JP2018070155A - モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構 - Google Patents

モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2018070155A
JP2018070155A JP2017210258A JP2017210258A JP2018070155A JP 2018070155 A JP2018070155 A JP 2018070155A JP 2017210258 A JP2017210258 A JP 2017210258A JP 2017210258 A JP2017210258 A JP 2017210258A JP 2018070155 A JP2018070155 A JP 2018070155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
magnets
coupled
hybrid aircraft
motor shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017210258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018070155A5 (ja
JP6711805B2 (ja
Inventor
エリ ギャンブル ダスティン
Eli Gamble Dustin
エリ ギャンブル ダスティン
ジェニングス ゴードン
Jennings Gordon
ジェニングス ゴードン
ニール ジャスティン
Neel Justin
ニール ジャスティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lockheed Martin Corp
Original Assignee
Lockheed Corp
Lockheed Martin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lockheed Corp, Lockheed Martin Corp filed Critical Lockheed Corp
Publication of JP2018070155A publication Critical patent/JP2018070155A/ja
Publication of JP2018070155A5 publication Critical patent/JP2018070155A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6711805B2 publication Critical patent/JP6711805B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C29/00Aircraft capable of landing or taking-off vertically, e.g. vertical take-off and landing [VTOL] aircraft
    • B64C29/0008Aircraft capable of landing or taking-off vertically, e.g. vertical take-off and landing [VTOL] aircraft having its flight directional axis horizontal when grounded
    • B64C29/0016Aircraft capable of landing or taking-off vertically, e.g. vertical take-off and landing [VTOL] aircraft having its flight directional axis horizontal when grounded the lift during taking-off being created by free or ducted propellers or by blowers
    • B64C29/0025Aircraft capable of landing or taking-off vertically, e.g. vertical take-off and landing [VTOL] aircraft having its flight directional axis horizontal when grounded the lift during taking-off being created by free or ducted propellers or by blowers the propellers being fixed relative to the fuselage
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/22Compound rotorcraft, i.e. aircraft using in flight the features of both aeroplane and rotorcraft
    • B64C27/30Compound rotorcraft, i.e. aircraft using in flight the features of both aeroplane and rotorcraft with provision for reducing drag of inoperative rotor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/20Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
    • H02K11/21Devices for sensing speed or position, or actuated thereby
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/003Couplings; Details of shafts
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/02Additional mass for increasing inertia, e.g. flywheels
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P3/00Arrangements for stopping or slowing electric motors, generators, or dynamo-electric converters
    • H02P3/02Details of stopping control
    • H02P3/025Details of stopping control holding the rotor in a fixed position after deceleration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を提供する。【解決手段】磁気方向付けディテント機構は、モータ軸310に結合されたモータを含み、モータは、モータマウント320に機械的に結合される。磁気方向付けディテント機構は、モータ軸の遠位端に機械的に結合されたフライホイール330も含むことができる。磁気方向付けディテント機構は、モータマウントに結合された第1の複数の磁石と、フライホイールに結合された第2の複数の磁石とをさらに含むことができる。第2の複数の磁石は、第1の複数の磁石に磁気結合する。【選択図】図3

Description

本開示は、一般的には航空機の運用に関し、より詳細には、モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構に関する。
固定翼航空機は、多くの商業、軍用、及び民間業務を行う。一旦離陸すると、固定翼航空機は、動力効率が高く長距離航続に有効である。それにもかかわらず、固定翼航空機には、一般に離着陸のために十分な滑走路空間を必要とする。近年、ハイブリッド航空機は、固定翼航空機にマルチローターシステムを組み込んでいる
ハイブリッド航空機は、マルチローターシステムによって垂直に離着陸することができるが、一旦離陸すると、固定翼システムが飛行に使用される。しかしながら、一旦離陸すると、マルチローターシステムは、固定翼航空機の飛行性能を妨げる可能性がある。
1つの実施形態において、ハイブリッド航空機は、固定翼推進システム及びマルチローター推進システムを含む。マルチローター推進システムは、モータ軸の第1の遠位端に結合されたプロペラを含む。モータ軸は、モータを使用して駆動可能である。マルチローター推進システムは、モータに機械的に結合されたモータマウントを含むこともでき、モータマウントは、モータをマルチローター推進システムに結合する。マルチローター推進システムは、モータ軸の第2の遠位端に機械的に結合されたフライホイールをさらに含むことができる。ハイブリッド航空機は、モータマウントに結合された第1の複数の磁石と、フライホイールに結合された第2の複数の磁石とを有する磁気方向付けディテント機構を含むことができる。
例示的な実施形態において、磁気方向付けディテント機構を適用する方法は、ハイブリッド航空機を、マルチローター推進システム及び固定翼システムを使用して飛行させるステップを含む。マルチローター推進システムは、モータ軸の第1の遠位端に結合されたプロペラと、モータマウントを使用してマルチローター推進システムに結合された、モータ軸を駆動させるように動作可能なモータと、モータ軸の第2の遠位端に機械的に結合されたフライホイールとを含む。本方法は、マルチローター推進システムのモータから動力を除去するステップと、マルチローター推進システムのプロペラを磁気方向付けディテント機構を使用してロックするステップをさらに含むことができる。磁気方向付けディテント機構は、モータマウントに機械的に結合された第1の複数の磁石と、フライホイールに機械的に結合された第2の複数の磁石とを含むことができる。第1及び第2の複数の磁石は、マルチローター推進システムから動力が除去された場合に磁気結合することができる。
特定の実施形態の技術的な利点としては、抗力を低減することによってハイブリッド航空機の空力特性を向上させる点を挙げることができる。マルチローターシステムのプロペラをハイブリッド航空機の空気流に沿って保持すると、飛行中にプロペラが自由に回転するのを防止することができ、自由に回転すると、モータ軸受の過度の磨耗及び過剰な騒音が発生する可能性がある。モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構によってもたらされる別の利点としては、固定翼推進システムで飛行する際にマルチローター推進システムの動力消費量を最小限にすることによってハイブリッド航空機の飛行時間性能が伸びる点を挙げることができる。モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構によってもたらされる別の利点としては、ハイブリッド航空機の機械的な構成要素の数を低減して、結果的に、故障が発生しやすい構成要素の数を低減しかつハイブリッド航空機の重量を低減できる点にある。
他の技術的な利点は、当業者であれば図1から図6、明細書、及び特許請求項の範囲から容易に理解できるはずである。特定の利点を前述したが、様々な実施形態は、列挙した利点の全て又は一部を含むことができ、全く含まない場合もある。
