JP2018068455A - 前腕筋及び握力トレーニング具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ねじりコイルばねを用いることで前腕筋及び握力のトレーニングに適した前腕筋及び握力トレーニング具を提供する。【解決手段】左右の手で握られ、相対的にねじり方向へ回動可能な一対の握り部10(L,R)と、握り部10の間に配置され、一対の握り部10の捩り方向に関し、一方の捩り方向Rに対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部21と、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる第2ねじりコイルばね部22と、一対の握り部10の間に配置され、一対の握り部10の捩り方向に関し、一方の捩り方向Rに回動する一対の握り部10と第1ねじりコイルばね部21との相対的ねじり動作を許しかつ第2ねじりコイルばね部22との相対的ねじり動作を規制し、他方の捩り方向Lに回動する一対の握り部10と第2ねじりコイルばね部22との相対的ねじり動作を許しかつ第1ねじりコイルばね部21との相対的ねじり動作を規制するストッパ30とを備えている。【選択図】図5
Description
本発明は、前腕筋及び握力トレーニング具に関するものである。
従来、例えば特許文献1に見られるように、使用者が自ら掌中でボールを操作し、安全に手指のリハビリテーションやトレーニングが行え、また四肢への押圧や転圧によってマッサージのできるようにすることを目的とし、2個のボール1,2と、2個のボールの間に一定の間隔gを設けて、両ボールを相対移動可能に連結する連結軸4と、2個のボールの間の連結軸に嵌着した両ボールを互に反対方向にばね付勢するばね3とよりなる多機能健康器具が知られている。同文献の0013段落には、「(2)両ボールを図6,7のように両手で個々に把握して捩り運動をすることで、手首関節のリハビリテーションやトレーニングができる。」と記載されている。
しかし、同文献のばね3は圧縮コイルバネであるから、ねじり運動には適していない。
したがって、前腕筋及び握力トレーニング具としては適さない。
仮に、ばね3をねじりコイルバネにしたとしても、一方向のねじり動作にはばねによる抗力は得られるが、他方向へのねじり動作に対してはばねによる抗力は得られない。
したがって、やはり、前腕筋及び握力トレーニング具としては適さない。
したがって、前腕筋及び握力トレーニング具としては適さない。
仮に、ばね3をねじりコイルバネにしたとしても、一方向のねじり動作にはばねによる抗力は得られるが、他方向へのねじり動作に対してはばねによる抗力は得られない。
したがって、やはり、前腕筋及び握力トレーニング具としては適さない。
また、従来、例えば特許文献2に見られるように、軽量化された、一つの器具で握力・手首・前腕・上腕の筋力強化が左右同時にできるようにすることを目的とし、ゴム製であり手でつかめる大きさの盤状の把手2のそれぞれの面を向い合せで配置し、それぞれの面のほぼ中心にゴム製の軸部1を配置し、把手2の面と軸部1の両端を連結した形のものを、一体として加工成形した両手型筋力も知られている。
このものによれば、左右の手でそれぞれ把手2を握り、相対的にねじり方向へ回動させることで、前腕筋及び握力トレーニング具として利用することが可能である。
しかしこのものは、ゴムによる一体成形品であるから、前腕筋及び握力トレーニング具として適したものとすることは困難である。ゴムの弾性係数は、通常の(例えば金属製の)ねじりコイルバネに比べて著しく小さいためである。
なお、同文献の図4,図5には、把手部(2)(2)の外面に外側共通座金(3)(3)を配置し、把手部(2)(2)の内面に内側共通座金(4)(4)を配置し、外側共通座金(3)から把手部(2)を通り、内側共通座金(4)を通り、軸部(1)を通り、他端の内側共通座金(4)、把手部(2)および、他端の外側共通座金(3)まで棒型鋼材(5)を複数本貫通させ、その棒型鋼材の両方の外端(6)(6)をねじ又はリベットで加締めたものも記載されているが、このものもねじりに対する抗力はゴムの弾性によって得られるものであるから、やはり、前腕筋及び握力トレーニング具として適したものとすることは困難である。
本発明が解決しようとする課題は、ねじりコイルばねを用いることで前腕筋及び握力のトレーニングに適した前腕筋及び握力トレーニング具を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の前腕筋及び握力トレーニング具は、
左右の手でそれぞれ握られ、かつ相対的にねじり方向へ回動可能な一対の握り部と、
この一対の握り部の間に配置され、一対の握り部の捩り方向に関し、一方の捩り方向に対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部と、他方の捩り方向に対して抵抗となる、前記第1ねじりコイルばね部の巻き方向と逆の巻き方向の第2ねじりコイルばね部と、
前記一対の握り部の間に配置され、一対の握り部の捩り方向に関し、前記一方の捩り方向に回動する一対の握り部と前記第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を許しかつ前記第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を規制し、前記他方の捩り方向に回動する一対の握り部と前記第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を許しかつ前記第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を規制するストッパと、
