JP2018067448A - 金属空気電池ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の金属空気電池セルを連結してもコンパクトな構成にできると共に、空気極の破損や短絡を防止することが可能な金属空気電池ユニットを提供すること。【解決手段】本発明の金属空気電池ユニット(1)は、外側に配置された少なくとも一対の空気極(3)と、空気極の内側に配置された金属極(4)と、を有する金属空気電池セル(22)が複数個、空間(25)を介して並設されており、各金属空気電池セルにて対向する空気極の間の空間に、空気極同士が互いに接触するのを防止する接触防止部材(11)が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の金属空気電池セルを備えた金属空気電池ユニットに関する。
金属空気電池では、正極である空気極において、大気中の酸素を正極活物質として利用し、当該酸素の酸化還元反応が行われる。一方、負極である金属極において、金属の酸化還元反応が行われる。金属空気電池のエネルギー密度は高く、災害時等における非常用電源等の役割として期待されている。この非常用電源等の役割として期待される金属空気電池は、一般的に所望の電気出力に応じて、複数の金属空気電池セルから構成されており、電解液を各金属空気電池セルに給水する事で発電が開始される。
複数の金属空気電池セルを連結しユニット化することで、所望の出力を得ることが出来る。下記に挙げた特許文献には、電池ユニットの構造について記載されている。
特開2013−152894号公報 特開2015−99740号公報
特許文献1に記載の金属空気電池のように、金属空気電池セルの片面にのみ空気極が配置された構成では、一つの金属空気電池セルにおける出力が低く、所望の出力を得るには多くの金属空気電池セルを連結する必要があり、金属空気電池が大型化する問題があった。
また、特許文献2に記載の金属空気電池の様に、金属空気電池セルの両面に空気極が配置された構成でも良いが、金属の酸化還元反応による生成物が発生し、酸化還元反応の進行によって発生した生成物が堆積して、空気極が押し広げられ、空気極の破損の恐れがある。また、複数の金属空気電池セルを連結した場合、生成物によって空気極が押し広げられると空気極同士の接触で短絡してしまうため、連結した金属空気電池セル間の距離を確保する必要があり、金属空気電池が大型化する問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数の金属空気電池セルを連結してもコンパクトな構成にできると共に、空気極の破損や短絡を防止することが可能な金属空気電池ユニットを提供することを目的とする。
本発明の金属空気電池ユニットは、両側に配置された空気極と、前記空気極の内側に配置された金属極と、を有する金属空気電池セルが複数個、空間を介して並設されており、前記空間に、各金属空気電池セルの対向する前記空気極同士が、互いに接触するのを防止する接触防止部材が設けられていることを特徴とする。
本発明では、前記接触防止部材は、前記空気極を前記金属空気電池セルに固定する固定枠と一体的に設けられていることが好ましい。
また本発明では、前記接触防止部材は、前記空気極の外側に当接して設けられており、前記接触防止部材が当接していない前記空気極の暴露面積は、70%以上であることが好ましい。
また本発明では、前記接触防止部材は、絶縁材で形成されることが好ましい。
また本発明では、前記空気極は、前記空間にて、互いに接近する方向に押し広げられる変形が許容されており、前記変形に基づく前記空気極同士の接触が前記接触防止部材にて防止されることが好ましい。
また本発明では、前記金属空気電池セルにて、前記金属極は、前記空気極と同数設置されることが好ましい。
また、本発明では、各金属空気電池セルには、電解液を給水する給水孔が設けられており、各金属空気電池セルの上面側には、複数の前記給水孔に給水可能な共通の給水スペースが設けられていることが好ましい。
また、本発明では、前記給水スペースに隣接し、電池出力を制御する電気系統スペースが設けられていることが好ましい。
本発明の金属空気電池ユニットによれば、複数の金属空気電池セルを連結してもコンパクトな構成にできると共に、空気極の破損や短絡を防止することができる。
