JP2018073517A - コネクタおよび電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの向きを変更可能で、小型化が可能な電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置は、コネクタと、ハウジング200と、第1、第2バスバー151、152とを備えている。ハウジング200の収納部内には、コネクタの留め部112が固定される第1コネクタ取付部221、第2コネクタ取付部が設けられている。第1接続端子部361と第2接続端子部362とは、第1コネクタ取付部221と第2コネクタ取付部間の中心を通る第2仮想線N2−N2に対して線対称の位置に配置されている。コネクタの向きを180度回転した場合でも、第1バスバー151は第1接続端子部361に、また、第2バスバー152は第2接続端子部362に位置が合う。【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタおよび電力変換装置に関する。
ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などの車両には、動力駆動用の高電圧蓄電池と、電力変換装置と、低電圧負荷の補助電源としての低電圧蓄電池とが搭載されている。
電力変換装置は、インバータ装置とDC−DCコンバータ装置とを備えている。
インバータ装置は、高電圧蓄電池の直流高電圧出力を交流高電圧出力に電力変換して、モータを駆動する。インバータ装置は、複数のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を有するインバータ回路部およびコンデンサモジュールを備えている。
DC−DCコンバータ装置は、高電圧蓄電池の直流高電圧出力を直流低電圧出力に変換して車両のライトやラジオなどの低電圧負荷へ電力供給を行う。
高電圧蓄電池から出力される高電圧は、DC−DCコンバータ装置およびインバータ装置に供給される。また、インバータ装置からは、モータを駆動するU相、V相、W相からなる3相の交流電力が出力される。電力変換装置と高電圧蓄電池や外部機器とは、高電圧ケーブルにより接続される。
車両には、右ハンドル車と左ハンドル車とがあるが、これらの車両では、高電圧蓄電池の配置が左右逆になる。また、車両には、前輪駆動車と後輪駆動車とがあるが、これらの車両では、駆動するモータの配置が前後逆になる。これらの車両では、電力変換装置に接続される高電圧ケーブルは、180度異なる方向に向けて引き出される必要があり、このために、2種類の電力変換装置が必要となる。しかし、これでは、設計期間や部品共通化の面で不利である。このため、1種類の電力変換装置で共用化を図った電力変換装置がある。
このような電力変換装置の一例として、半導体モジュールやコンデンサモジュールが収納される格納ケース内に端子台を収納した構造としたものがある。端子台は、コンデンサモジュールの、半導体モジュールが配置された側の反対側である一面側に配置される。こ半導体モジュールに一端が接続された複数のバスバーは、上記コンデンサモジュールの一面側に引き回されて端子台上に他端部が配列される。各バスバーの端部上には、バスバーの数に対応した数の高電圧ケーブル端子部が配置される。各高電圧ケーブル端子部と各バスバーとは、締結部材により連結した状態で端子台に固定される。高電圧ケーブル端子部は、180度向きを変えた状態でも、バスバーに連結された状態で端子台に固定可能となっている。
格納ケースの相対向する一対の側部には、それぞれ、高電圧ケーブルと高電圧ケーブル端子部とを接続するコネクタが取付けられる開口部が形成されている。一対の開口部のうち、高電圧ケーブルが接続されない方の側部の開口部は、封口しておく。さらに、格納ケースには、高電圧ケーブル端子部とバスバーとの連結作業を行うための作業孔が形成されている。複数の高電圧ケーブル端子部と複数のバスバーとは、格納ケースに設けた作業孔を通して、締結部材により1組ずつ連結され、かつ、端子台に固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−234488号公報
特許文献1に開示された電力変換装置では、高電圧ケーブル端子部とバスバーとを連結して固定するための端子台が必要であり、電力変換装置が大型化する。また、高電圧ケーブル端子部の向きを変える作業は、複数の高電圧ケーブル端子部と複数のバスバーとを格納ケース内に密閉した状態で、1組ずつ連結する作業となるので、作業能率が悪い。
