JP2018076645A - 天井の落下防止構造 - Google Patents

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Toshiomi Kuroki
俊臣 黒木
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Abstract

【課題】埃を堆積させることがなく、かつ汎用性に優れた、天井の落下防止構造を提供する。【解決手段】建築物1の室内空間3と建築物1の天井裏空間4とを区画する天井5の下方に配置される落下防止材20を有する天井の落下防止構造において、落下防止材20は、天井裏空間4側から室内空間3の天井5に沿って第1方向xに延在して天井裏空間4側に亘って張設される第1ワイヤ21、第1ワイヤ21との間で予め設定された離間距離を有して第1ワイヤ21と平行しつつ天井裏空間4側から室内空間3の天井5に沿って第1方向xに延在して天井裏空間4側に亘って張設される第2ワイヤ22、及び第2ワイヤ22及び第1ワイヤ21と交差する第2方向yに延在して第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との間に張設される第3ワイヤを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、天井の落下防止構造、特に、建築物の室内空間と天井裏空間とを区画する天井の下方に配置され、天井の一部または全部が落下する際に、天井の一部または全部を受け止める落下防止材を有する天井の落下防止構造に関する。
一般に、地震等により大震動が建築物に付与されると、その建築物の天井の一部または全部が落下する可能性があることから、落下を防止する対策を講じることが望ましい。このような対策として、特許文献1には、天井を下方から覆う天井落下防止用ネットが開示されている。
この特許文献1の天井落下防止用ネットは、横糸及び経糸が直交して編み込まれた格子状あるいは網目状のネットを備え、このネットによって、天井がその下方から被覆される。ネットには、例えば、天井から吊り下げられる照明器具や天井に設けられる火災報知器といった天井構造物を通過させる通過孔が形成されている。
特許文献1の天井落下防止用ネットによれば、天井構造物とネットとの干渉が回避されつつ、ネットによって天井が下方から覆われることから、建築物に大震動が付与されて天井が破損した場合であっても、落下する天井の一部または全部がネットによって受け止められる。
特開2015−63811公報
しかし、特許文献1の天井落下防止用ネットによれば、ネットが格子状あるいは網目状に形成されて横糸及び経糸の間が比較的狭隘となっていることから、横糸及び経糸に亘って、横糸及び経糸の上に埃が堆積しやすくなる。このように、ネットに埃が堆積して堆積限度を超えると、堆積した埃が塊となって、格子状あるいは網目状の隙間から落下することが懸念される。
さらに、特許文献1の天井落下防止用ネットでは、この天井落下防止用ネットが設置される個々の建築物において、天井構造物とネットとの干渉を回避させるべく、各種の天井構造物が天井に配置される位置に応じて通過孔を形成する必要があることから、汎用性に欠けることが懸念される。その結果、天井落下防止用ネットを設置するコストも増大することが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、埃を堆積させることを抑制するとともに汎用性に優れた、天井の落下防止構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明による天井の落下防止構造は、建築物の室内空間と該建築物の天井裏空間とを区画する天井の下方に配置されて該天井の一部または全部が落下する際に該天井の一部または全部を受け止める落下防止材を有する天井の落下防止構造において、前記落下防止材は、前記天井裏空間側において起点となる前記建築物の構造体側から前記天井を通過して前記室内空間側において前記天井に沿って第1方向に延在するとともに、前記室内空間側から前記天井を通過して前記天井裏空間側において終点となる前記構造体側に亘って張設される第1ワイヤと、該第1ワイヤとの間で予め設定された離間距離を有して前記第1ワイヤと平行しつつ、前記天井裏空間側において起点となる前記建築物の前記構造体側から前記天井を通過して前記室内空間側において前記天井に沿って前記第1方向に延在するとともに、前記室内空間側から前記天井を通過して前記天井裏空間側において終点となる前記構造体側に亘って張設される第2ワイヤと、該第2ワイヤ及び前記第1ワイヤと交差する第2方向に延在して前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの間に張設される第3ワイヤと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1ワイヤ、第2ワイヤ及び第3ワイヤを備える落下防止材が天井の下方に配置されていることから、建築物に大震動が付与されて天井の一部または全部が破損によって落下した場合であっても、落下する天井の一部または全部が落下防止材によって受け止められる。
