JP2018065541A - センサー付きプロテクター - Google Patents

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Abstract

【課題】芯線を保持する部材同士が互いに固着する可能性を低減する。【解決手段】中空部(7)が形成された筒状の筒状部材(1)を備えており、筒状部材(1)における中空部(7)を形成する内壁には、互いに対向し合う導電部(3)と導電部(4)とが、筒状部材(1)の延在方向に沿うように設けられており、導電部(3)は、導電材料を含み、導電部(3)の内部に埋設される芯線(5)を保持しており、導電部(4)は、導電部(3)に対向する側が露出した芯線(6)を保持している。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の開閉扉の周縁、または開閉扉によって閉じられる自動車の開口部の周縁に取付けられるセンサー付きプロテクターに関する。
自動車の例えば、自動回動式のバックドアや自動スライド式のサイドドアには、ドアとボディとの間に指などが挟まれた際にそれを感知するためのセンサー付きプロテクターが取り付けられている。特許文献1には、このようなセンサー付きプロテクターに関する技術が開示されている。図6に示すようにセンサー付きプロテクター100は、筒状部材101の中空部107を形成する内壁に2つの導電部103および導電部104が互い対向して設けられており、筒状部材101に対する接触を感知するようになっている。2つの導電部103および導電部104のそれぞれには、芯線105および芯線106が埋設されている。
指などが筒状部材101に接触し、筒状部材101が加圧されると、図6に示すように、導電部103の凹部の底と、導電部104の凸部の先端とが接触する。このため、芯線105および芯線106を介した電気信号を検知することにより筒状部材101に対する指などの接触を感知することができる。
特開2015−174633号公報(2015年10月5日公開)
しかしながら、上記従来技術には、筒状部材101の導電部同士を接触させ、85℃程度の高温で22時間程度の長時間放置した後、開放した場合に、導電部103と導電部104とが固着してしまう場合があるという問題点が生じることを本願の発明者らは新たに見出した。導電部103と導電部104との固着の原因としては、導電部103や導電部104が導電性を付与したゴムや熱可塑性エラストマーからなり、これのオイルブリードおよびゴム材の加硫不足などが考えらえる。オイルブリードとは、時間の経過とともに導電部の表面からオイル成分が滲み出ることである。このように、従来技術においては、2つの芯線のそれぞれを保持する部材(導電部)の対が、高温長時間の使用により、互いに固着する可能性が存在していた。
本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、芯線を保持する部材同士が互いに固着する可能性を低減することができるセンサー付きプロテクターを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るセンサー付きプロテクターは、自動車の開閉扉の周縁、または上記開閉扉によって閉じられる上記自動車の開口部の周縁に取付けられるセンサー付きプロテクターであって、中空部が形成された筒状の筒状部材を備えており、上記筒状部材における上記中空部を形成する内壁には、互いに対向し合う第1芯線保持部材と第2芯線保持部材とが、上記筒状部材の延在方向に沿うように設けられており、上記第1芯線保持部材は、導電材料を含み、当該第1芯線保持部材の内部に埋設される埋設芯線を保持しており、上記第2芯線保持部材は、上記第1芯線保持部材に対向する側が露出した部分露出芯線を保持している構成である。
上記構成によれば、第1芯線保持部材は、第1芯線保持部材の内部に埋設される埋設芯線を保持しており、第2芯線保持部材は、第1芯線保持部材に対向する側が露出した部分露出芯線を保持している。このため、筒状部材を加圧した場合、導電材料を含む第1芯線保持部材と部分露出芯線とが接触する。これにより、センサー機能を果たしながらも第1芯線保持部材と第2芯線保持部材とが直接接触する面積を、第1芯線保持部材および第2芯線保持部材のそれぞれに芯線が埋設されている場合よりも低減できる。以上により、芯線を保持する部材同士が互いに固着する可能性を低減することができる。
また、本発明の一態様に係るセンサー付きプロテクターは、上記筒状部材が非導電材料で構成されており、上記第2芯線保持部材も導電材料で構成されている。上記構成によれば、部分露出芯線と第1芯線保持部材とが接触しなくても、第1芯線保持部材と第2芯線保持部材とが接触すれば、埋設芯線と部分露出芯線とが短絡する。このため、センサー付きプロテクターの感圧方向の範囲を広くすることができる。
