JP2018067521A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電素子の過度な電圧上昇を抑制する蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、それぞれが第一端子部及び前記第一端子部とは異なる極性の第二端子部を有し且つ互いに直列に接続される第一の蓄電素子及び第二の蓄電素子と、前記第一の蓄電素子の前記第一端子部と前記第二の蓄電素子の前記第二端子部との間に配置される放電デバイスとを備え、前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを互いに絶縁し、昇温することによって前記第一端子部及び前記第二端子部を導通する。
【選択図】図4
【解決手段】蓄電装置は、それぞれが第一端子部及び前記第一端子部とは異なる極性の第二端子部を有し且つ互いに直列に接続される第一の蓄電素子及び第二の蓄電素子と、前記第一の蓄電素子の前記第一端子部と前記第二の蓄電素子の前記第二端子部との間に配置される放電デバイスとを備え、前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを互いに絶縁し、昇温することによって前記第一端子部及び前記第二端子部を導通する。
【選択図】図4
Description
本開示は、複数の蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
リチウムイオン二次電池等の複数の蓄電素子を備える蓄電装置(蓄電モジュールとも呼ばれる)がある。例えば、特許文献1には、互いに直列に接続された複数の角型電池を蓄電素子として備える電池モジュールが開示されている。この電池モジュールでは、隣り合う角型電池の間に電気的な絶縁性を有するセパレータが設けられている。セパレータには、切欠部が形成されている。この切欠部を介して、隣り合う角型電池の一方の正の電極端子と、他方の負の電極端子とが、直接当接するように構成されている。
特許文献1に記載される電池モジュールは、複数の電池が直列に接続されているため、高出力である。このため、電池に異常が発生した場合に、電池の電圧値が過度に上昇することを抑えることが必要である。
本開示は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、電池等の蓄電素子の過度な電圧上昇を抑制する蓄電装置を提供する。
本開示の一態様に係る蓄電装置は、それぞれが第一端子部及び前記第一端子部とは異なる極性の第二端子部を有し且つ互いに直列に接続される第一の蓄電素子及び第二の蓄電素子と、前記第一の蓄電素子の前記第一端子部と前記第二の蓄電素子の前記第二端子部との間に配置される放電デバイスとを備え、前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを互いに絶縁し、昇温することによって前記第一端子部及び前記第二端子部を導通する。
本開示に係る蓄電装置によれば、蓄電素子の過度な電圧上昇を抑制することが可能になる。
まず、本開示の一態様に係る蓄電素子は、それぞれが第一端子部及び前記第一端子部とは異なる極性の第二端子部を有し且つ互いに直列に接続される第一の蓄電素子及び第二の蓄電素子と、前記第一の蓄電素子の前記第一端子部と前記第二の蓄電素子の前記第二端子部との間に配置される放電デバイスとを備え、前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを互いに絶縁し、昇温することによって前記第一端子部及び前記第二端子部を導通する。
前記放電デバイスは、昇温することによって溶融する導電体と、前記導電体を前記第一端子部及び前記第二端子部の少なくとも一方から絶縁する絶縁体とを有し、前記導電体は、溶融することによって、前記第一端子部と前記第二端子部とを導通してもよい。
前記絶縁体は、前記導電体と前記第一端子部及び前記第二端子部の少なくとも一方とを結ぶ通路を有してもよい。
前記導電体は、異種金属が積層されて形成されてもよい。
前記異種金属は、ニッケル及びアルミニウムであってもよい。
前記導電体は、低融点金属又は低融点合金であってもよい。
前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを選択的に接続するスイッチであってもよい。
前記第一の蓄電素子及び前記第二の蓄電素子はそれぞれ、容器を備え、前記第一端子部及び前記第二端子部は、前記容器を形成し、前記第一の蓄電素子及び前記第二の蓄電素子は、互いに前記第一端子部及び前記第二端子部を隣接させて配置されてもよい。
前記絶縁体は、前記導電体と前記第一端子部及び前記第二端子部の少なくとも一方とを結ぶ通路を有してもよい。
前記導電体は、異種金属が積層されて形成されてもよい。
前記異種金属は、ニッケル及びアルミニウムであってもよい。
前記導電体は、低融点金属又は低融点合金であってもよい。
前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを選択的に接続するスイッチであってもよい。
前記第一の蓄電素子及び前記第二の蓄電素子はそれぞれ、容器を備え、前記第一端子部及び前記第二端子部は、前記容器を形成し、前記第一の蓄電素子及び前記第二の蓄電素子は、互いに前記第一端子部及び前記第二端子部を隣接させて配置されてもよい。
次いで、以下において、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態に係る蓄電装置について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、並びに構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。さらに、各図において、同一又は同様な構成要素については同じ符号を付している。また、以下の実施の形態の説明において、略平行、略直交のような「略」を伴った表現が、用いられる場合がある。例えば、略平行とは、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。他の「略」を伴った表現についても同様である。
[実施の形態]
まず、実施の形態に係る蓄電装置100が備える蓄電素子101の構成を説明する。図1は、実施の形態に係る蓄電装置100が備える蓄電素子101の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、図1の蓄電素子101の分解斜視図である。図1及び図2を参照すると、蓄電素子101は、扁平な直方体状の外形を有している。蓄電素子101は、充放電可能な二次電池である。例えば、蓄電素子101は、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。しかしながら、蓄電素子101は、非水電解質二次電池に限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよく、キャパシタであってもよい。
まず、実施の形態に係る蓄電装置100が備える蓄電素子101の構成を説明する。図1は、実施の形態に係る蓄電装置100が備える蓄電素子101の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、図1の蓄電素子101の分解斜視図である。図1及び図2を参照すると、蓄電素子101は、扁平な直方体状の外形を有している。蓄電素子101は、充放電可能な二次電池である。例えば、蓄電素子101は、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。しかしながら、蓄電素子101は、非水電解質二次電池に限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよく、キャパシタであってもよい。
蓄電素子101は、扁平な直方体状の容器10と、容器10の中に収容される電極体20とを備えている。容器10は、矩形筒状の第一容器部11と、有底矩形筒状の第二容器部12及び第三容器部13とを備えている。第二容器部12及び第三容器部13はそれぞれ、第一容器部11の軸方向の端部11a及び11bの細長な矩形状の開口を塞ぐように構成されている。
第一容器部11は、いかなる材料で構成されてもよく、剛性を有しても有さなくてもよい。第一容器部11は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリイミド、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などの樹脂等の電気的な絶縁性を有する材料で構成されてもよい。第一容器部11は、金属等の導電性を有する材料で構成されてもよい。この場合、第一容器部11と第二容器部12及び第三容器部13との間に、電気的な絶縁材が設けられていてもよい。また、第一容器部11の全てが、電気的な絶縁性を有する材料又は導電性を有する材料で構成されなくてもよい。例えば、第一容器部11は、金属等の導電性を有する材料を樹脂等でコーティングした材料で構成されてもよい。具体的には、例えば、アルミニウム等の金属層をPE又はPP等の樹脂層で挟んだ多層構造のパウチ(ラミネート)が、第一容器部11の構成材として挙げられる。
第二容器部12は、矩形筒状の周壁121と、周壁121の軸方向の一方の端部の開口を塞ぎ且つ底部を構成する矩形板状の端壁122とを有している。第三容器部13は、矩形筒状の周壁131と、周壁131の軸方向の一方の端部の開口を塞ぎ且つ底部を構成する矩形板状の端壁132とを有している。本実施の形態では、周壁121及び131はそれぞれ、端壁122及び132と別個の部材を形成するが、端壁122及び132と一体的に形成され、連続する1つの部材を形成してもよい。端壁122及び132はそれぞれ、周壁121及び131の端部の開口内に嵌め込まれるように構成されるが、端部の上に被せられるように構成されてもよい。第二容器部12及び第三容器部13はそれぞれ、周壁121及び131が端部11a及び11bの近傍で第一容器部11の外周全体を外側から覆うように、第一容器部11に組み付けられる。
本実施の形態では、第二容器部12及び第三容器部13は、導電性を有し、蓄電素子101の電極端子を兼ねる。具体的には、第二容器部12は、蓄電素子101の正極端子を兼ね、第一端子部の一例を構成する(以下、第二容器部12を第一端子部とも呼ぶ)。第三容器部13は、蓄電素子101の負極端子を兼ね、第二端子部の一例を構成する(以下、第三容器部13を第二端子部とも呼ぶ)。第二容器部12及び第三容器部13は、導電性を有する材料で構成され、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、ニッケルメッキ鉄等の金属で構成される。
