JP2018068098A - 感震遮断システム - Google Patents

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昌幸 加藤
Masayuki Kato
昌幸 加藤
文移 林
Buni Hayashi
文移 林
孝一 石原
Koichi Ishihara
孝一 石原
優樹 早瀬
Yuki Hayase
優樹 早瀬
靖幸 三谷
Yasuyuki Mitani
靖幸 三谷
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Abstract

【課題】 分電盤に設置した感震リレーの設定及び動作状態の把握が容易な感震遮断システムを提供する。【解決手段】 地震が発生したらその一定時間後に主幹ブレーカ1を遮断動作させる感震リレー3は、所定の震度以上の地震を感知したら即時に地震検出信号を出力させるMCU39と、震度閾値及び遅延時間を分電盤の外部から設定可能とする外部通信部38とを有する一方、感震リレー3が地震検出信号を出力したら地震検出信号に基づく情報を表示する表示ユニット4を分電盤Bの外部に備えると共に、表示ユニット4と感震リレー3との間の通信を管理する感震通信ユニット5を分電盤B内に有し、表示ユニット4により感震リレー3の震度閾値、遅延時間の設定操作が成されたら、感震通信ユニット5が中継して感震リレー3の設定が成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、地震を感知する感震リレーを備えて地震が発生したら電路を遮断する感震遮断システムに関し、特に感震リレーの動作状態を表示する表示手段を分電盤の外部に備えた感震遮断システムに関する。
地震が発生したら商用電源が接続された主幹ブレーカを遮断動作させて、住戸内の電路を商用電源から遮断して電気火災の発生を防ぐために、感震リレー(感震器)の普及が進んでいる(例えば、特許文献1参照)。
この感震リレーには、所定震度の地震を感知したら即時に遮断信号を出力するのではなく、一定時間が経過したら遮断信号を出力する遅延遮断機能を持たせることで、夜間等暗い状況でも一定時間通電を継続させてスムーズな避難を可能としたものが普及している(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−102498号公報 特開2015−177660号公報
上術した遅延遮断機能を備えた感震リレーは、遮断信号を出力する震度の設定に加えて、遮断信号を出力する遅延時間も設定する必要がある。しかしながら、これらの設定は感震リレーを操作して設定されるため、設定が面倒であった。特に、感震リレーは分電盤内に設置され、高所の暗い場所での操作となり面倒であった。また、動作状況を把握する場合も、感震リレーの表示を見て確認することになるため、面倒であった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、分電盤に設置した感震リレーの設定及び動作状態の把握が容易な感震遮断システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、商用電源に接続された主電路を遮断するための主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側に接続された分岐電路を遮断するための複数の分岐ブレーカとを備えた分電盤に、地震発生を感知する感震リレーを備え、所定の震度以上の地震が発生したら、感震リレーがその一定時間後に主幹ブレーカを遮断動作させる感震遮断システムであって、感震リレーは、所定の震度以上の地震を感知したら即時に地震検出信号を出力する震度判定部と、所定の震度及び一定時間を分電盤の外部から設定可能とする外部通信部とを有する一方、感震リレーが出力する地震検出信号を受けて、地震発生の報知動作を実施すると共に、感震リレーの動作設定が可能な表示ユニットを分電盤の外部に備えると共に、表示ユニットと感震リレーとの間の通信を管理する感震通信ユニットを有し、表示ユニットにより、感震リレーの所定の震度の設定操作、或いは主幹ブレーカを遅延遮断させる一定時間の設定操作が成されたら、感震通信ユニットが中継して表示ユニットの操作に基づいて感震リレーの設定が成されることを特徴とする。
