固定部材)とを備えている。
【選択図】図3
【解決手段】外装通気部材Aは、電線Wを挿通可能であり、外周面に開口する連通孔11が形成されたコルゲートチューブ10(管状部材)と、コルゲートチューブ10の外周に外装される外装部21と、外装部21の外周に開口するように形成され、連通孔11を介してコルゲートチューブ10の内部と連通する取付部26とを有する保持部材20と、取付部26に取り付けられた通気膜34と、外装部21をコルゲートチューブ10に固定するためのタイバンド38(固定部材)とを備えている。
【選択図】図3
Description
本発明は、外装通気部材に関するものである。
特許文献1には、高圧用ワイヤハーネスを密閉して挿通する外装材の端末に取り付けるゴムまたはエラストマーからなる筒形状の防水カバーが開示されている。この防水カバーの周壁には通気膜が取り付けられており、通気膜を通して、防水カバーの内外間で空気を流通させることができる。これにより、防水カバー内の圧力を調整し、防水カバーが急激な温度上昇によって過剰に膨張することが防止される。
上記の防水カバーはコネクタに取り付けられるものであるため、通気膜の位置はコネクタの近傍に限定される。そのため、通気膜の配置に関してレイアウト上の制約が大きいという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、通気膜の配置に関してレイアウト上の制約を緩和することを目的とする。
本発明は、
電線を挿通可能であり、外周面に開口する連通孔が形成された管状部材と、
前記管状部材の外周に外装される外装部と、前記外装部の外周に開口して形成され、前記連通孔を介して前記管状部材の内部と連通する取付部とを有する保持部材と、
前記取付部に取り付けられた通気膜と、
前記外装部を前記管状部材に固定するための固定部材とを備えているところに特徴を有する。
電線を挿通可能であり、外周面に開口する連通孔が形成された管状部材と、
前記管状部材の外周に外装される外装部と、前記外装部の外周に開口して形成され、前記連通孔を介して前記管状部材の内部と連通する取付部とを有する保持部材と、
前記取付部に取り付けられた通気膜と、
前記外装部を前記管状部材に固定するための固定部材とを備えているところに特徴を有する。
この構成によれば、管状部材に形成する連通孔の位置を適宜変更することで、管状部材の軸線方向における通気膜の位置を任意に設定することができる。したがって、本願発明によれば、通気膜の配置に関してレイアウト上の制約を緩和することができる。
本発明は、前記外装部は、前記管状部材の周方向における少なくとも半周以上の領域に亘って外装される形態であってもよい。この構成によれば、固定部材を固定する前の状態において、保持部材を管状部材に対して仮保持することができる。
本発明は、前記外装部が、弾性を有する材料からなり、前記管状部材の外周から離間するように弾性変形し得るようになっていてもよい。この構成によれば、外装部を拡開変形させることにより、保持部材を管状部材に対して径方向に接近させるように取り付けることができる。
本発明は、前記保持部材に形成され、前記取付部から内周側に突出して前記連通孔から前記管状部材内に収容される筒状の位置決め部を備えていてもよい。この構成によれば、固定部材で保持部材を管状部材に固定する前の状態において、位置決め部を連通孔に収容させることにより、取付部が連通孔と対応するように保持部材を位置決めすることができる。
本発明は、前記位置決め部の外周に形成され、前記管状部材の内周における前記連通孔の孔縁部に係止する抜止め突起を備えていてもよい。この構成によれば、固定部材で保持部材を管状部材に固定する前の状態において、抜止め突起を連通孔の孔縁部に係止させることにより、保持部材を管状部材に仮保持することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図5を参照して説明する。尚、以下の説明において、上下の方向については、図2〜4にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図1〜3にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図5を参照して説明する。尚、以下の説明において、上下の方向については、図2〜4にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図1〜3にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
本実施例の外装通気部材Aは、合成樹脂製のコルゲートチューブ10(請求項に記載の管状部材)と、エラストマー等のゴム弾性を有する保持部材20と、通気膜ユニット30と、保持部材20をコルゲートチューブ10に固定するための一対のタイバンド38(請求項に記載の固定部材)とを備えて構成されている。
