JP2006101716A - 灌水システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のビニールハウス等に灌水する場合でも、簡易な構成で、自動的に各々のハウスにもれなく確実に灌水する。
【解決手段】 灌水を汲み上げるポンプ3と、ポンプ3の吐出側管路から分岐した管路14に設けられ、ポンプ3から吐出された水を蓄える排水タンク11と、ポンプ3の吐出側管路10に設けられ、管路10内の圧力が所定の値以上となった場合に、ポンプ3を停止させる圧力スイッチ8と、タイマーと、ポンプ3、排水タンク11及びシステム1全体を制御する制御手段とを備え、ポンプ3が始動した後、所定時間内に圧力スイッチ8が管路10内の圧力が所定以上となったことを検知してポンプ3を停止させた後、所定時間経過後にポンプ3を運転して吐出側管路10を介して灌水を行い、さらに、所定時間経過後にポンプ3を停止するとともに、排水タンク11に貯蔵された水を系外に排出する灌水システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、灌水システムに関し、特に、地下水を汲み上げて複数のビニールハウス等に灌水する際などに用いられる灌水システムに関する。
従来、地下水をポンプで汲み上げて複数のビニールハウス(以下、適宜「ハウス」と略称する)等に灌水する場合には、例えば、図2に示すように、ポンプ23で地下水を汲み上げ、ハウス22A〜22Dに順次灌水を行っていた。この際、灌水を自動で行うには、例えば、ポンプ23をタイマー運転し、ポンプ23が運転されている間にタイマーを利用してメインバルブ24を開いた後、バルブ25A〜25Dを順次切り換え、ハウス22A〜22Dの順に灌水を行っていた。
しかし、上記従来の灌水システム21においては、地下水のレベルが変動すると、ポンプ23が始動した後、水が汲み上げられるまでの時間が変動する。そして、地下水のレベルが低いと、ポンプ23が始動した後、水がポンプ23の出口に達するまでに長時間を要する場合がある。そのような場合であっても、バルブ25A〜25Dは、予め定められたタイミングで開閉されるため、最初にバルブ25Aが開となっても、その際に水がまだ汲み上げられていないためハウス22Aに灌水することができず、農作物の生育に好ましくない状態となる場合があった。
例えば、ポンプ23が始動して3分後に、メインバルブ24が開になるとともに、バルブ25Aが開き、その1分後にバルブ25Aが閉じてバルブ25Bが開き、その1分後にバルブ25Bが閉じてバルブ25Cが開くというシーケンスが設定されているような場合に、ポンプ23が始動して4分が経過してもまだ地下水が汲み上げられていないと、バルブ25Aが開いていてもハウス22Aに灌水することができない事態となる。
そこで、本発明は、上記従来の灌水システムにおける問題点に鑑みてなされたものであって、複数のビニールハウス等に灌水する場合でも、簡易な構成で、自動的に各々のハウスにもれなく確実に灌水することができる灌水システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、灌水システムであって、灌水を汲み上げるポンプと、該ポンプの吐出側管路から分岐した管路に設けられ、該ポンプから吐出された水を蓄える排水タンクと、前記ポンプの吐出側管路に設けられ、該管路内の圧力が所定の値以上となった場合に、前記ポンプを停止させる圧力スイッチと、タイマーと、前記ポンプ、前記排水タンク及びシステム全体を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記ポンプが始動した後、前記タイマーで計測される所定時間内に、前記圧力スイッチが前記管路内の圧力が所定以上となったことを検知して前記ポンプを停止させた後、前記タイマーで計測される所定時間経過後にポンプを運転して前記吐出側管路を介して灌水を行い、さらに、前記タイマーで計測される所定時間経過後にポンプを停止するとともに、前記排水タンクに貯蔵された水を系外に排出するように制御することを特徴とする。
そして、本発明によれば、圧力スイッチがポンプの吐出側の管路内の圧力が所定以上となったこと、すなわち、地下水等の灌水がポンプの吐出側まで汲み上げられたことを検知してから灌水を行うため、複数の場所、例えばビニールハウス等に灌水する場合でも、もれなく確実に灌水することができる。
前記灌水システムにおいて、前記ポンプの吐出側管路と前記排水タンクを接続する管路に、該ポンプの吐出側管路内の水圧が所定の値以上となった際に、該管路から前記排水タンクに水を逃がすための減圧弁を備えるように構成することができる。これによって、ポンプの吐出側管路内の水圧を常に所定の値以下に維持することができる。