特定の実施形態による、ハイブリッド航空機の発進及び着陸の例示的なシステムを示す。 特定の実施形態による、例示的なハイブリッド航空機を示す。 特定の実施形態による、マルチローターシステムのプロペラをロックするために使用される、例示的なモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構の分解図を示す。 特定の実施形態による、モーターアシストを適用する例示的なマルチローターシステムの下面図を示す。 マルチローターシステムのプロペラがロックされた位置にある、例示的なモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構の下面図を示す。 特定の実施形態による、ハイブリッド航空機を運用するために使用される例示的なコンピューターシステムを示す。 特定の実施形態による、モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を実行する例示的な方法を示す。
本開示のより良好な理解を容易にするために、特定の実施形態の実施例を以下に示す。以下の実施例は、本開示の範囲を制限又は規定すると解釈するべきではない。本開示の実施形態及びその利点は、同様の参照番号が同様の対応する部品を提示するために使用されている図1〜6を参照することによって最良に理解される。
固定翼航空機は、多くの商業、軍用、及び民間業務を行う。一旦離陸すると、固定翼航空機は、動力効率が高く長距離航続に有効である。それにもかかわらず、固定翼航空機には、一般に離着陸のために十分な滑走路空間を必要とする。近年、ハイブリッド航空機は、固定翼航空機にマルチローターシステムを組み込んでいる。マルチローターシステムによって、ハイブリッド航空機は、垂直に離着陸することができるが、一旦離陸すると、固定翼システムは飛行に使用される。しかしながら、一旦離陸すると、マルチローターシステムは、固定翼航空機の飛行性能を妨げる可能性がある。
例えば、ハイブリッド航空機は、マルチローター推進システムを利用して、垂直に発進して巡航速度まで加速することができる。ハイブリッド航空機が、より効率的な固定翼推進システムを使用して飛行するのに十分な対気速度に達すると、ハイブリッド航空機は、動力をマルチローター推進システムから固定翼推進システムに切り換えることができる。ハイブリッド航空機が固定翼システムで飛行する時点で、マルチローターシステムに対する動力を除去することができる。しかしながら、動力が除去されると、マルチローターシステムのプロペラは、ハイブリッド航空機が飛行している間に気流の力で回って自由に回転する可能性がある。プロペラによる外因的運動は、ハイブリッド航空機の抗力を増加させて、ハイブリッド航空機の飛行性能及び効率を妨げる可能性がある。さらに、プロペラが自由に回転すると、プロペラを駆動するために使用されるモータ軸受の過剰な摩耗が生じて、マルチローターシステムの寿命が短くなる可能性がある。
マルチローターシステムのプロペラの自由回転が示す問題を解決するためにいくつかの技術が試行されてきた。例えば、一部のハイブリッド装置は、プロペラをロック位置に維持するためにマルチローターシステムに対して連続的に動力を印加する。しかしながら、この手法では、過剰なバッテリー電力が消費され、その結果、ハイブリッド航空機の利用可能な飛行時間が短くなる可能性がある。
固定翼システムとの干渉を最小限にしながらマルチローターシステムの利点を利用するために、本開示の実施形態は、モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を含むことができ、マルチローターシステムのプロペラが利用されていない場合にマルチローターシステムのプロペラを所定位置に保持するようになっている。本開示の実施形態によるモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を適用するために、第1の複数の磁石は、マルチローターシステムの各モータマウントに結合することができる。マルチローターシステムの各プロペラは、モータの駆動軸を介してフライホイールに結合することができる。フライホイールは、第1の複数の磁石と磁気結合することができる第2の複数の磁石を備えることができる。
動力がマルチローターシステムから除去される、フライホイールの磁石と、モータマウントに結合した磁石と間の磁力は、所定位置にモータ軸を保持するように引き合うことができる。特定の実施形態において、動力がモータから除去された後、駆動軸は、「ロック」位置(すなわち、フライホイール磁石がモータマウント磁石と整列して磁気結合する位置)に停止することができない。各磁石を整列させるために、モータは、モータ軸をゆっくりと回転させるロッキング駆動手法を適用することができる。例えば、ロッキング駆動手法は、モータ軸を、各磁石の間の磁気結合強度に打ち勝つのに必要とされるトルクよりも低いトルクで回転させることができる。このロッキング駆動手法によって、モータ軸は、フライホイール磁石が「ロック」位置でモータマウント磁石と整列するまで回転することになる。
磁石の極性、位置決め、及び強度を適切に選択することによって、プロペラをハイブリッド航空機の飛行と一致して向きを定めて保持することができる。マルチローターシステムに再度動力が供給される場合、モータの駆動力は、磁気戻り止めに打ち勝ってプロペラを駆動することができる。
モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構をマルチローターシステムのプロペラに適用すると、現行システムでは実現されない多くの技術的な利点が得られる。特定の実施形態は、抗力を低減することによってハイブリッド航空機の空力特性を向上させることができる。マルチローターシステムのプロペラをハイブリッド航空機の空気流に沿って保持すると、飛行中にプロペラが自由に回転するのを防止することができ、自由に回転すると、モータ軸受の過度の摩耗及び過剰な騒音が発生する可能性がある。モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構によってもたらされる別の利点としては、固定翼推進システムで飛行する際にマルチローター推進システムの動力消費量を最小限にすることによってハイブリッド航空機の飛行時間性能が伸びる点を挙げることができる。モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構によってもたらされる別の利点は、ハイブリッド航空機の機械的な構成要素の数を低減して、結果的に、故障が発生しやすい構成要素の数を低減しかつハイブリッド航空機の重量を低減できる点にある。図1から図6は、前記及び他の利点をもたらすことができるモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構のさらなる詳細を示す。
図1は、特定の実施形態による、ハイブリッド航空機発進及び着陸の例示的なシステム100を示す。例示の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120と固定翼システム130とを備える。ハイブリッド航空機115は、発進地点110から離着陸することができる。
発進地点110は、ハイブリッド航空機115が離陸及び/又は着陸することを可能にする何らかの適切な場所を表す。一部の実施形態において、発進地点110は、滑走路に適応することができないエリアを表すことができる。例えば、発進地点110は、船上のヘリコプタ発着場、建物の屋上、平坦ではない地形、人が多いイベント場、又は、ハイブリッド航空機115が離陸及び/又は着陸することを可能にする任意の他の適切な場所とすることができる。
発進地点110から離陸するために、ハイブリッド航空機115は、ハイブリッド航空機115を発進経路140に沿って垂直に持ち上げて上昇させるためにマルチローターシステム120に動力を供給する。複数の要因が、発進経路140の上昇及び方向を決定することができる。これらの要因としては、ハイブリッド航空機115の飛行経路及び任務、周囲の環境条件(例えば、近くの建物、フェンスなど)、規制(例えば、アメリカ連邦航空規制又は地方条例)、風及び気象パターン、及びハイブリッド航空機115の設計上の制限(例えば、バッテリー容量、翼長など)を挙げることができる。発進経路140は、上昇速度及びつり上げ性能などのマルチローターシステム120の性能に基づいて変わる場合もある。
例示的な実施形態において、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120を使用して発進地点110から垂直に離陸することができる。ハイブリッド航空機115は、500フィート/分(fpm)(152m/分)の速度で1000フィート(304.8m)の解除(release)高度まで上昇することができる。ハイブリッド航空機115の高度及び上昇速度は、ハイブリッド航空機115の用途及び技術仕様に左右される場合がある。
一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、所望の高度に到達すると飛行経路150に従って前方向に移行することができる。一部の実施形態において、マルチローターシステム120は、発進経路140の間に飛行経路150の方向に所定の角度で上昇することができる。マルチローターシステム120は、固定翼システム130が責任を負う飛行に切り換えるのに十分な速度に到達するまで、飛行経路150に沿って加速し続けることができる。
固定翼システム130のサイズ及び性能に応じて、マルチローターシステム120は、マルチローターシステム120への動力が低減又は遮断された後に固定翼システム130が飛行を維持することを可能にする何らかの適切な速度まで加速することができる。例えば、ハイブリッド航空機115は、農薬を散布するための農薬散布用飛行機として利用することができる。農薬散布する場合、ハイブリッド航空機115は、30〜40km/hにて飛行することができる。従って、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120を使用して最大30〜40km/hまで加速し、その後、動力を固定翼システム130に切り換えて、農薬散布を行うようになっている。
別の実施例として、ハイブリッド航空機115は、偵察任務に使用することができ、より高い巡航速度で長距離をカバーする必要がある。ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120を利用して、離陸すること及び固定翼システム130が独立して動作するのに十分な最小対気速度まで加速することができる。十分な対気速度に達すると、ハイブリッド航空機115は、動力を固定翼システム130に切り換えることができる。
一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120及び固定翼システム130の両方を利用してハイブリッド航空機115の加速を高めることができる。これによって、所望の切り換え速度まで加速するのに要する時間を短くすることができ、さらにマルチローターシステム120への動力が除去された時点で、固定翼システム130が飛行を維持するのに十分な速度で動作するのを保証することができる。
このようにして、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120を使用して垂直に離陸して加速することができる。その後、ハイブリッド航空機115は、固定翼システム130に切り換わり、動力を節約して飛行効率を向上させることができる。
