JP2018078732A - 制御盤用情報表示装置 - Google Patents

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【課題】従来における制御盤内の機器の故障表示や運転状態等の表示は、盤内に設置したLEDランプによる表示と、そのランプの意味を印刷した取扱説明書を見て確認していたが、ランプや文字が小さいため見にくく、また情報量が少なく分かりにくいという問題点があった。【解決手段】この制御盤用情報表示装置は、小型プロジェクター6とマイコンボード部7を具備した情報表示装置本体3を制御盤1内に設置し、制御盤1の扉4の内側あるいは表面をスクリーン2として使用し、機器の故障や運転状態等の情報を表示するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、制御盤における機器故障や運転状態等の状態表示を見やすくするための制御盤用情報表示装置に関するものである。
従来の制御盤における機器故障や運転状態等の状態表示は、LEDランプによる表示とそのランプの意味を印刷した取扱説明書を見て確認していた。また、先行特許文献1のように、制御盤の扉に大画面の液晶モジュールを組み付け、設備故障等の際、液晶モジュールにて故障部分の画像を表示しているものもあった。
実用新案登録第3201384号公報(第4頁、第1図)
従来の機器故障や運転状態等の状態表示は、上述のように盤内に設置した装置に装着したLEDランプによる表示とそのランプの意味を印刷した取扱説明書を見て確認していた。
しかし、機器の小型化が進んでいるため、表示面積が小さくなっており、運転状態等の表示のランプや文字が小さく見え難くなっている。また、表示面積が限られているため、情報量が少なく分かり難いという問題点があった。
さらに、先行特許文献1においては、制御盤の扉に液晶モジュールを組み付けるため、扉側に器具取付スペースを確保する必要性があり、容易に取付けることができないという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、表示用の液晶モジュール等を必要とせず、制御盤内の器具取付スペースに簡易に取付けでき、見やすい画面で比較的多くの情報を表示できる制御盤に内蔵した制御盤用情報表示装置を得ることを目的とする。
本発明に係る制御盤用情報表示装置は、プロジェクターと、入力信号に応じてデータ処理を行い前記プロジェクターに映像出力を表示情報として供給する信号処理部とを具備した情報表示装置本体を扉が設けられた制御盤内に設置するとともに、前記表示情報を前記プロジェクターからの投影画像として前記制御盤の扉面に投影するようにしたものである。
また、本発明に係る制御盤用情報表示装置は、プロジェクターと、入力信号に応じてデータ処理を行い前記プロジェクターに映像出力を表示情報として供給する信号処理部とを具備した情報表示装置本体を制御盤内に設置するようにした制御盤用情報表示装置において、前記制御盤の扉内側に前記情報表示装置本体を設置し、前記制御盤に収納された機器の異常時に、当該異常機器の外形部分に前記プロジェクターからの影像を重ねることで、異常箇所を直接確認できる機能を備えたものである。
本発明によれば、制御盤の扉面で比較的多くの情報量を表示でき、かつ見やすくなるため、表示情報により実行される作業の効率が高くなるととともに、制御盤製作時における扉加工作業等が不要となり、新設する盤に限らず既設の盤へも容易に設置できる。
また、本発明によれば、制御盤に収納された機器の異常時に異常箇所が一目で分かる制御盤用情報表示装置を得ることができる。
本発明に係る形態1における制御盤用情報表示装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る形態1における制御盤用情報表示装置の本体を示す斜視図である。 本発明に係る形態1における制御盤用情報表示装置の動作を説明するためのブロック図である。 本発明に係る形態2における制御盤用情報表示装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る形態3における制御盤用情報表示装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る形態4における制御盤用情報表示装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る形態5における制御盤用情報表示装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る形態6における制御盤用情報表示装置の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の制御盤用情報表示装置の実施の形態につき図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1の制御盤用情報表示装置の構成を示す斜視図であり、制御盤1の扉4を開いた状態を示している。制御盤1の器具取付部5には、情報表示装置本体3が設置されており、必要情報を扉4の内側面4Aにおけるスクリーン2へ投影するよう構成されている。
