JP2018070985A - チタン系多孔体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極及び、フィルターとして実用上必要な通気性、通水性を確保するための高い空隙率を有し、導電性及び、反応溶液や反応ガスとの十分な反応場を確保するための大きい比表面積を有することで反応効率に優れ、有機物を用いないためコンタミが少ないチタン系多孔体を提供すること。
【解決手段】平均粒径10〜50μmの異形チタン粉末を、バインダー等を用いずに乾式で4.0×10−1〜1.6mmの厚さに充填し、800〜1100℃で焼結させることにより、特定の空隙率及び高比表面積を有するチタン系多孔体を得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、二次電池や燃料電池の電極または、フィルター等に利用されるチタン系粉末を原料としたチタン系多孔体とその製造方法に関する。
最近では、チタン系多孔体は二次電池用の電極や燃料電池の電極としての利用が検討されている。電池の電極として要求されている性能として、高い空隙率や導電率を備えたチタン系多孔体の製造方法が望まれている。
従来、チタン繊維を焼結し、高い空隙率を有するチタン系多孔体を製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、繊維を焼結したチタン系多孔体は70〜90%の高い空隙率を有するものの、比表面積が小さく、また、繊維同士の焼結面積が小さいため、チタン系多孔体の導電率が低いという問題点がある。例えば、比表面積が小さいことは、チタン系多孔体上に触媒を担持し、チタン系多孔体表面近傍でガスや液を反応させる担体として用いた時、チタン系多孔体と反応溶液や反応ガスとの反応場が少なくなるため、反応効率が低下するという問題へ繋がる。
また、チタン粉末にペースト状のバインダーを混練し、焼結することで、貫通孔を有し、液状物質を一面側から他面側にむけて流通することが可能なチタン系多孔体を得る方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、バインダーを混練し、焼結する方法は、製造工程が複雑な上に、焼結体のカーボン含有量が高くなるおそれがある。また、空隙率が10〜50%と低く、通気性、通水性が悪いという問題点がある。
更に、ペーストを用いずに、ガスアトマイズチタン粉末を焼結することで、製造されるチタン系多孔体が知られている(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、嵩密度が高いチタン粉を使用するため55%以上の空隙率のチタン系多孔体を製造することができず、通気性、通水性が悪いという問題点がある。
特開2012−172179 特開2011−99146 特開2004−68112
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決する課題は、優れた反応効率を示すために高い比表面積を有し、かつ、通気性、通水性を確保するための高い空隙率を有したチタン系多孔体を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を進めた結果、以下の発明を完成するに至った。
[1]比表面積が4.5×10−2〜1.5×10−1/g、空隙率が50〜70%、厚さが4.0×10−1〜1.6mm、少なくとも片面の 表面粗さが8.0μm以下であることを特徴とするシート状チタン系多孔体。
[2]平均粒径10〜50μm、D90が75μm未満、平均円形度0.50〜0.90の異形チタン系粉を、乾式かつ、無加圧でセッター上に載置後、800〜1100℃で焼結させることを特徴とするシート状チタン系多孔体の製造方法。
[3]セッターの材質が、石英であることを特徴とする[2]に記載のシート状チタン系多孔体の製造方法。
[4][1]に記載のシート状チタン系多孔体を用いた電極。
本発明は、チタン系多孔体の比表面積および空隙率を制御することにより、実用上必要な曲げ強度を維持しつつ、導電性及び通気性並びに通水性を良好に保つことができるチタン系多孔体を提供することができる。
以下では、本発明を実施するための具体的形態を詳細に説明する。
≪比表面積・空隙率・表面粗さについて≫
本発明のチタン系多孔体は、4.5×10−2〜1.5×10−1/gの比表面積、50〜70%の空隙率、片面が8.0μm以下の表面粗さを有する。
