JP2018068087A - 回転電機及び回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機及び回転電機の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で永久磁石及びコイルを効率よく冷却可能な回転電機及び回転電機の製造方法を提供する。【解決手段】回転電機10は、ロータコア21と、ロータコア21に配置される複数の永久磁石22と、ロータコア21の端面に内側面23aが接触するように配置される端面板23と、を有するロータ20と、ステータコア31と、ステータコア31に配置されるコイル32と、を有し、ロータ20の外周側にロータ20と対向するように配置されるステータ30と、ロータ20及びステータ30を収容し、内部に液体を貯留する貯留部51を有するケース50と、を備える。ロータ20の下部は、貯留部51に浸漬しており、端面板23には、外側面23bに径方向に延びる液体ガイド部60が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機及び回転電機の製造方法に関する。
近年、駆動源として回転電機が用いられるハイブリッド車両やEV車両において、回転電機の性能に大きな影響を及ぼす永久磁石の温度上昇及びコイルの温度上昇が問題となっており、効率的に冷却することが課題となっている。
特許文献1に記載の駆動装置では、ギヤによってかき上げられた冷媒を受け入れるキャッチタンクからの冷媒を端面板の内側に形成された冷媒通路を介して永久磁石及びコイルに供給することが記載されている。また、端面板の内側に形成された冷媒通路に冷媒を供給するに当たり、端面板を支持するロータシャフトの鍔部に切欠部を形成し、この切欠部から端面板の供給口に冷媒を供給することが記載されている。
また、特許文献2に記載の回転電機では、端面板の外側に冷媒吐出装置を配置し、オイルポンプの吐出圧力によりロータシャフト内の冷媒流路を通る冷媒を、端面板の冷媒吐出孔を介して冷媒吐出装置に供給し、冷媒吐出装置からコイルに供給することが記載されている。
特許第5369634号公報 特許第5751105号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、ギヤによって冷媒を掻き上げるためキャッチタンクが必要でありハウジング形状が複雑になるとともに、ロータシャフトの形状が複雑になる。
また、特許文献2に記載の構成では、永久磁石を十分に冷却することができず、また、軸心給油のためロータシャフトの形状が複雑になるとともにオイルポンプ及び冷媒吐出装置が別途必要であった。
本発明の目的は、簡易な構成で永久磁石及びコイルを効率よく冷却可能な回転電機及び回転電機の製造方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
ロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア21)と、該ロータコアに配置される複数の永久磁石(例えば、後述の実施形態の永久磁石22)と、該ロータコアの端面に内側面(例えば、後述の実施形態の内側面23a)が接触するように配置される少なくとも1つの端面板(例えば、後述の実施形態の端面板23)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態のロータ20)と、
ステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア31)と、該ステータコアに配置されるコイル(例えば、後述の実施形態のコイル32)と、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータ(例えば、後述の実施形態のステータ30)と、
前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部(例えば、後述の実施形態の貯留部51)を有するケース(例えば、後述の実施形態のケース50)と、を備え、
前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機10)であって、
前記端面板には、外側面(例えば、後述の実施形態の外側面23b)に径方向に延びる液体ガイド部(例えば、後述の実施形態の液体ガイド部60)が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記液体ガイド部は、前記外側面から軸方向に突出する突起部(例えば、後述の実施形態の突起部23c)であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、
前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面から突出するコイルエンド部(例えば、後述の実施形態のコイルエンド部32a)を有し、