図2は、情報表示装置本体3の具体的な構成を示す斜視図である。情報表示装置本体3は小型サイズのプロジェクター部6と制御用のマイコンボード部7を備え、また、制御盤1の器具取付部5に設置する際、より簡易に取付けできるように、器具パネル取付用の取付穴12と金属製レール取付機構13を設けている。
また、器具取付部5に設置した情報表示装置本体3の入力部であるコネクタ14へ機器故障や運転状態等の情報を信号線15にて接続し、情報表示装置本体3に信号情報を伝達している。
さらに、入力した故障・状態信号をマイコンボード部7にてデータ処理を行い、プロジェクター部6にて故障・状態情報や対応方策・図面情報を扉4の内側面4Aにおけるスクリーン2へ投影している。
次に動作について図3を用いて説明する。
制御盤1の器具取付部5に情報表示装置本体3を設置し、機器故障や運転状態等の信号の接点と情報表示装置本体3の入力部のコネクタ14を接続する。
そして、各機器から故障・運転状態等の信号が出力されると情報表示装置本体3のコネクタ14よりマイコンボード部7へ信号情報が伝達され、マイコンボード部7の入力信号変換部7aおよびデータ処理部7bにより画像データをプロジェクター部6へ出力する。その信号を用いて、プロジェクター部6より目的の映像をスクリーン2へ出力する。
扉4内側へ映像を出力する際、扉4には開閉角度があり、その角度が変わると表示しているスクリーン2の大きさが投影距離により変わるため、スクリーン2の画面調整を行う。ピント調節は、レンズシフト部9のフォーカス調節11にて調節する。また、画面の大きさ調整は、レンズシフト部9のズーム調整10にて調節することで、扉4の開度変更に伴うスクリーン2の画面調節を行う。
さらに、画面の上下位置を調節するために設けたレンズ回転部アーム8により、上下位置の調節を行う。また、これらの調節を行うことで、地面や天井をスクリーン2として表示することが可能であり、スクリーン2の表示画面箇所として、自由度が高い構造としている。
扉4の内側面4Aにおけるスクリーン2は大画面であるので、情報量を多量に表示することができる。そのため、事前にマイコンボードに制御盤内の回路図や機器に関する情報として、設備情報や故障・状態の情報を入力する機器の位置座標、故障・状態異常に対する対応方策や図面情報をマイコンボード部7へ記憶させておくことで、詳細な情報を表示することができる。
その結果、故障などの際に、より迅速な対応を行うことができ、信頼性の高い装置を得ることができる。
この発明に係る実施の形態1における制御盤用情報表示装置は、映像投射手段としての小型の映像プロジェクターからなるプロジェクター部6と、入力信号に応じてデータ処理を行い前記プロジェクター部6に映像出力を表示情報として供給するマイコンボード部7からなる信号処理部とを具備した情報表示装置本体3を、片開きの開き戸からなる扉4が設けられ、前記扉4はその閉合時に閉塞する制御盤1の開口部PGの側縁部分に設けられたヒンジ部HGに側縁部を回動自在に枢着される、制御盤1内に設置するとともに、機器の故障や運転状態等の表示情報を前記プロジェクター部6からの投影画像として前記制御盤1に設けた扉4の内側面4Aにおける扉面をスクリーン2として投影し、扉4がその閉合時に閉塞する制御盤1の開口部PGにおける開口面の延在方向と直角方向の水平位置で垂直に延在する開放状態とされており、ストッパ等で係止されて停止状態にされている扉4の内側面4Aにおける前記扉面をスクリーン2として、このスクリーン2に前記表示情報を表示するものであって、制御盤1の開口部PGにおける開口面の前方において前記表示情報を視認できるようにしたことを特徴とする。
この構成により、小型プロジェクターとマイコンボードを搭載した機器を制御盤内に取付け、小型プロジェクターより制御盤の扉内側をスクリーンとして映像情報を投影しており、従来のLEDランプによる表示とそのランプの意味を印刷した取扱説明書によって示される故障・状態表示と比べて大画面になるので、情報量が多く表示でき、かつ見やすくなるため、メンテナンス確認作業の効率が高くなる効果が得られる。また、先行技術のような液晶モジュールに比べ、液晶モジュール取付用の扉加工作業等が不要となり、新設する盤に限らず既設の盤へも容易に設置できる。
実施の形態2.
