JP2018070044A - 運転整理支援システムおよび運転整理支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転整理案を実際の運行へ適用できる可能性を向上し、運転整理業務を支援すること。【解決手段】運転整理支援システム1は、運転整理案を取得して記憶する運転整理案記憶部220と、運転整理案の実現可否を判定するための所定の条件を記憶する判定条件記憶部250と、運転整理案記憶部220から取得した運転整理案と、判定条件記憶部250から取得した運転整理案に対応する所定の条件とを比較し、運転整理案が所定の条件を満たすか否か判定し、その判定結果を出力する判断部140と、を備える。これにより運転整理案が所定の条件を満たすか否かを判定して、その判定結果を出力でき、ユーザは判定結果を利用することで、運転整理案の実現可否を早期に判定することができ、使い勝手が向上する。【選択図】図2

Description

本発明は、運転整理支援システムおよび運転整理支援方法に関する。
災害や故障などで列車の運行ダイヤが乱れた場合、できるだけ影響を少なくして運行ダイヤを正常運転に戻すために運転計画を修正する。この運転計画の修正作業を運転整理と呼ぶ。
特許文献1には、「運転整理案の自動生成プロセスを備えた運転整理支援システムにおいて、運転整理案の自動生成過程におけるスナップショットを復元・表示することによりユーザによる運転整理案の良否確認プロセスを効率化して、運転整理業務の迅速化を図ることができるシステムおよび方法を提供する」と記載されている。
特開2014−54982号公報
特許文献1に記載の技術では、計算機によって自動生成された運転整理案の確認プロセスを効率化することにより、運転整理案が実際の運行へ適用されるまでの時間を短縮することが可能となる。
しかし、生成された運転整理案は、ユーザの承認操作によって初めて実際の運行へ適用されるため、ユーザが承認操作を行うまでの間に運行状況が変化しうる。実際の運行状況が変化した結果、運転整理案に含まれる対象列車が「進路制御済み」や「指定駅到着済みまたは出発済み」となった場合、ユーザは、その運転整理案を適用不可と判断し、承認しないことがある。その場合、ユーザは、再度運転整理案の自動生成要求操作および承認操作を行うこととなり、実際の運行へ運転整理案を適用するまでに時間を要するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、運転整理案の実現可否を判定するための所定の条件を用いて、運転整理案を実際の運行へ適用できる可能性を向上し、運転整理業務を支援することができるようにした運転整理支援システムおよび運転整理支援方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う運転整理支援システムは、運転整理を支援する運転整理支援システムであって、運転整理案を取得して記憶する運転整理案記憶部と、運転整理案の実現可否を判定するための所定の条件を記憶する判定条件記憶部と、運転整理案記憶部から取得した運転整理案と、判定条件記憶部から取得した運転整理案に対応する所定の条件とを比較し、運転整理案が所定の条件を満たすか否か判定し、その判定結果を出力する判断部と、を備える。
本発明によれば、運転整理案が所定の条件を満たすか否かを判定して、その判定結果を出力することができるため、ユーザは判定結果を利用することで、運転整理案の実現可否を早期に判定することができ、使い勝手が向上する。
運転整理支援システムのシステム構成図である。 運転整理支援システムの処理ブロック図である。 運行ダイヤテーブルの構成図である。 運転整理案テーブルの構成図である。 ダイヤ変更内容判定テーブルの構成図である。 駅状態情報テーブルの構成図である。 運行状況テーブルの構成図である。 運転整理案の適用可否を判断する処理のフローチャートである。 出発時刻を含む運転整理案を実際の運行へ適用する場合の可否を示し、(a)は適用可能な場合を、(b)は適用できない場合をそれぞれ示す。 番線変更を含む運転整理案を実際の運行へ適用する場合の可否を示し、(a)は適用可能な場合を、(b)は適用できない場合をそれぞれ示す。