JP2018072381A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、ケーブルによる接続作業を容易にし、接続不良等の作業ミスを低減するとともに画像形成装置の小型化を実現させることである。
【解決手段】光を出射する複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を偏向走査する偏向手段と、前記複数の光源と前記偏向手段を保持する光学箱と、前記光学箱の外壁面に固定され前記光源を駆動する複数の駆動基板と、を備えた光学走査ユニットと、前記光学走査ユニットを支持する枠体と、を有する画像形成装置において、前記複数の駆動基板は、画像形成装置と電気的に接続するためのコネクタを有し、少なくとも2つの駆動基板のコネクタは互いに近接する位置に配置されており、前記枠体の前記コネクタに対向する位置には貫通穴が設けられている。
【選択図】 図5
【解決手段】光を出射する複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を偏向走査する偏向手段と、前記複数の光源と前記偏向手段を保持する光学箱と、前記光学箱の外壁面に固定され前記光源を駆動する複数の駆動基板と、を備えた光学走査ユニットと、前記光学走査ユニットを支持する枠体と、を有する画像形成装置において、前記複数の駆動基板は、画像形成装置と電気的に接続するためのコネクタを有し、少なくとも2つの駆動基板のコネクタは互いに近接する位置に配置されており、前記枠体の前記コネクタに対向する位置には貫通穴が設けられている。
【選択図】 図5
Description
本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
一般に、レーザプリンタ等の画像形成装置に用いられる光学走査ユニットは、次のような動作を行っている。画像信号に応じて光源から光変調され出射された複数のレーザ光を、偏向手段により偏向走査し、偏向走査されたレーザ光を、fθ特性をもつ走査レンズ(fθレンズ)によって感光ドラム上に結像させている。これにより、感光ドラム上に静電潜像が形成される。その後、画像形成装置において、感光ドラム上の静電潜像を現像装置によってトナー像に顕像化し、これを記録材に転写して定着装置へ送り、記録材上のトナー像を加熱定着させることで印刷(プリント、画像形成)が行われる。
図8に示すように、特許文献1において、光学走査ユニット203は光源を駆動制御する画像形成装置に設けた不図示の電流制御基板との電気的接続を行う束線(ケーブル)251のコネクタ252を有し、コネクタ252は弾性変形する保持部または保持部材260に保持されている。
また図9(a)、(b)に示すように、光学走査ユニット203を画像形成装置の内部構造体である枠体をなす板金等の側板232a、232b、232cで覆っている。この場合、コネクタ252は保持部材260で保持されたのち、側板232aの開口部から突出させた状態で取り付けられ、そして保持部材260からコネクタ252を引き出して電流制御基板に接続される。
しかしながら、光学走査ユニットを画像形成装置の枠体の開口部から側板間の内側に挿入する構成においては、組立スペースの確保が難しい。そのため、組立作業によるケーブルの接続が困難であり、作業ミスを発生させやすい。作業ミスによって束線等のケーブルがコネクタに対して不完全に接続された場合、光源(半導体レーザ)を劣化させたり故障させたりすることにつながる。また光源の駆動基板とケーブル接続される画像形成装置の電流制御基板に対して故障を発生させる恐れがある。
また、特許文献1は、枠体をなす側板によって光学走査ユニットが覆われた際、コネクタを保持部材で保持したのち、側板の開口部から突出させた状態で取り付ける構成である。しかしながら、光学走査ユニットのコネクタを側板に保持させる構成は、コネクタ自身を枠体に保持させる組立作業が必要であり、小型化され作業スペースが狭くなった画像形成装置における作業はより困難になる。また、ケーブルを保持した保持部材を側板の開口部に取り付ける場合は、電流制御基板からコネクタまでの長さに加えて、コネクタから光源(半導体レーザ等)の駆動基板までのケーブルの長さが必要となる。そのため、ケーブル自身の長さが長くなり、画像形成装置内部における電気信号ノイズの影響を受けやすくなることが懸念される。また、小型化された本体内でのケーブルのはい回しはそのスペースの確保が困難であり、さらには光学走査ユニットの組立作業時にケーブルを挟み込んでしまいやすくなるなどの問題が発生する可能性がある。
本発明の目的は、ケーブルによる接続作業を容易にし、接続不良等の作業ミスを低減するとともに画像形成装置の小型化を実現させることである。
