JP2018074017A - レーザ装置 - Google Patents

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Kazuya Inoue
和哉 井上
守 久光
Mamoru Hisamitsu
守 久光
一智 門倉
Kazutomo Kadokura
一智 門倉
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亮祐 西
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Abstract

【課題】部品点数を少なくしレーザ発振の効率を良くするレーザ装置。【解決手段】半導体レーザ11の励起光で励起されてレーザ光を放出するレーザ媒質12、互いに直交する第1軸と第2軸の一方の軸に曲率が形成され半導体レーザの所定の厚みのストライプから出射される楕円状のレーザビームのFAST軸と曲率が形成された一方の軸とを略平行に配置しFAST軸のレーザビームを一方の軸方向に集束又は拡散させるFAST軸シリンドリカルレンズ14、第1軸と第2軸の他方の軸に曲率が形成されレンズ14とレーザ媒質との間に配置され所定のストライプ幅から出射されるレーザビームのSLOW軸と曲率が形成された他方の軸とを略平行に配置しレーザ媒質の略中心点においてレンズ14から出射されるFAST軸のレーザビーム径と略同径となるようにSLOW軸のレーザビームを他方の軸方向に集束又は拡散させるSLOW軸シリンドリカルレンズ15を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ発振を行うレーザ装置に関し、特に半導体レーザ励起固体レーザの集光光学系に関する。
半導体レーザ励起固体レーザは、半導体レーザからの出力光を集光してレーザ媒質に照射し、レーザ媒質から誘導放出される光を光共振器内で発振させ出力ミラーを介して外部に出力する。
半導体レーザ励起固体レーザを効率よく発振させるためには、励起用半導体レーザの光軸と共振器の光軸とを高精度に一致させ、且つ励起光のビーム形状と、共振器内の固体レーザの基本モードの形状を一致させる必要がある。
しかし、励起用半導体レーザにおいて、レーザ光を発振する活性層のストライプ幅が、数百μm程度であるのに対して、ストライプの厚みが1μm程度である。このため、図8に示す球面レンズからなるコリメートレンズ131と収束レンズ132とで集光する光学系では、レーザ媒質内での励起光のビーム形状が楕円になってしまう。
このため、レーザの発振効率が低下し、焦点位置にレーザ媒質を配置した場合には、楕円形状の短軸方向では、ビーム径が小さくなりすぎる。その結果、励起光の出力が大きい場合には、レーザ媒質を損傷させることがあった。
励起光のビーム形状を真円に近づける方法としては、図9に示すような3つのレンズを用いて集光するレーザ装置が知られている。このレーザ装置は、ファイバレンズとロッドレンズとで半導体レーザのビームのFAST軸とSLOW軸を個別にコリメートさせ、フォーカスレンズで集光する。
特開平10−74997号公報
M2因子を用いたレーザダイオード端面励起高効率固体レーザの設計法
しかしながら、図9に示す構成では、3つのレンズが必要となり、部品点数が増加してしまう。
また、一般的な方法として、半導体レーザからの拡がり角が大きいFAST軸レンズは、半導体レーザに近接させる必要があるため、半導体レーザのエミッタ近傍に直付させることが多い。このため、FAST軸方向の出射方向が決まってしまい、FAST軸方向に微調整させることができず、レーザ発振の効率が悪かった。
本発明の課題は、部品点数を少なくでき、且つレーザ発振の効率を良くすることができるレーザ装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係るレーザ装置は、励起光を出力する励起光源と、光共振器内に配置され且つ前記励起光源からの励起光により励起されてレーザ光を放出するレーザ媒質と、互いに直交する第1軸と第2軸の一方の軸に曲率が形成され、前記励起光源の所定の厚みのストライプから出射される楕円状のレーザビームのFAST軸と曲率が形成された前記一方の軸とを略平行に配置し、FAST軸のレーザビームを前記一方の軸方向に集束又は拡散させるFAST軸シリンドリカルレンズと、前