JP2013247364A - 単一エミッタのエテンデュのアスペクト比スケーラ - Google Patents

単一エミッタのエテンデュのアスペクト比スケーラ Download PDF

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Abstract

【課題】対称光学系とより適合し、かつ光ファイバとの効率的な使用にさらに適するように、固体レーザダイオードの光出力を再配置する。
【解決手段】固体レーザ12を付勢して、第1のエテンデュアスペクト比R1を有する入力レーザ光ビーム24を光軸OA沿いに放射する。ビーム24の速軸FA方向に対する光学的不変量は、速軸に直交する遅軸SA方向の光学的不変量の半分未満である。シリンドリカルレンズ15および14に通してコリメートされたビーム24が、エッジ73を備えている二分用反射表面72へと導かれ、この反射表面72が逸れていないビーム経路42と逸れたビーム経路44とに分割する。折返し反射表面76が、逸れたビーム経路44を反射表面72の方に方向転換させ、方向転換された逸れたビーム経路が、逸れていないビーム経路と光学的に平行でありかつ速軸方向に関して変位されたものとなって、R1に等しくない第2のエテンデュアスペクト比R2を有する出力ビーム30を形成する。
【選択図】図3

Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2012年5月25日に出願された米国特許出願第13/480883号の優先権の利益を主張するものである。
本発明は、Josh Cobbの名で2011年5月31日に出願された「励起レーザアレイにおいて光源を結合させる方法および装置(METHOD AND APPARATUS FOR COMBINING LIGHT SOURCES IN A PUMP LASER ARRAY)」と題する同一出願人による米国特許出願第13/118939号、およびJosh Cobbの名で2012年2月21日に出願された「レーザアレイ光源を結合させる方法および装置(METHOD AND APPARATUS FOR COMBINING LASER ARRAY LIGHT SOURCES)」と題する同一出願人による米国特許出願第13/401196号に関連する。
従来の大規模な金属酸化物製造プロセスは、典型的には3つの段階、すなわち、前駆体化合物の水溶液析出と、化学反応を促進しかつ結晶度を高めるための焼成と、これに続く最終的な粒子サイズの調節とに分けることができる。より詳細には、水溶液析出は、反応物の分散、反応物の送出、粒子の析出、分離、洗浄、乾燥、および他の金属イオンとの随意的な含浸といった、初期ステップを含み、焼成は400〜1000℃に数時間の間加熱するものであり、さらに最終的な粒子サイズを調節するために、グラインディング、粉砕(milling)、または分類などのステップが続く。
本発明は、一般に、レーザ光を生成する光学装置に関し、特に、固体レーザ源から放射される光のエテンデュを調整する装置および方法に関する。
レーザダイオードは、高コヒーレント光が有用な広範な用途に採用される、固体の放射デバイスである。レーザダイオードは、サイズ、コスト、および性能に関していくつかの利点があるが、このデバイスが提供する出力ビームは、従来の球面レンズを使用している光学装置など、回転対称の光を扱う系で使用するにはあまり適していない。レーザダイオードの出力ビームのアスペクト比は、断面で考えると極めて非対称であり、直交方向夫々において著しく異なった発散角を有している。出力ビームは、「遅」軸に沿って幅寸法まで延びる幅広のストライプから放出し、この幅寸法は、遅軸に直交する「速」軸に沿ったその高さの数倍である。一方、回転対称の光学系は、それ自体実質的に対称な光ビームを取り扱うために最適化される。すなわち、レーザダイオードまたはレーザダイオードアレイからの光を球面光学系に適応させるには、複数のレーザのビームを速軸に沿って積み重ねて、例えばより対称なアスペクト比を有する合成ビームを形成することなどによって、光の分布を再配置する構成要素および技術が必要となり得る。
レーザダイオード光に固有の非対称性は、光ファイバでの使用には特に不利である。光ファイバの入力開口は極めて対称であって、レーザダイオードの出力ビームのアスペクト比との一致が不十分であり、これが光出力の全てを使用し得る効率的な光学系の設計を困難にしている。実際に、単一のレーザダイオードからの光を使用すると、1方向では光ファイバの入力開口から容易にはみ出し、またその直交方向では入力開口を十分に満たない状態となる。
レーザダイオードと光ファイバとの間のこの固有の不適合の1つの結果が、レーザダイオードの設計に制約を課すことになる。例えば、ファイバレーザにポンプ励起光を提供するために使用されるレーザダイオードは、公称約100μm以下のエミッタ幅で、発光ストライプ幅が制約される。エミッタのストライプ幅が120μm以上のダイオードなど、より幅広のストライプ幅を有するエミッタについて述べてきたし、こういったエミッタはより効率的で、比例してより多くの光を提供するであろう。しかしながら出力ビームの形状のため、遅軸方向の放射エネルギーは光ファイバの入力NAを1方向(遅軸)でかなり超えてしまい、一方、直交(速軸)方向では依然として開口を十分に満たさないことになる。
すなわち、対称光学系とより適合し、かつ光ファイバとの効率的な使用にさらに適するように、固体レーザダイオードの光出力を再配置する解決策が必要であることが理解できる。
