JP2018066278A - 給水装置および給水装置の運転方法 - Google Patents

給水装置および給水装置の運転方法 Download PDF

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規彦 細田
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Abstract

【課題】ポンプ内を常に水で満たすことができ、水を直ちに移送することができる給水装置を提供する。
【解決手段】給水装置は、ポンプ1と、ポンプ1の吸込口1aに接続された吸込管2と、ポンプ1の吐出口1bに接続された吐出管3と、吐出管3に取り付けられた開閉弁5と、ポンプ1の吐出口1bと開閉弁5との間の位置で吐出管3に接続された分岐管6と、分岐管6に接続された呼水タンク7と、呼水タンク7の上端7aに連結された大気開放弁9とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、給水装置および給水装置の運転方法に関するものである。
ポンプや配管などの要素から構成された給水装置では、水を移送(揚水)するために、ポンプの始動前に、ポンプの内部を水で満たす必要がある。このような工程は呼水と呼ばれる。ポンプは呼水が行われた後に始動され、水はポンプの駆動によって移送される。
実開昭62−105393号公報 実開昭56−45180号公報 特開昭58−107896号公報
呼水を行う場合、真空装置でポンプの内部を減圧し、水をポンプの内部まで吸い上げるのが一般的である。しかしながら、ポンプの駆動後にポンプが一旦停止されると、ポンプ内の水はポンプから流出してしまうため、ポンプを再始動するためには、再び呼水を行う必要がある。したがって、水を断続的に移送する場合、呼水を何度も行わなければならず、結果として、水を移送するために多くの時間が必要となる。
さらに、水を断続的に移送する場合、真空装置を何度も駆動して、呼水を何度も行わなければならず、消費電力が増えてしまう。さらに、真空装置を頻繁に駆動すると、真空装置が故障するおそれがある。この場合、真空装置を修理したり、故障した真空装置を新たな真空装置に交換する必要があり、コストがかかる。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、ポンプ内を常に水で満たすことができ、水を直ちに移送することができる給水装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、このような給水装置の運転方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、ポンプと、前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、前記ポンプの吐出口に接続された吐出管と、前記吐出管に取り付けられた開閉弁と、前記ポンプの前記吐出口と前記開閉弁との間の位置で前記吐出管に接続された分岐管と、前記分岐管に接続された呼水タンクと、前記呼水タンクの上端に連結された大気開放弁とを備えていることを特徴とする給水装置である。
本発明の好ましい態様は、前記ポンプ、前記開閉弁、および前記大気開放弁の動作を制御する制御装置と、前記制御装置に接続され、前記呼水タンク内の第1の水位、および前記第1の水位よりも低い第2の水位を検知する水位検知器とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記制御装置は、前記呼水タンク内の水位が前記第2の水位まで低下したことを示す信号を前記水位検知器から受けた後、前記開閉弁が閉じられていることを確認し、前記ポンプを始動させ、前記ポンプを始動させると同時またはその後に、前記大気開放弁を開き、前記呼水タンク内の水位が前記第1の水位に達したことを示す信号を前記水位検知器から受けた後、前記開閉弁を閉じた状態に維持しつつ、前記大気開放弁を閉じ、前記大気開放弁を閉じると同時またはその後に、前記ポンプを停止することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記制御装置は、前記呼水タンク内の水を入れ替えるときには、前記水位検知器から送られる前記第1の水位に達したことを示す信号を、所定時間無効化した状態で、前記開閉弁が閉じられていることを確認し、前記ポンプを始動させ、前記ポンプを始動させると同時またはその後に、前記大気開放弁を開き、前記所定時間が経過した後、前記開閉弁を閉じた状態に維持しつつ、前記大気開放弁を閉じ、前記大気開放弁を閉じると同時またはその後に、前記ポンプを停止することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記呼水タンクの底部に連結されたドレイン弁をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様は、ポンプと、前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、前記ポンプの吐出口に接続された吐出管と、前記吐出管に取り付けられた開閉弁と、前記ポンプの前記吐出口と前記開閉弁との間の位置で前記吐出管に接続された分岐管と、前記分岐管に接続された呼水タンクと、前記呼水タンクの上端に連結された大気開放弁とを備えた給水装置の運転方法であって、前記開閉弁を閉じ、前記ポンプを始動し、前記ポンプを始動すると同時またはその後に、前記大気開放弁を開くことで、前記吸込管、前記吐出管、および前記分岐管を通じて、水を前記呼水タンクに移送し、水を前記呼水タンクに移送した後に前記大気開放弁を閉じ、前記大気開放弁が閉じられた状態で、前記ポンプを始動し、前記ポンプを始動すると同時またはその後に、前記開閉弁を開くことで、前記吸込管および前記吐出管を通じて、水を外部に移送することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記呼水タンク内の水位が第1の水位よりも低い第2の水位まで低下した後、前記開閉弁が閉じられていることを確認し、前記ポンプを始動し、前記ポンプを始動すると同時またはその後に、前記大気開放弁を開き、前記呼水タンク内の水位が前記第1の水位に達した後、前記開閉弁を閉じた状態に維持しつつ、前記大気開放弁を閉じ、前記大気開放弁を閉じると同時またはその後に、前記ポンプを停止することを特徴とする。
本発明によれば、大気開放弁を閉じることにより、呼水タンクへの空気の流入が阻止されるため、ポンプはその内部に水を保持することができる。したがって、ポンプを始動するたびに呼水を行う必要はなくなり、水を直ちに移送することができる。
給水装置の一実施形態を示す図である。 給水装置の他の実施形態を示す図である。
以下、本発明に係る給水装置の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図1および図2において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、給水装置の一実施形態を示す図である。図1に示すように、給水装置は、ポンプ1と、ポンプ1の吸込口1aに接続された吸込管2と、ポンプ1の吐出口1bに接続された吐出管3と、吐出管3に取り付けられた開閉弁5と、ポンプ1の吐出口1bと開閉弁5との間の位置で吐出管3に接続された分岐管6と、分岐管6に接続された呼水タンク7と、大気開放管8を介して呼水タンク7の上端7aに連結された大気開放弁9とを備えている。
ポンプ1、管3,6,8、呼水タンク7、および弁5,9は、吸込水槽15の吸込水位SWLよりも高い位置に配置されている。呼水タンク7はポンプ1よりも高い位置に配置されている。吸込管2は吸込水槽15から地上G上のポンプ1まで延びている。吸込管2の一端部(水入口)2aは吸込水槽15内の水中に没されており、吸込管2の他端部2bはポンプ1の吸込口1aに接続されている。吐出管3の一端部3aはポンプ1の吐出口1bに接続されており、他端部3bは給水装置の外部、例えば、吐出水槽(図示しない)に接続されている。
ポンプ1はモータ17に接続されている。ポンプ1内に水が満たされた状態でモータ17が駆動されると、ポンプ1の羽根車(図示しない)が回転し、ポンプ1内の水は羽根車の回転によって昇圧され、吐出管3を通じて移送される。同時に、吸込水槽15内の水は吸込管2を通じてポンプ1内に吸い込まれる。このようにして、吸込水槽15内の水がポンプ1によって揚水される。
本実施形態において、吸込水槽15内の「水」は、海水および淡水のみならず、ポンプ1で取り扱うことができる液体も含む。したがって、吸込水槽15は、必ずしも水槽である必要はなく、例えば、海または池であってもよい。