この落下防止材の第2ワイヤは、第1ワイヤとの間で予め設定された離間距離を有して張設されるところ、この離間距離が天井に対して比較的に大きな任意の距離に設定されていれば、第1ワイヤと第2ワイヤとの間に亘って埃が堆積することがなく、第1ワイヤと第3ワイヤとの間に亘っては埃の堆積がしにくく、及び第2ワイヤと第3ワイヤとの間に亘っても埃の堆積がしにくくなる。その結果、埃の堆積による埃の塊の落下を抑制することができる。
さらに、既存の個別の建築物の天井に対応して、第1ワイヤと第2ワイヤとの離間距離を設定することができることから、汎用性に優れる。
請求項2に記載の発明による天井の落下防止構造は、請求項1に記載の天井の落下防止構造において、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの前記離間距離が、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの間に前記天井の前記室内空間側に設けられる天井構造物を介在させることが可能な距離に設定されたことを特徴とする。
この構成によれば、第1ワイヤと第2ワイヤとの離間距離が、天井に設けられる天井構造物を介在させることが可能な距離に設定されていることから、この離間距離を比較的大きく確保することができる。
請求項3に記載の発明による天井の落下防止構造は、請求項2に記載の天井の落下防止構造において、複数の前記第3ワイヤが予め設定された離間距離を互いに有して前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの間に張設され、該各第3ワイヤの離間距離が、該各第3ワイヤの間に前記天井の前記室内空間側に設けられる前記天井構造物を介在させることが可能な距離に設定されたことを特徴とする。
この構成によれば、複数の第3ワイヤの互いの離間距離が、天井に設けられる天井構造物を介在させることが可能な距離に設定されていることから、この離間距離を比較的大きく確保することができる。
請求項4に記載の発明による天井の落下防止構造は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の天井の落下防止構造において、前記天井には、前記第1ワイヤ及び第2ワイヤが通過する複数の通過孔が形成され、該各通過孔のうちの一方の通過孔に前記天井裏空間側から前記第1ワイヤ及び第2ワイヤを案内するとともに、前記室内空間側から前記各通過孔のうちの他方の通過孔を通過した前記第1ワイヤ及び第2ワイヤを前記構造体側に案内する案内部材が前記天井に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、第1ワイヤ及び第2ワイヤは、天井裏空間側から天井の一方の通過孔に通過せしめられる際に、案内部材によって一方の通過孔に案内される一方、室内空間側から天井の他方の通過孔に通過せしめられた後に、案内部材によって構造体に案内される。したがって、落下防止構造の設置を行うに際して、第1ワイヤ及び第2ワイヤを容易に張設することができる。
この発明によると、落下防止材に埃が堆積することが抑制されることから、埃の堆積による埃の塊の落下を減少させる、あるいはなくすことができる。
さらに、既存の個別の建築物の天井に対応して、第1ワイヤと第2ワイヤとの離間距離を設定することができることから、汎用性に優れる。
本発明の実施の形態に係る落下防止構造の概略を説明する概念図である。 図1のA矢視図である。 同じく、本実施の形態に係る落下防止構造の概略を説明する正面図である。 同じく、本実施の形態に係る落下防止構造における案内部材の概略を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る落下防止構造の概略を説明する概念図であり、図2は、図1のA矢視図である。図示のように、落下防止構造10は、建築物1の室内空間3と天井裏空間4とを区画する天井5の一部または全部が落下する際に、天井5の一部または全部を受け止める目的で設置されるものである。この落下防止構造10の具体的な説明に先立って、天井5の構成の概略を説明する。
図示のように、天井5は、棒材で格子状に組まれた野縁5a、及び野縁5aの下部に貼り付けられる天井板5bによって構成される。この天井板5bには、本実施の形態では、天井板5bの厚み方向に貫通する複数の通過孔5cが形成されており、各通過孔5cには、スリーブ6が嵌装されている。