記第1軸と前記第2軸の他方の軸に曲率が形成され、前記FAST軸シリンドリカルレンズと前記レーザ媒質との間に配置され、前記励起光源の所定のストライプ幅から出射される楕円状のレーザビームのSLOW軸と曲率が形成された前記他方の軸とを略平行に配置し、前記レーザ媒質の略中心点において前記FAST軸シリンドリカルレンズから出射されるFAST軸のレーザビーム径と略同径となるように、SLOW軸のレーザビームを前記他方の軸方向に集束又は拡散させるSLOW軸シリンドリカルレンズとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、FAST軸シリンドリカルレンズとSLOW軸シリンドリカルレンズとを用いて、FAST軸のレーザビーム径とSLOW軸のレーザビーム径とを略同径としたので、レーザ媒質に入射されるレーザビームが真円となる。従って、部品点数を少なくでき、且つレーザ発振の効率を良くすることができる。
本発明の実施例1のレーザ装置の構成図である。 本発明の実施例1のレーザ装置の半導体レーザの構造及び半導体レーザから出射されるレーザビームを示す図である。 本発明の実施例1のレーザ装置のFAST軸シリンドリカルレンズとSLOW軸シリンドリカルレンズを示す図である。 厚み1μmのストライプから拡がり半角が480mradで出射されるレーザビームを焦点距離が0.61mmのFAST軸シリンドリカルレンズで集光する場合の半導体レーザからFAST軸シリンドリカルレンズまでの距離に対するFAST軸ビーム径を示す図である。 400μmのストライプ幅から拡がり半角が150mradで出射されるレーザビームを焦点距離が15mmのSLOW軸シリンドリカルレンズで集光する場合の半導体レーザからSLOW軸シリンドリカルレンズまでの距離に対するSLOW軸ビーム径を示す図である。 SLOW軸シリンドリカルレンズを用いてSLOW軸方向の光軸を調整する実施例2のレーザ装置の主要構成を示す図である。 SLOW軸シリンドリカルレンズを用いてFAST軸方向の光軸を調整する実施例2のレーザ装置の主要構成を示す図である。 2つの球面レンズで集光した従来のレーザ装置を示す図である。 3つのレンズで集光した従来のレーザ装置を示す図である。
以下、本発明のレーザ装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1のレーザ装置の構成図である。図1(a)は半導体レーザから出射されるレーザビームのFAST軸から見たレーザ装置の側面図である。図1(b)は半導体レーザから出射されるレーザビームのSLOW軸から見たレーザ装置の側面図である。
レーザ装置は、共振によりレーザ光を発振させる共振器1と、共振器1に励起光を出力する励起光学系2とから構成されている。
励起光学系2は、半導体レーザ11とFAST軸シリンドリカルレンズ14とSLOW軸シリンドリカルレンズ15とで構成されている。半導体レーザ11は、本発明の励起光源に対応し、共振器1内のレーザ媒質12を励起する。半導体レーザ11は、電流駆動によって注入された電子およびホールからなるキャリア注入によって励起され、注入された電子およびホールのキャリア対消滅の際に発生する誘導放出によって発生された励起光を出力する。
図2に、半導体レーザ11の構造及び半導体レーザ11から出射されるレーザビームを示す。半導体レーザ11は、レーザ結晶111上に、電子と正孔とが結合してレーザ光を出力する中心層からなる活性層112と、活性層112の上下に配置されたクラッド層113とを配置して構成される。
活性層112の発振領域114は、ストライプの幅がwで、厚みがhであり、レーザ光を発振する。ストライプ幅wは、数百μmであり、厚みhが1μm程度である。実施例1では、活性層112のストライプ幅が400μmであり、厚みhが1μmの半導体レーザ11を用いた。このため、活性層112で発生したレーザ光は、楕円状のレーザビームBMで出力される。
厚み1μmのストライプから所定の拡がり角で出射された楕円状のレーザビームの長軸がFAST軸である。400μmのストライプ幅から所定の拡がり角で出射される楕円状のレーザビームの短軸がSLOW軸である。
図3(a)にFAST軸シリンドリカルレンズ14の構成を示し、図3(b)にSLOW軸シリンドリカルレンズ15の構成を示す。シリンドリカルレンズ14,15は、互いに直交するX軸(第1軸に対応)とY軸(第2軸に対応)の一方の軸のみにレンズとして作用する曲率が形成され、他方の軸にはレンズとして作用する曲率は形成されていない。
