JP2018075945A - バッテリ冷却機構及び移動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの冷却を行うバッテリ冷却機構及び移動車両において、空気調和装置と別にヒートポンプ機構を設置することなく、かつ、バッテリと車室内を直接連通させることなくバッテリを冷却可能とする。
【解決手段】空気調和装置が搭載された移動車両のバッテリを冷却するバッテリ冷却機構であって、空気調和装置で生成された調和空気と冷媒との熱交換を行うことで冷媒を冷却する熱交換器と、バッテリと熱交換器との間で冷媒を循環させる循環部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ冷却機構及び移動車両に関するものである。
近年、リチウムイオン電池等のバッテリを搭載した自動車が広く用いられており、バッテリを搭載して架線がない区間を走行する鉄道等も提案されている。このような大型のバッテリを搭載した移動車両では、放充電によるバッテリの昇温を抑えるために、バッテリを冷却するためのバッテリ冷却機構を搭載する必要がある。通常、使用時のリチウムイオン電池等のバッテリの温度は、数十℃程度であり、外気温よりも低い場合もある。このため、バッテリを冷却するためには、外気温との熱交換では不十分となる場合があり、バッテリの温度よりも十分に低い冷媒を用いる必要がある。
例えば、特許文献1には、車室内の温度調整等のために一般的に移動車両に搭載される空気調和装置で生成された調和空気により、発熱体(特許文献1においては)を冷却する冷却機構が開示されている。
特開2012−126175号公報
上述のような特許文献1をバッテリが搭載された移動車両に設置し、バッテリ冷却機構として用いることにより、バッテリの冷却を行うことが考えられる。しかしながら、特許文献1の構造をそのままバッテリ冷却機構として採用すると、発熱体であるバッテリと車室内とが調和空気の流路によって連通されることになる。このため、万が一、バッテリの一部にて液漏れ等が生じた場合に、電解液が発する臭い等が車室内に流れ込み、乗員に不安感を与える恐れがある。
このような問題を解消するためには、低温の冷媒を生成できるバッテリ冷却機構を空気調和装置と別に搭載することが考えられる。しかしながら、このようなバッテリ冷却機構を別体で設ける場合には、移動車両に対して、2つのヒートポンプ機構を設置する必要がある。このため、移動車両の大型化を招く。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、バッテリの冷却を行うバッテリ冷却機構及び移動車両において、空気調和装置と別にヒートポンプ機構を設置することなく、かつ、バッテリと車室内を直接連通させることなくバッテリを冷却可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、空気調和装置が搭載された移動車両のバッテリを冷却するバッテリ冷却機構であって、上記空気調和装置で生成された調和空気と冷媒との熱交換を行うことで上記冷媒を冷却する熱交換器と、上記バッテリと上記熱交換器との間で上記冷媒を循環させる循環部とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記熱交換器が、上記空気調和装置の上記調和空気の吹出口に対向して配置されているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記熱交換器が、上記移動車両の天井部に配置されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記調和空気の流れ方向における熱交換器よりも下流側で上記熱交換器に対向配置されると共に、上記熱交換器を通過した上記調和空気の供給先を上記移動車両の車室と上記空気調和装置とに切り替え可能とする切替装置を備えるという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記冷媒が、水または空気であるという構成を採用する。
第6の発明は、車室に調和空気を供給可能な空気調和装置と、バッテリと、上記バッテリを冷却するバッテリ冷却機構とを備える移動車両であって、上記バッテリ冷却機構として、上記第1〜第5いずれかの発明であるバッテリ冷却機構を備えるという構成を採用する。