次に、落下防止構造10について説明する。
落下防止構造10は、天井5の下方に配置される落下防止材20、この落下防止材20を天井5の下方に張設する吊金具30、及び落下防止材20を天井5の通過孔5cに案内するとともに屋根材2に設けられた構造体である梁8に案内する案内部材40を主要構成として備える。
落下防止材20は、本実施の形態では、第1ワイヤ21、第1ワイヤ21と平行して張設される第2ワイヤ22、及び第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との間で第1ワイヤ21と第2ワイヤ22に交差して張設される複数の第3ワイヤ23によって構成される。
第1ワイヤ21は、本実施の形態では、第1ワイヤ本体21A、第1ワイヤ端末21B、及び中継部材であるターンバックル21Cによって構成され、起点となる天井躯体2から天井5の下方に延在して、終点となる梁8に亘って張設される。
具体的には、第1ワイヤ本体21Aは、その基端部21Aa側において、起点となる建築物1の梁8に取り付けられた吊金具30に設けられ、天井裏空間4側から案内部材40に案内されて、天井5の一方の通過孔5cを通過して、室内空間3側において天井5に沿って矢線xで示す第1方向に延在する。
続いて、第1ワイヤ本体21Aは、室内空間3側から天井5の他方の通過孔5cを通過して案内部材40に案内され、天井裏空間4側において、その先端部21Abが、ターンバックル21Cの環状の一端部21Caに巻きつけられ、巻きつけられた状態で、ワイヤクリップ25によって係止される。
このターンバックル21Cの環状の他端部21Cbに、第1ワイヤ端末21Bの基端部21Baが巻きつけられ、巻きつけられた状態で、ワイヤクリップ25によって係止される。一方、第1ワイヤ端末21Bの先端部21Bbが、終点となる建築物1の梁8に取り付けられた吊金具30に設けられる。
第2ワイヤ22は、本実施の形態では、第2ワイヤ本体22A、第2ワイヤ端末22B、及び中継部材であるターンバックル22Cによって構成され、第1ワイヤ21に対して矢線yで示す第2方向において予め設定された離間距離d1を有して第1ワイヤ21と平行するように、起点となる天井躯体2から天井5の下方に延在して終点となる梁8に亘って張設される。
第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との第2方向において予め設定された離間距離d1は、本実施の形態では、第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との間に天井5の室内空間3側に設けられた天井構造物である、空調装置の噴出口7を介在させることが可能な距離に設定されている。
第2ワイヤ本体22Aは、その基端部22Aa側において、起点となる建築物1の梁8に取り付けられた吊金具30に設けられ、天井裏空間4側から案内部材40に案内されて、天井5の一方の通過孔5cを通過して、室内空間3側において天井5に沿って矢線xで示す第1方向に延在する。
続いて、第2ワイヤ本体22Aは、室内空間3側から案内部材40に案内されて、天井5の他方の通過孔5cを通過して、天井裏空間4側において、その先端部22Abが、ターンバックル22Cの環状の一端部22Caに巻きつけられ、巻きつけられた状態で、ワイヤクリップ25によって係止される。
このターンバックル22Cの環状の他端部22Cbに、第2ワイヤ端末22Bの基端部22Baが巻きつけられ、巻きつけられた状態で、ワイヤクリップ25によって係止される。一方、第2ワイヤ端末22Bの先端部22Bbが、終点となる建築物1の梁8に取り付けられた吊金具30に設けられる。
第3ワイヤ23は、第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22と交差する第2方向yに延在して、第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との間に張設される。具体的には、第3ワイヤ23の両端部が第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22にそれぞれ巻きつけられた状態で、ワイヤクリップ25によって係止される。
この第3ワイヤ23は、本実施の形態では、第1方向xにおいて予め設定された離間距離d2を有して複数が張設されており、この各第3ワイヤ23の離間距離d2は、各第3ワイヤ23の間に天井5の室内空間3側に設けられた天井構造物である、空調装置の噴出口7を介在させることが可能な距離に設定されている。