ここで、第一容器部11を構成する矩形枠状の4つの壁部11c、11d、11e及び11fのうちの対向する壁部11c及び11dを長壁部と呼び、対向する壁部11e及び11fを短壁部と呼ぶ。同様に、第二容器部12の周壁121を構成する矩形枠状の4つの壁部121a、121b、121c及び121dのうちの対向する壁部121a及び121bを長壁部と呼び、対向する壁部121c及び121dを短壁部と呼ぶ。第三容器部13の周壁131を構成する矩形枠状の4つの壁部131a、131b、131c及び131dのうちの対向する壁部131a及び131bを長壁部と呼び、対向する壁部131c及び131dを短壁部と呼ぶ。第一容器部11、周壁121及び周壁131それぞれを第二容器部12から第三容器部13に向かって見たとき、長壁部11c及び11dは、短壁部11e及び11fよりも長く、長壁部121a及び121bは、短壁部121c及び121dよりも長く、長壁部131a及び131bは、短壁部131c及び131dよりも長い。さらに、第一容器部11、第二容器部12及び第三容器部13を互いに組み付けたとき、長壁部11c、121a及び131aが同じ向きで配置され、長壁部11d、121b及び131bが同じ向きで配置され、短壁部11e、121c及び131cが同じ向きで配置され、短壁部11f、121d及び131dが同じ向きで配置される。
電極体20は、電気を蓄積可能な蓄電要素である。電極体20は、正極側の極板である正極板と、負極側の極板である負極板と、正極板及び負極板の間に介在するシート状のセパレータとを備える。本実施の形態では、電極体20は、複数の正極板、複数の負極板及び複数のセパレータが多重に積層される積層型電極体である。本実施の形態では、電極体20は、扁平な直方体状の外形を有しているが、電極体20の形状はいかなる形状であってもよい。
正極板は、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属からなる集電箔である矩形状の正極基材と、正極基材上に形成された正極活物質層とを含む。負極板は、銅、銅合金等の金属からなる集電箔である矩形状の負極基材と、負極基材上に形成された負極活物質層とを含む。正極活物質層及び負極活物質層それぞれを構成する正極活物質及び負極活物質には、リチウムイオンの吸蔵放出が可能である適宜公知の材料が使用可能である。セパレータは、樹脂等の電気的な絶縁性を有する材料からなる微多孔性のシートである。
電極体20において、正極板は、正極板、負極板及びセパレータの積層方向Aと垂直な方向の電極体20の一方の端部20aで、負極板よりも突出し、正極板の突出する部分は、正極活物質層非形成部21を形成する。正極活物質層非形成部21では、正極基材に正極活物質層が形成されず、帯状に露出した正極基材のみが積層している。負極板は、積層方向Aと垂直な方向の電極体20の他方の端部20bで、正極板よりも突出し、負極板の突出する部分は、負極活物質層非形成部22を形成する。負極活物質層非形成部22では、負極基材に負極活物質層が形成されず、帯状に露出した負極基材のみが積層している。
電極体20は、正極活物質層非形成部21を端部11a側とし、負極活物質層非形成部22を端部11b側とし、積層方向Aを長壁部11c及び11dと垂直にして、第一容器部11内に収容される。正極活物質層非形成部21は、第一容器部11に組み付けられた第二容器部12の周壁121によって囲まれる。正極活物質層非形成部21は、周壁121と直接的又は間接的に接続され、それにより、周壁121と電気的に接続される。負極活物質層非形成部22は、第一容器部11に組み付けられた第三容器部13の周壁131によって囲まれる。負極活物質層非形成部22は、周壁131と直接的又は間接的に接続され、それにより、周壁131と電気的に接続される。これにより、周壁121及び131はそれぞれ、電極体20の正極板及び負極板と電気的に接続され、蓄電素子101の正極端子及び負極端子を構成する。
次いで、蓄電素子101を備える蓄電装置100について、図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は、実施の形態に係る蓄電装置100を概略的に示す斜視図である。図4は、図3の蓄電ユニット102内に配列された蓄電素子101の一例の側面図を示す図である。図3に示されるように、蓄電装置100は、複数の蓄電素子101を備える。図3では、蓄電装置100の外装の外形を一点鎖線で示し、蓄電装置100内に収容されている蓄電素子101を実線で示している。
蓄電装置100は、蓄電モジュールとも呼ばれる。蓄電装置100は、複数の蓄電素子101を備える装置である。蓄電装置100は、並べて配置された複数の蓄電ユニット102、具体的には、図3では4つの蓄電ユニット102を備える。なお、図3では、蓄電ユニット102の外装の外形は、破線で示されている。各蓄電ユニット102は、例えば、図3に示すように一列に配列され且つ互いに電気的に接続された複数の蓄電素子101
によって、構成される。なお、図3では、蓄電ユニット102は、4つの蓄電素子101を備える。各蓄電ユニット102において、複数の蓄電素子101は、互いに直列又は並列に接続される。