前記液体ガイド部と前記コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップすることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
前記液体ガイド部は、周方向において等間隔に複数設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、
前記端面板には、前記ロータコアと一体に回転するロータシャフト(例えば、後述の実施形態のロータシャフト40)が貫通するシャフト孔(例えば、後述の実施形態のシャフト挿入孔23e)と、該シャフト孔の外側に貫通孔(例えば、後述の実施形態の貫通孔23f)が設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の発明において、
前記貫通孔は、周方向に隣り合う前記永久磁石間を径方向に延びるように配置され、
前記貫通孔の外径側端部は、前記永久磁石よりも径方向外側に位置していることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明では、請求項5又は6に記載の発明において、
前記ロータコアは、前記永久磁石を収容する永久磁石収容部(例えば、後述の実施形態の磁石収容孔21b)と、該永久磁石収容部の内周側に肉抜き部(例えば、後述の実施形態の肉抜き孔21c)を有し、
前記貫通孔は、前記肉抜き部と連通することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明では、請求項5〜7のいずれか1項に記載の発明において、
前記貫通孔は、前記液体ガイド部に沿って該液体ガイド部と隣接するように配置されていることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明では、
請求項8に記載の回転電機を製造する回転電機の製造方法であって、
前記端面板に前記貫通孔を打ち抜き形成するとともに、前記外側面に凸となるように折り曲げ形成することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ロータの一部が貯留部に浸漬しているので、ロータコアに配置された永久磁石が貯留部に貯留した液体によって冷却される。また、ロータの回転によって貯留部に貯留した液体が端面板の液体ガイド部に案内され、遠心力により飛散することでロータの外周側に位置するコイルが冷却される。これにより、オイルポンプ等の駆動力を用いずとも永久磁石とコイルの両方を冷却できる。
さらに、ロータの低速回転時は貯留部の液面が高いため永久磁石を積極的に冷却でき、ロータの高速回転時は貯留部の液面が下がるとともに飛散する液体が増えるため、コイルを積極的に冷却できる。
請求項2に記載の発明によれば、液体ガイド部が外側面から軸方向に突出する突起部なので、突起部に沿って液体をスムーズに案内できる。
請求項3に記載の発明によれば、液体ガイド部とコイルエンド部が軸方向にオーバーラップするので、端面板から飛散した液体をコイルエンド部に供給できる。
請求項4に記載の発明によれば、液体ガイド部が周方向において等間隔に複数設けられていることで、ロータの回転中は継続的に液体をコイルに供給することができる。
請求項5に記載の発明によれば、端面板にはシャフト孔の外側に貫通孔が設けられているので、貫通孔を通る液体によりロータコアを介して永久磁石を冷却できる。
請求項6に記載の発明によれば、貫通孔の外径側端部は永久磁石よりも径方向外側に位置しているので、発熱体である永久磁石の近傍を冷却でき、永久磁石の冷却効率が高まる。また、貫通孔は周方向に隣り合う永久磁石間を径方向に延びるように配置されるので、永久磁石の抜け止めという端面板の本来の機能を阻害することがない。
請求項7に記載の発明によれば、端面板の貫通孔がロータコアの肉抜き部と連通することで、貫通孔から供給される液体がロータコアの内部に供給されるので、ロータコアを介して永久磁石を冷却することができる。
請求項8に記載の発明によれば、貫通孔が液体ガイド部に沿って液体ガイド部と隣接するように配置されていることで、一枚の薄板をプレス加工により打ち抜くとともに外側に立ち上げることで、一枚の薄板から貫通孔と液体ガイド部を同時に加工できる。
請求項9に記載の発明によれば、端面板に貫通孔を打ち抜き形成するとともに、外側面に凸となるように折り曲げ形成することで、一枚の薄板から貫通孔と液体ガイド部を同時に加工できる。
本発明の一実施形態に係る回転電機の断面図である。 ロータコアの側面図である。 (a)は端面板の側面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 ロータの側面図である。 (a)は低速回転時における回転電機の要部側面図であり、(b)は高速回転時における回転電機の要部側面図である。 (a)は第1変形例の端面板の側面図であり、(b)は(a)のB−B線断面図である。 第1変形例のロータの側面図である。 (a)は第2変形例の端面板の側面図であり、(b)は(a)のC−C線断面図である。 第2変形例のロータの側面図である。