FAST軸シリンドリカルレンズ14は、半導体レーザ11の近傍に配置され、厚み1μmのストライプから出射される楕円状のレーザビームのFAST軸と曲率が形成されたY軸とを略平行に配置して、FAST軸のレーザビームをY軸方向のみに集束又は拡散又はコリメートを行う。
SLOW軸シリンドリカルレンズ15は、FAST軸シリンドリカルレンズ14とレーザ媒質12との間に配置され、400μmのストライプ幅から出射される楕円状のレーザビームのSLOW軸と曲率が形成されたX軸とを略平行に配置して、レーザ媒質12の略中心点においてFAST軸シリンドリカルレンズ14から出射されるFAST軸のレーザビーム径Φ1と略同径となるように、SLOW軸のレーザビーム径Φ2をX軸方向のみに集束又は拡散又はコリメートを行う。
共振器1は、レーザ媒質12、出射ミラー13から構成される。レーザ媒質12は、レーザ発振の元となる物質であり、共振器1内に配置され且つ半導体レーザ11からの励起光により励起されて基本波のレーザ光を放出する。レーザ媒質12は、例えば、Nd−YVO4などのレーザ結晶であり、励起光の入射面は共振器ミラーの一方になるので、発振光を高反射するためのコーティングがなされている。
次に、FAST軸方向のビーム径の調整について説明する。一例として、FAST軸方向のビーム径を計算したものを示す。図4に、厚み1μmのストライプから拡がり半角が480mradで出射されるレーザビームを焦点距離が0.61mmのFAST軸シリンドリカルレンズ14で集光する場合の半導体レーザ11からFAST軸シリンドリカルレンズ14までの距離に対するFAST軸ビーム径を示す。
半導体レーザ11からFAST軸シリンドリカルレンズ14までの距離d1が、焦点距離(0.61mm)と一致するようにFAST軸シリンドリカルレンズ14を設置した場合(図6の実線)には、FAST軸方向のビーム径は約600μmにコリメートされる。即ち、FAST軸方向のビームは平行光となる。
また、半導体レーザ11に対してFAST軸シリンドリカルレンズ14を焦点距離よりも近づけて設置した場合(焦点距離−0.005mm)には、ビーム径は図6の点線で示すように発散する。また、半導体レーザ11に対してFAST軸シリンドリカルレンズ14を焦点距離よりも遠ざけて設置した場合(焦点距離+0.005mm)には、ビーム径は図6の一点鎖線で示すようにレンズの後方で焦点を持つ。
実施例1では、半導体レーザ11からFAST軸シリンドリカルレンズ14までの距離d1が焦点距離(0.61mm)と一致するようにFAST軸シリンドリカルレンズ14を設置したので、FAST軸方向のビーム径は、約600μmとなった。
次に、SLOW軸方向のビーム径の調整について説明する。SLOW軸方向のビーム径の調整は、SLOW軸シリンドリカルレンズ15の位置を光軸方向に移動することによって行う。
一例として、SLOW軸方向のビーム径を計算したものを示す。図5に、400μmのストライプ幅から拡がり半角が150mradで出射されるレーザビームを焦点距離が15mmのSLOW軸シリンドリカルレンズ15で集光する場合の半導体レーザ11からSLOW軸シリンドリカルレンズ15までの距離aに対するSLOW軸ビーム径を示す。
半導体レーザ11からSLOW軸シリンドリカルレンズ15までの距離aを変えることにより、ビームウェスト幅が変わる。この例の場合、式(1)に示すレンズの公式で近似することができる。
(1/a)+(1/b)=(1/f)…(1)
ここで、fはSLOW軸シリンドリカルレンズ15の焦点距離、aは半導体レーザ11からSLOW軸シリンドリカルレンズ15までの距離、bはSLOW軸シリンドリカルレンズ15からレーザ媒質12までの距離である。
式(1)にfとaを代入することにより、bを求めることができる。SLOW軸方向のビーム径は、ストライプ幅400μmのb/a倍となる。
図5では、SLOW軸シリンドリカルレンズ15の焦点距離fを15mmとし、半導体レーザ11からSLOW軸シリンドリカルレンズ15までの距離aを23mm(実線)、25mm(点線)、30mm(一点鎖線)、35mm(二点鎖線)と、変えたときのSLOW軸ビーム径を示した。実施例1では、半導体レーザ11から25mm(点線)離れた位置にSLOW軸シリンドリカルレンズ15を設置したので、焦点位置でのSLOW軸ビーム径が約600μmとなった。