レーザビーム光の取扱いと適用に関する技術を前進させることが本発明の目的である。この目的を念頭に置いて、本開示の提供する装置は、光ビームを提供する装置であって、
a)第1のエテンデュアスペクト比R1を有する入力レーザ光ビームを光軸に沿って放射するよう付勢可能な固体レーザであって、このとき入力レーザ光ビームの第1方向に対する光学的不変量が、第1方向に直交する第2方向に対する入力レーザ光ビームの光学的不変量の半分未満である、固体レーザ、
b)入力レーザ光ビームを第1方向に対してコリメートするように配置された、第1シリンドリカルレンズ、
c)入力レーザ光ビームを第2方向に対してコリメートするように配置された、第2シリンドリカルレンズ、
d)第1方向に沿って延在しているエッジを備えた二分用反射表面であって、エッジが、光軸沿いに配置されて、コリメートされたレーザ光ビームを第2方向に関して、エッジの片側の光による逸れていないビーム経路と、エッジの反対側の光による第1の逸れたビーム経路とに分割し、このとき逸れていないビーム経路および第1の逸れたビーム経路の夫々が、固体レーザからの放射光を含むものである、二分用反射表面、および、
e)第1の逸れたビーム経路を二分用反射表面の方に方向転換させて戻すように配置された折返し反射表面であって、その結果、方向転換された第1の逸れたビーム経路が、逸れていないビーム経路と光学的に平行となりかつ逸れていないビーム経路から第1方向に関して変位される、折返し反射表面、
を備え、方向転換された第1の逸れたビーム経路の少なくとも第1部分が、エッジを通過しかつ逸れていないビーム経路と結合して、R1に等しくない第2のエテンデュアスペクト比R2を有する出力ビームを形成することを特徴とする。
本発明により提供される利点は、単一のレーザ源により生成される個別の光ビームに対して、エテンデュのアスペクト比を変化させる性能である。これにより、レーザダイオードからの光をより効率的に使用するよう改善が可能になり、さらに励起レーザに光を提供するために使用されるものなど、レーザダイオードのビームの位置合わせを容易にするという利点をさらにもたらし得る。
開示される本発明の他の望ましい目的、特徴、および利点が、当業者には思いつくであろうし、あるいは明らかになるであろう。本発明は添付の請求項によって画成される。
レーザダイオードの出力ビームの非対称性を示した概略図 所与のエテンデュアスペクト比を有する光源に対する空間分布および角度分布を示した概略平面図 1つの軸に沿って倍率が変えられた光源に対する空間分布および角度分布の変化を示している概略平面図 レーザ出力ビームの光を再分配して、元の放射されたビームよりも対称的なエテンデュアスペクト比を提供するシーケンスを概略的に示した図 レーザ出力ビームの光を再分配して、元の放射されたビームよりも対称的なエテンデュアスペクト比を提供するシーケンスを概略的に示した図 レーザ出力ビームの光を再分配して、元の放射されたビームよりも対称的なエテンデュアスペクト比を提供するシーケンスを概略的に示した図 単一のレーザビームに対するエテンデュのアスペクト比をスケーリングするための光学装置の構成要素を示している概略斜視図 エテンデュのスケーリングのための光学装置の構成要素を示した概略上面図 本発明の実施形態による、スケーリングされたエテンデュアスペクト比を有する光ビームを提供する装置を示した斜視図 図5の装置の上面図であって、3以上のセグメントに分離される光ビームの光路を示した図 光ファイバまたは他の球面光学系の対称的な入口開口を超えている、放射されたレーザビームの空間プロファイルを示した図 図7Aに示したビームプロファイルを最初に有していた放射光から形成された、出力ビーム30を示した図 本発明の実施形態による、放射されたビームの一部分がセグメントに分割されかつ再配置されて、出力ビームを形成する手法を示した概略上面図 図8Aで開始された光の分割および再配置を継続している図であり、放射されたレーザ光の続く部分に対する光路を示している概略上面図 図8Aで開始された光の分割および再配置を継続している図であり、放射されたレーザ光の続く部分に対する光路を示している概略上面図 図8Aで開始された光の分割および再配置を継続している図であり、放射されたレーザ光の続く部分に対する光路を示している概略上面図 図8Aで開始された光の分割および再配置を継続している図であり、放射されたレーザ光の続く部分に対する光路を示している概略上面図 図8Aで開始された光の分割および再配置を継続している図であり、放射されたレーザ光の続く部分に対する光路を示している概略上面図 本発明の別の実施形態による、間隙の調節を可能にする傾き調節部材を示している斜視図 ある間隙距離に対する傾き位置を示している概略側面図 図10Aの例における間隙距離を有した出力ビームの平面図 図10Aおよび10Bに示したものよりも間隙距離が狭い傾き位置を示している概略側面図 図11Aの例における間隙距離を有した出力ビームの平面図
ここで図示および説明する図面は、種々の実施形態による動作の主要原理と光学装置の製造とを説明するために提供され、これら図面のいくつかは、実際のサイズまたは縮尺を示すことを意図して描かれたものではない。基本的な構造上の関係、または動作の原理を強調するために、誇張を必要とするものもあり得る。
本開示の文脈において、「上部」および「下部」、または「上方」および「下方」といった用語は、相対的なものであって、構成要素または表面のいかなる必須の配向をも示したものではなく、構成要素内または材料のブロック内の、対向した面または異なる光路を、単に参照しかつ識別するために使用する。同様に「水平」および「垂直」という用語は、例えば異なる平面内の構成要素または光の相対的な直交関係を説明するために図に対して使用され得るものであるが、実際の水平および垂直の配向に関連して構成要素に要求されるいかなる配向をも示したものではない。