前記灌水システムにおいて、前記圧力スイッチは、空気が貯蔵された圧力タンク内の空気圧と、前記ポンプの吐出側管路内の水圧とに基づいて、該管路内の圧力が所定の値以上となったことを検知するように構成することができる。
前記灌水システムにおいて、前記制御手段は、前記ポンプを運転して前記吐出側管路を介して灌水を行う際に、該吐出側管路に配置された複数のバルブを順次開閉することにより、複数の異なる場所に順次灌水を行うように構成することができる。
前記灌水システムにおいて、第2のポンプを設け、該第2のポンプの吐出側管路を前記第1のポンプの吐出側管路に接続し、前記制御手段は、該第2のポンプを前記第1のポンプと同期して運転するように制御し、前記複数のバルブの開閉時に、複数の異なる場所に順次溶液又は薬液を供給するように構成することができる。これによって、灌水を行うのと同時に溶液又は薬液を所望の場所に確実に供給することができる。
以上のように、本発明によれば、複数のビニールハウス等に灌水する場合でも、簡易な構成で、自動的に各々のハウスにもれなく確実に灌水することができる灌水システム等を提供することができる。
図1は、本発明にかかる灌水システムの一実施の形態を示し、この灌水システム1は、
大別して、ポンプ3と、ポンプ3から吐出された水を蓄える排水タンク11と、ポンプ3の吐出側の送水管10内の圧力が所定の値以上となった場合にポンプ3を停止させる圧力スイッチ8と、圧力スイッチ8を機能させるための圧力タンク7と、送水管10と排水タンク11とを接続する管路に配置された減圧弁9と、図示しないタイマーと、ポンプ3等を制御するための制御手段としてのコントローラ等で構成され、ビニールハウス2A〜2Dに灌水するために用いられる。
ポンプ3は、地下水を汲み上げるために配置され、モータ4によって駆動される。ポンプ3の運転停止は、上記タイマー等によって制御される。ポンプ3の下方には、異物等のシステム内への侵入を防止するフートバルブ5が設けられる。
排水タンク11は、管路14を介してポンプ3から吐出された水を蓄えることができる。排水タンク11には、ボールタップが備えられ、タンク内の水のレベルが所定の値になると、排水タンク11への水の進入が遮断されるように構成される。排水タンク11には、排水弁11aが設けられ、排水弁11aを介して排水タンク11内の水を系外に排出することができる。
圧力タンク7は、空気ポンプ等で内部に空気を充填することができるように構成され、内部の圧力は、1kg/cm2程度に維持される。
圧力スイッチ8は、送水管10の内部の圧力によってポンプ3の運転を制御するために備えられ、圧力タンク7の空気圧と、送水管10内の水圧とに基づいて、送水管10内の圧力が所定の値以上となったことを検知し、所定の信号を制御部に送信する。
減圧弁9は、送水管10の内部の圧力が上昇した際に、ポンプ3を介して汲み上げられた水を排水タンク11に逃がすために備えられる。
送水管10には、ポンプ3の直後に逆止弁12が配置され、さらにメインバルブ13を経て、ビニールハウス2A〜2Dにバルブ16A〜16Dが配置される。
次に、上記構成を有する灌水システム1の動作について、図1を参照しながら説明する。
まず、普段のポンプ3による灌水の汲み上げに要する時間を考慮して、制御手段に、ポンプ3による汲み上げ時間を設定する。例えば、普段ポンプ3によって略々3分以内に汲み上げが行われることが判っている場合には、3分を設定する。また、この時間の他、制御手段には、本システムの起動開始時刻、ポンプ3の待機時間、ポンプ3を運転して灌水を行う時間を設定する。
上記設定した時刻になると、まず、減圧弁9が開く。次に、モータ4によってポンプ3の運転が開始され、地下水の汲み上げが行われる。フートバルブ5を介してポンプ3から汲み上げられた水は、メインバルブ13の手前に達して停止するとともに、管路14を介して排水タンク11に供給される。また、減圧弁9からも一部の水が管路15を介して排水タンク11に流れる。
排水タンク11が満杯になるとボールタップが機能して排水タンク11への流路が遮断される。すると、ポンプ3から汲み上げられた水は、行き場がなくなるため、送水管10内の水圧が上昇する。圧力スイッチ8は、この圧力の上昇を検知し、圧力スイッチ8からの信号によってポンプ3が停止する。これまでのステップは、通常、設定された3分間以内に完了するが、3分間以内に完了しない場合には、灌水システム1全体を停止する。
