JP2018069980A - 舶用タンクカバー及びそれを備えた船舶 - Google Patents
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Abstract
【課題】自重により天板部の中央が垂れ下がるのを抑制することができる舶用タンクカバー及びそれを備えた船舶を提供する。【解決手段】舶用タンクカバーは、船体の上甲板より上方に突き出たタンクの上部を覆う舶用タンクカバーであって、半球の一部をなす形状であって、上端部に開口を有する半球形状部と、水平方向に広がり、半球形状部における上端部の開口を覆う天板部と、天板部の周縁部に沿って設けられた補強部であって、天板部の周縁部又は半球形状部から鉛直方向に延びる第1側壁部、第1側壁部に対向するように、周縁部より内方側で天板部から鉛直方向に延びる第2側壁部、及び、天板部に対向するように配置された、第1側壁部と第2側壁部とを連結する連結部、を含む補強部と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、液化天然ガス等の液化ガスが貯留されたタンクを覆う舶用タンクカバー及びそれを備えた船舶に関する。
従来から、液化天然ガス等の液化ガスが貯留されたタンクを複数個搭載した船舶では、タンクを外的損傷から保護するとともに、タンク周囲を外気から遮断し気圧、温度及び湿度を一定に保つために、タンクをタンクカバーで覆っている。
例えば、特許文献1の第1図には、船体の上甲板より上方に突き出た球形タンクの上部を覆う舶用タンクカバーが開示されている。このタンクカバーは、台形状の板を複数枚組み合わせることにより形成された、上方に開口した半球形状の部分と、当該開口を覆う平面状の天板部分とを有する構造となっている。このように、タンクカバーを半球形状部及び天板部を有する構造とすることにより、タンクカバーの製造を容易にするとともに、天板部より上方に突き出たタンクドーム周辺の作業性を良くしている。
上記のようなタンクカバーの構造では、天板部がその周縁において支持されているため、天板部の自重により、その周縁から中央に向かうにつれて垂れ下がるように変形してしまうおそれがある。このため、従来のタンクカバーでは、天板部の周縁にアングルやフラットバーなどの形鋼を用いた補強がなされていた。しかしながら、天板部の大きさや重量によっては、従来の補強で天板部中央の垂れ下がりを十分に抑えることができないおそれがある。特に、船橋からの視界を確保するために天板部の高さを低く抑えようとすると、天板部がますます大きくなり、このおそれが一層顕著となる。
そこで、本発明は、自重により天板部の中央が垂れ下がるのを抑制することができる舶用タンクカバー及びそれを備えた船舶を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る舶用タンクカバーは、船体の上甲板より上方に突き出たタンクの上部を覆う舶用タンクカバーであって、半球の一部をなす形状であって、上端部に開口を有する半球形状部と、水平方向に広がり、前記半球形状部における前記上端部の開口を覆う天板部と、前記天板部の周縁部に沿って設けられた補強部であって、前記天板部の周縁部又は前記半球形状部から鉛直方向に延びる第1側壁部、前記第1側壁部に対向するように、前記周縁部より内方側で前記天板部から鉛直方向に延びる第2側壁部、及び、前記天板部に対向するように配置された、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを連結する連結部、を含む補強部と、を備える。
上記の構成によれば、補強部によって天板部の周縁部の変形が抑えられるため、自重によって天板部の中央が垂れ下がるのを効率よく抑制することができる。
上記の舶用タンクカバーにおいて、前記第1側壁部、前記第2側壁部及び前記連結部は、前記天板部の上側に設けられていてもよい。この構成によれば、タンクと天板部との間に十分なスペースがない場合でも、天板部の中央が垂れ下がるのを抑制することができる。
あるいは、上記の舶用タンクカバーにおいて、前記第1側壁部、前記第2側壁部及び前記連結部は、前記天板部の下側に設けられていてもよい。この構成によれば、タンクと天板部との間のスペースに補強部を配置させることができるため、タンクカバーの高さを抑えることができる。
上記の舶用タンクカバーにおいて、前記第1側壁部と前記第2側壁部の間隔は、前記第2側壁部の高さよりも長くてもよい。この構成によれば、補強部が天板部における鉛直下向きの面に設けられている場合には、タンクと補強部の間に一定の間隔を確保しつつ、天板部の補強効果を高めることができる。また、補強部が天板部における鉛直上向きの面に設けられている場合には、タンクカバーの高さを抑えつつ、天板部の補強効果を高めることができる。
また、本発明に係る船舶は、上記の舶用タンクカバーと、上部が前記舶用タンクカバーに覆われるタンクと、前記タンクを支持する船体と、を備える。
本発明によれば、自重により天板部の中央が垂れ下がるのを抑制することができる舶用タンクカバー及びそれを備えた船舶を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る舶用タンクカバーを備えた船舶を図面に基づいて説明する。
以下、第1実施形態に係る舶用タンクカバーを備えた船舶を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、第1実施形態に係る船舶1の側面図及び上面図である。船舶1は、液化ガスが貯留されたタンク10を搭載している。船舶1は、例えば液化ガス運搬船や浮体式貯蔵再ガス化設備である。タンク10に貯留される液化ガスは、例えば液化天然ガス(LNG)や液体水素である。本実施形態において、船舶1は、複数個(この例では、4個)のタンク10が船長方向に並ぶように船体20に設けられている。