「第1」、「第2」、「第3」などの用語が使用される場合、これらの用語はいかなる順序または優先の関係をも必ずしも意味するものではなく、1つの要素または時間間隔を別のものとより明らかに識別するために使用される。例えば、本書における教示では決まった「第1」または「第2」の要素は存在せず、すなわちこれらの記述子は本開示の文脈において、単に1つの要素を別の類似の要素から明確に識別するために使用される。
本書において使用される「付勢可能(energizable)」という用語は、電力を受けたときに、さらに随意的には許可信号を受信したときに、指示された機能を実行する、装置、または構成要素の組に関連する。
本開示の文脈において、2つの平面、方向ベクトル、または他の幾何学的特徴は、これらの実際のまたは予測される交差角度が90度±2度の範囲内であるとき、実質的に直交であると見なされる。本開示の文脈において「二分する(bisect)」という用語は、光ビームを、夫々異なるビーム経路に沿って伝播する2つの部分に分離することを意味するために使用される。すなわちこれは、幾何学証明において適用される用語「二等分する(bisect)」の砕けた使い方であり、分割ビームの2つの部分が同じサイズのものであることは必ずしも意味していない。本発明の文脈において、いくつかの実施形態では、レーザ光源からのビームを、夫々がそのビームのおよそ半分になるように2つの部分に二分することが一般に有用となり得るが、2つの部分間の差が10%または25〜30%以上であっても、依然として使用可能であることが分かるであろうし、また有利になることがある。すなわち、本発明の実施形態による二分用エッジにぶつかったときに形成される分割光ビームの2つの部分夫々は、同じ固体レーザ光源からの光の少なくともいくらかの割合を有していることになる。さらに他の実施形態では、ビームを二分してサイズの異なる2つの部分に分割し、さらにこのプロセスを繰り返して、後により詳細に説明するように効果的に複数回ビームを二分する。
ビームのアスペクト比は、一般に光学技術の当業者には理解されているであろうと考えられ、つまりアスペクト比は、光ビームの中心軸に対して直交する、すなわち伝播方向に直角な平面内で考えられる。
本発明の文脈において、「反射する」と考えられる表面、または特定波長を反射するものであると考えられる表面は、その波長の入射光の少なくとも約95%を反射する。「透過する」と考えられる表面、または特定波長を透過するものであると考えられる表面は、その波長の入射光の少なくとも約80%を透過する。
本発明の文脈において、「傾斜」という用語または「傾斜角」という表現は、法線とは異なるように、すなわち90°または90°の整数倍とは少なくとも1つの軸に沿って少なくとも約2°以上異なるように、斜めになっている、法線ではない角度を意味するために使用される。例えば、この一般的定義を用いて、傾斜角は90°より少なくとも約2°大きいまたは小さいものでもよい。
本発明の文脈において、「合成ビーム」は、2以上の個別の「成分ビーム」の組から形成される。2つの光路が同じ屈折部品または屈折媒体内で同じ方向に伝播しているとき、これらの光路は「光学的に平行」であると見なされ、その結果2つの光学的に平行な光路の対応するセグメントは、両光路のセグメントが同じ屈折媒体内に延在しているとき、互いに幾何学的に平行である。光学的に平行な光路は、同じ透明媒体内の対応するセグメントにとって、区分的に平行であるとも考えることができる。
本発明の一般的な態様によれば、単一の光源から放射される光ビームのエテンデュのアスペクト比を変化させることが可能な装置および方法が提供される。有利なことに、本発明の実施形態は、ファイバレーザ用または他の種類のレーザ用のレーザ励起光を、単一のレーザ源から光ビームとして提供する装置および方法を提供する。本発明の他の実施形態は、光ビームのエテンデュのアスペクト比を調節可能とすることが有利な他の環境で光ビームを調整する際にも役立ち得る。
「エテンデュのアスペクト比」という表現が意味することをよりよく理解するために、エテンデュと、いくつかの関連する用語および原理とを、より明確に定義することが有用である。光学技術では周知であるが、エテンデュは、光源の断面積と光源の放射立体角との積の範囲に含まれる光の量を表現したものであり、光学系で扱うことができる光の量に関する。エテンデュは、光の損失がなければ光学系内で減少し得ない。光学系内においてエテンデュは、その空間的分布および角度分布に対して考慮される。エテンデュは、幾何学的特性として、すなわち空間面積(A)および角度(Ω)の2つの因子の積として考えることができる。
光学系において光を効率的に使用するには、光の全てを使用するように、光路に沿った構成要素のエテンデュをマッチングさせることが必要である。全体を通じて回転対称な光学系においては、エテンデュの計算および取扱いの考察は極めて分かり易い。回転対称な光ビームの中心軸に直交する平面でとった断面、すなわち伝播方向に直角な平面内でとった断面で考えると、ビームはこの系で円形であり、かつ平面内の任意の方向で考慮される光学的不変量は同じである。こういった光学系の構成要素に対するエテンデュのマッチングは、光ビームの空間範囲および角度範囲を適切に単にスケーリングするという問題になる。
