JP2018072130A - 微生物夾雑物検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレーサビリティに優れた微生物夾雑物検出装置を提供する。【解決手段】微生物夾雑物検出装置1は、被検体に含まれる微生物夾雑物を検出するチップ2と、チップが着脱自在に装着される装置本体と、装置本体に装着されたチップに流れる電流を検出する検出回路33と、検出回路で検出された電流と、電流を補正するための補正コードと、電流を検出した日時情報と、チップを識別する情報と、周囲温度を含む環境条件情報と、を関連づけた計測関連情報を記憶する計測関連情報記憶部32と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、被検体に含まれるエンドトキシンや(1→3)−β−D−グルカン等の微生物夾雑物を検出する微生物夾雑物検出装置に関する。
エンドトキシンや(1→3)−β−D−グルカン等の微生物夾雑物は、血中に入るとショック症状を起こして死に至るおそれのある発熱性物質であり、透析液や注射液などの血液に投与する医薬品では微生物夾雑物が混入しないように厳重な管理が求められている。
ところが、エンドトキシンはグラム陰性菌の外膜成分のリボ多糖であり、(1→3)−β−D−グルカンは酵母やカビ等の真菌の細胞壁に存在する物質であることから、環境中に普遍的に存在する。また、エンドトキシンや(1→3)−β−D−グルカン等の微生物夾雑物は、耐熱性であるために加熱除去が困難であり、混入防止管理が非常に難しい。
エンドトキシン等の微生物夾雑物の検出法として、カブトガニの血球成分を用いる方法(Limulus Amebosyte Lysate; LAL法)が知られている。LAL法で用いる試薬は高額であるため、少量の試薬で極微量のエンドトキシンを検出する手法が提案されている(特許文献1参照)。
この他、被検体に含まれるエンドトキシン等の微生物夾雑物の濃度を簡易かつ精度よく検出するために、予め試薬が組み込まれたチップを作製しておき、このチップに被検体を注入して試薬と混合させ、チップに流れる微小な電流を検出して微生物夾雑物を定量する手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2012−127695号公報 国際公開2015/137356
エンドトキシン等の微生物夾雑物の定量化に用いられるチップは、使い捨てであり、微生物夾雑物検出装置にチップを装着した後に、チップの注入口から被検体を注入する。その後、チップ内で被検体と試薬を混合し、所定の温度に加熱して電気化学反応を生じさせた後に電流検出が行われる。
電気化学反応によってチップに流れる電流は微弱であり、電源電圧の変動や温度変化、電磁放射ノイズ等の影響を受けやすい。また、このような微弱な電流を精度よく検出するには、被検体の種類や、被検体と混合される試薬の種類等を考慮に入れて、チップに流れる電流を校正する必要がある。しかしながら、どのような校正を行ったかを記録として残しておかないと、後で正しく検出結果の検証を行えなくなる。
微生物夾雑物検出装置は、透析液や注射薬、医薬品などに微生物夾雑物が含まれないことを検査するために用いられる。仮に、微生物夾雑物が含まれるという検査結果が得られた場合、その検査結果を検証する必要が生じ、どのような検査条件で、どのような検査器具を用いて、いつどこで検査を行ったかを記録として残しておくのが望ましい。
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、トレーサビリティに優れた微生物夾雑物検出装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本開示の一実施形態では、被検体に含まれる微生物夾雑物を検出するチップと、
前記チップが着脱自在に装着される装置本体と、
前記装置本体に装着された前記チップに流れる電流を検出する検出回路と、
前記検出回路で検出された電流と、前記電流を補正するための補正コードと、前記電流を検出した日時情報と、前記チップを識別する情報と、周囲温度を含む環境条件情報と、を関連づけた計測関連情報を記憶する計測関連情報記憶部と、を備える、微生物夾雑物検出装置が提供される。
