JP2018072259A - アナログ表示装置、電子時計、表示動作制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
可動表示部を有し、当該可動表示部が移動動作することで表示内容が変化する表示部と、
前記可動表示部の移動動作を制御する制御部と、
ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部と、
を備え、
前記制御部は、
前記操作受付部により受け付けられる第1の入力操作に応じて前記可動表示部を早送り移動動作させて前記表示部による複数の表示内容を順番に表示させ、
前記操作受付部により受け付けられる第2の入力操作に応じて前記早送り移動動作を中止させ、
前記早送り移動動作を行わせる場合に、表示される順番の隣り合った表示内容間で切り替えるときの少なくとも一部における前記可動表示部の早送り移動速度を、前記早送り移動動作により前記複数の表示内容の表示を一巡させる間の前記可動表示部の平均移動速度よりも大きい高速移動速度に定める
ことを特徴とするアナログ表示装置である。
図1は、本発明のアナログ表示装置の本実施形態であるアナログ電子時計1の正面図である。
時刻指針61〜63は、それぞれ、秒針61、分針62及び時針63であり、通常、時刻を表示する場合に、それぞれ、時刻の時、分、秒を指し示す。
回転板64の周縁部には、環状に複数(ここでは、54個)の標識が所定の角度間隔、例えば、6度間隔(必ずしも全て均等間隔である必要は無く、ここでは、一部12度間隔)で設けられている。これらの標識のうち、基準標識A1の方向(任意に設定可能)から回転軸に対し右回りで(以下同様)330度方向に設けられた標識「BAR」から162度方向に設けられた標識「CXI」まで(所定の回転角度範囲)の33個の標識は、世界の各タイムゾーン(UTC=協定世界時を含む)を代表する地域(都市)名を示す。174度方向に設けられた標識「TIME」から204度方向に設けられた標識「TIDE」までは、アナログ電子時計1で実行可能な各種機能の種別を示す。216度方向に設けられた標識「AT」から228度方向に設けられた標識「DST」までは、夏時間の実施有無に係る設定種別を示す。240度方向に設けられた標識「HIGH」から258度方向に設けられた標識「CHG」までは、バッテリの残量を示す。270度方向に設けられた標識「T」から282度方向に設けられた標識「RC」までは、測位衛星からの電波や標準電波の受信による日時や現在位置情報の取得状況を示す。294度方向に設けられた標識「ON」及び300度方向に設けられた標識「OFF」は、アラーム報知機能の設定有無を示す。また、312度方向に設けられた標識「YES」及び318度方向に設けられた標識「NO」は、測位衛星からの電波や標準電波の受信成否を示す。
以下、時刻指針61〜63及び回転板64をまとめて示す場合には、指針61〜64とも記す。
開口部31を含む文字盤3及び回転板64により表示部10が構成される。表示部10には、時刻指針61〜63が含まれ得る。
アナログ電子時計1は、CPU41(Central Processing Unit)(制御部)と、ROM42(Read Only Memory)と、RAM43(Random Access Memory)と、発振回路44と、分周回路45と、計時手段としての計時回路46(計時部)と、操作受付部47と、衛星電波受信処理部48及びそのアンテナAN1と、標準電波受信部49及びそのアンテナAN2と、駆動回路51と、電力供給部52と、上述の時刻指針61〜63及び回転板64と、輪列機構71〜74と、ステッピングモータ81〜84などを備える。
また、CPU41は、衛星電波受信処理部48や標準電波受信部49を動作させて日時情報を取得したり、衛星電波受信処理部48の動作に基づいて現在位置を取得したりする。CPU41は、得られた日時のデータに基づいて計時回路46の計数する日時を修正する。また、CPU41は、現在位置のデータに基づいて地方時設定情報を変更することが出来る。
分周回路45は、発振回路44から出力された周波数信号をCPU41や計時回路46により利用される周波数の信号に分周して出力する。出力される周波数は、CPU41からの制御信号により変更可能に設定されていても良い。
記憶部483には、日時の取得に必要なうるう秒補正データや、各測位衛星の位置予測情報(軌道情報)などが記憶保持され得る。
標準電波受信部49の動作は、CPU41によりアナログ電子時計1の他の各部の動作とは独立にオンオフの制御がなされ得る。
ステッピングモータ82は、輪列機構72を介して分針62を回転動作させる。ステッピングモータ82が一回駆動されると、分針62は、1ステップ1度回転し、ステッピングモータ82の360回の動作により文字盤3上で一周する。
この回転板動作制御処理は、りゅうずC1の引き出し動作が検出されて回転板64の回転による各種設定動作に移行した場合に開始される。
