JP2018070039A - 車両用部材取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】被取付部材を取り付ける側の部材の挿通孔とチューブナットとの位置精度を確保することにより、被取付部材を車体フレームに取り付けるためにボルトをチューブナットに螺入する際の位置精度を高精度にするとともに、大量生産に適した車両用部材取付構造を提供すること。【解決手段】チューブナット64の雌ねじ68と補強部材66に形成された第1挿通孔67の位置精度が確保されたうえで、ボルト60の車両用部材の取り付け位置に近いチューブナット64の車両上下方向(軸方向)上端部において補強部材66とチューブナット64をはじめに溶接することにより、雌ねじ68と補強部材66の位置精度に対する溶接ひずみの影響を抑制している。このため、ロアアーム10をフロントサスペンションメンバ12に取り付けるためのボルト60をチューブナット64に螺入する際の位置精度を向上させることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用部材取付構造に関する。
車両用部材取付構造とは、車両用の部材(以下、被取付部材と称する。)を車体フレームに取り付けるための構造である。被取付部材を車体フレームに取り付ける締結具として、筒状のナット(以下、チューブナットと称する。)がよく用いられる。チューブナットとは、一般的なナットと比べて軸部が長い形状を有し、ボルトの雄ネジにかみ合う雌ネジを内側に備えるナットである。
下記特許文献1には、車体フレームと補強部材の間に有底円筒状のチューブナットが配置され、ボルトを挿通する側と反対側のチューブナットの端部が補強部材に溶接された構造の車両用部材取付構造が開示されている。この構造では、ボルトを挿通する側のチューブナットの端部にはフランジが形成されて車体フレームの裏面に当接されている。そして、車体フレームの表面側からチューブナットへボルトが螺入されて、車体フレームとボルト頭部の間に被取付部材を締結していることを特徴としている。
特開2005−199918公報
しかしながら、特許文献1に開示されている車両用部材取付構造は、被取付部材を取り付ける側と反対側の面でのみチューブナットの端部が補強部材に溶接されている構造である。このため、チューブナットのボルト孔及び補強部材に形成された挿通孔のばらつき並びに溶接時のひずみにより、精度を確保すべき被取付部材を取り付ける側のナットの位置精度が悪化する。すなわち、被取付部材を取り付ける側と反対側の面において、チューブナットのボルト孔及び板材に形成された挿通孔のばらつき並びに溶接時のひずみが集積した結果、正規の組付位置に対するズレが発生する。
なお、チューブナットは長い軸部を有するため、被取付部材を取り付ける側と反対側の面におけるズレは、被取付部材を取り付ける側において、チューブナットの軸長に応じて増大する。このため、位置精度が必要な取り付けや、部品のばらつき及び溶接ひずみのコントロールが困難である大量生産する部品を用いた取り付けにこのような車両用部材取付構造は適さない。
本発明は上記事実を考慮し、被取付部材を取り付ける側の部材の挿通孔とチューブナットとの位置精度を確保することにより、被取付部材を車体フレームに取り付けるためにボルトをチューブナットに螺入する際の位置精度を高精度にするとともに、大量生産に適した車両用部材取付構造の提供を目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る車両用部材取付構造は、第1挿通孔が形成された第1部材と、前記第1部材と対向して配置されるとともに、前記第1挿通孔と対向する位置に第2挿通孔が形成された第2部材を含んで構成され、車両用部材を車体に取り付けるために前記車体に設けられた一対の部材と、軸芯部を貫通して雌ねじが形成され、前記雌ねじが前記第1挿通孔に対して開放された位置で軸方向の一端面である第1端面と前記第1部材が当接した状態で前記第1端面側の外周部と前記第1部材が溶接され、前記雌ねじが前記第2挿通孔に対して開放された位置で軸方向の他端面である第2端面の一部と前記第2部材が当接した状態で前記第2端面のうち前記第2挿通孔から露出する面と前記第2部材が溶接されたチューブナットと、前記第1挿通孔を介して前記チューブナットの前記雌ねじに螺入されて、前記チューブナット及び前記第1部材との間で前記車両用部材を締結するボルトと、を有している。