各軸における光の空間的分布を光学系内で異なったやり方で変えなければならないとき、エテンデュのマッチングはさらにかなり複雑なものとなる。例えば、非常に非対称なエテンデュ特性を有するレーザダイオードからの光を、エテンデュに関して極めて対称的な光ファイバへと導く場合、この問題に対処しなければならない。
背景技術の項で前述し図1Aに示したように、レーザ励起光用に使用されるレーザダイオードにおいて、固体レーザダイオードのエテンデュは著しく非対称である。図1Aは、典型的なマルチモードレーザダイオードからの出力を概略的な形で示している。このレーザは、レーザ出力カプラに現れているように示されている空間的分布122と、放射光として示されている角度分布22とを有する。
本開示の文脈における説明を助けるために、「光学的不変量」という用語は、エテンデュを単一の方向に対して説明するときに使用される。例えば、図1Bにおいて光ビームの代表的な空間的分布102および対応する角度分布104を参照すると、図示の2つの相互に直交している方向の夫々において光学的不変量Lが存在する。図1Bを参照すると、遅軸(SA)に沿った光学的不変量Ls、すなわち、
s=(ls・ωs
が存在し、ここで(ls)は遅軸方向における空間的分布の幅寸法であり、(ωs)は遅軸方向に取られた光ビームの発散角である。速軸(FA)に沿って異なる光学的不変量Lf、すなわち、
f=(lf・ωf
が存在し、ここで(lf)は速軸方向における空間的分布の高さ寸法であり、(ωf)はその方向で取られた発散角である。
この光ビームに対する所定の光源からの全エテンデュは、積:
E=(Ls・Lf
として考えることができる。
本開示の文脈において、本書においてRで表される「エテンデュアスペクト比」は、比率、
R=(Ls)/(Lf
である。
同等に、
R=(ls・ωs)/(lf・ωf
である。
回転対称の光ビームに対して、エテンデュのアスペクト比R=1であることに注意されたい。本発明の実施形態は、放射された光ビームに対するエテンデュのアスペクト比Rが1以外であって、かつ光ビームを導く光ファイバまたは他の光学部品に対するエテンデュのアスペクト比Rが実質的に1である場合に直面する難題に対処するものである。
レンズを用いてエテンデュのアスペクト比Rを変化させることができないことに、さらに気付くはずである。光ビームがレンズを通って導かれるとき、エテンデュのアスペクト比Rは一定のままである。これは、球面レンズ(両方向にパワーを有するレンズ)にもシリンドリカルレンズ(一方向のみにパワーを有するレンズ)にも当てはまる。図1Cは、シリンドリカルレンズを使用して空間的分布を寸法(ls)に沿って減少させたときに起こることを、概略的な形で示したものである。得られた空間的分布102’は、寸法(ls’)が図1Bから減少したことを示しているが、対応する角度分布104’は、角度範囲が対応して増加したことを示している。シリンドリカルレンズを使用したとき、エテンデュのアスペクト比Rは保存され、すなわち、
R=(ls・ωs)/(lf・ωf)=(ls’・ωs’)/(lf・ωf
となる。
本発明の実施形態は、光の損失なしに、光源からの個別の光ビームのエテンデュのアスペクト比Rを変化させる必要性に対処するものである。1つの利益として、個別の光ビームのエテンデュアスペクト比Routをスケーリングすると、非常に対称的なエテンデュアスペクト比Rinを有する光ファイバなどの入力に対して、非常に非対称なエテンデュアスペクト比Routを有するレーザダイオードなどの光源の適応を向上させることが可能になる。
前述したように、レーザダイオードはその長い方の遅軸(SA)方向に沿って著しく大きい光学的不変量Lsを特徴的に有しており、その結果その軸に沿った光学的不変量は、光ファイバのものと一般に近くなり、あるいはこれを超えてしまうこともある。レーザダイオードはその狭い方の速軸(FA)方向に沿って小さい光学的不変量Lfを有しており、これは単一の空間モードであることが多い。これは、図1Aに空間的分布122として示したような小さい空間的寸法と、大きい(または速い)角拡散とによって特徴付けられる。一方、ダイオード幅D1を有する遅軸(SA)における放射は、いくつかの空間モードを含む。SA放射は、典型的には、一層大きい空間的分布と小さい(遅い)角拡散とを有する。この光は、典型的には、回転対称の光で最もよく機能する、光ファイバまたは他の光学系に連結させなければならない。図1Aに示したレーザ出力と違って、円形開口のファイバコアと回転対称な開口数とを備えた光ファイバのエテンデュは、対称的であり、レーザダイオードから生成された光を効率的に使用することを困難にする。
例として、限定するものではないが、励起レーザ設計のための典型的な公称値は以下のものを含む。
光ファイバの直径:105μm
光ファイバの開口数:0.15
光ファイバの各軸における光学的不変量が、0.15×0.105mm・rad=0.01575mm・radに比例
レーザ源の光学的不変量Ls(遅軸沿い):約0.015mm・rad
レーザ源の光学的不変量Lf(速軸沿い):約0.0014mm・rad
レーザの速軸における光学的不変量Lfはファイバの不変量よりも大幅に小さいため、この軸に沿って光を捕獲する余地はたくさんある。上で示した計算例において、遅軸の光学的不変量Lsは速軸の光学的不変量Lfの10倍超を上回る。レーザの遅軸における光学的不変量Lsは、ファイバの不変量と極近いものであり、この方向における位置合わせがより困難になる。
