JP2018078243A - 電子装置およびその製造方法 - Google Patents

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雅昭 長谷川
Masaaki Hasegawa
雅昭 長谷川
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Abstract

【課題】配線板同士を導電性接合材で直接接合する際に配線板間間隙の不均一性が発生する場合であっても、信頼性の高い接合を安定して得る。【解決手段】絶縁基板11、および絶縁基板11の主面11aに設けられたランド部12を有する配線板10と、絶縁基板21、および絶縁基板21の主面21aに設けられたランド部22を有し、主面21aが主面11aに対向するように配置された配線板20と、 ランド部12およびランド部22を電気的に接続する導電性接続部30とを備え、導電性接続部30は、ランド部12の上に形成され、導電性接合材を含む導電部31と、ランド部22の上に形成され、導電性接合材を含む導電部32と、導電部31および導電部32の間に介在し、導電部31と導電部32を仕切る導電性の仕切部材33と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子装置およびその製造方法に関する。
従来、2枚の配線板を電気的に接続する場合、導電性の接続端子(接続ピン、接続子とも呼ばれる。)を用いることが多い。しかしながら、接続端子を用いる場合、製造工数が増加する等により、製品コストを下げることが困難である。
接続端子を用いない方法として、導電性接合材を介して2枚の配線板を直接接合する技術が知られている。例えば特許文献1には、はんだを介して配線板同士を直接接合する技術が記載されている。
特開平11−103145号公報
配線板同士を導電性接合材で直接接合する場合、配線板間の間隙(以下、単に「配線板間間隙」ともいう。)が接合領域にわたって一定であることが望ましい。しかしながら、導電性接合材を溶融させる加熱工程により配線板に反りが生じるため、配線板間間隙が接合位置に応じて変化し不均一性が大きくなる。このため、導電性接合材の厚みが不均一となり、信頼性の高い接合を安定して形成することが困難である。例えば、配線板間間隙が大きいところではオープン不良が発生するおそれがある。
オープン不良の発生を抑制するために、導電性接合材の塗布量を増やすことも考えられる。しかしながら、この場合、ランド間の短絡(はんだブリッジ等)が増加する懸念がある。特に、線膨張率の異なる配線板を直接接合する場合、配線板間間隙の不均一性が大きくなるため、信頼性の高い接合を安定的に形成することは困難である。
そこで、本発明は、配線板同士を導電性接合材で直接接合する際に配線板間間隙の不均一性が発生する場合であっても、信頼性の高い接合を安定して得ることが可能な電子装置および電子装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、
第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた第1ランド部とを有する第1配線板と、
第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられた第2ランド部とを有し、前記第2主面が前記第1主面に対向するように配置された第2配線板と、
前記第1ランド部および前記第2ランド部を電気的に接続する導電性接続部と、を備え、
前記導電性接続部は、
前記第1ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第1導電部と、
前記第2ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第2導電部と、
前記第1導電部および前記第2導電部の間に介在し、前記第1導電部と前記第2導電部を仕切る導電性の仕切部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る電子装置は、
第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた複数の第1ランド部とを有する第1配線板と、
第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられ、前記複数の第1ランド部の各々に対応する複数の第2ランド部とを有し、前記第2主面が前記第1主面に対向するように配置された第2配線板と、
前記第1ランド部と、これに対応する前記第2ランド部とを電気的に接続する複数の導電性接続部と、を備え、
前記複数の導電性接続部のうち少なくとも一つは、
前記第1ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第1導電部と、