上記目的を達成するため、本発明は、光を出射する複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を偏向走査する偏向手段と、前記複数の光源と前記偏向手段を保持する光学箱と、前記光学箱の外壁面に固定され前記光源を駆動する複数の駆動基板と、を備えた光学走査ユニットと、前記光学走査ユニットを支持する枠体と、を有する画像形成装置において、前記複数の駆動基板は、画像形成装置と電気的に接続するためのコネクタを有し、少なくとも2つの駆動基板のコネクタは互いに近接する位置に配置されており、前記枠体の前記コネクタに対向する位置には貫通穴が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ケーブルによる駆動基板と画像形成装置との電気的な接続作業の作業性を低下させることなく、画像形成装置を小型化することが可能となる。また、組立作業における作業ミスを低減し、作業ミスによって発生する画像形成装置および光学走査ユニットの故障を低減することができる。さらには駆動基板が有するコネクタを貫通穴から直接目視確認できるため、ケーブルの長さを最適化でき、電気信号ノイズの発生を低減させることができ、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
図1〜図6を用いて実施例1に係る光学走査ユニット及びこれを備えた画像形成装置の構成について具体的に説明する。
図1〜図6を用いて実施例1に係る光学走査ユニット及びこれを備えた画像形成装置の構成について具体的に説明する。
(画像形成装置)
まず図1を用いて、本実施例に係る光学走査ユニットを備えた画像形成装置の構成について説明する。図1は、実施例1に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。
まず図1を用いて、本実施例に係る光学走査ユニットを備えた画像形成装置の構成について説明する。図1は、実施例1に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの4色の現像剤(トナー)を備え、記録材S上にトナー画像を形成する電子写真方式のカラー画像形成装置である。
図1において、帯電手段となる帯電ローラ3Y,3M,3C,3Kにより一様に帯電された像担持体となる感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面にはレーザ光LY,LM,LC,LKが照射される。レーザ光LY,LM,LC,LKは、それぞれに対応した露光手段となる光学走査ユニット5から、図示しない画像データ入力部からの画像データに基づいて出射される。これにより感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面に静電潜像が形成される。
各感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面に形成された静電潜像に対して現像手段となる現像装置内の現像ローラ4Y,4M,4C,4Kから各色のトナーが供給されて現像され、各感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面に各色のトナー像が形成される。
なお、感光ドラムと、感光ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段(帯電ローラ)と現像手段(現像ローラ)は、それぞれ、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジPY,PM,PC,PKとして、一体に設けられている。
各感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対向して中間転写ベルト10が張架して配置されている。各感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面に形成された各色毎のトナー像は中間転写ベルト10の外周面に順次に一次転写される。この一次転写は、中間転写ベルト10の内周面側に配置された一次転写手段となる一次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kに一次転写バイアス電圧が印加されることにより行われる。
一方、給送カセット11には記録材Sが積載されており、給送ローラ12により給送された後、搬送ローラ13により搬送される。
その後、記録材Sは、所定のタイミングで中間転写ベルト10と、二次転写手段となる二次転写ローラ15とのニップ部からなる二次転写部へ搬送される。そして、二次転写ローラ15に二次転写バイアス電圧が印加されることで中間転写ベルト10の外周面上のトナー像が記録材Sに二次転写される。