本発明の一態様によると、コネクタは、コネクタ本体と、前記コネクタ本体が取付けられるコネクタ本体取付部と、外部部材に固定するための留め部を有するホルダとを備え、前記コネクタ本体は、第1の外部端子に接続される第1端子を有し、前記第1の外部端子を挿入する挿入方向に延在される第1端子挿入部と、第2の外部端子に接続される第2端子を有し、前記第1端子挿入部に平行に配置された第2端子挿入部とを備え、前記コネクタ本体が前記ホルダの前記コネクタ本体取付部に取付けられた状態で、前記コネクタ本体の前記第1端子挿入部と前記第2端子挿入部とは、前記第1端子挿入部に平行で前記留め部を通る第1仮想線に対して線対称の位置に配置されている。
本発明の一態様によると、電力変換装置は、上記一態様に記載のコネクタと、電力変換回路部を収納する収納部を有するハウジングとを備え、前記ハウジングの前記収納部内には、前記コネクタの前記ホルダの前記留め部が固定される第1取付部および第2取付部が設けられている。
本発明によれば、高電圧ケーブルとバスバーとを連結するための端子台等の絶縁部材を不要とすることができるため、電力変換装置の小型化を図ることができる。また、コネクタの向きを変える作業を能率的にすることができる。
本発明の電力変換装置の一実施の形態を示す分解斜視図。 図1に図示されたハウジングの内部を示す斜視図。 (A)は図2に図示されたハウジングの上面図、(B)はハウジングの左側面図、(C)はハウジングの右側面図。 図1に図示されたコネクタおよびバスバー部材の拡大図。 図4に図示されたコネクタおよびバスバー部材の分解斜視図。 図4に図示されたコネクタを背面側から観た図。 コネクタをハウジングに組付けた状態を示す斜視図。 図7に図示されたコネクタを左右反転してハウジングに組付けた状態を示す斜視図。
以下、図面を参照して本発明のコネクタおよび電力変換装置の一実施の形態を説明する。
図1は、本発明の電力変換装置の一実施の形態を示す分解斜視図である。なお、図1においては、上部カバーは図示を省略されている。
電力変換装置1は、ハウジング200と、ハウジング200内に収納されるパワーモジュール310と、パワーモジュール310に電気的に接続されるコネクタ100およびバスバー部材150等を備えている。また、電力変換装置1は、ハウジング200内に収納され、パワーモジュール310に電気的に接続されるコアバスバー311、コンデンサ312、EMCフィルタ313および放電抵抗314等の電子部品を有する。
パワーモジュール310は、アルミニウム、鉄などの熱伝導性が良好なモジュールケース内に、DC−DCコンバータ、インバータ等が収納された構造を有する。図示はしないが、DC−DCコンバータは、高電圧の直流電圧を交流高電圧に変換する変換回路、交流高電圧を交流低電圧に変換する変換回路と、交流低電圧を直流低電圧に変換する変換回路等の電力変換回路部を有する。インバータは、直流電圧を交流電力に変換するパワー半導体モジュール有する。パワー半導体モジュールは、上・下アームとして動作するIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)やダイオード等の半導体素子により構成される電力変換回路部を有する。インバータは、U相、V相、W相からなる3相の交流電力を出力する。パワーモジュール310のモジュールケースには、インバータを構成するパワー半導体モジュールを冷却するための冷却流路(図示せず)が形成されている。
コンデンサ312は、インバータの上・下アーム間に接続され、放電抵抗314は、コンデンサ312に並列に接続される。EMCフィルタ313は、DC−DCコンバータに接続される。コアバスバー311は、コンデンサ312、EMCフィルタ313、放電抵抗314等の電子部品と電力変換部とを接続する。
電力変換装置1のコネクタ100には、ケーブル部材320が接続される。
図2は、図1に図示されたハウジングの内部を示す斜視図であり、図3(A)は、図2に図示されたハウジングの上面図であり、図3(B)は、ハウジングの左側面図であり、図3(C)は、ハウジングの右側面図である。