本実施形態2では、機器故障や、運転状態等の表示をさらに発見しやすい構成にした場合について説明する。
以下、この発明に係る実施の形態2を図4に基づいて説明する。
上記実施の形態1では、機器故障や運転状態等の情報を制御盤1の器具取付部5へ設置した情報表示装置本体3に入力し、扉4の内側面4Aをスクリーン2として、機器の詳細情報を投影する場合について述べたが、この実施の形態2では、図4に示すように投影する情報として、扉4の内側面4Aにおける扉面に制御盤1に収納された機器の配置に係る制御盤内部図の映像を表示させる。
この実施の形態2によれば、機器故障や運転状態等の情報を情報表示装置本体3に取り込み、信号情報の投影時に対象機器の位置情報と信号情報を照合し、機器の故障・状態異常が発生した際に、その異常発生した機器の制御盤内部図の映像上に故障や、表示16のように運転状態等の情報を表示させる。その結果、異常箇所をより分かり易く表示することができる。
この発明に係る実施の形態2における制御盤用情報表示装置は、前述した実施の形態1での構成において、前記制御盤1の内側面4Aでの扉面に前記制御盤1の機器配置に係る内部図の映像を投影し、前記内部図の映像における対象機器を示す個所に当該対象機器についての故障や運転状態等の情報を表示することで、故障・メンテナンス時において、詳細に故障・運転状態等の情報を確認する機能を備えたことを特徴とする。
この構成により、機器の故障・状態異常が発生した際に、その異常発生した機器の制御盤内部図の映像上に故障や運転状態等の状況表示16のように機器情報を表示させることができ、異常箇所を明示して故障・運転状態等の情報をより分かり易く表示することができる。
実施の形態3.
本実施形態3では、故障表示や状態表示を器具取付部に直接投影し、状態異常をさらに発見やすい構成にした場合について説明する。
以下、この発明の実施形態3を図5に基づいて説明する。
上記実施の形態1および実施の形態2では、機器故障や運転状態等の情報を制御盤1の器具取付部5へ設置した情報表示装置本体3に入力し、扉4の内側面4Aにおける扉面をスクリーン2として、機器詳細情報を投影する場合について述べたが、この実施形態3では、図5に示すように、扉4の内側面4Aにおける扉面へ情報表示装置本体3を設置して、器具取付部5全体が写るように投影画面を調節させる。
次に、機器故障や運転状態等の情報を情報表示装置本体3に取り込み、対象機器の位置情報と信号情報を照合させる。さらに、機器の故障、状態異常が発生した際に、その異常信号を検知した機器の制御盤1の器具取付部5上に色表示17(例えば赤色)のように表示することで、異常箇所を一目で分かる装置を得ることができる。故障・異常の程度に応じて予め表示色を決めておけば、一目で故障箇所およびその程度を判別できる。
この発明に係る実施の形態3における制御盤用情報表示装置は、映像投射手段としての小型の映像プロジェクターからなるプロジェクター部6と、入力信号に応じてデータ処理を行い前記プロジェクター部6に映像出力を表示情報として供給するマイコンボード部7からなる信号処理部とを具備した情報表示装置本体3を扉4を有する制御盤1内に設置するようにした制御盤用情報表示装置において、前記制御盤1の内側面4Aでの扉内側に前記情報表示装置本体3を設置し、制御盤1の内部に収納した機器の故障・状態異常時に、当該異常機器の外形部分を含む異常箇所へ前記プロジェクター部6からの影像を重ねることで、故障や状態異常箇所を直接確認できる機能を備えたことを特徴とする。
この構成により、制御盤に収納した機器の異常時に異常箇所が一目で分かる制御盤用情報表示装置を得ることができる。
また、この発明に係る実施の形態3における制御盤用情報表示装置は、前項の構成において、制御盤1の内部に収納した機器の故障・状態異常時に、当該異常機器の外形部分を含む異常箇所へ前記プロジェクター部6からの色表示の影像を重ねることで、詳細に故障や状態異常箇所を直接確認できる機能を備えたことを特徴とする。
この構成により、制御盤に収納した機器の異常時に異常箇所が色付けされて一目で分かる制御盤用情報表示装置を得ることができる。
実施の形態4.
