JP2018068941A - 室内用物干し装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、これに伴い室内で洗濯物等を吊るすハンガーや物干し竿を吊り下げて洗濯物を干す室内用物干し装置が提案されている(例えば引用文献1)。
この室内用物干し装置は、天井等に固定されるカバー部材と、このカバー部材の両側部にそれぞれ回転可能に設けられる巻取部と、この巻取部に巻き取られたり繰り出されたりすると共に竿部材を昇降可能に吊り下げる紐部材と、を備えている。
また、ロック部材が設けられておりロック部材が前記巻取部の回転をロックすることにより、吊り下げられた竿部材が下がらない構成になっている。
また、前記室内用物干し装置に設けられたボビンは一端部と他端部の外径寸法が同一の円筒状であるため紐部材をボビンに巻き取る場合、紐部材が重なり合って巻き取られてしまい易く、左右に設けられた巻取部の紐部材巻取量に大きな差が生じ、竿部材を傾斜状態で吊り上げてしまうことにより室内用物干し装置の見栄えが悪くなるという不具合がある。
前記物干し装置本体は、紐状体巻取装置と、駆動軸と、この駆動軸に回転力を伝える回転力伝達部材と、この回転力伝達部材の回転力は前記駆動軸に伝えるが前記駆動軸からの回転力は前記回転力伝達部材に伝えない回転力伝達・遮断装置と、前記紐状体巻取装置に回転可能に配設されるボビンと、一端部が前記ボビンに取り付けられてボビンの回転によりボビンに巻き取られたりボビンから繰り出されたりすると共に他端部が昇降体に取り付けられた紐状体と、前記ボビンと連結して回転可能に配設されると共に前記昇降体に設定荷重以上の荷重が作用すると前記駆動軸に対して回転可能な状態となるボビン連結回転部材と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、取付部に取り付けられる物干し装置本体を備えてなる室内用物干し装置であって、
前記物干し装置本体は、前記取付部に固定されるケースカバーと、このケースカバーの両側部にそれぞれ設けられる紐状体巻取装置と、前記ケースカバーに内配される駆動軸と、前記ケースカバーに設けられた回転力伝達部材と、前記紐状体巻取装置と前記操作装置の間に配設されて前記回転力伝達部材の回転力は前記駆動軸に伝えるが前記駆動軸からの回転力は前記回転力伝達部材に伝えない回転力伝達・遮断装置と、前記紐状体巻取装置に回転可能に配設されるボビンと、一端部が前記ボビンに取り付けられてボビンの回転によりボビンに巻き取られたりボビンから繰り出されたりすると共に他端部が昇降体に取り付けられた紐状体と、前記ボビンと連結して回転可能に配設されると共に前記昇降体に設定荷重以上の荷重が作用すると前記駆動軸に対して回転可能な状態となるボビン連結回転部材と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の発明は、前記ボビン連結回転部材をワンウェイヒンジで形成したことを特徴としている。
請求項4の発明は、前記ボビンの外周面に形成される第1傾斜面と、前記ボビンの外周面に形成されると共に前記第1傾斜面の傾斜角度よりも傾斜角度が小さい第2傾斜面と、前記ボビンの外周面に形成されると共に前記第1傾斜面と第2傾斜面との間に連続形成されるアール状傾斜面と、を有してなることを特徴としている。
請求項5の発明は、前記紐状体巻取装置は前記ケースカバーのカバー空洞部に挿入された状態でリベットを介してケースカバーに固定されることを特徴としている。
請求項6の発明は、前記ケースカバーは、ケースカバーの長手方向に向かって形成されたカバー空洞部と、前記ベースカバーの上面板部に連続形成された第1垂下板部と、前記ベースカバーの上面板部に連続形成されると共に第1垂下板部と対向して形成された第2垂下板部と、前記第1垂下板部に形成された第1係止片と、前記第2垂下板部に形成されると共に前記第1係止片と対向して形成された第2係止片と、前記ベースカバーの下面で第1係止片と第2係止片の間に形成されたカバー下面開口部と、を備えたことを特徴としている。
本発明の室内用物干し装置は、昇降体を水平状で吊り上げて置くことができるので見栄えが悪くなるのを防止できるという優れた効果を有する。
本発明の室内用物干し装置は、昇降体を水平状で吊り上げて置くことができるので紐状体を昇降竿に結ぶ場合に神経質になることがないので昇降竿の取付作業効率を向上できるという優れた効果を有する。
さらに、本発明の室内用物干し装置は、紐状体巻取装置等を確実に保持した状態で位置決めしてベースカバー内に配設することができるので、紐状体巻取装置等の取付作業の効率化を図ることができると共にメンテナンスを行い易いというという優れた効果を有する。