図6は、本実施形態のアナログ電子時計1における回転板動作制御処理の変形例1を示すフローチャートである。
この変形例1の回転板動作制御処理は、上記実施形態の回転板動作制御処理のステップS105、S117の処理が省略されてステップS119の処理が追加され、また、ステップS107、S111、S113〜S115、S118の処理がそれぞれステップS107a、S111a、S113a〜S115a、S118aの処理に変更され、ステップS116の処理の位置が変更されている。その他の処理については同一であり、同一の処理内容には同一の符号を用いることとして詳しい説明を省略する。
次に、回転板動作制御処理の変形例2について説明する。
この変形例2の回転板動作制御処理では、一段階目の連続的な早送りにおいて、図4(b)に示すように、表示対象の各標識が表示位置と一致したタイミングで所定時間早送りが中断(一時停止)される。操作受付部47により受け付けられた停止命令の入力動作が検出されない限り、所定時間後にこの中断が解除されて早送りが再開される(即ち、連続的な早送りには、操作入力に依らずに一時的に挿入される回転速度がゼロの期間(一時停止期間)が含まれ得る)。また、変形例1とは反対に、標識間の距離が一定に限られない。従って、表示対象とされる標識範囲が複数のブロックに更に分割されて配置されていても良い。
このように、表示対象の標識が表示位置に一致する、即ち、所望の標識が表示位置に一致し得るタイミングでは回転板64の移動速度を低下させ又は一時停止させ、表示位置に一致しないタイミングの少なくとも一部で回転板64を高速回転させることで、ユーザの待ち時間の増大を抑えつつ回転する回転板64の標識をユーザが知得しやすくし、適切に回転動作を停止させやすくすることが出来る。従って、アナログ表示内容の変更動作に係るユーザの利便性を向上させることが出来る。
このように、表示対象とされない標識の通過中に早送り速度を低下させないことでユーザに不要な標識を認識させにくくすることが出来る。また、このように部分的に高速で早送りさせることによってユーザに現在の回転角度での停止がないことを示すことで、ユーザが必要以上に回転板64の標識に注目したり、不要な位置での早送り停止操作を行ったりしないようにすることが出来る。
このように、表示対象外の標識部分では設定可能な最高速度で回転板64を回転させることで、極力不要な時間を低減させつつ必要な範囲では減速させてユーザに標識を見やすくすることが出来る。
このように、既に早送り移動先が定まっていてユーザの操作を要さずにCPU41が早送り移動先で回転板64の回転を停止させる場合にも、ユーザが途中の標識を視認する必要が無いので、ユーザが標識を視認しながら入力操作により所望の回転位置で停止させる場合と比較して高速、即ち短時間で早送り移動させることが出来る。
このように、回転板64に複数の標識を設けつつ必要な標識のみを開口部31から露出させることで、不要な標識が露出される面積を低減させ、当該低減された範囲を広く多様なデザインに用いることが可能になる。この一方で、一部の標識しか露出されないので、高速で回転板64が回転されると、ユーザが露出されている標識を更に視認し難くなり、視認可能な速度で回転させたとしても標識が露出されるまで開口部31を注視する必要が生じたり、露出されてから早送り回転移動を中止させる操作を行うまでのタイムラグの間に当該標識が表示位置を通過したりするという問題が生じやすくなる。従って、特にこのような構造を有するアナログ表示装置において回転板64の早送り回転をユーザの入力操作に基づいて停止させる場合に、早送り移動を中止させ得る期間における早送り速度をその他の場合の早送り速度よりも低く定めることで、必要以上に早送りに要する時間を長くさせずにユーザがより適切に早送りを中止させ易くすることが出来る。
即ち、回転板64の表面には、複数の機能動作に係る標識を配列させることが出来、必要に応じて必要な標識を開口部31から露出させ、他の標識を文字盤3の裏側に隠すことが出来る。このような回転板64を早送り回転移動させてユーザが所望の位置で早送りを中止させる場合に、実行中の機能とは関係ない機能動作に係る標識が表示位置を通過する場合に当該標識が設けられた範囲を高速で早送り移動させて通過させることで、不要な標識が設けられた範囲の通過に要する早送り時間を低減させつつ、必要な範囲ではユーザが標識を視認しやすくすることが出来る。また、不要な標識の視認性を低下させることで、ユーザに必要の無い範囲で開口部31から露出される標識を注視し、所望の標識を探す手間を低減させることが出来る。
これにより、ユーザは、より確実に選択対象となる標識を視認して適切なタイミングで早送り移動を中止させる入力操作を行うことが出来る。また、選択対象とならない標識が表示位置と一致するタイミングでは早送りが一時停止しないので、早送り中にはユーザが開口部31から露出されている標識に気を配る必要が無く、また、選択対象外の標識が表示位置にあるタイミングで誤って早送り移動を中止させることがない。