これら第1ワイヤ本体21A、第1ワイヤ端末21B、第2ワイヤ本体22A、第2ワイヤ端末22B及び第3ワイヤ23は、本実施の形態では、金属製の複数の素線が撚り合わせられて形成されており、一定の強度及び柔軟性を有する。
吊金具30は、建築物1の梁8に取り付けられ、本実施の形態では、複数の梁8の間において第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22を張設するために用いられている。
この吊金具30は、梁8に取り付けられる取付部31、取付部31による梁8への取付状態を補強する補強部32、及び基端部21a側において第1ワイヤ21が取り付けられる吊下部33を備える。
吊下部33は、本実施の形態では、アイボルトによって構成され、アイボルトのフック部分に第1ワイヤ端末21Bの先端部21Bbあるいは第2ワイヤ端末22Bの先端部22Bbが巻きつけられ、巻きつけられた状態でワイヤクリップ25によって先端部21Bbあるいは先端部22Bbが係止されて、第1ワイヤ21あるいは第2ワイヤ22が吊下部33に取り付けられる。
図3は、本実施の形態に係る案内部材40の概略を説明する正面図であり、図4は、本実施の形態に係る案内部材40の概略を説明する側面図である。図示のように、案内部材40は、底部41a及び底部41aに対して折曲形成された側部41bを有する断面L字型であって、この断面形状で第2方向yに延在する基部41を主要構成として備える。
基部41の側部41bには、アイボルトによって構成されたガイド部42が、ナット43によって取り付けられており、アイボルトのフック部分が天井板5bに形成された通過孔5cと同心となるように野縁5aの上に配置され、この状態で、固定ボルト44及び固定ナット45によって基部41が野縁5aに固定される。
第1ワイヤ本体21Aあるいは第2ワイヤ本体22Aが、天井裏空間4側から天井5の通過孔5cを通過する際は、アイボルトによって構成されたガイド部42のフック部分に挿通されることによって、第1ワイヤ本体21Aあるいは第2ワイヤ本体22Aが、天井5の一方の通過孔5cに案内される。
同様に、第1ワイヤ本体21Aあるいは第2ワイヤ本体22Aが、室内空間3側から天井5の他方の通過孔5cに通過されることによって、第1ワイヤ本体21Aあるいは第2ワイヤ本体22Aが、アイボルトによって構成されたガイド部42のフック部分にガイドされて、終点となる建築物1の梁8に設けられた吊金具30に案内される。
ガイド部42のフック部分に第1ワイヤ本体21Aあるいは第2ワイヤ本体22Aが挿通される際は、ワイヤクリップ25によって第1ワイヤ本体21Aあるいは第2ワイヤ本体22Aが把持される。
このように、本実施の形態の落下防止構造10によれば、第1ワイヤ21、第2ワイヤ22及び第3ワイヤ23で構成された落下防止材20が、天井5の下方に配置されていることから、建築物1に大震動が付与されて天井5の一部または全部が破損によって落下した場合であっても、落下する天井5の一部または全部が落下防止材20によって受け止められる。
この落下防止材20は、本実施の形態では、第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22が互いに離間距離d1を有して張設され、複数の第3ワイヤ23が第1方向xにおいて予め設定された離間距離d2を有して張設されているところ、これら離間距離d1及びd2が例えば、天井5の室内空間3側に設けられた空調装置の噴出口7を介在させることが可能な距離であれば、これら各ワイヤの離間距離d1及びd2を、比較的大きく確保することができる。
したがって、第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との間に亘って埃が堆積することがなく、第1ワイヤ21と第3ワイヤ23との間に亘っては埃の堆積がしにくく、第2ワイヤ22と第3ワイヤ23との間に亘っても埃の堆積がしにくくなる。その結果、埃の堆積による埃の塊の落下を抑制することができる。
さらに、第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との離間距離d1、及び各第3ワイヤ23の離間距離d2を、天井5に設けられる天井構造物(例えば照明器具や火災報知器、あるいは空調装置の噴出口等)を介在させる離間距離に予め設定することにより、既存の建築物1の天井5に設けられた天井構造物に応じて落下防止構造10を設置することができることから、汎用性に優れる。
しかも、天井構造物を介在させて落下防止材20が設置されることから、落下防止材20が設置された状態のままで、天井構造物の保守や点検を行うことができる。
一方で、第1ワイヤ21と第2ワイヤ22との離間距離d1、及び各第3ワイヤ23の離間距離d2は、比較的大きく確保することができることから、落下防止材20を天井5の面に対して粗にすることができる。したがって、天井5の意匠性を大きく損なうことがなく、かつ室内空間3において圧迫感を与えることもない。
さらに、本実施の形態では、落下防止構造10は、案内部材40を備えることから、天井5の通過孔5cに第1ワイヤ21あるいは第2ワイヤ22を通過させる際に、第1ワイヤ本体21Aの先端部21Aa、あるいは第2ワイヤ本体22Aの先端部22Aaが一方の通過孔5cに案内される。
同様に、天井5の他方の通過孔5cに第1ワイヤ21あるいは第2ワイヤ22を通過させた後に、第1ワイヤ本体21Aの先端部21Aa、あるいは第2ワイヤ本体22Aの先端部22Aaが案内部材40のガイド部42にガイドされて、第1ワイヤ21あるいは第2ワイヤ22が、終点となる天井躯体2に設けられた建築物1の梁6に設けられた吊金具30に案内される。
したがって、落下防止構造10の設置を行うに際して、第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22を容易に張設することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上記実施の形態では、第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22が一対で設けられることを説明したが、天井5の広狭に応じて、複数の第1ワイヤ21及び第2ワイヤを設けることができる。
1 建築物
2 屋根材
3 室内空間
4 天井裏空間
5 天井
5c 通過孔
7 天井構造物
8 梁(構造体)
10 落下防止構造
20 落下防止材
21 第1ワイヤ
22 第2ワイヤ
23 第3ワイヤ
30 吊金具
40 案内部材
d1 離間距離
d2 離間距離
x 第1方向
y 第2方向

Claims (4)

  1. 建築物の室内空間と該建築物の天井裏空間とを区画する天井の下方に配置されて該天井の一部または全部が落下する際に該天井の一部または全部を受け止める落下防止材を有する天井の落下防止構造において、
    前記落下防止材は、
    前記天井裏空間側において起点となる前記建築物の構造体側から前記天井を通過して前記室内空間側において前記天井に沿って第1方向に延在するとともに、前記室内空間側から前記天井を通過して前記天井裏空間側において終点となる前記構造体側に亘って張設される第1ワイヤと、
    該第1ワイヤとの間で予め設定された離間距離を有して前記第1ワイヤと平行しつつ、前記天井裏空間側において起点となる前記建築物の前記構造体側から前記天井を通過して前記室内空間側において前記天井に沿って前記第1方向に延在するとともに、前記室内空間側から前記天井を通過して前記天井裏空間側において終点となる前記構造体側に亘って張設される第2ワイヤと、
    該第2ワイヤ及び前記第1ワイヤと交差する第2方向に延在して前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの間に張設される第3ワイヤと、
    を備えることを特徴とする天井の落下防止構造。
  2. 前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの前記離間距離が、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの間に前記天井の前記室内空間側に設けられる天井構造物を介在させることが可能な距離に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の天井の落下防止構造。
  3. 複数の前記第3ワイヤが予め設定された離間距離を互いに有して前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとの間に張設され、
    該各第3ワイヤの離間距離が、該各第3ワイヤの間に前記天井の前記室内空間側に設けられる前記天井構造物を介在させることが可能な距離に設定されたことを特徴とする請求項2に記載の天井の落下防止構造。
  4. 前記天井には、前記第1ワイヤ及び第2ワイヤが通過する複数の通過孔が形成され、
    該各通過孔のうちの一方の通過孔に前記天井裏空間側から前記第1ワイヤ及び第2ワイヤを案内するとともに、前記室内空間側から前記各通過孔のうちの他方の通過孔を通過した前記第1ワイヤ及び第2ワイヤを前記構造体側に案内する案内部材が前記天井に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の天井の落下防止構造。
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