前記計測関連情報記憶部は、前記被検体に含まれる前記微生物夾雑物の濃度と前記検出回路で検出される電流との相関を示した保存検量線を記憶してもよい。
前記検出回路を校正する制御部を備え、
前記計測関連情報記憶部は、前記制御部による前記検出回路の校正情報を前記計測関連情報に含めてもよい。
前記制御部は、前記補正コードを校正し、
前記計測関連情報記憶部は、校正後の補正コードを前記計測関連情報に含めてもよい。
前記計測関連情報記憶部は、前記検出回路を識別する情報を前記計測関連情報に含めてもよい。
前記チップを識別する情報は、前記チップの製造ロットを特定する情報と、前記チップ内に収納される試薬の製造ロットを特定する情報と、の少なくとも一方を含んでいてもよい。
前記計測関連情報の少なくとも一部を有線または無線で送信する通信部を備えてもよい。
前記計測関連情報の少なくとも一部を所定の記録媒体に出力する記録媒体出力制御部を備えていてもよい。
本開示によれば、トレーサビリティに優れた微生物夾雑物検出装置を提供できる。
一実施形態による微生物夾雑物検出装置の概略構成を示す分解斜視図。 チップの平面図。 第1位置でのチップ、ヒートシンクおよびクリーナ支持板の位置関係を示す断面図。 第2位置でのチップ、ヒートシンクおよびクリーナ支持板の位置関係を示す断面図。 チップが第2位置に到達する前の第3位置でのチップ、ヒートシンクおよびクリーナ支持板の位置関係を示す断面図。 本実施形態による微生物夾雑物検出装置の制御系のブロック図。 計測関連情報記憶部に記憶された計測関連情報の一例を示す図。 デュアルポテンショスタット回路の内部構成を示す回路図。 本実施形態による微生物夾雑物検出装置の処理手順を示すフローチャート。
以下、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。図1は本開示の一実施形態による微生物夾雑物検出装置1の概略構成を示す分解斜視図である。図1の微生物夾雑物検出装置1は、被検体に含まれるエンドトキシンや(1→3)−β−D−グルカン等の微生物夾雑物を検出するものである。被検体は、例えば、透析液、注射液、移植組織片、人工授精の受精卵の培養液などである。注射液は、治療薬でもよいし、PET(Positron Emission Tomography)画像検査等のための体内検査液でもよい。
図1の微生物夾雑物検出装置1は、予め試薬が組み込まれたチップ2に被検体を注入して、被検体と試薬を混合加熱して、酸化還元反応による電流を検出するものである。
図1の微生物夾雑物検出装置1は、上蓋3と下蓋4からなる装置本体を備えている。チップ2は装置本体に着脱自在に装着される。下蓋4は、凹部4aが形成されたステージ4bを有する。下蓋4の凹部4a内には、ガイド部材5、ヒートシンク6、装置側端子7、検出回路基板8などが配置されている。
ガイド部材5は、チップ2をヒートシンク6上の所定位置に位置決めするとともに、ヒートシンク6上に位置決めされたチップ2をヒートシンク6とともにステージ4bの上面に沿って所定方向に移動させる。図1では、チップ2が移動する所定方向をX方向としている。所定方向Xはステージ4bの長手方向である。ガイド部材5は、ステージ4bの長手方向に延在されており、ヒートシンク6はガイド部材5に案内されて、所定方向Xに第1位置から第2位置まで移動自在とされている。
ヒートシンク6にはヒータ9が組み込まれている。ヒータ9は例えば電熱線と熱電対を有し、熱電対で計測された温度に基づいて、電熱線に電流を流すか否かが切り替えられる。ヒートシンク6は、ヒータ9の熱がチップ2以外に伝達されないように放熱を行う。また、ヒータ9がオフのときに、チップ2を迅速に冷却する目的にも利用可能である。チップ2は、ヒートシンク6上に着脱自在に位置決めされて、ヒータ9により加熱される。チップ2の内部構造は、後述する。ヒータ9は、電熱線に電流を流して加熱するため、その際に電磁放射ノイズが発生するおそれがある。そこで、ヒータ9と検出回路基板8との間に遮蔽板(電磁放射遮蔽部)10を配置して、検出回路基板8がチップ2が出力する微弱な電流を検出する際に、ヒータ9から発生した電磁放射ノイズの影響を受けないようにするのが望ましい。
後述するように、チップ2は被検体に含まれる微生物夾雑物の濃度に応じた電流を出力する。この電流は、装置側端子7により検出される。装置側端子7は、チップ2上のチップ側端子と接触される。装置側端子7とチップ側端子との接触形態についても後述する。