また、本実施形態の船舶1には、その後方部(図1の左側)に、航海中に操船を行うための場所である船橋21が設けられている。図1に破線で示すように、タンク10の上部は、船体20の上甲板22より上方に突出している。また、上甲板22には、船体20の上甲板22より上方に突き出たタンク10の上部を覆う舶用タンクカバー(以下、単に「タンクカバー」という。)30が設けられている。タンク10の頂部には、タンクカバー30から突出したタンクドーム11が設けられている。なお、タンクドーム11は、図略のドームカバーにより覆われている。
図3は、図1に示す船舶のIII-III矢視の断面図である。図3には、船舶1に搭載されたタンク10とそれを支持する構造が示されている。
本実施形態において、タンク10は、鉛直中心軸Cまわりに対称なモス(MOSS)方式の球形タンクである。但し、タンク10は、真球状のタンクでなくてもよい。例えば、タンク10は、上部に半球の一部をなす形状を有する円筒縦型のタンクであってもよいし、非真球状の略球形のタンクであってもよい。タンク10の外側表面は、図略の断熱材により覆われている。
船体20の船幅方向の両側には、一対の縦通隔壁25が一対の船側外板24から所定距離内方に設けられている。一対の縦通隔壁25は、船側外板24に沿って船長方向に延びている。一対の縦通隔壁25の間には、タンク10が配置されており、タンク10の周囲には、スカート27を介してタンク10を支持するファンデーションデッキ26が設けられている。
ファンデーションデッキ26は、船体20における上甲板22より下方の所定高さ位置に、船側外板24同士を船幅方向に接続するように設けられており、このファンデーションデッキ26の上面に、上記縦通隔壁25の下端部が接続されている。ファンデーションデッキ26におけるタンク10が設けられる位置には、スカート27の直径とほぼ同じ大きさの円形開口部が設けられている。スカート27は、円筒状であって、スカート27の下端部がファンデーションデッキ26の上面に接続されており、スカート27の上端部がタンク10の外周面に接続されている。
また、タンク10の下方には、船底外板23の所定距離上方で、船底外板23に沿って船長方向に延びるインナーボトムプレート28が設けられている。またインナーボトムプレート28の船幅方向の両端部とファンデーションデッキ26との間に、一対のビルジホッパープレート29が設けられている。このビルジホッパープレート29も、船長方向に延びるように設けられている。ビルジホッパープレート29は、インナーボトムプレート28の両端部から船幅方向の外側に向かって傾斜している。
タンクカバー30は、上甲板22に支持されており、タンク10の上部から所定の距離だけ離間して配置されている。タンクカバー30は、円筒部31、半球形状部32及び天板部33を有している。円筒部31及び半球形状部32が接合されており、半球形状部32及び天板部33が接合されている。
円筒部31の下端部31aは、上甲板22に接続されており、円筒部31の上端部31bは、半球形状部32の下端部32aに接続されている。半球形状部32は、半球の一部をなす形状であって、その上端部32bに円形の開口を有する。ここで、「半球の一部をなす形状」とは、半球形状部32は、完全な半球の一部をなす形状に限らず、これに類似する形状(例えば半楕円球の一部をなす形状)を含む。天板部33は、半球形状部32の上端部32bの開口を覆うように水平に広がっている。天板部33は、円形の周縁部33aを有し、当該周縁部33aは、半球形状部32の上端部32bに接続されている。
図4は、図3に示す船舶1の断面の一部を拡大した部分拡大断面図である。天板部33の中央には、タンクドーム11を下方から突出させるための開口が形成されている。
タンクドーム11は、縦型の円筒形状の側壁12を有し、この側壁12の上側開口部は、略半球形状の蓋体によって閉じられている。また、図には示さないが、このタンクドーム11は、タンク10に対して液化ガスの積み下ろしを行なうための複数の配管等が取り付けられている。タンクドーム11の側壁12には、フランジ部13が設けられている。このフランジ部13は、円環状の板状体であって、タンクカバー30の天板部33の上方で、タンクドーム11の側壁12の外面から略水平に張り出している。
タンクドーム11のフランジ部13とタンクカバー30との間には、天板部33の中央の開口縁部33bに沿って伸縮性の高いエキスパンションラバー部14が設けられている。エキスパンションラバー部14は、天板部33の中央の開口縁部33bとフランジ部13の下面とを接続しており、タンク10とタンクカバー30との間の空間を密封している。タンクドーム11は、タンク10の熱収縮によって、タンクカバー30に対して下方に変位する。このため、エキスパンションラバー部14は、この変位を吸収するように構成されている。このようにエキスパンションラバー部14がタンク10とタンクカバー30との変位を吸収する構成であるため、天板部33は、エキスパンションラバー部14によっては支持されておらず、半球形状部32により支持されている。
図4に示すように、タンクカバー30は、天板部33の周縁部33aに沿って設けられた補強部40を備えている。補強部40は、タンクカバー30を平面視して円環状に形成されている。また、補強部40は、タンク10とタンクカバー30との間の空間において、天板部33の下側の面と対向するように設けられている。