前記第2ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第2導電部と、
前記第1導電部および前記第2導電部の間に介在し、前記第1導電部と前記第2導電部を仕切る導電性の仕切部材と、を有することを特徴とする。
また、前記電子装置において、
前記第1配線板と前記第2配線板の間に配置された第3絶縁基板をさらに備え、
前記仕切部材は、前記第3絶縁基板を厚さ方向に貫通する貫通孔に充填された導電材料からなる貫通ビアにより構成されてもよい。
また、前記電子装置において、
前記第3絶縁基板は、可撓性を有してもよい。
また、前記電子装置において、
前記仕切部材は、第1電極および第2電極を有するチップ型の電子部品であり、前記第1電極が前記第1導電部に接触し、前記第2電極が前記第2導電部に接触してもよい。
また、前記電子装置において、
前記第1配線板と前記第2配線板の間に配置された第3絶縁基板をさらに備え、
前記仕切部材は、第1電極および第2電極を有するチップ型の電子部品であり、前記第1電極が前記第1導電部に接触し且つ前記第2電極が前記第2導電部に接触するように前記第3絶縁基板を厚さ方向に貫通する貫通孔に挿着されてもよい。
また、前記電子装置において、
前記第3絶縁基板は、可撓性を有してもよい。
また、前記電子装置において、
前記第1配線板はアルミ基板であり、前記第2配線板はガラスエポキシ基板であってもよい。
本発明に係る電子装置の製造方法は、
第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた第1ランド部とを有する第1配線板を準備し、
第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられた第2ランド部とを有する第2配線板を準備し、
前記第1配線板の前記第1ランド部に第1導電性接合材を塗布し、
前記第2配線板の前記第2ランド部に第2導電性接合材を塗布し、
前記第2ランド部に塗布された前記第2導電性接合材の上に仕切部材を載せ、
前記第2導電性接合材を溶融硬化させ、
前記仕切部材が前記第1ランド部に塗布された前記第1導電性接合材に接触するように、前記第1配線板の上に前記第2配線板を配置し、
前記第1配線板および前記第2配線板を加熱することを特徴とする。
また、本発明に係る電子装置の製造方法は、
第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた第1ランド部とを有する第1配線板を準備し、
第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられた第2ランド部とを有する第2配線板を準備し、
前記第1配線板の前記第1ランド部に第1導電性接合材を塗布し、
前記第1ランド部に塗布された前記第1導電性接合材の上に仕切部材を載せ、
前記第2配線板の前記第2ランド部に第2導電性接合材を塗布し、
前記第2ランド部に塗布された前記第2導電性接合材が前記仕切部材に接触するように、前記第1配線板の上に前記第2配線板を配置し、
前記第1配線板および前記第2配線板を加熱することを特徴とする。
本発明では、第1ランド部と第2ランド部を電気的に接続する導電性接続部が、第1導電部および第2導電部の間に介在し、第1導電部と第2導電部を仕切る導電性の仕切部材を有している。この仕切部材により、従来一つであった導電部が上下2つに分けられるため、導電性接続部が追従可能な配線板間間隙の範囲を大きくすることができる。よって、本発明によれば、配線板同士を導電性接合材で直接接合する際に配線板間間隙の不均一性が発生する場合であっても、信頼性の高い接合を安定して得ることができる。
第1の実施形態に係る電子装置1の平面図である。 第1の実施形態に係る配線板10の平面図である。 第1の実施形態に係る配線板20の平面図である。 第1の実施形態に係る電子装置1の断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る電子装置1の断面図である。 電子装置1を製造するための第1の製造方法を示すフローチャートである。 電子装置1を製造するための第2の製造方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例に係る電子装置1Aの断面図である。 第3の実施形態の変形例に係る電子装置1Bの断面図である。 第4の実施形態の変形例に係る電子装置1Cの断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る電子装置1について、図1〜図3を参照して説明する。なお、図3は、図1のA−A線に沿う電子装置1の断面図である。また、図3では、配線板10および20上に実装された電子部品は省略している。後述する図4、図7〜図9についても同様である。