この構成によれば、感震通信ユニットを介して表示ユニットと感震リレーが通信して、表示ユニットから感震リレーの所定の震度即ち震度閾値の設定、遅延遮断させる一定時間即ち遅延時間の設定の少なくとも一方が実施できるため、感震リレーの動作設定を外部から容易にできる。また、感震リレーが出力した地震検出信号に基づいて表示ユニットが通知動作するため、感震リレーの動作状態を外部で認識でき、利便性が良い。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、分岐ブレーカの一部が外部からの操作信号により遮断動作する外部遮断機能付ブレーカであって、感震通信ユニットは、感震リレーから地震検出信号を受けたら即時に外部遮断機能付ブレーカに操作信号を出力して遮断動作させることを特徴とする。
この構成によれば、地震が発生したら一部の分岐ブレーカは即時遮断するため、地震の発生により火災等を引き起こしやすい電気ストーブ等を即時に遮断でき、地震による火災の発生を防止できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、一部の分岐電路には、遮断機能を備えて外部から遮断信号を受けて接続負荷を電源から遮断する遮断機能付コンセントユニットが接続されており、感震通信ユニットは、感震リレーから地震検出信号を受けたら遮断機能付コンセントユニットに対して即時に遮断信号を出力することを特徴とする。
この構成によれば、地震が発生したら遮断機能付コンセントユニットは即時遮断するため、即時遮断操作が必要な電気機器のみオフさせることができ、他の電気機器も連動してオフしてしまう問題を解消できる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の構成において、遮断機能付コンセントユニットを複数備えると共に、感震通信ユニットと遮断機能付コンセントユニットとの間に、遮断信号を受けて複数の遮断機能付コンセントユニットに同時に遮断信号を出力するコンセント制御ユニットを具備して成ることを特徴とする。
この構成によれば、感震通信ユニットの構成を変更することなく複数の遮断機能付コンセントユニットを同時に遮断動作させることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構成において、主幹ブレーカの一次側が接続されている電力量計がスマートメータであると共に、分電盤にはスマートメータと無線通信して使用電力情報を入手するスマートメータ通信ユニットが組み込まれており、スマートメータ通信ユニット及び表示ユニットは、停電時も一定時間動作を継続するためのバックアップ電源を具備し、スマートメータ通信ユニットは、商用電源の停電によりスマートメータとの通信が停止した後、商用電源の停電が復旧して通信が再開されたら復電したと判断する復電判定部を有し、復電判定部が復電したと判断したら表示ユニットに復電を通知し、復電の通知を受けた表示ユニットは、商用電源が復旧した旨を表示することを特徴とする。
この構成によれば、停電が復旧して復電したら、その復電情報が表示ユニットに表示されるため、居住者は復電を把握できる。よって、主幹ブレーカが地震等で遮断状態にあっても、居住者は遮断動作した主幹ブレーカのオン操作等必要な処置を講ずることができる。
本発明によれば、感震通信ユニットを介して表示ユニットと感震リレーが通信して、表示ユニットから感震リレーの所定の震度即ち震度閾値の設定、遅延遮断させる一定時間即ち遅延時間の設定の少なくとも一方が実施できるため、感震リレーの動作設定を外部から容易にできる。また、感震リレーが出力した地震検出信号に基づいて表示ユニットが表示動作するため、感震リレーの動作状態を外部で認識でき、利便性が良い。
本発明に係る感震遮断システムの一例を示す構成図である。 感震リレーのブロック図である。 表示ユニットのブロック図である。 感震通信ユニットのブロック図である。 コンセント制御ユニットの説明図である。 スマートメータ通信ユニットのブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る感震遮断システムの一例を示す構成図であり、1は電力量計であるスマートメータ7を介して引き込まれた単相3線式電路(電圧相X,Yと中性相N)から成る商用電源が一次側に接続された主幹ブレーカ、2は主幹ブレーカ1の二次側に形成された主電路Mから分岐された個々の分岐電路を遮断するための分岐ブレーカ、3は所定の震度以上の地震を感知したら地震検出信号を出力すると共に主電路Mに擬似漏電を発生させる感震リレー、4は感震リレー3の動作状況を表示する表示ユニット、5は感震リレー3が出力した地震検出信号を受けて特定の分岐ブレーカ2を遮断操作する感震通信ユニット、6は分岐電路の先に設けられた複数の遮断機能付コンセントユニット12を遮断動作させるコンセント制御ユニット、8はスマートメータ7と通信するスマートメータ通信ユニットである。