その後、記録材Sは二次転写部の二次転写ローラ15と中間転写ベルト10とに挟持搬送されて定着手段となる定着装置16に送られ、定着装置16により加熱及び加圧されてトナー像が記録材Sに定着され、排出ローラ17によって搬送される。
(光学走査ユニット)
次に、光学走査ユニット5の全体構成について図2〜図3を用いて説明する。図2は、本実施例に係る光学走査ユニット5を示し、スキャナカバーを不図示にした斜視図である。図3は、光学走査ユニット5における光走査系を示す図であり、図2に示す矢印A方向から見た断面図である。
次に、光学走査ユニット5の全体構成について図2〜図3を用いて説明する。図2は、本実施例に係る光学走査ユニット5を示し、スキャナカバーを不図示にした斜視図である。図3は、光学走査ユニット5における光走査系を示す図であり、図2に示す矢印A方向から見た断面図である。
発散光のレーザ光LY,LM,LC,LKは、駆動基板としてのレーザ駆動回路基板35a,35bによって駆動制御される光源としての半導体レーザ30Y,30M,30C,30Kから出射される。発散光のレーザ光LY,LM,LC,LKは、コリメータレンズ31Y(不図示),31M,31C,31K(不図示)によって平行化されたレーザ光束に変換される。このレーザ光LY,LM,LC,LKは、シリンドリカルレンズ32を透過することによって、副走査方向にのみ収束され、回転多面鏡33の反射面上に線像として結像する。ここまでの装置構成が入射光学系を構成している。
ここでは、光源を駆動する複数の駆動基板として、2つのレーザ駆動回路基板35a,35bを例示しているが、駆動基板の数はこれに限定されるものではない。また、レーザ光を出射する複数の光源として、4つの半導体レーザ30Y,30M,30C,30Kを例示しているが、光源の数もこれに限定されるものではない。4つの半導体レーザ30Y,30M,30C,30Kのうち、2つの半導体レーザ30Y,30Mは一方のレーザ駆動回路基板35aに設けられ、2つの半導体レーザ30C,30Kは他方のレーザ駆動回路基板35bに設けられている。そして、一方のレーザ駆動回路基板35aに設けた半導体レーザ30Y,30Mが一体に有するコリメータレンズ31Y(不図示),31Mが光学箱40の外壁面に保持されている。同様に、他方のレーザ駆動回路基板35bに設けた半導体レーザ30C,30Kが一体に有するコリメータレンズ31C,31K(不図示)が光学箱40の外壁面に保持されている。
次に、偏向手段としての回転多面鏡33はスキャナモータ34によって回転駆動され、各半導体レーザからのレーザ光LY,LM,LC,LKをそれぞれ偏向する。回転多面鏡33によって偏向されたレーザ光のうち、レーザ光LY,LMは、第1の走査レンズ36aを透過する。その後、レーザ光LYは第2の走査レンズ37bを透過し、折り返しミラー38cで反射された後、感光ドラム1Y(図1)にスポット像として結像する。一方、レーザ光LMは、折り返しミラー38bで反射された後、第2の走査レンズ37aを透過し、折り返しミラー38aで反射され、感光ドラム1M(図1)に結像する。
なお、回転多面鏡33によって偏向されるレーザ光のうち、レーザ光LC,LKが偏向される方向は、回転多面鏡33を中心に回転多面鏡33によってレーザ光LY,LMが偏向される方向と対向側に偏向される。レーザ光LY,LMは、それぞれ第2の走査レンズ37c,37dを透過し、折り返しミラー38d,38e,38fで反射された後、感光ドラム1C,1K(図1)に結像する。ここまでの装置構成が光走査系を構成する。
このような光走査系は、図1に示す4つの感光ドラム1Y,1M,1C,1K上に走査光を導いて画像記録を行っている。具体的には、回転多面鏡33の回転により、レーザ光LY,LM,LC,LKの偏向される角度が変化して、レーザ光LY,LM,LC,LKが結像した各スポット像は、感光ドラム1Y,1M,1C,1K表面上を感光ドラムの軸方向に移動(主走査)する。また、感光ドラム1Y,1M,1C,1Kが回転することにより、各スポット像は感光ドラム1Y,1M,1C,1K表面上を感光ドラムの軸方向に直交する方向に移動(副走査)する。これにより各感光ドラム表面上に静電潜像が形成される。入射光学系および複数の光走査系は、1つの光学箱40に精度良く保持され、光学走査ユニット5を形成している。
(画像形成装置の枠体)
次に、画像形成装置100(図1)の内部構造体である枠体について、図5を用いて説明する。図5は、実施例1に係る画像形成装置の内部構造体である枠体について説明した斜視図である。
次に、画像形成装置100(図1)の内部構造体である枠体について、図5を用いて説明する。図5は、実施例1に係る画像形成装置の内部構造体である枠体について説明した斜視図である。