検出回路基板8は、チップ2から出力された電流を検出する検出回路が形成された基板である。検出回路の具体的な回路構成は後述する。検出回路基板8は、ヒートシンク6の下方に配置されている。
なお、検出回路基板8とは別個に、不図示の電源回路基板を設けてもよいし、検出回路基板8内に電源回路を形成してもよい。検出回路基板8とは別個に電源回路基板を設ける場合は、検出回路基板8が電源回路基板から発生される電磁放射ノイズの影響を受けないように、検出回路基板8と電源回路基板との間に、電磁放射ノイズを遮断する遮蔽板を配置するのが望ましい。一方、検出回路基板8内に電源回路を形成する場合は、電源回路の周囲を遮蔽して、電源回路からの電磁放射ノイズが検出回路に重畳されないようにするのが望ましい。
上蓋3は、開閉自在の扉部3aを有する。チップ2をヒートシンク6に位置決めする際には、上蓋3の扉部3aを開いて、チップ2を水平方向にスライドさせて、ヒートシンク6上に載置する。上蓋3の下面側には、クリーナ支持板(カバー体)11が配置され、クリーナ支持板11の下面にはクリーナシート(シート部材)12が取り付けられている。チップ2は、クリーナ支持板11の下面のクリーナシート12に接触しながら移動するため、チップ2の上面に付着した検体などの異物は、チップ2の移動に伴ってクリーナシート12で拭き取られる。クリーナシート12の具体的な材料としては、例えば不織布などを適用可能である。
図2はチップ2の平面図である。図2に示すように、チップ2は、支持層上に配置される4つの導電パターン層13と、これら導電パターン層13の上に配置されるマイクロ流路層14と、マイクロ流路層14の上に配置されるカバー層15とを含む積層構造体である。
4つの導電パターン層13の端部には、それぞれ対応するチップ側端子16が接続されている。これら4つのチップ側端子16は、2つの作用極端子W1,W2と、参照極端子Refと、対極端子Cとで構成されている。2つの作用極端子W1,W2に接続される2つの導電パターン層13の他端側には櫛形電極17が接続されている。櫛形電極17は、2つの導電パターン層13を微小な線幅の櫛形形状にして、狭小な間隔で交互に隣接配置したものである。参照極端子Refと対極端子Cは図2の配置とは逆にしてもよい。一般には、被検体が参照極端子Refに最初に接触した方が測定系が安定する。また、対極端子Cは、面積で電圧と電流が規定されるため、参照極端子Refよりも面積を大きくするのが望ましい。
マイクロ流路層14内には、予め試薬が収納されており、注入口21から注入された被検体は、マイクロ流路層14内で試薬と混合され、毛細管現象により図2の所定方向Xに流れる。櫛形電極17の直上に到達した被検体および試薬の混合液は、櫛形電極17上で酸化還元反応を繰り返して、電流を生じさせる。櫛形電極17は、作用極端子W1,W2に繋がる電位レベルの異なる2種類の電極を交互に配置したものであり、酸化反応と還元反応とが各電極間で交互に行われて、見かけ上の電流が増大する。この電流は、2つの作用極端子W1,W2に流れる。被検体に含まれるエンドトキシン等の微生物夾雑物の濃度に応じて電流値が変化する。濃度が高いほど電流値が大きくなる。検出回路基板8は、作用極端子W1,W2に接触される装置側端子7を介して、この電流を検出する。
本実施形態によるチップ2は、ヒートシンク6上に位置決めされた後、ヒートシンク6と一体に図1の所定方向Xに移動される。チップ2およびヒートシンク6は、まずは第1位置にてチップ2に被検体が注入される。その後、チップ2およびヒートシンク6は第2位置に移動して、チップ側端子16から出力される電流の検出が行われる。
チップ2は、被検体の注入口21と、第1空気孔22と、第2空気孔23とを有する。注入口21、第1空気孔22および第2空気孔23は、所定方向Xに沿って間隔を隔てて配置されている。より詳細には、第1空気孔22は、注入口21と櫛形電極17との間に配置されている。第2空気孔23は、櫛形電極17とチップ側端子16との間に配置されている。第1空気孔22と第2空気孔23は、チップ2の外側の空気をチップ2内に取り込む吸気口として機能するとともに、チップ2内の空気をチップ2外に排気する排気口としても機能する。これら第1空気孔22と第2空気孔23から空気を出し入れすることで、マイクロ流路層14内の被検体と試薬の混合液を所定方向Xに移動させることができる。
