JP6520156B2 - 蓄電装置及び蓄電装置モジュール - Google Patents

蓄電装置及び蓄電装置モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP6520156B2
JP6520156B2 JP2015017330A JP2015017330A JP6520156B2 JP 6520156 B2 JP6520156 B2 JP 6520156B2 JP 2015017330 A JP2015017330 A JP 2015017330A JP 2015017330 A JP2015017330 A JP 2015017330A JP 6520156 B2 JP6520156 B2 JP 6520156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom wall
side wall
power storage
wall
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015017330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016143515A (ja
Inventor
幹也 栗田
幹也 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2015017330A priority Critical patent/JP6520156B2/ja
Publication of JP2016143515A publication Critical patent/JP2016143515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6520156B2 publication Critical patent/JP6520156B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、蓄電装置及び蓄電装置モジュールに関する。
従来の蓄電装置としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の蓄電装置は、電極体と、この電極体及び電解質を収容する直方体状のケースとを備えている。ケースは、一面に開口部を有する有底筒状の本体部材と、この本体部材の開口部を覆う蓋部材とを有している。
特開2013−246878号公報
上記従来技術のような蓄電装置では、例えば電解質からのガスの発生によりケースの内圧が上がり、その内圧による応力が本体部材(ケース本体)に作用し、結果的にケース本体が変形することがある。
本発明の目的は、ケース本体の変形を抑えることができる蓄電装置及び蓄電装置モジュールを提供することである。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、電極組立体と、電極組立体を収容する直方体状のケースとを備えた蓄電装置であって、ケースは、断面矩形状の開口部を有するケース本体と、開口部を覆い塞ぐ平面視矩形状の蓋体とを有し、ケース本体は、平面視矩形状の底壁と、底壁の1対の長辺縁部に互いに対向するように立設された1対の第1側壁と、底壁の1対の短辺縁部に第1側壁と同じ方向において互いに対向するように立設された1対の第2側壁とを有し、第2側壁の厚さは、第2側壁の端部から第2側壁の中央部に向かって大きくなっていることを特徴とする。
このような蓄電装置においては、ケースの内圧によりケース本体に応力が作用する。このとき、第2側壁の中央部に作用する応力は、第2側壁の端部に作用する応力よりも大きい。本発明では、第2側壁の厚さは、第2側壁の端部から第2側壁の中央部に向かって大きくなっている。このため、第2側壁に作用する応力に対する第2側壁の強度が確保される。これにより、第2側壁の変形が抑えられる。
第2側壁は、ケース本体の内側に向かって凸状となっていてもよい。この場合には、第2側壁の外壁面の形状が平面状であっても、第2側壁の厚さが第2側壁の端部から第2側壁の中央部に向かって大きくなる。
第2側壁の内壁面は、第2側壁の中央部に頂点が位置するような断面山形状を有していてもよい。この場合には、第2側壁の中央部の厚さが確保されるため、第2側壁の中央部の変形が確実に抑えられる。
第2側壁の内壁面は、第2側壁の中央部に平面状の頂部が位置するような断面山形状を有していてもよい。この場合には、電極組立体をケース本体内に収容する際に、電極組立体に傷が付きにくい。従って、電極組立体の収容作業性が向上する。
本発明の他の側面に係る蓄電装置は、電極組立体と、電極組立体を収容する直方体状のケースとを備えた蓄電装置であって、ケースは、断面矩形状の開口部を有するケース本体と、開口部を覆い塞ぐ平面視矩形状の蓋体とを有し、ケース本体は、平面視矩形状の底壁と、底壁の1対の長辺縁部に互いに対向するように立設された1対の第1側壁と、底壁の1対の短辺縁部に第1側壁と同じ方向において互いに対向するように立設された1対の第2側壁とを有し、底壁の厚さは、底壁の端部から底壁の中央部に向かって大きくなっていることを特徴とする。