補強部40は、天板部33の周縁部33aから鉛直方向下向きに延びる第1側壁部41、周縁部33aより内方側で天板部33から鉛直方向下向きに延びる第2側壁部42、及び、第1側壁部41と第2側壁部42とを連結する連結部43を含む。ここで、第1側壁部41及び第2側壁部42が「鉛直方向に延びる」とは、重力の方向と完全に一致した方向に延びる場合の他に、例えば重力の方向に対して若干傾いた方向に延びている場合など、第1側壁部41及び第2側壁部42が実質的に鉛直方向に延びることをいう。
第1側壁部41と第2側壁部42は、いずれもタンク10の鉛直中心軸Cと中心軸が一致した円筒体である。第1側壁部41と第2側壁部42は、所定の間隔Dをあけて互いに対向するように配置されている。第1側壁部41と第2側壁部42の高さHは、同じである。第1側壁部41と第2側壁部42の間隔Dは、第2側壁部42の高さHよりも長い。連結部43は、第1側壁部41の下端部と第2側壁部42の下端部をつなぐように水平方向に広がった円環状の板状体である。連結部43は、天板部33に対向するように配置されている。第1側壁部41及び第2側壁部42の上端部は、それぞれ天板部33に接合されており、第1側壁部41及び第2側壁部42の下端部は、それぞれ連結部43に接合されている。
以上説明したように、本実施形態のタンクカバー30は、補強部40によって天板部33の周縁部33aの変形が抑えられるため、自重によって天板部33の中央(即ち、開口縁部33b)が垂れ下がるのを効率よく抑制することができる。
また、本実施形態では、補強部40は、天板部33の下側の面と対向するように設けられているため、タンク10と天板部33との間のスペースに補強部40を配置させることができる。これにより、タンクカバー30の高さを抑えることができる。
ところで、タンク10やその外側表面の断熱材の検査等を行うために、タンク10とタンクカバー30との間に検査者等が通行可能なスペースを設ける必要がある。本実施形態では、第1側壁部41と第2側壁部42の間隔Dが、第2側壁部42の高さHよりも長いため、補強部40が検査者等の通行を妨害しないようにタンク10と補強部40の間に一定の間隔を確保しつつ、天板部33の補強効果を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して、第2実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶を説明する。なお、本実施形態および後述の第3及び第4実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
次に、図5を参照して、第2実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶を説明する。なお、本実施形態および後述の第3及び第4実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図5は、第2実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶の部分拡大断面図である。本実施形態のタンクカバーの構成は、本実施形態の補強部50が天板部33の下側の面ではなく、天板部33の上側の面に対向するように設けられている点で第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。
具体的には、補強部50は、天板部33の周縁部33aから鉛直方向上向きに延びる第1側壁部51、周縁部33aより内方側で天板部33から鉛直方向上向きに延びる第2側壁部52、及び、第1側壁部51と第2側壁部52とを連結する連結部53を含む。なお、本実施形態でも、第1実施形態と同様、第1側壁部51と第2側壁部52の間隔Dが、第2側壁部52の高さHよりも長い。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、タンク10と天板部30との間に十分なスペースがない場合でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、第1側壁部51と第2側壁部52の間隔Dが、第2側壁部52の高さHよりも長いため、補強部50が天板部33における鉛直上向きの面に設けられている場合でも、タンクカバー30の高さを抑えつつ、天板部33の補強効果を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、図6を参照して、第3実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶を説明する。
次に、図6を参照して、第3実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶を説明する。
図6は、第3実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶の部分拡大断面図である。本実施形態のタンクカバーの構成は、タンクカバー30における半球形状部32が、補強部60を介して天板部33に接続されている点で第1実施形態とは異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。
具体的には、補強部60は、半球形状部32と天板部33の間に設けられており、第1側壁部61の下端部が半球形状部32の上端部32bに接続されており、第1側壁部61の上端部が天板部33の周縁部33aに接続されている。また、連結部63は、半球形状部32の上端部32bから中心軸Cに向かって水平に広がっている。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、補強部60の高さHだけ、タンク10上部におけるタンク10とタンクカバー30の間の間隔を広げることができる。このため、タンク10上部において、検査者等の通行スペースを確保するのに有用である。