尚、スマートメータ7は、商用電力を受電する住戸が電力供給業者と交わした契約電流値情報(契約電力情報)を記憶し、契約電流を超える過電流が引き込み線を介して住戸に通電されたら、主電路Mを遮断する機能、及び瞬時電力や消費電力量情報等の使用電力データ(使用電力情報)を外部に送信する機能を有している。
分岐ブレーカ2は分岐電路毎に設けられて複数設置され、外部信号による制御を受けないブレーカ群(第1のブレーカ2aの群)と、感震通信ユニット5が出力する操作信号によって遮断動作するブレーカ群(第2のブレーカ2bの群)との2つの群から構成されている。
そのため、第1のブレーカ2aは単純な同一構造の分岐ブレーカであるが、第2のブレーカ2bは感震通信ユニット5の操作信号を入力する外部制御端子(図示せず)を備えた外部遮断機能付ブレーカである。
感震リレー3、感震通信ユニット5、コンセント制御ユニット6、及びスマートメータ通信ユニット8は分電盤Bの内部に組み付けられ、感震リレー3、感震通信ユニット5、スマートメータ通信ユニット8は、主幹ブレーカ1の二次側に配設された主電路Mを構成する主幹バー9に、第1のブレーカ2a及び第2のブレーカ2bと共に接続されて必要な電源が供給される。一方、表示ユニット4は、居住者が見易い場所に設置され、分岐電路の先に接続されたコンセントから電源が供給される。また、コンセント制御ユニット6は接点のみの構成であるため電源は必要なく、分電盤Bの外に配置しても良い。
遮断機能付コンセントユニット12は、電路を遮断する遮断機構部を備えており、外部の遮断信号(ここでは感震通信ユニット5が出力する遮断信号)を受けてコンセント出力を遮断し、接続されている負荷への電源供給を停止する機能を備えている。
尚、遮断機能付コンセントユニット12は、何れかの分岐ブレーカ2を介した分岐電路が接続されて電源が供給されているが、分岐ブレーカ2からの分岐電路は省略し、信号を伝送する伝送線L7のみ示している。
そして、感震リレー3は、伝送線L1を介して主幹ブレーカ1の1次側(電圧相Y)に接続され、伝送線L3を介して感震通信ユニット5に接続されている。また、感震通信ユニット5は伝送線L4を介して表示ユニット4及びスマートメータ通信ユニット8に接続され、伝送線L6を介してコンセント制御ユニット6に接続されている。
図2は感震リレー3のブロック図を示している。感震リレー3は、図2に示すように加速度センサ31、地震検出信号を出力する所定の震度(震度閾値)を設定する震度設定部33、地震発生から一定時間後に擬似漏電を発生させて主幹ブレーカ1を遅延遮断動作させる一定時間(遅延時間)を設定する遅延時間設定部34、擬似漏電を発生させる擬似漏電出力部35、警報音を発報するブザー36a、発光通知するLED36b、地震検出動作のテスト/リセットを行うテスト/リセットボタン37、地震発生と判断したら地震検出信号を出力すると共に、外部からの操作で震度閾値の設定や遅延時間の設定をするための外部通信部38、加速度センサ31の出力から地震の震度を判定して各種制御信号を出力すると共に、感震リレー3を制御するMCU(Micro Controller Unit)39等を備えている。
そして、擬似漏電出力部35が伝送線L1を介して主幹ブレーカ1の一次側の主電路Mの一方の電圧相Yに接続され、外部通信部38が伝送線L3を介して感震通信ユニット5に接続されている。
尚、MCU39は、ROMやRAMなどのメモリ39a、I/O関連等の周辺機能を内蔵した集積回路であり、メモリ39aには設定された震度閾値や擬似漏電を発生させる遅延時間等が記憶される。
震度設定部33では、例えば震度5弱、5強、6等から選択されて震度閾値として設定される。また、遅延時間設定部34では、例えば1分、3分、5分等から選択されて遅延時間として設定される。この設定を受けてMCU39は、感知した地震の震度が震度閾値に満たなければ地震検出信号を出力しないが、設定された震度以上の震度と判断したら地震検出信号を出力する。また地震検出信号を出力してから設定された遅延時間が経過したら、擬似漏電出力部35から擬似漏電信号が出力される。また、地震検出信号の出力に合わせて、ブザー36aを鳴動させ、LED36bを点滅動作させる。
更にMCU39は、上記制御に加えて感震通信ユニット5を介して表示ユニット4と通信を実施し、地震検出信号を表示ユニット4へ送信するのに加えて、検出した震度情報を送信する。一方、表示ユニット4から震度閾値や遅延時間の設定を可能としている。
