JP6742226B2 - 感震遮断システム - Google Patents

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Description

本発明は、感震機能を備えて所定震度以上の地震が発生したら少なくとも一部の電路を遮断する感震遮断システムに関する。
通電火災の発生を防ぐために、感震器(感震リレー)を分電盤に設けて一定震度以上の地震が発生したら主幹ブレーカを遮断動作させる分電盤の普及が進んでいる。例えば、特許文献1では、分電盤内に地震の発生を受けて一定時間後に擬似漏電を発生させて主幹ブレーカを遮断させる、即ち遅延遮断を実施する漏電出力部を備えた感震リレーを設置して、一定時間後に全ての分岐電路を遮断させた。
一方で、壁面に設けられているコンセントユニットにコンセント出力を遮断する機能を備えたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−173522号公報 特開2006−351207号公報
感震リレーを備えた上記分電盤では、遅延して擬似漏電を発生させる漏電出力部に加えて、地震の発生を感知したら即時に信号を出力する信号出力部を備えており、この信号出力部からの信号により特定の分岐ブレーカのみ即時に遮断することが可能であった。
しかしながら、地震が発生したら即時に遮断したい電気機器が接続された分岐ブレーカをこの特定の分岐ブレーカとしても、分岐電路の先には特定の電気機器以外にも電気機器が接続されており、それらも電源が遮断されることになった。
そのため、分岐ブレーカに頼らず上記特許文献2に開示されているような遮断機能付コンセントユニットを使用することで、特定の電気機器のみ電源を遮断することが可能であるため、分電盤内への感震リレーの設置に加えて、分岐電路の先に引き続きこの遮断機能付コンセントユニットの設置が検討されている。
この場合、分電盤(感震リレー)から遮断機能付コンセントユニットに制御線が配設されるが、地震等でこの制御線に断線が発生したら、せっかくコンセントユニットに遮断機能を設けても機能しなくなることが考えられ、この対策が必要であった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、遮断機能付コンセントユニットを制御する制御線に断線が発生したら、それを認識可能な感震遮断システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、商用電源に接続された主電路を遮断するための主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側から分岐された分岐電路を遮断するための複数の分岐ブレーカと、地震発生を感知する感震リレーとを備えて、感震リレーが所定の震度以上の地震を感知したら、その後主幹ブレーカを遅延遮断させる感震遮断システムであって、感震リレーは、遅延遮断を実施する遅延遮断出力部に加えて、所定の震度以上の地震を検知したら即時に地震検出信号を出力する地震検出信号出力部を有する一方、一部の分岐電路には、コンセントを電源から遮断する遮断機構と、外部から遮断信号を受ける信号入力端子と、遮断信号を受けて遮断機構を遮断動作させる遮断制御部と、を備えた遮断機能付コンセントユニットが接続されると共に、地震検出信号を受けて遮断信号を制御線を介して遮断機能付コンセントユニットに出力する遮断操作手段を備えて成り、遮断制御部は、自身に接続された制御線の断線を検知し、断線が発生したら遮断機構を遮断動作させることを特徴とする。
この構成によれば、遮断機能付コンセントユニットは制御線が断線したら遮断動作する。よって、制御線の断線発生を認識可能であり、遮断動作すべき時に制御信号を受信出来ずに遮断動作しない事態の発生を防ぐことができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、遮断操作手段は複数の遮断機能付コンセントユニットに対してそれぞれ制御線を介して遮断信号を出力可能であって、遮断機能付コンセントユニットを複数具備し、遮断操作手段は、制御線のいずれかに断線が発生したらそれを検知し、断線発生を受けて断線していない他の遮断機能付コンセントユニットに対して遮断信号を出力して遮断操作することを特徴とする。