また、本発明の一態様に係るセンサー付きプロテクターは、上記部分露出芯線を保持する上記第2芯線保持部材が、非導電材料で構成されていても良い。上記構成によれば、導電部同士が接触するのを防止し、よって互いに固着する可能性が低くなる。また、さらに上記第2芯線保持部材と、上記筒状部材とが、同一の非導電材料で構成されていれば、第2芯線保持部材の製造が簡単である。
また、本発明の一態様に係るセンサー付きプロテクターは、上記第2芯線保持部材は、その頭頂部において上記部分露出芯線を支持する凹部が形成されていても良い。上記構成によれば、第2芯線保持部材と部分露出芯線との密着度を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係るセンサー付きプロテクターは、上記第2芯線保持部材に上記部分露出芯線が複数設けられていても良い。上記構成によれば、部分露出芯線が単一の場合と比較して、部分露出芯線と第1芯線保持部材との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクターの感度を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係るセンサー付きプロテクターは、上記埋設芯線の太さよりも、上記部分露出芯線の太さが太くても良い。上記構成によれば、部分露出芯線の太さが埋設芯線の太さ以下の場合と比較して、部分露出芯線と第1芯線保持部材との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクターの感度を向上させることができる。
本発明の一態様によれば、芯線を保持する部材同士が互いに固着する可能性を低減することができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の一実施形態に係るセンサー付きプロテクターの構造を示す断面図であり、(b)は、バックドアに上記センサー付きプロテクターが取り付けられた自動車を示す図である。 (a)は、上記センサー付きプロテクターに関し、部分露出芯線を保持する導電部の構造の変形例を示す図であり、(b)は、上記センサー付きプロテクターの変形例1の構造を示す断面図であり、(c)は、上記センサー付きプロテクターの変形例2の構造を示す断面図であり、(d)は、上記センサー付きプロテクターの変形例3の構造を示す断面図である。 (a)は、上記センサー付きプロテクターの変形例4の構造を示す断面図であり、(b)は、上記センサー付きプロテクターの変形例5の構造を示す断面図であり、(c)は、上記センサー付きプロテクターの変形例6の構造を示す断面図であり、(d)は、上記センサー付きプロテクターの変形例7の構造を示す断面図である。 (a)は、上記センサー付きプロテクターの変形例8の構造を示す断面図であり、(b)は、上記センサー付きプロテクターの変形例9の構造を示す断面図であり、(c)は、上記センサー付きプロテクターの変形例10の構造を示す断面図であり、(d)は、上記センサー付きプロテクターの変形例11の構造を示す断面図である。 (a)は、上記センサー付きプロテクターの変形例12の構造を示す断面図であり、(b)は、上記センサー付きプロテクターの変形例13の構造を示す断面図であり、(c)は、上記センサー付きプロテクターの変形例14の構造を示す断面図であり、(d)は、上記センサー付きプロテクターの変形例15の構造を示す断面図である。 従来のセンサー付きプロテクターの構造を示す断面図である。
<センサー付きプロテクターの構造>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るセンサー付きプロテクター10について説明する。図1の(b)は、バックドアにセンサー付きプロテクター10が取り付けられた自動車200を示す図である。同図に示すように、センサー付きプロテクター10は、自動車200のバックドア(開閉扉)の周縁などに取付けられるタッチセンサーである。なお、センサー付きプロテクター10は、自動車のバックドア以外の開閉扉(トランクの扉も含む)の周縁、または開閉扉によって閉じられる自動車の開口部の周縁に取付けることができる。
次に、図1の(a)は、図1の(b)に示すセンサー付きプロテクター10のA−A断面の構造を示す断面図である。同図に示すように、センサー付きプロテクター10は、筒状部材1と取付基部2とから構成されている。筒状部材1は、非導電材料で構成され、中空部7が形成された筒状(チューブ状)の部材である。筒状部材1における中空部7を形成する内壁には、互いに対向し合う導電部(第1芯線保持部材)3と導電部(第2芯線保持部材)4とが、筒状部材1の延在方向に沿うように設けられている。ここで、非導電材料とは、電気抵抗値が体積抵抗率で10Ω・cm以上に調整されたEPDM等を主体とするゴム材や熱可塑性エラストマーなどからなり、気泡の目の無いソリッド材や気泡の目を複数内包したスポンジ材である。