大気開放管8の一端部8aは呼水タンク7の上端7aに接続されており、他端部8bは大気に連通している。大気開放弁9は大気開放管8に取り付けられている。大気開放弁9を開くと、呼水タンク7は大気開放され、大気開放弁9を閉じると、呼水タンク7への空気の流入が阻止される。なお、大気開放弁9は大気開放管8を介さずに呼水タンク7の上端7aに直接接続されてもよい。
分岐管6の一端部6aは吐出管3に接続されており、分岐管6の他端部6bは呼水タンク7の底部7bに接続されている。したがって、ポンプ1は、その動作によって、吸込水槽15内の水を、吸込管2、吐出管3、および分岐管6を通じて、呼水タンク7に移送することができる。呼水タンク7は、ステンレスなどの金属から構成されてもよく、または樹脂から構成されてもよい。呼水タンク7は密封容器であり、分岐管6および大気開放弁9(より具体的には、大気開放管8)のみに連通している。
給水装置は、ポンプ1、開閉弁5、および大気開放弁9の動作を制御する制御装置16をさらに備えている。モータ17は制御装置16に接続されており、制御装置16は、モータ17を介してポンプ1の動作を制御する。開閉弁5および大気開放弁9も制御装置16に接続されており、開閉弁5の開閉および大気開放弁9の開閉は制御装置16によって制御される。本実施形態では、開閉弁5および大気開放弁9は制御装置16によって制御される制御弁(自動弁)である。大気開放弁9が制御装置16によって開かれると呼水タンク7は大気開放され、大気開放弁9が制御装置16によって閉じられると呼水タンク7への空気の流入が阻止される。
呼水タンク7には、呼水タンク7内の第1の水位WL1および第2の水位WL2を検知する水位検知器20が取り付けられている。この水位検知器20は制御装置16に接続されている。水位検知器20は、呼水タンク7内の水位が第1の水位WL1であることを示す信号、および呼水タンク7内の水位が第2の水位WL2であることを示す信号を制御装置16に送るように構成されている。第1の水位WL1および第2の水位WL2は任意に決定される水位である。一実施形態では、第1の水位WL1は満水を示す水位であり、第2の水位WL2は満水と渇水との間の水位である。
水位検知器20は、3つの電極棒20a,20b,20cを備えており、これら電極棒20a,20b,20cはこの順に長い。水位検知器20は、最も長い電極棒20aとその他の電極棒20b,20cとの間に電流が流れるか否かで、水の存在を検知する。つまり、水位検知器20は、電極棒20aとその他の電極棒20b,20cとの導通状態から呼水タンク7内の水位を検知するように構成されている。
最も長い電極棒20aはコモン電極棒であり、電極棒20bの下端の位置は第2の水位WL2に対応しており、電極棒20cの下端の位置は第1の水位WL1に対応している。電極棒20aと電極棒20cとが導通せず、かつ電極棒20aと電極棒20bとが導通するとき、呼水タンク7内の水位は第1の水位WL1と第2の水位WL2との間である。電極棒20aと電極棒20cとが導通するとき、呼水タンク7内の水位は第1の水位WL1である。電極棒20aと電極棒20cとが導通していないとき、呼水タンク7内の水位は第2の水位WL2以下である。
本実施形態では、水位検知器20は3つの電極棒を備えているが、電極棒の数はこの実施形態に限定されない。さらに、本実施形態では、水位検知器20は、複数の電極棒を用いた電極式水位検知器であるが、呼水タンク7内の水位を検知することができれば、水位検知器20はこの実施形態に限定されない。水位検知器20の他の例として、フロートスイッチ式水位検知器、および超音波式水位検知器が挙げられる。
フロートスイッチ式水位検知器は、呼水タンク7内の水位に従って上下動する浮子を用いてon/off信号を発するフロートスイッチにより水位を検知する。超音波式水位検知器は、呼水タンク7の水面に向けて超音波を発射し、かつ水面からの反射波を受信するセンサを有する。超音波式水位検知器は、センサが超音波を発射してから反射波を受信するまでの反射時間を測定しており、この反射時間に基づいて水位を検知する。
本実施形態では、給水装置が排水機場などの現場に設置されたとき、ポンプ1の内部には水が存在していないため、ポンプ1を最初に始動する前に真空装置を用いて呼水を行う必要がある。以下、呼水を行う場合における給水装置の動作について説明する。まず、大気開放管8に真空装置(図示しない)を接続する。大気開放管8とは別個の真空ライン(図示しない)を呼水タンク7に接続し、真空装置をこの真空ラインに接続してもよい。