第1の実施の形態における、金属空気電池ユニットの部分断面図である。 図1に示す各金属空気電池セルの部分側面図である。 金属空気電池セルを構成する空気極同士が短絡した状態を示す部分断面図である。 図1に示す金属空気電池ユニットにて、空気極同士の短絡が防止される状態を示す部分断面図である。 本実施の形態における、接触防止部材の形状を示す模式図である。 第2の実施の形態における、金属空気電池ユニットの部分断面図である。 本実施の形態の給水スペース、及び、電気系統スペースを示す模式図(金属空気電池ユニットの上面図)である。
以下、本発明の一実施の形態(以下、「実施の形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
図1は、第1の実施の形態における、金属空気電池ユニットの部分断面図である。また、図2は、図1に示す各金属空気電池セルの部分側面図である。なお、図1では、同じ構成の金属空気電池セル22が3つ図示されているが、各金属空気電池セル22の全てに符号を入れておらず、同じ構成部材については、同じ符号が付されているものとする。他の図面においても同様である。なお、図1では、接触防止部材11の図示を誇張するために、図2よりも幅寸法を大きく図示した。また、各図における寸法比は、図面の見易さのため、夫々任意となっている。
図1に示すように、金属空気電池ユニット1は、複数個の金属空気電池セル22がセル台座24上に並設されたユニット本体23を備える。図1に示す構成では、金属空気電池セル22の数が3個であるが数を限定するものではない。所望の電気出力に応じて、連結する金属空気電気セル22の数を規定することが出来る。図1に示すように、各金属空気電池セル22は、空間25を介して並設されている。
図1に示すように、各金属空気電池セル22は、両側に配置された一対の空気極3と、空気極3の内側に配置された金属極4とを備える。空気極3は、各金属空気電池セル22の外側に位置し外部に露出した状態(空気に曝される状態)とされる。このように、各金属空気電池セル22を複数個、並設し、各金属空気電池セル22の両側に空気極3を配置することで、金属空気電池ユニット1の高出力及び小型化を実現できる。
図2(図1の矢印方向Aから見た部分側面図)に示すように、空気極3の周囲の外周部は、固定枠5にて固定されている。固定枠5は、金属空気電池セル22を構成するケースの一部である。なお、空気極3を固定する方法は、接着剤を用いるなど従来公知の方法であってもよいが、空気極3を固定枠5にて固定することが、金属空気電池セル22の運転時等にて、空気極3を確実に金属空気電池セル22に固定でき、好ましい。
また、図1や図2には図示しないが、ユニット本体23の両側には、プロテクタが配置されても良く、プロテクタを配置する事で、ユニット本体23の外側に位置する空気極3を、外部から保護している。このとき、プロテクタと空気極3との間には、空間が形成されている。これにより、各金属空気電池セル22間にて対向する空気極3を、各金属空気電池セル22間に設けられた空間25により空気に曝すことができると共に、ユニット本体23の両側に配置された空気極3も、プロテクタとの間の空間により空気に曝すことができる。
図1に示すように、ユニット本体23の上面には上ケース26が設けられている。図1に示すように、上ケース26は、底面26aと、底面26aの各辺から立設された側面26bとを、有して構成される。図1に示すように、上ケース26には、各金属空気電池セル22に電解液を供給する給水スペース27が設けられる。
図1に示すように、各金属空気電池セル22の上面側には、セル内部へ通じる給水孔を備えた筒状部22aが設けられている。給水スペース27の底面26aには、筒状部22aと対応する位置に穴が設けられている。そして、筒状部22aが、給水スペース27の底面26aの穴に挿入されて、筒状部22aの一部が、給水スペース27内に位置する。
図1に示すように、電解液7が、給水スペース27に供給されると、筒状部22aの給水孔を通じて、電解液7が、各金属空気電池セル22の内部に供給され、発電が開始される。
金属極4がマグネシウムであるとき、金属極4の近傍においては、下記(1)で示す酸化反応が生じる。また、空気極3においては、下記(2)で示す還元反応が生じる。マグネシウム空気電池全体としては、下記(3)に示す反応が起こり、放電が行われる。