このような蓄電装置においては、ケースの内圧によりケース本体に応力が作用する。このとき、底壁の中央部に作用する応力は、底壁の端部に作用する応力よりも大きい。本発明では、底壁の厚さは、底壁の端部から底壁の中央部に向かって大きくなっている。このため、底壁に作用する応力に対する底壁の強度が確保される。これにより、底壁の変形が抑えられる。
底壁は、ケース本体の内側に向かって凸状となっていてもよい。この場合には、底壁の外壁面の形状が平面状であっても、底壁の厚さが底壁の端部から底壁の中央部に向かって大きくなる。
底壁の内壁面は、底壁の中央部に頂点が位置するような断面山形状を有していてもよい。この場合には、底壁の中央部の厚さが確保されるため、底壁の中央部の変形が確実に抑えられる。
底壁の内壁面は、底壁の中央部に平面状の頂部が位置するような断面山形状を有していてもよい。この場合には、電極組立体をケース本体内に収容する際に、電極組立体に傷が付きにくい。従って、電極組立体の収容作業性が向上する。
第1側壁の厚さは、第1側壁の端部から第1側壁の中央部に向かって大きくなっていてもよい。この場合には、第1側壁の中央部に作用する応力が第1側壁の端部に作用する応力よりも大きくても、第1側壁に作用する応力に対する第1側壁の強度が確保される。これにより、第1側壁の変形が抑えられる。
本発明の他の側面に係る蓄電装置モジュールは、上述した複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置をそれぞれ保持する複数のホルダと、複数の蓄電装置を両側から拘束する1対の拘束部材とを備え、複数の蓄電装置は、各々の第1側壁同士が対向するように配列されており、1対の拘束部材は、複数の蓄電装置を蓄電装置の配列方向に対して両側から拘束することを特徴とする。
このような蓄電装置モジュールにおいては、蓄電装置のケースの内圧によりケース本体に応力が作用する。このとき、ケース本体を構成する壁の中央部に作用する応力は、壁の端部に作用する応力よりも大きい。本発明では、壁の厚さは、当該壁の端部から当該壁の中央部に向かって大きくなっている。このため、壁に作用する応力に対する壁の強度が確保される。これにより、ケース本体の変形が抑えられる。
本発明によれば、ケース本体の変形を抑えることができる蓄電装置及び蓄電装置モジュールが提供される。
一実施形態の蓄電装置モジュールとして電池モジュールを示す上視平面図である。 図1に示された電池モジュールの分解斜視図である。 図2に示された二次電池の斜視図である。 図3に示されたケースの分解斜視図である。 図4のA−A線断面図及びB−B線断面図である。 図5に示されたケースの変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態の蓄電装置モジュールとして電池モジュールを示す上視平面図であり、図2は、図1に示された電池モジュールの分解斜視図である。各図において、本実施形態の電池モジュール1は、一方向に配列された複数(ここでは7つ)の電池ユニット2から構成される電池ユニット群3と、この電池ユニット群3の両側に配置された1対のエンドプレート4とを備えている。
一方のエンドプレート4と電池ユニット群3との間には、衝撃吸収用のゴム部材5及び中間板6が電池ユニット2の配列方向に並んで配置されている。エンドプレート4は、複数組(ここでは4組)のボルト7及びナット8により複数の電池ユニット2を当該電池ユニット2の配列方向に対して両側から拘束する拘束部材である。エンドプレート4は、剛性の高い金属(例えば鉄)からなっている。
電池ユニット2は、蓄電装置としての二次電池10と、この二次電池10を保持するホルダ11とを有している。本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン二次電池である。
二次電池10は、図3に示されるように、電極組立体12と、この電極組立体12を収容する直方体状のケース13と、このケース13に取り付けられた正極端子14及び負極端子15とを備えている。ケース13内には、電解液(図示せず)が充填されている。なお、ここでいう直方体状は、完全な直方体状だけでなく、略直方体状も含む。
電極組立体12は、特に図示はしないが、正極用の活物質を含む正極シートと、負極用の活物質を含む負極シートと、これらの正極シートと負極シートとの間に挟まれたセパレータとから構成されている。正極シート、負極シート及びセパレータは、複数枚ずつ積層されている。
ケース13は、金属(例えばアルミニウム)からなっている。ケース13は、図3及び図4に示されるように、断面矩形状の開口部16aを上面に有する有底角筒状のケース本体16と、このケース本体16の開口部16aを覆い塞ぐ平面視矩形状の蓋体17とを有している。ケース本体16と蓋体17とは、溶接により接合されている。なお、ここでいう矩形状は、完全な矩形状だけでなく、略矩形状も含む。