この構成によれば、何れかの遮断機能付コンセントユニットへの制御線が断線したら、他の遮断機能付コンセントユニットが一斉に遮断動作するため、制御線の断線発生を認識し易い。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、遮断機能付コンセントユニットは、コンセントのトラッキング現象を検出するトラッキング検出部を有し、遮断制御部は、トラッキング現象が検出されたら遮断機構を遮断動作させることを特徴とする。
この構成によれば、遮断機能付コンセントユニットは、地震発生に加えてトラッキングが発生した場合も遮断動作するため、通電火災の発生を確実に防止できる。
本発明によれば、遮断機能付コンセントユニットは制御線が断線したら遮断動作するため、制御線の断線発生を認識可能であり、遮断動作すべき時に遮断信号を受信できずに遮断動作しない事態の発生を防ぐことができる。
本発明に係る感震遮断システムの一例を示すシステム構成図である。 感震リレーのブロック図である。 通信計測ユニットのブロック図である。 感震通信ユニットのブロック図である。 コンセント制御ユニットの回路図である。 コンセント制御ユニットの接続説明図である。 遮断機能付コンセントユニットのブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る感震遮断システムの一例を示す構成図であり、1は住戸内に引き込まれた単相3線式電路(電圧相X,Yと中性相N)で構成される商用電源が一次側に接続された主幹ブレーカ、2は主幹ブレーカ1の二次側に形成された主電路Mから分岐された個々の分岐電路を遮断するための分岐ブレーカ、3は所定の震度以上の地震を感知したら地震検出信号を出力すると共に主電路Mに擬似漏電を発生させる感震リレー、4は住戸内の使用電力情報を外部のHEMS機器11に送信する通信計測ユニット、5は感震リレー3から出力された地震検出信号を受けて特定の分岐ブレーカ2を遮断操作すると共に外部に遮断信号を出力する感震通信ユニット、6は分岐電路の先に設けられた複数の遮断機能付コンセントユニット12を遮断動作させるコンセント制御ユニットである。
分岐ブレーカ2は分岐電路毎に設置され、外部信号による制御を受けないブレーカ群(第1のブレーカ2aの群)と、感震通信ユニット5の制御によって遮断動作するブレーカ群(第2のブレーカ2bの群)との2つの群から構成されている。
そのため、第1のブレーカ2aは従来よりある単純な構造の分岐ブレーカであるが、第2のブレーカ2bは感震通信ユニット5の制御信号を入力する外部制御端子(図示せず)を備えた外部遮断機能付ブレーカである。
感震リレー3、通信計測ユニット4、感震通信ユニット5、コンセント制御ユニット6は分電盤Bの内部に組み付けられている。尚、感震リレー3、通信計測ユニット4、感震通信ユニット5は、主幹ブレーカ1の二次側に配設された主電路Mを構成する主幹バー9に、第1のブレーカ2a及び第2のブレーカ2bと共に連結されて電源が供給される。一方、コンセント制御ユニット6は後述するように配線と端子のみで構成されており、電源を必要としないため、分電盤Bの内外いずれに設置しても良い。
そして、感震リレー3は、伝送線L1を介して主幹ブレーカ1の1次側の一方の電圧相Yに接続され、伝送線L3を介して感震通信ユニット5に接続されている。また、感震通信ユニット5は伝送線L4を介して通信計測ユニット4に接続され、伝送線L6を介してコンセント制御ユニット6に接続されている。
図2は感震リレー3のブロック図を示している。感震リレー3は、図2に示すように揺れを検知してその大きさに応じた信号を出力する加速度センサ31、地震発生と判定する震度を設定する震度設定部33、地震発生から一定時間後に擬似漏電を発生させて主幹ブレーカ1を遅延遮断動作させる時間を設定する遮断時間設定部34、擬似漏電を発生させる擬似漏電出力部35、警報音を発報するブザー36a、発光通知するLED36b、地震検出動作のテスト/リセットを行うテスト/リセットボタン37、地震発生と判断したら地震検出信号を出力する外部通信部38、加速度センサ31の出力から地震の震度を判定して、設定された震度以上であると判断したら地震発生と判断して各種制御信号を出力すると共に、感震リレー3全体を制御するMCU(Micro Controller Unit)39等を備えている。
尚、MCU39は、ROMやRAMなどのメモリ39a、I/O関連等の周辺機能を内蔵した集積回路であり、メモリ39aには設定された震度の閾値や擬似漏電を発生させる遅延遮断の時間等が記憶される。