まず、チタン系多孔体の比表面積は、5.0×10−2〜1.3×10−1/g及び55〜68%の空隙率であることが好ましく、さらに好ましくは、7.0×10−2〜1.1×10−1/g及び60〜66%の空隙率である。この範囲に設定することで、実用上必要な曲げ強度を維持しつつ、導電性及び通気性並びに通水性を良好に保つことができる。本発明の比表面積は、JIS Z 8831:2013に準拠したBET法で測定したものである。測定ガスにはクリプトンを使用した。
次に、少なくとも片面の 表面粗さは8.0μm以下であり、表面粗さの下限の限定はないが、好ましくは、0.1μm以上である。本発明の表面粗さは、JIS B 0601−2001に準拠して測定した値であり、算術平均粗さRaのことである。
また、本発明の空隙率は、チタン系多孔体の単位体積あたりの空隙の割合を百分率で示したものであり、チタン系多孔体の体積V(cm)と、チタン系多孔体の質量M(g)と、チタン系材料の真密度D(g/cm)(例えば純チタンの場合は真密度4.51g/cm)から算出した値のことであり、以下の式で算出することができる。
空隙率(%)=((M/V)/D)×100 ・・・(A)
≪炭素濃度について≫
本発明のチタン系多孔体の炭素濃度は、0.05重量%以下、より好ましくは0.03重量%以下である。本発明のチタン系多孔体は、多孔体中の炭素濃度が低いので、不純物による汚染の影響で強度が低下したり電気抵抗が大きくなる恐れがない、という利点を有する 。
≪厚さについて≫
本発明のチタン系多孔体は、4.0×10−1〜1.6mmの厚さを有する。より好ましくは、4.0×10−1〜1.0mmであり、さらに好ましくは4.0×10−1〜6.0×10−1mmである。この範囲にすることで実用上必要な曲げ強度を維持しつつ、最終製品を小型化することができる。チタン系多孔体の厚さが、4.0×10−1mm未満だとチタン系多孔体の空隙の均一性が低くなり、チタン系多孔体の曲げ強度が低くなる。チタン系多孔体の厚さが1.6mmよりも厚くなると、小型化が進んでいる二次電池に使用することが難しくなる。
≪材料について≫
なお、本発明のチタン系多孔体は、純チタン、チタン合金、窒化チタンやチタンシリサイドでコーティングされた純チタンまたはチタン合金、あるいはこれらを組み合わせた複合材料等から構成される。純チタンは、金属チタンとその他不可避不純物からなるチタンである。チタン合金は、チタンとFe,Sn,Cr,Al,V,Mn,Zr,Mo等の金属との合金であり、具体例としては、Ti−6−4(Ti−6Al−4V)、Ti−5Al−2.5Sn、Ti−8−1−1(Ti−8Al−1Mo−1V)、Ti−6−2−4−2(Ti−6Al−2Sn−4Zr−2Mo−0.1Si)、Ti−6−6−2(Ti−6Al−6V−2Sn−0.7Fe−0.7Cu)、Ti−6−2−4−6(Ti−6Al−2Sn−4Zr−6Mo)、SP700(Ti−4.5Al−3V−2Fe−2Mo)、Ti−17(Ti−5Al−2Sn−2Zr−4Mo−4Cr)、β−CEZ(Ti−5Al−2Sn−4Zr−4Mo−2Cr−1Fe)、TIMETAL555、Ti−5553(Ti−5Al−5Mo−5V−3Cr−0.5Fe)、TIMETAL21S(Ti−15Mo−2.7Nb−3Al−0.2Si)、TIMETAL LCB(Ti−4.5Fe−6.8Mo−1.5Al)、10−2−3(Ti−10V−2Fe−3Al)、Beta C(Ti−3Al−8V−6Cr−4Mo−4Cr)、Ti−8823(Ti−8Mo−8V−2Fe−3Al)、15−3(Ti−15V−3Cr−3Al−3Sn)、BetaIII(Ti−11.5Mo−6Zr−4.5Sn)、Ti−13V−11Cr−3Al等が挙げられる。
特に、純チタン、窒化チタンやチタンシリサイドでコーティングされた純チタン、あるいはこれらを組み合わせた複合材料から構成されたチタン系多孔体が、電極に用いた際の電気抵抗を下げることができるため好ましく、より好ましくは純チタンで構成されるチタン系多孔体である。
≪チタン系多孔体の製造方法≫
≪チタン粉の性質について≫
本発明のチタン系多孔体を製造する際に使用するチタン系粉は、(1)平均粒径(D50体積基準)10〜50μm、(2)D90が75μm未満、(3)平均円形度が0.50〜0.90の異形チタン系粉である。以下、それぞれの特性について説明する。
(1)平均粒径(D50)について
平均粒径が50μmより大きいと、焼結体の比表面積が4.5×10−2/g未満となる。一方、10μm未満の場合には、チタン系粉のハンドリングが困難である。なお、ここでいう平均粒径は、レーザー回折散乱法によって得られた粒度分布(体積基準)の粒子径D50(メジアン径)の値を指す。
(2)D90について
粒度分布(体積基準)の粒子径D90が75μm未満の異形チタン系粉が好ましい。
D90を75μm未満にすることで、強度が高い焼結体を製造することができる。