によって、構成される。なお、図3では、蓄電ユニット102は、4つの蓄電素子101を備える。各蓄電ユニット102において、複数の蓄電素子101は、互いに直列又は並列に接続される。
各蓄電ユニット102では、複数の蓄電素子101は、正極端子を構成する第二容器部12の周壁121と、負極端子を構成する第三容器部13の周壁131とを、互いに接触させて並べられることによって、互いに電気的に接続される。これにより、蓄電素子101の電極端子間を接続するバスバー等の電気的な接続部材が不要である。また、複数の蓄電ユニット102は、互いに直列に接続されても並列に接続されてもよい。
上述の構成によって、複数の蓄電素子101が、1つの蓄電ユニット102として使用され、蓄電ユニット102の数量及び配列が適宜選択されることによって、蓄電装置100に必要な電気容量、蓄電装置100に設定される種々の形状及び寸法等への対応が可能である。複数の蓄電素子101を備え且つ高出力である蓄電装置100は、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、無人搬送車(AGV)等の車両用電源として車両に搭載することもできる。
また、図4に、蓄電装置100の蓄電ユニット102内の4つの蓄電素子101の配列の一例が示されている。以下、4つの蓄電素子101をそれぞれ、第一蓄電素子101a、第二蓄電素子101b、第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dと呼ぶ。第一蓄電素子101a、第二蓄電素子101b、第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dは、この順で一例に配列されている。第一蓄電素子101a、第二蓄電素子101b、第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dは、互いの第二容器部12の周壁121の長壁部121a又は121bと第三容器部13の周壁131の長壁部131a又は131bとを隣り合わせて配置されている。第一蓄電素子101a及び第二蓄電素子101bが直列に接続され、第二蓄電素子101b及び第三蓄電素子101cが直列に接続され、第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dが直列に接続されている。隣接して配置されるが直列に接続されない周壁121及び131は、互いに電気的に絶縁される。
具体的には、第一蓄電素子101aの負極端子である周壁131と、第二蓄電素子101bの正極端子である周壁121とが直列に接続され、第一蓄電素子101aの正極端子である周壁121と、第二蓄電素子101bの負極端子である周壁131とが電気的に絶縁されている。より具体的には、第一蓄電素子101aの周壁131の長壁部131bと第二蓄電素子101bの周壁121の長壁部121aとが直接接触し、第一蓄電素子101aの周壁121の長壁部121bと第二蓄電素子101bの周壁131の長壁部131aとがこれらの間に絶縁部材30及び放電デバイス40を挟んで隣接している。
また、第三蓄電素子101cの負極端子である周壁131と、第四蓄電素子101dの正極端子である周壁121とが直列に接続され、第三蓄電素子101cの正極端子である周壁121と、第四蓄電素子101dの負極端子である周壁131とが電気的に絶縁されている。より具体的には、第三蓄電素子101cの周壁131の長壁部131bと第四蓄電素子101dの周壁121の長壁部121aとが直接接触し、第三蓄電素子101cの周壁121の長壁部121bと第四蓄電素子101dの周壁131の長壁部131aとがこれらの間に絶縁部材30及び放電デバイス40を挟んで隣接している。
また、第二蓄電素子101bの周壁121の長壁部121bと第三蓄電素子101cの周壁131の長壁部131aとがこれらの間に絶縁部材30を挟んで隣接している。さらに、第二蓄電素子101bの周壁131の長壁部131bと第三蓄電素子101cの周壁121の長壁部121aとが直接接触している。
第一蓄電素子101a、第二蓄電素子101b、第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dは、周壁同士を密着させるために、その一列の並び方向である方向Bの押圧力を受けた状態で互いに固定されてもよく、押圧力を受けずに互いに固定されてもよい。
絶縁部材30は、電気的な絶縁性を有する材料で構成された部材であり、例えば、シート状又は板状の形状を有している。絶縁部材30の構成材料として、樹脂、セラミック、及び樹脂とセラミックの複合体等が挙げられる。絶縁部材30は、第二蓄電素子101bの長壁部121bと第三蓄電素子101cの長壁部131aとの間の全体に配置される。
また、絶縁部材30及びシート状又は板状の放電デバイス40はそれぞれ、第一蓄電素子101aの長壁部121bと第二蓄電素子101bの長壁部131aとの間の領域の一部及び当該領域の他部に配置される。さらに、絶縁部材30及び放電デバイス40は、長壁部121b及び131aに沿って方向Bと垂直な方向に並んで配置される。本実施の形態では、放電デバイス40が、絶縁部材30の外方に配置されるが、これに限定されない。なお、外方とは、第一容器部11から周壁121又は131へ向かう方向である。