ハウジング200は、アルミニウムや鉄などの金属により形成されている。ハウジング200は、底部201を有し、上部が開口されたボックス状に形成されている。ハウジング200には、収納部210が形成されている。収納部210は、パワーモジュール310等が収納されるモジュール収納部211と、コネクタ100等が収納されるコネクタ収納部212とを有し、コネクタ収納部212とモジュール収納部211とは連接して形成されている。
なお、以下の説明において、x方向、y方向、z方向を図示の通りとする。
ハウジング200は、コネクタ収納部212を構成する一対の側壁213、214を有する。側壁213、214には、後述する第1ケーブル321および第2ケーブル322を挿通する開口部213a、213bまたは開口部214a、214bが形成されている。電力変換装置1に接続される第1、第2ケーブル321、322の引出し方向に応じて、側壁213に開口部213a、213bを形成するか側壁214に214a、214bが形成される。側壁213、214の一方に開口部が形成されると、他方の側壁には、開口部は形成されない。しかし、図3では、説明の都合上、一方の側壁213の開口部213a、213bに形成され、また、他方の側壁214に開口部214a、214bが形成されているものとして図示されている。実際には、一方の側壁213に開口部213a、213bが形成されている場合には、他方の側壁214には、開口部214a、214bは形成されていないか、あるいは、開口部214a、214bは封口部材215により封口されている。
ケーブル部材320は、接続端子321aを有する第1ケーブル321と、接続端子322aを有する第2ケーブル322と、第1ケーブル321および第2ケーブル322保持する保持部323とを有する。側壁213に設けられた開口部213a、213bは、それぞれ、第1ケーブル321の接続端子321aおよび第2ケーブル322の接続端子322aを挿通可能に形成されている。
ハウジング200のコネクタ収納部212内には、第1コネクタ取付部221および第2コネクタ取付部222が設けられている。第1コネクタ取付部221と第2コネクタ取付部222は、x方向に離間して配置され、ハウジング200の底部201からz方向に同じ長さに突出して形成されている。第1コネクタ取付部221と第2コネクタ取付部222は、第1コネクタ取付部221と第2コネクタ取付部222間の中心を通るyz面に対し、線対称に配置されている。
ハウジング200は、例えば、アルミダイキャスト等の鋳造により形成することができる。一方の側壁213に形成する2つの開口部213a、213bおよび他方の側壁214に形成する開口部214a、214bは、機械加工により形成することができる。ハウジング200を鋳造により形成する場合、鋳造型に部分型を嵌め込む方法を用いて、開口部を有する側壁と、開口部の無い側壁とを任意に形成する。あるいは、上述したように、ハウジング200の一方および他方の側壁213、214それぞれに、2つの開口部213a、213bおよび開口部214a、214bを設けておき、封口部材215を用いて不必要な開口部を封口するようにしてもよい。但し、後者の方法は、部品点数および作業工数が増大する。第1コネクタ取付部221および第2コネクタ取付部222の形成についても、鋳造型に部分型を嵌め込む方法を用いて、第1コネクタ取付部221および/または第2コネクタ取付部222との位置や高さを任意に変更できるようにすることができる。
図4は、図1に図示されたコネクタおよびバスバー部材の拡大図であり、図5は、図4に図示されたコネクタおよびバスバー部材の分解斜視図である。図6は、図4に図示されたコネクタを背面側から観た図である。
コネクタ100は、コネクタ本体120とホルダ110とを有する。
コネクタ本体120は、x方向に延在する第1端子挿入部121と第2端子挿入部122と、第1端子挿入部121と第2端子挿入部を支持する絶縁部材からなる支持部123を有する。支持部123は、第1端子支持部123aと第2端子支持部123bとを有する。図示はしないが、第1端子挿入部121は、ケーブル部材320の第1ケーブル321の接続端子321aが接続される第1端子(図示せず)を有する。第2端子挿入部122は、ケーブル部材320の第2ケーブル322の接続端子322aが接続される第2端子(図示せず)を有する。第1端子挿入部121と第2端子挿入部122は、x方向に平行に延在されている。