そして、擬似漏電出力部35が伝送線L1により主幹ブレーカ1の一次側の主電路Mの一方の電圧相Yに接続されている。更に外部通信部38が伝送線L3を介して感震通信ユニット5に接続されている。この外部通信部38は、外部への信号出力に加えて、外部から所定の信号を受信したらMCU39に送信するインターフェース回路を備えている。
感震リレー3は、震度設定部33により地震検出信号を出力する震度(所定の震度)が設定され、例えば震度5弱、6等が設定される。遮断時間設定部34では、擬似漏電を発生させて遅延遮断させる時間が設定される。例えば、MCU39が地震発生と判断したら即時に外部通信部38から地震検出信号を出力するが、擬似漏電出力部35からは、例えば地震検出信号を出力してから一定の時間(例えば、3分)が経過した後に、主電路Mに擬似漏電を発生させる擬似漏電信号が出力される。そして、地震検出信号が出力されたら、ブザー36aが鳴動し、LED36bが点滅動作する。
MCU39は、感震リレー3全体の制御に加えて、感震通信ユニット5及び通信計測ユニット4を介して外部のHEMS機器11と通信を実施し、外部からの設定操作を可能としている。例えば、地震検出信号の送信に加えて検出した震度情報をHEMS機器11に送信する一方で、HEMS機器11から地震検出信号を出力する閾値となる震度設定が成されたら、外部通信部38を介して受信し、遅延遮断する時間の設定を可能としている。
ここで、感震リレー3の擬似漏電出力部35が出力する擬似漏電信号について説明する。擬似漏電出力部35が主幹ブレーカ1の一次側に伝送線L1を介して接続されることで、主幹ブレーカ1の二次側電路と一次側電路との間に主幹ブレーカ1を介さない電路(擬似漏電回路)が形成され、この擬似漏電回路を感震リレー3がオンさせて通電させることで、主幹ブレーカ1は漏電発生と判断して遮断動作する。ここでは、このオン操作を擬似漏電信号を出力するとしている。
図3は通信計測ユニット4のブロック図を示している。通信計測ユニット4は図3に示すように、主幹ブレーカ1に流れる電流を検出する主幹電流センサ13及び個々の分岐ブレーカ2に設置されて個々の分岐電流を検出する分岐電流センサ14の電流情報が入力される電流情報入力部41、感震通信ユニット5が接続される内部通信IF42、HEMS機器11と例えばLAN接続されて通信する外部通信IF43、通信計測ユニット4全体を制御する通信計測ユニットCPU44等を備えている。
尚、21は図示しない太陽光発電等の分散発電機器に対してその発電電力を計測してデータを出力する拡張計測ユニット、22は水道/ガスの使用量を算出するパルス計測ユニットであり、これらの計測ユニットも内部通信IF42に接続されて、通信計測ユニットCPU44により受信した発電電力情報や水道/ガスの使用量データがHEMS機器11に送信される。
このように通信計測ユニット4は、接続された外部のHEMS機器11に対して、使用電力情報や発電電力情報、水道/ガスの使用量情報を送信する。そして、通信計測ユニットCPU44はHEMS機器11と感震リレー3との間の通信を管理し、感震通信ユニット5を介して受信した感震リレー3が出力した地震検出信号や震度情報等の感震情報をHEMS機器11に送信する一方で、HEMS機器11から感震リレー3の地震発生を判定する所定の震度の設定、或いは遅延動作時間の設定等の設定信号を受信したら感震通信ユニット5を介して感震リレー3に送信する。
図4は感震通信ユニット5のブロック図を示している。感震通信ユニット5は図4に示すように、感震リレー3と伝送線L3を介して通信する第1通信IF51、通信計測ユニット4と伝送線L4を介して通信する第2通信IF52、地震検出信号を受けて特定の分岐ブレーカ(第2のブレーカ2bの群)2を即時遮断するための第1出力部53、遮断機能付コンセントユニット12(以下、単に「コンセントユニット」と称する)を遮断するための遮断信号を出力する第2出力部54、状態を表示するLED55、感震通信ユニット5を制御する感震通信ユニットCPU56等を備えている。
第1出力部53は伝送線L5を介して第2のブレーカ2bに接続され、第2出力部54は伝送線L6を介してコンセント制御ユニット6に接続されている。コンセント制御ユニット6を介して複数のコンセントユニット12が接続され、これらの遮断動作が制御される。
尚、感震通信ユニット5から第2のブレーカ2bに対して出力される制御信号はa接点信号であり、第2のブレーカ2bはa接点信号を受けて遮断動作する。また、第2のブレーカ2bは、他の第2のブレーカ2b制御信号を中継するための外部出力端子(図示せず)を有して、感震通信ユニット5の制御により第2のブレーカ2bの群の遮断制御を可能としている。