ここで、感震リレー3の擬似漏電出力部35が出力する擬似漏電信号について説明する。擬似漏電出力部35が主幹ブレーカ1の一次側に伝送線L1を介して接続されることで、主幹ブレーカ1の二次側電路と一次側電路との間に主幹ブレーカ1を介さないバイパス電路(擬似漏電回路)が形成される。この擬似漏電回路を感震リレー3がオンさせて通電させることで、主幹ブレーカ1は漏電発生と判断して遮断動作する。このオン操作をここでは擬似漏電信号を出力するという。
図3は表示ユニット4のブロック図を示している。表示ユニット4は図3に示すように、LCDから成るディスプレイ41、震度情報等を報音するスピーカ42、感震リレー3をリセット操作するリセットスイッチ43、震度閾値の設定や遅延時間の設定を行う操作部44、感震通信ユニット5と通信する表示ユニットIF45、電源コンセント(図示せず)に接続される電源部46、表示ユニット4を制御する表示ユニットCPU47等を備えている。
尚、電源部46はバックアップ電源46aを備えており、停電時においても一定時間(例えば、6時間)は使用可能となっている。また音声IC48を有しており、スピーカ42からは音声メッセージで震度情報等が報音される。
図4は感震通信ユニット5のブロック図を示している。感震通信ユニット5は図4に示すように、伝送線L3を介して感震リレー3と通信する第1通信IF51、伝送線L4を介して表示ユニット4及びスマートメータ通信ユニット8と通信する第2通信IF52、伝送線L5を介して特定の分岐ブレーカ(第2のブレーカ2bの群)2を遮断動作させる操作信号を出力する第1出力部53、伝送線L6を介して遮断機能付コンセントユニット12を遮断動作させる遮断信号を出力する第2出力部54、動作状態を表示するLED55、感震通信ユニット5を制御する感震通信ユニットCPU56等を備えている。
感震通信ユニットCPU56は、表示ユニット4と感震リレー3との間の通信を管理しており、感震リレー3が出力した地震検出信号を中継して表示ユニット4に送信する。また、表示ユニット4から震度閾値や遅延時間が入力されたら、感震リレー3が受信可能な信号形態に変換して感震リレー3に送信する。
そして、感震通信ユニット5から設定情報を受信した感震リレー3は、MCU39の制御で震度閾値及び遅延時間が設定される。
尚、表示ユニット4と感震通信ユニット5及びスマートメータ通信ユニット8とは、例えばRS−485のシリアルポートを使用したプロトコルで通信し、感震リレー3と感震通信ユニット5とは例えばRS−232のシリアルポートで通信が行われる。
図5はコンセント制御ユニット6の接続説明図であり、感震通信ユニット5及び個々の遮断機能付コンセントユニット12との具体的接続を示している。コンセント制御ユニット6は、1入力に対して入力信号を分岐出力する複数の出力部を有しており中継端子台としての機能を有している。そして、複数の遮断機能付コンセントユニット12が伝送線L7により接続され、感震通信ユニット5が第2出力部54から出力する遮断信号を受けて、接続された複数の遮断機能付コンセントユニット12に遮断信号を出力して遮断動作させる。具体的に、感震通信ユニット5から出力される遮断信号はb接点信号であり、コンセント制御ユニット6の各出力もこのb接点信号が出力され、各遮断機能付コンセントユニット12は、b接点信号により遮断動作する。
図6はスマートメータ通信ユニット8のブロック図を示している。図6に示すように、スマートメータ通信ユニット8は、スマートメータ7と例えばWiSUN(Wireless Smart Utility Network)に基づく無線通信を行うスマートメータ通信部81、感震通信ユニット5と伝送線L4を介して通信する通信ユニットIF82、停電時においても一定時間(例えば、6時間)動作を継続するためのバックアップ電源83、スマートメータ7との通信を制御すると共に、スマートメータ通信ユニット8を制御する通信ユニットCPU84等を備えている。
そして通信ユニットCPU84は、スマートメータ7から入手した使用電力データ等を表示ユニット4に送信する。
以上の如く構成された感震遮断システムの動作は以下の様である。最初に、感震リレー3を動作させるための初期設定が成される。この設定の際、震度閾値及び遅延時間が設定される。設定は、感震リレー3を直接操作しても良いし表示ユニット4から行っても良い。
表示ユニット4から設定される場合、感震通信ユニット5が表示ユニット4と感震リレー3の間の通信を中継し、表示ユニット4の所定の操作で設定された設定情報が感震通信ユニット5を介して感震リレー3に送信され、感震リレー3の初期設定が行われる。