本実施形態4では、機器故障や運転状態等の表示に対して、扉4表面に情報投影し、液晶モジュールを不要な構成にした場合について説明する。
以下、この発明の実施形態4を図6に基づいて説明する。
上記実施の形態1〜3では、液晶モジュールを使用しないで、扉4内側、器具取付部5を表示画面として、状態・故障情報の投影手段について述べたが、図6に示すように、扉4の表面20にフロート強化ガラス18を嵌め込んで窓部WDを設け、リア透過フィルム19をガラス面に貼付けて窓部WDに背面投影スクリーン2Sを形成する。この背面投影スクリーン2Sはプロジェクター6から投影される映像出力の出力量の一部を背面である投影側から反投影側へと透過させる透過スクリーンからなるものであって、背面投影スクリーン2Sの背面にプロジェクター6からの映像を投影することにより、扉4の表面20で前記映像出力による画像を視認できるようにするものである。
そして、情報表示装置本体3は、扉4内側投影時より左右反転して写るようプロジェクター部6にて処理を行い、背面投影スクリーン2Sを形成するリア透過フィルム19上に映像出力させることにより、扉4を閉めた状態で、扉4の表面20へ機器故障や運転状態等の情報を投影することができる。また、液晶モジュールを使用しないので、扉加工と配線を必要とせずに扉表面20へ情報を表示する装置を得ることができる。
この発明に係る実施の形態4における制御盤用情報表示装置は、前述した実施の形態1から実施の形態3までのそれぞれの構成において、扉4に設けた窓部WDに装着される窓ガラス18からなる板状透明体を設け、その窓ガラスからなる板状透明体にリア透過フィルム19からなる光透過フィルムを貼付けにより付着することで、窓部WDに前記プロジェクター6からの映像が投影される透過スクリーンなどの背面投影スクリーン2Sを形成し、前記背面投影スクリーン2Sの背面に前記プロジェクター6からの映像を投影して、背面投影スクリーン2Sの前面から視認できるようにし、前記プロジェクター6の投影画像を扉4の表面20側で確認するようにしたことを特徴とする。
この構成により、扉加工と配線を必要とせずに扉4を閉めた状態で扉4の前面側における扉表面20へ情報を表示する装置を得ることができ、閉合された扉4の正面前方から情報表示を視認できる。
実施の形態5.
本実施形態5では、機器故障や運転状態等の表示をして、表示画面を操作する構成にした場合について説明する。
以下、この発明の実施形態5を図7に基づいて説明する。
上記実施の形態1では、機器故障や運転状態等の情報を制御盤1の器具取付部5へ設置した情報表示装置本体3に入力し、扉4の内側をスクリーン2として、機器の詳細情報を投影する場合について述べたが、図7に示すように、制御盤1の扉4内側に無表示のワイヤレススイッチ21を設置する。
そして、情報表示装置本体3に無線LANを搭載し、ワイヤレススイッチ21と無線通信させる。次に、ワイヤレススイッチ21の設置箇所へ情報表示装置本体3より各スイッチ用途の情報が重なるように投影させる。さらに、ワイヤレススイッチ21を押すと、各スイッチの用途処理ができるように情報表示装置本体3のマイコンボード部7にてデータ処理を行い、スイッチの用途通りの動作をするように制御を行う。
動作例として、○○軽故障の図面情報を見る場合、ワイヤレススイッチ21「5」、「6」にて必要な項目を上下移動させ、図面情報を選択する。ワイヤレススイッチ21の選択を押すと図面情報の詳細画面が閲覧できる。
スイッチを表示用途に応じて選択したとおり操作できるようにすることで、パソコンやタブレット等を使用せずに、情報閲覧ができ、操作も簡単に行うことができるため、効率化を図ることができる。
この発明に係る実施の形態5における制御盤用情報表示装置は、前記制御盤1における扉4の扉内側4Aでの扉面をスクリーンとして使用し、各機器の故障や運転状態等の表示情報を投影するとともに、前記制御盤1における扉4の扉内側4Aでの扉面の表示情報を投影する箇所に複数の操作用スイッチ21を設置し、これらのスイッチ21に各スイッチそれぞれの操作用途の映像を重なるように映して、前記スイッチ21を情報表示装置本体3とリンクさせることで、スクリーン画面上の操作が可能な機能を備えたことを特徴とする。
この構成により、スイッチを表示用途に応じて選択したとおり操作できるようにすることで、パソコンやタブレット等を使用せずに、情報閲覧ができ、操作も簡単に行うことができるため、効率化を図ることができる。
実施の形態6.