また、絶縁部材30及びシート状の放電デバイス40はそれぞれ、第三蓄電素子101cの長壁部121bと第四蓄電素子101dの長壁部131aとの間の領域の一部及び当該領域の他部に配置される。さらに、絶縁部材30及び放電デバイス40は、長壁部121b及び131aに沿って方向Bと垂直な方向に並んで配置される。本実施の形態では、放電デバイス40が、絶縁部材30の外方に配置されるが、これに限定されない。
図5を参照すると、放電デバイス40が拡大して示されている。なお、図5は、図4における第一蓄電素子101aと第二蓄電素子101bとの間の絶縁部材30及び放電デバイス40を拡大して模式的に示す側面図である。放電デバイス40は、絶縁部材30と同様に、シート状又は板状の形状を有している。放電デバイス40は、3つの層を形成する構成部材によって形成されている。具体的には、放電デバイス40は、シート状又は板状の第一絶縁体41と、シート状又は板状の導電体42と、シート状又は板状の第二絶縁体43とを備えている。導電体42は、第一絶縁体41及び第二絶縁体43によって狭まれている。第一絶縁体41、導電体42及び第二絶縁体43は、周壁121の長壁部121bから周壁131の長壁部131aに向かって、この順で並ぶ。
第一絶縁体41及び第二絶縁体43は、電気的な絶縁性を有する材料で構成され、絶縁部材30に関して上述で例示した材料で構成されてもよい。第一絶縁体41及び第二絶縁体43にはそれぞれ、長壁部121bから長壁部131aに向かってこれらを貫通する複数の貫通孔が形成されている。第一絶縁体41の複数の貫通孔は、周壁121の長壁部121bと導電体42とを結ぶ複数の第一通路41aを形成する。第二絶縁体43の複数の貫通孔は、導電体42と周壁131の長壁部131aとを結ぶ複数の第二通路43aを形成する。第一通路41a及び第二通路43aの構成は、貫通孔に限定されず、第一絶縁体41及び第二絶縁体43の周縁などを部分的に切り欠いて形成される切り欠き等であってもよい。
導電体42は、導電性を有する材料で構成されている。導電体42は、昇温することによって溶融し、第一通路41a及び第二通路43aに流入して、周壁121の長壁部121bと周壁131の長壁部131aとに接触することによって、長壁部121b及び131bを電気的に接続する。具体的には、導電体42は、電流が印加されることによって、溶融する構成を有している。導電体42は、異種金属が積層された構成を有し、電流が印加されることによって、異種金属同士が化学反応を起こし、発熱する。そして、発生した熱によって、導電体42が溶融する。上述のように作用する材料の一例として、ナノフォイル(登録商標)が挙げられる。ナノフォイル(登録商標)は、ニッケル(Ni)及びアルミニウム(Al)のナノレイヤーが交互に積層された構造を有している。ナノフォイル(登録商標)では、電流が印加されることによって、ニッケル及びアルミニウムが化学反応し、合金NiAlを生成する。この化学反応時の発熱により、ナノフォイル(登録商標)は、1500℃程度にまで昇温し、溶融する。
このような放電デバイス40は、導電体42の非溶融時、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131とを電気的に絶縁し、導電体42の溶融時、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131とを導通する。なお、放電デバイス40の溶融時、絶縁部材30が、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131との間隔を保持する。
また、導電体42は、スイッチ51を含む電気回路50によって、第二蓄電素子101bの周壁131と電気的に接続されている。スイッチ51は、導電体42と周壁131との間の電気的な導通及び導通遮断を選択に実施する。よって、スイッチ51がON状態にされると、導電体42と第二蓄電素子101bの負極端子である周壁131とが導通し、導電体42にパルスが流れる。これにより、導電体42に化学反応が発生し溶融する。
また、第三蓄電素子101cと第四蓄電素子101dとの間の絶縁部材30及び放電デバイス40の構成も、第一蓄電素子101aと第二蓄電素子101bとの間の絶縁部材30及び放電デバイス40の構成と同様である。なお、第三蓄電素子101cと第四蓄電素子101dとの間の放電デバイス40は、電気回路50によって、第四蓄電素子101dの周壁131と電気的に接続されている。
上述のような蓄電装置100において、蓄電素子101に過度な電圧の上昇、昇温等の異常が発生した場合、蓄電装置100が備える制御部60が、電圧計、温度センサ等の検知結果から当該異常の発生を判定し、電気回路50のスイッチ51をON状態にする。なお、蓄電素子101の平常時、スイッチ51はOFF状態とされている。また、制御部60は、マイクロコンピュータを中心とする回路、又はマイクロコンピュータを有しない回路等によって構成されてもよい。制御部60は、蓄電装置100とは別の装置等に設けられてもよい。