このように、SLOW軸シリンドリカルレンズ15によるSLOW軸ビーム径は、SLOW軸シリンドリカルレンズ15の焦点距離fと、半導体レーザ11からSLOW軸シリンドリカルレンズ15までの距離aと、SLOW軸シリンドリカルレンズ15からレーザ媒質12までの距離bと、ストライプ幅wによって決定される。
これにより、FAST軸方向のビーム径は、約600μmとなり、SLOW軸ビーム径が約600μmとなり、レーザ媒質12に入射されるレーザビームは、略真円となる。従って、レーザ発振の効率を良くすることができる。また、2つのシリンドリカルレンズ14,15で済むので、部品点数を少なくできる。
また、FAST軸シリンドリカルレンズ14によるFAST軸ビーム径は、FAST軸シリンドリカルレンズ14の焦点距離fと、半導体レーザ11からFAST軸シリンドリカルレンズ14までの距離d1と、ストライプの厚みhと、レーザビームの拡がり角θと、半導体レーザ11の波長λとによって決定される。
また、FAST軸ビーム径は、FAST軸シリンドリカルレンズ14を半導体レーザ11に直付けした後、図示しない計測器により、ビーム径のプロファイル(半導体レーザ11との距離と、ビーム径との関係)を計測することにより求めることもできる。
求められたFAST軸ビーム径と略同径となるように、半導体レーザ11からSLOW軸シリンドリカルレンズ15までの距離aを調整することもできる。
また、YVO4を設置する場合において、計算や、実際の測定したビーム径と合致するように、SLOW軸シリンドリカルレンズ15の位置を調整すると良い。
次に、実施例1のレーザ装置の組み立て方法について説明する。まず、半導体レーザ11からの励起光がレーザ媒質12内で所定の寸法となるように、FAST軸シリンドリカルレンズ14を半導体レーザ11に取り付ける。
FAST軸は拡がり角が大きいため、FAST軸シリンドリカルレンズ14は半導体レーザ11のエミッタに近接させる必要がある。このため、接着剤を用いて半導体レーザ11にFAST軸シリンドリカルレンズ14を直付けして固定する。即ち、半導体レーザ11のエミッタに対して、FAST軸方向の出射方向が決まる。
実施例1では、焦点距離が0.61mmのFAST軸シリンドリカルレンズ14を用いて、FAST軸を約600μmの幅でほぼ平行となるように構成したので、半導体レーザ11から0.61mm離れた位置にFAST軸シリンドリカルレンズ14を設置している。
次に、FAST軸シリンドリカルレンズ14を取り付けた半導体レーザ11を、レーザ媒質12の所定の位置、例えば、レーザ媒質12の開口部の中心付近にレーザビームが入射されるように設置する。
次に、SLOW軸シリンドリカルレンズ15を、光軸方向に対しては、SLOW軸ビーム径が、レーザ媒質12内で所定の寸法となる位置に仮設置し、且つ、SLOW軸方向に対しては、レーザ媒質12の所定の位置、例えば、レーザ媒質12の開口部の中心付近に仮設置する。実施例1では、SLOW軸のビームウェスト径が約600μmとなる位置に設定した。
このように、FAST軸、SLOW軸で励起光のビーム径をそれぞれ600μmの光学系にすることができる。
次に、出射ミラー13の角度を調整し、最も高い出力が得られる位置に出射ミラー13を固定する。出射ミラー13は例えば、接着剤により固定する。その後、SLOW軸シリンドリカルレンズ15を固定する。
このように、実施例1のレーザ装置によれば、FAST軸シリンドリカルレンズ14とSLOW軸シリンドリカルレンズ15との2つのレンズのみで励起光の形状を真円に近く整形できるので、部品点数を少なくでき、且つレーザ発振の効率を良くすることができるレーザ装置を提供することができる。
実施例1では、出射ミラー13を接着剤により固定したが、接着剤の硬化収縮等により、光学部品が僅かに動いてしまう。出射ミラー13は角度が僅かに動くだけで、共振器1の光軸が大きく変わってしまう。このため、出射ミラー13を接着剤で固定する前よりも出力が低下する。
また、この時点で共振器1の光軸の位置が決まってしまうため、効率よくレーザを発振させるためには、励起光の光軸をずらすことで、励起光の光軸と共振器1の光軸とを一致させる必要がある。