上述したように、チップ2は、クリーナ支持板11に接触しながら所定方向Xに移動する。よって、チップ2の第1空気孔22と第2空気孔23がクリーナ支持板11によって塞がれていると、第1空気孔22と第2空気孔23から空気を流出入させることはできない。そこで、クリーナ支持板11には、第3空気孔24と第4空気孔25が設けられており、チップ2の移動位置によって、第1空気孔22と第3空気孔24を重ね合わせたり、第2空気孔23と第4空気孔25を重ね合わせたりする。これにより、マイクロ流路層14内の液体は、所定方向Xに滞りなく流れるようになる。
図3Aは第1位置でのチップ2、ヒートシンク6およびクリーナ支持板11の位置関係を示す断面図、図3Bは第2位置でのチップ2、ヒートシンク6およびクリーナ支持板11の位置関係を示す断面図、図3Cはチップ2が第2位置に到達する前の第3位置でのチップ2、ヒートシンク6およびクリーナ支持板11の位置関係を示す断面図である。
図3Aに示すように、第1位置では、チップ2の注入口21が露出されており、この注入口21から被検体が注入される。また、第1位置では、チップ2の第1空気孔22とクリーナ支持板11の第3空気孔24とが上下に重ね合わされる。これにより、第1空気孔22と第3空気孔24からチップ2内の空気を排気することができ、チップ2の注入口21から注入された被検体は、マイクロ流路層14を通って所定方向Xに流れ、櫛形電極17の近傍に到達する。櫛形電極17の下方には、ヒータ9が配置されており、被検体と試薬の混合液はヒータ9で加熱されて、酸化還元反応に最適な温度に設定される。これにより、チップ2およびヒートシンク6が第1位置にあるときに、酸化還元反応が行われる。
また、第1位置では、チップ2の第2空気孔23とチップ側端子16はクリーナ支持板11で塞がれている。よって、チップ2の第2空気孔23やチップ側端子16から異物が混入するおそれを防止できる。
酸化還元反応が終了すると、チップ2およびヒートシンク6は、ガイド部材5に案内されて、所定方向Xに沿って、第2位置まで移動される。図3Bに示すように、第2位置では、チップ2の注入口21と第1空気孔22はクリーナ支持板11によって塞がれる。これにより、第1空気孔22や注入口21から新たな微生物夾雑物が混入するおそれを防止できる。また、チップ2が第1位置のときに注入口21から注入された被検体の一部が注入口21の周囲に飛散したとしても、第1位置から第2位置にチップ2を移動する間に、チップ2の上面に接触しているクリーナシート12にて拭き取ることができ、微生物夾雑物の残留物による計測誤差を防止できる。
第2位置では、チップ2の第2空気孔23とクリーナ支持板11の第4空気孔25とが上下に重ね合わされる。また、チップ側端子16は露出されている。これにより、櫛形電極17周辺のマイクロ流路層14内に存在していた被検体と試薬の混合液は、所定方向Xに移動する。第2位置では、チップ2のチップ側端子16と、その周辺のマイクロ流路層14はクリーナ支持板11で塞がれていない。よって、クリーナ支持板11で塞がれていない箇所のマイクロ流路層14に所定波長の光を照射して、マイクロ流路層14内の混合液の分光感度特性などを測定することも可能となる。
また、チップ2とヒートシンク6を第2位置まで移動させると、図3Bに示すように、ヒートシンク6の端部が装置側端子移動機構26に接触する。装置側端子移動機構26は、ヒートシンク6の端部が接触すると、装置側端子7を下降させて、チップ側端子16に接触させる。装置側端子7は、上方からチップ側端子16に点接触するため、装置側端子7とチップ側端子16との間の機械的摩擦による摩耗を抑制でき、耐久性を向上できるとともに、摩耗による接触不良を防止できる。
なお、装置側端子移動機構26の具体的な構造は問わない。例えば、第2位置では、2枚重ね合わせたフレキシブルプリント基板(以下、FPC基板)の間にヒートシンク6を押し込んで、2枚のFPC基板をヒートシンク6の上下に開くように配置させ、FPC基板の端部に配置された装置側端子7が自重で下降してチップ側端子16に接触するようにしてもよい。