また、チタン系多孔体の表面粗さは、粒子径D90に依存し、D90が小さくなるほど表面粗さの値も小さくなり、チタン系多孔体の強度が良好となる。D90とはレーザー回析散乱法による粒度分布測定における体積分布の積算値が90%に相当する粒子径を指す。
(3)平均円形度が0.50〜0.90の異形チタン系粉について
異形チタン系粉とは、真球あるいは真球形の形状を有しない一次粒子を含み、一次粒子の平均円形度が、0.50〜0.90のチタン系粉を意味する。異形チタン系粉の例としては、HDH法で製造されたチタン系粉及び粉砕法で製造されたチタン系粉、並びにこれらを混合してなるチタン系粉が挙げられる。これらの製法で得られるチタン系粉の形状は、不定形であり非球形である。一次粒子の平均円形度が、0.90より大きいチタン系粉を用いた場合、シート状チタン系多孔体の比表面積は4.5×10−2/g未満、空隙率は50%未満となる。
ここで、円形度は、電子顕微鏡や原子顕微鏡から粒子の投影面積の周囲長(A)を測定し、前記投影面積と等しい面積の円の周囲長を(B)とした場合のB/Aとして定義される。また、平均円形度は、例えば、セル内にキャリア液とともに粒子を流し、CCDカメラで多量の粒子の画像を撮り込み、1000〜1500個の個々の粒子画像から、各粒子の投影面積の周囲長(A)と投影面積と等しい面積の円の周囲長(B)を測定して円形度を算出し、各粒子の円形度の平均値として求めることができる。上記円形度の数値は粒子の形状が真球に近くなるほど大きくなり、完全な真球の形状を有する粒子の円形度は1となる。逆に、粒子の形状が真球から離れるにつれて円形度の数値は小さくなる。
本発明のチタン系粉とは、純チタン粉、チタン合金粉、水素化した純チタン粉またはチタン合金粉、または窒化チタンやチタンシリサイドでコーティングした純チタン粉あるいはチタン合金粉である。なお、純チタン粉は、金属チタンとその他不可避不純物からなるチタン粉である。チタン合金粉のチタン合金の一例としては、上述した例示と同様である。特に、純チタン粉、水素化した純チタン粉、窒化チタンやチタンシリサイドでコーティングされた純チタン粉、あるいはこれらを組み合わせた複合材料が好ましく、純チタン粉が特に好ましい。
本発明のチタン系多孔体の製造方法では、平均粒径10〜50μm、D90が75μm未満、平均円形度が0.50〜0.90の異形チタン系粉を乾式かつ、無加圧でセッター上に載置する。粉末を自重のみより密に充填するため、空隙率が70%より大きいチタン系多孔体を製造することは困難になる。
セッターは、石英やBNなどチタン系多孔体と反応しにくい材質であれば良い。形状は、平面の板状のもの、ザグリ部を設けた平面の板状のものを使用することができ、特にザグリ部を設けた平面の板状のものが好ましい。ここでいうザグリ部とは、まわりに縁があり、板に貫通しないまでの穴が開いているものや、仕切りで周りを囲っているものを指す。ザグリの底が平らになっていても良く、また、ザグリの形状は、最終製品の形状と同様であるとより好ましい。
チタン系異形粉の載置方法は、平面の板状のセッターを用いる場合には、
(1)セッター上方から、異形チタン系粉を自然落下させ、セッター上に載置する方法
(2)セッター上に製品寸法の枠状の粉末充填用治具を載置したのち、セッター上方から、異形チタン系粉を自然落下させ、異形チタン系粉を加圧することなく、粉末充填用治具のすりきり一杯まで充填する方法、などがある。
ザグリ部を設けたセッターを用いる場合には、
(3)ザグリ部にチタン系異形粉を自然落下により投入した後、チタン系異形粉を加圧することなく、板状の治具でザグリ部から溢れた粉末を擦切る方法、などがある。
特に(2)、(3)の方法は、治具内またはザグリ部に残存する粉末がそのまま製品寸法とする方法となり好ましい。
チタン系異形粉を載置される場所(セッターの表面またはザグリ部の底面)の表面粗さは1.5μm以下が好ましい。この範囲とすることで、シート状チタン系多孔体の少なくとも片面の表面粗さを8.0μm以下とすることができる。
≪チタン系粉末の載置≫
チタン系粉末を加圧することなく(無加圧で)載置することによって、チタン粉末同士が自然な状態でブリッジし、空隙率50〜70%のチタン系多孔体の焼結体を得ることができる。ここでいう無加圧とは、意図的に充填したチタン粉末面に向かって応力を加えない状態を指し、充填時にチタン粉末面に加わる応力は、セッターと平行方向に粉末を擦切る際に付随するもののみになる。また、ここでいうブリッジとは粉末がアーチ状の空洞を形成することを指す。