図2、図3、図4A、及び図4Bに詳細に示すように、マルチローターシステム120への動力が遮断されてハイブリッド航空機115が固定翼システム130を使用して飛行すると、マルチローターシステム120のプロペラ(例えば、プロペラ122)は、自由に回転を始める可能性がある。これによって、ハイブリッド航空機115の抗力が増加し、その結果、固定翼システム130の飛行効率が低下する可能性がある。さらに、プロペラが自由に回転すると、プロペラのモータ軸受の過度の摩耗及び騒音が発生する場合がある。
これらの問題を解決するために、マルチローターシステム120のプロペラは、ハイブリッド航空機115の飛行方向に沿って保持することができる。一部の実施形態において、マルチローターシステム120のプロペラは、図3、4A、及び4Bに詳細に記載するようにモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を使用して所定位置にロックされる。
ハイブリッド航空機115が固定翼システム130を使用した飛行を終了すると、ハイブリッド航空機115は、帰還経路160に沿って発進地点110に戻ることができる。発進地点110へ戻る間に、ハイブリッド航空機115は、発進地点110で垂直に着陸できるように減速を開始することができる。例えば、ハイブリッド航空機115は、対気速度が小さくなるように固定翼システム130への動力を低減することができる。ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120が主たる推進システムになるまで固定翼システム130への動力を減少させながらマルチローターシステム120への動力を増大させることができる。マルチローターシステム120に供給される動力は、プロペラ120を所定位置に保持する磁気方向付けディテント機構に打ち勝つのに十分な大きさとすることができる。一部の実施形態において、マルチローターシステム120は、ハイブリッド航空機115をホバリングさせて発進地点110上に垂直に降下させることができる。
一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120及び固定翼システム130の推進システムの両方を利用して減速プロセスを支援することができる。このようにして、マルチローターシステム120及び固定翼システム130の両方が、制御された方法で発進地点110に戻すことができる。
本開示の範囲から逸脱することなく、システム100の変更、追加、又は省略を行うことができる。一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、遠隔地の制御エリアからパイロットが制御することができる。一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、自律的に動作して、発進経路140に沿って離陸し、帰還経路160に従って着陸することができる。例えば、ハイブリッド航空機115は、事前にプログラムされた発進経路140を辿り、所定の速度率で特定の高度まで上昇することができる。その後、ハイブリッド航空機115は、固定翼システム130に切り換わってこれを利用することができる。
別の実施例として、ハイブリッド航空機115が稼働できる場所を最大化するために、特定の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、利用可能であれば滑走路を利用するための着陸装置を含むことができ、滑走路が利用不可能の場合にはマルチローターシステム120に依存することができる。このことは、ハイブリッド航空機115が滑走路用の十分なエリアを有する第1の場所から発進するが、滑走路をサポートしない第2の場所に赴く場合(あるいは、その逆)に好都合な場合がある。従って、第2の場所は、マルチローターシステム120の垂直着陸性能に基づくハイブリッド航空機115に依然として依存してこれを利用することができる。
図2は、特定の実施形態による、例示的なハイブリッド航空機115を示す。例示の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120及び固定翼システム130を備える。
マルチローターシステム120は、ハイブリッド航空機115の離着陸を助けることができる何らかの適切な装置の代表例である。例示の実施形態において、マルチローターシステム120は、モータ124a〜d(集合的に「モータ124」)によって駆動される4つのプロペラ122a〜d(集合的に「プロペラ122」)を含む。
モータ124は、マルチローターシステム120のプロペラ122を駆動する何らかの適切なモータを表す。モータ124のサイズ及び性能(例えば、出力、推力、毎分回転数など)は、ハイブリッド航空機115の用途に応じて様々である。同様に、モータ124の出力及び推力特性は、ハイブリッド航空機115の重量、プロペラの長さ及びピッチ122、モータ124の所望の効率、ハイブリッド航空機115に取り付けられた何らかのペイロード、及びハイブリッド航空機115の所望の離陸性能(例えば、上昇速度)などの別の要因に左右される場合がある。一部の実施形態において、モータ124は、ブラシレスDCモータとすることができる。
ハイブリッド航空機115は、モータ124に動力を供給してプロペラ122を駆動し、ハイブリッド航空機115を垂直に発進及び着陸させることができる。さらに、ハイブリッド航空機115は、個別のモータ124への動力供給を変更することで、ハイブリッド航空機115の方向、速度、ピッチ、及びヨーを制御することができる。
例示の実施形態において、固定翼システム130は、固定翼プロペラ132及び主翼134を含む。固定翼プロペラ132は、ハイブリッド航空機115を進ませるために使用することができる。例示の実施形態において、固定翼プロペラ132は、ハイブリッド航空機115の後部に配置される。しかしながら、固定翼プロペラ132は、ハイブリッド航空機115の機首などの何らかの適切な場所に配置することができる。主翼134は、ハイブリッド航空機115を飛行させるのに必要なサイズ、重量、及び揚力に応じてサイズ及び形状が様々である。
図2は、本開示の実施形態によるモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を利用する場合のプロペラ122の「適切な」(すなわち、ロックされた)位置、及び「不適切な」位置を示す。前述したように、ハイブリッド航空機115がマルチローターシステム120を使用して十分な対気速度に到達すると、主動力を固定翼システム130に切り換えることができる。その後、モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構によって、ハイブリッド航空機115の飛行方向に沿ってプロペラ122を保持することができる。例示の実施形態において、プロペラ122a及び122bは、流線形での飛行のためにロック位置に適切に整列される。従って、プロペラ122a及び122bの位置決めによって、固定翼システム130を使用して飛行する際にハイブリッド航空機115は流線形になる。
対照的に、プロペラ122c及び122dは、不適切に整列したプロペラ、つまり、マルチローターシステム120から動力が除去されると自由に回転することができるプロペラを例示する。飛行方向と一致しないので、プロペラ122c及び122dは、ハイブリッド航空機115に対して過度の抗力をもたらす。さらに、プロペラ122c及び122dが自由に回転するので、プロペラ122c及び122dのモータの軸受が磨耗する可能性がある。これによって、ハイブリッド航空機115の有用寿命が短くなる可能性がある。
本開示の範囲から逸脱することなくハイブリッド航空機115の変更、追加、又は省略を行うことができる。例えば、例示の実施形態は、4つのプロペラ122a〜dを有するマルチローターシステム120を示す。しかしながら、マルチローターシステム120は、何らかの適切な数のプロペラ122を有することができる。さらに、一部の実施形態において、マルチローターシステム120は、単式プロペラ122を有する代わりに、クラスタ式プロペラ122を含むことができる。例えば、マルチローターシステム120は、垂直加速度及び上昇速度を制御するための可変ピッチを有するクラスタ式プロペラを備えることができる。一部の実施形態において、クラスタ式プロペラの各々は、飛行速度及び方向を制御するように独立して制御することができる固定ピッチのブレードとすることができる。同様に、例示の実施形態は固定翼プロペラ132を備える固定翼システム130を示すが、固定翼システム130の推進機構は、ジェットエンジンなどの何らかの適切な推進機構を利用することができる。
さらに、一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、着陸装置を必要とすることなくハイブリッド航空機115が発進地点110に着陸すること及び/又はそこから離陸することを可能にする着陸支持体を含むことができる。例えば、着陸支持体は、発進地点110上に停止する場合にマルチローターシステム120及び固定翼システム130を支持するのに十分な長さとすることができる。
ハイブリッド航空機115のモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構の最良の理解が得られるように、図3、図4A、及び図4Bは、特定の実施形態によるマルチローターシステム120の推進システムの分解図及び詳細図を示す。
図3は、特定の実施形態による、マルチローターシステム120のプロペラ122をロックするために使用される、例示的なモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構の分解図を例示す。例示の実施形態において、モータ124aは、モータ軸310を使用してプロペラ122aを駆動する。モータ124a及びプロペラ122aは、モータマウント320を使用してマルチローターシステム120に結合することができる。例えば、モータマウント留め具326は、モータマウント320をモータ124aに機械的に結合することができる。モータ軸310は、モータマウント320を貫通してフライホイール330に結合することができる。一部の実施形態において、フライホイール330は、フライホイール留め具336を使用してモータ軸310に機械的に結合することができる。
例示の実施形態において、モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構は、モータマウント磁石322a〜b(集合的に「モータマウント磁石322」)及びフライホイール磁石332a〜b(集合的に「フライホイール磁石332」)を使用してマルチローターシステム120に適用される。モータマウント磁石322は、モータマウント磁石留め具324a〜bを使用してモータマウント320に機械的に結合することができるが、フライホイール磁石332は、フライホイール磁石留め具334a〜bを使用して、フライホイール330に機械的に結合することができる。
モータマウント磁石留め具324及びフライホイール磁石留め具334は、それぞれ、モータマウント磁石322をモータマウント320に、フライホイール磁石332をフライホイール330に結合することを可能にする何らかの適切な機構を表す。例示の実施形態において、モータマウント磁石留め具324及びフライホイール磁石留め具334は、ねじを使用して示されている。ねじは、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332のサイズに対応する大きさとすることができる。一部の実施形態において、モータマウント磁石留め具324及びフライホイール磁石留め具334は、接着剤、エポキシ、及び/又は溶着などの他の結合機構を利用することができる。特定の実施形態において、モータマウント磁石留め具324及びフライホイール磁石留め具334は、モータマウント320及びフライホイール330に組み込むことができる。