(1) 2Mg →2Mg2++4e
(2)O+2HO+4e →4OH
(3)2Mg+O+2HO →2Mg(OH)
ところで、上記酸化還元反応において生成物が生じ、該生成物は、電極に付着する。図3に示す金属空気電池ユニットは、本実施の形態の金属空気電池ユニット1に対する比較例である。
図3に示すように、生成物10は、徐々に各金属空気電池セル22の内部に堆積する。この堆積された生成物10が空気極3を外側に押し広げる。これにより、各金属空気電池セル22の間の空間25にて対向する空気極3同士が近接する方向に変形し、空気極3が破損したり、やがて、対向する空気極3同士が接触し、短絡してしまう。
そこで、本実施の形態では、図1に示すように、各金属空気電池セル22にて対向する空気極3の間の空間25に、空気極3同士が接触するのを防止する接触防止部材11を設けた。
図4は、図1に示す金属空気電池ユニットにて、空気極同士の短絡が防止される状態を示す部分断面図である。
図4に示すように、生成物10が、各金属空気電池セル22の内部に堆積し、生成物10が空気極3を押し広げるように変形しても、接触防止部材11の介在により、空気極3同士が直接接触するのを防止できる。したがって、本実施の形態によれば、空気極3同士が短絡する不具合を防止することができる。また、空気極3の外側に配置された接触防止部材11により、空気極3同士が接近する方向への変形量を抑制でき、空気極3の破損を効果的に抑制することができる。
本実施の形態では、ある程度、空気極3が外側に押し広げられ変形することを許容するように、接触防止部材11を設けることが好ましい。すなわち、空気極3の変形を許容することで、金属極4と空気極3間の生成物10の堆積スペースを確保でき、発電時間を延ばすことができる。その一方で、空気極3の変形が大きくなると破損が生じたり、短絡が発生するため、本実施の形態では、接触防止部材11を設けることで変形の許容量を小さくして破損が生じにくくし、また短絡発生を防止している。
図5は、本実施の形態における、接触防止部材の形状を示す模式図である。図5Aに示す接触防止部材11の形状は、図2に示すものと同じである。すなわち、図5Aでは、接触防止部材11は、空気極3の縦方向の略中央位置を通って左右方向(縦方向に対して直交する方向)に延出して固定枠5に連結されている。このように、図5Aでは、接触防止部材11が、固定枠5と一体的に形成されている。これにより、接触防止部材11を、空気極3に接着等せず、簡単に、空気極3の外側に配置することができる。
また、図5Bに示すように、空気極3の縦方向に対して三等分するように、2本の接触防止部材11が、左右に延出し、各接触防止部材11の両端が、固定枠5に連結されていてもよい。なお、接触防止部材11の本数を特に限定するものでないが、あまり本数を多くすると、外部に露出する空気極3の暴露面積、すなわち、空気に曝される暴露面積が減るので、必要な暴露面積に応じて、接触防止部材11の本数や、接触防止部材11の大きさを任意に決めることができる。
また、図5Cに示すように、四角形状の固定枠5の対角同士を結ぶ1本の接触防止部材11が設置されてもよい。また、図5Dに示すように、固定枠5の夫々の対角同士を結ぶ2本の接触防止部材11が、設置されていてもよい。
また、図5Eに示すように、接触防止部材11を、固定枠5と連結せずに、空気極3の略中央のみに設置しても良い。このとき、接触防止部材11は、空気極3の外面に接着剤等で接合される。また、図5Fに示すように、複数個の接触防止部材11を、接着剤等で、空気極3の外面に接合しても良い。なお、図5E及び図5Fにおいて、接触防止部材11の数や形状を限定するものでなく、任意の数や形状とすることができる。
図5に示す各接触防止部材11は、いずれも、空気極3の外側に当接して設けられている。したがって、空気極3の外部への暴露面積は、空気極3の外面に対して、接触防止部材11が設けられていない領域となる。このとき、暴露面積は、70%以上であることが好ましい。また、暴露面積は、80%以上となることが特に好ましい。空気極3の暴露面積が、70%未満であると、反応に必要な空気を取り込む量が不足するため、金属空気電池として所望の出力が得られない場合がある。したがって、空気極3の暴露面積が、70%以上となるように、接触防止部材11の大きさや数を調整することが好ましい。