スイッチ51がON状態とされた結果、図6に示すように、第一蓄電素子101a及び第二蓄電素子101bについて、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131とが、放電デバイス40を介して導通する、つまり短絡する。これにより、図6において矢印Cで示されるように、第一蓄電素子101aの周壁121(正極端子)、第二蓄電素子101bの周壁131(負極端子)、第二蓄電素子101bの周壁121(正極端子)及び第一蓄電素子101aの周壁131(負極端子)を順次流れる循環電流が形成される。よって、異常のある第一蓄電素子101a又は第二蓄電素子101bから放電され、第一蓄電素子101a及び第二蓄電素子101bにおいて、電位が平均化される。なお、図6は、放電デバイス40の作動時の図4の蓄電ユニット102を示す側面図である。
第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dについても、第一蓄電素子101a及び第二蓄電素子101bの場合と同様である。具体的には、第三蓄電素子101cの周壁121と第四蓄電素子101dの周壁131とが、放電デバイス40を介して導通する。これにより、第三蓄電素子101cの周壁121(正極端子)、第四蓄電素子101dの周壁131(負極端子)、第四蓄電素子101dの周壁121(正極端子)及び第三蓄電素子101cの周壁131(負極端子)を順次流れる循環電流が形成される。よって、異常のある第三蓄電素子101c又は第四蓄電素子101dから放電され、第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dにおいて、電位が平均化される。
制御部60は、放電デバイス40による第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131との間の導通である第一の導通と、第三蓄電素子101cの周壁121と第四蓄電素子101dの周壁131との間の導通である第二の導通とを、一緒に実施してもよく、個別に実施してもよい。例えば、制御部60は、第一蓄電素子101a、第二蓄電素子101b、第三蓄電素子101c及び第四蓄電素子101dのいずれかで異常が発生したことを判定すると、第一の導通及び第二の導通を共に実施してもよい。又は、制御部60は、第一蓄電素子101a又は第二蓄電素子101bで異常が発生したことを判定すると、第一の導通のみを実施し、第三蓄電素子101c又は第四蓄電素子101dで異常が発生したことを判定すると、第二の導通のみを実施してもよい。
上述したように、本実施の形態に係る蓄電装置100は、それぞれが第一端子部としての周壁121及び第一端子部とは異なる極性の第二端子部としての周壁131を有し且つ互いに直列に接続される第一蓄電素子101a及び第二蓄電素子101bと、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131との間に配置される放電デバイス40とを備える。放電デバイス40は、周壁121と周壁131とを互いに絶縁し、昇温することによって周壁121及び周壁131を導通する。
上述の構成において、放電デバイス40は、蓄電素子101a及び/又は101bの過度な電圧上昇を抑制する場合に昇温され、それにより、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131とを導通する。周壁121及び131の間で直列に接続されることによって、蓄電素子101a及び101bは、短絡し、異常がある蓄電素子101a及び/又は101bが放電する。これにより、蓄電素子101a及び101bの電位が平均化し、過電圧による蓄電素子101a及び101bの破損等の発生が抑えられる。
実施の形態に係る蓄電装置100において、放電デバイス40は、昇温することによって溶融する導電体42と、導電体42を第一蓄電素子101aの周壁121及び第二蓄電素子101bの周壁131の少なくとも一方から絶縁する第一絶縁体41及び/又は第二絶縁体43とを有する。そして、導電体42は、溶融することによって、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131とを導通する。上述の構成において、第一絶縁体41及び/又は第二絶縁体43によって第一蓄電素子101aの周壁121及び第二蓄電素子101bの周壁131の少なくとも一方から絶縁されている導電体42は、昇温されて溶融し、当該周壁121及び当該周壁131を導通する。放電デバイス40は、導電体42と、第一絶縁体41及び/又は第二絶縁体43とによる簡易な構成で形成されることができる。
実施の形態に係る蓄電装置100において、第一絶縁体41及び第二絶縁体43はそれぞれ、導電体42と第一蓄電素子101aの周壁121及び第二蓄電素子101bの周壁131の少なくとも一方とを結ぶ通路41a及び43aを有する。上述の構成において、昇温により溶融した導電体42は、第一絶縁体41及び/又は第二絶縁体43の通路41a及び/又は43aを通ることによって、第一絶縁体41及び/又は第二絶縁体43を越えて周壁121及び/又は131に達する。よって、導電体42の溶融時、導電体42と、周壁121及び131の少なくとも一方との電気的な接続を容易に達成することができる。
