JP7101538B2 - 感震通知装置 - Google Patents
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Description
感震リレーは、このように分電盤内或いはその近傍に設置されるため、感震震度の設定等する場合は分電盤内或いはその近傍の操作となり操作し辛かった。そこで、操作部を独立させてリビング等で操作可能としたシステムがある。例えば特許文献2では、感震リレーに無線通信する制御ユニットを接続する一方で、リビング等操作し易い場所に通知ユニットを設置し、制御ユニットと通知ユニットとの間で通信することで、感震リレーの感震震度等の設定を可能とした。
また、操作し易い場所に設置すると、子供が誤って操作してしまう場合も発生し、操作性と誤操作防止の兼ね合いが難しかった。
この構成によれば、操作部は蓋板で覆われており、露出していないため誤操作し難いし、外観上もすっきりでき好ましい。それでいて、リセットボタンは蓋板の上から操作できるため、操作性が良い。
また、ハウジングはスイッチボックスに収容できるため、壁面に設置しても壁面からの突出を壁面コンセントのように僅かにできるし、スイッチボックスに収容することで信号線は電源線と同様に壁面内に配設でき、美観上も好ましくリビング等の人目につく場所でも違和感無く設置できる。
また、通知部の発光状態が途中から変化するため、停電制御が近づいたことを把握でき、居住者は対処し易い。
この構成によれば、リセットボタンの位置が表示されるため、操作する部位が分かりやすく、慌てることなく操作できる。
この構成によれば、蓋板はハウジングに蝶着されているため容易に開けることができ、開ければ震度設定等を行うことができ、利便性が良い。
この構成によれば、蓋板をスイッチボックスを覆う前面カバーで兼用させることで、部材を削減できるし、美観上も好ましい。
この構成によれば、遮断動作の確認ができるため、安心できる。
また、ハウジングはスイッチボックスに収容できるため、壁面に設置しても壁面からの突出を壁面コンセントのように僅かにできるし、スイッチボックスに収容することで信号線は電源線と同様に壁面内に配設でき、美観上も好ましくリビング等の人目につく場所でも違和感無く設置できる。
感震通知装置10は、ハウジング1と前面板2とで本体を形成し、前面板2に蓋板3が取り付けられて構成されている。
尚、7はスイッチボックス5の中にハウジング1を固定するためのハウジング固定枠、8は前面カバー6をスイッチボックス5に固定するための前面板固定枠である。
このような動作を経て、設定された遅延時間が経過すると遮断信号が出力されて、分電盤4の主幹ブレーカ等が遮断動作し、電路が遮断されて停電となる。但し、感震動作を開始して遅延時間が経過する前にリセットボタン24が操作されると、感震動作は停止して遮断信号が出力されない。
図7に示すように、リセットボタン24は蓋板3の裏面に近接して配置され、合成樹脂で形成された蓋板3のリセットボタン24の前方となるエリアPを押圧して撓ませることでリセット操作が可能となっている。また露出窓25は、蓋板3のシールSが貼着されたエリアMにLED14aの光が照射されるよう形成されている。
また、ハウジング1はスイッチボックス5に収容できるため、壁面に設置しても壁面から突出しないよう構成できるし、スイッチボックス5に収容することで信号線は電源線と同様に壁面内に配設でき、美観上も好ましくリビング等の人目につく場所でも違和感無く設置できる。
更に、蓋板3がLED14aを覆っていても、蓋板3がLED14aの光を透過させて前方からLED14aの発光を認識できるため、蓋板3を介して感震動作を開始したことを認識でき、居住者は対処し易い。加えて、LED14aの発光によりリセットボタン24の位置を認識できるため、操作する部位が分かりやすく、慌てることなく操作できる。
また、LED14aの発光状態が途中から変化するため、停電制御が近づいたことを把握でき、居住者は対処し易いし、蓋板3はハウジング1に蝶着されているため容易に開けることができ、開ければ震度設定やテスト操作等を行うことができ、利便性が良いし安心できる。
この場合、操作部12の操作は、前面カバー6aを取り外して実施されるが、感震通知装置10を設置した際の初期設定で操作される以外は殆ど操作されないため、使用する居住者にとっては図1に示す開閉可能な蓋板3が無くとも支障がない。
そして、この表示エリアEの背部に、感震動作を受けて発光するLED14aが配置されている。
この表示により、居住者はまもなく停電することを認識できるし、この表示に隣接した部位にリセットボタン24が配置されているため、停電制御されなくても良いと居住者が判断した場合に容易にリセット操作でき、居住者にとって利便性が良い。
このように、感震動作を開始すると、「まもなく停電します」等の文字情報が蓋板3に浮かび上がってくるため、居住者は停電操作されることを認識でき、躊躇無く必要な行動を取ることができる。
Claims (5)
- 加速度センサ、震度判定回路、及び信号出力部を有して、所定震度以上の地震が発生したら、一定時間後に電路を遮断するための遮断信号を前記信号出力部から出力する感震動作を開始する感震通知装置であって、
スイッチボックスに収容可能なハウジングに、前記加速度センサ及び震度判定回路が組み込まれると共に、
前記ハウジングの前面に、前記感震動作を開始する震度を設定する震度設定部、前記一定時間を設定する遅延時間設定部、前記遮断信号の出力を中止するためのリセットボタンを備えた操作部、そして前記感震動作を開始したことを発光通知する通知部が配置されて成り、
更に前記操作部及び前記通知部を配置したハウジング前面を覆う蓋板を備えて、当該蓋板を介して前記操作部のうち前記リセットボタンの操作が可能であると共に、前記蓋板は前記通知部の発光を前方から認識可能とする透光部を有し、
前記透光部は、背部に前記通知部の光の透過により浮かび上がる文字情報或いは画像が配置されると共に、前記通知部の発光を制御する発光制御部を有し、
前記発光制御部は、前記感震動作を開始したら前記通知部を発光させ、その後遮断信号を出力する一定時間前になったら前記通知部の発光状態を変更することを特徴とする感震通知装置。 - 前記文字情報或いは画像が、前記リセットボタンの位置を示すことを特徴とする請求項1記載の感震通知装置。
- 前記蓋板は、前記ハウジングに蝶着されて開閉可能に取り付けられ、
前記蓋板を開操作することで、前記震度設定部、前記遅延時間設定部、及び前記リセットボタンが露出して直接操作が可能となることを特徴とする請求項1又は2記載の感震通知装置。 - 前記蓋板が、スイッチボックスに収容された前記ハウジングに対して、ハウジング前面に加えて前記スイッチボックス全体を覆う前面カバーであり、
前記前面カバーの所定部位を押圧することで、前記リセットボタンの操作が可能であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の感震通知装置。 - 前記操作部は、遮断動作をテストするテストボタンを含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の感震通知装置。
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