さらにチタン系粉末の充填は乾式で行うことが好ましい。乾式で粉末を充填することによって、粉末同士が自然な状態でブリッジし、高い空隙率を持つ焼結体を得ることができる。ここでいう乾式とは、意図的に粉末と水分や有機溶剤を混合しない状態を指す。湿式でチタン系粉末を充填すると、流体の抵抗によりチタン系粉末が異方性を持って堆積し、高い空隙率を得ることが困難になる。また、有機溶媒を用いた場合は炭素濃度が0.1重量%以上と高くなり、不純物のコンタミによりチタン系多孔体の焼結品の強度が低下したり電気抵抗が大きくなるおそれがある。
≪チタン系粉末の焼結≫
得られたチタン系粉末の堆積体は、800〜1100℃で焼結する。石英セッターを使用する場合は800〜1000℃で焼結することが好ましい。この範囲の温度で焼結を行うことで、実用上必要な強度を持ち、表面の平滑な焼結体を製造することができる。焼結時間は1〜3時間が好ましい。
なお、原料の異形チタン系粉として、水素化した純チタン粉またはチタン合金粉を用いる場合は、焼結工程の前に一旦400〜600℃で保持することにより粉末に含まれる水素を抜きとる脱水素工程をはさむことで、より曲げ強度の高いHDH粉を原料としたものと同等の多孔体を製造する方法なども挙げられる。
≪チタン系粉末の製造方法まとめ≫
上述したように、平均粒径、形状が特定のチタン系粉を用い、特定の条件で成型、焼成することにより、本発明のシート状チタン系多孔体を得ることができる。
例えば、チタン系粉の平均粒径が大きくなると、シート状チタン系多孔体の比表面積、は小さくなり、空隙率は大きくなる。また、チタン系粉の円形度は大きくなると、シート状チタン系多孔体の空隙率は小さくなる。チタン系粉の円形度のシート状チタン系多孔体の比表面積に対する傾向は、ある値で極大を有する変化を示す。焼成温度は高温になると、シート状チタン系多孔体の比表面積、空隙率は小さくなる。これらのパラメータを制御することで、シート状チタン系多孔体の比表面積、空隙率を調整することができる。
シート状チタン系多孔体の厚さは、チタン系異形粉の載置した厚さ、治具の高さまたはサグリ部の深さにより調整することができる。また、シート状チタン系多孔体の片面の表面粗さは、チタン系粉を載置するセッターまたはザグリ部の底面の表面粗さにより調整できる。
以下、本発明の内容を実施例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
実施例で使用した設備および条件を以下に示す。
1.原料チタン系粉末
1)製造方法:水素化脱水素法
2)平均粒径・粒度分布の測定方法:LMS−350(セイシン企業社製)を用いて、JIS Z 8825:2013に準拠し測定した。得られた粒度分布(体積基準)より体積分布の積算値が50%及び90%に相当する粒子径D50、D90を求めた。
3)平均円形度の測定方法:セイシン企業社製のPITA3を用いて測定を行った。具体的には、セル内にキャリア液とともに粒子を流し、CCDカメラで多量の粒子の画像を撮り込み、個々の粒子画像から、粒子の投影面積の周囲長(A)と投影面積と等しい面積の円の周囲長を(B)を測定し、投影面積の周囲長(A)と、前記投影面積と等しい面積の円の周囲長を(B)とした場合のB/Aを円形度として求めた。1000〜1500個の各粒子を対象とし、円形度を測定し、その個数平均値を平均円形度とした。
2.焼結条件
1)セッター:ザグリ付石英セッター(ザグリ寸法:60×60×0.5tmm,サグリ部底面の表面粗さ:0.76μm)
2)真空度:3.0×10−3Pa
3)昇温速度:15℃/min
4)到達温度:900℃(保持時間1Hr)
5)冷却方法:900℃から100℃まで炉冷
3.分析方法
1)空隙率:上記(A)式を用いて算出
2)比表面積:ASAP2460(マイクロメリティックス社製)を用い、JIS Z 8831:2013に準拠したBET法にて測定。
吸着ガスはクリプトン。前処理条件はN流通法(120℃×1Hr)。測定温度は―196℃。
3)導電率:MCP―T610(三菱化学社製)を用い、JIS K 7194に準拠して測定。
4)表面粗さ:サーフテストSJ−310(株式会社ミツトヨ製)を用い、JIS B 0601−2001に準拠して測定。
5)曲げ強さ:5582型万能試験機(インストロン社製)を用い、JIS Z 248に準拠し、測定。試験条件は、押し子直径5mm、受け3Rエッジ、外部支点間距離40mm、試験速度4mm/minで行ったときの最大荷重(N)で評価した。
6)炭素濃度の測定方法:株式会社堀場製作所製EMIA−920V2を使用して、燃焼−赤外線吸収法により測定した。試料0.5gと金属錫および金属タングステンをアルミナるつぼに入れ、酸素気流中で高周波電流によって加熱、燃焼させ、発生したCOを赤外線により検出、定量し、試料中の炭素濃度とした。
A.原料粉末(異形チタン系粉)の特性の影響