を備えていることを特徴とする。
左右の手でそれぞれ握られ、かつ相対的にねじり方向へ回動可能な一対の握り部と、
この一対の握り部の間に配置され、一対の握り部の捩り方向に関し、一方の捩り方向に対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部と、他方の捩り方向に対して抵抗となる、前記第1ねじりコイルばね部の巻き方向と逆の巻き方向の第2ねじりコイルばね部と、
前記一対の握り部の間に配置され、一対の握り部の捩り方向に関し、前記一方の捩り方向に回動する一対の握り部と前記第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を許しかつ前記第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を規制し、前記他方の捩り方向に回動する一対の握り部と前記第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を許しかつ前記第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作を規制するストッパと、
を備えていることを特徴とする。
この前腕筋及び握力トレーニング具は一対の握り部を左右の手でそれぞれ握り、相対的にねじり方向へ回動させると次のように作動する。
一対の握り部を相対的に一方のねじり方向へ回動させると、ストッパによって、一対の握り部と第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が許されかつ第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が規制される。
したがって、一方の捩り方向に対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部によって、前記一方へのねじり動作に対する抗力が得られる。
一方、一対の握り部を相対的に他方のねじり方向へ回動させると、ストッパによって、一対の握り部と第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が許されかつ第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が規制される。
したがって、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる巻き方向の第2ねじりコイルばね部によって、他方へのねじり動作に対する抗力が得られる。
以上のように、この腕筋及び握力トレーニング具は、巻き方が逆のねじりコイルばねを用い、一対の握り部のねじり方向に応じて逆巻きのねじりコイルバネを使い分けることで前腕筋及び握力のトレーニングに適したものとすることができる。
一対の握り部を相対的に一方のねじり方向へ回動させると、ストッパによって、一対の握り部と第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が許されかつ第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が規制される。
したがって、一方の捩り方向に対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部によって、前記一方へのねじり動作に対する抗力が得られる。
一方、一対の握り部を相対的に他方のねじり方向へ回動させると、ストッパによって、一対の握り部と第2ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が許されかつ第1ねじりコイルばね部との相対的ねじり動作が規制される。
したがって、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる巻き方向の第2ねじりコイルばね部によって、他方へのねじり動作に対する抗力が得られる。
以上のように、この腕筋及び握力トレーニング具は、巻き方が逆のねじりコイルばねを用い、一対の握り部のねじり方向に応じて逆巻きのねじりコイルバネを使い分けることで前腕筋及び握力のトレーニングに適したものとすることができる。
以下、本発明に係る前腕筋及び握力トレーニング具(以下単にトレーニング具ともいう)の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1に示す腕筋及び握力トレーニング具1は、
左右の手でそれぞれ握られ、かつ相対的にねじり方向(矢印R,L方向)へ回動可能な一対の握り部10L,10Rと、コイルばね部20と、ストッパ30とを備えている。
左右の手でそれぞれ握られ、かつ相対的にねじり方向(矢印R,L方向)へ回動可能な一対の握り部10L,10Rと、コイルばね部20と、ストッパ30とを備えている。
コイルばね部20は、一対の握り部10L,10Rの間に配置され、一対の握り部10L,10Rの捩り方向(RまたはL方向)に関し、一方の捩り方向Rに対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部21と、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる、前記第1ねじりコイルばね部21の巻き方向と逆の巻き方向の第2ねじりコイルばね部22とを有している。
ストッパ30は、一対の握り部10L,10Rの間に配置され、一対の握り部10L,10Rの捩り方向に関し、一方の捩り方向Rに回動する一対の握り部10L,10Rに対して第1ねじりコイルばね部21との相対的ねじり動作を許しかつ第2ねじりコイルばね部22との相対的ねじり動作を規制し、他方の捩り方向Lに回動する一対の握り部10L,10Rに対して第2ねじりコイルばね部22との相対的ねじり動作を許しかつ第1ねじりコイルばね部21との相対的ねじり動作を規制する。