以下、本発明の回転電機の一実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
[回転電機]
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機10は、ロータ20と、ロータ20の外周側に僅かな隙間を介して対向配置されるステータ30と、ロータ20の内周部にロータ20と一体回転するように取り付けられるロータシャフト40と、ロータ20及びステータ30を収容し、ロータシャフト40を回転自在に支持するケース50と、を備える、いわゆるインナーロータ型の回転電機である。
[ケース]
ケース50は、略円筒形状を有し、内周部にステータ30が固定されている。ケース50の下部は、液体(例えば、潤滑油)を貯留する貯留部51となっている。
[ステータ]
ステータ30は、ステータコア31と、該ステータコア31に巻回されるコイル32と、を有する。ステータコア31は、プレス抜きされた複数枚の鋼板を軸方向に積層して構成される。ステータコア31の内周部には、複数のティースが形成され、隣接するティース間に区画形成される複数のスロットは、ステータコア31を軸方向に貫通し、且つ周方向に等間隔に配置されている。
コイル32は、各ティースに巻回され、コイルエンド部32aがステータコア31の軸方向両端面から突出している。コイル32は、回転電機10の回転駆動時に発熱するので、発熱による性能の低下や部品の劣化を回避するために冷却する必要がある。
[ロータ]
ロータ20は、ロータコア21と、該ロータコア21に配置される複数の永久磁石22と、ロータコア21の両端面に固定される一対の端面板23と、を有する。ロータコア21は、軸方向に積層された複数の鋼板によって構成される。ロータコア21の中心部には、シャフト挿入孔21aがロータコア21を軸方向に貫通して形成され、ロータコア21の外周部には、複数の磁石収容孔21bがロータコア21を軸方向に貫通して形成されている。図2も参照して、磁石収容孔21bは2つを一組として、合計8組の磁石収容孔21bが周方向に等間隔に形成されている。ロータコア21には、さらに径方向においてシャフト挿入孔21aと磁石収容孔21bとの間に、ロータコア21を軸方向に貫通する複数の肉抜き孔21cが周方向に等間隔に形成されている。
永久磁石22は、希土類磁石を用いて構成され、ロータコア21の磁石収容孔21bに取り付けられる。永久磁石22は、回転電機10の回転駆動時に発熱するので、発熱による性能の低下や部品の劣化を回避するために冷却する必要がある。
ロータ20の下部は、ケース50に設けられた貯留部51に浸漬した状態で、ロータシャフト40に回転自在に支持されている。したがって、ロータコア21の磁石収容孔21bに取り付けられた複数の永久磁石22のいずれかは、回転電機10の回転駆動時であっても貯留部51に浸漬している。
[端面板]
ロータコア21の両端面に固定される端面板23は、ロータコア21を構成する鋼板と同一形状の円環形状を有し、内側面23aがロータコア21の端面に接触して磁石収容孔21bに固定された永久磁石22の抜け止め機能を果たしている。
端面板23の中心部には、シャフト挿入孔23eが端面板23を軸方向に貫通して形成されている。
図3及び図4に示すように、端面板23の外側面23bには、複数の液体ガイド部60が周方向において等間隔に、且つ、径方向に延びるように設けられている。液体ガイド部60は、端面板23の外側面23bから軸方向に突出する断面矩形状の突起部23cであり、コイルエンド部32aと軸方向にオーバーラップするように配置されている。即ち、図1において左側の端面板23の液体ガイド部60はロータコア21の左端面から突出するコイルエンド部32aと軸方向にオーバーラップし、右側の端面板23の液体ガイド部60はロータコア21の右端面から突出するコイルエンド部32aと軸方向にオーバーラップする。
本実施形態では、8本の液体ガイド部60がシャフト挿入孔23eの近傍から外周面23dの近傍まで径方向に直線状に延びるように形成されており、各液体ガイド部60に沿って内周側まで延ばした仮想線が正八角形をなすように配置されている。なお、液体ガイド部60の内径側端部は、端面板23を固定するロータシャフト40の段部41や止め輪42に干渉しないことが好ましい。
[作用]
次にこのように構成された回転電機10の冷却作用について図5を参照しながら説明する。図5(a)はロータ20の低速回転時の模式図であり、図5(b)はロータ20の高速回転時の模式図である。図5中、符号Lは貯留部51の液面である。