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、後述のように、生成された運転整理案が現在の運行状況に照らして適用可能であるか否かを判断し、その結果を出力する。一例として、本実施形態では、現在の運行状況として進路制御状態や実績時刻を取得し、取得した運行状況に基づいて自動生成中の運転整理案の適用可否を判断する。その判断結果を利用して、運転整理案を再生成することもできる。これにより、本実施形態によれば、運転整理案の生成後に運行状況が変化した場合、その運転整理案の適否を自動的に判断することができ、ユーザの運行整理業務を支援できる。さらに、本実施形態によれば、運転整理案の生成後に運行状況が変化した場合でも、ユーザは、運転整理案を自動生成するための要求操作を再び行う必要がないため、運転整理業務の効率を高め、迅速な処理に貢献することができる。
以下、本実施形態の運転整理支援システムについて図1〜図8を用いて説明する。さらに本運転整理支援システム1において、自動生成した運転整理案が実際の運行状況によって適用不可となる例を、図9および図10を用いて説明する。なお、本実施形態では、運転整理支援システムを鉄道運行システムに適用する場合を例に挙げて説明するが、これに限らず、地下鉄やモノレールなどの他の移動体の運行システムにも適用可能である。
図1は、運転整理支援システム1のシステム構成を示す。運転整理支援システム1は、計算機システムとして構成されており、例えば、中央演算処理装置10、データベース20、入力装置30、表示装置40、通信装置50を含む。図1に示す構成は一つの例示であって、本実施形態は図1に示すシステム構成に限定されない。例えば複数の計算機を連携させて一つの運転整理支援システム1を生成してもよい。
中央演算処理装置10は、図示せぬマイクロプロセッサおよびメモリを含む。中央演算処理装置10のマイクロプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することで、後述する所定の機能110〜140を実現する。
データベース20は、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリデバイスなどの記憶媒体上に設けられており、後述する各データ210〜250を蓄積する。入力装置30は、運転整理支援システム1のユーザからの入力を受け付ける装置であり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、音声入力装置などのように構成される。表示装置40は、ユーザに対して情報を提供する装置である。表示装置40は、ディスプレイだけでなく、プリンタやスピーカ、音声合成装置などを含んでもよい。表示装置40は、ダイヤ図をはじめとする各種GUI(Graphical User Interface)を表示する。通信装置50は、運転整理支援システム1と他の計算機システムとを通信ネットワークCNを介して接続するための装置である。
中央演算処理装置10が実現する所定の機能としては、例えば、運転整理案生成部110、ダイヤ図表示部120、運行状況取得部130、運転整理案適用可否判断部140がある。
運転整理案生成部110は、列車ダイヤの乱れを回復するための運転整理案を自動生成して、運行整理案テーブル220へ登録する。ダイヤ図表示部120は、列車ダイヤをグラフィカル表示するダイヤ図を生成して、運行ダイヤテーブル210へ格納する。運行状況取得部130は、列車の在線位置・進路・実績時刻を取得して、運行状況テーブル240に格納する。「判断部」の例である運転整理案適用可否判断部140は、取得した運行状況を基に運転整理案の適用可否を判断する。
データベース20の管理するデータについて説明する。運行ダイヤテーブル210は、計画通りの運行ダイヤに走行済み実績を反映した運行計画のダイヤデータを保存する。「運転整理案記憶部」の例である運転整理案テーブル220は、運転整理案生成部110が生成した運転整理案を保存する。駅状態情報テーブル230は、駅から受信した設備状態や列車の在線情報を保存する。運行状況テーブル240は、駅状態情報テーブル230および運行ダイヤテーブル210から、列車の在線位置・進路情報・実績時刻を抽出して保存する。「判定条件記憶部」の例であるダイヤ変更内容判定テーブル250は、運転整理案を実際の運行へ適用する上での運行状況の判断条件を保存する。