モータマウント磁石322はフライホイール磁石332に対して平行に整列させることができる。このようにして、モータ124aは、ハイブリッド航空機115から動力が供給される場合にプロペラ122aを駆動することができる。しかしながら、モータ124aから動力が除去される場合、モータマウント磁石322とフライホイール磁石332との間の磁気吸引力が引き合って磁気結合することができる。磁気結合すると、モータ軸310は、所定位置に保持され、その結果、プロペラ122aが自由に回転することが防止される。
モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332は、磁気方向付けディテント機構をプロペラ122aに提供できる何らかの適切な磁石を表す。さらに、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332は、何らかの適切な形状、サイズ、強度、及び材料とすることができる。モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332のデザインに影響を与える要因としては、磁気方向付けディテント機構に必要な作動温度範囲、所要の耐酸化性、消磁感受性、機械的強度、及び磁場強度を挙げることができる。
モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332は、何らかの適切な材料で作ることができる。実施例として及び制限的ではなく、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332は、ネオジム鉄ボロン(NdFeB)、サマリウムコバルト(SmCo)、アルニコ磁石、及び/又はセラミックもしくはフェライト磁石で構成することができる。
モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332の極性及び/又は帯磁方向は、マルチローターシステム120への動力が除去された場合にプロペラ122を所定位置に保持するためにモータマウント磁石322がフライホイール磁石332と磁気結合するのを可能にする何らかの適切な方法で選択することができる。モータマウント磁石322は、フライホイール磁石332と同じ形状及びサイズとし、さらに同じか又は異なる磁気特性を有することができる。
例えば、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332は、ワッシャ、ディスク、又は何らかの他の適切な形状として成形することができる。一部の実施形態において、モータマウント磁石322の極性は、下向き側が第1の極性(例えば、北)、上向き側(すなわち、モーター124に対向する側)が第2の反対極性(例えば、南))であるように配向することができる。フライホイール磁石332の極性は、上向き側が第2の極性(南)、下向き側(すなわち、モータ124から外方に面する側)が第1の極性(北)であるように配向することができる。このように、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332の向かい合う極は、反対である。このようにして、モータマウント磁石322は、フライホイール磁石332を引き付けてこれに磁気結合することになる。
例示の実施形態において、モータマウント磁石322をフライホイール磁石332に整列させる2つの位置は(モータ軸310の一回転当たり)、2つの「ロック」位置を表す。これらのロック位置によって、結果的に、プロペラ122aは、マルチローター装置120の本体と整列し、その結果、ハイブリッド航空機115は、プロペラ122が自由に回転している場合よりも空力的になる。
本開示のモータ軸310、モータマウント磁石322、フライホイール磁石332、及びモーターアシスト特徴部の関係を最良に理解するために、図4A及び図4Bは、特定の実施形態による、モーターアシストを磁気方向付けディテント機構に適用する例示的なマルチローターシステムの下面図400A及び400Bを示す。
図4Aは、特定の実施形態による、モーターアシストを適用するマルチローターシステム120の下面図400Aを示す。
作動時、モータ124aは、電源オフとしてモータ軸310を停止するまで惰性で回転させることができる。モータ軸310は、ロック位置(すなわち、モータマウント磁石322がフライホイール磁石332と整列した場合に、プロペラ122をマルチローター装置120の本体と一直線にロックさせる位置)に静止する場合、又はその位置に静止しない場合もある。モータ軸310がロック位置に静止しない場合、ロッキング駆動手法をモータ124aに適用することができる。ロッキング駆動手法は、矢印410で示すように、フライホイール磁石332がモータマウント磁石322と整列するように、モータ軸310を回転させることができる。ロッキング駆動手法は、モータ124が、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332の磁気強度に打ち勝つのに必要なトルクよりも低いトルクでモータ軸310を駆動するように実行することができる。
ロッキング駆動手法によって実行される電子速度制御によって、モータ124aに適用される低速の段階状の波形を生成することができ、モータ124aは、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332が整列して磁気結合するまでモータ軸310をゆっくりと回転させる。モータ124aは、マルチローターシステム120の摩擦及びプロペラ122aにかかる空力的な負荷に打ち勝つように十分に高いが、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332が整列して磁気結合するとモータ軸310の回転が停止するのを可能にする程度の十分に低い駆動トルクを加えることができる。
例示的な実施形態において、ロッキング駆動手法を実行する場合、モータ124aから供給されたトルクを制御する段階状の波形の負荷サイクルをハイブリッド航空機115の電源電圧に基づいて決定することができる。例えば、一定のモータートルクを生成するために、電源電圧を測定及び使用して段階状の波形の負荷サイクルを計算することができる。このようにして、ロッキング駆動手法は、バッテリー充電状態に無関係にモータ124aから一定のトルクが加えられるのを保証することができる。
一部の実施形態において、エンコーダを使用してモータ軸310、従ってフライホイール330の位置を求めて、モータ軸310の位置を決定することができる。エンコーダが、モータ軸310の位置に基づいてモータマウント磁石322がフライホイール磁石332とのロック位置にあると判定した場合、ロッキング駆動手法は、モータ124に適用することはできない。このようにして、ロッキング駆動手法は、必要に応じて個別のモータ124a〜dに適用することができる。例えば、各モータ124から動力が除去された後にプロペラ122a〜cがロック位置で静止した場合、ロッキング駆動手法は、モータ124dのみに適用されて、プロペラ122dをロック位置にすることができる。さらに、プロペラ122が(例えば、乱流のために)ロック位置から外れた場合、エンコーダは、モータ軸310の位置の変化を感知し、ロッキング駆動手法を実行してプロペラ122をロック位置に戻すことができる。
一部の実施形態において、ロッキング駆動手法は、モータ124に常に適用することができる。例えば、モータ124から動力が除去された後、ロッキング駆動手法は、単に各モータ124に適用することができる。ロッキング駆動手法によって加えられた力は、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332の磁気強度に打ち勝つのに必要なトルクよりも低いので、既にロック位置にあるプロペラ122は、回転してロック位置から外れることはないはずである。これは、マルチローターシステム120から動力が除去された後、各プロペラ122a〜dがロック位置にあることを保証することができる。
図4Bは、特定の実施形態による、マルチローターシステム120のプロペラ122がロック位置にあるモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構の下面図400Bを示す。
ロッキング駆動手法がモータ124に適用されて、モータ軸310を回転させてモータマウント磁石322をフライホイール磁石332と整列させると、プロペラ122はロック位置に回転することができる。ロック位置になると、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332によってもたらされた磁気方向付けディテント機構によって、固定翼システム130を使用してハイブリッド航空機115を進ませる際にプロペラ122が自由に回転することを防止できる。
本開示の範囲から逸脱することなく、ハイブリッド航空機115の修正、追加、又は省略を行うことができる。例えば、図3、図4A、及び図4Bはプロペラ122a及びモータ124aを使用して示されているが、マルチローターシステム120の各プロペラ122は、例示のモーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を組み込むことができる。
図5は、特定の実施形態による、ハイブリッド航空機115を運用するために使用される例示的なコンピューターシステムを示す。例えば、一部の実施形態において、コンピューターシステム500は、マルチローターシステム120と固定翼システム130との間の動力割り当てを制御することができる。さらに、コンピューターシステム500は、モータ124に伝えられるロッキング駆動手法を実行することができる。一部の実施形態において、コンピューターシステム500は、モータ124に結合した1又は2以上のエンコーダと通信することができる。
1又は2以上のコンピューターシステム500は、本明細書で説明又は例示する1又は2以上の方法の1又は2以上のステップを実行する。特定の実施形態において、1又は2以上のコンピューターシステム500は、本明細書で説明又は例示する機能を提供する。特定の実施形態において、1又は2以上のコンピューターシステム500上で実行されるソフトウェアは、本明細書で説明又は例示する1又は2以上の方法の1又は2以上のステップを実行するか、又は、本明細書で説明又は例示する機能を提供する。特定の実施形態は、1又は2以上のコンピューターシステム500の1又は2以上の部分を含む。本明細書において、コンピューターシステムへの言及は、コンピューティングデバイスを包含することができ、該当する場合には、逆もまた同様である。さらに、コンピューターシステムへの言及は、該当する場合には、1又は2以上のコンピューターシステムを包含することができる。
本開示は、何らかの適切な数のコンピューターシステム500を企図している。本開示は、何らかの適切な物理的形態を取るコンピューターシステム500を企図している。例示的に非制限的に、コンピューターシステム500は、内蔵型コンピューターシステム、システムオンチップ(SOC)、シングルボードコンピューターシステム(SBC)(例えば、コンピューターオンモジュール(COM)又はシステムオンモジュール(SOM)など)、デスクトップコンピューターシステム、ラップトップ又はノートブックコンピューターシステム、対話型キオスク、メインフレーム、コンピューターシステム網、携帯電話、個人用携帯情報端末(PDA)、サーバー、タブレット型コンピューターシステム、又はこれらの2又は3以上の組み合わせとすることができる。適切な場合には、コンピューターシステム500は、1又は2以上のコンピューターシステム500を含み、集合型又は分散型であり、複数の場所にまたがるか、複数の設備にまたがるか、複数のデータセンターにまたがり、又は、1又は2以上のネットワークに1又2以上のクラウド構成要素を含むことができるクラウドに属することができる。適切な場合には、1又は2以上のコンピューターシステム500は、実質的な空間的又は時間的制限なしで、本明細書に説明するか又は図示する1又は2以上の方法の1又は2以上のステップを実行することができる。一例として制限ではなく、1又は2以上のコンピューターシステム500は、本明細書で説明又は例示する1又は2以上の方法の1又は2以上のステップをリアルタイムで又はバッチモードで実行することができる。1又は2以上のコンピューターシステム500は、適切な場合には、本明細書で説明又は図示する1又は2以上の方法の1又は2以上のステップを様々な時間に又は様々な位置で実行することができる。