また、図示しないが、図1に示す各金属空気電池セル22の間の空間25に、シート状(例えば、紙やプラスチックシート)の接触防止部材11が、各空気極3から離隔されて配置されていてもよい。これによっても、堆積された生成物10により空気極3が押し広げられ、空気極3同士が接近する方向に変形しても、空気極3同士が接触するのを、適切に防止することができる。
また、図1では、空間25において、対向する空気極3の外面の両方に、接触防止部材11が設けられているが、一方の空気極3の外面にのみ接触防止部材11を設けてもよい。また、図1では、空間25において、対向する空気極3の外面の両方に、接触防止部材11を同じ中央位置に設けているが、一方の空気極3の外面に設けられる接触防止部材11と、他方の空気極3の外面に設けられる接触防止部材11と、を異なる場所に設置してもよい。
また、図5においては、図5Bを除いて、接触防止部材11が、空気極3の略中央位置や略中央を通るように形成されているが、空気極3の略中央位置が最も外側に押し広げられやすいため、接触防止部材11を略中央に設けることで、生成物10が形成された際の空気極3の変形を抑制でき、空気極3の破損と短絡を効果的に防止することができる。ただし、接触防止部材11の形成位置は、空気極3の略中央位置や略中央を通る位置に限定されるものではない。
本実施の形態では、接触防止部材11は、絶縁材で形成されることが好適である。これにより、接触防止部材11を介して空気極3同士が接触しても電気的に短絡することはない。絶縁材の材質を限定するものでなく、無機材料及び有機材料の別を問わない。例えば、固定枠5と一体的に、接触防止部材11を設ける構成では、固定枠5を絶縁樹脂の成形体で形成することができるので、接触防止部材11を、同じ絶縁樹脂の成形体で形成することができる。
図2等に示すように、接触防止部材11を、固定枠5と一体的に形成する構成では、上記したように、接触防止部材11と固定枠5とを成形体にて一体的に形成できる。このため、接触防止部材11と固定枠5とが一体的に成形された部材を、図1に示すように、ユニット本体の外側に位置する空気極3の固定用としても用いることで、成形型は一種類で足りる。すなわち、ユニット本体23の外側に位置する空気極3においては、生成物10にて押し広げられても、対向する空気極3は存在しないため、短絡の不具合は生じない。そのため、ユニット本体23の外側の空気極3用の固定枠5に、接触防止部材11が形成されていなくてもよいが、その場合は、成形型が2種類必要となる。よって、接触防止部材11と固定枠5とが一体的に成形された部材を、ユニット本体23の外側に位置する空気極3の固定用としても用いることで、成形型は一種類で足り、製造コストを低減させることができる。また、既述したように、ユニット本体23の両側に、プロテクタが配置される構成では、接触防止部材11が、プロテクタの内面に接触し、空気極3がプロテクタに直接接触するのを防止することができる。
図6は、第2の実施の形態における、金属空気電池ユニットの部分断面図である。図6に示す第2の実施の形態では、金属空気電池セル22内に、金属極4が、空気極3と同数設置されている。すなわち、図6に示すように、各金属空気電池セル22において、空気極3及び金属極4は共に、2枚ずつ設置される。なお、図6に示すように、各金属極4は、対向する空気極3と略同一の面積にて形成されることが好ましい。
また、図6に示すように、2枚の金属極4は空間12を介して離れており、この空間12は、電解液7で満たされる。よって、図6に示す構成では、図1に示す構成に比べて、電池反応領域が増え、電池出力を向上させることができる。
金属極4は、表面が平面であっても良いし、凹凸面であってもよい。また、金属極4には、生成物10を、金属極4間の空間12に逃がすためのスリットや孔(いずれも図示しない)を設けても良い。
また、各金属空気電池セル22の各電極を直列接続しても並列接続してもよく、配線方法を特に限定するものではない。
図7は、本実施の形態の給水スペース、及び、電気系統スペースを示す模式図(金属空気電池ユニットの上面図)である。