請求項1に記載の本発明に係る車両用部材取付構造では、はじめに軸芯部を貫通して雌ねじが形成されたチューブナットの第1端面と第1部材が溶接により接合され、つぎにチューブナットの第2端面と第2部材が溶接により接合される。これにより、チューブナットが一対の部材間に組み付けられる。
本発明によれば、被取付部材を取り付けるためにボルトが螺入されるチューブナットの雌ねじと第1部材に形成された第1挿通孔の位置精度が確保された状態で、チューブナットの第1端面側の外周部と第1部材が溶接により接合される。これにより、チューブナットの雌ねじと第1部材に形成された第1挿通孔の位置精度に対する雌ねじ、第1挿通孔及び第2挿通孔のばらつき並びに溶接時のひずみの影響を最小限に抑えることができる。このため、被取付部材を車体フレームに取り付けるためにボルトをチューブナットに螺入する際の位置精度が向上する。
また、本発明では、チューブナットの第1端面と第1部材が当接している位置において両者が溶接により接合されていることに加えて、雌ねじが第2挿通孔に対して開放された位置でチューブナットの第2端面と第2部材が当接している状態で両者が溶接により接合されている。このため、一対の部材とチューブナットが溶接により安定して接合される。
以上説明したように、本発明に係る車両用部材取付構造は、被取付部材を取り付ける側の部材の挿通孔とチューブナットとの位置精度を確保することにより、被取付部材を車体フレームに取り付けるためにボルトをチューブナットに螺入する際の位置精度を高精度にするとともに、大量生産に適した車両用部材取付構造にすることができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車両用部材取付構造の概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1アーム支持部の拡大平面図である。 図1に示される車両用部材取付構造のA−A線に沿った断面図である。 図1に示される車両用部材取付構造のB−B線に沿った断面図である。 対比例に係る車両用部材取付構造の図4に対応する断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る車両用部材取付構造の図4に対応する断面図である。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車両用部材取付構造の一実施形態について説明する。なお、以下の図において適宜示される矢印FRは車両前後方向前方側を示しており、矢印UPは車両上下方向上方側を示しており、矢印INは車幅方向内側を示している。
本実施形態に係る車両用部材取付構造を適用したロアアーム10とフロントサスペンションメンバ(フロントサスペンションサブフレームともいう)12の取付構造について説明する。図1に示されるように、車体前部には、各々車両前後方向に沿って延在する左右一対のフロントサイドメンバ(図示省略)の車両上下方向下側に支持されたフロントサスペンションメンバ12が設けられている。また、フロントサスペンションメンバ12の左右両側には、これに支持されるサスペンションアームを構成するロアアーム10が揺動可能に取り付けられている。
フロントサスペンションメンバ12は、平面視で略U字状のフロントフレーム16と、フロントフレーム16の車両前後方向後方側に接合される平面視で略U字状のリアフレーム18と、を有している。
フロントフレーム16は、車両前後方向前端部で車幅方向に延在するフロントクロス20と、フロントクロス20の車幅方向両端部に設けられた左右一対のフロントボデーマウント22と、を有している。各フロントボデーマウント22は、平面視で略L字状に形成されており、車体下方側が開放された開断面形状のアッパマウント22Aと、車体上方側が開放された開断面形状のロアマウント22Bと、を含んで構成されている。また、フロントフレーム16は、左右一対のフロントボデーマウント22から車両前後方向後方に向けて延在する左右一対のフロントサイドレール部24を含んで構成されている。各フロントサイドレール部24は、延在方向と直交する断面視で矩形閉断面形状とされている。
リアフレーム18は、車幅方向に延在するリアクロス26を有している。リアクロス26は、リアクロスアッパ26Aと、リアクロスアッパ26Aの下面側に設けられたリアクロスロア26Bと、を含んで構成されている。リアクロスアッパ26Aは、車体下方側が開放された開断面形状に形成されており、リアクロスロア26Bは、車体上方側が開放された開断面形状に形成されている。