図2は、運転整理支援システム1の処理ブロック図である。運転整理支援システム1は、ユーザから運転整理案の自動生成を要求する旨の指示を受け付けると、運転整理案生成部110を起動させる。運転整理案生成部110は、運行ダイヤテーブル210に格納されたダイヤデータを基に運転整理案を自動生成し、生成した運転整理案を運転整理案テーブル220へ保存する。
図3は、運行ダイヤテーブル210のテーブル構成を示す。運行ダイヤテーブル210は、1本の列車を1レコードとして管理している。各レコードは、例えば列車番号211と、駅情報部212とを含む。
列車番号211は、列車を一意に特定するための識別情報である。駅情報部212は、列車が走行する駅の名称や着発時刻(到着時刻と出発時刻)に関する項目を持つ。
駅情報部は、1駅分の情報(以下駅情報)を1つのブロックとして管理し、駅情報を走行順に並べて保有している。従って、駅情報部212の最初の駅情報は始発駅に関する情報であり、最後の駅情報は終着駅に関する情報となる。
駅情報の構成は、図3の下側に示すように、例えば、駅名2120、計画番線2121、計画時刻(到着)2122、計画時刻(出発)2123、実績番線2124、実績時刻(到着)2125、実績時刻(出発)2126を含む。
駅名2120は、駅の名前である。計画番線2121は、計画時における使用番線、到着時刻、出発時刻を示す。計画時刻(到着)2122は、運行計画における列車の到着時刻である。計画時刻(出発)2123は、運行計画における列車の出発時刻である。実績番線2124は、運行実績における使用番線、到着時刻、出発時刻を示す。実績時刻(到着)2125は、運行実績における列車の到着時刻である。実績時刻(出発)2126は、運行実績における列車の出発時刻である。
図4は、運転整理案テーブル220のテーブル構成を示す。運転整理案テーブル220は、図2の運転整理案生成部110が自動生成した運転整理案に含まれるダイヤ変更情報を1レコードとして管理する。各レコードは、例えば、運転整理案ID221、ダイヤ変更内容222、ダイヤ変更内容詳細223を含む。運転整理案ID221は、運転整理案を識別する情報である。ダイヤ変更内容222は、ダイヤ変更情報の種類を示す。ダイヤ変更内容詳細223は、ダイヤ変更の対象となる列車や駅といった付属情報を示す。なお、運転整理案ID221は、運転整理案の生成時に採番する。ダイヤ変更情報は、生成順に格納される。
図2に戻り、処理の説明を続ける。運転整理案生成部110にて運転整理案の自動生成を実施した後、運転整理案適用可否判断部140は、運転整理案テーブル220から自動生成した運転整理案を取り出し、その運転整理案が実際の運行へ適用可能であるかどうかを判断する。
最初に、運転整理案適用可否判断部140は、ダイヤ変更内容判定テーブル250から運転整理案に対する運行状況の判断条件を取得する。次に、運転整理案適用可否判断部140は、運行状況テーブル240から現在の運用状況を参照し、取得した判断条件が成立するかどうかを確認する。
なお、運行状況テーブル240については、運行状況取得部130が運行ダイヤテーブル210および駅状態情報テーブル230から最新の列車情報および実績情報を収集し、運用状況テーブル1240へ格納することで作成される。運行状況取得部130は、周期的に動作するため、運行状況テーブル240には常に最新の運用状況が格納された状態となる。
図5は、ダイヤ変更内容判定テーブル250のテーブル構成を示す。ダイヤ変更内容判定テーブル250には、個々のダイヤ変更を実際の運用状況へ適用する際のチェック条件が静的な情報として予め定義されている。各レコードは、例えば、ダイヤ変更の種類を示すダイヤ変更内容251と、適用可否を判断するための条件である進路チェック条件252と、実績チェック条件253とを含む。