実施の形態に係る蓄電装置100において、導電体42は、異種金属が積層されて形成される。例えば、異種金属は、ニッケル及びアルミニウムであってよい。上述の構成において、蓄電素子101a及び/又は101bの過度な電圧上昇を抑制する場合、導電体42に電流を流すことによって、蓄電素子101a及び101bを短絡させることが可能である。具体的には、導電体42に電流を流したとき、ニッケル及びアルミニウムは化学反応を起こし合金化する。この化学反応は、1500℃程度の熱が発生する発熱反応であり、発生熱によりニッケル及びアルミニウムの合金が溶融する。
実施の形態に係る蓄電装置100において、第一蓄電素子101a及び第二蓄電素子101bはそれぞれ、容器10を備え、第一端子部及び第二端子部としての周壁121及び131は、容器10を形成する。そして、第一蓄電素子101a及び第二蓄電素子101bは、互いに周壁121及び131を隣接させて配置される。上述の構成において、第一の蓄電素子101a及び第二の蓄電素子101bを隣接して配置するだけで互いに電気的に接続することが可能である。蓄電素子101a及び101bの接続構造の簡易化が可能である。
[その他の変形例]
以上、本開示の実施の形態に係る蓄電装置について説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上、本開示の実施の形態に係る蓄電装置について説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
実施の形態に係る蓄電装置100では、放電デバイス40の導電体42にナノフォイル(登録商標)が適用されていたが、これに限定されない。導電体42は、低融点金属又は低融点合金であってもよい。上述の構成において、蓄電素子101に異常が発生し蓄電素子101が昇温する場合、導電体42が溶融し、導電体42の両隣の蓄電素子を短絡させることができる。これにより、異常の発生に起因する蓄電素子101の過度な電圧上昇が抑えられる。例えば、低融点金属を、鉛(融点327.5℃)以下の融点の金属とすることができ、低融点合金を、すず(融点230℃)以下の融点の合金とすることができる。
実施の形態に係る蓄電装置100の放電デバイス40では、導電体42の両側に第一絶縁体41及び第二絶縁体43が設けられていたが、これに限定されない。導電体42の片側に第一絶縁体41又は第二絶縁体43が設けられるだけでもよい。この場合、例えば、導電体42は、第一蓄電素子101aの周壁121及び第二蓄電素子101bの周壁131の一方と接触し、他方とは、第一絶縁体41又は第二絶縁体43によって電気的に絶縁される。よって、第一蓄電素子101aの周壁121及び第二蓄電素子101bの周壁131が、放電デバイス40によって電気的に絶縁される。
実施の形態に係る蓄電装置100において、放電デバイス40は、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131とを選択的に接続するスイッチであってもよい。上述の構成において、第一蓄電素子101aの周壁121と第二蓄電素子101bの周壁131とを電気的に接続する回路が設けられ、この回路にスイッチが配置される。スイッチによる簡易な構成によって、蓄電素子101の短絡の制御が可能である。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101では、容器10は、第一容器部11の両側に第二容器部12及び第三容器部13を備えていたが、これに限定されない。容器10は、第一容器部11の片側にのみ第二容器部12又は第三容器部13を備えてもよい。この場合、第一容器部11が電極体20と電気的に接続され、電極端子を構成してもよい。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101では、容器10の第二容器部12及び第三容器部13はそれぞれ、全体が導電性を有する材料で構成されていたが、これに限定されず、一部が導電性を有さない材料で構成されてもよい。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101は、容器10の一部である第二容器部12及び第三容器部13を電極端子として備えていたが、これに限定されない。蓄電素子は、その電極端子と他の蓄電素子の電極端子とを接触させることによって、当該他の蓄電素子と電気的に接続されるように構成されるだけでよい。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101では、電極体20は、帯状の正極活物質層非形成部21及び負極活物質層非形成部22を備える構成であったが、これに限定されない。電極体は、正極板及び負極板それぞれの縁から突出する突出片である正極タブ及び負極タブを有し、正極タブの束及び負極タブの束がそれぞれ、正極活物質層非形成部及び負極活物質層非形成部を構成し、容器10の周壁等と接続されてもよい。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101では、電極体20の正極活物質層非形成部21及び負極活物質層非形成部22は、容器10に直接接続されていたが、これに限定されない。正極活物質層非形成部21及び負極活物質層非形成部22と、容器10との電気的な接続は、いかなる方法で実現されてもよく、例えば、正極活物質層非形成部21及び負極活物質層非形成部22は、導電部材を介して容器10に接続されてもよい。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101では、電極体20は、積層型電極体であったが、これに限定されない。例えば、電極体は、シート状の正極板、シート状の負極板及びシート状のセパレータが巻回軸を中心に多重に巻回されることによって形成される巻回型の電極体であってもよい。又は、電極体は、重ねられた一組又は二組以上の正極板、負極板及びセパレータを複数回ジクサグに折り曲げて形成されるZ型の電極体であってもよい。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101は、容器10内に1つの電極体20を備えていたが、2つ以上の電極体を備えてもよい。