支持部123は、z方向に長い板状部材であり、z方向の両端にねじ11等の締結部材が挿通される貫通孔が設けられている。支持部123には、第1端子挿入部121に設けられた不図示の第1端子の端部124が取付けられている。第2端子支持部123bには、第2端子挿入部122に設けられた不図示の第2端子の端部125が取付けられている。第1、第2端子の端部124、125には、それぞれ、貫通孔124a、125aが設けられている。支持部123および第2端子支持部123bには、それぞれ、貫通孔124a、125a対応して雌ねじ部126a、126bが設けられている。支持部123のz方向の両端には、ねじ等の締結部材11が挿通される貫通孔が設けられている。また、支持部123のz方向の両端には、x方向に突き出す凸部が形成されており、各凸部には小孔127が形成されている。コネクタ本体120は、第1端子挿入部121と第2端子挿入部122間の中心を通り、第1端子挿入部121および第2端子挿入部122に平行な直線に対して線対称に形成されている。
ホルダ110は、z方向に長い板状部材であり、z方向の中心には、留め部112が設けられている。留め部112には、締結部材12(図7、図8参照)が挿通される貫通孔113が、形成されている。ホルダ110のz方向の両端には、締結部材11が挿通される雌ねじ部114が形成されている。ホルダ110の各雌ねじ部114の近傍にコネクタ本体120の各小孔127に挿通されるピン部115が設けられている。
コネクタ100を作製するには、コネクタ本体120のz方向の両端に設けられた小孔127に、ホルダ110のピン部115を挿通する。そして、この状態で、コネクタ本体120の貫通孔に締結部材11を挿通して、ホルダ110の雌ねじ部114に締結する。これによりコネクタ100が得られる。
コネクタ100において、留め部112は、第1端子挿入部121と第2端子挿入部122間の中心を通り、第1端子挿入部121と第2端子挿入部122と平行な直線上に配置されている。
図6は、図4に図示されたコネクタを背面側から観た図である。つまり、図4におけるコネクタ100を、zy面を中心に左右反転した状態の図である。第1端子挿入部121と第2端子挿入部122とは、第1端子挿入部121と第2端子挿入部122と平行で留め部112を通る第1仮想線N1−N1に対して線対称の位置に配置されている。このため、第1仮想線N1−N1から第1端子挿入部121までの距離および第1仮想線N1−N1から第2端子挿入部122までの距離は、図4に示された姿勢と、図6に示された姿勢とで同一である。
図5において、バスバー部材150は、第1バスバー151と、第2バスバー152と、第1バスバー151と第2バスバー152とを一体的に保持する絶縁部材153とを有する。バスバー部材150は、例えば、第1バスバー151と第2バスバー152をインサート部材とするインサート成型により形成することができる。第1バスバー151は、一端151aと、他端151bとを有する。第1バスバー151の一端151aは、第1端子挿入部121に設けられた第1端子の端部124(図5参照)に接続される。第1バスバー151の他端151bは、EMCフィルタ313の基板351に設けられた第1接続端子部361(図7、図8参照)に接続される。第2バスバー152は、一端152aと、他端152bとを有する。第2バスバー152の一端152aは、第2端子挿入部122に設けられた第2端子の端部125(図5参照)に接続される。第2バスバー152の他端152bは、EMCフィルタ313の基板351に設けられた第2接続端子部362(図7、図8参照)に接続される。
図7はコネクタをハウジングに組付けた状態を示す斜視図である。また、図8は、図7に図示されたコネクタを左右反転してハウジングに組付けた状態を示す斜視図である。
図7および図8を参照して、コネクタ100の組付け方法を説明する。
ハウジング200の収納部210内に、基板351を有するEMCフィルタ313を取付ける。パワーモジュール310、放電抵抗314、コンデンサ312等の他の電子部品は、事前に組付けておいてもよいし、後から組付けてもよい。
そして、コネクタ100を、ハウジング200のコネクタ収納部212内に組付ける。コネクタ100は、留め部112を、ハウジング200の第1コネクタ取付部221の上面または第2コネクタ取付部222の上面にねじ等の締結部材12により固定する。図7は、コネクタ100の留め部112を、ハウジング200の第1コネクタ取付部221の上面に締結部材12により締結した状態を示す。この状態では、コネクタ100の第1端子挿入部121および第2端子挿入部122はハウジング200の一方の側壁213に対向して配置される。従って、第1ケーブル321および第2ケーブル322を、一方の側壁213に設けられた開口部213a、213bを挿通して、コネクタ100の第1端子挿入部121および第2端子挿入部122に接続することができる。