図5(a)は、図4のA−A線断面図であり、図5(b)は、図4のB−B線断面図である。図5において、ケース本体16は、平面視矩形状の底壁18と、この底壁18の1対の長辺縁部18rに互いに対向するように立設された1対の第1側壁19と、底壁18の1対の短辺縁部18sに第1側壁19と同じ方向において互いに対向するように立設された1対の第2側壁20とを有している。底壁18の長辺縁部18rは、底壁18の長辺に沿った縁部である。底壁18の短辺縁部18sは、底壁18の短辺に沿った縁部である。第1側壁19は、底壁18の長辺縁部18rと繋がっている。第2側壁20は、底壁18の短辺縁部18s及び第1側壁19の両側端部と繋がっている。
底壁18は、ケース本体16の内側に向かって凸状となっている。具体的には、底壁18の内壁面18aは、底壁18の中央部に頂点18bが位置するような断面山形状(断面三角形状)を有している。ここで、底壁18の中央部とは、底壁18の厚さ方向に垂直な2つの方向の中央部のことである。ケース本体16の底面を構成する底壁18の外壁面18cは、平面状を呈している。
これにより、底壁18の厚さは、底壁18の端部(縁部)から底壁18の中央部に向かって連続的に大きくなっている。底壁18の端部の厚さ(最小厚さ)は、例えば2.0mmであり、底壁18の中央部の厚さ(最大厚さ)は、例えば3.0mmである。また、底壁18の最小厚さと最大厚さとの比は、例えば1.1〜2.0である。
各第1側壁19は、ケース本体16の内側に向かって凸状となっている。具体的には、第1側壁19の内壁面19aは、第1側壁19の中央部に頂点19bが位置するような断面山形状(断面三角形状)を有している。ここで、第1側壁19の中央部とは、第1側壁19の厚さ方向に垂直な2つの方向の中央部のことである。ケース本体16の互いに対向する一方の側面を構成する各第1側壁19の外壁面19cは、平面状を呈している。
これにより、第1側壁19の厚さは、第1側壁19の端部(縁部)から第1側壁19の中央部に向かって連続的に大きくなっている。第1側壁19の厚さは、底壁18の厚さと同じであってもよいし、底壁18の厚さと異なっていてもよい。
各第2側壁20は、ケース本体16の内側に向かって凸状となっている。具体的には、第2側壁20の内壁面20aは、第2側壁20の中央部に頂点20bが位置するような断面山形状(断面三角形状)を有している。ここで、第2側壁20の中央部とは、第2側壁20の厚さ方向に垂直な2つの方向の中央部のことである。ケース本体16の互いに対向する他方の側面を構成する各第2側壁20の外壁面20cは、平面状を呈している。
これにより、第2側壁20の厚さは、第2側壁20の端部(縁部)から第2側壁20の中央部に向かって連続的に大きくなっている。第2側壁20の厚さは、底壁18の厚さと同じであってもよいし、底壁18の厚さと異なっていてもよい。
このようなケース本体16は、例えば底壁18、第1側壁19及び第2側壁20を別々に作った後、第1側壁19及び第2側壁20を底壁18に溶接すると共に第1側壁19と第2側壁20とを溶接することにより得られる。
蓋体17は、厚さが全体的に等しい平板で構成されている。蓋体17の厚さは、例えば2.0mmである。蓋体17には、正極端子14及び負極端子15を取り付けるための2つの貫通孔17aが形成されている。蓋体17の端部(縁部)は、第1側壁19及び第2側壁20と繋がっている。
図1〜図3に戻り、正極端子14及び負極端子15は、電極組立体12の電力を外部に取り出すための端子である。正極端子14及び負極端子15は、蓋体17に電気的に絶縁された状態で取り付けられている。正極端子14は、電極組立体12の正極シートと電気的に接続されている。負極端子15は、電極組立体12の負極シートと電気的に接続されている。
二次電池10を保持するホルダ11は、樹脂によって一体成形された枠体状の部材である。ホルダ11は、二次電池10が載置される基部21と、二次電池10をケース本体16の各第2側壁20の対向方向に対して挟む1対の側部22と、二次電池10の蓋体17の一部(正極端子14及び負極端子15と蓋体17の中央部分とを除いた部分)を覆う配線部23とを有している。基部21において二次電池10が載置される面と、側部22において二次電池10のケース本体16の第2側壁20と対向する面とは、何れも平面状を呈している。
配線部23には、上記のボルト7のネジ部が挿通されるボルト挿通孔24aを有するボルトガイド部24が複数(ここでは2つ)設けられている。ホルダ11の各下端角部には、上記のボルト7のネジ部が挿通されるボルト挿通孔25aを有するボルトガイド部25がそれぞれ設けられている。