そして、感震通信ユニットCPU56は、HEMS機器11と感震リレー3との間の通信を管理し、通信計測ユニット4を介してHEMS機器11から受信した感震リレー3の所定の震度設定等の設定信号を感震リレー3に送信する。尚、このとき感震リレー3が認識可能な信号に変換されて送信される。
図5はコンセント制御ユニット6の回路図、図6はコンセント制御ユニット6の接続説明図を示している。図5に示すように、コンセント制御ユニット6は、感震通信ユニット5の第2出力部54に伝送線L6を介して接続される制御入力端子61、制御線である伝送線L7が接続されてコンセントユニット12を制御する複数の制御出力端子62を有している。各端子は「+」端子と「−」端子を有し、各制御出力端子は直列に接続され、制御入力端子に対して並列に接続されている。
そして図6に示すように、感震通信ユニット5の第2出力部54からはb接点信号が出力され、この信号即ちb接点信号が各制御出力端子62から出力される。
図7はコンセントユニット12のブロック図を示している。図7に示すように、コンセントユニット12は、負荷の電源線に設けられたプラグ(図示せず)が接続されるコンセント121に至る分岐電路を遮断する遮断機構122を備え、外部の操作(ここでは感震通信ユニット5の操作)でコンセント121の出力を遮断する機能を備えている。
更に、遮断機構122を遮断動作(トリップ)させる電源トリップ回路123、コンセント121でのトラッキング現象を検出するトラッキング検出部124、トリップ動作信号を外部から入力する信号入力端子125、テスト動作させるテストスイッチ127、動作状態を初期状態へ戻す停止スイッチ128、コンセントユニット12を制御するコンセントユニットCPU129、電源回路130等を備えている。
そして、信号入力端子125はb接点入力部として構成され、コンセント制御ユニット6が出力する遮断信号としてのb接点信号を受けて、コンセントユニットCPU129は遮断制御を実施する。詳しくは、信号入力端子125から信号が入力されたら、コンセントユニットCPU129は電源トリップ回路123を起動して遮断機構122をトリップ動作させコンセント121の出力を遮断させる。
また、コンセントユニットCPU129は、トラッキング検出部124がトラッキング現象を検出したら同様に遮断機構122をトリップ動作させる。
以上の如く構成された感震遮断システムは、地震の発生を受けて以下の様に動作する。住戸内の電気機器に商用電力が通電されている状態で地震が発生したら、加速度センサ31がそれを検知して、MCU39により震度が判定される。この判定した震度が閾値として予め震度設定部33等で設定された震度以上(例えば震度5弱以上)の地震である場合は、MCU39により以下の制御が実施される。
まず、即時に外部通信部38から地震検出信号が出力され、ブザー36aが鳴動して、LED36bが点滅する。そして、出力された地震検出信号は、感震通信ユニット5に伝送される。
その後、予め遮断時間設定部34等で設定されている一定の時間(遅延遮断時間)が経過したら、擬似漏電出力部35から擬似漏電が出力される。即ち、擬似漏電発生の動作を開始する。この結果、主幹ブレーカ1が遮断動作して主電路Mが商用電源から遮断され、全ての分岐電路は遮断される。
一方、地震検出信号を受信した感震通信ユニット5では、感震通信ユニットCPU56の制御により、第1出力部53に接続されている第2のブレーカ2bの群に対して地震検出信号を出力して遮断動作する。また、第2出力部54からコンセント制御ユニット6を介して、コンセントユニット12に対して遮断信号が出力される。この結果、主幹ブレーカ1が遮断動作する前に、第2のブレーカ2bの群及びコンセント制御ユニット6に接続されている全てのコンセントユニット12が遮断動作する。
更に、感震通信ユニット5は、通信計測ユニット4に対して地震発生情報を送信する。この地震発生情報を受信した通信計測ユニット4は、その情報をHEMS機器11に対して送信する。
このように、感震リレー3が地震を感知して地震検出信号を出力したら、感震通信ユニット5が分岐ブレーカ2を遮断動作させる地震検出信号を出力するため、遅延遮断に加えて即時遮断も実施でき、地震の発生により火災等を引き起こしやすい電気ストーブ等を即時に遮断できる。また、HEMS機器11により地震発生と判断する震度及び遅延遮断させる時間の設定ができるため、簡易な操作で感震リレーの設定ができる。