図8は、コネクタ100の留め部112を、ハウジング200の第2コネクタ取付部222の上面に締結部材12により締結した状態を示す。この状態では、コネクタ100の第1端子挿入部121および第2端子挿入部122はハウジング200の他方の側壁214に対向して配置される。図8に示す状態では、ハウジング200の一方の側壁213には、開口部213a、213bは設けられておらず、他方の側壁214に開口部214a、214b(図3(C)参照)が設けられている。従って、第1ケーブル321および第2ケーブル322を、他方の側壁214に設けられた開口部214a、214bを挿通して、コネクタ100の第1端子挿入部121および第2端子挿入部122に接続することができる。
次に、バスバー部材150をコネクタ100に取付ける。バスバー部材150の第1バスバー151の一端151aの貫通孔にねじ等の締結部材13を挿通し、コネクタ本体120に保持された第1端子の端部124の貫通孔124aに挿通し、支持部123の雌ねじ部126aに締結する。また、バスバー部材150の第2バスバー152の一端152aの貫通孔にねじ等の締結部材(図示せず)を挿通し、コネクタ本体120に保持された第2端子の端部125の貫通孔125aに挿通し、支持部123の雌ねじ部126bに締結する。
なお、コネクタ100とバスバー部材150との取付けは、コネクタ100をハウジング200に取付ける前に行っておいてもよい。その場合には、コネクタ100の組付け状態が、図7に示す状態であるか、図8に示す状態であるかにより、コネクタ100の向きを決定して、コネクタ100とバスバー部材150とを組付ける。そして、バスバー部材150が組付けられたコネクタ100の留め部112を、ハウジング200の第1コネクタ取付部221の上面または第2コネクタ取付部222の上面に固定する。
次に、バスバー部材150をEMCフィルタ313の基板351に接続する。
バスバー部材150の第1バスバー151の他端151bを基板351の第1接続端子部361に接続する。第1バスバー151の他端151bと基板351の第1接続端子部361との接続は、ねじ等の締結部材14により固定することにより行うことができる。あるいは、はんだ等の接合によって行ってもよい。また、バスバー部材150の第2バスバー152の他端152bを基板351の第2接続端子部362に接続する。第2バスバー152の他端151bと基板351の第2接続端子部362との接続は、ねじ等の締結部材14により固定することにより行うことができる。あるいは、はんだ等の接合によって行ってもよい。
図7および図8に示す状態において、基板351の第1接続端子部361と第2接続端子部362とは、ハウジング200の第1コネクタ取付部221と第2コネクタ取付部222間の中心を通り、第1仮想線N1−N1に垂直な第2仮想線N2−N2に対して、線対称の位置に配置されている。このため、バスバー部材150に取付けられるコネクタ100は、図7に示される状態と図8に示される状態とでは左右方向に180度回転しているが、第1バスバー151の他端151bは第1接続端子部361に、また、第2バスバー152の他端152bは第2接続端子部362に位置が合う。
従って、図7の状態で、ハウジング200の一方の側壁213の開口部213aから挿入されコネクタ100の第1端子挿入部121に接続された第1ケーブル321は、第1バスバー151を介して、基板351の第1接続端子部361に接続される。また、ハウジング200の一方の側壁213の開口部213bから挿入されコネクタ100の第2端子挿入部122接続された第2ケーブル322は、第2バスバー152を介して、基板351の第2接続端子部362に接続される。
同様に、図8の状態で、ハウジング200の他方の側壁214の開口部214aから挿入されコネクタ100の第1端子挿入部121に接続された第1ケーブル321は、第1バスバー151を介して、基板351の第1接続端子部361に接続される。また、ハウジング200の他方の側壁214の開口部214bから挿入されコネクタ100の第2端子挿入部122接続された第2ケーブル322は、第2バスバー152を介して、基板351の第2接続端子部362に接続される。