本発明によれば、バッテリの冷却を行うバッテリ冷却機構及び移動車両において、空気調和装置と別にヒートポンプ機構を設置することなく、かつ、バッテリと車室内を直接連通させることなくバッテリを冷却することができる。
本発明の第1実施形態における鉄道車両の概略構成を模式的に示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態における鉄道車両が備えるバッテリ冷却機構の一部を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態における鉄道車両の概略構成を模式的に示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態における鉄道車両の変形例の概略構成を模式的に示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るバッテリ冷却機構及び移動車両の一実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明では、本発明の移動車両を鉄道車両に適用した例について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態における鉄道車両1の概略構成を模式的に示す側面図である。また、図2は、図1のA−A断面図である。これらの図に示すように、車体2と、台車3と、バッテリモジュール4(バッテリ)と、空気調和装置5と、バッテリ冷却機構6とを備えている。なお、図1及び図2には図示していないが、鉄道車両1は、台車3の車輪を回転駆動するためのモータや、車輪を停止するためのブレーキ等を備えている。
車体2は、構体2a、床部2b、椅子2c、天井部2d、隔壁2e及びフィルタ2f等を備えている。構体2aは、周知のように、車体2の重量を支える台枠2a1、壁部を形成する側構体2a2、側構体2a2に支持される屋根構体2a3、及び、前後面を形成する妻構体2a4等を有している。床部2bは、車体2の底部を形成しており、台枠2a1によって支持されている。椅子2cは、床部2b上に設置されている。天井部2dは、屋根構体2a3と一定の隙間を空けた状態で屋根構体2a3の下方に吊下げ支持されている。なお、床部2bと天井部2dとの間の空間が鉄道の乗客が車室Rとされている。また、天井部2dには、後述する供給流路10に接続する開口部である供給開口2d1と、後述する返送流路11に接続する開口部である返送開口2d2とが形成されている。
隔壁2eは、屋根構体2a3と天井部2dと間に設けられており、屋根構体2a3と天井部2dと間の空間を、空気調和装置5から吐出された調和空気Xを車室Rに案内する供給流路10と、車室Rから空気調和装置5に調和空気Xを案内する返送流路11とに区画している。供給流路10は、空気調和装置5で生成された調和空気Xを案内して、天井部2dに形成された供給開口2d1を介して、調和空気Xを車室Rに案内する。返送流路11は、天井部2dに形成された返送開口2d2を介して車室Rから取り込まれた調和空気Xを空気調和装置5まで案内する。
フィルタ2fは、天井部2dの返送開口2d2を塞ぐように天井部2dに対して取り付けられている。このフィルタ2fは、車室Rから返送流路11に流れ込む調和空気Xに含まれる粉じん等を補足し、空気調和装置5に供給される調和空気Xから異物を除去する。
台車3は、車体2の台枠2a1に固定されており、車体2を前後方向に移動可能に支持する。この台車3は、車体2の前後方向に離間して2つ設けられている。バッテリモジュール4は、台車3の車輪を回転駆動するための電力を蓄えるものである。このようなバッテリモジュール4は、複数の電池セルや、これらの電池セルを収容するケーシング等を備えている。本実施形態において、バッテリモジュール4は、車体2の屋根構体2a3上に配置されており、車体2の前後方向に離間して2つ設けられている。これらのバッテリモジュール4は、例えば、台車3の車輪を回転駆動するモータと電気的に接続され、モータへの電力供給のための放電とモータからの回生電力の回収のための充電とを繰り返すと共に、充放電の際に発熱する。