図12には実施例の室内用物干し装置10の全体図が示されている。この室内用物干し装置10は取付部に固定される物干し装置本体12と、この物干し装置本体12と別体の操作棒14と、から構成されている。
また、センターカバー30の一端部にはケースカバー16を構成する第1エッジカバー32が、前記センターカバー30の他端部にはケースカバー16を構成する第2エッジカバー34が、それぞれ着脱可能に取り付けられている。
前記ベースカバー26の両側部にはベースカバー26の両側面からカバー空洞部26Aに前記紐状体巻取装置18を挿入することにより、紐状体巻取装置18を内設できるようになっている。
なお、紐状体巻取装置18はプッシュリベット35でベースカバー26に簡単に固定されるようになっている。
なお、前記設定荷重は任意に設定できるが、この実施例では一例として設定荷重は8kg(例えば、バスタオル20枚分の重さ)に設定されている。
前記ギヤボックス60には前記操作装置20を構成する回転力伝達部材としての公知の第1かさ歯車62と第2かさ歯車64が直交方向に位置すると共に互いに当接した状態で内設されている。これにより、第1かさ歯車62と第2かさ歯車64によって直角方向に回転力を伝えることができるようになっている。
これにより、第2かさ歯車64が回転すれば操作回転体66が回転し、操作回転体66が回転すれば第2かさ歯車64が回転するようになっている。
また、前記操作回転体66の底面には略U字状の操作ループ部66Aが一体形成されている。
これにより、一方の手で操作棒把持体74を把持して他方の手でハンドル部76を回転させればフック部72を回転できるようになっている。
また、紐22は前記ボビン42に紐22の一端部22Aを固定し、紐22の他端部22Bは紐ガイドプーリー収容筒体40を挿通させて紐22を垂れ下げた状態にしておく。
これにより、使用者の希望する高さ位置で昇降竿24が停止するので、前記昇降竿24にタオル等の洗濯物を直接掛けたり、洗濯物が係止されているハンガー等を昇降竿24に吊り下げたりして洗濯物を干すことができる。
これにより、ボビン42が紐22の繰り出しにより繰り出し方向に回転するので、紐22が繰り出され昇降竿24が下がる。
この結果、昇降竿24が床近傍まで下がって洗濯物の下部が床に着くので、昇降竿24に作用した設定荷重以上の荷重が削減されるため、物干し装置本体12大きな荷重が作用することを阻止できることにより、物干し装置本体12が故障、破損したりすることを未然に防止できる。
また、設定荷重以上の荷重が物干し装置本体12に作用することを阻止できるため、物干し装置本体12が固定されている天井Aの天井板等に長時間作用することを防止できるので、天井Aの天井板等が撓んだり破損したりすることを未然に防止することができる。
従って、前記室内用物干し装置10は安全性の面においても極めて優れている。
使用者は昇降竿24が図9、図11に示す位置まで上昇したら操作棒14のフック部72の回転操作を止めて操作棒14を操作回転体66の操作ループ部66Aから外す。
これにより、昇降竿24を上昇させて吊り上げて置くことができる。
この結果、物干し装置本体12の見栄えが悪くなることを防止することができる。
また、実施例では紐状体としての紐22を2本使用する場合を例にした室内用物干し装置10を示したが、室内用物干し装置10に紐状体としての紐22を1本もしくは2本以上設けるようにしてもよい。
また、実施例では昇降体として備え付けの昇降竿24を示したが、洗濯物を直接的又は間接的に干す昇降体は前記昇降竿24に限定されるものではなく、例えば紐22の他端部22Bに環状体を取り付けておいて別途に購入した洗濯竿を前記環状体に挿通させて用いたり、あるいは前記環状体に各種の洗濯用ハンガーを直接取り付けて用いるようにしてもよいことは勿論である。
なお、実施例では紐状体として紐22を示したが、紐状体は紐に限定されるものでなく細いロープやワイヤー等でもよいことは勿論である。
また、実施例では回転力伝達部材としての第1かさ歯車62、第2かさ歯車64を示したが、回転力伝達部材はかさ歯車に限定されるものでなく、ウォーム歯車等の他の歯車やベルト、チェーン等の他の伝達手段でもよい。
12 物干し装置本体
14 操作棒
16 ケースカバー
18 紐状体巻取装置
20 操作装置
22 紐
24 昇降竿
26 ベースカバー
28 駆動軸
29A 第1ベースエッジカバー
29B 第2ベースエッジカバー
30 センターカバー
32 第1エッジカバー
34 第2エッジカバー
36 紐状体巻取装置ケース
38 ボビン収容部
40 紐ガイドプーリー収容筒体
42 ボビン