実施の形態に係る蓄電装置100の蓄電素子101は、容器10内に1つの電極体20を備えていたが、2つ以上の電極体を備えてもよい。
また、実施の形態及び変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
本開示は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子を含む蓄電装置等に適用できる。
10 容器
40 放電デバイス
41 第一絶縁体
41a,43a 通路
42 導電体
43 第二絶縁体
100 蓄電装置
101 蓄電素子
101a 第一蓄電素子
101b 第二蓄電素子
121 周壁(第一端子部)
131 周壁(第二端子部)
40 放電デバイス
41 第一絶縁体
41a,43a 通路
42 導電体
43 第二絶縁体
100 蓄電装置
101 蓄電素子
101a 第一蓄電素子
101b 第二蓄電素子
121 周壁(第一端子部)
131 周壁(第二端子部)
Claims (8)
- それぞれが第一端子部及び前記第一端子部とは異なる極性の第二端子部を有し且つ互いに直列に接続される第一の蓄電素子及び第二の蓄電素子と、
前記第一の蓄電素子の前記第一端子部と前記第二の蓄電素子の前記第二端子部との間に配置される放電デバイスとを備え、
前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを互いに絶縁し、昇温することによって前記第一端子部及び前記第二端子部を導通する
蓄電装置。 - 前記放電デバイスは、昇温することによって溶融する導電体と、前記導電体を前記第一端子部及び前記第二端子部の少なくとも一方から絶縁する絶縁体とを有し、
前記導電体は、溶融することによって、前記第一端子部と前記第二端子部とを導通する
請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記絶縁体は、前記導電体と前記第一端子部及び前記第二端子部の少なくとも一方とを結ぶ通路を有する
請求項2に記載の蓄電装置。 - 前記導電体は、異種金属が積層されて形成される
請求項2または3に記載の蓄電装置。 - 前記異種金属は、ニッケル及びアルミニウムである
請求項4に記載の蓄電装置。 - 前記導電体は、低融点金属又は低融点合金である
請求項2または3に記載の蓄電装置。 - 前記放電デバイスは、前記第一端子部と前記第二端子部とを選択的に接続するスイッチである
請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記第一の蓄電素子及び前記第二の蓄電素子はそれぞれ、容器を備え、
前記第一端子部及び前記第二端子部は、前記容器を形成し、
前記第一の蓄電素子及び前記第二の蓄電素子は、互いに前記第一端子部及び前記第二端子部を隣接させて配置される
請求項1〜7のいずれか一項に記載の蓄電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016207277A JP2018067521A (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | 蓄電装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=62086286
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018067521A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019189787A1 (ja) | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 三井化学株式会社 | 有機メルカプト化合物又はその中間体の製造方法、(ポリ)チオール成分、光学材料用重合性組成物、成形体、光学材料及びレンズ |
-
2016
- 2016-10-21 JP JP2016207277A patent/JP2018067521A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019189787A1 (ja) | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 三井化学株式会社 | 有機メルカプト化合物又はその中間体の製造方法、(ポリ)チオール成分、光学材料用重合性組成物、成形体、光学材料及びレンズ |
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