上記本発明の一実施の形態によれば、下記の作用効果を奏する。
(1)コネクタ100は、コネクタ本体120と、コネクタ本体取付部(雌ねじ部114およびピン部115)および留め部112を有するホルダ110とを備える。コネクタ本体120は、第1ケーブル(外部端子)321に接続される第1端子挿入部121と、第2ケーブル(外部端子)122に接続される第2端子挿入部122とを有する。コネクタ本体120がホルダ110のコネクタ本体取付部に取付けられた状態で、コネクタ本体120の第1端子挿入部121と第2端子挿入部122とは、第1端子挿入部121に平行で留め部112を通る第1仮想線N1−N1に対して線対称の位置に配置されている。このため、この構成のコネクタ100を電力変換装置1に適用することにより、ケーブル部材320の引出し方向を180度、変えることができる。このコネクタ100は、ケーブルとバスバーとを連結するための端子台等の部材を不要とするため、電力変換装置1の小型化を図ることができる。また、コネクタ100を取付ける向きの変更は、留め部112が電力変換装置1のハウジング200に固定される位置を変更するだけでよいので、能率的に行うことができる。
(2)電力変換装置1は、コネクタ100と電力変換回路部を収納する収納部210を有するハウジング200を備えている。ハウジング200の収納部210内には、コネクタ100のホルダ110の留め部112が固定される第1コネクタ取付部221および第2コネクタ取付部222が設けられている。このため、コネクタ100の向きを変更するには、留め部112を、第1コネクタ取付部221に固定するか、第2コネクタ取付部222に固定するかを選択するだけでよく、能率的である。
(3)電力変換装置1は、さらに、第1端子挿入部121の第1端子に接続される一端151aと、電力変換回路部に接続される第1接続端子部361に接続される他端を有する第1バスバー151と、第2端子挿入部122の第2端子に接続される一端152aと、電力変換回路部に接続される第2接続端子部362に接続される他端152bを有する第2バスバー152とを有する。第1接続端子部361と第2接続端子部362とは、第1コネクタ取付部221と第2コネクタ取付部222間の中心を通り第1仮想線N1−N1に対して垂直な第2仮想線N2−N2に対して線対称の位置に配置されている。このため、コネクタ100の向きを180度回転した場合でも、第1バスバー151の他端151bは第1接続端子部361に、また、第2バスバー152の他端152bは第2接続端子部362に位置が合う。
(4)コネクタ本体は、第1端子支持部(第1バスバー取付部)123aと第2端子支持部(第2バスバー取付部)123bとを有し、第1端子支持部123aに第1端子が取付けられ、第2端子支持部123bに第2端子が取付けられている。第1バスバー151の一端151aは、第1端子に接続された状態で第1端子支持部123aに固定され、第2バスバー152の一端152aは、第2端子に接続された状態で第2端子支持部123bに固定されている。第1端子支持部123aおよび第2端子支持部123bに、バスバーを固定する固定部と電気的な接続部との機能を兼用させるので、コネクタ100を簡素な構造とすることができる。
(5)第1バスバー151と第2バスバー152とは、絶縁部材153により一体化されたバスバー部材150として形成されている。このため、第1バスバー151と第1接続端子部361、および第2バスバー152と第2接続端子部362との接続作業が容易となる。
なお、上記一実施の形態では、コネクタ本体120とホルダ110との組付けは、コネクタ本体120とホルダ110との両端側で締結部材11を用いて締結する構造として例示した。しかし、コネクタ本体120とホルダ110と、中央部側の1か所で固定するようにしてもよい。
上記一実施の形態では、2つの端子挿入部を有するコネクタ100として例示した。しかし、端子挿入部は、3つ以上とすることができる。
上記一実施の形態では、コネクタ100の留め部112が固定される第1、第2コネクタ取付部221、222を、ハウジング200の底部201に設けた構造として例示した。しかし、第1、第2コネクタ取付部221、222はハウジング200の側壁に設けるようにしてもよい。