このようなアナログ電子時計1が有する回転板64の早送り移動動作に対して本発明を適用して早送り移動速度を回転角度範囲毎に調整することで、回転板64の回転に要する時間を必要以上に長引かせずにしつつ、所望の標識の位置を認識し、容易に表示位置で停止させやすくすることが出来る。特に、腕時計などの携帯可能な小型の電子時計などにおいて、本発明により必要以上に多くの標識を露出させたり、回転板64の回転速度を一律に低速にしたりしないので、電子時計の設計の幅が広がり、操作性とデザイン性とを両立させやすくなる。
例えば、上記実施の形態では、表示対象外の角度範囲における回転速度を設定可能な最高速度としたが、本発明は、これに限るものではなく、例えば、電力供給の問題などで連続的な早送りにおいて最速での継続的な移動が困難な場合などに、回転速度が若干減速されて設定されても良い。
このように、回転板64は、扇型やその他の形状であっても良い。また、単一の特定の機能種別に係る複数の標識のみが設けられていても良い。この場合でも、標識が設けられている角度範囲の両端間を早送り移動させる場合に、本発明を適用することが出来る。
その他、上記実施の形態で示した構成、制御内容や手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
可動表示部を有し、当該可動表示部が移動動作することで表示内容が変化する表示部と、
前記可動表示部の移動動作を制御する制御部と、
ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部と、
を備え、
前記制御部は、
前記操作受付部により受け付けられる第1の入力操作に応じて前記可動表示部を早送り移動動作させて前記表示部による複数の表示内容を順番に表示させ、
前記操作受付部により受け付けられる第2の入力操作に応じて前記早送り移動動作を中止させ、
前記早送り移動動作を行わせる場合に、表示される順番の隣り合った表示内容間で切り替えるときの少なくとも一部における前記可動表示部の早送り移動速度を、前記早送り移動動作により前記複数の表示内容の表示を一巡させる間の前記可動表示部の平均移動速度よりも大きい高速移動速度に定める
ことを特徴とするアナログ表示装置。
<請求項2>
前記制御部は、前記隣り合った表示内容間での切り替えに係る前記可動表示部の移動量が所定の基準量より大きい場合には、前記可動表示部の前記早送り移動速度を前記高速移動速度に定めることを特徴とする請求項1記載のアナログ表示装置。
<請求項3>
前記制御部は、前記早送り移動動作を行わせる場合に、順番に表示される隣り合った表示内容間での切り替え途中に表示の対象とされない表示内容の表示状態が含まれる場合には、前記切り替えに係る前記可動表示部の早送り移動速度を前記高速移動速度に定めることを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ表示装置。
<請求項4>
前記制御部は、前記可動表示部を複数の早送り移動速度で移動動作させることが可能であり、
前記高速移動速度は、前記複数の早送り移動速度のうち最高速度である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアナログ表示装置。
<請求項5>
前記制御部は、前記表示部により、予め設定された2つの表示内容間で表示の切り替え動作を行わせる場合における前記可動表示部の設定移動速度よりも、前記早送り移動動作時に前記高速移動速度で移動させない期間の移動速度を小さく定めることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のアナログ表示装置。
<請求項6>
前記制御部は、前記可動表示部を複数の早送り移動速度で移動動作させることが可能であり、
前記設定移動速度は、前記複数の早送り速度のうち最高速度である
ことを特徴とする請求項5記載のアナログ表示装置。
<請求項7>
前記可動表示部は、回転移動可能に設けられた表示板を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のアナログ表示装置。
<請求項8>
前記表示板における一方の面を覆う遮蔽板を備え、
前記一方の面には、前記表示板の回転移動に応じて前記遮蔽板の開口部から露出可能に配置された複数の標識が設けられ、
前記開口部は、前記表示板の回転移動により前記複数の標識のうち一部が選択的に露出可能に形成されている
ことを特徴とする請求項7記載のアナログ表示装置。
<請求項9>
前記複数の標識は、前記表示板の回転軸に対して所定の回転角度範囲に設けられ、
前記制御部は、前記所定の回転角度範囲外では、前記表示板を前記高速移動速度で回転移動動作させることを特徴とする請求項8記載のアナログ表示装置。
<請求項10>
前記表示板には、2以上の所定数の機能動作にそれぞれ係る複数の標識が当該表示板の回転軸に対して互いに異なる回転角度範囲に設けられ、