特定の実施形態において、コンピューターシステム500は、プロセッサ502、メモリ504、ストレージ506、入出力(I/O)インタフェース408、通信インタフェース510、及びバス512を含む。本開示では、特定の数の特定の構成要素を特定の構成で有する特定のコンピューターシステムを説明及び図示するが、本開示は、何らかの適切な数の何らかの適切な構成要素を何らかの適切な構成で有する何らかの適切なコンピューターシステムを企図している。
特定の実施形態において、プロセッサ502は、コンピュータープログラムを構成するものなどの命令を実行するためのハードウェアを含む。一例として限定ではなく、命令を実行するために、プロセッサ502は、内部レジスター、内部キャッシュ、メモリ504、又はストレージ506から命令を取り出して(又は、取得して)、命令を解読して実行し、次に1又は2以上の結果を内部レジスター、内部キャッシュ、メモリ504、又はストレージ506に書き込むことができる。特定の実施形態において、プロセッサ502は、データ、命令、又はアドレスのための1又は2以上の内部キャッシュを含むことができる。本開示は、適切な場合には、何らかの適切な数の何らかの適切な内部キャッシュを含むプロセッサ502を企図している。一例として限定ではなく、プロセッサ502は、1又は2以上の命令キャッシュ、1又は2以上のデータキャッシュ、及び1又は2以上の変換索引バッファ(TLB)とを含むことができる。命令キャッシュ内の命令は、メモリ504又はストレージ506内の命令のコピーとすることができ、命令キャッシュは、プロセッサ502によるそれらの命令の検索を高速化することができる。データキャッシュ内のデータは、動作対象のプロセッサ502にて実行される命令がそれに対して演算するメモリ504又はストレージ506内のデータ、引き続きプロセッサ502で実行される命令によるアクセスのための、又はメモリ504又はストレージ506への書き込みのためのプロセッサ502で以前に実行された命令の結果、又は他の適切なデータのコピーとすることができる。
データキャッシュは、プロセッサ502による読み込み又は書き込み動作を高速化することができる。TLBは、プロセッサ502のための仮想アドレス変換を高速化することができる。特定の実施形態において、プロセッサ502は、データ、命令、又はアドレスのための1又は2以上の内部レジスターを含むことができる。本開示は、適切な場合には、何らかの適切な数の何らかの適切な内部キャッシュを含むプロセッサ502を企図している。適切な場合には、プロセッサ502は、1又は2以上の算術論理演算装置(ALU)を含み、マルチコアプロセッサであり、又は、1又は2以上のプロセッサ502を含むことができる。本開示は特定のプロセッサを説明及び図示するが、本開示は、何らかの適切なプロセッサを企図している。
特定の実施形態において、メモリ504は、プロセッサ502が実行するための命令、又は、プロセッサ502がそれに対して演算するためのデータを記憶するメインメモリを含む。一例として限定ではなく、コンピューターシステム500は、命令をストレージ506又は別のソース(例えば、別のコンピューターシステム500など)からメモリ504にロードすることができる。その後、プロセッサ502は、命令をメモリ504から内部レジスター又は内部キャッシュにロードすることができる。命令を実行するために、プロセッサ502は、命令を内部レジスター又は内部キャッシュから取り出して解読することができる。命令の実行中又は実行後、プロセッサ502は、(中間結果又は最終結果とすることができる)1又は2以上の結果を内部レジスター又は内部キャッシュに書き込むことができる。その後、プロセッサ502は、それらの結果の1又は2以上をメモリ504に書き込むことができる。特定の実施形態において、プロセッサ502は、1又は2以上の内部レジスター又は内部キャッシュ内の、又はメモリ504内の(ストレージ506又は他とは対照的に)命令のみを実行し、1又は2以上の内部レジスター又は内部キャッシュ内の、又はメモリ504内の(ストレージ506又は他とは対照的に)データだけに対して演算する。1又は2以上のメモリバス(各々がアドレスバス及びデータバスを含むことができる)は、プロセッサ502をメモリ504に結合することができる。バス512は、以下で説明するように1又は2以上のメモリバスを含むことができる。特定の実施形態において、1又は2以上のメモリ管理ユニット(MMU)は、プロセッサ502とメモリ504との間に存在し、プロセッサ502が要求するメモリ504へのアクセスを容易にする。特定の実施形態において、メモリ504は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。このRAMは、適切な場合には、揮発性メモリとすることができる。適切な場合には、このRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)、又はスタティックRAM(SRAM)とすることができる。さらに、適切な場合には、このRAMは、シングルポート又はマルチポートRAMとすることができる。本開示は、何らかの適切なRAMを企図している。メモリ504は、適切な場合には、1又は2以上のメモリ504を含むことができる。本開示では特定のメモリを説明及び図示するが、本開示は、何らかの適切なメモリを企図している。
特定の実施形態において、ストレージ506は、データ又は命令用の大容量記憶装置を含む。一例として限定ではなく、ストレージ506としては、ハードディスクドライブ(HDD)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、又はユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、又はこれらの2又は3以上の組み合わせを挙げることができる。ストレージ506は、適切な場合には、取り外し可能又は取り外し不可能な(つまり固定)媒体を含むことができる。ストレージ506は、適切な場合には、コンピューターシステム500の内部又は外部にあるものとすることができる。特定の実施形態において、ストレージ506は、不揮発性の半導体メモリである。特定の実施形態において、ストレージ506は、読み取り専用メモリ(ROM)を含む。適切な場合には、このROMは、マスクプログラムドROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、電気的書替可能ROM(EAROM)、又はフラッシュメモリ、又はこれらの2又は3以上の組み合わせとすることができる。本開示は、何らかの適切な物理的形態を取る大容量記憶装置506を企図している。ストレージ506は、適切な場合には、プロセッサ502とストレージ506との間の通信を容易する1又は2以上のストレージ制御ユニットを含むことができる。適切な場合には、ストレージ506は、1又は2以上のストレージ406を含むことができる。本開示では特定のストレージを説明及び図示するが、本開示は、何らかの適切なストレージを企図している。
特定の実施形態において、I/Oインタフェース508は、コンピューターシステム500と1又は2以上のI/Oデバイスとの間の通信用の1又は2以上のインタフェースをもたらすハードウェア、ソフトウェア、又はその両方を含む。コンピューターシステム500は、適切な場合には、これらのI/Oデバイスの1又は2以上を含むことができる。これらのI/Oデバイスの1又は2以上は、人間とコンピューターシステム500との間の通信を可能にすることができる。一例として限定ではなく、I/Oデバイスは、ビデオカメラ、スピーカー、赤外線センサ、別の適切なI/Oデバイス、又はこれらの2又は3以上の組み合わせを含むことができる。I/Oデバイスは、1又は2以上のセンサを含むことができる。本開示は、何らかの適切なI/Oデバイス、及び該I/Oデバイス用の何らかの適切なI/Oインタフェース508を企図している。適切な場合には、I/Oインタフェース508は、プロセッサ502がこれらのI/Oデバイスの1又は2以上を駆動させることを可能にする1又は2以上のデバイス又はソフトウェアドライバを含むことができる。I/Oインタフェース508は、適切な場合には、1又は2以上のI/Oインタフェース508を含むことができる。本開示では特定のI/Oインタフェースを説明及び図示するが、本開示は、何らかの適切なI/Oインタフェースを企図している。
特定の実施形態において、通信インタフェース510は、コンピューターシステム500又は1又は2以上の他のコンピューターシステム500と1又は2以上のネットワークとの間の通信(例えば、パケットベースの通信)のための1又は2以上のインタフェースをもたらすハードウェア、ソフトウェア、又はその両方を含む。一例として限定ではなく、通信インタフェース510は、イサーネット又は他の有線ベースのネットワークと通通信するためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)又はネットワークアダプター、又はWi−Fiネットワークなどの無線ネットワークと通信する無線NIC(WNIC)又は無線アダプタを含むことができる。
本開示は、何らかの適切なネットワーク及び該ネットワーク用の何らかの適切な通信インタフェース510を企図している。一例として限定ではなく、コンピューターシステム500は、アドホックネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、MAN(MAN)、又はインターネットの1又は2以上の部分、又はこれらの2又は3以上の組み合わせと通信することができる。これらのネットワークの1又は2以上のうちの1又は2以上の部分は、有線又は無線とすることができる。一例として、コンピューターシステム500は、無線PAN(WPAN)(例えば、ブルートゥース(登録商標)WPANなど)、Wi−Fiネットワーク、WI−MAXネットワーク、携帯電話網(例えば、移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))ネットワークなど)、又は他の適切な無線ネットワーク、又はこれらの2又は3以上の組み合わせと通信することができる。コンピューターシステム500は、適切な場合には、これらのネットワークのいずれかに対する何らかの適切な通信インタフェース410を含むことができる。通信インタフェース510は、適切な場合には、1又は2以上の通信インタフェース510を含むことができる。本開示は、特定の通信インタフェースを説明及び図示するが、本開示は、何らかの適切な通信インタフェースを企図している。