本体枠体70は、前側に位置する前側板71、後側に位置する後側板72を備えている。これら前後側板71,72の間には、本体支持部材73とスキャナ支持部材74と本体下板金79が設けられている。これら前後側板71,72と、本体支持部材73及びスキャナ支持部材74、本体下板金79は、不図示のビスや溶接等により固定されることで画像形成装置の内部構造体である枠体(本体枠体70)として形成されている。
なお、ここで前側とは、画像形成装置に情報を入力するキーや操作パネルなどを有する操作部が設けられた側であり、画像形成装置の正面側である。また後側とは、前記操作部が設けられた側とは反対側であり、画像形成装置の正面側とは反対側の背面側である。
前側板71には、開口部60が設けられている。前側板71に設けられた開口部60から図1に示す4つのカートリッジPY,PM,PC,PKを挿抜することができる。
光学走査ユニット5は、前後側板71,72間に設けられたスキャナ支持部材74と本体支持部材73とに取り付けられる。また、光学走査ユニット5は、本体枠体70の左側の側面に設けられた不図示の外装部材を外すことで露出される本体枠体70の左側に形成された開口部78より挿抜される。なお開口部78は、光学走査ユニット5の挿抜が容易に行える程度の大きさを有している。
(光学走査ユニットの電気的接続)
次に、この画像形成装置100と光学走査ユニット5の電気的な接続について、図2〜図6を用いて説明する。図4は、実施例1に係る光学走査ユニットを示す上面図である。図6(a)、(b)は、実施例1に係る画像形成装置の内部構造体である枠体とレーザ駆動回路基板の位置関係を表した斜視図と上面図である。
次に、この画像形成装置100と光学走査ユニット5の電気的な接続について、図2〜図6を用いて説明する。図4は、実施例1に係る光学走査ユニットを示す上面図である。図6(a)、(b)は、実施例1に係る画像形成装置の内部構造体である枠体とレーザ駆動回路基板の位置関係を表した斜視図と上面図である。
半導体レーザを制御するための画像形成装置本体側の制御基板(不図示)は、後側板72に配置され、後側板72の光学走査ユニット5が収容されている側と反対側に配置されている。画像形成装置側の制御基板は、半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路基板に電気的に接続され、半導体レーザを制御する。
光学走査ユニット5の前記2つのレーザ駆動回路基板35a,35bは、前側板71に隣接する光学走査ユニットの外壁面(前側壁)に設けられている。前記2つのレーザ駆動回路基板35a,35bは、図4に示すように光学走査ユニットが光を偏向走査する方向に直交する方向から見た時に、光学箱40の外壁面にハの字状に配置されている。
前記2つのレーザ駆動回路基板35a,35bには、ケーブル接続部としてのコネクタ39a,39bがそれぞれ設けられていて、コネクタ39a,39bは互いにコネクタ同士が近接する位置に設けられている。
画像形成装置側の制御基板(不図示)のコネクタに接続されたケーブルFa,Fbは、側板72に設けられた図示しない穴を介して光学走査ユニット5が固定されている側に延伸され、光学走査ユニット5の下を通した後に光学走査ユニット5に設けられた複数のレーザ駆動回路基板35a,35bの各コネクタ39a,39bにそれぞれ接続される。これにより、画像形成装置100と光学走査ユニット5が電気的に接続された状態となる。
ここで本実施例においては、画像形成装置側の制御基板が側板72に設けられた構成について述べたが、制御基板の位置はこれに制限されたものではない。制御基板は、側板72のその他の位置や、側板71等の本体を構成している他の枠体に設けられた構成であっても良い。
(コネクタと側板の位置関係)
次にレーザ駆動回路基板に設けられたコネクタと側板の位置関係について説明する。
次にレーザ駆動回路基板に設けられたコネクタと側板の位置関係について説明する。
光学走査ユニット5に配置された複数のレーザ駆動回路基板35a,35bに設けられた各コネクタ39a,39bは、枠体を構成する側板71に最も近接した位置に設けられている。そして側板71のコネクタが最も近接している箇所には貫通穴80が設けられている。すなわち、図6(a)に示すように、本体枠体70の前記コネクタ39a,39bに対向する位置には貫通穴80が設けられている。これにより、光学走査ユニット5のコネクタ39a,39bが外部から容易に目視可能となっている。
この貫通穴80は人の手が入る程度の大きさになっており、先に述べた画像形成装置100と光学走査ユニット5との電気的接続を行う際には、この貫通穴80を介してケーブルFa,Fbの接続を行う。