リアクロスアッパ26Aの車幅方向両端部から車両前後方向前方へ延在する左右一対のアッパレール部28が一体で形成されており、リアクロスロア26Bの車幅方向両端部から車両前後方向前方へ延在する左右一対のロアレール部30が一体で形成されている。各アッパレール部28の左右の側面と各ロアレール部30の左右の側面とが溶接によって接合されることにより、延在方向と直交する断面視で矩形閉断面形状とされた左右一対のリアサイドレール部32が構成されている。
各フロントサイドレール部24の車両前後方向後端部が、各リアサイドレール部32の車両前後方向前端部に挿入され、重ね合わされた壁面(上面、下面及び左右の側面)が溶接により接合されている。このように、フロントサイドレール部24とリアサイドレール部32が溶接により接合されることにより、フロントフレーム16とリアフレーム18が一体的に接合されてフロントサスペンションメンバ12が形成されている。
ロアアーム10は、フロントサスペンションメンバ12と左右の前輪(図示省略)とを接続するように設けられている(右前輪側は図示省略)。ロアアーム10は、車幅方向外側にステアリングナックル支持部10Aを有し、ステアリングナックル支持部10Aから車幅方向の内側に延びている横アーム部10Bと、横アーム部10Bから車両前後方向後方に向けて延在する縦アーム部10Cを設けた略L字状の部材である。ロアアーム10は、フロントサスペンションメンバ12に対して支持される取付筒部34と、取付筒部34に嵌合され、芯部材36を介してリアサイドレール部32の第1アーム支持部38に取り付けられる防振ブシュ40を備えた第1取付部42を有する。また、ロアアーム10は、リアクロス26の車幅方向両端後部の第2アーム支持部44に取り付けられる第2取付部46を有している。
アッパレール部28上には、ロアアーム10の第1取付部42を取り付けるための締結部48と、防振ブシュ40の取付空間を確保するための凹部50と、を有する第1アーム支持部38が設けられている。また、リアクロス26の車幅方向両端後部には、ロアアーム10の第2取付部46を取り付けるための上下のフランジ部52A,52Bを備えたリアクロス26の第2アーム支持部44が設けられている。
図3に示されるように、第1取付部42は、金属で形成された芯部材36と、芯部材36を同心円状に取り囲む外筒部54と、芯部材36の外周部と外筒部54の内周部を加硫接着し、芯部材36と外筒部54の間に介装された弾性体により円筒状に形成された防振ブシュ40を有している。
芯部材36は、防振ブシュ40の両端部から外形を縮形する曲面部56を介して平坦に車両前後方向(軸線方向)に延出された平坦部58を有している。芯部材36の車両前後方向(軸線方向)の長さは、外筒部54の車両前後方向(軸線方向)の長さよりも長く設定されている。
平坦部58には、アッパレール部28の第1アーム支持部38にボルト(締結部材)60により取り付けられるための円形のボルト挿通孔62が形成されている。ロアアーム10の第1取付部42は、ボルト挿通孔62を介して、アッパレール部28とロアレール部30の間に車両上下方向を軸方向として設けられたチューブナット64にボルト60を螺入して締結されている。
組み付けに際しては、はじめに、アッパレール部28の下面に取り付けられた第1部材としての補強部材66と、軸芯部を貫通して雌ねじ68が形成されたチューブナット64の車両上下方向(軸方向)の上端面である第1端面70側の外周部が溶接により接合されている。つぎに、第2部材としてのロアレール部30と、チューブナット64の車両上下方向(軸方向)の下端面である第2端面72を溶接により接合することにより、チューブナット64が補強部材66とロアレール部30との間に取り付けられる。
チューブナット64の雌ねじ68が補強部材66に形成された第1挿通孔67に対して開放された位置で第1端面70を補強部材66に面で当接させて、雌ねじ68と補強部材66に形成された第1挿通孔67が位置合わせされる。このように位置合わせされた状態で、補強部材66とチューブナット64の第1端面70側の側面が、T継手のアーク溶接により接合されており、第1溶接ビード部74が形成されている。