したがって、この前腕筋及び握力トレーニング具1は一対の握り部10L,10Rを左右の手でそれぞれ握り、相対的にねじり方向(RまたはL方向)へ回動させると次のように作動する。
一対の握り部10L,10Rを相対的に一方のねじり方向Rへ回動させると、ストッパ30によって、一対の握り部10L,10Rと第1ねじりコイルばね部21との相対的ねじり動作が許されかつ第2ねじりコイルばね部22との相対的ねじり動作が規制される。
したがって、一方の捩り方向Rに対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部21によって、前記一方へのねじり動作に対する抗力が得られる。
したがって、一方の捩り方向Rに対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部21によって、前記一方へのねじり動作に対する抗力が得られる。
一方、一対の握り部10L,10Rを相対的に他方のねじり方向Lへ回動させると、ストッパ30によって、一対の握り部10L,10Rと第2ねじりコイルばね部22との相対的ねじり動作が許されかつ第1ねじりコイルばね部21との相対的ねじり動作が規制される。
したがって、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる巻き方向の第2ねじりコイルばね部22によって、他方向へのねじり動作に対する抗力が得られる。
したがって、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる巻き方向の第2ねじりコイルばね部22によって、他方向へのねじり動作に対する抗力が得られる。
以上のように、この腕筋及び握力トレーニング具は、巻き方が逆のねじりコイルばねを用い、一対の握り部のねじり方向に応じて逆巻きのねじりコイルバネを使い分けることで前腕筋及び握力のトレーニングに適したものとすることができる。
さらに具体的な例について説明する。
図2または図3に示すように、握り部10L,10Rは、それぞれ、基本形状が球状(あるいは楕円球状)のものであり、相対向する面に円筒状の凸部11と、この凸部11からさらに相対向して突出する扇状の凸部12(L,R)とを有している。
円筒状凸部11および扇状凸部12にはコイルばね部20との接続部13が設けられている。
図2または図3に示すように、握り部10L,10Rは、それぞれ、基本形状が球状(あるいは楕円球状)のものであり、相対向する面に円筒状の凸部11と、この凸部11からさらに相対向して突出する扇状の凸部12(L,R)とを有している。
円筒状凸部11および扇状凸部12にはコイルばね部20との接続部13が設けられている。
この実施の形態のコイルばね部20は、金属製のダブルトーションばねで構成されており、一方の捩り方向Rに対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部21と、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる、前記第1ねじりコイルばね部21の巻き方向と逆の巻き方向の第2ねじりコイルばね部22とが連結部23を介して一体に構成されている。なお、ばね径は適宜選定し得るが、例えば直径3mmのものを採用する。
ストッパ30は、円筒状の中央部31と、この中央部31の両側にそれぞれ突出した扇状の凸部32(L,R)とを有している。
中央部31および扇状凸部32にはコイルばね部20の連結部23との接続部(係合部)33が設けられている。
中央部31および扇状凸部32にはコイルばね部20の連結部23との接続部(係合部)33が設けられている。
コイルバネ部20は、連結部23をストッパ30の接続部33に嵌め込み(係合させ)、両端24(L,R)を握り部10(L,R)の接続部13にそれぞれ嵌め込むことによって、ストッパ30と一対の握り部10(L,R)とに接続される。
この実施の形態では、ストッパ30は第1ねじりコイルばね部21を介して他方の握り部10Lに接続され、第2ねじりコイルばね部22を介して一方の握り部10Rに接続された状態となる。
この実施の形態では、ストッパ30は第1ねじりコイルばね部21を介して他方の握り部10Lに接続され、第2ねじりコイルばね部22を介して一方の握り部10Rに接続された状態となる。
一対の握り部10(L,R)とストッパ30との接続構造は任意である。
例えば、後述するように、第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22自体によって強固に接続することも可能である。
例えば、後述するように、第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22自体によって強固に接続することも可能である。
しかし、この実施の形態では、握り部10(L,R)とストッパ30とをボルトナット40で接続している。
また、この実施の形態では、円筒状の中央カバー50も設けている。なお、中央カバー50は半円筒状に2つ割とすることもできる。
また、この実施の形態では、円筒状の中央カバー50も設けている。なお、中央カバー50は半円筒状に2つ割とすることもできる。
図1,図3に示すように、ストッパ30にコイルばね部20を装着し、それを中央カバー50内に入れ、コイルバネ部20の両端24(L,R)に握り部10(L,R)の接続部13を嵌め込むようにして握り部10(L,R)の円筒状凸部11および扇状凸部12を中央カバー50の両側に入れ、その後、全ての部材にボルトの軸部41を挿入し、各部材の相対的回動(ねじり動作)を妨げないようにナット42で締め付けて、本実施の形態のトレーニング具1が完成する。