図7Aに示す実施の形態では、給水スペース27と、電気系統スペース28とが、一体の上ケース26に設けられている。ここで、電気系統スペース28は、各金属空気電池セルを構成する空気極や金属極に接続される配線や、制御基板等を配置するスペースである。
図7Aに示すように、給水スペース27と、電気系統スペース28との間には、底面26aから壁29が立設されている。壁29の高さは、例えば、側面26bの高さと同程度である。壁29が設けられることで、給水スペース27に供給された電解液が、電気系統スペース28に流れるのを防止することが出来る。
図7Bに示す実施の形態では、給水スペース27と電気系統スペース28とが、別体の上ケース32、33に設けられている。図7Bでは、上ケース32と上ケース33との対向面が接しているが、上ケース32と上ケース33との対向面間に隙間があってもよい。
また、上記に挙げた実施の形態では、給水スペース27と、電気系統スペース28とが共に、上ケースに設けられていたが、例えば、給水スペース27を、上ケースに配置し、電気系統スペース28を、ユニット本体23の外側面に設けることも可能である。ただし、給水スペース27と、電気系統スペース28とを、一体的に或いは個別に上ケースに設けることで、コンパクトで且つ部品点数が少ない金属空気電池ユニット1の構成にできる。
本発明の金属空気電池によれば、複数の金属空気電池セルを連結してもコンパクトな構成にできるとともに、空気極の破損や短絡を防止する金属空気電池を提供することができる。したがって、本発明の金属空気電池ユニットを、災害時等における非常用電源等として有効に適用することが出来る。
1 金属空気電池ユニット
3 空気極
4 金属極
7 電解液
10 生成物
11 接触防止部材
12、25 空間
22 金属空気電池セル
22a 筒状部
23 ユニット本体
24 セル台座
26、32、33 上ケース
27 給水スペース
28 電気系統スペース
29 壁

Claims (8)

  1. 両側に配置された空気極と、前記空気極の内側に配置された金属極と、を有する金属空気電池セルが複数個、空間を介して並設されており、
    前記空間に、各金属空気電池セルの対向する前記空気極同士が、互いに接触するのを防止する接触防止部材が設けられていることを特徴とする金属空気電池ユニット。
  2. 前記接触防止部材は、前記空気極を前記金属空気電池セルに固定する固定枠と一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の金属空気電池ユニット。
  3. 前記接触防止部材は、前記空気極の外側に当接して設けられており、前記接触防止部材が当接していない前記空気極の暴露面積は、70%以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金属空気電池ユニット。
  4. 前記接触防止部材は、絶縁材で形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の金属空気電池ユニット。
  5. 前記空気極は、前記空間にて、互いに接近する方向に押し広げられる変形が許容されており、前記変形に基づく前記空気極同士の接触が前記接触触防止部材にて防止されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の金属空気電池ユニット。
  6. 前記金属空気電池セルにて、前記金属極は、前記空気極と同数設置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の金属空気電池ユニット。
  7. 各金属空気電池セルには、電解液を給水する給水孔が設けられており、各金属空気電池セルの上面側には、複数の前記給水孔に給水可能な共通の給水スペースが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の金属空気電池ユニット。
  8. 前記給水スペースに隣接し、電池出力を制御する電気系統スペースが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の金属空気電池ユニット。

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