複数の二次電池10は、各々のケース本体16の第1側壁19同士が伝熱プレート26及び両面接着テープ27を挟んで対向するように配列されている。隣り合う2つの二次電池10は、正極端子14及び負極端子15が互いに逆向きとなるように配置されている。そして、隣り合う2つの二次電池10の正極端子14及び負極端子15同士がバスバー28を介して接続されている。各二次電池10は、1対のエンドプレート4によって二次電池10の配列方向に対して両側から拘束されている。
以上のように構成された電池モジュール1においては、二次電池10のケース13内に充填された電解液から水素ガスが発生すると、ケース13の内圧が高くなる。また、二次電池10の正極シート及び負極シートに設けられた活物質が膨張・収縮しても、ケース13の内圧が高くなる。ケース13の内圧が高くなると、その内圧による応力がケース13に加わる。
このとき、ケース本体16の底壁18の端部は、ケース本体16の第1側壁19及び第2側壁20と繋がっているが、底壁18の中央部は、第1側壁19及び第2側壁20から離れている。従って、底壁18の中央部に加わる応力は底壁18の端部に加わる応力よりも大きいため、底壁18の中央部は底壁18の端部よりも変形しやすい。また、第1側壁19の端部は、底壁18、第2側壁20及び蓋体17と繋がっているが、第1側壁19の中央部は、底壁18、第2側壁20及び蓋体17から離れている。従って、第1側壁19の中央部に加わる応力は第1側壁19の端部に加わる応力よりも大きいため、第1側壁19の中央部は第1側壁19の端部よりも変形しやすい。また、第2側壁20の端部は、底壁18、第1側壁19及び蓋体17と繋がっているが、第2側壁20の中央部は、底壁18、第1側壁19及び蓋体17から離れている。従って、第2側壁20の中央部に加わる応力は第2側壁20の端部に加わる応力よりも大きいため、第2側壁20の中央部は第2側壁20の端部よりも変形しやすい。
ただし、各二次電池10は、1対のエンドプレート4によって二次電池10の配列方向に拘束されている。このため、各二次電池10のケース本体16の第1側壁19同士は、互いに拘束されることになる。一方、ケース本体16の底壁18及び第2側壁20は、樹脂製のホルダ11の基部21及び側部22とそれぞれ接触するだけである。従って、底壁18及び第2側壁20は、第1側壁19に比べて変形しやすい。
これに対し本実施形態では、第2側壁20の厚さは、第2側壁20の端部から第2側壁20の中央部に向かって大きくなっている。従って、ケース13の内圧によって第2側壁20に作用する応力に対する第2側壁20の強度が確保されるため、第2側壁20に作用する応力による第2側壁20の変形を抑えることができる。その結果、ホルダ11の側部22の変形を抑えることができる。
また、第2側壁20はケース本体16の内側に向かって凸状となっているので、上述したように第2側壁20の外壁面20cの形状が平面状であっても、第2側壁20の厚さが第2側壁20の端部から第2側壁20の中央部に向かって大きくなる。このとき、第2側壁20の外壁面20cの形状が平面状となっているため、ホルダ11の側部22における第2側壁20と対向する面を、第2側壁20の外壁面20cの形状に合わせて加工しなくて済む。
また、第2側壁20の内壁面20aは、第2側壁20の中央部に頂点20bが位置するような断面山形状を有している。従って、第2側壁20の中央部の厚さが確保されるため、第2側壁20に作用する応力による第2側壁20の中央部の変形を確実に抑えることができる。
さらに、本実施形態では、底壁18の厚さは、底壁18の端部から底壁18の中央部に向かって大きくなっている。従って、ケース13の内圧によって底壁18に作用する応力に対する底壁18の強度が確保されるため、底壁18に作用する応力による底壁18の変形を抑えることができる。その結果、ホルダ11の基部21の変形を抑えることができる。
また、底壁18はケース本体16の内側に向かって凸状となっているので、上述したように底壁18の外壁面18cの形状が平面状であっても、底壁18の厚さが底壁18の端部から底壁18の中央部に向かって大きくなる。このとき、底壁18の外壁面18cの形状が平面状となっているため、ホルダ11の基部21におけるケース13が載置される面を、底壁18の外壁面18cの形状に合わせて加工しなくて済む。
また、底壁18の内壁面18aは、底壁18の中央部に頂点18bが位置するような断面山形状を有している。従って、底壁18の中央部の厚さが確保されるため、底壁18に作用する応力による底壁18の中央部の変形を確実に抑えることができる。
さらに、第1側壁19の厚さは、第1側壁19の端部から第1側壁19の中央部に向かって大きくなっている。従って、ケース30の内圧によって第1側壁19に作用する応力に対する第1側壁19の強度が確保されるため、第1側壁19に作用する応力による第1側壁19の変形を抑えることができる。
以上のように本実施形態によれば、ケース本体16の変形を防止することができる。また、ケース本体16を構成する底壁18、第1側壁19及び第2側壁20を端部から中央部まで全体的に厚くする場合に比べて、電極組立体12が収容されると共に電解液(図示せず)が充填されるケース13の内部空間を広くすることができる。これにより、電池モジュール1の容量を高めることが可能である。