制御装置16は開閉弁5を閉じ、かつ大気開放弁9を開き、この状態で真空装置は始動される。真空装置の駆動によって、大気開放弁9、呼水タンク7、管2,3,6,8、およびポンプ1の内部は減圧される。吸込水槽15内の水は、吸込管2内に吸い込まれ、やがて、ポンプ1の内部は水で満たされる。水は、その後、吐出管3および分岐管6を通じて呼水タンク7に移送され、呼水タンク7内の水位は上昇する。
呼水タンク7内の水位が第1の水位WL1まで上昇すると、水位検知器20は呼水タンク7内の水位が第1の水位WL1に到達したことを示す信号を制御装置16に送る。制御装置16は、この信号を受けると大気開放弁9を閉じる。呼水タンク7は密封容器であるため、大気開放弁9を閉じることにより、呼水タンク7への空気の流入が阻止され、呼水タンク7、管2,3,6、およびポンプ1の内部の水が排出されない程度の密封度を確保することができる。したがって、呼水タンク7、管2,3,6、およびポンプ1の内部の水は排出されず、ポンプ1の内部は水で満たされる。
吸込水槽15内の水を給水装置の外部に移送する場合における給水装置の動作について説明する。まず、上述した呼水が行われた後、制御装置16は、開閉弁5および大気開放弁9が閉じられていることを確認する。制御装置16は、開閉弁5および大気開放弁9が閉じている状態で、ポンプ1(より具体的には、モータ17)を始動させ、次いで開閉弁5を開く。すると、吸込水槽15内の水は吸込管2、ポンプ1、および吐出管3を通じて外部に移送される。一実施形態では、制御装置16はポンプ1を始動させると同時に開閉弁5を開いてもよい。
水の外部への移送を停止する場合、制御装置16は、大気開放弁9を閉じた状態に維持しつつ、開閉弁5を閉じ、次いでポンプ1(より具体的には、モータ17)を停止する。一実施形態では、制御装置16は、開閉弁5を閉じると同時にポンプ1を停止してもよい。
本実施形態によれば、呼水タンク7はポンプ1よりも高い位置に配置されているため、ポンプ1の停止中に、ポンプ1の軸封部分や管2,3,6の接続部分などの箇所から水が漏洩してもポンプ1には呼水タンク7内の水が供給される。
水の漏洩に起因して呼水タンク7内の水が供給され続けると、呼水タンク7内の水位が低下し、やがて呼水タンク7内の水が枯渇してしまうおそれがある。そこで、本実施形態では、呼水タンク7内の水位が第1の水位WL1よりも低い第2の水位WL2まで低下すると、水位検知器20は呼水タンク7内の水位が第2の水位WL2まで低下したことを示す信号を制御装置16に送る。制御装置16は、水位検知器20からの信号を受けると、開閉弁5が閉じられていることを確認する。制御装置16は、開閉弁5が閉じている状態で、ポンプ1を始動させ、次いで大気開放弁9を開く。一実施形態では、制御装置16は、ポンプ1を始動させると同時に大気開放弁9を開いてもよい。
吸込水槽15内の水が呼水タンク7に移送されると、呼水タンク7内の水位は徐々に上昇し、やがて、呼水タンク7内の水位は第1の水位WL1に達する。水位検知器20は呼水タンク7内の水位が第1の水位WL1に達したことを示す信号を制御装置16に送る。制御装置16は水位検知器20からの信号を受けると、開閉弁5を閉じた状態に維持しつつ、大気開放弁9を閉じ、次いでポンプ1を停止する。一実施形態では、制御装置16は、ポンプ1を停止すると同時に大気開放弁9を閉じてもよい。
水が呼水タンク7内に長期間溜まると、呼水タンク7内の水が腐敗してしまうおそれがある。そこで、呼水タンク7内の水を定期的に入れ替えることが望ましい。本実施形態では、水の入れ替えのために、制御装置16は、水位検知器20から送られる第1の水位WL1に達したことを示す信号を、所定時間無効化した状態で、かつ開閉弁5を閉じた状態で、ポンプ1を始動させ、次いで大気開放弁9を開く。一実施形態では、制御装置16は、ポンプ1を始動させると同時に大気開放弁9を開いてもよい。
吸込水槽15内の水が呼水タンク7に移送され、呼水タンク7内の水位が徐々に上昇すると、やがて、呼水タンク7内の水位は第1の水位WL1に達する。その後、呼水タンク7の内部は水で満たされ、水は大気開放弁9(より具体的には、大気開放管8)を通じて外部に排出される。このようにして、呼水タンク7内の水を強制的に外部に排出することにより、呼水タンク7内の水を入れ替えることができる。水位検知器20から送られる信号を無効化する時間は任意に決定されるが、例えば、呼水タンク7内の水の入れ替えに必要な時間である。