次に、伝送線L7に断線が発生した場合の動作を説明する。図5に示すように、各制御出力端子62は直列に接続されていることで、感震通信ユニット5から遮断信号(b接点信号)が出力されない待受状態では、所定の電圧が制御入力端子61に印加されている。この状態で、何れかの伝送線L7が断線すると、その伝送線L7が接続されているコンセントユニット12の信号入力端子125に印加されている電圧が無くなり0ボルトになる。これは、即ち遮断信号を受けた場合に相当するため、遮断動作する。
同時に、この1箇所の断線を受けて、直列接続されている全ての制御出力端子62の出力電圧が0ボルトになるため、他の全てのコンセントユニット12は遮断信号を受けた場合と同様に遮断動作する。
尚、伝送線L7に限らず、伝送線L6が断線した場合も同様に制御出力端子62が0ボルトになるため、全てのコンセントユニット12は遮断動作する。
このように、コンセントユニット12は伝送線L7が断線したら遮断動作する。よって、伝送線L7の断線発生を認識可能であり、遮断動作すべき時に制御信号を受信出来ずに遮断動作しない事態の発生を防ぐことができる。
また、何れかのコンセントユニット12への伝送線L7が断線したら、他の遮断機能付コンセントユニット12が一斉に遮断動作するため、伝送線L7の断線発生を認識し易い。
更に、コンセントユニット12は、地震発生に加えてトラッキングが発生した場合も遮断動作するため、通電火災の発生を確実に防止できる。
尚、上記実施形態では、コンセントユニット12は、感震リレー3が出力した地震検出信号を感震通信ユニット5及びコンセント制御ユニット6を介して受信して遮断動作するが、コンセントユニット12の信号入力端子125同士を直列に接続しても良く、その場合はコンセント制御ユニット6を使用せず、直列接続した両端を感震通信ユニット5に直接接続しても良い。
1・・主幹ブレーカ、2・・分岐ブレーカ、3・・感震リレー、5・・感震通信ユニット(遮断操作手段)、6・・コンセント制御ユニット(遮断操作手段)、12・・遮断機能付コンセントユニット、35・・擬似漏電出力部(遅延遮断出力部)38・・外部通信部(地震検出信号出力部)、61・・制御入力端子、62・・制御出力端子、121・・コンセント、122・・遮断機構、123・・電源トリップ回路、124・・トラッキング検出部、125・・信号入力端子、129・・コンセントユニットCPU(遮断制御部)、B・・分電盤、M・・主電路、L7・・伝送線(制御線)。

Claims (3)

  1. 商用電源に接続された主電路を遮断するための主幹ブレーカと、前記主幹ブレーカの二次側から分岐された分岐電路を遮断するための複数の分岐ブレーカと、地震発生を感知する感震リレーとを備えて、前記感震リレーが所定の震度以上の地震を感知したら、その後前記主幹ブレーカを遅延遮断させる感震遮断システムであって、
    前記感震リレーは、前記遅延遮断を実施する遅延遮断出力部に加えて、所定の震度以上の地震を検知したら即時に地震検出信号を出力する地震検出信号出力部を有する一方、
    一部の前記分岐電路には、コンセントを電源から遮断する遮断機構と、外部から遮断信号を受ける信号入力端子と、前記遮断信号を受けて前記遮断機構を遮断動作させる遮断制御部と、を備えた遮断機能付コンセントユニットが接続されると共に、
    前記地震検出信号を受けて前記遮断信号を制御線を介して前記遮断機能付コンセントユニットに出力する遮断操作手段を備えて成り、
    前記遮断制御部は、自身に接続された前記制御線の断線を検知し、断線が発生したら前記遮断機構を遮断動作させることを特徴とする感震遮断システム。
  2. 前記遮断操作手段は複数の前記遮断機能付コンセントユニットに対してそれぞれ前記制御線を介して前記遮断信号を出力可能であって、前記遮断機能付コンセントユニットを複数具備し、
    前記遮断操作手段は、前記制御線のいずれかに断線が発生したらそれを検知し、断線発生を受けて断線していない他の遮断機能付コンセントユニットに対して遮断信号を出力して遮断操作することを特徴とする請求項1記載の感震遮断システム。
  3. 前記遮断機能付コンセントユニットは、前記コンセントのトラッキング現象を検出するトラッキング検出部を有し、
    前記遮断制御部は、前記トラッキング現象が検出されたら前記遮断機構を遮断動作させることを特徴とする請求項1又は2記載の感震遮断システム。
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