ロータ20の低速回転時には、ロータ20の下部がケース50に設けられた貯留部51に浸漬しているので、ロータ20の回転中、永久磁石22はロータコア21の外周面及び端面板23を介して冷却される。また、ロータ20の下部の外周側に位置するステータ30の下部は、貯留部51に常時浸漬しているので、液中に浸漬しているコイル32も常時冷却されている。
一方、貯留部51の液面より上方に位置するコイル32は貯留部51から露出するため高温になりやすいが、ロータ20の回転により端面板23も回転するため、液体ガイド部60に持ち上げられた液体がロータ20の回転に伴う遠心力により飛散し、ロータ20の外周側に位置するステータ30も飛散した液体によって冷却される。したがって、貯留部51の液面より上方に位置するコイル32も飛散した液体によって冷却される。
ロータ20の高速回転時も同様に、ロータ20の下部及びステータ30の下部がケース50に設けられた貯留部51に浸漬しているので、ロータ20の回転中、永久磁石22はロータコア21の外周面及び端面板23を介して冷却されるとともに、液中に浸漬しているコイル32も常時冷却されている。また、ロータ20の回転により端面板23も回転するため、液体ガイド部60に持ち上げられた液体がロータ20の回転に伴う遠心力により飛散するため、貯留部51の液面より上方に位置するコイル32も飛散した液体によって冷却される。
液体ガイド部60はコイルエンド部32aと軸方向にオーバーラップするように配置されているので、飛散した液体は主としてコイル32のコイルエンド部32aに供給される。従って、コイル32は軸方向両側から冷却されるため効率よく冷却され得る。
ロータ20の低速回転時と高速回転時を比較すると、高速回転時の方が液体の飛散量が増すため、貯留部51の液面Lより上方に位置するコイル32への液体供給量が増大し、コイル32を積極的に冷却できる。一方で、高速回転時には飛散量の増加に伴って貯留部51の液面が低下するため、低速回転時の方がロータコア21を介した永久磁石22を積極的に冷却できる。即ち、本実施形態によれば、ロータ20の回転数によって液体の飛散量が調整される。なお、液体の飛散量は、液体ガイド部60の数や形状によっても調整することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロータ20の下部が貯留部51に浸漬しているので、ロータコア21に配置された永久磁石22が貯留部51に貯留した液体によって冷却される。また、ロータ20の回転によって貯留部51に貯留した液体が端面板23の液体ガイド部60に案内され、遠心力により飛散することでロータ20の外周側に位置するコイル32が冷却される。これにより、オイルポンプ等の駆動力を用いずとも永久磁石22とコイル32の両方を冷却できる。
さらに、ロータ20の低速回転時は貯留部51の液面が高いため永久磁石22を積極的に冷却でき、ロータ20の高速回転時は貯留部51の液面が下がるとともに飛散する液体が増えるため、コイル32を積極的に冷却できる。
また、液体ガイド部60が外側面23bから軸方向に突出する突起部23cなので、突起部23cに沿って液体をスムーズに案内できる。
また、液体ガイド部60とコイルエンド部32aが軸方向にオーバーラップするので、端面板23から飛散した液体をコイルエンド部32aに供給できる。
また、液体ガイド部60が周方向において等間隔に複数設けられていることで、ロータ20の回転中は継続的に液体をコイルに供給することができる。
続いて、本実施形態の回転電機10の変形例について説明する。
<第1変形例>
第1変形例の回転電機10は、図6及び図7に示すように、第1実施形態の端面板23にさらに内側面23aと外側面23bとを貫通する貫通孔23fが設けられている。
貫通孔23fは、側面視で径方向に長い矩形形状を有し、周方向において等間隔に、且つ、径方向に延びるように設けられている。端面板23に貫通孔23fを形成することで、貯留部51の液体が端面板23の貫通孔23fを通って直接ロータコア12の端面と接触するので、永久磁石22の冷却効率を高めることができる。
また、貫通孔23fは、ロータコア21の肉抜き孔21cと交差するように配置されることで、ロータコア21の肉抜き孔21cと連通する。したがって、ロータ20の下部がケース50に設けられた貯留部51に浸漬している状態において、貯留部51の液体が端面板23の貫通孔23fを介してロータコア21の内部(肉抜き孔21c)に入り込み、永久磁石22をロータコア21の内部からも冷却することができる。
図6及び図7に示す例では、貫通孔23fは端面板23の外側面23bに形成された液体ガイド部60と平行に、所定の隙間を隔てて液体ガイド部60と並設されているが、貫通孔23fの数や形状、配置領域は任意に設定することができる。
