JP2018073706A - 回路基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリント配線板11に対して実装される電子部品20の電力供給経路50間に当該電子部品20を保護するための導電体30が設けられる回路基板10の製造方法であって、導電体30を電力供給経路50間に半田接合し、この半田接合が完了した後に導電体30を弾性変形させる。
【選択図】図3
Description
プリント配線板(11)に対して実装される電子部品(20)の電力供給経路(50)間に当該電子部品(20)を保護するための導電体(30,30a,30b)が設けられる回路基板(10)の製造方法であって、
前記導電体を前記電力供給経路間に半田接合するステップと、
前記半田接合が完了した後に前記導電体を弾性変形させるステップと、
を備えることを特徴とする。
プリント配線板(11)に対して実装される電子部品(20)の電力供給経路(50)間に当該電子部品(20)を保護するための導電体(60,60a)が設けられる回路基板(10a)の製造方法であって、
付勢部材(110,110a)を用いて前記導電体を弾性変形させるステップと、
弾性変形させた前記導電体を前記電力供給経路間に半田接合するステップと、
前記半田接合が完了した後に前記導電体から前記付勢部材を取り外すステップと、
を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の第1実施形態に係る回路基板の製造方法ついて図を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る回路基板10を概略的に示す断面図である。
本実施形態に係る回路基板10は、例えば、車両に搭載されたシートやランプ、エンジン等の車載機器を制御する電子制御装置(Electronic Control Unit)等の主要部となる多層基板として構成されている。この回路基板10は、エポキシ樹脂等からなる絶縁層と導電層とが交互に積層される多層のプリント配線板11の実装面に、例えば、パワーMOSFETなど所定の制御の際に発熱する電子部品20やコネクタ等がリフロー処理等を経て実装されることで構成されている。
まず、図2(A)(B)に示すように、天板部31が平板状態の導電体30を用意する。次に、事前にクリーム半田を所定位置に塗布したプリント配線板11に対して自動機の吸着機能等を利用して導電体30及び電子部品20等を実装(マウント)した後、リフロー炉で加熱する。これにより、図3(A)に示すように、接合部33aが半田42aを用いて電子部品側配線51に半田接合されるとともに接合部33bが半田42bを用いて反電子部品側配線52に半田接合されることで、導電体30が電力供給経路50間に半田接合される。
電子部品20に異常発熱が生じるとこの異常発熱が当該電子部品20から電力供給経路50の電子部品側配線51を介して半田42aに伝わることでその半田42aが溶融する。その結果、半田42aによる導電体30に対する保持力が解除されて導電体30が弾性変形前の元の形状に復元しようとする。その際、半田42bは溶融していないため、図4に示すように、導電体30は、半田42bを基準に元の形状に復元するように天板部31及び側板部32aの連結部分と天板部31及び側板部32bの連結部分とがそれぞれ変形して、接合部33aが電子部品側配線51から離れた状態となる。このように導電体30と電子部品側配線51とが離間することで、電子部品20への電力供給が停止されるため、実装した電子部品20の異常発熱が防止される。
電子部品20を加熱保護する導電体は、上述した導電体30のように形成されることに限らず、半田接合後に弾性変形させその半田溶融時に元の形状に戻るように形成されればよく、例えば、本実施形態の第1変形例として、図5(A)(B)に示す導電体30aのように形成されてもよい。
また、電子部品20を加熱保護する導電体は、例えば、本実施形態の第2変形例として、図7(A)(B)に示す導電体30bのように形成されてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る回路基板の製造方法について図9〜図12を参照して説明する。
本第2実施形態に係る回路基板の製造方法では、電子部品の電力供給経路間に設ける導電体を半田接合前に弾性変形させる点が、上記第1実施形態に係る回路基板の製造方法と主に異なる。したがって、上述した第1実施形態の回路基板と実質的に同一の構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
まず、外部からの付勢力が作用していない状態で、図10(A)(B)に示すように、半円筒状の連結部61の幅W2が半田接合時の幅W1(図9参照)よりも僅かに長く、接合部62aの下面を含む平面と接合部62bの下面を含む平面とが所定の角度αで交差する状態となる導電体60を用意する。
電子部品20の異常発熱に応じて半田42aが溶融すると、半田42aによる導電体60に対する保持力が解除されて導電体60が弾性変形前の元の形状に復元しようとする。その際、半田42bは溶融していないため、図12に示すように、導電体60は、半田42bを基準に元の形状に復元して、接合部62aが電子部品側配線51から離れた状態となる。このように導電体60と電子部品側配線51とが離間することで、電子部品20への電力供給が停止されるため、実装した電子部品20の異常発熱が防止される。
電子部品20を加熱保護する導電体は、上述した導電体60のように形成されることに限らず、キャップ110等の付勢部材を用いて弾性変形させた状態で半田接合されるように形成されればよく、例えば、図13に示す導電体60aのように形成されてもよい。
(1)本発明は、車載機器用の回路基板の製造方法に適用されることに限らず、例えば、センサ用の回路基板の製造など、他の機能を有する回路基板の製造方法に適用されてもよい。
11…プリント配線板
20…電子部品
30,30a,30b,60,60a…導電体
31…天板部
41a,41b…半田
50…電力供給経路
51…電子部品側配線
52…反電子部品側配線
110,110a…キャップ(付勢部材)
Claims (6)
- プリント配線板に対して実装される電子部品の電力供給経路間に当該電子部品を保護するための導電体が設けられる回路基板の製造方法であって、
前記導電体を前記電力供給経路間に半田接合するステップと、
前記半田接合が完了した後に前記導電体を弾性変形させるステップと、
を備えることを特徴とする回路基板の製造方法。 - 前記半田接合が完了した後に前記導電体の長手方向中央部側を前記プリント配線板の実装面側に押圧して塑性変形させることで、前記導電体の長手方向端部側を弾性変形させることを特徴とする請求項1に記載の回路基板の製造方法。
- プリント配線板に対して実装される電子部品の電力供給経路間に当該電子部品を保護するための導電体が設けられる回路基板の製造方法であって、
付勢部材を用いて前記導電体を弾性変形させるステップと、
弾性変形させた前記導電体を前記電力供給経路間に半田接合するステップと、
前記半田接合が完了した後に前記導電体から前記付勢部材を取り外すステップと、
を備えることを特徴とする回路基板の製造方法。 - 前記導電体は、平板状に形成される銅又はリン青銅からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記導電体の実装に用いる半田は、前記電子部品の実装に用いる半田よりも融点が低いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記導電体は、前記電力供給経路に対して前記電子部品から離れた半田に半田接合される側の部位が、前記電子部品側の半田に半田接合される側の部位よりも弾性変形容易に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路基板の製造方法
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