コルゲートチューブ10は、断面形状が円形をなす管状をなし、その全長に亘って蛇腹状をなしている。したがって、コルゲートチューブ10は、その軸線を湾曲させるような形態で弾性変形し得るようになっている。コルゲートチューブ10の内部には、電気自動車やハイブリッド自動車の高圧用の電線Wが挿通されている。図5に示すように、電線Wの両端部には、例えばインバータ、バッテリ、モータ等に設けたコネクタCa,Cbが接続されている。コルゲートチューブ10の両端部には、夫々、エラストマーからなるゴム弾性を有するグロメットGa,Gbの小径側端部が気密状に外装されている。各グロメットGa,Gbの大径側端部はコネクタCa,Cbに気密状に外装されている。これにより、一対のコネクタCa,Cbの間には、コルゲートチューブ10とグロメットGa,Gbで包囲された密閉空間Sが構成され、この密閉空間S内に電線Wが収容されている。
コルゲートチューブ10の外周には、コルゲートチューブ10の外部と内部を連通させる連通孔11が形成されている。コルゲートチューブ10の軸線方向における連通孔11の形成位置は、後述する通気膜34を配置すべき位置と同じ位置に設定される。連通孔11は、コルゲートチューブ10の軸線方向における任意の位置に形成することができるとともに、コルゲートチューブ10の周方向における任意の位置に形成することができる。コルゲートチューブ10の外周には、複数の周方向の凹部12と複数の周方向の凸部13が、軸線方向に交互に配置する形態で形成されている。
保持部材20は、外装部21と取付部26と位置決め部28を有する単一部材である。外装部21は、略半円弧形をなす前後一対の弧状板部22からなり、コルゲートチューブ10の外周をほぼ全周に亘って包囲する形態の略円筒形をなす。外装部21には軸線方向に沿ったスリット23が全長に亘って形成されており、一対の弧状板部22は、スリット23の開口幅を拡大させながらコルゲートチューブ10の外周面から離間するような形態で弾性変形し得るようになっている。外装部21の内周には、コルゲートチューブ10の外周の凹部12に嵌合されるリブ24と、コルゲートチューブ10の外周の凸部13に嵌合される溝部25とが形成されている。
取付部26は、外装部21の外周から径方向外方へ円筒状に突出した形態である。取付部26は、外装部21の軸線方向における中央部に配され、外装部21の周方向においては一対の弧状板部22の境界部に配されている。取付部26の内周には、周方向に沿った複数の係止突起27が、取付部26の軸線方向に間隔を空けて形成されている。位置決め部28は、外装部21の内周から径方向内方へ円環状に突出した形態である。位置決め部28は、取付部26と同軸状に配されている。位置決め部28の外径は、コルゲートチューブ10の連通孔11の内径と同じ寸法か、それよりも僅かに小さい寸法である。位置決め部28の外周には、抜止め突起29が形成されている。
通気膜ユニット30は、保持部材20よりも剛性の高い合成樹脂製の筒状部材31と、通気膜34とを一体化した単一部材である。筒状部材31の外周には、周方向に沿った複数の係止溝32が、筒状部材31の軸線方向に間隔を空けて形成されている。筒状部材31の先端部外周には、拡径部33が形成されている。通気膜34は、空気は通過させるが、液体は通過させない特性を有するものである。通気膜34は、モールド成形等によってキャップ35と一体化されている。キャップ35は、シールリング36を介して筒状部材31の先端部に取り付けられ、筒状部材31の先端部の開口部37を気密状に閉塞している。
通気膜ユニット30は、筒状部材31を、その基端部側から取付部26内に嵌入することによって保持部材20に取り付けられている。通気膜ユニット30を保持部材20に取り付けると、筒状部材31の外周の複数の係止溝32と、取付部26の内周の複数の係止突起27とが密着状態で係止する。この係止により、通気膜ユニット30が保持部材20に取り付けた状態に保持されるとともに、取付部26の内周と筒状部材31の外周との隙間が気密状態に保持される。
通気膜ユニット30を取り付けた保持部材20は、コルゲートチューブ10の外周のうち連通孔11とその周囲の領域とを覆うように取り付けられる。取り付ける際には、一対の弧状板部22を拡開するように弾性変形させてスリット23を大きく拡げ、その拡げた弧状板部22をコルゲートチューブ10の外周に被せるようにする。このとき、位置決め部28を連通孔11内に差し込む。この差込みにより、保持部材20がコルゲートチューブ10に対し軸線方向及び周方向において位置決めされる。また、外装部21の内周のリブ24と溝部25をコルゲートチューブ10の外周の凹部12と凸部13に嵌合させることにより、保持部材20がコルゲートチューブ10に対して軸線方向に位置決めされる。
さらに、抜止め突起29が、コルゲートチューブ10の内周における連通孔11の孔縁部に係止する。この係止により、保持部材20がコルゲートチューブ10から径方向に離脱することが規制される。また、保持部材20をコルゲートチューブ10に取り付けると、一対の弧状板部22が略半円弧形に弾性復帰して外装部21が略円筒形に戻る。この弧状板部22の弾性復帰により、外装部21が、コルゲートチューブ10をほぼ全周に亘って密着するように包囲する。この外装部21の包囲により、保持部材20がコルゲートチューブ10に対して径方向への離脱を規制された状態となる。