前記制御部は、前記第1の入力操作に応じて表示の対象とされる機能動作に係る前記複数の標識が設けられた前記回転角度範囲外で前記表示板を回転移動させる場合には、前記表示板を前記高速移動速度で回転移動動作させる
ことを特徴とする請求項8記載のアナログ表示装置。
<請求項11>
前記制御部は、前記可動表示部の前記早送り移動動作時に、前記表示内容の表示ごとに前記可動表示部を所定時間ずつ一時停止させることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のアナログ表示装置。
<請求項12>
請求項1〜11の何れか一項に記載のアナログ表示装置と、
現在の時刻を計数する計時部と、
を備え、
前記表示部は、前記制御部の制御により前記計時部が計数する現在の時刻に応じた時刻を表示することが可能である
ことを特徴とする電子時計。
<請求項13>
可動表示部を有し、当該可動表示部が移動動作することで表示内容が変化する表示部と、ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部と、を備えるアナログ表示装置の表示動作制御方法であって、
前記操作受付部により受け付けられる第1の入力操作に応じて前記可動表示部を早送り移動動作させて前記表示部による複数の表示内容を順番に表示させる早送り制御ステップ、
前記操作受付部により受け付けられる第2の入力操作に応じて前記早送り移動動作を中止させる早送り中止ステップ、
を含み、
前記早送り制御ステップでは、
表示される順番の隣り合った表示内容間で切り替えるときの少なくとも一部における前記可動表示部の早送り移動速度を、前記早送り移動動作により前記複数の表示内容の表示を一巡させる間の前記可動表示部の平均移動速度よりも大きい高速移動速度に定める
ことを特徴とする表示動作制御方法。
<請求項14>
可動表示部を有し、当該可動表示部が移動動作することで表示内容が変化する表示部と、ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部と、を備えるアナログ表示装置のコンピュータを、
前記操作受付部により受け付けられる第1の入力操作に応じて前記可動表示部を早送り移動動作させて前記表示部による複数の表示内容を順番に表示させる早送り制御手段、
前記操作受付部により受け付けられる第2の入力操作に応じて前記早送り移動動作を中止させる早送り中止手段、
として機能させ
前記早送り制御手段は、
表示される順番の隣り合った表示内容間で切り替えるときの少なくとも一部における前記可動表示部の早送り移動速度を、前記早送り移動動作により前記複数の表示内容の表示を一巡させる間の前記可動表示部の平均移動速度よりも大きい高速移動速度に定める
ことを特徴とするプログラム。
2 ケーシング
3 文字盤
10 表示部
31 開口部
32 指示標識
41 CPU
42 ROM
421 プログラム
422 地方時テーブル
423 標識リスト
43 RAM
431 地方時設定情報
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 操作受付部
48 衛星電波受信処理部
481 受信部
482 制御部
483 記憶部
49 標準電波受信部
51 駆動回路
52 電力供給部
521 バッテリ
61 秒針
62 分針
63 時針
64 回転板
71〜74 輪列機構
81〜84 ステッピングモータ
AN1 アンテナ
AN2 アンテナ
Claims (14)
- 可動表示部を有し、当該可動表示部が移動動作することで表示内容が変化する表示部と、
前記可動表示部の移動動作を制御する制御部と、
ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部と、
を備え、
前記制御部は、
前記操作受付部により受け付けられる第1の入力操作に応じて前記可動表示部を早送り移動動作させて前記表示部による複数の表示内容を順番に表示させ、
前記操作受付部により受け付けられる第2の入力操作に応じて前記早送り移動動作を中止させ、
前記早送り移動動作を行わせる場合に、表示される順番の隣り合った表示内容間で切り替えるときの少なくとも一部における前記可動表示部の早送り移動速度を、前記早送り移動動作により前記複数の表示内容の表示を一巡させる間の前記可動表示部の平均移動速度よりも大きい高速移動速度に定める
ことを特徴とするアナログ表示装置。 - 前記制御部は、前記隣り合った表示内容間での切り替えに係る前記可動表示部の移動量が所定の基準量より大きい場合には、前記可動表示部の前記早送り移動速度を前記高速移動速度に定めることを特徴とする請求項1記載のアナログ表示装置。
- 前記制御部は、前記早送り移動動作を行わせる場合に、順番に表示される隣り合った表示内容間での切り替え途中に表示の対象とされない表示内容の表示状態が含まれる場合には、前記切り替えに係る前記可動表示部の早送り移動速度を前記高速移動速度に定めることを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ表示装置。