空気調和装置5は、温度や湿度を調整した調和空気Xを車室Rに供給可能とするために鉄道車両1に搭載されている。この空気調和装置5は、不図示のコンプレッサ、蒸発器、凝縮器、膨張弁等を備え、代替フロン等の冷媒を圧縮膨張させることにより、車室Rの熱を車外に放出するヒートポンプ機構を有する。この他、空気調和装置5は、調和空気Xを送風するための送風ファンや、送風ファンやコンプレッサ等を収容するケーシング等を備えている。このような空気調和装置5は、本実施形態において、車体2の屋根構体2a3上に配置されており、車体2の前後方向に離間して2つ設けられている。
また、これらの空気調和装置5は、調和空気Xを車室Rに供給すると共に、車室Rにて温度や湿度が変化した調和空気Xを回収し、再び、調和空気Xを設定された温度及び湿度に調整してから車室Rに戻す。本実施形態においては、空気調和装置5の下面に調和空気Xを排出するための吹出口が設けられており、空気調和装置5の側面に調和空気Xを回収する取込口が設けられている。空気調和装置5の吹出口は、車体2の上部に形成された供給流路10に接続されている。また、空気調和装置5の取込口は、車体2の上部に形成された返送流路11に接続されている。
バッテリ冷却機構6は、放熱用熱交換器6a(熱交換器)と、冷却用熱交換器6bと、循環ポンプ6c(循環部)と、温度センサ6dと、制御部6eとを備えている。放熱用熱交換器6aは、天井部2dに設けられており、空気調和装置5の下方に配置されることで空気調和装置5の調和空気Xの吹出口に対向配置されている。この放熱用熱交換器6aは、放熱用熱交換器6aの内部を流れるバッテリ冷却機構6の冷媒と、空気調和装置5から吐出された調和空気Xとを熱交換することによって、冷媒の冷却すなわち冷媒からの熱の放出を行うものである。この放熱用熱交換器6aは、上下方向に気体を通過可能に伝熱管が蛇行された形状とされており、上方から供給された調和空気Xを下方に通過可能としている。
冷却用熱交換器6bは、バッテリモジュール4の冷却を行うための熱交換器であり、例えばバッテリモジュール4のケーシングの内部に配設されている。この冷却用熱交換器6bは、放熱用熱交換器6aで冷却された冷媒によってバッテリモジュール4で発生した熱を吸収させることによって、バッテリモジュール4の冷却を行う。
循環ポンプ6cは、放熱用熱交換器6aと冷却用熱交換器6bとの間に配設されており、放熱用熱交換器6aと冷却用熱交換器6b(すなわちバッテリモジュール4)と間で冷媒を循環させる。このような循環ポンプ6cは、制御部6eの制御の下に駆動される。温度センサ6dは、バッテリモジュール4に取り付けられており、バッテリモジュール4の温度を示す計測信号を出力する。制御部6eは、図3のブロック図に示すように、循環ポンプ6cと温度センサ6dとに電気的に接続されている。このような制御部6eは、温度センサ6dから入力される計測信号に基づいて循環ポンプ6cを駆動する。つまり、制御部6eは、温度センサ6dから入力される計測信号が示す温度がバッテリモジュール4の冷却を要する温度である場合には、循環ポンプ6cを駆動する。
このようなバッテリ冷却機構6は、バッテリモジュール4ごとに設けられている。つまり、本実施形態においては、バッテリ冷却機構6は、2つ設けられている。各々のバッテリ冷却機構6は、バッテリモジュール4の熱をバッテリモジュール4よりも低温の調和空気Xに伝達するものであることから、冷媒を膨張や圧縮等するヒートポンプとしての機能を必要としない。このため、冷媒としては、容易に入手可能でかつ管理が容易な水を用いることができる。
このような構成の本実施形態の鉄道車両1では、空気調和装置5が稼働すると、空気調和装置5で生成された調和空気Xが空気調和装置5の下面の吹出口から供給流路10に吐出される。供給流路10に吐出された調和空気Xは、天井部2dに設けられた供給開口2d1から車室Rに供給される。これによって、車室Rの温度及び湿度が最適に調整される。車室Rの調和空気Xは、天井部2dに設けられた返送開口2d2を通過し、フィルタ2fによって異物が除去された後に、返送流路11に流れ込む。返送流路11の調和空気Xは、空気調和装置5の側面に設けられた取込口から空気調和装置5に取り込まれ、再び温度及び湿度が調整される。
一方で、バッテリ冷却機構6においては、温度センサ6dで計測されたバッテリモジュール4の温度が冷却を要する温度である場合に、制御部6eによって循環ポンプ6cが駆動される。循環ポンプ6cが駆動されると、放熱用熱交換器6aと冷却用熱交換器6bとの間で冷媒が循環される。ここで、放熱用熱交換器6aにおいて空気調和装置5から吐出された調和空気Xとバッテリ冷却機構6の冷媒とが熱交換され、冷媒が冷却される。このように冷却された冷媒は、冷却用熱交換器6bに供給され、バッテリモジュール4の熱を吸収することでバッテリモジュール4を冷却する。