また、導電部3は、導電材料で構成されており、中空部7の頂上側内壁と一体化されて下方向に凹形状を為す凹部が形成されており、導電部3の内部に埋設される芯線(埋設芯線)5を保持している。また、導電部4は、導電材料で構成されており、取付基部2の側面と一体化されて上方向(中空部7の内部方向)に凸形状を為す凸部が形成されており、導電部3に対向する側が露出した芯線(部分露出芯線)6を保持している。本実施形態における芯線6の露出度は、約50%程度であるが、芯線6の露出度はこれに限定されない。芯線6の露出度は、導電部4から芯線6が外れない程度の適切な値に設定すれば良い。なお、露出度とは、芯線の全側面積に対する露出部分の面積の割合である。導電材料とは、電気抵抗値が体積抵抗率で10〜10Ω・cmに調整されたEPDM等を主体としたゴム材や熱可塑性エラストマーなどからなる。
次に、本実施形態の芯線6は、縒り線による電線であるため導電部4に半分程度くい込んでいれば、導電部4のゴム材が芯線6の縒りの中に侵入し、導電部4から芯線6が外れるのを抑制することができる。なお、導電部の構成材料を絡め易い細線による縒り線で芯線を構成すると、導電部の構成材料が芯線に絡み易く、芯線を導電部に強固に固定することができる。また、電線に金属メッキを施しておくと、細線一つ一つの破断や表面の錆付きを防止できる。メッキには錫、ニッケル、金、銀など一般に電線に使われる金属が用いられる。
また、センサー付きプロテクター10においては、筒状部材1が非導電材料で構成されており、導電部3および導電部4のそれぞれが導電材料で構成されている。これにより、芯線6と導電部3とが接触しなくても、導電部3と導電部4とが接触すれば、芯線5と芯線6とが短絡する。このため、センサー付きプロテクター10の感圧方向の範囲が広くなっている。
指などが筒状部材1に接触し、筒状部材1が加圧され、上下方向に潰れると、中空部7の頂上周辺にある導電部3の凹部の底と、取付基部2側にある芯線6の露出部とが接触する。このため、芯線5および芯線6を介した電気信号を検知することにより筒状部材1に対する指などの接触を感知することができる。
上記のように、中空部7の頂上周辺にある導電部3は、導電部3の内部に埋設される芯線5を保持しており、取付基部2側にある導電部4は、導電部3に対向する側が露出した芯線6を保持している。このため、筒状部材1を加圧した場合、導電部3と芯線6とが接触する。これにより、導電部3と導電部4とが直接接触する面積を、導電部3および導電部4のそれぞれに芯線が埋設されている場合よりも低減できる。以上により、導電部同士が互いに固着する可能性を低減することができる。
取付基部2は非導電材料からなり、その断面が略コ字形状となっており、センサー付きプロテクター10を図示しない構造物に固定するための突起部2aが、取付基部2における互いに対向する2つの内面2bのそれぞれから2つずつ(合計4つ)、突出するように設けられている。なお、突起部2aの個数、形状および配置等は、取り付ける構造物の形状および大きさ等に応じて、任意に設計することができる。
例えば、図示しないものの、突起部2aを取付基部2における2つの内面2bの片側のみから突出させてもよいし、1つの内面2bにつき3つ以上の突起部2aを設けてもよい。また、突起部2aが内面2bに対して傾斜する角度についても、取り付けのし易さ、および固定がより確実になるか等を考慮して適宜設計することができる。
次に、取付基部2の内部には、芯材8が設けられている。芯材8は、取付基部2に埋め込むことによって取付基部2の剛性を高くし、取付基部2の固定力を向上させるための部材であり、金属又は高硬度の樹脂からなる。芯材8は、その断面形状が取付基部2と同一の略コ字形状となっている。
上述したように、センサー付きプロテクター10においては、筒状部材1が非導電材料で構成されており、導電部3および導電部4のそれぞれが導電材料で構成されている。これにより、芯線6と導電部3とが接触しなくても、導電部3と導電部4とが接触すれば、芯線5と芯線6とが短絡する。このため、センサー付きプロテクター10の感圧方向の範囲を広くすることができる。
また、センサー付きプロテクター10は、芯線(電線)を押出機の口金で導電材と一体化させる共押出しを行うことによって製造することができる。この場合、意図せず芯線の表面の一部に導電材が形成されてしまうことも考えられるが、形成されたとしても材料ボリュームが小さい薄膜として形成されるため、導電部の材料から析出するオイルブリードなどが原因の固着発生の可能性は低くなる。
<導電部の構造の変形例>
次に、図2の(a)は、センサー付きプロテクター10に関し、取付基部2側にある芯線6を保持する導電部(第2芯線保持部材)4の構造の変形例を示す図である。同図に示すように、導電部4は、その頭頂部において芯線6を支持する凹部4aが形成されていても良い。これにより、導電部4と芯線6との密着度を向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例1>