本実施形態に係る電子装置1は、図1に示すように、2枚の配線板、すなわち、配線板10(第1配線板)および配線板20(第2配線板)が、はんだを介して直接接合されたものとして構成されている。電子装置1は、交流発電機(AC generator:ACG)から出力される交流電力を直流電力に変換してバッテリーに出力するスイッチングレギュレータ(REG/RECT)である。なお、本発明に係る電子装置は、スイッチングレギュレータに限定されるものではない。
電子装置1は、配線板10と、配線板20と、導電性接続部30とを備えている。各構成要素について以下詳しく説明する。
配線板10は、図2Aおよび図3に示すように、絶縁基板11(第1絶縁基板)と、複数のランド部12(第1ランド部)とを有する。複数のランド部12は、絶縁基板11の主面11a(第1主面)に設けられている。本実施形態では、複数のランド部12は、配線板10の側端に沿って設けられている。なお、主面11aには、電子部品18,19およびバスバー16,17と接続されるランド部(図示せず)も設けられている。また、本実施形態では、配線板10は、アルミニウムベースのアルミ基板である。
絶縁基板11は、例えば、表面が絶縁膜で被覆された金属板(アルミニウム板等)、またはセラミック板等の放熱性に優れた絶縁基板である。なお、絶縁基板11は、これに限られず、ガラスエポキシ板でもよい。
図1に示すように、配線板10の上には、電子部品18,19が実装されている。電子部品18は、ダイオードブリッジを構成するダイオードである。電子部品19は、交流発電機から入力された交流電力を直流電力に変換する電力変換回路を構成する半導体スイッチ素子(MOSFET、IGBT等)である。
なお、本実施形態では、配線板10の主面(下面)11bは、ダイオードや半導体スイッチ素子等の発熱部品から発せられた熱を放熱するための放熱面として機能する。このため、主面11bには電子部品が実装されていない。
図2Aに示すように、配線板10には、3本のバスバー16および2本のバスバー17が設けられている。バスバー16は、交流発電機(ACG)により発生した三相交流電力を入力するための端子である。バスバー17は、電力変換により得られた直流電力を出力するための端子である。本実施形態では、バスバー16,17は、複数のランド部12が設けられた配線板10の側端(図2Aの右端)とは反対側の側端(図2Aの左端)から外側に延在するように設けられている。
配線板20は、図1および図3に示すように、主面21aが配線板10の主面11aに対向するように配置されている。この配線板20は、図2Bに示すように、絶縁基板21(第2絶縁基板)と、複数のランド部22(第2ランド部)とを有する。複数のランド部22は、図3に示すように、絶縁基板21の主面21a(第2主面)に設けられており、複数のランド部12の各々に対応する。本実施形態では、複数のランド部22は、配線板20の側端に沿って設けられている。なお、主面21aには、電子部品29と接続されるランド部(図示せず)も設けられている。また、本実施形態では、配線板20は、ガラスエポキシ基板である。
絶縁基板21は、例えばガラスエポキシ板である。なお、絶縁基板21は、これに限られず、表面が絶縁膜で被覆された金属板(アルミニウム板等)、またはセラミック板等の放熱性に優れた絶縁基板でもよい。
図2Bに示すように、配線板20(絶縁基板21の主面21b)上には、電子部品29が実装されている。この電子部品29は、例えば、配線板10上に実装された半導体スイッチ素子をオン/オフ制御するための制御ICである。なお、配線板20の下面にも、平滑コンデンサ等の電子部品が実装されてもよい。
なお、配線板20には、ランド部22と、電子部品29とを電気的に接続するためのスルーホール(図示せず)が設けられてもよい。
複数の導電性接続部30はそれぞれ、図3に示すように、ランド部12と、これに対応するランド部22とを電気的に接続するように構成されている。導電性接続部30の構成について詳しく説明する。
導電性接続部30は、図3に示すように、導電部31と、導電部32と、導電部31および導電部32の間に介在する仕切部材33と、を有する。導電部31は、ランド部12の上に形成され、導電性接合材を含む。導電部32は、ランド部22の上に形成され、導電性接合材を含む。ここで、導電性接合材は、例えばはんだであるが、加熱により溶融し、加熱後の冷却により硬化する導電性の接合材であれば、これに限定されない。例えば、銀ペーストなどの導電ペーストでもよいし、あるいは、導電性のナノ粒子を接着剤中に分散させた導電性接着剤でもよい。