図2A、2B、および2Cは、本発明の実施形態によりレーザダイオードの出力ビームを再分配する光処理シーケンスを、基本原理を示すよう概略的な形でかつ強調して示したものであり、エテンデュのアスペクト比が元のビームよりも対称的になるように再配置されている。光ファイバのコア内へと集束するレンズの入射瞳90が、これらの図に円で表されている。放射されたビーム24は、その空間的分布に従って表されている。図2Aにおいて、遅軸(SA)方向に沿ったその光学的不変量で表現されている光ビームの分布は、入射瞳90および光ファイバの、光学的不変量を超えている。何らかの補正がなければ、SA方向においてある程度の光の損失が生じる。図2Bは、2つのセグメント、すなわち部分24aおよび24bに分割された出力ビームを示している。部分24aは図2Aに示されている元の光ビームと同じ光学経路に沿ったままであり、部分24bは方向転換されている。図2Cは、部分24aおよび24bを再配置することにより形成された、再構成された出力ビーム30を示し、これらの部分は図2Cに垂直で表したFA方向に関して積層されている。
エテンデュの観点からは、光を2つの部分に分割することによる図2Cで与えられた再配置によって、光の空間的分布が変化し、かつ出力ビームのSA方向における光学的不変量を、図2Aに示した元の放射出力ビームの光学的不変量の1/2と同じ程度に小さくすることができる。直交するFA方向における出力ビームの光学的不変量は、元の出力ビームの少なくとも2倍になる。これによりエテンデュのアスペクト比が変化し、対称的なビームにより近づいた、かつレーザダイオードからの光をより効率的に使用することができる、出力ビームが提供される。
図3の斜視図および図4の上面図は、図2A〜2Cに示したシーケンスに従ってエテンデュのアスペクト比をスケーリングするために使用される構成要素の配置を、レーザ励起モジュール10の一部として示したものである。エテンデュアスペクト比スケーラ40において固体レーザ12は、前述したように計算された第1のエテンデュアスペクト比R1を有する入力レーザ光ビーム24を、光軸OA沿いにシリンドリカルレンズ15および14を通して放射するよう付勢可能なものである。シリンドリカルレンズ15は、速軸FAに沿ったコリメーションを実現する。シリンドリカルレンズ14は、図1Aを参照して前に図示したようにFAに直交する遅軸SAに沿ったコリメーションを実現する。二分用反射表面72は、光軸OAおよび遅軸SAを含む平面すなわち図4の頁の平面に対して考えると、光軸OAに対して傾斜している。二分用反射表面72はエッジ73を有し、このエッジ73は光軸沿いに配置されて放射レーザ光ビームをSA方向に関して2つの部分24aおよび24bに二分するものであり、これらの各部分は、逸れていないビーム経路42と逸れたビーム経路44として図示されている別々のビーム経路に沿って導かれる。逸れていないビーム経路42は軸OAに沿ったままであり、逸れたビーム経路44は反射されて反射表面76へと逸脱し、また逸れたビーム経路44は図4の平面図内で考えると光軸OAに対して傾斜している。このように単一のレーザ光ビームが二分されたものであるため、逸れていないビーム経路42と逸れたビーム経路44の夫々は、固体レーザ12からのコリメートされた放射光を含んでいる。図示の入射の傾斜角αは、図4の平面図内の光軸OAすなわち伝播方向の法線Nに対するものである。法線Nは、OAおよびSA軸により画成される平面(図4の頁の平面)内にある。
図3および4は、逸れたビーム経路44に沿って折返し反射表面76へと導かれた部分24bを示しており、折返し反射表面76は、逸れたビーム経路44を折り返し、部分24bの光を逸れていないビーム経路42に沿った光の方向に戻すように導いて、出力ビーム30を形成する。表面76から反射された逸れたビーム経路44の方向転換した部分は、逸れていないビーム経路42と光学的に平行であるが、方向転換した逸れたビーム経路44は逸れていないビーム経路42から軸FAに関して若干位置が変わり、すなわち移動されている。方向転換した逸れたビーム経路44が表面76により反射された後、光学的に平行な経路に沿って伝播している結合された部分24aおよび24bが出力ビーム30を形成し、そのエテンデュのアスペクト比は前述したようにスケーリングされたものとなる。レンズ18がその後、出力ビーム30を出力ビーム経路に沿って光ファイバ20へと導く。
光軸OAと遅軸SAとを含む平面内で考えたときの傾斜角αに加え、反射表面72および76に関して、光軸OAと速軸FAとを含む平面に対するゼロではない傾き角θがさらに存在し、この傾き角は前に画成した傾斜でもよいし、あるいは傾斜でなくもよい。図3ではより視認し易いように角度θとして誇張しているこの傾き角によって、表面72および76は、光軸OAと遅軸SAとを含む平面に対する法線(直交)から離れるように傾けられる。必要な傾き角は、表面72および76間の距離や、出力ビームを形成するセグメント部分間に設けられる間隙距離などの因子に依存する。傾き角θおよび角度調節について、続いてより詳細に説明する。
有利なことに、エテンデュアスペクト比スケーラ40を使用すると、単一のレーザダイオードを励起モジュール10の励起源として使用することが可能になる。その幅寸法が広がっているレーザダイオードを、光ファイバの入力開口からはみ出すことなく、スケーラ40と共に効果的に使用することができる。
図3および4に励起モジュール10の一部として図示されているが、エテンデュアスペクト比スケーラ40を使用すると、伝播軸に対して対称的に分配される光で最もよく機能する他の種類の光学装置への入力のために、レーザダイオードの出力ビームを調整することができる