そこで、実施例2のレーザ装置は、SLOW軸シリンドリカルレンズを光軸に対して傾けて設置することによりFAST軸方向のビームをシフトさせる。図6(a)に、SLOW軸シリンドリカルレンズ15の中心位置を励起光の光軸に一致させた状態を示す。図6(b)に示すように、SLOW軸シリンドリカルレンズ15をSLOW軸方向にずらすことで、SLOW軸方向の光軸を調整することができる。
さらに、図7(b)に示すように、SLOW軸シリンドリカルレンズ15を励起光の光軸に対して傾けて設置することにより、FAST軸方向のレーザビームBM1をシフトさせてFAST軸方向の光軸を調整することができる。これにより、FAST軸方向の光軸と共振器1の光軸とを一致させることができる。
なお、SLOW軸シリンドリカルレンズ15を固定する際にも、接着剤の硬化収縮等で僅かに動いてしまうが、SLOW軸シリンドリカルレンズ15は、出射ミラー13の調整ほどの精度は必要ではないため、効率良くレーザ発振を得ることができる。
このように、実施例2のレーザ装置によれば、真円に近く整形できるとともに、励起光の光軸と共振器1の基本モードの光軸を高精度で一致させることができるので、部品点数を少なくでき、且つレーザ発振の効率を良くすることができるレーザ装置を提供することができる。
本発明は、レーザ発振器に利用可能である。
1 共振器
2 励起光学系
11 半導体レーザ
12 レーザ媒質
13 出射ミラー
14 FAST軸シリンドリカルレンズ
15 SLOW軸シリンドリカルレンズ
111 レーザ結晶
112 活性層
113 クラッド層
131 コリメートレンズ
132 収束レンズ

Claims (5)

  1. 励起光を出力する励起光源と、
    光共振器内に配置され且つ前記励起光源からの励起光により励起されてレーザ光を放出するレーザ媒質と、
    互いに直交する第1軸と第2軸の一方の軸に曲率が形成され、前記励起光源の所定の厚みのストライプから出射される楕円状のレーザビームのFAST軸と曲率が形成された前記一方の軸とを略平行に配置し、FAST軸のレーザビームを前記一方の軸方向に集束又は拡散させるFAST軸シリンドリカルレンズと、
    前記第1軸と前記第2軸の他方の軸に曲率が形成され、前記FAST軸シリンドリカルレンズと前記レーザ媒質との間に配置され、前記励起光源の所定のストライプ幅から出射される楕円状のレーザビームのSLOW軸と曲率が形成された前記他方の軸とを略平行に配置し、前記レーザ媒質の略中心点において前記FAST軸シリンドリカルレンズから出射されるFAST軸のレーザビーム径と略同径となるように、SLOW軸のレーザビームを前記他方の軸方向に集束又は拡散させるSLOW軸シリンドリカルレンズと、
    を備えることを特徴とするレーザ装置。
  2. 前記SLOW軸のレーザビーム径は、前記SLOW軸シリンドリカルレンズの焦点距離と前記ストライプ幅と前記励起光源から前記SLOW軸シリンドリカルレンズまでの距離と前記SLOW軸シリンドリカルレンズから前記レーザ媒質までの距離とによって決定され、
    前記SLOW軸のレーザビーム径が前記FAST軸シリンドリカルレンズから出射されるFAST軸のレーザビーム径と略同径となるように、前記励起光源から前記SLOW軸シリンドリカルレンズまでの距離が調整されることを特徴とする請求項1記載のレーザ装置。
  3. 前記励起光源から前記FAST軸シリンドリカルレンズまでの距離は、前記FAST軸シリンドリカルレンズの焦点距離と等しく設定されることを特徴とする請求項2記載のレーザ装置。
  4. 前記FAST軸のレーザビーム径は、前記FAST軸シリンドリカルレンズの焦点距離と、前記励起光源から前記FAST軸シリンドリカルレンズまでの距離と、前記ストライプの厚みと、前記レーザビームの拡がり角と、前記励起光源の波長とによって決定されることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のレーザ装置。
  5. 前記SLOW軸シリンドリカルレンズは、前記励起光源の光軸に対して傾けて設置され、FAST軸方向のレーザビームをシフトさせることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のレーザ装置。
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