保持部材20をコルゲートチューブ10に取り付けた後、2本のタイバンド38を外装部21の外周に巻き付けて締め付ける。タイバンド38は、一旦締め付けた後は緩めることのできない合成樹脂製の部材である。タイバンド38を巻き付ける位置は、コルゲートチューブ10の軸線方向に離間して取付部26を挟む2位置である。タイバンド38を締め付けることにより、コルゲートチューブ10の外周のうち連通孔11を包囲する領域に対し、外装部21が気密状に密着する。これにより、コルゲートチューブ10内の密閉空間Sとコルゲートチューブ10の外部との間では、コネクタCa,Cbの外周と外装部21の内周との隙間及び連通孔11を経路とする空気の流通が遮断されるとともに、保持部材20がコルゲートチューブ10から離脱することが確実に防止される。以上により、外装通気部材Aの組付けが完了する。
密閉空間S内の空気圧が温度変化等によって急激に上昇すると、ゴム弾性を有するグロメットGa,Gbが、膨張するように弾性変形して周囲の部材等に干渉することが懸念される。しかし、本実施例の外装通気部材Aによれば、密閉空間S(コルゲートチューブ10内)の空気が、連通孔11と筒状部材31と通気膜34を通してコルゲートチューブ10の外部へ流出するので、密閉空間S内の気圧は概ね大気圧と同じ圧力に保たれるので、グロメットGa,Gbが過剰に膨張する虞はない。また、密閉空間S内の空気圧が低下した場合は、上記とは逆の経路を通って、コルゲートチューブ10外の空気が密閉空間S内に流入するので、この場合も、密閉空間S内の気圧は概ね大気圧と同じ圧力に保たれる。
本実施例の外装通気部材Aは、コルゲートチューブ10と保持部材20と通気膜34とタイバンド38とを備えて構成されている。コルゲートチューブ10は、電線Wの挿通を可能とするものであり、コルゲートチューブ10の外周面には連通孔11が開口している。保持部材20は、コルゲートチューブ10の外周に外装される外装部21と、外装部21の外周に開口して形成された取付部26とを有する。取付部26は、連通孔11を介してコルゲートチューブ10の内部(密閉空間S)と連通しており、取付部26には通気膜34が取り付けられている。そして、タイバンド38により外装部21はコルゲートチューブ10の外周に固定されている。
この構成によれば、コルゲートチューブ10に形成する連通孔11の軸線方向の位置、及び周方向の位置を適宜変更することで、コルゲートチューブ10の軸線方向における通気膜34の位置、及びコルゲートチューブ10の周方向における通気膜34の位置(向き)を任意に設定することができる。したがって、本実施例の外装通気部材Aによれば、通気膜34の配置に関してレイアウト上の制約を緩和することができる。
また、外装部21は、コルゲートチューブ10の周方向における少なくとも半周以上の領域(ほぼ全周)に亘って外装される形態である。したがって、タイバンド38が外装部21(保持部材20)をコルゲートチューブ10に固定する前の状態において、保持部材20をコルゲートチューブ10に対して仮保持することができる。
また、外装部21は、弾性を有する材料(エラストマーやゴム等)からなり、コルゲートチューブ10の外周から離間するように弾性変形し得るようになっている。これにより、外装部21を拡開変形させることにより、保持部材20をコルゲートチューブ10に対して径方向に接近させるように取り付けることができる。したがって、外装部21(保持部材20)を、コルゲートチューブ10の一方の端部に外装した後、軸線方向にスライドさせる場合に比べると、保持部材20をコルゲートチューブ10に取り付ける際の作業性がよい。
また、保持部材20には、取付部26から内周側に突出して連通孔11からコルゲートチューブ10内に収容される筒状の位置決め部28が形成されている。この構成によれば、タイバンド38で保持部材20をコルゲートチューブ10に固定する前の状態において、位置決め部28を連通孔11に内嵌させることにより、取付部26が連通孔11と対応するように保持部材20を位置決めすることができる。さらに、位置決め部28の外周には、コルゲートチューブ10の内周における連通孔11の孔縁部に係止する抜止め突起29が形成されている。これにより、タイバンド38で保持部材20をコルゲートチューブ10に固定する前の状態において、抜止め突起29を連通孔11の孔縁部に係止させることにより、保持部材20をコルゲートチューブ10に確実に仮保持することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、外装部が、管状部材の外周から離間するように弾性的に拡開変形し得る形態であるが、外装部は、全周に亘って繋がっていて弾性的に拡開変形しない形態であってもよい。この場合、外装部の内周に位置決め部を形成せずに、保持部材を管状部材の端部から軸線方向にスライドさせて取り付ければよい。