図3Cに示すように、チップ2が第2位置に到達する前に、注入口21と第3空気孔24とが重なり合う第3位置にチップ2を移動させるのが望ましい。これにより、マイクロ流路層14内の被検体と試薬の混合液がチップ側端子16の方向に移動しやすくなる。
図4は本実施形態による微生物夾雑物検出装置1の制御系のブロック図である。図4に示すように、本実施形態による微生物夾雑物検出装置1の制御系は、制御部31と、計測関連情報記憶部32と、検出回路33と、表示部34と、電源回路35と、ヒータ9と、温度計測部36と、通信部37と、記録媒体出力制御部38とを有する。
制御部31は、制御系の全体的な制御を行うものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)とその周辺回路で構成されている。
計測関連情報記憶部32は、検出回路33で検出された電流と、電流を補正するための補正コードと、電流を検出した日時情報と、チップを識別する情報と、周囲温度を含む環境条件情報とを関連づけた計測関連情報を記憶する。計測関連情報の詳細については後述する。
検出回路33は、チップ2に流れる電流を検出する回路である。検出回路33の内部構成については後述する。検出回路33で検出した電流は、制御部31によって校正することが可能である。本実施形態による検出回路33では、検出方式として、サイクリックボルタモメトリやクロノアンペロメトリを適用でき、ディファレンシャルパルスボルタモメトリやディファレンシャルアンペロメトリ等も用いることができる。
表示部34は、チップ2の移動手順に関する情報、チップ2の検出電流値、被検体内の微生物夾雑物の濃度に関する情報などを表示する。表示部34に表示する具体的な内容は任意である。温度計測部36は例えば熱電対を用いてヒータ9の温度を計測する。制御部31は、温度計測部36で計測された温度が設定温度以上になったら、ヒータ9の加熱を停止させる。
制御部31は、検出回路33で検出された電流を計測関連情報記憶部32に記憶された補正コードに従って補正する。また、制御部31は、チップ2のチップ側端子16への電圧供給やヒータ9の加熱などの指示を電源回路35に対して行う。
通信部37は、計測関連情報記憶部32に記憶された計測関連情報の少なくとも一部を有線または無線で送信する。通信部37は、有線で計測関連情報を送信する場合には、イーサネット(登録商標)、専用回線、RS−232C、USBケーブルなどを介して計測関連情報を送信する。また、通信部37は、無線で計測関連情報を送信する場合には、無線LAN、セルラー通信、Bluetooth(登録商標)、またはRFIDを用いたNFC(Near Field Communication)等の近距離通信などを介して計測関連情報を無線送信する。
記録媒体出力制御部38は、計測関連情報記憶部32に記憶された計測関連情報の少なくとも一部を所定の記録媒体に出力する。所定の記録媒体とは、HDD(Hard Disc Drive)等の磁気記録装置、CD(Compact Disc)等の光ディスク、MO(Mageto-Optical Disc)等の光磁気ディスク、SSD(Solid State Disc)等の半導体メモリ装置などのデジタルデータを記録可能な任意の記録媒体である。
図5は計測関連情報記憶部32に記憶された計測関連情報の一例を示す図である。図5の計測関連情報は、検出回路33で検出された電流と、電流を補正するための補正コードと、電流を検出した日時情報と、チップ2を識別する情報(チップID)と、周囲温度を含む環境条件情報と、検出回路33を識別する情報(検出回路ID)と、検出回路33の校正情報と、を関連づけたものである。図5の計測関連情報は、一例であり、他の情報を追加したり、あるいは一部の情報を省略してもよい。例えば、計測関連情報には、被検体に含まれる微生物夾雑物の濃度と検出回路33で検出される電流との相関を示した保存検量線を記憶してもよい。チップ2に流れる電流を検出回路33で検出し、計測関連情報記憶部32に記憶された保存検量線と照合することで、被検体に含まれる微生物夾雑物の濃度を正確に検出できる。