図6は、図5に示されたケース13の変形例を示す断面図であり、図5に対応する図である。図6において、底壁18の内壁面18aは、底壁18の中央部に平面状の頂部18dが位置するような断面山形状(断面台形状)を有している。これにより、底壁18の厚さは、底壁18の端部(縁部)から底壁18の中央部に向かって連続的に大きくなっている。
第1側壁19の内壁面19aは、第1側壁19の中央部に平面状の頂部19dが位置するような断面山形状(断面台形状)を有している。これにより、第1側壁19の厚さは、第1側壁19の端部(縁部)から第1側壁19の中央部に向かって連続的に大きくなっている。
第2側壁20の内壁面20aは、第2側壁20の中央部に平面状の頂部20dが位置するような断面山形状(断面台形状)を有している。これにより、第2側壁20の厚さは、第2側壁20の端部(縁部)から第2側壁20の中央部に向かって連続的に大きくなっている。
このような本変形例においては、電極組立体12をケース本体16内に収容する際に、電極組立体12に傷が付きにくい。従って、電極組立体12の収容作業性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、底壁18の内壁面18aは、底壁18の中央部に頂点18bが位置するような断面山形状を有しているか、或いは底壁18の中央部に平面状の頂部18dが位置するような断面山形状を有しているが、底壁18の厚さが底壁18の端部から底壁18の中央部に向かって大きくなるように底壁18が凸状となっていれば、底壁18の内壁面18aの形状としては、特にそれらには限られず、例えば断面湾曲状となっていてもよい。同様に、第1側壁19の内壁面19a及び第2側壁20の内壁面20aの形状としては、例えば断面湾曲状となっていてもよい。
また、上記実施形態では、底壁18の厚さが底壁18の端部から底壁18の中央部に向かって連続的に大きくなっているが、特にその形態には限られず、底壁18の厚さが底壁18の端部から底壁18の中央部に向かって段階的に大きくなっていてもよい。同様に、第1側壁19の厚さが第1側壁19の端部から第1側壁19の中央部に向かって段階的に大きくなっていてもよく、第2側壁20の厚さが第2側壁20の端部から第2側壁20の中央部に向かって段階的に大きくなっていてもよい。
また、上記実施形態では、底壁18がケース本体16の内側に向かって凸状となっているが、特にその形態には限られず、底壁18がケース本体16の外側に向かって凸状となっていてもよい。同様に、第1側壁19及び第2側壁20がケース本体16の外側に向かって凸状となっていてもよい。この場合には、ケース13の内部空間を広くしつつ、電極組立体12をケース本体16内に収容しやすくなる。
さらに、上記実施形態では、底壁18の厚さが底壁18の端部から底壁18の中央部に向かって大きくなり、第1側壁19の厚さが第1側壁19の端部から第1側壁19の中央部に向かって大きくなり、第2側壁20の厚さが第2側壁20の端部から第2側壁20の中央部に向かって大きくなっているが、特にその形態には限られず、少なくとも底壁18の厚さが底壁18の端部から底壁18の中央部に向かって大きくなっているか、或いは少なくとも第2側壁20の厚さが第2側壁20の端部から第2側壁20の中央部に向かって大きくなっていればよい。このとき、底壁18の凸形状及び第2側壁20の凸形状の組み合わせは、適宜変更可能である。例えば、底壁18の凸形状を断面山形状とし、第2側壁20の凸形状を断面湾曲状としてもよいし、底壁18の凸形状を断面湾曲状とし、第2側壁20の凸形状を断面山形状としてもよい。
また、上記実施形態では、蓋体17の厚さは全体的に等しくなっているが、特にその形態には限られず、蓋体17の厚さが蓋体17の端部から蓋体17の中央部に向かって大きくなっていてもよい。なお、蓋体17の厚さは、ケース本体16の厚さと同じであってもよいし、ケース本体16の厚さと異なっていてもよい。
さらに、上記実施形態では、蓄電装置がリチウムイオン二次電池等の二次電池10であるが、本発明の蓄電装置は、特に二次電池には限られず、例えば電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタ等にも適用可能である。
1…電池モジュール(蓄電装置モジュール)、4…エンドプレート(拘束部材)、10…二次電池(蓄電装置)、11…ホルダ、12…電極組立体、13…ケース、16…ケース本体、16a…開口部、17…蓋体、18…底壁、18a…内壁面、18b…頂点、18d…頂部、18r…長辺縁部、18s…短辺縁部、19…第1側壁、19a…内壁面、19b…頂点、19d…頂部、20…第2側壁、20a…内壁面、20b…頂点、20d…頂部。

Claims (10)

  1. 電極組立体と、前記電極組立体を収容する直方体状のケースとを備えた蓄電装置であって、
    前記ケースは、断面矩形状の開口部を有するケース本体と、前記開口部を覆い塞ぐ平面視矩形状の蓋体とを有し、