例えば、貫通孔23fの外径側端部を永久磁石22よりも径方向外側まで延設させることで、永久磁石22又は永久磁石22近傍のロータコア21が貫通孔23fを介して直接液体に接触するので、貫通孔23fを通る液体により永久磁石22を直接、又はロータコア21を介して永久磁石22を冷却でき、永久磁石22の冷却効率が高まる。なお、貫通孔23fは周方向に隣り合う永久磁石22間を径方向に延びるように配置されることが好ましい。これにより、永久磁石22の抜け止めという端面板23の本来の機能を阻害することがない。
<第2変形例>
第2変形例の回転電機10は、図8及び図9に示すように、端面板23に形成された貫通孔23fが液体ガイド部60に沿って隣接している点で第1変形例の回転電機10と相違しているが、この点以外同一の構成を有し、同一の作用効果を有している。
貫通孔23fが液体ガイド部60に沿って液体ガイド部60と隣接するように配置されていることで、一枚の薄板をプレス加工により打ち抜くとともに外側に立ち上げることで、一枚の薄板から貫通孔23fと液体ガイド部60を同時に加工できる。即ち、端面板23の製造工程において、一部が連結された状態で端面板23に貫通孔23fを打ち抜き形成するとともに、外側面23bに凸となるよう連結部分を中心に折り曲げ形成することで、一枚の薄板から貫通孔23fと液体ガイド部60を同時に加工できる。
尚、本発明は、前述した実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本発明による回転電機は、電動モータの他に、発電機や、電動モータ及び発電機として機能するモータジェネレータであってもよい。
また、液体ガイド部60の数や形状、配置領域は適宜設定することができる。例えば、コイル32への飛散量を増やしたい場合には、液体ガイド部60の内径側端部にL字状の液体溜まりを設けてもよく、貫通孔23fを回転電機10の主回転方向対し液体ガイド部60とは反対側に配置してもよい。
10 回転電機
20 ロータ
21 ロータコア
21b 磁石収容孔
21c 肉抜き孔(肉抜き部)
22 永久磁石
23 端面板
23a 内側面
23b 外側面
23c 突起部
23f 貫通孔
30 ステータ
31 ステータコア
32 コイル
32a コイルエンド部
40 ロータシャフト
50 ケース
51 貯留部
60 液体ガイド部

Claims (9)

  1. ロータコアと、該ロータコアに配置される複数の永久磁石と、該ロータコアの端面に内側面が接触するように配置される少なくとも1つの端面板と、を有するロータと、
    ステータコアと、該ステータコアに配置されるコイルと、を有し、該ロータの外周側に前記ロータと対向するように配置されるステータと、
    前記ロータ及び前記ステータを収容し、内部に液体を貯留する貯留部を有するケースと、を備え、
    前記ロータの一部が前記貯留部に浸漬する、回転電機であって、
    前記端面板には、外側面に径方向に延びる液体ガイド部が設けられている、回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記液体ガイド部は、前記外側面から軸方向に突出する突起部である、回転電機。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機であって、
    前記コイルは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面から突出するコイルエンド部を有し、
    前記液体ガイド部と前記コイルエンド部は、軸方向にオーバーラップする、回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記液体ガイド部は、周方向において等間隔に複数設けられている、回転電機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記端面板には、前記ロータコアと一体に回転するロータシャフトが貫通するシャフト孔と、該シャフト孔の外側に貫通孔が設けられている、回転電機。
  6. 請求項5に記載の回転電機であって、
    前記貫通孔は、周方向に隣り合う前記永久磁石間を径方向に延びるように配置され、
    前記貫通孔の外径側端部は、前記永久磁石よりも径方向外側に位置している、回転電機。
  7. 請求項5又は6に記載の回転電機であって、
    前記ロータコアは、前記永久磁石を収容する永久磁石収容部と、該永久磁石収容部の内周側に肉抜き部を有し、
    前記貫通孔は、前記肉抜き部と連通する、回転電機。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記貫通孔は、前記液体ガイド部に沿って該液体ガイド部と隣接するように配置されている、回転電機。
  9. 請求項8に記載の回転電機を製造する回転電機の製造方法であって、
    前記端面板に前記貫通孔を打ち抜き形成するとともに、前記外側面に凸となるように折り曲げ形成する、回転電機の製造方法。
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