本件発明に係るシート状チタン系多孔体の製造方法では、原料粉末として特定の粒度分布と円形度を有する異形チタン系粉末を使用するが、粒度分布と円形度を変化させて、その影響を調べた。
[実施例1]
平均粒径(D50)30μm(D90:47μm)、平均円形度0.78のHDHチタン粉末をザグリ深さ0.50mm、ザグリ部の底面の表面粗さ0.76μmのザグリ付石英セッター上に充填し、上記焼結条件で焼結し、チタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.47mmであり、空隙率は64%であり、比表面積は8.4×10−2/gであり、ザグリ付石英セッターに接した面の表面粗さ(以下の実施例で同じ)は3.7μmであり、導電率は2.96×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は5.9Nであった。また、チタン系多孔体中の炭素濃度は0.02%であった。
[実施例2]
平均粒径(D50)12μm(D90:19μm)、平均円形度0.88のHDHチタン粉末を原料とした以外、実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.45mmであり、空隙率は58%であり、比表面積は1.1×10−1/gであり、表面粗さは2.4μmであり、導電率は3.15×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は14.7Nであった。
また、チタン系多孔体中の炭素濃度は0.01%であった。
[実施例3]
平均粒径(D50)50μm(D90:74μm)、平均円形度0.82のHDHチタン粉末を原料とした以外、実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.52mmであり、空隙率は59%であり、比表面積は4.9×10−2/gであり、表面粗さは6.0μmであり、導電率は2.02×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は4.6Nであった。
また、チタン系多孔体中の炭素濃度は0.03%であった。
[比較例1]
平均粒径(D50)32μm(D90:48μm)、平均円形度0.94の球状チタン粉末を原料とした以外、実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.49mmであり、空隙率は44%であり、比表面積は4.3×10−2/gであり、表面粗さは3.3μmであり、導電率は5.28×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は22.2Nであった。
[比較例2]
平均粒径(D50)90μm(D90:107μm)、平均円形度0.80のHDHチタン粉末を原料とした以外、実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.47mmであり、空隙率は63%であり、比表面積は3.3×10−2/gであり、表面粗さは8.4μmであり、導電率は1.31×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は1.6Nであった。
[比較例3]
寸法φ20μm×2.5mmのチタン繊維(平均円形度は、測定不能)を原料とした以外、実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.51mmであり、空隙率は80%であり、比表面積は5.4×10−2/gであり、表面粗さは18μmであり、導電率は1.27×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は3.4Nであった。
以上の結果を表に整理してまとめると、次の表1(原料粉末の特性)及び、表2(チタン系多孔体の特性)のとおりとなる。
Figure 2018070985
Figure 2018070985
これらの表1及び表2の結果から明らかなように、本発明に係るシート状チタン系多孔体の製造方法において、原料として使用する異形チタン系粉は、請求項2で特定するようにD50が10〜50μm、D90が75μm未満、平均円形度0.50〜0.90のものを使用することにより、請求項1で特定する、好ましい比表面積、空隙率、厚さ及び表面粗さを有するシート状チタン系多孔体が得られ、これは、導電率と強度特性において優れたものとなった。
平均円形度(比較例1)、D50及びD90が上記範囲を逸脱するもの(比較例2)、チタン繊維を原料としたもの(比較例3)は、良好なシート状チタン系多孔体を得ることができなかった。