その後、地震が発生したら以下の様に動作する。商用電力が通電されて、住戸内の電気機器に電力が通電されている状態で地震が発生すると、この地震が設定された震度以上(例えば震度5弱以上)であったら、感震リレー3は即時に外部通信部38から地震検出信号を出力し、ブザー36aが鳴動して、LED36bが点滅する。
この地震検出信号を受信した感震通信ユニット5では、感震通信ユニットCPU56の制御により、第1出力部53に接続されている第2のブレーカ2bの群に対して操作信号を出力して遮断動作させる。また、第2出力部54からコンセント制御ユニット6を介して遮断機能付コンセントユニット12に対して遮断信号を出力する。
この結果、地震が発生したら、第2のブレーカ2bの群、及びコンセント制御ユニット6に接続されている全ての遮断機能付コンセントユニット12が即時に遮断動作する。
更に、感震通信ユニット5は、表示ユニット4に対しても地震検出信号を送信する。この地震検出信号を受信した表示ユニット4では、表示ユニットCPU47の制御により、地震発生情報をディスプレイ41に表示する。また、例えば「地震が発生しました、間もなく電源を遮断します」のメッセージがスピーカ42から報音される。尚、このメッセージの報音を受けて、リセットスイッチ43がリセット操作されると、感震リレー3がリセットされ、その後擬似漏電出力部35から擬似漏電信号が出力されない。
そして、リセットスイッチが43が操作されること無く地震検出信号を出力してから設定された遅延時間(例えば、3分)が経過したら、擬似漏電出力部35から擬似漏電信号が出力される。即ち、擬似漏電発生の動作を開始する。この結果、主幹ブレーカ1が遮断動作して主電路Mが商用電源から遮断され、全ての分岐電路は商用電源から遮断される。
一方、スマートメータ通信ユニット8は、商用電源が通電されている間はスマートメータ7と通信を行い、スマートメータ7が計測している使用電力データを入手し、表示ユニット4に送信する。このデータを受けて、表示ユニット4では電力情報を表示するし、別途料金換算表を記憶していれば、電力料金を表示する。
また、上述したように設定された震度以上の地震が発生したら主幹ブレーカ1が遅延遮断動作するため、遮断動作を受けて分電盤Bの全ての分岐電路の通電が停止されるが、スマートメータ通信ユニット8及び表示ユニット4は、内部のバックアップ電源46a,83により動作を継続する。
そのため主幹ブレーカ1が遮断動作した状態でも、スマートメータ通信ユニット8はスマートメータ7との通信を継続しており、その後スマートメータ7からの応答がなくなり通信が途絶えたら、通信ユニットCPU84は商用電源に停電が発生したと判断する。そして、その後も引き続きスマートメータ7からの応答を待ち、スマートメータ7から応答があり通信が再開されたら、通信ユニットCPU84は商用電源が復旧した(復電した)と判断し、表示ユニット4に対して復電信号を送信する。
表示ユニット4は、この復電信号を受けて、例えばディスプレイ41に電気が復旧した旨を表示する。加えてスピーカ42から、例えば「電気が復旧しました。注意して下さい」のメッセージを報音する。
このように、地震発生を受けて主幹ブレーカ1は遅延遮断動作するため、照明等は即時に消えないよう制御でき避難する時間を確保できる。そして、感震通信ユニット5を介して表示ユニット4と感震リレー3が通信して、表示ユニット4から感震リレー3の所定の震度即ち震度閾値の設定、及び遅延遮断させる一定時間即ち遅延時間の設定が実施できるため、感震リレー3の動作設定を外部から容易にできる。また、感震リレー3が出力した地震検出信号に基づいて表示ユニット4が通知動作するため、感震リレー3の動作状態を外部で認識でき、利便性が良い。
また、地震が発生したら一部の分岐ブレーカ2である第2のブレーカ2bを即時遮断させるため、地震の発生により火災等を引き起こしやすい電気ストーブ等が接続されている分岐電路を即時に遮断できる。
更に、地震が発生したら遮断機能付コンセントユニット12は即時遮断するため、即時遮断操作が必要な電気機器のみオフさせることができ、他の電気機器も連動してオフしてしまう問題を解消できる。
加えて、コンセント制御ユニット6を設けることで、感震通信ユニット5の構成を変更することなく複数の遮断機能付コンセントユニット12を同時に遮断動作させることができる。
また、停電が復旧して復電したら、その復電情報が表示ユニット4に表示されるため、居住者は復電を把握できる。よって、主幹ブレーカ1が地震等で遮断状態にあっても、居住者は遮断動作した主幹ブレーカ1のオン操作等必要な処置を講ずることができる。