次に、図2の(b)を参照し、変形例1のセンサー付きプロテクター10aの構造について説明する。図2の(b)は、センサー付きプロテクター10aの構造を示す断面図である。本例では、中空部7の頂上周辺にある導電部(第1芯線保持部材)3に対向する側が、非導電部(第2芯線保持部材)1aとなっており、芯線(部分露出芯線)6を保持する非導電部1aと、筒状部材1とが、同一の非導電材料で構成されていている点でセンサー付きプロテクター10と異なっている。検証したところ、センサー付きプロテクター10aでは、導電部3と非導電部1aとが接触しても、導電部同士を接触させたように固着することがなく、不具合を発生しなかった。従って、課題としているゴム材などによる導電部同士の接触による固着が全く発生しない。
また、センサー付きプロテクター10aによれば、芯線6が導電部4に埋設されている形態と比較して、コストの高い専用配合材である導電材の使用比率が下がるため、コストダウンを図ることができると共に押出し成形も容易である。
<センサー付きプロテクターの変形例2>
次に、図2の(c)を参照し、変形例2のセンサー付きプロテクター10bの構造について説明する。図2の(c)は、センサー付きプロテクター10bの構造を示す断面図である。本例では、中空部7の頂上周辺にある導電部(第2芯線保持部材)3が、もう一方の導電部4に対向する側が露出した芯線(部分露出芯線)5を保持し、取付基部2側にある導電部(第1芯線保持部材)4が、導電部4の内部に埋設された芯線(埋設芯線)6を保持している点で、センサー付きプロテクター10と異なっている。
センサー付きプロテクター10bは、図1の(a)に示すセンサー付きプロテクター10と比較して、埋設芯線が導電部の内部により深く埋設している。このため、センサー付きプロテクター10bの方が、安定的に芯線の埋設状態を成形し易い。
<センサー付きプロテクターの変形例3>
次に、図2の(d)を参照し、変形例3のセンサー付きプロテクター10cの構造について説明する。図2の(d)は、センサー付きプロテクター10cの構造を示す断面図である。本例では、取付基部2側にある導電部(第1芯線保持部材)4に対向する側、つまり中空部7の頂上周辺が、非導電部(第2芯線保持部材)1bとなっている点で、センサー付きプロテクター10bと異なっている。また、本例では、芯線(部分露出芯線)5を保持する非導電部1bと、筒状部材1とが、同一の非導電材料で構成されている。これにより、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止している。
<センサー付きプロテクターの変形例4>
次に、図3の(a)を参照し、変形例4のセンサー付きプロテクター10dの構造について説明する。図3の(a)は、センサー付きプロテクター10dの構造を示す断面図である。本例では、図1の(a)に示すセンサー付きプロテクター10の構造と比較して、芯線(部分露出芯線)6が、取付基部2側にある導電部(第2芯線保持部材)4の凸部の先端(頭頂部)において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線6が単一の場合と比較して、中空部7の頂上周辺に設けた導電部3が導電部4ではなく芯線6とに接触しやすくなり、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10dの感度を維持することができる。
<センサー付きプロテクターの変形例5>
次に、図3の(b)を参照し、変形例5のセンサー付きプロテクター10eの構造について説明する。図3の(b)は、センサー付きプロテクター10eの構造を示す断面図である。本例では、図2の(c)に示すセンサー付きプロテクター10bの構造と比較して、芯線(部分露出芯線)5が、中空部7の頂上周辺の導電部(第2芯線保持部材)3の凹部の底において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線5が単一の場合と比較して、芯線5と対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。従って、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止している。
<センサー付きプロテクターの変形例6>
次に、図3の(c)を参照し、変形例6のセンサー付きプロテクター10fの構造について説明する。図3の(c)は、センサー付きプロテクター10fの構造を示す断面図である。本例では、図2の(b)に示すセンサー付きプロテクター10aの構造と比較して、芯線(部分露出芯線)6が、取付基部2側にある非導電部(第2芯線保持部材)1aの凸部の先端(頭頂部)において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線6が単一の場合と比較して、芯線6と対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10fの感度を向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例7>