仕切部材33は、図3に示すように、導電部31および導電部32の間に介在するように設けられており、導電部31と導電部32を仕切る。この仕切部材33は、導電性の部材であり、銅などの導電性材料からなる。仕切部材33として、例えば、銅片に金等のめっき処理を施したボンディングパッドを用いてもよい。ボンディングパッドのように表面がめっき処理されたものを用いることが、はんだぬれ性を良くするために好ましい。また、仕切部材33は例えば板状である。仕切部材33の平面形状は、特に限定されず、例えば円形、多角形などである。
なお、好ましくは、図4に示すように、仕切部材33は、ランド部12およびランド部22よりも平面積が大きい。これにより、電子装置1を製造する際に(製造方法は後述する。)、導電部31と導電部32が仕切部材33を跨いで一体に形成されてしまうことをより確実に防止することができる。
上記のように、第1の実施形態に係る電子装置1では、配線板10のランド部12と配線板20のランド部22を電気的に接続する導電性接続部30が、ランド部12上に形成された導電部31と、ランド部22上に形成された導電部32と、導電部31および導電部32の間に介在し、導電部31と導電部32を仕切る導電性の仕切部材33を有している。この仕切部材33により、従来一つであった導電部が上下2つに分けられるため、導電性接続部30が追従可能な配線板間間隙(すなわち配線板10と配線板20間の間隙)の範囲を大きくすることができる。よって、第1の実施形態によれば、配線板同士を導電性接合材で直接接合する際に配線板間間隙の不均一性が発生する場合であっても、信頼性の高い接合を安定して得ることができる。
なお、上記の説明では、複数の導電性接続部30が全て仕切部材33を有していたが、複数の導電性接続部30のうち少なくとも一つが仕切部材33を有するようにしてもよい。すなわち、配線板間間隙が大きい部位など、必要な部分にのみ仕切部材33を用いるようにしてもよい。配線板間間隙が大きい部位は、配線板の構成や絶縁基板の材質等に依存するが、例えば、配線板の端部または中央部である。
また、ランド部12および22がそれぞれ一つしか設けられていない場合において、当該ランド部12とランド部22を接続するために、仕切部材33を有する導電性接続部30を設けてもよい。
また、仕切部材33の厚さを導電性接続部30に応じて変えてもよい。例えば、配線板間間隙が大きい部位に位置する導電性接続部30の仕切部材33の厚さを、他の部位に位置する導電性接続部30の仕切部材33の厚さよりも大きくしてもよい。これにより、配線板間間隙が大きい部位において、導電性接続部30が追従可能な配線板間間隙の範囲をより大きくすることができる。
次に、図5のフローチャートを参照して、電子装置1の製造方法について説明する。
まず、配線板10(第1配線板)および配線板20(第2配線板)を準備する(ステップS11)。
次に、配線板10のランド部12(第1ランド部)に導電性接合材(第1導電性接合材)を塗布する(ステップS12)。この際、バスバー16,17および電子部品18,19と接続されるランド部にも導電性接合材を塗布し、塗布された導電性接合材の上にバスバー16,17および電子部品18,19を載置してもよい。
次に、配線板20のランド部22(第2ランド部)に導電性接合材(第2導電性接合材)を塗布する(ステップS13)。この際、電子部品29等の実装部品と接続されるランド部にも導電性接合材を塗布してもよい。
次に、ランド部22に塗布された導電性接合材の上に仕切部材33を載せる(ステップS14)。この際、配線板20上の所定の位置に電子部品29等の実装部品を載置してもよい。
次に、ランド部22に塗布された導電性接合材を溶融硬化させる(ステップS15)。より詳しくは、リフロー炉等の加熱炉で配線板20を加熱して、ランド部22上に塗布された導電性接合材を溶融させる。その後、配線板20を冷却することにより導電性接合材を硬化させる。本ステップにより、仕切部材33は導電性接合材を介して配線板20に固定される。
次に、仕切部材33が配線板10のランド部12に塗布された導電性接合材に接触するように、配線板10の上に配線板20を配置する(ステップS16)。具体的には、配線板10と配線板20は、リフロー治具等の治具にセットされ、両者の間隔が固定される。
次に、リフロー炉等の加熱炉で配線板10および配線板20を加熱する(ステップS17)。本ステップの加熱により、仕切部材33は、第2導電性接合材が再溶融することで自重により落下するが、溶融した第1導電性接合材の表面張力により第1導電性接合材上に浮かんだ状態となる。配線板10および配線板20の冷却後、仕切部材33は、図3に示すように、導電部31と導電部32を仕切るように導電部31および導電部32間に固定される。
なお、上記の製造方法において、ランド部12およびランド部22よりも平面積が大きい仕切部材33を用いてもよい。これにより、ステップS17において、溶融した第1導電性接合材と第2導電性接合材が仕切部材33を跨いで一体になることをより確実に防止することができる。