図1〜図3において、14は握り部10(L,R)に設けたボルト挿入穴、15はボルト頭部43の収納穴、16はナット42の収容穴、34はストッパ30に設けたボルト挿入穴である。
トレーニング具1が完成した状態では、図1の4a−4a線、4b−4b線に沿ってみた場合、図4(a1)(b1)に示すように、一方の握り部10Rの扇状凸部12Rとストッパ30の扇状凸部32Rとがラジアル方向にて当接した状態となり、他方の握り部10Lの扇状凸部12Lとストッパ30の扇状凸部32Lとがラジアル方向にて当接した状態となる。
したがって、一対の握り部10L,10Rを相対的に一方のねじり方向Rへ回動させると、図4(a1)に示すように、一方の握り部10Rの扇状凸部12Rがストッパ30の扇状凸部32Rに当接していることにより、一方の握り部10Rとストッパ30と第2ねじりコイルばね部22とが、ねじり方向Rに関し、いわば一体となって回動することとなる。
これに対し、図4(b1)に示すように、ねじり方向Rへ回動するストッパ30は扇状凸部32Lが他方の握り部10Lの扇状凸部12Lから離間する方向へ回動するから、ストッパ30は他方の握り部10Lに対しては、ねじり方向Rへ回動することとなる。
したがって、ストッパ30と他方の握り部10Lとの間で第1ねじりコイルばね部21にねじり力が作用し、第1ねじりコイルばね部21による抗力が得られることとなる。
逆に、一対の握り部10L,10Rを相対的に他方のねじり方向Lへ回動させると、図4(a2)に示すように、一方の握り部10Rは、その扇状凸部12Rがストッパ30の扇状凸部32Rから離間する方向へ回動するから、ストッパ30に対してL方向へ回動し得る。
そしてこの際、ストッパ30と第2ねじりコイルばね部22とが一方の握り部10RとL方向へ共回りしようとしても、図(b2)に示すように、ストッパ30の扇状凸部32Lが他方の握り部10Lの扇状凸部12Lに当接するから、ストッパ30および第2ねじりコイルばね部22のL方向への回動は規制される。
したがって、一方の握り部10Rとストッパ30との間で第2ねじりコイルばね部22にねじり力が作用し、第2ねじりコイルばね部22による抗力が得られることとなる。
なお、一対の握り部(L,R)を捩る場合の、ねじり回動可能範囲(回動可能角)を図4にθで示す。この実施の形態の回動可能角θは180度である。
図5は他の実施の形態を示す図である。
この実施の形態が前述した実施の形態と主に異なる点は、中央カバー50を設けていない点、および各部材の形状にある。ただし、中央カバー50は必要に応じ、着脱式の筒状カバーを設けることもできる。
この実施の形態が前述した実施の形態と主に異なる点は、中央カバー50を設けていない点、および各部材の形状にある。ただし、中央カバー50は必要に応じ、着脱式の筒状カバーを設けることもできる。
一対の握り部10(L,R)の球状部には、滑り止めの凹凸17が設けられている。
この実施の形態のコイルばね部20は、一方の捩り方向Rに対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部21と、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる、前記第1ねじりコイルばね部21の巻き方向と逆の巻き方向の第2ねじりコイルばね部22とを有している。
この実施の形態のコイルばね部20は、一方の捩り方向Rに対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部21と、他方の捩り方向Lに対して抵抗となる、前記第1ねじりコイルばね部21の巻き方向と逆の巻き方向の第2ねじりコイルばね部22とを有している。
第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22は別部品であり、前述した実施の形態とは異なり、第1ねじりコイルばね部21は一方の握り部10Rとストッパ30との間に設けられ、第2ねじりコイルばね部22は他方の握り部10Lとストッパ30との間に設けられている。
第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22はいずれも金属製のねじりコイルばねを採用する。ばね径は適宜選定し得るが、例えば直径4mmのものを採用する。
一対の握り部10(L,R)とねじりコイルばね部20とストッパ30との接続構造は適宜の構造を採用し得る。
この実施の形態では、第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22の握り部10R、10L側の端部25をそれぞれ、握り部10R、10Lの円筒状凸部11の外周部に溶接等によって固着し、第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22のストッパ30側の端部26をそれぞれ、ストッパ30の両側に設けられた円筒部35の外周部に溶接等によって固着している。
この実施の形態では、第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22の握り部10R、10L側の端部25をそれぞれ、握り部10R、10Lの円筒状凸部11の外周部に溶接等によって固着し、第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22のストッパ30側の端部26をそれぞれ、ストッパ30の両側に設けられた円筒部35の外周部に溶接等によって固着している。
したがって、一対の握り部10(L,R)とストッパ30とは、第1ねじりコイルばね部21、第2ねじりコイルばね部22自体によって強固に接続されている。