(2)上記実施例では、外装部が、管状部材の周方向における少なくとも半周以上の領域に亘って外装される形態であるが、外装部は、管状部材の周方向における半周未満の領域のみに外装される形態であってもよい。
(3)上記実施例では、外装部が弾性を有する材料からなるが、外装部は、弾性変形し難い材料であってもよい。この場合、外装部の内周に位置決め部を形成せずに、保持部材を管状部材の端部から軸線方向にスライドさせて取り付けるか、若しくは、外装部の周方向における外装範囲が半周未満となるようにすればよい。
(4)上記実施例では、固定部材として、一旦締め付けた後は緩めることのできない合成樹脂製のタイバンドを用いたが、固定部材は、締め付けた後でも緩めることが可能な部材、接着剤、粘着テープ等であってもよい。
(5)上記実施例では、位置決め部に抜止め突起を形成したが、位置決め部は抜止め突起を有しない形態であってもよい。
(6)上記実施例では、保持部材に位置決め部を形成したが、保持部材は位置決め部を有しない形態であってもよい。
(7)上記実施例では、筒状部材を介して通気膜を保持部材に取り付けたが、通気膜は、インサート成形等によって保持部材に直接的に取り付けて一体化してもよい。
(8)上記実施例では、管状部材としてコルゲートチューブを用いたが、管状部材は、コルゲートチューブに限らず、シールドパイプ等であってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、外装部が、管状部材の外周から離間するように弾性的に拡開変形し得る形態であるが、外装部は、全周に亘って繋がっていて弾性的に拡開変形しない形態であってもよい。この場合、外装部の内周に位置決め部を形成せずに、保持部材を管状部材の端部から軸線方向にスライドさせて取り付ければよい。
(2)上記実施例では、外装部が、管状部材の周方向における少なくとも半周以上の領域に亘って外装される形態であるが、外装部は、管状部材の周方向における半周未満の領域のみに外装される形態であってもよい。
(3)上記実施例では、外装部が弾性を有する材料からなるが、外装部は、弾性変形し難い材料であってもよい。この場合、外装部の内周に位置決め部を形成せずに、保持部材を管状部材の端部から軸線方向にスライドさせて取り付けるか、若しくは、外装部の周方向における外装範囲が半周未満となるようにすればよい。
(4)上記実施例では、固定部材として、一旦締め付けた後は緩めることのできない合成樹脂製のタイバンドを用いたが、固定部材は、締め付けた後でも緩めることが可能な部材、接着剤、粘着テープ等であってもよい。
(5)上記実施例では、位置決め部に抜止め突起を形成したが、位置決め部は抜止め突起を有しない形態であってもよい。
(6)上記実施例では、保持部材に位置決め部を形成したが、保持部材は位置決め部を有しない形態であってもよい。
(7)上記実施例では、筒状部材を介して通気膜を保持部材に取り付けたが、通気膜は、インサート成形等によって保持部材に直接的に取り付けて一体化してもよい。
(8)上記実施例では、管状部材としてコルゲートチューブを用いたが、管状部材は、コルゲートチューブに限らず、シールドパイプ等であってもよい。
A…外装通気部材
W…電線
10…コルゲートチューブ(管状部材)
11…連通孔
20…保持部材
21…外装部
26…取付部
28…位置決め部
29…抜止め突起
34…通気膜
38…タイバンド(固定部材)
W…電線
10…コルゲートチューブ(管状部材)
11…連通孔
20…保持部材
21…外装部
26…取付部
28…位置決め部
29…抜止め突起
34…通気膜
38…タイバンド(固定部材)
Claims (5)
- 電線を挿通可能であり、外周面に開口する連通孔が形成された管状部材と、
前記管状部材の外周に外装される外装部と、前記外装部の外周に開口して形成され、前記連通孔を介して前記管状部材の内部と連通する取付部とを有する保持部材と、
前記取付部に取り付けられた通気膜と、
前記外装部を前記管状部材に固定するための固定部材とを備えていることを特徴とする外装通気部材。 - 前記外装部は、前記管状部材の周方向における少なくとも半周以上の領域に亘って外装される形態であることを特徴とする請求項1記載の外装通気部材。
- 前記外装部が、弾性を有する材料からなり、前記管状部材の外周から離間するように弾性変形し得るようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の外装通気部材。
- 前記保持部材に形成され、前記取付部から内周側に突出して前記連通孔から前記管状部材内に収容される筒状の位置決め部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の外装通気部材。
- 前記位置決め部の外周に形成され、前記管状部材の内周における前記連通孔の孔縁部に係止する抜止め突起を備えていることを特徴とする請求項4記載の外装通気部材。
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