また、電子装置1の製造方法は、上記の方法に限られない。例えば、仕切部材33は第2導電性接合材の上でなく、第1導電性接合材の上に載せてもよい。以下、この場合の電子装置1の製造方法について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、配線板10および配線板20を準備し(ステップS21)、配線板10のランド部12に導電性接合材(第1導電性接合材)を塗布する(ステップS22)。ステップS22において、バスバー16,17および電子部品18,19と接続されるランド部にも導電性接合材を塗布してもよい。
次に、配線板10のランド部12に塗布された導電性接合材の上に仕切部材33を載せる(ステップS23)。本ステップにおいて、配線板10上の所定の位置にバスバー16,17および電子部品18,19を載置してもよい。
次に、ランド部12に塗布された導電性接合材を溶融硬化させる(ステップS24)。具体的には、リフロー炉等の加熱炉で配線板10を加熱して導電性接合材を溶融させ、その後、配線板10を冷却することにより導電性接合材を硬化させる。本ステップにより、仕切部材33は導電性接合材を介して配線板10に固定される。
次に、配線板20のランド部22に導電性接合材(第2導電性接合材)を塗布する(ステップS25)。この際、電子部品29等の実装部品と接続されるランド部にも導電性接合材を塗布し、塗布された導電性接合材の上に電子部品29等を載置してもよい。
次に、配線板20のランド部22に塗布された導電性接合材が配線板10の仕切部材33に接触するように、配線板10の上に配線板20を配置する(ステップS26)。
次に、加熱炉で配線板10および配線板20を加熱する(ステップS27)。本ステップの加熱により、仕切部材33は、第1導電性接合材が再溶融することで自重により落下するが、溶融した第1導電性接合材の表面張力により第1導電性接合材上に浮かんだ状態となる。配線板10および配線板20の冷却後、仕切部材33は、図3に示すように、導電部31と導電部32を仕切るように導電部31および導電部32間に固定される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子装置1Aについて、図7を参照して説明する。なお、図7では、配線板10および20上に実装された電子部品は省略している。
第2の実施形態の第1の実施形態との相違点は、仕切部材の構成である。第2の実施形態では、仕切部材は絶縁基板に設けられた貫通ビアで構成される。以下、相違点を中心に、第2の実施形態について説明する。
電子装置1Aは、配線板10と、配線板20と、導電性接続部30Aと、絶縁基板41(第3絶縁基板)とを備えている。配線板10および配線板20は、第1の実施形態と同様なので詳しい説明は省略する。
導電性接続部30Aは、図7に示すように、導電部31と、導電部32と、仕切部材33Aとを有する。導電部31および32は第1の実施形態と同様である。
仕切部材33Aは、導電部31および導電部32の間に介在するように設けられており、導電部31と導電部32を仕切る。この仕切部材33Aは、絶縁基板41を厚さ方向に貫通する貫通孔に充填された導電材料からなる導電ビアである。導電材料の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、銅、銀等の金属、あるいは硬化した導電ペースト等である。
絶縁基板41は、図7に示すように、配線板10と配線板20の間に配置されている。この絶縁基板41には、複数の仕切部材33Aが設けられている。絶縁基板41は、ガラスエポキシ、セラミック等の絶縁材料からなる。
上記のように、第2の実施形態では、複数の仕切部材33Aが、配線板10と配線板20の間に配置された絶縁基板41に導電ビアとして設けられている。これにより、電子装置1Aを製造する際に、複数の仕切部材を一つずつ導電性接合材上に載せる必要がなくなる。すなわち、前述のステップS14(あるいはステップS23)において、複数の導電ビア(仕切部材33A)が形成された絶縁基板41を複数の導電性接合材の上に位置合わせの後載置すればよい。よって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、電子装置の製造効率を向上させることができる。
なお、絶縁基板41は可撓性を有してもよい。この場合、絶縁基板41は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド等の公知の材料からなる絶縁フィルムである。絶縁基板41が可撓性を有することで、硬質基板の場合に比べて、各仕切部材33Aは配線板間間隙に応じて、配線板の厚さ方向に比較的高い自由度で配置され得る。よって、導電性接続部30Aが追従可能な配線板間間隙の範囲が絶縁基板41により低下することを抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る電子装置1Bについて、図8を参照して説明する。なお、図8では、配線板10および20上に実装された電子部品は省略している。