なお、アッパレール部28の下面に取り付けられた補強部材66に設けられた第1挿通孔67の内径は、チューブナット64の外径よりも小さく、かつ、チューブナット64の雌ねじ68の内径よりも大きく設定されている。また、アッパレール部28の挿通孔29の内径は、ボルト頭部の径(二面幅)よりも小さく、かつ、第1挿通孔67の内径よりも大きく設定されている。
チューブナット64の車両上下方向(軸方向)の下端部には、半径方向外側へ延びるフランジ部76が設けられている。ロアレール部30には、チューブナット64の車両上下方向(軸方向)の下端面である第2端面72の外径よりも小さく、かつ、雌ねじ68の内径よりも大きい内径を有する第2挿通孔78が設けられている。
雌ねじ68が第2挿通孔78に対して開放された位置で第2端面72の一部とロアレール部30が当接している。この状態で第2端面72のうち第2挿通孔78から露出する面とロアレール部30が、重ね継手のアーク溶接により接合されており、第2溶接ビード部80が形成されている。
なお、図3及び図4に示されるように、第1取付部42の車両前後方向の後端部84と、芯部材36の車両前後方向後側の平坦部58とアッパレール部28との間には、第1ストッパ86及び第2ストッパ88が介在されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
ここで、図5には対比例として、本実施形態とは異なり、チューブナット64の車両上下方向(軸方向)下端部とロアレール部30だけが溶接されている車両用部材取付構造が示されている。この場合、溶接ひずみにより生じたズレは、チューブナット64の車両上下方向(軸方向)上端部において、チューブナットの軸長に応じて増大する。このため、チューブナット64の車両上下方向(軸方向)上端部における雌ねじ68と補強部材66の位置精度は悪化する。
これに対し、図3及び図4に示されるように、本実施形態に係る車両用部材取付構造では、ボルト60のロアアーム10の取り付け位置に近いチューブナット64の第1端面70側の側面において補強部材66とチューブナット64をはじめに溶接することにより、雌ねじ68と補強部材66の位置精度に対する溶接ひずみの影響が最小限に抑えられている。
チューブナット64の第2端面72側では、第1端面70側の側面において補強部材66とチューブナット64を溶接することによる溶接ひずみの影響を受けてわずかにズレが発生する。しかしながら、雌ねじ68が第2挿通孔78に対して開放された位置で第2端面72の一部とロアレール部30が当接した状態で、第2端面72のうち第2挿通孔78から露出する面とロアレール部30が溶接されればよいため、雌ねじ68とロアレール部30の組み付けにおける位置精度に対する溶接ひずみの影響は小さくなる。
また、チューブナット64の第1端面70は、補強部材66と隙間なく面で当接されているため、チューブナット64の第1端面70と補強部材66をT継手のアーク溶接により安定して接合することができる。さらに、チューブナット64の第2端面72は、ロアレール部30と隙間なく面で当接されているため、チューブナット64の第2端面72とロアレール部30を重ね継手のアーク溶接により安定して接合することができる。
このように、本実施形態に係る車両用部材取付構造は、組み付け性がよく、溶接において接合面に特段の加工を要しないことに加えて、ボルト、チューブナット及び一対の部材で構成することができるため、部品点数及び作業工数は増加しない。このため、製造コストの増加を抑制することができる。
これらのことから、本実施形態に係る車両用部材取付構造によれば、ロアアーム10をフロントサスペンションメンバ12に取り付けるための補強部材66とチューブナット64との位置精度を確保することにより、ロアアーム10をフロントサスペンションメンバ12に取り付けるためにボルト60をチューブナット64に螺入する際の位置精度を高精度にすることができるとともに、組み付け性がよく大量生産に適しているという効果が得られる。
また、チューブナット64の第1端面70及び第2端面72が溶接により安定して接合されていることから、組み付け性の向上に加えて、車両の走行中の振動により生じる疲労荷重や衝突時の荷重により発生する曲げ荷重に対して強度を確保することができる。
さらに、チューブナット64はフロントサスペンションメンバ12から突出しないため、エンジンアンダカバー90よりも車両上下方向上方で、チューブナット64と補強部材66及びロアレール部30とを組み付けることができる。よって、本実施形態に係る車両用部材取付構造によれば、フロントサスペンションメンバの取り付け高さのように取り付け位置に制限がある場合でも適用することができる。