ダイヤ変更内容251には、番線変更、新列車設定、出発時刻変更などがある。進路チェック条件252は、列車の進路に関する条件であり、例えば、入場進路が未制御や出発進路が未制御がある。実績チェック条件253は、運行の実績に関する条件であり、例えば、指定駅発車実績なしがある。
図6は、駅状態情報テーブル230のテーブル構成を示す。駅状態情報テーブル230は1駅を1レコードとして管理する。各レコードは、例えば、送信元駅名231、基本情報232、連動表示情報233、設備状態情報234、在線列車情報235の項目を含んでいる。さらに在線列車情報235は、対象駅に在線している複数の列車の情報を保有することができる。1列車の情報は、例えば、列車の走行位置を示す在線駅2350、列車の固有IDを示す列車番号2351、列車の進路制御状態を示す進路予約情報2352の項目を持つ。
図7は、運行状況テーブル240のテーブル構成を示す。運行状況テーブル240は、1本の列車を1レコードとして管理している。各レコードは、例えば、列車番号241、在線駅名242、進路予約情報243、実績情報244を保有する。実績情報244には複数駅の実績を保有することができ、1駅の実績は駅名2440、実績時刻(到着)2441、実績時刻(出発)2442の項目を保有する。
列車番号241、在線駅名242、進路予約情報243には、運行状況取得部130が駅状態情報テーブル230から取得した在線列車番号2351、在線駅2350、進路予約情報2352をそれぞれ格納する。実績情報244の駅名2440、実績時刻(到着)2441、実績時刻(出発)2442には、運行状況取得部130が運行ダイヤテーブル210から取得した、列車番号241に一致する列車の駅情報に含まれる駅名2120、実績時刻(到着)2125、実績時刻(出発)2126をそれぞれ格納する。
図8は、運転整理案適用可否判断部140での処理を示すフローチャートである。以下、運転整理案適用可否判断部140を判断部140と略記する場合がある。
判断部140は、自動生成した運転整理案の適用可否を判断するために、運転整理案テーブル220に格納された運転整理案のダイヤ変更情報を全て取得する(S10)。判断部140は、ステップS10で取得したダイヤ変更情報のレコード数の分だけ、ステップS12〜S16を繰り返す(S11)。
判断部140は、処理対象のダイヤ変更情報に含まれるダイヤ変更内容222とダイヤ変更内容判定テーブル250のダイヤ変更内容251とを比較し、一致するレコードの進路チェック条件252、実績チェック条件253を取得する(S12)。
判断部140は、進路チェック条件または実績チェック条件のいずれも取得できなかった場合(S12:NO)、対象のダイヤ変更情報を実際の運行に適用可能であるか判定する必要がないため、次のダイヤ変更情報に移る。
これに対し、判断部140は、一致するレコードの進路チェック条件252または実績チェック条件253のいずれかを取得できた場合(S12:YES)、ステップS13に移動する。
判断部140は、処理対象のダイヤ変更情報に含まれるダイヤ変更内容詳細223から、ダイヤ変更対象となる列車番号および指定駅を取得する(S13)。判断部140は、運行状況テーブル240からステップS13で取得したダイヤ変更対象となる列車番号の進路予約情報243を参照し、ステップS12で取得した進路チェック条件252に定義してある進路制御条件(入場または出発進路が未制御等)が成立しているかどうかを判定する(S14)。
判断部140は、進路チェック条件が成立していると判断すると(S14:YES)、ステップS16に移動し、実績チェック条件を満たすか判断する。なお、運行状況テーブル240にダイヤ変更対象となる列車番号が見つからない場合(未在線の列車)や、進路チェック条件252がチェック不要である場合、判断部140は、無条件で進路チェック条件を満たすものと判定し、ステップS16へ移動する。
判断部140は、運行状況テーブル240からダイヤ変更対象となる列車番号の実績情報244を参照し、実績チェック条件253に定義された実績条件(指定駅の実績時刻(到着)または実績時刻(出発)が無い等)が成立しているか判定する(S16)。