    前記ケース本体は、平面視矩形状の底壁と、前記底壁の1対の長辺縁部に互いに対向するように立設された1対の第1側壁と、前記底壁の1対の短辺縁部に前記第1側壁と同じ方向において互いに対向するように立設された1対の第2側壁とを有し、
    前記第1側壁の厚さは、前記第1側壁の端部から前記第1側壁の中央部に向かって大きくなっており、
    前記第2側壁の厚さは、前記第2側壁の端部から前記第2側壁の中央部に向かって大きくなっていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記第2側壁は、前記ケース本体の内側に向かって凸状となっていることを特徴とする請求項1記載の蓄電装置。
  3. 前記第2側壁の内壁面は、前記第2側壁の中央部に頂点が位置するような断面山形状を有していることを特徴とする請求項2記載の蓄電装置。
  4. 前記第2側壁の内壁面は、前記第2側壁の中央部に平面状の頂部が位置するような断面山形状を有していることを特徴とする請求項2記載の蓄電装置。
  5. 電極組立体と、前記電極組立体を収容する直方体状のケースとを備えた蓄電装置であって、
    前記ケースは、断面矩形状の開口部を有するケース本体と、前記開口部を覆い塞ぐ平面視矩形状の蓋体とを有し、
    前記ケース本体は、平面視矩形状の底壁と、前記底壁の1対の長辺縁部に互いに対向するように立設された1対の第1側壁と、前記底壁の1対の短辺縁部に前記第1側壁と同じ方向において互いに対向するように立設された1対の第2側壁とを有し、
    前記第1側壁の厚さは、前記第1側壁の端部から前記第1側壁の中央部に向かって大きくなっており、
    前記底壁の厚さは、前記底壁の端部から前記底壁の中央部に向かって大きくなっていることを特徴とする蓄電装置。
  6. 前記底壁は、前記ケース本体の内側に向かって凸状となっていることを特徴とする請求項5記載の蓄電装置。
  7. 前記底壁の内壁面は、前記底壁の中央部に頂点が位置するような断面山形状を有していることを特徴とする請求項6記載の蓄電装置。
  8. 前記底壁の内壁面は、前記底壁の中央部に平面状の頂部が位置するような断面山形状を有していることを特徴とする請求項6記載の蓄電装置。
  9. 複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置をそれぞれ保持する複数のホルダと、
    前記複数の蓄電装置を両側から拘束する1対の拘束部材とを備え、
    前記蓄電装置は、電極組立体と、前記電極組立体を収容する直方体状のケースとを備え、
    前記ケースは、断面矩形状の開口部を有するケース本体と、前記開口部を覆い塞ぐ平面視矩形状の蓋体とを有し、
    前記ケース本体は、平面視矩形状の底壁と、前記底壁の1対の長辺縁部に互いに対向するように立設された1対の第1側壁と、前記底壁の1対の短辺縁部に前記第1側壁と同じ方向において互いに対向するように立設された1対の第2側壁とを有し、
    前記複数の蓄電装置は、各々の第1側壁同士が対向するように配列されており、
    前記1対の拘束部材は、前記複数の蓄電装置を前記蓄電装置の配列方向に対して両側から拘束し、
    前記第2側壁の厚さは、前記第2側壁の端部から前記第2側壁の中央部に向かって大きくなっていることを特徴とする蓄電装置モジュール。
  10. 複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置をそれぞれ保持する複数のホルダと、
    前記複数の蓄電装置を両側から拘束する1対の拘束部材とを備え、
    前記蓄電装置は、電極組立体と、前記電極組立体を収容する直方体状のケースとを備え、
    前記ケースは、断面矩形状の開口部を有するケース本体と、前記開口部を覆い塞ぐ平面視矩形状の蓋体とを有し、
    前記ケース本体は、平面視矩形状の底壁と、前記底壁の1対の長辺縁部に互いに対向するように立設された1対の第1側壁と、前記底壁の1対の短辺縁部に前記第1側壁と同じ方向において互いに対向するように立設された1対の第2側壁とを有し、
    前記複数の蓄電装置は、各々の第1側壁同士が対向するように配列されており、
    前記1対の拘束部材は、前記複数の蓄電装置を前記蓄電装置の配列方向に対して両側から拘束し、
    前記底壁の厚さは、前記底壁の端部から前記底壁の中央部に向かって大きくなっていることを特徴とする蓄電装置モジュール。