本発明の実施形態は、遅軸の光学的不変量Lsが速軸の光学的不変量Lfを少なくとも約2倍超える場合など、レーザ光源のエテンデュのアスペクト比が非対称である用途において有用となり得る。別の考え方をすると、本発明の実施形態は一般に、第1方向に対する光学的不変量が、第1方向に直交する第2方向に対する光学的不変量の半分未満であるときにより有利であり、この利益は直交している方向における光学的不変量間の差が増加すると増す傾向にある。例えば、レーザ励起光用途において、本発明の実施形態は、入力レーザ光ビームのFA方向に対する光学的不変量が、入力レーザ光ビームのSA方向に対する光学的不変量の、1/2、1/3、1/4未満となり得る場合、またはさらには1/10未満となり得る場合でも有利になり得る。本発明の実施形態のエテンデュアスペクト比スケーラ40を使用すると、速軸方向に対する出力ビーム30の光学的不変量が、速軸方向に対する入力レーザ光ビームの光学的不変量の、典型的には少なくとも約2倍となる。
反射表面72および76はミラーなどの反射部材でもよく、これらは平行にマウントされ、かつレーザ12の出力に対して正確な傾き角および傾斜角で位置付けられる。図4の実施形態において、反射表面72および76は、透明なブロックである屈折体68の対向する表面上に形成されている。反射表面72および76に薄膜コーティングを使用すると、散乱や他の影響を減少させるのを助け、エッジ73に沿って入射する光ビームに対して非常に鋭いエッジを示すことができる。
上記のように、広がったエミッタストライプ幅を有するレーザが開発されたが、出力ビームの非対称性が過度に高いため、光ファイバとの使用に関して商業的価値は制限される。こういったレーザのために、図2A〜2Cを参照して上述したシーケンスを拡張して、放射されたレーザビームをさらに3以上の部分のセグメントに分けると有利になり得る。図5の斜視図と図6の概略上面図が示しているエテンデュアスペクト比スケーラ40は、光ファイバの光学的不変量の2倍をさらに超え得る光学的不変量を遅軸SAに沿って有している、より幅広のレーザビーム124を取り扱うように設計されたものであり、さらに3以上の積層した部分を有した対応する出力ビーム30を提供するように設計されている。これらの図に示されているように、レーザビーム124のいくつかの部分は、反射表面72および76の間で多数の反射を受ける。
例として、図7Aは、光ファイバの対称的な入力開口または他の回転対称のレンズ系を超える、放射レーザビームの空間的プロファイルを示したものであり、光ファイバへの光を集束するための典型的なレンズの入射瞳90を参照として図7Aに加えている。図7Bは、本発明の実施形態によるエテンデュアスペクト比スケーラ40を使用して、図7Aに示したビームプロファイルを有する放射光から形成された、出力ビーム30を示したものである。図7Bで示されているように、出力ビーム30はビーム124を多くの部分に分割しかつ再配置することによって形成され、この例では6つの部分が示されている。これらの部分は速軸に沿って位置合わせされている。
図8A、8B、8C、8D、8E、および8Fに示したシーケンスは、出力ビームの各部分がどのように配置されるかについて、スケーラ40および他の光学部品の上面図と入射瞳90の平面図とに概略的な形で示したものである。図8Aは、放射されたレーザビーム124の第1部分124aが、どのようにしてビームの平衡から分割されて、逸れていないビーム経路42に従うかを示した概略上面図である。この例において部分124aは、放射ビーム124の約1/6をビームの右エッジから取って含んでいる。図8Bは次に、第2部分124bがどのようにしてビーム124からセグメントに分けられるか、すなわち区分されるかを示している。部分124bは最初に二分用反射表面72に入射し、さらに逸れたビーム経路に沿って反射表面76に向かって導かれる。反射表面76は、この光を反射表面72の方に戻るよう方向転換させる。反射表面72からの反射と反射表面76からの反射の1サイクルを終えた後、部分124bからの光は、部分124aが取った光の経路と光学的に平行でありかつ前述したFA方向に関してこの経路から若干変位された、ビーム経路上にあり、エッジ73を通過して出力ビームを形成する。
図8Cは、第3部分124cがどのようにしてビーム124からセグメントに分けられるか、すなわち区分されるかを示している。部分124cは最初に二分用反射表面72に入射し、さらに逸れたビーム経路に沿って反射表面76に向かって導かれる。反射表面76は、この光を反射表面72の方に戻るよう方向転換させる。反射表面72からの反射と反射表面76からの反射の2サイクルを終えた後、部分124cからの光は、部分124bが取った光の経路と光学的に平行でありかつ前述したFA方向に関してこの経路から若干変位された、ビーム経路上にあり、エッジ73を通過して出力ビームを形成する。
図8D、8E、および8Fは、続くビーム部分124d、124e、および124fの夫々が、部分124bおよび124cに対して説明した基本パターンに従ってどのように分割および方向転換されるかを示している。各ビーム部分124d、124e、および124fは、ビーム124から分割され、表面72および76間で夫々3、4、および5回の反射サイクルで反射されて、最終的には逸れていないビーム部分124aと光学的に平行になるように方向転換されて出力ビームを形成する。図8Aから8Fのシーケンスで示したように、各連続したビーム部分は1つ前の部分から速軸(FA)方向に変位されており、このFA方向はこれらの図の中に示されているように、入射瞳90の中を見ると表されているような垂直方向である。