第3の実施形態の第1の実施形態との相違点は、仕切部材の構成である。第3の実施形態では、仕切部材がチップ型の電子部品で構成される。以下、相違点を中心に、第3の実施形態について説明する。
電子装置1Bは、配線板10と、配線板20と、導電性接続部30Bとを備えている。配線板10および配線板20は、第1の実施形態と同様なので詳しい説明は省略する。
導電性接続部30Bは、図8に示すように、導電部31と、導電部32と、仕切部材33Bとを有する。導電部31および32は第1の実施形態と同様である。
仕切部材33Bは、導電部31および導電部32の間に介在するように設けられており、導電部31と導電部32を仕切る。これにより、第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることもできる。
さらに、仕切部材33Bは、チップ型の電子部品である。この電子部品は、例えば、チップコンデンサ、チップ抵抗、チップインダクタ等である。また、電子部品は、電極33B1(第1電極)および電極33B2(第2電極)を有する。図8に示すように、電極33B1は導電部31に接触し、電極33B2は導電部32に接触している。これにより、第3の実施形態によれば、仕切部材に電気的な機能、例えばノイズ除去機能、フィルタリング機能、インピーダンス整合機能、電圧調整機能などを付与することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る電子装置1Cについて、図9を参照して説明する。なお、図9では、配線板10および20上に実装された電子部品は省略している。以下、第1〜第3の実施形態との相違点を中心に、第4の実施形態について説明する。
電子装置1Cは、配線板10と、配線板20と、導電性接続部30Bと、絶縁基板41とを備えている。配線板10および配線板20は、第1の実施形態と同様なので詳しい説明は省略する。
図9に示すように、電子装置1Cでは、第3の実施形態で説明した仕切部材33Bが第2の実施形態で説明した絶縁基板41に固定されている。より詳しくは、仕切部材33Bは、電極33B1が導電部31に接触し且つ電極33B2が導電部32に接触するように絶縁基板41の貫通孔に挿着されている。
なお、絶縁基板41は、図9に示すように、電極33B1が一方の主面(下面)から突出し、電極33B2が他方の主面(上面)から突出する程度の厚みであることが好ましい。これにより、電極33B1および電極33B2間が導電性接合材により短絡することを防止できる。
第4の実施形態では、チップ型の電子部品である複数の仕切部材33Bが絶縁基板41に固定されている。よって、第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、電子装置1Cを製造する際に複数の仕切部材を一つずつ導電性接合材上に載せる必要がなくなり、電子装置の製造効率を向上させることができる。
さらに、第4の実施形態によれば、第3の実施形態と同様に、仕切部材33Bがチップ型の電子部品であるため、仕切部材に電気的な機能を付与することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A,1B,1C 電子装置
10,20 配線板
11,21 絶縁基板
12,22 ランド部
16,17 バスバー
18,19,29 電子部品
30,30A,30B 導電性接続部
31,32 導電部
33,33A,33B 仕切部材
33B1,33B2 電極
41 絶縁基板

Claims (10)

  1. 第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた第1ランド部とを有する第1配線板と、
    第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられた第2ランド部とを有し、前記第2主面が前記第1主面に対向するように配置された第2配線板と、
    前記第1ランド部および前記第2ランド部を電気的に接続する導電性接続部と、を備え、
    前記導電性接続部は、
    前記第1ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第1導電部と、
    前記第2ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第2導電部と、