特定の実施形態において、バス512は、コンピューターシステム500の構成要素を互いに結合するハードウェア、ソフトウェア、又はその両方を含む。一例として限定ではなく、バス512は、アクセラレィティッドグラフィックスポート(AGP)又は他のグラフィックスバス、拡張業界標準アーキテクチャ(EISA)バス、フロントサイドバス(FSB)、ハイパトランスポート(HT)相互接続、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、インフィニバンド相互接続、ローピンカウント(LPC)バス、メモリバス、マイクロチャネルアーキテクチャー(MCA)バス、周辺装置相互接続(PCI)バス、PCIエクスプレス(PCI)バス、シリアルアドバンストテクノロジーアタッチメント(SATA)バス、ビデオエレクトロニクススタンダードアソシエーションローカル(VLB)バス、又は別の適切バス、又はこれらの2又は3以上の組み合わせを含むことができる。バス512は、適切な場合には、1又は2以上のバス512を含むことができる。本開示では特定のバスを説明及び図示するが、本開示は、何らかの適切なバス又は相互接続を企図している。
コンピューターシステム500の構成要素は、一体型又は分離型とすることができる。一部の実施形態において、コンピューターシステム500の構成要素の各々は、単一のシャーシ内(例えば、固定翼システム130の本体内)に収納することができ、ハイブリッド航空機115の作動を制御することができる。一部の実施形態において、コンピューターシステム500の構成要素は、マルチローターシステム120と固定翼システム130とに分離することができる。コンピューターシステム500の作動は、より多数の、より少数の、又は他の構成要素によって実行することができる。さらに、コンピューターシステム500の作動は、ソフトウェア、ハードウェア、他の論理部、又はこれらの適切な組み合わせを含むことができる何らかの適切な論理部を使用して実行することができる。
本明細書において、コンピュータ可読非一過性記憶媒体は、適切な場合には、1又は2以上の半導体ベースの又は他の集積回路(IC)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は特定用途向け集積回路(ASIC)など)、ハードディスクドライブ(HDD)、ハイブリッドハードドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピーディスケット、フロッピーディスクドライブ(FDD)、磁気テープ、半導体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュアデジタルカード又はドライブ、何らかの他の適切なコンピュータ可読非一過性記憶媒体、又はこれらの2又は3以上の何らかの適切な組み合わせを含むことができる。コンピュータ可読非一過性記憶媒体は、適切な場合には、揮発性、不揮発性、又は、揮発性及び不揮発性の組み合わせとすることができる。
図6は、特定の実施形態による、モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構を有するハイブリッド航空機115を作動させる例示的な方法600を示す。ステップ610において、ハイブリッド航空機115は、マルチローターシステム120を使用して発進地点110から離陸することができる。マルチローターシステム120は、ハイブリッド航空機115を、1又は2以上のプロペラ122を使用して発進地点110から垂直に上昇させることができる。マルチローターシステム120は、ハイブリッド航空機115を所望の高度に上昇させる及び/又は対気速度にすることができる。例えば、一部の実施形態において、マルチローターシステム120は、発進地点110とは別の場所に配置されたオペレータからの発進信号を受信すると上昇プロセスを開始する。マルチローターシステム120は、発進信号を受信すると、発進経路140を所望の高度まで辿ることができる。
ステップ620において、マルチローターシステム120は、ハイブリッド航空機115を、固定翼システム130がハイブリッド航空機115の飛行を引き継ぐことを可能にするのに十分な対気速度まで加速することができる。固定翼システム130に切り換わる前に必要とされる対気速度は、ハイブリッド航空機115の重量、高度、及びハイブリッド航空機115の垂直方向及び横方向の加速度を含むいくつかの要因に依存する可能性がある。一部の実施形態において、マルチローターシステム120から固定翼システム130に切り換わる前にハイブリッド航空機115が必要とする最小対気速度は、少なくともハイブリッド航空機115の失速速度とすることができる。特定の実施形態において、固定翼システム130は、マルチローターシステム120から動力が除去される前に、自身の推進システムを使用して加速プロセスでのマルチローターシステム120を助けることができる。
ステップ630において、コンピューターシステム500は、マルチローターシステム120から動力を除去し、固定翼システム130を使用することができる。マルチローターシステム120から動力が除去されると、マルチローター装置120のプロペラ122は、停止するまで惰性で回転することができる。場合によっては、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332は、プロペラ122をロック位置に静止させることができる。場合によっては、1又は2以上のプロペラは、ロック位置に静止することができない。
ステップ640において、コンピューターシステム500は、マルチローターシステム120のプロペラ122がロック位置にあるか否かを判定する。マルチローターシステム120のプロペラ122がロック位置にある場合、シーケンスは、ステップ642に進むことができる。マルチローターシステム120のプロペラ122がロック位置にない場合、シーケンスは、ステップ644に進むことができる。
一部の実施形態において、エンコーダは、コンピューターシステム500と通信して、プロペラ122がロック位置にあるか否かを判定することができる。例えば、エンコーダは、モータ軸310の位置を判定することができる。モータ軸310は、モータマウント磁石322がフライホイール磁石332と整列する場合に2つの位置の一方にあることになる。モータ軸310がこれらの2つの位置の一方にある場合、エンコーダは、プロペラ122がロック位置にあると判定することができる。しかしながら、モータ軸310がこれらの2つの位置の一方にない場合、エンコーダは、プロペラがロック位置にないと判定することができる。
ステップ644において、コンピューターシステム500は、ロッキング駆動手法をマルチローターシステム120のモータ124に適用することができる。ロッキング駆動手法は、モータ124が、モータマウント磁石322とフライホイール磁石332との間の磁気強度に打ち勝つのに必要とされるトルクよりも低いトルクでモータ軸310を駆動するように適用することができる。このようにして、ロック位置にないプロペラ122はゆっくりと回転して、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332によってたらされる磁気方向付けディテント機構に係合することができる。
ロッキング駆動手法を実行した後、シーケンスは、プロペラ122がロック位置にあるか否かのさらなる判定を行うために、ステップ640に戻ることができる。
ステップ642において、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332によってもたらされる磁気方向付けディテント機構は、プロペラ122をハイブリッド航空機115の飛行方向に沿って保持することができる。例えば、コンピューターシステム500がモータ124aから動力を除去すると、モータ軸310は、回転が遅くなる。モータ軸310が停止すると、フライホイール330も停止することになる。フライホイール330が停止する際に、フライホイール磁石332は、モータマウント磁石322を通り過ぎる可能性がある。一部の実施形態において、モータマウント磁石322は、フライホイール磁石332を引き付け、モータマウント磁石322がフライホイール磁石332と整列した状態でフライホイール330を停止させる可能性がある。これによって、結果的に、プロペラ122は、ロック位置に停止することになる。モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332によってもたらされる磁気方向付けディテント機構は、ハイブリッド航空機115の飛行中にプロペラ122がロック位置から外れるのを防止することもできる。
ステップ650において、コンピューターシステム500は、マルチローターシステム120に動力を戻すことができる。モータ124に加えられた動力は、モータマウント磁石322及びフライホイール磁石332によってもたらされる磁気方向付けディテント機構に打ち勝ってプロペラ122を駆動させるのに十分な大きさとすることができる。一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、発進地点110に接近すると垂直に着陸するためにマルチローターシステム120に動力を戻すことができる。例えば、ハイブリッド航空機115は、発進地点110に戻る間にマルチローターシステム120に対する動力を増大させることができ、固定翼システム130及びマルチローターシステム120の両方が、ハイブリッド航空機115の飛行中に使用される。
ステップ660において、ハイブリッド航空機115は、これがマルチローターシステム120だけを使用するまで減速することができる。一部の実施形態において、ハイブリッド航空機115は、ホバリングまで減速して発進地点110に降下することができる。このようにして、ハイブリッド航空機115は、発進地点110が滑走路用の十分な空間を有していない場合でも固定翼システム130によってもたらされる飛行性能を利用することができる。
様々な実施形態は、前述のステップの一部、全てを実行するか、又は全てを実行しない場合がある。さらに、特定の実施形態は、異なる順番で又は並列にこれらのステップを実行することができる。さらに1つ又はそれ以上のステップを繰り返すことができる。例えば、一部の実施形態において、ステップ644は、常にステップ640の後に実行することができる。従って、一部の実施形態において、ロッキング駆動手法を常にモータ124に適用して、プロペラ122がロック位置にあることを保証することができる。さらに、一部の実施形態において、ステップ640を実行する必要はなく、例えば、モータ123は、エンコーダを含まない。ステップ640が実行されない場合、ステップ644のロッキング駆動手法は、ステップ642に進む前にステップ640に取って代わることができる。何らかの適切な構成要素は、この方法の1又は2以上のステップを実行することができる。
本発明の開示の範囲は、本明細書に説明するか又は図示する例示的実施形態に対する当業者が理解することになる全ての修正、代用、変形、改造、及び修正を含む。本発明の開示の範囲は、本明細書に説明するか又は図示する実施例に限定されない。
本発明の開示では本明細書のそれぞれの実施形態を特定の構成要素、要素、機能、作動、又はステップを含むとして説明かつ図示したが、これらの実施形態のいずれもが、当業者が理解することになる本明細書のどこかで説明するか又は図示する構成要素、要素、機能、作動、又はステップの全てのあらゆる組合せ又置換を含むことができる。
特許請求の範囲における特定の機能を実行するように適応される、配置される、機能を含む、構成される、可能にされる、作動可能である、又は作動する装置又はシステム、又は装置又はシステムの構成要素への言及は、それが又はその特定機能が起動される、オンにされる、又はアンロックされるか否かにかかわらず、その装置、システム、又は構成要素が適応される、配置される、可能である、構成される、可能にされる、作動可能である、又は作動する限り、その装置、システム、構成要素を包含する。
115 ハイブリッド航空機
120 マルチローターシステム