圧力スイッチ8によってポンプ3が停止してからポンプ3の待機時間である1分間が経過すると、ポンプ3を再度運転するとともに、メインバルブ13を開き、バルブ16A〜16Dを順次切り換え、ハウス2A〜2Dの順に灌水を行う。
所定の灌水時間が完了とすると、ポンプ3を停止するとともに、排水タンク11の排水弁11aを開き、排水タンク11に貯蔵された水を系外に排出し、次の灌水に備える。
上記構成に加え、ビニールハウス2A〜2Dに溶液、薬液等を供給したいような場合には、別途ポンプを設置してポンプ3による灌水のタイミングに合わせて運転するとともに、新たに設けた溶液用ポンプの吐出側配管をメインバルブ13よりビニールハウス2A側の送水管10に接続すれば、灌水と同時に、溶液、薬液等の供給を行うこともできる。
尚、上記実施の形態においては、圧力タンク7を有する圧力検知手段について説明したが、この圧力検知手段は、空気圧を利用するもの以外にも、適切に送水管10内の水圧を検知してポンプ3を停止させることができる構成であれば足りる。また、圧力検知手段の構成によっては、減圧弁9が不要となる。
本発明にかかる灌水システムの一実施の形態を示すフロー図である。 従来の灌水システムの一例を示すフロー図である。
符号の説明
1 灌水システム
2 ビニールハウス
3 ポンプ
4 モータ
5 フートバルブ
7 圧力タンク
8 圧力スイッチ
9 減圧弁
10 送水管
11 排水タンク
11a 排水弁
12 逆止弁
13 メインバルブ
14 管路
15 管路
16 バルブ

Claims (5)

  1. 灌水を汲み上げるポンプと、
    該ポンプの吐出側管路から分岐した管路に設けられ、該ポンプから吐出された水を蓄える排水タンクと、
    前記ポンプの吐出側管路に設けられ、該管路内の圧力が所定の値以上となった場合に、前記ポンプを停止させる圧力スイッチと、
    タイマーと、
    前記ポンプ、前記排水タンク及びシステム全体を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記ポンプが始動した後、前記タイマーで計測される所定時間内に、前記圧力スイッチが前記管路内の圧力が所定以上となったことを検知して前記ポンプを停止させた後、前記タイマーで計測される所定時間経過後にポンプを運転して前記吐出側管路を介して灌水を行い、さらに、前記タイマーで計測される所定時間経過後にポンプを停止するとともに、前記排水タンクに貯蔵された水を系外に排出するように制御することを特徴とする灌水システム。
  2. 前記ポンプの吐出側管路と前記排水タンクを接続する管路に、該ポンプの吐出側管路内の水圧が所定の値以上となった際に、該管路から前記排水タンクに水を逃がすための減圧弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の灌水システム。
  3. 前記圧力スイッチは、空気が貯蔵された圧力タンク内の空気圧と、前記ポンプの吐出側管路内の水圧とに基づいて、該管路内の圧力が所定の値以上となったことを検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の灌水システム。
  4. 該制御手段は、前記ポンプを運転して前記吐出側管路を介して灌水を行う際に、該吐出側管路に配置された複数のバルブを順次開閉することにより、複数の異なる場所に順次灌水を行うことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の灌水システム。
  5. 第2のポンプを設け、該第2のポンプの吐出側管路を前記第1のポンプの吐出側管路に接続し、前記制御手段は、該第2のポンプを前記第1のポンプと同期して運転するように制御し、前記複数のバルブの開閉時に、複数の異なる場所に順次溶液又は薬液を供給することを特徴とする請求項4に記載の灌水システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014117219A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Toyota Motor Corp 灌水制御器
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WO2015105036A1 (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 給水装置、および給水システム
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