上記一実施の形態では、第1バスバー151、第2バスバー152は、絶縁部材153により一体化されたバスバー部材150として形成されているものとして例示した。しかし、第1バスバー151および第2バスバー152は、それぞれ、相互に分離された1つの部材として用いるようにしてもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1 電力変換装置
100 コネクタ
110 ホルダ
112 留め部
114 雌ねじ部(コネクタ本体取付部)
115 ピン部(コネクタ本体取付部)
120 コネクタ本体
121 第1端子挿入部
122 第2端子挿入部
123a 第1端子支持部
123b 第2端子支持部
150 バスバー部材
151 第1バスバー
151a 一端
151b 他端
152 第2バスバー
152a 一端
152b 他端
153 絶縁部材
200 ハウジング
210 収納部
213 側壁(側部)
213a 開口部
213b 開口部
214 側壁(側部)
215 封口部材
221 第1コネクタ取付部
222 第2コネクタ取付部
320 ケーブル部材
321a 接続端子(第1の外部端子)
322a 接続端子(第2の外部端子)
361 第1接続端子部
362 第2接続端子部

Claims (6)

  1. コネクタ本体と、
    前記コネクタ本体が取付けられるコネクタ本体取付部と、外部部材に固定するための留め部を有するホルダとを備え、
    前記コネクタ本体は
    第1の外部端子に接続される第1端子を有し、前記第1の外部端子を挿入する挿入方向に延在される第1端子挿入部と、
    第2の外部端子に接続される第2端子を有し、前記第1端子挿入部に平行に配置された第2端子挿入部とを備え、
    前記コネクタ本体が前記ホルダの前記コネクタ本体取付部に取付けられた状態で、前記コネクタ本体の前記第1端子挿入部と前記第2端子挿入部とは、前記第1端子挿入部に平行で前記留め部を通る第1仮想線に対して線対称の位置に配置されている、コネクタ。
  2. 請求項1に記載の前記コネクタおよび電力変換回路部を収納する収納部を有するハウジングを備え、
    前記ハウジングの前記収納部内には、前記コネクタの前記ホルダの前記留め部が固定される第1コネクタ取付部および第2コネクタ取付部が設けられている、電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置において、
    さらに、前記第1端子挿入部の前記第1端子に接続される一端と、前記電力変換回路部に接続される第1接続端子部に接続される他端を有する第1バスバーと、前記第2端子挿入部の前記第2端子に接続される一端と、前記電力変換回路部に接続される第2接続端子部に接続される他端を有する第2バスバーとを有し、
    前記第1接続端子部と前記第2接続端子部とは、前記第1コネクタ取付部と前記第2コネクタ取付部間の中心を通り前記第1仮想線に対して垂直な第2仮想線に対して線対称の位置に配置されている、電力変換装置。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置において、
    前記コネクタ本体は、第1バスバー取付部と第2バスバー取付部とを有し、
    前記第1バスバー取付部に前記第1端子が取付けられ、前記第2バスバー取付部に前記第2端子が取付けられ、
    前記第1バスバーの一端は、前記第1端子に接続された状態で前記第1バスバー取付部に固定され、前記第2バスバーの一端は、前記第2端子に接続された状態で前記第2バスバー取付部に固定されている、電力変換装置。
  5. 請求項3に記載の電力変換装置において、
    前記第1バスバーと前記第2バスバーとは、絶縁部材により一体化されている、電力変換装置。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記ハウジングは、前記コネクタ本体に対応する相対向する一対の側部の一方に、前記第1の外部端子および前記第2の外部端子が挿通される開口部が形成され、
    前記一対の側部の他方は、前記第1の外部端子および前記第2の外部端子が挿通される開口部が封口されているか、または開口部を有していない側部として形成されている、電力変換装置。
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