判断部140は、実績チェック条件が成立すると判定すると(S16:YES)、ループの先頭に移動し、次の運転整理案を処理する。なお、運行状況テーブル240にダイヤ変更対象となる列車番号が見つからない場合(未在線の列車)や、実績チェック条件253がチェック不要である場合、判断部140は、無条件で実績チェック条件を満たすものと判定する。
ステップS14またはステップS16のいずれかにおいて条件が成立しない場合(S14:NO or S16:NO)、ステップS15へ移動する。判断部140は、処理対象のダイヤ変更情報は実際の運行には適用できないと判定し、その適用不能なダイヤ変更情報の運転整理案ID221を記憶する(S15)。
判断部140は、ステップS10で取得した全てのダイヤ変更情報に対する繰り返しが終了すると、ステップS17へ移動する。判断部140は、適用不可と判断したダイヤ変更情報があるかどうかを判定するために、ステップS15において運転整理案IDを記憶したか否かを確認する(S17)。判断部140は、適用不可と判断された運転整理案IDがある場合(S17:YES)、ステップS18へ移動する。
判断部140は、適用不可と判断された運転整理案IDのダイヤ変更を運転整理案生成部110へ通知し、運転整理案の再作成を要求する(S18)。
図2に戻り処理の説明を続ける。運転整理案適用可否判断部140が、自動生成された運転整理案の実際の運行への適用不可と判断した場合、運転整理案生成部110を実行して運転整理案を再生成する。これに対し、運転整理案適用可否判断部140が、自動生成された運転整理案を実際の運行へ適用可能であると判断した場合、ダイヤ図表示部120を実行し、運転整理案テーブル220の内容を表示装置40に表示する。
なお、運転整理案適用可否判断部140は、運転整理案生成部110の動作後に実行させるだけでなく、周期的に実行させても良い。判断部140が一度適用可能と判断した運転整理案であっても、繰り返して適用可否を判断することで、よりリアルタイムに実際の運行状況に即した運転整理案適用可否判断を行うことが可能となる。
ここで、本実施例の運転整理支援システム1は、ステップS18において、実際の運行へ適用不可と判断した運行整理案についてだけでなく、その適用不可と判断された運転整理案に関連する他の運転整理案についても、運転整理案生成部110により再生成させる(S18)。図4の例では、もしも運転整理案ID「0020」、ダイヤ変更内容「番線変更」の運転整理案が適用不可と判断された場合、同じ運転整理案ID「0020」を持つ運転整理案(ダイヤ変更内容「時刻変更」)も一緒に、再生成対象とする。それら複数の(2つの)運転整理案は同一のIDを有する1組の整理案だからである。この例に限らず、例えば、第1の運転整理案の実現を前提とする第2の運転整理案がある場合、第1の運転整理案が適用不可と判断された場合は、第2の運転整理案も再生成対象となる。以上の処理にて本実施形態における一連の流れが終了する。
次に、本運転整理支援システムにおいて、自動生成した運転整理案を実際の運行状況によって適用不可とする例を図9および図10を用いて説明する。
図9は、出発時刻に基づいて、運転整理案の適用可否を判断する例を示す。図9(a)では、信号機310が「停止」を示しており、列車300が駅に停車している。この状態で運転整理案の自動生成を要求した結果、運転整理案生成部110により列車300の出発時刻を変更する運転整理案が生成されたものとする。
その後、出発時刻を変更する運転整理案が承認されるまでの間に運行状況が変化してしまい、図9(b)に示すように信号機310が「進行」に変化し、列車300が出発してしまったとする。この場合、運転整理支援システム1は、列車300の実績時刻(出発)が採時済みとなったことから、出発時刻を変更する運転整理案を適用することはできないと判断し、その運転整理案を運転整理案生成部110により再生成する。
図10(a)は、列車300が、入場進路の制御を実施する地点CPを通過する前の状態を示す。この状態で運転整理案の自動生成を要求したところ、列車300の計画番線を番線330から番線320へ変更する「番線変更」の運転整理案が運転整理案生成部110により生成されたものとする。