(第4実施形態)
次に、図7を参照して、第4実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶を説明する。
次に、図7を参照して、第4実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶を説明する。
図7は、第4実施形態に係るタンクカバーを備えた船舶の部分拡大断面図である。本実施形態のタンクカバーの構成は、本実施形態の補強部70が半球形状部32と天板部33のタンク10に対向する各面に跨るように設けられている点で第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。
具体的には、補強部70は、半球形状部32のタンク10に対向する面から鉛直方向下向きに延びる第1側壁部71、周縁部33aより内方側で天板部33から鉛直方向下向きに延びる第2側壁部72、及び、第1側壁部71と第2側壁部72とを連結する連結部73を含む。第1側壁部71の高さは、第2側壁部72の高さHよりも短く、第1側壁部71と第2側壁部72の間隔Dは、第2側壁部72の高さHよりも長い。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1実施形態では、第1側壁部41と第2側壁部42との間隔Dを鉛直中心軸Cの方向にしか増やすことができないが、本実施形態では、鉛直中心軸Cとは反対方向にも増やすことができ、第1実施形態より更に大きな効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施形態では、第1側壁部41,51,61,71と第2側壁部42,52,62,72の間隔Dは、第2側壁部42,52,62,72の高さHよりも長かったが、これに限られず、第1側壁部41,51,61,71と第2側壁部42,52,62,72の間隔Dは、第2側壁部42,52,62,72の高さHと同じ又は高さHより短くてもよい。
また、上記実施形態では、タンクカバー30は、その天板部33の中央からタンクドーム11が突出する構成であったが、本発明のタンクカバー30は、その天板部33の中央からタンクドーム11が突出する構成でなくてもよい。
1 船舶
10 タンク
20 船体
22 上甲板
30 舶用タンクカバー
32 半球形状部
33 天板部
40,50,60,70 補強部
41,51,61,71 第1側壁部
42,52,62,72 第2側壁部
43,53,63,73 連結部
10 タンク
20 船体
22 上甲板
30 舶用タンクカバー
32 半球形状部
33 天板部
40,50,60,70 補強部
41,51,61,71 第1側壁部
42,52,62,72 第2側壁部
43,53,63,73 連結部
Claims (5)
- 船体の上甲板より上方に突き出たタンクの上部を覆う舶用タンクカバーであって、
半球の一部をなす形状であって、上端部に開口を有する半球形状部と、
水平方向に広がり、前記半球形状部における前記上端部の開口を覆う天板部と、
前記天板部の周縁部に沿って設けられた補強部であって、前記天板部の周縁部又は前記半球形状部から鉛直方向に延びる第1側壁部、前記第1側壁部に対向するように、前記周縁部より内方側で前記天板部から鉛直方向に延びる第2側壁部、及び、前記天板部に対向するように配置された、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを連結する連結部、を含む補強部と、を備える、舶用タンクカバー。 - 前記第1側壁部、前記第2側壁部及び前記連結部は、前記天板部の上側に設けられている、請求項1に記載の舶用タンクカバー。
- 前記第1側壁部、前記第2側壁部及び前記連結部は、前記天板部の下側に設けられている、請求項1に記載の舶用タンクカバー。
- 前記第1側壁部と前記第2側壁部の間隔は、前記第2側壁部の高さよりも長い、請求項1〜3のいずれか1項に記載の舶用タンクカバー。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の舶用タンクカバーと、
上部が前記舶用タンクカバーに覆われるタンクと、
前記タンクを支持する船体と、を備える、船舶。
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---|---|---|---|
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KR1020170135193A KR101941999B1 (ko) | 2016-10-31 | 2017-10-18 | 선박용 탱크 커버 및 그것을 구비한 선박 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016213203A JP2018069980A (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | 舶用タンクカバー及びそれを備えた船舶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Country Status (2)
Country | Link |
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KR (1) | KR101941999B1 (ja) |
Cited By (1)
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