- 前記制御部は、前記可動表示部を複数の早送り移動速度で移動動作させることが可能であり、
前記高速移動速度は、前記複数の早送り移動速度のうち最高速度である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアナログ表示装置。 - 前記制御部は、前記表示部により、予め設定された2つの表示内容間で表示の切り替え動作を行わせる場合における前記可動表示部の設定移動速度よりも、前記早送り移動動作時に前記高速移動速度で移動させない期間の移動速度を小さく定めることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のアナログ表示装置。
- 前記制御部は、前記可動表示部を複数の早送り移動速度で移動動作させることが可能であり、
前記設定移動速度は、前記複数の早送り速度のうち最高速度である
ことを特徴とする請求項5記載のアナログ表示装置。 - 前記可動表示部は、回転移動可能に設けられた表示板を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のアナログ表示装置。
- 前記表示板における一方の面を覆う遮蔽板を備え、
前記一方の面には、前記表示板の回転移動に応じて前記遮蔽板の開口部から露出可能に配置された複数の標識が設けられ、
前記開口部は、前記表示板の回転移動により前記複数の標識のうち一部が選択的に露出可能に形成されている
ことを特徴とする請求項7記載のアナログ表示装置。 - 前記複数の標識は、前記表示板の回転軸に対して所定の回転角度範囲に設けられ、
前記制御部は、前記所定の回転角度範囲外では、前記表示板を前記高速移動速度で回転移動動作させることを特徴とする請求項8記載のアナログ表示装置。 - 前記表示板には、2以上の所定数の機能動作にそれぞれ係る複数の標識が当該表示板の回転軸に対して互いに異なる回転角度範囲に設けられ、
前記制御部は、前記第1の入力操作に応じて表示の対象とされる機能動作に係る前記複数の標識が設けられた前記回転角度範囲外で前記表示板を回転移動させる場合には、前記表示板を前記高速移動速度で回転移動動作させる
ことを特徴とする請求項8記載のアナログ表示装置。 - 前記制御部は、前記可動表示部の前記早送り移動動作時に、前記表示内容の表示ごとに前記可動表示部を所定時間ずつ一時停止させることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のアナログ表示装置。
- 請求項1〜11の何れか一項に記載のアナログ表示装置と、
現在の時刻を計数する計時部と、
を備え、
前記表示部は、前記制御部の制御により前記計時部が計数する現在の時刻に応じた時刻を表示することが可能である
ことを特徴とする電子時計。 - 可動表示部を有し、当該可動表示部が移動動作することで表示内容が変化する表示部と、ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部と、を備えるアナログ表示装置の表示動作制御方法であって、
前記操作受付部により受け付けられる第1の入力操作に応じて前記可動表示部を早送り移動動作させて前記表示部による複数の表示内容を順番に表示させる早送り制御ステップ、
前記操作受付部により受け付けられる第2の入力操作に応じて前記早送り移動動作を中止させる早送り中止ステップ、
を含み、
前記早送り制御ステップでは、
表示される順番の隣り合った表示内容間で切り替えるときの少なくとも一部における前記可動表示部の早送り移動速度を、前記早送り移動動作により前記複数の表示内容の表示を一巡させる間の前記可動表示部の平均移動速度よりも大きい高速移動速度に定める
ことを特徴とする表示動作制御方法。 - 可動表示部を有し、当該可動表示部が移動動作することで表示内容が変化する表示部と、ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部と、を備えるアナログ表示装置のコンピュータを、
前記操作受付部により受け付けられる第1の入力操作に応じて前記可動表示部を早送り移動動作させて前記表示部による複数の表示内容を順番に表示させる早送り制御手段、
前記操作受付部により受け付けられる第2の入力操作に応じて前記早送り移動動作を中止させる早送り中止手段、
として機能させ
前記早送り制御手段は、
表示される順番の隣り合った表示内容間で切り替えるときの少なくとも一部における前記可動表示部の早送り移動速度を、前記早送り移動動作により前記複数の表示内容の表示を一巡させる間の前記可動表示部の平均移動速度よりも大きい高速移動速度に定める
ことを特徴とするプログラム。
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