チップ2は、製造ロットごとにばらつきがある。例えば、チップ2に収納される試薬の種類や量、濃度等は製造ロットごとに変動するため、同じ被検体を別々のチップ2に注入したとしても、チップ2に流れる電流は完全には一致しない。このため、検出回路33は、チップ2に流れる電流を補正コードで補正する。チップ2を流れる電流を補正コードで補正した場合には、補正コードの情報も計測関連情報に含めるのが望ましい。製造ロットごとに、チップ2のばらつきが生じる場合は、チップ2の製造ロットに関する情報や、チップ2内に収納される試薬の製造ロットに関する情報を計測関連情報に含めるのが望ましい。
検出回路33は、電源電圧の変動、温度等の環境条件の変動、電磁放射ノイズ等により、検出能力が時間によって変動する。このため、補正コードを校正する必要が生じる場合がある。よって、補正コードを校正した場合には、その校正情報も測定時刻とともに計測関連情報に含めるのが望ましい。
検出回路33自体も校正する必要が生じる場合がある。検出回路33の校正は、例えば制御部31によって行われる。計測関連情報記憶部32は、制御部31による検出回路33の校正情報を含む計測関連情報を記憶する。
本実施形態では、計測関連情報記憶部32に記憶された計測関連情報を、通信部37にて外部に送信できるようにしている。また、計測関連情報記憶部32に記憶された計測関連情報は、記録媒体出力制御部38にて、任意の記録媒体に出力することができる。
これにより、送信または出力された計測関連情報を用いて、本実施形態による微生物夾雑物検出装置1による微生物夾雑物の検出結果を任意の場所および任意のタイミングで、詳細に検証することができる。上述したように、計測関連情報には、チップ2に流れる電流だけでなく、検出に利用した器具等に関する情報や、温度等の環境条件情報も含まれているため、検出結果が妥当であるか否かを詳細に検証することができる。
検出回路33は、デュアルポテンショスタット回路40を含んでいる。図6はデュアルポテンショスタット回路の内部構成を示す回路図である。図6のデュアルポテンショスタット回路40は、第1〜第5差動増幅回路41〜45と、抵抗R1〜R8とを有する。第1差動増幅回路41の負側入力端子には電圧E1が入力され、正側入力端子は接地されている。第1差動増幅回路41は、電圧E1に抵抗R1と抵抗R2との抵抗比を乗じた電圧を出力する。第2差動増幅回路42の正側入力端子には、電圧E2を抵抗R3とR4で抵抗分圧した電圧が入力される。電圧E1と第2差動増幅回路42の出力端子との間には、抵抗R5とR6が直列接続されており、抵抗R5とR6の接続ノードの電圧が第2差動増幅回路42の負側入力端子に入力される。
第3差動増幅回路43の正側入力端子は第1差動増幅回路41の出力端子に接続されている。第3差動増幅回路43の負側入力端子は参照極端子Refに接続され、第3差動増幅回路43の出力端子は対極端子Cに接続されている。
第4差動増幅回路44の正側入力端子は接地され、負側入力端子は作用極端子W1に接続されている。第4差動増幅回路44の負側入力端子と第1出力端子W1_OUTとの間には抵抗R7が接続されている。
第5差動増幅回路45の正側入力端子は第2差動増幅回路42の出力端子に接続されている。第5差動増幅回路45の負側入力端子は作用極端子W2に接続されている。第5差動増幅回路45の負側入力端子と第2出力端子W2_OUTとの間には抵抗R8が接続されている。
抵抗R1〜R8の抵抗値がすべて等しい場合には、第2差動増幅回路42の出力電圧は、ΔE=E2−E1となる。また、作用電極端子W1には、出力端子W1_OUTから流れ込んだ電流i1が流れる。作用電極端子W2から出力端子W2_OUTには、電流i2が流れる。
図7は本実施形態による微生物夾雑物検出装置1の処理手順を示すフローチャートである。まず、ヒートシンク6にチップ2を位置決めしたか否かを判定する(ステップS1)。チップ2がヒートシンク6に位置決めされると、ヒータ9にてチップ2を予備加熱する(ステップS2)。次に、チップ2内に被検体を注入したか否かを判定する(ステップS3)。チップ2内に被検体が注入されると、ヒータ9にてチップ2を加熱する(ステップS4)。これにより、櫛形電極17上で酸化還元反応が起こる。次に、作用極端子から出力される電流を検出回路33にて検出する(ステップS5)。
次に、ステップS5で検出された電流を補正コードにて補正し、補正された電流を保存検量線と比較する(ステップS6)。次に、ステップS6の比較結果に基づいて、被検体に含まれる微生物夾雑物の濃度が規定の範囲内か否かを示す情報を表示部34に出力する(ステップS7)。