JP2015017330A 2015-01-30 2015-01-30 蓄電装置及び蓄電装置モジュール Expired - Fee Related JP6520156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015017330A JP6520156B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 蓄電装置及び蓄電装置モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015017330A JP6520156B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 蓄電装置及び蓄電装置モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016143515A JP2016143515A (ja) 2016-08-08
JP6520156B2 true JP6520156B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=56570663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015017330A Expired - Fee Related JP6520156B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 蓄電装置及び蓄電装置モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6520156B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110710022A (zh) * 2017-06-26 2020-01-17 松下知识产权经营株式会社 蓄电装置
CN117769783A (zh) * 2021-09-28 2024-03-26 株式会社杰士汤浅国际 蓄电装置
CN115832540A (zh) * 2021-10-14 2023-03-21 宁德时代新能源科技股份有限公司 电池单体、电池、用电设备、电池单体的制造装置和方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000331651A (ja) * 1999-05-24 2000-11-30 Furukawa Battery Co Ltd:The 蓄電池用電槽並びに蓄電池
JP2004071224A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Japan Storage Battery Co Ltd 蓄電池
JP4929606B2 (ja) * 2005-03-16 2012-05-09 トヨタ自動車株式会社 密閉型蓄電装置及びその製造方法
JP2016085912A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 株式会社Gsユアサ 蓄電素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016143515A (ja) 2016-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7045564B2 (ja) セル組立体に対する初期加圧力強化構造を有するバッテリーモジュール及びその製造方法
JP5342541B2 (ja) バッテリーパック
JP5538178B2 (ja) 二次電池
EP2562842B1 (en) Battery module
KR102444124B1 (ko) 배터리 모듈 및 이를 포함하는 배터리 팩
JP7024735B2 (ja) 蓄電装置
US10615382B2 (en) Cell module
KR20170021130A (ko) 홀더를 갖는 전지 모듈
JP2015225700A (ja) 蓄電装置
JP2016091871A (ja) 蓄電装置
JP6520156B2 (ja) 蓄電装置及び蓄電装置モジュール
JP2016219257A (ja) 蓄電装置
EP2940756B1 (en) Battery module
JP6094803B2 (ja) 蓄電素子
KR102353934B1 (ko) 원통형 이차전지 모듈 및 이를 포함하는 이차전지 팩
JP2017098259A (ja) 蓄電素子
JP6569276B2 (ja) 蓄電装置
JP2016197537A (ja) 電池モジュール
KR102576583B1 (ko) 배터리 셀
JP4916734B2 (ja) 電動リール用バッテリー
WO2021106516A1 (ja) 蓄電モジュール
KR101763999B1 (ko) 배터리 셀
JP2021501444A (ja) バッテリーモジュール
KR102267586B1 (ko) 배터리 모듈
JP2015164101A (ja) 電池カバーの取付方法、カバー形成部材、電池カバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6520156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees