JP3178098U - ダクト支持バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】ダクトに損傷を与えず、施工者に怪我を負わせることなく、数年ごとに通常行われる点検時までは支持を継続できるように、十分な強度を保持することができるダクト支持バンドを提供する。
【解決手段】ダクト支持バンド1は、可撓性のある薄手の金属帯3に樹脂材4を覆って形成する。金属帯3は、アルミニウム製の板状材を使用しており、その厚みは約0.3mmである。ダクト支持バンド1の幅が38mmであるのに対し、金属帯3の幅は25mmである。そのため、金属帯3の幅は、ダクト支持バンド1の幅の約3分の2程度であり、ダクト支持バンド1の全体の幅より短い。金属帯3はダクト支持バンド1の中央部分に配置されており、樹脂材4は金属帯3の全体を覆っている。金属帯3の幅がダクト支持バンド1の幅よりも狭いため、ダクト支持バンド1の幅方向両側部分は樹脂材4のみから形成されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、主に空調のダクトや冷媒管を抱持して支持するための支持バンドに関する。
従来、金属製の吊り金物として、ダクト等の配管を抱持する吊りバンドがあった。これは配管を抱え持つ強度に優れているが、金属材によるもののために製造コストがかかるだけでなく、ダクトに損傷を与えたり、施工者に怪我を負わせることが懸念されていた。
(例えば特許文献1参照)
また、懸吊物に損傷を与えずに安全且つ安価な作業を行うため、合成樹脂製の配管用吊りバンドがあった。これは、ダクトに損傷を与えたり、施工者に怪我を負わせることはなく、しかも安価である。しかし、吊りバンドは、内部に冷風等を通すことで微細振動が生じ、かつ、この振動が長期間続くダクトを支持するものであるから、使用態様によっては吊りバンドに損傷や亀裂を生じる可能性があった。
(例えば特許文献2参照)。
例えば図5に示すような取付方法によってダクトを支持するのであれば、合成樹脂製の吊りバンドに損傷や亀裂が生じる可能性は極めて少ないが、実際の作業現場では例えば図6に示すような取り付け方をすることが少なからず存在した。
図6に示す取付方法は、吊りバンド51をダクト52に掛け渡し、その吊りバンド51の一方の端部にある開口部(図示しない)を直接天井に吊設される吊りボルト54に固定し、ダクト52を支持する方法である。また、吊りバンド51のもう一方の端部と吊りバンド51の長手方向中央部分を重ね合わせて、図示しない開口部にボルト53を通して、座金を介さずに固定していた。このように座金を介さないで直接固定した場合には、ボルト53を通した開口部にダクト51の微細振動による力が集中し、この部分から吊りバンド52に亀裂や損傷が生じる可能性があった。
特開2007−192345号公報 特開2006−125504号公報
そこで、ダクトを支持するためのバンドであって、ダクトに損傷を与えず、施工者に怪我を負わせないものであり、なおかつ、取り付けが仮に不十分であっても、数年ごとに通常行われる点検時までは支持を継続できるように、十分な強度を保持することができるダクト支持バンドが求められてきた。
本考案に係るダクト支持バンドは、ダクトや冷媒管を抱持して支持するための帯状のダクト支持バンドであって、当該バンドは可撓性のある金属帯の周囲を樹脂材で被覆したものであって、当該樹脂材と金属帯とが積層された部分を開口した開口部を備えたことを特徴とする。
また、開口部は、バンドの長手方向に複数、開口したことが好ましい。
また、金属帯の幅がダクト支持バンドの幅よりも狭いことが好ましい。
請求項1に記載の考案により、従来、亀裂や損傷を受ける開口部が樹脂材と金属帯とからなる多層的な構造となり、当該部分の強度を上げることができる。これにより、万が一不十分な取付方法により施工された場合でも、亀裂や損傷を抑えることが可能になる。また、可撓性のある金属帯を樹脂材が覆っているため、金属帯によりダクトに損傷を与えたり、施工者に怪我を負わせるといったこともない。
請求項2に記載の考案により、開口部がバンドの長手方向に複数形成されていることにより、施工者が適宜長さでダクト支持バンドを切断し、適宜位置の開口部を用いて使用することができる。
請求項3に記載の考案により、金属帯の幅がダクト支持バンド全体の幅よりも狭いため、金属帯の両端は樹脂材により常に覆われた状態であって、ダクトの損傷や施工者に怪我を負わせる危険はない。また、ダクト支持バンドはダクトを抱持するときに円形に曲げたりするが、金属帯の幅が短いことで湾曲し易くする効果もある。
本考案のダクト支持バンドの一例を示す正面図である。 (a)は図1のA−A線拡大断面図であり、(b)はB−B線拡大断面図である。 本考案のダクト支持バンドの第二実施例を示す正面図である。 本考案のダクト支持バンドの第三実施例を示す正面図である。 本考案のダクト支持バンドの取付状態の一例を示す斜視図である。 従来から行われていた誤った吊りバンドの取付状態の一例を示す正面図である。
本考案のダクト支持バンドの一例を図面に沿って説明する。
図1は、ダクト支持バンド1の正面図である。ダクト支持バンド1は、長手方向に所定長さ、所定の幅をもつ帯状のものである。本実施例におけるダクト支持バンド1の幅は38mmであり、厚みは1mmである。また、その長手方向の長さは20mである。使用者は、ダクトを支持する場合に、適宜、必要な長さに切断して使用する。
図1に示す本実施例のダクト支持バンド1は、その幅方向の中央部分に、表面から裏面にかけて開口部2、2がバンドの長手方向において複数開口されている。図1に示す開口部2、2は長孔形状であり、所定の間隔で配置されている。
開口部2、2の形状は、図1に示す長孔形状に限定されない。図3に示すように、比較的大きな真円形の開口部2a、2aと、比較的小さな真円形の開口部2b、2bとを交互に形成した場合を含むほか、その他の形状としても良い。
また、図1に示す開口部2、2は、ダクト支持バンド1の長手方向に一列のみ形成してあるが、必ずしもこれにのみ限定されない。図4に示すように、長孔形状の開口部2c、2cが、ダクト支持バンド1の長手方向に三列となって、複数形成されていてもよい。
図2(a)、(b)に示すように、ダクト支持バンド1は、可撓性のある薄手の金属帯3に樹脂材4を覆って形成したものである。本実施例の金属帯3は、アルミニウム製の板状材を使用しており、その厚みは約0.3mmである。
ダクト支持バンド1の幅が38mmであるのに対し、金属帯3の幅は25mmである。そのため、金属帯3の幅は、ダクト支持バンド1の幅の約3分の2程度であり、ダクト支持バンド1の全体の幅より短い。金属帯3はダクト支持バンド1の中央部分に配置されており、樹脂材4は金属帯3の全体を覆っている。金属帯3の幅がダクト支持バンド1の幅よりも狭いため、ダクト支持バンド1の幅方向両側部分は樹脂材4のみから形成されている。
金属帯3は、本実施例ではアルミニウム製であるが、この場合のみに限られず、ガラスクロス材、金属メッシュ材等のその他の材質や、金属板や、金属箔であっても良い。後述のようにダクト支持バンド1は、ダクトを抱持するものであるため、金属帯は可撓性があり、樹脂製バンドの強度を上げるものであれば良い。
ダクト支持バンド1は、金属帯3に樹脂材4を覆って形成されている。ここでは、樹脂材4としてポリエチレン樹脂を用いているが、ポリプロピレン樹脂やその他の可撓性を有する樹脂材でも良い。
図2(b)に示すように、開口部2、2は、ダクト支持バンド1のうち金属帯3を樹脂材4が覆い、当該樹脂材4と金属帯3とが積層された部分を開口して形成されている。これは、使用時にダクト支持バンド1がダクト10を抱持し、開口部2、2にボルト11を通すことで係止することができるが、このボルト11を通した開口部2、2にダクト10の振動や重量が集中し、破断が生じやすくなるため、この開口部2、2の強度を維持する必要があるためである。
ダクト支持バンド1の表面及び裏面は、その幅方向両側付近で長手方向に連続して突出する凸部5、5が形成されている。この凸部5、5は、金属帯3の幅方向両側に相当する位置に形成されている。この凸部5、5が形成されていることにより、当該部分のダクト支持バンド1の強度を上げることができる。また、万が一、開口部2、2で亀裂が生じ、その亀裂がダクト支持バンド1の幅方向に伝わることがあっても、当該凸部5、5により完全に破断することを防止することができる。また、ダクト10を支持した状態で、施工者が定期点検等をすることがあるが、万が一亀裂が生じていたとしても、凸部5、5への目視で亀裂が金属帯3を超えているか否かを判別することが可能になる。
なお、図4に示す第三実施例のように、凸部5、5を形成しないものであっても良く、凸部5、5をダクト支持バンド1の表面のみ、または、裏面のみの一表面のみに形成するものであっても良い。
ダクト支持バンド1の使用方法について説明する。
図5に示すように、ダクト10の径の長さに合わせてダクト支持バンド1を適宜長さに切り取り、切り取ったダクト支持バンド1の中央部分でダクト10に掛け渡して抱持する。そして、ダクト支持バンド1の長手方向両端を重ね合わせ、吊り金具21を挟み込む。
ダクト支持バンド1と吊り金具21とを固定する。これは、ダクト支持バンド1の開口部2、2にボルト11を通すことにより固定する。吊り金具21はダクト支持バンド1の長手方向両端を重ね合わせるに当って、ダクト支持バンド1の両端間に挟み込んだ位置に、図示しないが開口孔が形成されており、この開口孔にもボルト11を通すことにより固定することができる。
ボルト11の固定は、座金13を介して、ナット12を締め付けることにより固定する。なお、ボルト11以外の固定手段を用いることを妨げるものではない。
吊り金具21はその一方の端部でダクト支持バンド1と固定され、図示しないがもう一方の端部にも開口孔が形成され、この開口孔に天井から吊設した長ネジからなる吊りボルト22を通して固定する。これにより、ダクト10をダクト支持バンド1で固定支持することができる。
1…ダクト支持バンド
2、2a、2b、2c…開口部
3…金属帯
4…樹脂材
5…凸部
10…ダクト
11…ボルト
12…ナット
13…座金
21…吊り金具
22…吊りボルト

Claims (3)

  1. ダクトや冷媒管を抱持して支持するための帯状のダクト支持バンドであって、
    当該バンドは可撓性のある金属帯の周囲を樹脂材で被覆したものであって、
    当該樹脂材と金属帯とが積層された部分を開口した開口部を備えたことを特徴とするダクト支持バンド。
  2. 開口部は、バンドの長手方向に複数、開口したことを特徴とする請求項1に記載のダクト支持バンド。
  3. 金属帯の幅がダクト支持バンドの幅よりも狭いことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のダクト支持バンド。
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