B 焼成温度の影響
本発明に係るシート状チタン系多孔体の製造方法では、焼結の際の到達温度を800〜1100℃としているが、その影響を調べた。
[比較例4]
昇温速度12℃/min、到達温度700℃とした以外、実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.49mmであり、空隙率は73%であり、比表面積は1.1×10−1/gであり、表面粗さは4.5μmであり、導電率は4.76×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は0.5Nであった。
[実施例4]
セッター表面(表面粗さ1.1μm)から約0.50mmの高さの枠状の粉末充填用治具を用いて、実施例1のHDHチタン粉末をBNセッター上に充填し、真空度3.0×10−3Paの雰囲気で10℃/minの速さで昇温し、到達温度1100℃で1Hr保持後炉冷することでチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.46mmであり、空隙率は57%であり、比表面積は6.7×10−2/gであり、表面粗さは4.3μmであり、導電率は3.55×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は9.8Nであった。
また、チタン系多孔体中の炭素濃度は0.03%であった。
[比較例5]
実施例4の到達温度を1100℃から1200℃へ変更した以外、実施例4と同様にチタン系多孔体の製造を試みたが、粉末とセッターが反応し、セッターからチタン系多孔体の剥離不可となり、チタン系多孔体を得ることはできなかった。
以上の結果を表にまとめると、次の表3(シート状チタン系多孔体の特性と焼成温度との関係)のとおりとなる。
Figure 2018070985
表3の結果から明らかなとおり、本発明に係るシート状チタン系多孔体の製造方法においては、その焼成温度の到達温度が800〜1100℃の範囲を逸脱すると、導電率と強度(最大荷重)の点で、好ましいシート状チタン系多孔体は得られないことが解る。
C シート状チタン系多孔体の厚さの影響
本発明に係るシート状チタン系多孔体は、厚さを4.0×10−1〜1.6mmと 特定するが、その値を変化させて、特性のシート厚のシート特性に対する影響を調べた。
[実施例5]
ザグリ付石英セッターのザグリ深さを1.50mmとした以外、実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは1.5mmであり、空隙率は62%であり、比表面積は7.3×10−2/gであり、表面粗さは4.2μmであり、導電率は3.09×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は50.2Nであった。
また、チタン系多孔体中の炭素濃度は0.01%であった。
[比較例6]
セッター表面から約0.30mmの高さの枠状の粉末充填用治具を用いて、BNセッター上に粉末を充填した以外は実施例1と同様の条件でチタン系多孔体を得た。
得られたチタン系多孔体の厚さは0.30mmであり、空隙率は74%であり、比表面積は7.4×10−2/gであり、表面粗さは9.0μmであり、導電率は1.22×10S/cmであり、曲げ試験での最大荷重は0.8Nであった。
以上の結果を表にまとめると、次の表4(シート状チタン系多孔体の特性と多孔体の厚さの関係)のとおりとなる。
Figure 2018070985
表4の結果から明らかなとおり、本発明に係るシート状チタン系多孔体では、多孔体の厚さを増加させることにより強度が増加する傾向があることが明らかである。また、厚さが、請求項1で特定する下限値である4.0×10−1に満たないものは(比較例6)、その強度が充分なものとすることができないことが解った。

Claims (4)

  1. 比表面積が4.5×10−2〜1.5×10−1/g、空隙率が50〜70%、厚さが4.0×10−1〜1.6mm、少なくとも片面の表面粗さが8.0μm以下であることを特徴とするシート状チタン系多孔体。
  2. 平均粒径10〜50μm、D90が75μm未満、平均円形度0.50〜0.90の異形チタン系粉を、乾式かつ、無加圧でセッター上に載置後、800〜1100℃で焼結させることを特徴とするシート状チタン系多孔体の製造方法。
  3. セッターの材質が、石英であることを特徴とする請求項2に記載のシート状チタン系多孔体の製造方法。
  4. 請求項1に記載のシート状チタン系多孔体を用いた電極。
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