    前記第1導電部および前記第2導電部の間に介在し、前記第1導電部と前記第2導電部を仕切る導電性の仕切部材と、を有することを特徴とする電子装置。
  2. 第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた複数の第1ランド部とを有する第1配線板と、
    第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられ、前記複数の第1ランド部の各々に対応する複数の第2ランド部とを有し、前記第2主面が前記第1主面に対向するように配置された第2配線板と、
    前記第1ランド部と、これに対応する前記第2ランド部とを電気的に接続する複数の導電性接続部と、を備え、
    前記複数の導電性接続部のうち少なくとも一つは、
    前記第1ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第1導電部と、
    前記第2ランド部の上に形成され、導電性接合材を含む第2導電部と、
    前記第1導電部および前記第2導電部の間に介在し、前記第1導電部と前記第2導電部を仕切る導電性の仕切部材と、を有することを特徴とする電子装置。
  3. 前記第1配線板と前記第2配線板の間に配置された第3絶縁基板をさらに備え、
    前記仕切部材は、前記第3絶縁基板を厚さ方向に貫通する貫通孔に充填された導電材料からなる貫通ビアにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記第3絶縁基板は、可撓性を有することを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記仕切部材は、第1電極および第2電極を有するチップ型の電子部品であり、前記第1電極が前記第1導電部に接触し、前記第2電極が前記第2導電部に接触することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  6. 前記第1配線板と前記第2配線板の間に配置された第3絶縁基板をさらに備え、
    前記仕切部材は、第1電極および第2電極を有するチップ型の電子部品であり、前記第1電極が前記第1導電部に接触し且つ前記第2電極が前記第2導電部に接触するように前記第3絶縁基板を厚さ方向に貫通する貫通孔に挿着されていることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  7. 前記第3絶縁基板は、可撓性を有することを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記第1配線板はアルミ基板であり、前記第2配線板はガラスエポキシ基板であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電子装置。
  9. 第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた第1ランド部とを有する第1配線板を準備し、
    第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられた第2ランド部とを有する第2配線板を準備し、
    前記第1配線板の前記第1ランド部に第1導電性接合材を塗布し、
    前記第2配線板の前記第2ランド部に第2導電性接合材を塗布し、
    前記第2ランド部に塗布された前記第2導電性接合材の上に仕切部材を載せ、
    前記第2導電性接合材を溶融硬化させ、
    前記仕切部材が前記第1ランド部に塗布された前記第1導電性接合材に接触するように、前記第1配線板の上に前記第2配線板を配置し、
    前記第1配線板および前記第2配線板を加熱することを特徴とする電子装置の製造方法。
  10. 第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の第1主面に設けられた第1ランド部とを有する第1配線板を準備し、
    第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の第2主面に設けられた第2ランド部とを有する第2配線板を準備し、
    前記第1配線板の前記第1ランド部に第1導電性接合材を塗布し、
    前記第1ランド部に塗布された前記第1導電性接合材の上に仕切部材を載せ、
    前記第2配線板の前記第2ランド部に第2導電性接合材を塗布し、
    前記第2ランド部に塗布された前記第2導電性接合材が前記仕切部材に接触するように、前記第1配線板の上に前記第2配線板を配置し、
    前記第1配線板および前記第2配線板を加熱することを特徴とする電子装置の製造方法。
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