この実施の形態の握り部10(L,R)、ストッパ30はいずれも溶接可能な金属製とする。
この実施の形態の握り部10(L,R)、ストッパ30はいずれも溶接可能な金属製とする。
また、この実施の形態では、握り部10(L,R)とストッパ30とを軸45でそれぞれ相対回転可能に接続している。軸45に対する握り部10(L,R)およびストッパ30の取付構造は適宜の構造を採用し得る。例えば、軸45は、前述したボルトナット40で構成することもできる。
この実施の形態のトレーニング具では、図5(c)(d)に示すように、ストッパ30の一方の扇状凸部32Rは、一方の握り部10Rの扇状凸部12Rに対し、一方の握り部10Rの一方(R方向)への回動を許し他方(L方向)への回動を規制するようにラジアル方向にて当接した状態となっている。
逆に、ストッパ30の他方の扇状凸部32Lは、他方の握り部10Lの扇状凸部12Lに対し、他方の握り部10Lの他方(L方向)への回動を許し一方(R方向)への回動を規制するようにラジアル方向にて当接した状態となっている。
したがって、一対の握り部10L,10Rを相対的に一方のねじり方向Rへ回動させると、他方の握り部10Lの扇状凸部12Lがストッパ30の扇状凸部32Lに当接していることにより、他方の握り部10Lとストッパ30と第2ねじりコイルばね部22とが、ねじり方向Rに関しいわば一体となって固定された状態となり、一方の握り部10Rが一方(R)へ回動することとなる。
したがって、ストッパ30と一方の握り部10Rとの間で第1ねじりコイルばね部21にねじり力が作用し、第1ねじりコイルばね部21による抗力が得られることとなる。
逆に、一対の握り部10L,10Rを相対的に他方のねじり方向Lへ回動させると、一方の握り部10Rの扇状凸部12Rがストッパ30の扇状凸部32Rに当接していることにより、一方の握り部10Rとストッパ30と第1ねじりコイルばね部21とが、ねじり方向Lに関しいわば一体となって固定された状態となり、他方の握り部10Lが一方(L)へ回動することとなる。
したがって、ストッパ30と他方の握り部10Lとの間で第2ねじりコイルばね部22にねじり力が作用し、第2ねじりコイルばね部22による抗力が得られることとなる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
10L,10R: 一対の握り部
21: 第1ねじりコイルばね部
22: 第2ねじりコイルばね部
30: ストッパ30
21: 第1ねじりコイルばね部
22: 第2ねじりコイルばね部
30: ストッパ30
Claims (1)
- 左右の手でそれぞれ握られ、かつ相対的にねじり方向へ回動可能な一対の握り部(10L,10R)と、
この一対の握り部(10L,10R)の間に配置され、一対の握り部(10L,10R)の捩り方向に関し、一方の捩り方向(R)に対して抵抗となる巻き方向の第1ねじりコイルばね部(21)と、他方の捩り方向(L)に対して抵抗となる、前記第1ねじりコイルばね部(21)の巻き方向と逆の巻き方向の第2ねじりコイルばね部(22)と、
前記一対の握り部(10L,10R)の間に配置され、一対の握り部(10L,10R)の捩り方向に関し、前記一方の捩り方向(R)に回動する一対の握り部(10L,10R)と前記第1ねじりコイルばね部(21)との相対的ねじり動作を許しかつ前記第2ねじりコイルばね部(22)との相対的ねじり動作を規制し、前記他方の捩り方向(L)に回動する一対の握り部(10L,10R)と前記第2ねじりコイルばね部(22)との相対的ねじり動作を許しかつ前記第1ねじりコイルばね部(21)との相対的ねじり動作を規制するストッパ(30)と、
を備えていることを特徴とする前腕筋及び握力トレーニング具。
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JP2016209110A JP2018068455A (ja) | 2016-10-25 | 2016-10-25 | 前腕筋及び握力トレーニング具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016209110A JP2018068455A (ja) | 2016-10-25 | 2016-10-25 | 前腕筋及び握力トレーニング具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018068455A true JP2018068455A (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62111802
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018068455A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110075473A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-08-02 | 李若东 | 一种医用扭力锻炼仪 |
-
2016
- 2016-10-25 JP JP2016209110A patent/JP2018068455A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110075473A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-08-02 | 李若东 | 一种医用扭力锻炼仪 |
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