44 ボビン外筒体
44A 第1傾斜面
44B 第2傾斜面
44C アール状傾斜面
46 ボビン軸体
48 ワンウェイヒンジ
50 軸受
52 紐状体ガイドプーリー
52A ガイド溝
56 クラッチ
60 ギヤボックス
62 第1かさ歯車
64 第2かさ歯車
66 操作回転体
66A 操作ループ部
70 操作棒長尺部
72 フック部
74 操作棒把持体
76 操作棒ハンドル部
Claims (6)
- 取付部に取り付けられる物干し装置本体を備えてなる室内用物干し装置であって、
前記物干し装置本体は、紐状体巻取装置と、駆動軸と、この駆動軸に回転力を伝える回転力伝達部材と、この回転力伝達部材の回転力は前記駆動軸に伝えるが前記駆動軸からの回転力は前記回転力伝達部材に伝えない回転力伝達・遮断装置と、前記紐状体巻取装置に回転可能に配設されるボビンと、一端部が前記ボビンに取り付けられてボビンの回転によりボビンに巻き取られたりボビンから繰り出されたりすると共に他端部が昇降体に取り付けられた紐状体と、前記ボビンと連結して回転可能に配設されると共に前記昇降体に設定荷重以上の荷重が作用すると前記駆動軸に対して回転可能な状態となるボビン連結回転部材と、を有してなることを特徴とする室内用物干し装置。 - 取付部に取り付けられる物干し装置本体を備えてなる室内用物干し装置であって、
前記物干し装置本体は、前記取付部に固定されるケースカバーと、このケースカバーの両側部にそれぞれ設けられる紐状体巻取装置と、前記ケースカバーに内配される駆動軸と、前記ケースカバーに設けられた回転力伝達部材と、前記紐状体巻取装置と前記操作装置の間に配設されて前記回転力伝達部材の回転力は前記駆動軸に伝えるが前記駆動軸からの回転力は前記回転力伝達部材に伝えない回転力伝達・遮断装置と、前記紐状体巻取装置に回転可能に配設されるボビンと、一端部が前記ボビンに取り付けられてボビンの回転によりボビンに巻き取られたりボビンから繰り出されたりすると共に他端部が昇降体に取り付けられた紐状体と、前記ボビンと連結して回転可能に配設されると共に前記昇降体に設定荷重以上の荷重が作用すると前記駆動軸に対して回転可能な状態となるボビン連結回転部材と、を有してなることを特徴とする室内用物干し装置。 - 前記ボビン連結回転部材をワンウェイヒンジで形成したことを特徴とする請求項1、請求項2のいずれか1項記載の室内用物干し装置。
- 前記ボビンの外周面に形成される第1傾斜面と、前記ボビンの外周面に形成されると共に前記第1傾斜面の傾斜角度よりも傾斜角度が小さい第2傾斜面と、前記ボビンの外周面に形成されると共に前記第1傾斜面と第2傾斜面との間に連続形成されるアール状傾斜面と、を有してなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれか1項記載の室内用物干し装置。
- 前記紐状体巻取装置は前記ケースカバーのカバー空洞部に挿入された状態でリベットを介してケースカバーに固定されることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4のいずれか1項記載の室内用物干し装置。
- 前記ケースカバーは、ケースカバーの長手方向に向かって形成されたカバー空洞部と、前記ベースカバーの上面板部に連続形成された第1垂下板部と、前記ベースカバーの上面板部に連続形成されると共に第1垂下板部と対向して形成された第2垂下板部と、前記第1垂下板部に形成された第1係止片と、前記第2垂下板部に形成されると共に前記第1係止片と対向して形成された第2係止片と、前記ベースカバーの下面で第1係止片と第2係止片の間に形成されたカバー下面開口部と、を備えたことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれか1項記載の室内用物干し装置。
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JPH0543193A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | Hitachi Cable Ltd | 防球ネツト等の自動昇降システムに使用されるキヤプスタン式ウインチ及びそのキヤプスタン式ウインチのキヤプスタン構造 |
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2016
- 2016-11-04 JP JP2016216198A patent/JP2018068941A/ja active Pending
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