しかしその後、運転整理案が承認されるまでの間に運行状況が変化し、図10(b)に示すように列車300が入場進路の制御を実施する地点CPを通過してしまっとする。地点CPを通過済の列車300に対しては、もはや番線を変更することはできない。そこで、運転整理支援システム1は、列車300の入場進路330が制御済みの状態となっていることから、承認待ちであった「番線変更」の運転整理案は適用不可であると判断し、運転整理案生成部110により運転整理案を再生成させる。
このように構成される本実施例によれば、以下の効果を奏する。本実施例では、運転整理案の生成後に運行状況が変化した場合でも、その運転整理案の適否を自動的に判断することができるため、ユーザの運行整理業務を支援できる。さらに、本実施例によれば、運転整理案の生成後に運行状況が変化した場合でも、ユーザは、運転整理案を自動生成するための要求操作を再び行う必要がない。この結果、本実施例によれば、運転整理業務の効率を高めて、迅速な処理に貢献することができ、ユーザの使い勝手が向上する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。上述の実施形態において、添付図面に図示した構成例に限定されない。本発明の目的を達成する範囲内で、実施形態の構成や処理方法は適宜変更することが可能である。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれる。さらに特許請求の範囲に記載された構成は、特許請求の範囲で明示している組合せ以外にも組み合わせることができる。
1:運転整理支援システム、10:中央演算処理装置、20:データベース、30:入力装置、40:表示装置、110:運転整理案生成部、120:ダイヤ図表示部、130:運行状況取得部、140:運転整理案適用可否判断部、210:運行ダイヤテーブル、220:運行整理案テーブル、230:駅状態情報テーブル、240:運行状況テーブル、250:ダイヤ変更内容判定テーブル

Claims (7)

  1. 運転整理を支援する運転整理支援システムであって、
    運転整理案を取得して記憶する運転整理案記憶部と、
    運転整理案の実現可否を判定するための所定の条件を記憶する判定条件記憶部と、
    前記運転整理案記憶部から取得した運転整理案と、前記判定条件記憶部から取得した前記運転整理案に対応する前記所定の条件とを比較し、前記運転整理案が前記所定の条件を満たすか否か判定し、その判定結果を出力する判断部と、
    を備える運転整理支援システム。
  2. 前記判断部は、前記運転整理案が前記所定の条件を満たさないと判断した場合、その運転整理案を特定する識別情報を前記判定結果として出力する、
    請求項1に記載の運転整理支援システム。
  3. 前記判断部は、前記所定の条件を満たさない運転整理案の識別情報を、運転整理案を生成する運転整理案生成部に出力して運転整理案を生成させる、
    請求項2に記載の運転整理支援システム。
  4. 前記所定の条件を満たさない運転整理案に関連する他の運転整理案も、前記運転整理案生成部により生成させる、
    請求項3に記載の運転整理支援システム。
  5. 前記所定の条件は、前記運転整理案を実際の運行へ適用する上での運行状況を判断するための条件である、
    請求項4に記載の運転整理支援システム。
  6. 前記所定の条件は、ダイヤの変更内容ごとに、進路制御条件と実績条件とを対応づけることで構成される、
    請求項5に記載の運転整理支援システム。
  7. 運転整理を計算機を用いて支援する運転整理支援方法であって、
    前記計算機は、
    運転整理案を取得し、
    前記運転整理案の実現可否を判定するための所定の条件を記憶し、
    前記取得した運転整理案と、前記取得した前記運転整理案に対応する前記所定の条件とを比較して、前記運転整理案が前記所定の条件を満たすか否か判定し、
    その判定結果を出力する、
    運転整理支援方法。
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