以上のような本実施形態の鉄道車両1及びバッテリ冷却機構6によれば、放熱用熱交換器6aにて調和空気Xの冷温にて冷媒を冷却し、この冷媒を循環ポンプ6cにてバッテリモジュール4に送ることによってバッテリモジュール4を冷却する。このため、単に調和空気Xよりも高温のバッテリモジュール4の熱を調和空気Xに伝えるだけで済み、低温部から高温部に熱を移動させるヒートポンプ機構を設置することなくバッテリモジュール4の冷却を行うことができる。さらに、放熱用熱交換器6aによって調和空気Xと冷媒との熱交換を行うことによりバッテリモジュール4の熱を調和空気Xに伝達していることから、バッテリモジュール4と車室Rとを流路で連通する必要はない。したがって、本実施形態の鉄道車両1及びバッテリ冷却機構6によれば、空気調和装置5と別にヒートポンプ機構を設置することなく、かつ、バッテリモジュール4と車室R内を直接連通させることなくバッテリモジュール4を冷却することができる。
また、本実施形態の鉄道車両1及びバッテリ冷却機構6においては、放熱用熱交換器6aは、空気調和装置5の調和空気Xの吹出口に対向して配置されている。このため、調和空気Xの温度が最も低くかつ流速が最も速い領域で、調和空気Xと冷媒との熱交換を行うことができる。したがって、本実施形態の鉄道車両1及びバッテリ冷却機構6によれば、効率的にバッテリモジュール4の冷却を行うことができる。
また、本実施形態の鉄道車両1及びバッテリ冷却機構6においては、放熱用熱交換器6aが車体2の天井部2dに設けられている。このため、放熱用熱交換器6aを設置することによる車室Rの空間減少を車室Rの上部空間に限ることができる。このため、鉄道車両1の構体2aの設計変更や収容可能人数の減少を招くことなく、バッテリ冷却機構6を設置することができる。
また、本実施形態の鉄道車両1及びバッテリ冷却機構6においては、バッテリ冷却機構6の冷媒として水を用いることができる。このため、空気調和装置5のように代替フロンのような冷媒を用いる必要がなく、安価でかつ管理が容易なバッテリ冷却機構6とすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図4を参照して説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4は、本実施形態の鉄道車両1A(移動車両)の概略構成を模式的に示す縦断面図である。この図に示すように、本実施形態の鉄道車両1Aでは、バッテリ冷却機構6が切替装置6fをさらに備えている。
切替装置6fは、車体2の天井部2dの下面に固定され、天井部2dに設けられた供給開口2d1を下方から覆うように配置されている。つまり、切替装置6fは、図4に示すように、調和空気Xの流れ方向における放熱用熱交換器6aよりも下流側で放熱用熱交換器6aに対向配置されている。この切替装置6fは、供給開口2d1を通過する調和空気Xの送り先を設定するための装置であり、内部に不図示のダンパ機構等を備えている。本実施形態において切替装置6fは、放熱用熱交換器6aを通過した調和空気Xの供給先を、車室Rと、空気調和装置5とに切り替え可能とされている。
このような切替装置6fは、車室Rを調和空気Xの供給先とする場合には、上方から供給される調和空気Xをそのまま下方に向けて通過させる。これによって調和空気Xは、車室Rに供給される。一方、切替装置6fは、空気調和装置5を供給先とする場合には、車室Rをバイパスし(つまり、車室Rに調和空気Xを供給することなく)、調和空気Xを返送流路11に供給する。これによって調和空気Xは、車室Rに供給されることなく空気調和装置5に返送される。
このような構成を採用する本実施形態の鉄道車両1Aによれば、調和空気Xを車室Rに供給することなく空気調和装置5に戻すことができる。