このように本実施例によれば、レーザ駆動回路基板35a,35b上に設けられたコネクタ39a,39bを互いにコネクタ同士が近接する位置に配置し、かつ側板71に最も近接するように配置している。さらに光学走査ユニット5に配置されるそれぞれのレーザ駆動回路基板35a,35bをハの字状に配置している。こうすることで、本体枠体70に設ける貫通穴80を1箇所にすることができる。
そして貫通穴80の大きさを最小限にすることができるため、本体枠体の強度を十分に確保することができる。
また、側板71に設けられた貫通穴80を介して本体枠体70の外側からケーブルFa,Fbの接続作業を行うことができる。これにより、ケーブルによるレーザ駆動回路基板と画像形成装置側の制御基板との電気的な接続作業の組み立て作業性を低下させることなく、画像形成装置の小型化することが可能となる。
さらには光学走査ユニット5のコネクタを本体枠体70の外部から目視可能なことによって、ケーブルの接続作業後にその接続状態を容易に確認でき、組立作業における作業ミスを低減することができる。これにより、作業ミスによって発生する画像形成装置および光学走査ユニットの故障を低減することができる。
そして、レーザ駆動回路基板のコネクタから画像形成装置側の制御基板へのケーブルのはい回しが容易になり、ケーブルの長さを最適化することによって電気信号ノイズを発生し難くすることができ、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
そして、レーザ駆動回路基板35a,35bのコネクタ39a,39bを貫通穴80から直接目視確認できるため、ケーブルの長さを最適化でき、電気信号ノイズの発生を低減させることができ、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
これらの効果によって製品の品質向上に繋げることができる。
〔実施例2〕
実施例2に係る光学走査ユニットについて図7を用いて説明する。図7は、実施例2に係る光学走査ユニットに取り付けられたレーザ駆動回路基板の位置関係を表した上面図である。なお、前述した実施例1と同様の機能を有する部位は、同様の記号を記し説明を省略する。
実施例2に係る光学走査ユニットについて図7を用いて説明する。図7は、実施例2に係る光学走査ユニットに取り付けられたレーザ駆動回路基板の位置関係を表した上面図である。なお、前述した実施例1と同様の機能を有する部位は、同様の記号を記し説明を省略する。
本実施例に係る光学走査ユニット5において、各レーザ駆動回路基板35a,35bが有する半導体レーザ30Y(30M),30C(30K)は、回転多面鏡33を中心に略対称に配置されている。半導体レーザは、半導体レーザ30Y(30M)と回転多面鏡33の偏向点までの距離をL1とし、半導体レーザ30C(30K)と回転多面鏡33の偏向点までの距離をL2とした時、前記距離の関係は、L1<L2となるように配置されている。
半導体レーザ30Y(30M),30C,30Kは、レーザ駆動回路基板35a,35bによって駆動制御され、半導体レーザ30Y(30M)はレーザ駆動回路基板35aと接続し、半導体レーザ30C(30K)はレーザ駆動回路基板35bと接続する。
レーザ駆動回路基板35a,35bに設けられているコネクタ39a,39bは、互いにもう一方のコネクタに隣接する位置に設けられている。さらにレーザ駆動回路基板35a,35bのコネクタ39a,39bを配置している側の端部において、回転多面鏡33から半導体レーザまでの距離が長い方(図示L2)に設けられているレーザ駆動回路基板35bが、距離が短い方(距離L1)のレーザ駆動回路基板35aに図7のP部の様に重なるようにして配置されている。即ち、ハの字状に配置された2つのレーザ駆動回路基板35a,35bは、コネクタを配置した側の端部において、光を偏向走査する方向から見た時に、一方のレーザ駆動回路基板35aに他方のレーザ駆動回路基板35bが覆いかぶさるように配置されている。
このように本実施例によれば、回転多面鏡33から半導体レーザまでの距離を、回転多面鏡の中心に左右で異なるように配置し、それぞれのレーザ駆動回路基板を重なるように配置している。これにより、レーザ駆動回路基板上でのコネクタから半導体レーザまでの距離を十分に確保することができるようになり、設計の自由度が上がり、電気的ノイズなどを更に低減することが可能となる。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、光学走査ユニットが2つの駆動基板を有する構成を例示しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。また、各駆動基板に2つの光源が接続された構成を例示したが、この接続個数も限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