次に、図3の(d)を参照し、変形例7のセンサー付きプロテクター10gの構造について説明する。図3の(d)は、センサー付きプロテクター10gの構造を示す断面図である。本例では、図2の(d)に示すセンサー付きプロテクター10cの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の芯線(部分露出芯線)5が、非導電部(第2芯線保持部材)1bの凹部の底において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線5が単一の場合と比較して、芯線5と対向する取付基部2側の導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10eの感度を向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例8>
次に、図4の(a)を参照し、変形例8のセンサー付きプロテクター10hの構造について説明する。図4の(a)は、センサー付きプロテクター10hの構造を示す断面図である。本例では、図1の(a)に示すセンサー付きプロテクター10の構造と比較して、取付基部2側の芯線(部分露出芯線)6aの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10hの感度を維持することができる。
<センサー付きプロテクターの変形例9>
次に、図4の(b)を参照し、変形例9のセンサー付きプロテクター10iの構造について説明する。図4の(b)は、センサー付きプロテクター10iの構造を示す断面図である。本例では、図2の(c)に示すセンサー付きプロテクター10bの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の芯線(部分露出芯線)5aの太さが、取付基部2側の芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10iの感度を維持することができる。
<センサー付きプロテクターの変形例10>
次に、図4の(c)を参照し、変形例10のセンサー付きプロテクター10jの構造について説明する。図4の(c)は、センサー付きプロテクター10jの構造を示す断面図である。本例では、図2の(b)に示すセンサー付きプロテクター10aの構造と比較して、取付基部2側の芯線(部分露出芯線)6aの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10jの感度を向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例11>
次に、図4の(d)を参照し、変形例11のセンサー付きプロテクター10kの構造について説明する。図4の(d)は、センサー付きプロテクター10kの構造を示す断面図である。本例では、図2の(d)に示すセンサー付きプロテクター10cの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の芯線(部分露出芯線)5aの太さが、取付基部2側の芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10kの感度を向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例12>
次に、図5の(a)を参照し、変形例12のセンサー付きプロテクター10lの構造について説明する。図5の(a)は、センサー付きプロテクター10lの構造を示す断面図である。本例では、図3の(a)に示すセンサー付きプロテクター10dの構造と比較して、取付基部2側の複数の芯線(部分露出芯線)6aのそれぞれの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aが単一の場合、および芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10lの感度を維持、又は向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例13>
次に、図5の(b)を参照し、変形例13のセンサー付きプロテクター10mの構造について説明する。図5の(b)は、センサー付きプロテクター10mの構造を示す断面図である。本例では、図3の(c)に示すセンサー付きプロテクター10fの構造と比較して、取付基部2側の複数の芯線(部分露出芯線)6aのそれぞれの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aが単一の場合、および芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10mの感度を向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例14>