(実施形態の変形例)
次に、図6を用いて、本発明に係る車両用部材取付構造の実施形態の変形例について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、この変形例に係る車両用部材取付構造では、基本的な構成は前述した実施形態で説明した車両用部材取付構造と略同様とされている。すなわち、この変形例に係る車両用部材取付構造は、フロントサスペンションメンバ12と、アッパレール部28と、第1部材としての補強部材66と、第2部材としてのロアレール部30と、チューブナット64と、ボルト60と、アッパレール部28と補強部材66との溶接による第3溶接ビード部92と、を含んで構成されている。
本変形例では、補強部材66にチューブナット64を溶接した後に、アッパレール部28の車両上下方向下側に取り付けた補強部材66とアッパレール部28が重ね継手のアーク溶接により接合されており、第3溶接ビード部92が形成されている。
上記変形例によれば、本実施形態の基本構成をそのまま備えているので、本実施形態と同様に、ロアアーム10をフロントサスペンションメンバ12に取り付けるためのボルト60をチューブナット64に螺入する際の位置精度を向上させることができる。これに加えて、チューブナット64を溶接により接合した補強部材66とアッパレール部28を溶接したうえでアッパレール部28とロアレール部30を接合することができるため、フロントサスペンションメンバ12の組み付け性を向上させることができる。
なお、上述した本実施形態では、チューブナット64と補強部材66を結合したが、補強部材66を用いずに、直接アッパレール部28に溶接してもよい。また、チューブナット64と補強部材66の結合をアーク溶接で行ったが、これに限らず、部材同士の溶着を行う抵抗溶接の一種であるプロジェクション溶接により行ってもよい。プロジェクション溶接では、溶接する部材のどちらか一方に、プレス加工などでプロジェクション(突起部)を設け、プロジェクションを加圧し大電流を突起部に集中して流すことによって生じる発熱でプロジェクションを溶かして部材同士を接合する。プロジェクション溶接を用いることにより、板材とチューブナットの溶接ひずみを抑えることができるため、ボルト60をチューブナット64に螺入する際の位置精度をより高精度にすることができる。
また、上述した本実施形態では、ロアアーム10のフロントサスペンションメンバ12への取り付けについての適用例として説明したが、これに限らず、本発明はロアアーム以外の車両用部材の取り付けに適用してもよい。
さらに、上述した本実施形態では、チューブナット64の軸方向が車両上下方向と一致する場合の適用例として説明したが、これに限らず、本発明は、チューブナットの軸方向が車両前後方向又は車幅方向と一致するように構成された車両用部材取付構造に適用してもよい。
10 ロアアーム
12 フロントサスペンションメンバ
30 ロアレール部(第2部材)
60 ボルト(締結部材)
66 補強部材(第1部材)
67 第1挿通孔
68 雌ねじ
70 第1端面
72 第2端面
78 第2挿通孔
82 第1取付部の車両前後方向前端部

Claims (1)

  1. 第1挿通孔が形成された第1部材と、前記第1部材と対向して配置されるとともに、前記第1挿通孔と対向する位置に第2挿通孔が形成された第2部材を含んで構成され、車両用部材を車体に取り付けるために前記車体に設けられた一対の部材と、
    軸芯部を貫通して雌ねじが形成され、前記雌ねじが前記第1挿通孔に対して開放された位置で軸方向の一端面である第1端面と前記第1部材が当接した状態で前記第1端面側の外周部と前記第1部材が溶接され、前記雌ねじが前記第2挿通孔に対して開放された位置で軸方向の他端面である第2端面の一部と前記第2部材が当接した状態で前記第2端面のうち前記第2挿通孔から露出する面と前記第2部材が溶接されたチューブナットと、
    前記第1挿通孔を介して前記チューブナットの前記雌ねじに螺入されて、前記チューブナット及び前記第1部材との間で前記車両用部材を締結するボルトと、
    を有する車両用部材取付構造。
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