水位検知器20から送られる信号を無効化する所定時間が経過した後、制御装置16は、開閉弁5を閉じた状態に維持しつつ、大気開放弁9を閉じ、次いでポンプ1を停止する。一実施形態では、制御装置16は、ポンプ1を停止すると同時に大気開放弁9を閉じる。
本実施形態によれば、呼水タンク7の上端7aに連結された大気開放弁9を閉じることにより、呼水タンク7への空気の流入が阻止されるため、呼水タンク7、管2,3,6、およびポンプ1の内部の水は流出せず、ポンプ1の内部を常に水で満たすことができる。したがって、ポンプ1の停止後に水を移送する場合に、再び呼水を行う必要はなく、水を直ちに移送することができる。
上述したように、本実施形態では、開閉弁5および大気開放弁9は制御装置16によって制御される制御弁であるが、開閉弁5および大気開放弁9は手動で開閉される手動弁であってもよい。一実施形態では、水位検知器20は、呼水タンク7内の水位が第2の水位WL2まで低下すると警報を発報し、さらに、呼水タンク7内の水位が第1の水位WL1に達すると警報を発報するように構成される。作業者は、水位検知器20による警報を受けて、開閉弁5および大気開放弁9を開閉する。このようにして、作業者は呼水タンク7内の水位を制御することができる。
大気開放弁9は逆止弁であってもよい。大気開放弁9が逆止弁である場合、大気開放弁9は、呼水タンク7から外部への流体(液体および空気)の移送を許容し、その一方で呼水タンク7への空気の流入を阻止するように構成されている。したがって、大気開放弁9が逆止弁である場合でも、呼水タンク7、管2,3,6、およびポンプ1の内部の水は排出されず、ポンプ1の内部を常に水で満たすことができる。
ポンプ1は空気との接触によって劣化しやすい部品を有していることがある。本実施形態によれば、ポンプ1の内部を常に水で満たすことができるため、このような部品を常時水に接触させることができ、部品の劣化を抑制することができる。結果として、ポンプ1の長寿命化を図ることができる。
さらに本実施形態によれば、真空装置を用いた呼水が一旦行われた後は、呼水を再度行う必要はない。したがって、真空装置を給水装置から取り外してもよい。
さらに本実施形態によれば、大気開放弁9を閉じることにより、ポンプ1はその内部に水を保持することができるため、水の排出を防止するための逆止弁(フート弁)を吸込管2の一端部2aに設ける必要はない。このように、逆止弁を不要とすることにより、逆止弁のメンテナンスを行う必要はなく、逆止弁に付随して設けられる機器を不要とすることができる。結果として、給水装置全体のコストを低減することができる。
図2は給水装置の他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図2に示すように、給水装置は、ドレイン管22を介して呼水タンク7の底部7bに連結されたドレイン弁21をさらに備えている。本実施形態では、呼水タンク7は、分岐管6、大気開放弁9(より具体的には、大気開放管8)、およびドレイン弁21(より具体的には、ドレイン管22)のみに連通する密封容器である。
ドレイン管22は呼水タンク7の底部7bに接続されており、ドレイン弁21はドレイン管22に取り付けられている。なお、ドレイン弁21はドレイン管22を介さずに呼水タンク7の底部7bに直接接続されてもよい。本実施形態では、ドレイン弁21は制御装置16に接続された制御弁(自動弁)であり、ドレイン弁21の開閉は制御装置16によって制御される。ただし、ドレイン弁21は、手動で開閉される手動弁であってもよい。
ドレイン弁21を開くことにより、呼水タンク7内の水はドレイン弁21(およびドレイン管22)を通じて外部に排出される。ドレイン弁21を定期的に開くことにより、呼水タンク7内の水を定期的に入れ替えることができる。制御装置16は、ポンプ1を駆動しつつドレイン弁21および大気開放弁9を開いて呼水タンク7内の水を入れ替えてもよい。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 ポンプ
1a 吸込口
1b 吐出口
2 吸込管
3 吐出管
5 開閉弁
6 分岐管
7 呼水タンク
7a 上端
7b 底部
8 大気開放管
9 大気開放弁
15 吸込水槽
16 制御装置
17 モータ
20 水位検知器
21 ドレイン弁
22 ドレイン管
WL1 第1の水位
WL2 第2の水位

Claims (7)

  1. ポンプと、