このため、バッテリ冷却機構6を稼働させる場合であって、調和空気Xを車室Rに供給しないようにすることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、バッテリモジュール4を車体2の屋根構体2a3に設置する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、バッテリモジュール4が車体2の台枠2a1に設置する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、1つのバッテリモジュール4に対して1つのバッテリ冷却機構6を設置する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のバッテリモジュール4に対して1つのバッテリ冷却機構6を設置する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、バッテリ冷却機構6の冷媒として水が好適であることについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、安価かつ管理が容易な冷媒として空気を用いることも可能である。このような場合には、例えば冷却用熱交換器6bを削除し、冷媒をバッテリモジュール4のケーシングの内部に直接供給及び回収する構成とし、ファン(循環部)等によって冷媒を循環させる構成を採用することも可能である。バッテリ冷却機構6の冷媒は、バッテリモジュール4よりも低い温度を実現できれば、任意の液体又は気体とすることができる。
また、上記実施形態においては、放熱用熱交換器6aを車体2の天井部2dに設け、空気調和装置5の吹出口に対向配置する構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。バッテリモジュール4の冷却効率の低下を許容できれば、放熱用熱交換器6aは調和空気Xの流れの途中のいずれの箇所にも設置することができる。
また、上記実施形態において、外気温がバッテリモジュール4の温度よりも低い場合に、補助的に外気を用いてバッテリモジュール4を冷却する機構を設置するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、本発明の移動車両を鉄道車両(鉄道車両1及び鉄道車両1A)に適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の移動車両を、自家用車、バス、トラック等に適用することも可能である。
1……鉄道車両
1A……鉄道車両
2……車体
2a……構体
2a1……台枠
2a2……側構体
2a3……屋根構体
2a4……妻構体
2b……床部
2c……椅子
2d……天井部
2d1……供給開口
2d2……返送開口
2e……隔壁
2f……フィルタ
3……台車
4……バッテリモジュール(バッテリ)
5……空気調和装置
6……バッテリ冷却機構
6a……放熱用熱交換器(熱交換器)
6b……冷却用熱交換器
6c……循環ポンプ(循環部)
6d……温度センサ
6e……制御部
6f……切替装置
10……供給流路
11……返送流路
R……車室
X……調和空気

Claims (6)

  1. 空気調和装置が搭載された移動車両のバッテリを冷却するバッテリ冷却機構であって、
    前記空気調和装置で生成された調和空気と冷媒との熱交換を行うことで前記冷媒を冷却する熱交換器と、
    前記バッテリと前記熱交換器との間で前記冷媒を循環させる循環部と
    を備えるバッテリ冷却機構。
  2. 前記熱交換器は、前記空気調和装置の前記調和空気の吹出口に対向して配置されていることを特徴とする請求項1記載のバッテリ冷却機構。
  3. 前記熱交換器は、前記移動車両の天井部に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載のバッテリ冷却機構。
  4. 前記調和空気の流れ方向における前記熱交換器よりも下流側で前記熱交換器に対向配置されると共に、前記熱交換器を通過した前記調和空気の供給先を前記移動車両の車室と前記空気調和装置とに切り替え可能とする切替装置を備えることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のバッテリ冷却機構。
  5. 前記冷媒は、水または空気であることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載のバッテリ冷却機構。
  6. 車室に調和空気を供給可能な空気調和装置と、バッテリと、前記バッテリを冷却するバッテリ冷却機構とを備える移動車両であって、
    前記バッテリ冷却機構として、請求項1〜5のいずれか一項に記載されたバッテリ冷却機構を備えることを特徴とする移動車両。
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