前述した実施例では、光学走査ユニットが2つの駆動基板を有する構成を例示しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。また、各駆動基板に2つの光源が接続された構成を例示したが、この接続個数も限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施例では、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
更に前述した実施例では、感光体ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成装置に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能な画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
Fa,Fb …ケーブル
LY,LM,LC,LK …レーザ光
1Y,1M,1C,1K …感光ドラム
5 …光学走査ユニット
30Y,30M,30C,30K …半導体レーザ
32 …シリンドリカルレンズ
33 …回転多面鏡
34 …スキャナモータ
35a,35b …レーザ駆動回路基板
39a,39b …コネクタ
40 …光学箱
70 …本体枠体
71 …前側板
72 …後側板
80 …貫通穴
100 …画像形成装置
LY,LM,LC,LK …レーザ光
1Y,1M,1C,1K …感光ドラム
5 …光学走査ユニット
30Y,30M,30C,30K …半導体レーザ
32 …シリンドリカルレンズ
33 …回転多面鏡
34 …スキャナモータ
35a,35b …レーザ駆動回路基板
39a,39b …コネクタ
40 …光学箱
70 …本体枠体
71 …前側板
72 …後側板
80 …貫通穴
100 …画像形成装置
Claims (3)
- 光を出射する複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を偏向走査する偏向手段と、前記複数の光源と前記偏向手段を保持する光学箱と、前記光学箱の外壁面に固定され前記光源を駆動する複数の駆動基板と、を備えた光学走査ユニットと、
前記光学走査ユニットを支持する枠体と、
を有する画像形成装置において、
前記複数の駆動基板は、画像形成装置と電気的に接続するためのコネクタを有し、少なくとも2つの駆動基板のコネクタは互いに近接する位置に配置されており、
前記枠体の前記コネクタに対向する位置には貫通穴が設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記コネクタを有する2つの駆動基板は、光を偏向走査する方向に直交する方向から見た時に、前記光学箱の外壁面にハの字状に配置されており、
前記コネクタは、前記ハの字状に配置された駆動基板の前記光学箱の外壁面から離れている側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ハの字状に配置された2つの駆動基板は、前記駆動基板のコネクタが配置されている側が、光を偏向走査する方向から見た時に、一方の駆動基板に他方の駆動基板が覆いかぶさるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016207809A JP2018072381A (ja) | 2016-10-24 | 2016-10-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016207809A JP2018072381A (ja) | 2016-10-24 | 2016-10-24 | 画像形成装置 |
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JP2018072381A true JP2018072381A (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62115218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016207809A Pending JP2018072381A (ja) | 2016-10-24 | 2016-10-24 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018072381A (ja) |
-
2016
- 2016-10-24 JP JP2016207809A patent/JP2018072381A/ja active Pending
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