尚、上記実施形態の表示ユニット4は、感震リレー3から出力される地震検出信号を受信して、表示及び報音を行い居住者に通知しているが、感震リレー3から震度閾値以下の地震も含めて感知した震度情報も出力させて、表示ユニット4に震度閾値に拘わらず震度情報を表示させても良い。また、表示ユニット4により震度閾値と遅延時間の双方を設定可能としているが、一方のみ可能であっても良い。
1・・主幹ブレーカ、2・・分岐ブレーカ、2b・・外部遮断機能付ブレーカ、3・・感震リレー、4・・表示ユニット、5・・感震通信ユニット、6・・コンセント制御ユニット、7・・スマートメータ、8・・スマートメータ通信ユニット、12・・遮断機能付コンセントユニット、33・・震度設定部、34・・遅延時間設定部、35・・擬似漏電出力部、38・・外部通信部、39・・MCU(震度判定部)、46a・・バックアップ電源、53・・第1出力部、54・・第2出力部、83・・バックアップ電源、84・・通信ユニットCPU(復電判定部)、B・・分電盤。

Claims (5)

  1. 商用電源に接続された主電路を遮断するための主幹ブレーカと、前記主幹ブレーカの二次側に接続された分岐電路を遮断するための複数の分岐ブレーカとを備えた分電盤に、地震発生を感知する感震リレーを備え、所定の震度以上の地震が発生したら、前記感震リレーがその一定時間後に前記主幹ブレーカを遮断動作させる感震遮断システムであって、
    前記感震リレーは、前記所定の震度以上の地震を感知したら即時に地震検出信号を出力する震度判定部と、前記所定の震度及び前記一定時間を前記分電盤の外部から設定可能とする外部通信部とを有する一方、
    前記感震リレーが出力する前記地震検出信号を受けて、地震発生の報知動作を実施すると共に、前記感震リレーの動作設定が可能な表示ユニットを前記分電盤の外部に備えると共に、前記表示ユニットと前記感震リレーとの間の通信を管理する感震通信ユニットを有し、
    前記表示ユニットにより、前記感震リレーの前記所定の震度の設定操作、或いは前記主幹ブレーカを遅延遮断させる前記一定時間の設定操作が成されたら、前記感震通信ユニットが中継して前記表示ユニットの操作に基づいて前記感震リレーの設定が成されることを特徴とする感震遮断システム。
  2. 前記分岐ブレーカの一部が前記外部からの操作信号により遮断動作する外部遮断機能付ブレーカであって、
    前記感震通信ユニットは、前記感震リレーから前記地震検出信号を受けたら即時に前記外部遮断機能付ブレーカに前記操作信号を出力して遮断動作させることを特徴とする請求項1記載の感震遮断システム。
  3. 一部の前記分岐電路には、遮断機能を備えて外部から遮断信号を受けて接続負荷を電源から遮断する遮断機能付コンセントユニットが接続されており、
    前記感震通信ユニットは、前記感震リレーから前記地震検出信号を受けたら前記遮断機能付コンセントユニットに対して即時に前記遮断信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の感震遮断システム。
  4. 前記遮断機能付コンセントユニットを複数備えると共に、前記感震通信ユニットと前記遮断機能付コンセントユニットとの間に、前記遮断信号を受けて複数の前記遮断機能付コンセントユニットに同時に遮断信号を出力するコンセント制御ユニットを具備して成ることを特徴とする請求項3記載の感震遮断システム。
  5. 前記主幹ブレーカの一次側が接続されている電力量計がスマートメータであると共に、前記分電盤には前記スマートメータと無線通信して使用電力情報を入手するスマートメータ通信ユニットが組み込まれており、
    前記スマートメータ通信ユニット及び前記表示ユニットは、停電時も一定時間動作を継続するためのバックアップ電源を具備し、
    前記スマートメータ通信ユニットは、商用電源の停電により前記スマートメータとの通信が停止した後、商用電源の停電が復旧して通信が再開されたら復電したと判断する復電判定部を有し、
    前記復電判定部が復電したと判断したら前記表示ユニットに復電を通知し、
    復電の通知を受けた前記表示ユニットは、商用電源が復旧した旨を表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の感震遮断システム。
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