122 プロペラ
124 モータ
130 固定翼システム
132 固定翼プロペラ
134 主翼
322 モータマウント磁石
332 フライホイール磁石

Claims (20)

  1. 固定翼推進システムと、
    マルチローター推進システムと、
    を備えるハイブリッド航空機であって、
    前記マルチローター推進システムは、
    モータを使用して駆動可能なモータ軸の第1の遠位端に結合されたプロペラと、
    前記モータに機械的に結合され、前記モータを前記マルチローター推進システムに結合するモータマウントと、
    前記モータ軸の第2の遠位端に機械的に結合されたフライホイールと、
    磁気方向付けディテント機構と、
    を備え、前記磁気方向付けディテント機構は、
    前記モータマウントに結合された第1の複数の磁石と、
    前記フライホイールに結合された第2の複数の磁石と、
    を含む、ハイブリッド航空機。
  2. 前記モータマウントに結合された前記第1の複数の磁石は、第1の磁石と第2の磁石とを含み、前記第1及び第2の磁石は、前記第2の複数の磁石に向かって向きが定められた第1の磁気極性を有し、前記フライホイールに結合された前記第2の複数の磁石は、第3の磁石と第4の磁石とを含み、前記第3及び第4の磁石は、前記第1の複数の磁石に向かって向きが定められた第2の磁気極性を有し、前記第2の磁気極性は、前記第1の磁気極性とは正反対である、請求項1に記載のハイブリッド航空機。
  3. ロッキング駆動手法を実行するように動作可能なプロセッサをさらに備え、前記ロッキング駆動手法は、前記モータに、前記第1及び第2の複数の磁石の磁気結合に打ち勝つのに必要な力を下回る力を有するトルクで回転するように前記モータ軸を駆動させる、請求項1に記載のハイブリッド航空機。
  4. 前記モータに結合された、前記モータ軸のロック位置を判定するように動作可能なエンコーダをさらに備え、前記ロック位置は、前記第1及び第2の複数の磁石が整列して磁気結合した場合の前記モータ軸の位置に対応する、請求項3に記載のハイブリッド航空機。
  5. 前記トルクは、前記モータに印加される負荷サイクルによって決まり、前記負荷サイクルは、前記ハイブリッド航空機の電源電圧に基づいて計算される、請求項3に記載のハイブリッド航空機。
  6. 前記ロッキング駆動手法は、前記エンコーダが前記モータ軸は前記ロック位置にないと判定することに応答して前記モータに適用される、請求項4に記載のハイブリッド航空機。
  7. 前記第1及び第2の複数の磁石は、ネオジム−鉄−ボロンで構成される、請求項1に記載のハイブリッド航空機。
  8. 磁気方向付けディテント機構を適用する方法であって、
    ハイブリッド航空機をマルチローター推進システム及び固定翼システムを使用して飛行させるステップであって、前記マルチローター推進システムが、
    モータ軸の第1の遠位端に結合されたプロペラと、
    モータマウントを使用して前記マルチローター推進システムに結合された、前記モータ軸を駆動させるように動作可能なモータと、
    前記モータ軸の第2の遠位端に機械的に結合されたフライホイールと、を備える、ステップと、
    前記マルチローター推進システムの前記モータから動力を除去するステップと、
    前記マルチローター推進システムの前記プロペラを磁気方向付けディテント機構を使用してロックするステップであって、前記磁気方向付けディテント機構が、
    前記モータマウントに機械的に結合された第1の複数の磁石と、
    前記フライホイールに機械的に結合された第2の複数の磁石と、を備える、ステップと、
    を含み、
    前記第1及び第2の複数の磁石は、前記マルチローター推進システムから動力が除去されたときに磁気結合する、方法。
  9. ロッキング駆動手法を前記マルチローター装置の前記モータに適用するステップをさらに含み、前記ロッキング駆動手法を適用すると、前記モータは、前記第1及び第2の複数の磁石の磁気結合に打ち勝つのに必要とされた力を下回る力を有するトルクで前記モータ軸を回転させる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記モータ軸の位置を、前記モータに結合されたエンコーダを使用して判定するステップと、
    前記モータ軸の前記位置が前記第1及び第2の複数の磁石が磁気結合されていないことを示すことに応答して前記ロッキング駆動手法を前記モータに適用するステップと、
    をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記トルクは、前記モータに印加される負荷サイクルによって決まり、前記負荷サイクルは、前記ハイブリッド航空機の電源電圧に基づいて計算される、請求項9に記載の方法。
  12. 前記マルチローター推進システムに動力を供給するステップをさらに含み、前記マルチローター推進システムに動力を供給することに応答して、前記モータ軸は、前記第1及び第2の複数の磁石によってもたらされた前記磁気結合に打ち勝つ、請求項8に記載の方法。
  13. 前記プロペラをロックするステップは、前記プロペラを前記ハイブリッド航空機の飛行方向に沿ってロックするステップを含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記第1及び第2の複数の磁石は、ネオジム−鉄−ボロンで構成される、請求項8に記載の方法。
  15. モータ軸に結合されたモータと、
    前記モータが機械的に結合されたモータマウントと、
    前記モータ軸の第2の遠位端に機械的に結合されたフライホイールと、
    前記モータマウントに結合された第1の複数の磁石と、
    前記フライホイールに結合された、前記第1の複数の磁石に磁気結合される第2の複数の磁石と、
    を備える、磁気方向付けディテント機構。
  16. ロッキング駆動手法を実行するようにプログラム可能なプロセッサをさらに備え、前記ロッキング駆動手法は、前記モータに、前記第1及び第2の複数の磁石の磁気結合に打ち勝つのに必要とされた力を下回る力を有するトルクで回転するように前記モータ軸を駆動させる、請求項15に記載の磁気方向付けディテント機構。
  17. 前記モータに結合された、前記モータ軸のロックされた位置を判定するように動作可能なエンコーダをさらに備え、前記ロック位置は、前記第1及び第2の複数の磁石が整列した場合の前記モータ軸の位置に対応する、請求項16に記載の磁気方向付けディテント機構。
  18. 前記ロッキング駆動手法は、前記エンコーダが前記モータ軸は前記ロック位置にないと判定することに応答して前記モータに適用される、請求項17に記載の磁気方向付けディテント機構。
  19. 前記第1及び第2の複数の磁石は、ネオジム−鉄−ボロンで構成される、請求項15に記載の磁気方向付けディテント機構。
  20. 前記フライホイールは、前記モータマウントの下方の前記モータ軸の前記遠位端に結合される、請求項15に記載の磁気方向付けディテント機構。
JP2017210258A 2016-10-31 2017-10-31 モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構 Active JP6711805B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/338,832 2016-10-31
US15/338,832 US10479496B2 (en) 2016-10-31 2016-10-31 Magnetic orientation detent with motor assist

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018070155A true JP2018070155A (ja) 2018-05-10
JP2018070155A5 JP2018070155A5 (ja) 2020-03-26
JP6711805B2 JP6711805B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=60021963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017210258A Active JP6711805B2 (ja) 2016-10-31 2017-10-31 モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10479496B2 (ja)
EP (1) EP3315402B1 (ja)
JP (1) JP6711805B2 (ja)
HK (1) HK1246747A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU199511U1 (ru) * 2020-04-28 2020-09-04 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Казанский национальный исследовательский технический университет им. А.Н. Туполева - КАИ" Беспилотный летательный аппарат вертикального взлета и посадки
JPWO2022180968A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180290735A1 (en) * 2017-04-06 2018-10-11 John Uptigrove Vtol high speed aircraft
US10723433B2 (en) 2017-11-27 2020-07-28 Wing Aviation Llc Assembly systems and methods for unmanned aerial vehicles
US11034445B2 (en) * 2017-11-27 2021-06-15 Wing Aviation Llc Wing structure and attachment to frame for unmanned aerial vehicles
US11708157B2 (en) 2018-09-11 2023-07-25 Eve Uam, Llc Vertical take-off and landing (VTOL) aircraft with cruise rotor positioning control for minimum drag
US11697505B2 (en) 2019-03-01 2023-07-11 Pratt & Whitney Canada Corp. Distributed propulsion configurations for aircraft having mixed drive systems
US11628942B2 (en) 2019-03-01 2023-04-18 Pratt & Whitney Canada Corp. Torque ripple control for an aircraft power train
US11732639B2 (en) 2019-03-01 2023-08-22 Pratt & Whitney Canada Corp. Mechanical disconnects for parallel power lanes in hybrid electric propulsion systems
US11535392B2 (en) 2019-03-18 2022-12-27 Pratt & Whitney Canada Corp. Architectures for hybrid-electric propulsion