    前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、
    前記ポンプの吐出口に接続された吐出管と、
    前記吐出管に取り付けられた開閉弁と、
    前記ポンプの前記吐出口と前記開閉弁との間の位置で前記吐出管に接続された分岐管と、
    前記分岐管に接続された呼水タンクと、
    前記呼水タンクの上端に連結された大気開放弁とを備えていることを特徴とする給水装置。
  2. 前記ポンプ、前記開閉弁、および前記大気開放弁の動作を制御する制御装置と、
    前記制御装置に接続され、前記呼水タンク内の第1の水位、および前記第1の水位よりも低い第2の水位を検知する水位検知器とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記呼水タンク内の水位が前記第2の水位まで低下したことを示す信号を前記水位検知器から受けた後、前記開閉弁が閉じられていることを確認し、前記ポンプを始動させ、前記ポンプを始動させると同時またはその後に、前記大気開放弁を開き、
    前記呼水タンク内の水位が前記第1の水位に達したことを示す信号を前記水位検知器から受けた後、前記開閉弁を閉じた状態に維持しつつ、前記大気開放弁を閉じ、前記大気開放弁を閉じると同時またはその後に、前記ポンプを停止することを特徴とする請求項2に記載の給水装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記呼水タンク内の水を入れ替えるときには、前記水位検知器から送られる前記第1の水位に達したことを示す信号を、所定時間無効化した状態で、前記開閉弁が閉じられていることを確認し、前記ポンプを始動させ、前記ポンプを始動させると同時またはその後に、前記大気開放弁を開き、
    前記所定時間が経過した後、前記開閉弁を閉じた状態に維持しつつ、前記大気開放弁を閉じ、前記大気開放弁を閉じると同時またはその後に、前記ポンプを停止することを特徴とする請求項2に記載の給水装置。
  5. 前記呼水タンクの底部に連結されたドレイン弁をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の給水装置。
  6. ポンプと、前記ポンプの吸込口に接続された吸込管と、前記ポンプの吐出口に接続された吐出管と、前記吐出管に取り付けられた開閉弁と、前記ポンプの前記吐出口と前記開閉弁との間の位置で前記吐出管に接続された分岐管と、前記分岐管に接続された呼水タンクと、前記呼水タンクの上端に連結された大気開放弁とを備えた給水装置の運転方法であって、
    前記開閉弁を閉じ、前記ポンプを始動し、前記ポンプを始動すると同時またはその後に、前記大気開放弁を開くことで、前記吸込管、前記吐出管、および前記分岐管を通じて、水を前記呼水タンクに移送し、
    水を前記呼水タンクに移送した後に前記大気開放弁を閉じ、
    前記大気開放弁が閉じられた状態で、前記ポンプを始動し、前記ポンプを始動すると同時またはその後に、前記開閉弁を開くことで、前記吸込管および前記吐出管を通じて、水を外部に移送することを特徴とする方法。
  7. 前記呼水タンク内の水位が第1の水位よりも低い第2の水位まで低下した後、前記開閉弁が閉じられていることを確認し、前記ポンプを始動し、前記ポンプを始動すると同時またはその後に、前記大気開放弁を開き、
    前記呼水タンク内の水位が前記第1の水位に達した後、前記開閉弁を閉じた状態に維持しつつ、前記大気開放弁を閉じ、前記大気開放弁を閉じると同時またはその後に、前記ポンプを停止することを特徴とする請求項6に記載の方法。
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KR20230031402A (ko) * 2021-08-27 2023-03-07 주식회사 로텍 링 블로워에 의하여 취수 펌프의 초기 기동이 가능한 양식장용 해수 취수 시스템

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KR20230031402A (ko) * 2021-08-27 2023-03-07 주식회사 로텍 링 블로워에 의하여 취수 펌프의 초기 기동이 가능한 양식장용 해수 취수 시스템
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