図8A〜8Fのシーケンス図に示されている例のように、エテンデュアスペクト比スケーラ40は出力ビーム124を2以上の部分のセグメントに分け、このセグメント部分を速軸FAに対して積層して、エテンデュのアスペクト比を変化させかつより効率的に光を回転対称の入力開口へと導くことができる。一般に、逸れた方向転換されたビームの少なくとも一部分が、エッジ73を通過して出力ビーム30になることが分かる。図2A〜2C、3、および4を参照して説明した実施形態では、この方向転換された部分が、放射されたビームの全ての残りの光を単一の反射サイクル後に含有している。一方、図8A〜8Eの実施形態では、逸れた方向転換されたビームの部分の中には、さらに1回以上追加で反射される部分がある。同じエテンデュアスペクト比スケーラ40を、種々の幅の放射ビームに対して使用し得ることにも留意されたい。
反射表面72および76は、光軸OAおよび遅軸SAを含む平面と直交しないように、すなわちこの平面と垂直にならないように配置される。図3を参照して前述したように、二分用反射表面72および折返し反射表面76は、この平面の法線に対して、少なくとも多少の0ではない傾き角を有している。
本発明のさらなる実施形態によれば、図9に示したように、傾き調節部材52によって様々な角度値に亘る傾きの調節が可能となり、この傾き調節部材52がビーム部分間の間隔に影響を及ぼすことで、速軸に対し様々な間隙距離へと調節可能になる。傾き調節は、各方向転換された逸れたビーム経路の、逸れていないビーム経路からの変位を、速軸方向に対して効果的に調節する。
図10Aの概略側面図は、第1傾き角θ1での傾き調節を示している。図10Bは、ビーム部分間に間隙126を有する出力ビーム30の対応する配置を、入射瞳90から見て示したものであり、図10Aおよび10Bにおいて間隙126は、ビーム部分124cと124dとの間に示されている。基準線L1は、光軸OAに直交し、軸OAおよびSAを含む平面の法線であり、さらに軸OAおよびFAを含む平面に平行である。
図11Aおよび11Bは、第2傾き角θ2の傾き調節の効果を示している。このときビーム部分の間隔は、図10Aおよび10Bでの傾き角θ1に対する間隙126よりも狭い間隙126’となって、出力ビーム30内でより近いものとなる。この随意的な機構を使用すると、エテンデュアスペクト比スケーラ40を使用して達成されるエテンデュアスペクト比に対する調節能力の対策が可能になる。傾き調節部材52は手動で調節してもよいし、あるいは例えばモータまたは他のアクチュエータを用いて調節してもよい。傾き角θ1およびθ2は、本書での用語「傾斜」を用いるが、伝播方向に対して傾斜したものでもよいし、あるいは傾斜していないものでもよい。例えば、本書において説明したように、ビームのエテンデュの調節のために反射表面72および76を適切な傾き位置に配置すると、本発明のいくつかの実施形態に対して1.5°以下の傾き角が実際にあり得る。
製造
図4および5の例に対して示されている透明な屈折体68は、典型的には、所望のレーザ波長に適するように選択されたガラス板である。例えば、結晶性材料およびプラスチックなど、他の透明材料を使用してもよい。従来のマウント技術を使用して、エテンデュアスペクト比スケーラ40の構成要素を、図4を参照して前で説明したように、放射されたレーザビームに対して適切な傾斜した平面内角度αで位置付けることができる。平面内入射角αは、屈折体68または他の透明体に使用される、選択されたガラスまたは他の透明な材料のブロックの屈折率nで決定される。傾き角θ1は同様に、屈折率、所望の間隙距離、そして反射表面72および76間の距離に応じたものである。
透明体68の対向する表面上に薄膜コーティングを設けると、他の反射デバイスの解決策よりも回折および他の望ましくない影響が低減されるため、ビームの二分すなわち分割、および方向転換にとって有利である。透明体68を使用すると、さらに位置合わせが単純化され、またコーティングされた表面を別々に位置付ける必要性が排除される。
本発明を、特にその特定の好ましい実施形態を参照して詳細に説明してきたが、上述したような、そして添付の請求項に記したような、本発明の範囲内で、通常の当業者により本発明の範囲から逸脱することなく変形および改変が達成可能であることを理解されたい。本発明は請求項により画成される。
すなわち、レーザ光ビームのエテンデュアスペクト比の調節を可能にする装置および方法が提供される。
12 固体レーザ
14、15 シリンドリカルレンズ
18 レンズ
20 光ファイバ
24 入力レーザ光ビーム
30 出力ビーム
40 エテンデュアスペクト比スケーラ
42 逸れていないビーム経路
44 逸れたビーム経路
52 傾き調節部材
68 屈折体
72 二分用反射表面
73 エッジ
76 折返し反射表面
90 入射瞳

Claims (10)

  1. 光ビームを提供する装置において、
    a)第1のエテンデュアスペクト比R1を有する入力レーザ光ビームを光軸に沿って放射するよう付勢可能な固体レーザであって、前記入力レーザ光ビームの第1方向に対する光学的不変量が、該第1方向に直交する第2方向に対する前記入力レーザ光ビームの光学的不変量の半分未満である、固体レーザ、
    b)前記入力レーザ光ビームを前記第1方向に対してコリメートするように配置された、第1シリンドリカルレンズ、
    c)前記入力レーザ光ビームを前記第2方向に対してコリメートするように配置された、第2シリンドリカルレンズ、
    d)前記第1方向に沿って延在しているエッジを備えた二分用反射表面であって、前記エッジが、前記光軸沿いに配置されて、前記コリメートされたレーザ光ビームを前記第2方向に関して、該エッジの片側の光による逸れていないビーム経路と、該エッジの反対側の光による第1の逸れたビーム経路とに分割し、このとき前記逸れていないビーム経路および前記第1の逸れたビーム経路の夫々が、前記固体レーザからの放射光を含むものである、二分用反射表面、および、
    e)前記第1の逸れたビーム経路を前記二分用反射表面の方に方向転換させて戻すように配置された折返し反射表面であって、その結果、方向転換された前記第1の逸れたビーム経路が、前記逸れていないビーム経路と光学的に平行となりかつ前記逸れていないビーム経路から前記第1方向に関して変位される、折返し反射表面、
    を備え、前記方向転換された第1の逸れたビーム経路の少なくとも第1部分が、前記エッジを通過しかつ前記逸れていないビーム経路と結合して、R1に等しくない第2のエテンデュアスペクト比R2を有する出力ビームを形成することを特徴とする装置。
  2. 前記折返し反射表面が、前記方向転換された第1の逸れたビーム経路の第2部分を前記二分用反射表面へと方向転換させて、前記第1の逸れたビーム経路と光学的に平行でありかつ前記第1の逸れたビーム経路から前記第1方向に関して位置ずれしている、第2の逸れたビーム経路を形成するようにさらに配置されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記入力レーザ光ビームの前記第1方向に対する光学的不変量が、前記入力レーザ光ビームの前記第2方向に対する光学的不変量の4分の1未満であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. (i)前記二分用反射表面および前記折返し反射表面の両方が、透明体の対向する表面上に形成されたものであり、および/または(ii)前記二分用反射表面および前記折返し反射表面が、平行な平面内にあり、および/または(iii)前記二分用反射表面が薄膜コーティングとして形成され、さらに該二分用反射表面が前記光軸の法線に対して傾斜した角度で配置されており、該法線が、前記第2方向に延在しかつ前記光軸を含んだ、平面内にあるものであることを特徴とする請求項1記載の装置。
  5. 前記透明体に連結されかつ傾き軸を画成する、傾き調節部材をさらに備え、前記傾き軸に関する回転が、前記出力ビームの変位を、少なくとも前記方向転換された第1の逸れたビーム経路と前記逸れていないビーム経路との間で、前記第1方向に対して調節するものであることを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 前記出力ビームを光ファイバの方に導くよう配置された、回転対称のレンズをさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  7. 前記固体レーザの前記第2方向に関する前記光学的不変量が、前記光ファイバの前記光学的不変量を超えているものであることを特徴とする請求項1または6記載の装置。
  8. 光ファイバに光を提供する方法において、
    a)固体レーザを付勢して、第1のエテンデュアスペクト比R1を有する入力レーザ光ビームを光軸に沿って放射するステップであって、前記入力レーザ光ビームの第1方向に対する光学的不変量が、該第1方向に直交する第2方向に対する前記入力レーザ光ビームの光学的不変量の半分未満であるステップ、
    b)前記入力レーザ光ビームを、第1シリンドリカルレンズを通じて、前記第1方向に対してコリメートするステップ、
    c)前記入力レーザ光ビームを、第2シリンドリカルレンズを通じて、前記第2方向に対してコリメートするステップ、
    d)コリメートされた前記レーザ光ビームを、該コリメートされたレーザ光ビームを前記第2方向に関して、該エッジの片側の光による逸れていないビーム経路と、該エッジの反対側の光による逸れたビーム経路とに分割するように前記光軸沿いに配置されたエッジを備えた二分用反射表面の方へ導くステップであって、前記逸れていないビーム経路および前記逸れたビーム経路の夫々が、前記固体レーザからの放射光を含むものであるステップ、および、
    e)折返し反射表面を配置して、前記逸れたビーム経路を前記二分用反射表面の方に方向転換させて戻し、その結果、方向転換された前記逸れたビーム経路が、前記逸れていないビーム経路と光学的に平行でありかつ前記逸れていないビーム経路から前記第1方向に関して変位されたものとなることによって、R1に等しくない第2のエテンデュアスペクト比R2を有する出力ビームを形成するステップ、
    を含むことを特徴とする方法。
  9. (i)前記方向転換された逸れたビーム経路の第1部分は前記二分用反射表面の前記エッジを通過し、かつ前記方向転換された逸れたビーム経路の第2部分は、前記二分用反射表面によって再び分割されて前記折返し反射表面の方に戻るよう方向転換され、および/または(ii)前記二分用反射表面および前記折返し反射表面が、透明な材料のブロックの対向している側面に形成されていることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. (i)前記方向転換された逸れたビーム経路の、前記逸れていないビーム経路からの前記第1方向に対する変位を調節する、傾き調節を提供するステップ、および/または(ii)前記出力ビームを光ファイバの方に回転対称のレンズを通じて導くステップ、をさらに含むことを特徴とする請求項8記載の方法。
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