US11046447B2 (en) * 2019-04-30 2021-06-29 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. Systems and methods for supplying and distributing power
DE102019117553B4 (de) * 2019-06-28 2021-11-18 Sarah Schippel Fluggerät
US11661193B2 (en) * 2019-07-18 2023-05-30 Elroy Air, Inc. Unmanned aerial vehicle optimization
CN112389637B (zh) * 2019-08-13 2022-04-05 丰翼科技(深圳)有限公司 垂起装置及飞行器
US11486472B2 (en) 2020-04-16 2022-11-01 United Technologies Advanced Projects Inc. Gear sytems with variable speed drive
CN114148530A (zh) * 2020-09-04 2022-03-08 丰翼科技(深圳)有限公司 动力装置及飞行设备
US11365001B1 (en) * 2021-06-29 2022-06-21 Beta Air, Llc Method of propulsor management in electric aircraft

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2959373A (en) 1954-12-10 1960-11-08 Daniel R Zuck Convertiplane
US3693911A (en) 1971-10-18 1972-09-26 Henry S Bacon Aircraft for vertical flight and transition to and from horizontal flight
US5337030A (en) 1992-10-08 1994-08-09 Lucas Industries, Inc. Permanent magnet brushless torque actuator
US5454530A (en) * 1993-05-28 1995-10-03 Mcdonnell Douglas Helicopter Company Canard rotor/wing
DE19745492B4 (de) 1997-10-15 2005-06-09 Wobben, Aloys, Dipl.-Ing. Senkrecht startendes Flugzeug
US20020125977A1 (en) 2001-03-09 2002-09-12 Vanzoest David Alternating pole magnetic detent
DE10238153A1 (de) * 2002-08-15 2004-03-25 Wittenstein Ag Verriegelungseinrichtung für Fahrzeuge, insbesondere für Flugzeuge
US6669137B1 (en) 2002-08-26 2003-12-30 Zhuo Chen Air vehicle having rotor/scissors wing
US7852183B2 (en) * 2005-11-14 2010-12-14 Honeywell International Inc. Power drive unit electromagnetic latch
US7594626B2 (en) * 2006-06-08 2009-09-29 Rod F. Soderberg Magnetically induced aircraft landing wheel rotation
US8360728B2 (en) * 2006-10-11 2013-01-29 Lord Corporation Aircraft with transient-discriminating propeller balancing system
EP2227641B1 (en) 2007-12-03 2016-07-20 Sikorsky Aircraft Corporation Magnetic de-rotation system for a shaft fairing system
US8690096B2 (en) * 2009-06-04 2014-04-08 Alberto Alvarez-Calderon F. Aircraft with dual flight regimes
FR2951696B1 (fr) 2009-10-22 2011-12-23 Snecma Systeme pour faire varier l'incidence des pales d'une helice de turbomachine pour aeronef, utilisant un moteur electrique sans balai
WO2012035178A1 (es) * 2010-09-14 2012-03-22 Munoz Saiz Manuel Sistema y procedimiento sustentador, propulsor y estabilizador para aeronaves de despegue y aterrizaje vertical
WO2012067223A1 (ja) 2010-11-19 2012-05-24 アスモ 株式会社 ロータ及びモータ
WO2013105926A1 (en) 2011-03-22 2013-07-18 Aerovironment Inc. Invertible aircraft
WO2013066477A2 (en) 2011-08-19 2013-05-10 Aerovironment, Inc. System for aligning a propeller
TR201208854A2 (tr) 2012-07-31 2012-12-21 Oran B�Lent Hava taşıtları için dikey kalkış/iniş ve denge sistemi
US9284962B2 (en) 2012-08-24 2016-03-15 Zee.Aero Inc. Variable geometry lift fan mechanism
US9193451B2 (en) * 2013-04-22 2015-11-24 Ival O. Salyer Aircraft using turbo-electric hybrid propulsion system for multi-mode operation
US9334049B1 (en) * 2014-12-03 2016-05-10 Amazon Technologies, Inc. Single blade rotor system for use in a vertical takeoff and landing (VTOL) aircraft
US9701407B2 (en) 2015-03-24 2017-07-11 Sharper Shape Oy Emergency stop for blades of drone
US10183744B2 (en) 2016-02-10 2019-01-22 Lockheed Martin Corporation Magnetic orientation detent
CN205524941U (zh) 2016-04-26 2016-08-31 徐启航 磁悬浮变距螺旋桨及飞行器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU199511U1 (ru) * 2020-04-28 2020-09-04 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Казанский национальный исследовательский технический университет им. А.Н. Туполева - КАИ" Беспилотный летательный аппарат вертикального взлета и посадки
JPWO2022180968A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01
JP7442907B2 (ja) 2021-02-25 2024-03-05 テトラ・アビエーション株式会社 航空機

Also Published As

Publication number Publication date
US20180118335A1 (en) 2018-05-03
EP3315402B1 (en) 2020-04-15
EP3315402A1 (en) 2018-05-02
HK1246747A1 (zh) 2018-09-14
JP6711805B2 (ja) 2020-06-17
US10479496B2 (en) 2019-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6711805B2 (ja) モーターアシストを用いた磁気方向付けディテント機構
US10183744B2 (en) Magnetic orientation detent
JP7316977B2 (ja) 重量移動式同軸回転翼ヘリコプタ
CN107406141B (zh) 具有在提升位置与推进位置之间旋转的电机的载具配置
US10814968B2 (en) Hinge mechanism for a weight-shifting coaxial helicopter
JP2017206237A6 (ja) 重量移動式同軸回転翼ヘリコプタ
US20220411052A1 (en) Integrated Convertible Quadcopter with Full Field of Regard
WO2019160540A1 (en) Self-centering landing platform
EP3400493A1 (en) Exploiting or avoiding air drag for an aerial vehicle
JP2002191873A (ja) トラッキング装置
KR20140089096A (ko) 멀티로터 기반의 복합 무인 비행체의 주 날개 받음각 제어 시스템
JP2018176887A5 (ja)
CN105346714A (zh) 一种垂直起降无人机
CN204937496U (zh) 一种新型高效无人机
CN204056295U (zh) 气动结构四旋翼无人飞行器
CN105346716A (zh) 一种无人机动力系统及垂直起降无人机
KR20170008952A (ko) 수직 이착륙 비행체
CN104494825A (zh) 一种带步进电机的平板类扑翼飞行器
CN204323686U (zh) 一种垂直起降无人机

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200214

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200214

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6711805

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250