次に、図5の(c)を参照し、変形例14のセンサー付きプロテクター10nの構造について説明する。図5の(c)は、センサー付きプロテクター10nの構造を示す断面図である。本例では、図3の(b)に示すセンサー付きプロテクター10eの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の複数の芯線(部分露出芯線)5aのそれぞれの太さが、取付基部2側の芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aが単一の場合、および芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10nの感度を維持、又は向上させることができる。
<センサー付きプロテクターの変形例15>
次に、図5の(d)を参照し、変形例15のセンサー付きプロテクター10pの構造について説明する。図5の(d)は、センサー付きプロテクター10pの構造を示す断面図である。本例では、図3の(d)に示すセンサー付きプロテクター10gの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の複数の芯線(部分露出芯線)5aのそれぞれの太さが、芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aが単一の場合、および芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10pの感度を向上させることができる。
以上では、センサー付きプロテクター10、およびその変形例1〜15のセンサー付きプロテクター10a〜10pのそれぞれの構造について説明したが、これらの各形態の構造を適宜組み合わせて得られる形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、図1の(a)に示す形態で、芯線5を導電部3から露出させるようにしても良い。しかしながら、2つの導電部のうち、一方の導電部のみから芯線を露出させる方が、製造が簡単であり、芯線5および芯線6同士の衝突を防ぐことができる。また、芯線同士が衝突するよりも、芯線が導電部と衝突する方が芯線を傷めにくい。
〔特記事項〕
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 筒状部材 1a 非導電部(第2芯線保持部材)
1b 非導電部(第2芯線保持部材)
3 導電部(第1芯線保持部材,第2芯線保持部材)
4 導電部(第1芯線保持部材,第2芯線保持部材) 4a 凹部
5 芯線(埋設芯線,部分露出芯線) 5a 芯線(部分露出芯線)
6 芯線(部分露出芯線,埋設芯線) 6a 芯線(部分露出芯線)
7 中空部 10 センサー付きプロテクター
10a〜10p センサー付きプロテクター

Claims (6)

  1. 自動車の開閉扉の周縁、または上記開閉扉によって閉じられる上記自動車の開口部の周縁に取付けられるセンサー付きプロテクターであって、
    中空部が形成された筒状の筒状部材を備えており、
    上記筒状部材における上記中空部を形成する内壁には、互いに対向し合う第1芯線保持部材と第2芯線保持部材とが、上記筒状部材の延在方向に沿うように設けられており、
    上記第1芯線保持部材は、導電材料を含み、当該第1芯線保持部材の内部に埋設される埋設芯線を保持しており、
    上記第2芯線保持部材は、上記第1芯線保持部材に対向する側が露出した部分露出芯線を保持していることを特徴とするセンサー付きプロテクター。
  2. 上記筒状部材が非導電材料で構成されており、上記第2芯線保持部材も導電材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
  3. 上記部分露出芯線を保持する上記第2芯線保持部材が、非導電材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
  4. 上記第2芯線保持部材は、その頭頂部において上記部分露出芯線を支持する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
  5. 上記第2芯線保持部材に上記部分露出芯線が複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
  6. 上記埋設芯線の太さよりも、上記部分露出芯線の太さが太いことを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
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