上述した実施形態では、ヒートシンク6上に位置決めされたチップ2を、ヒートシンク6と一体にガイド部材5に沿って所定方向Xに移動させる例を示したが、ヒートシンク6を固定にして、ヒートシンク6の上面に沿ってチップ2を所定方向Xに移動させてもよい。
このように、本実施形態では、検出回路33で検出された電流と、電流を補正するための補正コードと、電流を検出した日時情報と、チップ2を識別する情報と、周囲温度を含む環境条件情報と、を関連づけた計測関連情報を記憶するため、この計測関連情報を用いて、どのようなチップ2を用いて、どのような環境条件で、いつ微生物夾雑物の検出を行ったか等を詳細に検証することができ、トレーサビリティに優れた微生物夾雑物検出装置1を実現できる。これにより、検出精度を向上できる。
本開示の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本開示の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本開示の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 微生物夾雑物検出装置、2 チップ2、3 上蓋、4 下蓋、5 ガイド部材、6 ヒートシンク、7 装置側端子、8 検出回路基板、9 ヒータ、11 クリーナ支持板、12 クリーナシート、13 導電パターン層、14 マイクロ流路層、15 カバー層、16 チップ2側端子、17 櫛形電極、21 注入口、22 第1空気孔、23 第2空気孔、24 第3空気孔、25 第4空気孔、26 装置側端子移動機構、31 制御部、32 記憶部、33 検出回路、34 表示部、35 電源回路、36 温度計測部、40 デュアルポテンショスタット回路、41 第1差動増幅回路、42 第2差動増幅回路、43 第3差動増幅回路、44 第4差動増幅回路、45 第5差動増幅回路

Claims (8)

  1. 被検体に含まれる微生物夾雑物を検出するチップと、
    前記チップが着脱自在に装着される装置本体と、
    前記装置本体に装着された前記チップに流れる電流を検出する検出回路と、
    前記検出回路で検出された電流と、前記電流を補正するための補正コードと、前記電流を検出した日時情報と、前記チップを識別する情報と、周囲温度を含む環境条件情報と、を関連づけた計測関連情報を記憶する計測関連情報記憶部と、を備える、微生物夾雑物検出装置。
  2. 前記計測関連情報記憶部は、前記被検体に含まれる前記微生物夾雑物の濃度と前記検出回路で検出される電流との相関を示した保存検量線を記憶する、請求項1に記載の微生物夾雑物検出装置。
  3. 前記検出回路を校正する制御部を備え、
    前記計測関連情報記憶部は、前記制御部による前記検出回路の校正情報を前記計測関連情報に含める、請求項1または2に記載の微生物夾雑物検出装置。
  4. 前記制御部は、前記補正コードを校正し、
    前記計測関連情報記憶部は、校正後の補正コードを前記計測関連情報に含める、請求項3に記載の微生物夾雑物検出装置。
  5. 前記計測関連情報記憶部は、前記検出回路を識別する情報を前記計測関連情報に含める、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の微生物夾雑物検出装置。
  6. 前記チップを識別する情報は、前記チップの製造ロットを特定する情報と、前記チップ内に収納される試薬の製造ロットを特定する情報と、の少なくとも一方を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の微生物夾雑物検出装置。
  7. 前記計測関連情報の少なくとも一部を有線または無線で送信する通信部を備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の微生物夾雑物検出装置。
  8. 前記計測関連情報の少なくとも一部を所定の記録媒体に出力する記録媒体出力制御部を備える、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の微生物夾雑物検出装置。
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