本実施形態6では、故障、運転状態等の表示し、投影画面を直接操作することで、さらに操作しやすい構成にした場合について説明する。
以下、この発明の実施形態6を図8に基づいて説明する。
上記実施の形態1〜5では、機器故障や運転状態等の信号を制御盤1の内部へ設置した情報表示装置本体3に入力し、扉4内側または、器具取付部5をスクリーン2として、機器の詳細情報を投影し、その情報閲覧と操作手段について述べたが、この実施の形態6では、図8に示すように、PSD距離感知センサ22を扉内側4の上部辺に横一列に取付け、扉内側4のスクリーン2へ位置、大きさを固定出力し、横軸と縦軸を固定させる。
そして、情報表示装置本体3とPSD距離感知センサ22に無線LANを設けて無線通信させる。
次に、スクリーン2画面上にて操作を行う場合、各PSD距離感知センサ22の位置を横軸とし、PSD距離感知センサ22により距離Dを感知した距離感知位置を縦軸として、操作位置23より無線LANを経由し、情報表示装置本体3に送る。
さらに、スクリーン2とPSD距離感知センサ22による感知位置をマイコンボード部7にてスクリーン2における文字表示位置と操作位置23の情報を照合させ、操作位置23を「選択」させるようにデータ処理を行う。
その結果、スクリーン2を直接操作する感覚で操作ができ、目的の情報閲覧や機器の操作ができ、効率化を図ることができる。
この発明に係る実施の形態6における制御盤用情報表示装置は、前述した実施の形態1における構成において、前記制御盤1の扉4の内側面4Aにおける扉面をスクリーン2として使用し、各機器の故障や運転状態等の表示情報を前記プロジェクター部6により投影するとともに、前記制御盤1における扉4の内側面4Aにおけるスクリーン2のスクリーン画面を直接検知可能な箇所にPSD距離感知センサ22からなる操作検知装置を設置し、前記スクリーン2を画面操作することにより前記操作検知装置にて操作位置を判別させた情報を前記情報表示装置本体3にてデータ処理を行うことで、前記スクリーン2上の画面操作が可能な機能を備えたことを特徴とする。
この構成により、スクリーン2を直接操作する感覚で操作ができ、目的の情報閲覧や機器の操作ができ、効率化を図ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 制御盤、 2 スクリーン、 2S 背面投影スクリーン、3 情報表示装置本体、4 扉、 5 器具取付部、6 プロジェクター部、7 マイコンボード部、
8 レンズ回転部アーム、 9 レンズシフト部、10 ズーム調節部、
11 フォーカス調節部、 12 取付穴、13 金属製レール取付機構、
14 コネクタ、 15 信号線、16 状況表示、17 色表示、
18 フロート強化ガラス、19 リア透過フィルム、20 扉表面、
21 ワイヤレススイッチ、22 PSD距離感知センサ、23 操作位置。

Claims (7)

  1. プロジェクターと、入力信号に応じてデータ処理を行い前記プロジェクターに映像出力を表示情報として供給する信号処理部とを具備した情報表示装置本体を扉が設けられた制御盤内に設置するとともに、前記表示情報を前記プロジェクターからの投影画像として前記制御盤の扉面に投影するようにしたことを特徴とする制御盤用情報表示装置。
  2. 前記制御盤の扉面に前記制御盤に収納された機器の配置に係る内部図の映像を投影し、前記内部図の映像における対象機器を示す個所に当該対象機器についての情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の制御盤用情報表示装置。
  3. 前記扉に背面投影スクリーンを形成した窓部を設け、前記背面投影スクリーンに前記プロジェクターからの映像を投影して、前記プロジェクターの投影画像を扉表面で確認するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御盤用情報表示装置。
  4. 前記制御盤の扉面に表示情報を投影するとともに、前記扉面の表示情報を投影する箇所に操作用スイッチを設置し、このスイッチの外形部分にそれぞれの操作用途の映像を重なるように映して、前記スイッチを情報表示装置とリンクさせることで、スクリーン画面上の操作が可能な機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御盤用情報表示装置。
  5. 前記制御盤の扉内側をスクリーンとして使用し、表示情報を前記プロジェクターにより投影するとともに、前記制御盤扉内側のスクリーン画面を直接検知可能な箇所に操作検知装置を設置し、前記スクリーンを画面操作することにより前記操作検知装置にて操作位置を判別させた情報を前記情報表示装置本体にてデータ処理を行うことで、前記スクリーン上の画面操作が可能な機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御盤用情報表示装置。
  6. プロジェクターと、入力信号に応じてデータ処理を行い前記プロジェクターに映像出力を表示情報として供給する信号処理部とを具備した情報表示装置本体を制御盤内に設置するようにした制御盤用情報表示装置において、前記制御盤の扉内側に前記情報表示装置本体を設置し、前記制御盤に収納された機器の異常時に、当該異常機器の外形部分へ前記プロジェクターからの影像を重ねることで、異常箇所を直接確認できる機能を備えたことを特徴とする制御盤用情報表示装置。
  7. 前記制御盤に収納された機器の異常時に、当該異常機器の外形部分へ前記プロジェクターからの色表示の影像を重ねることを特徴とする請求項6に記載の制御盤用情報表示装置。
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