JP2018065541A - センサー付きプロテクター - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るセンサー付きプロテクター10について説明する。図1の(b)は、バックドアにセンサー付きプロテクター10が取り付けられた自動車200を示す図である。同図に示すように、センサー付きプロテクター10は、自動車200のバックドア(開閉扉)の周縁などに取付けられるタッチセンサーである。なお、センサー付きプロテクター10は、自動車のバックドア以外の開閉扉(トランクの扉も含む)の周縁、または開閉扉によって閉じられる自動車の開口部の周縁に取付けることができる。
次に、図2の(a)は、センサー付きプロテクター10に関し、取付基部2側にある芯線6を保持する導電部(第2芯線保持部材)4の構造の変形例を示す図である。同図に示すように、導電部4は、その頭頂部において芯線6を支持する凹部4aが形成されていても良い。これにより、導電部4と芯線6との密着度を向上させることができる。
次に、図2の(b)を参照し、変形例1のセンサー付きプロテクター10aの構造について説明する。図2の(b)は、センサー付きプロテクター10aの構造を示す断面図である。本例では、中空部7の頂上周辺にある導電部(第1芯線保持部材)3に対向する側が、非導電部(第2芯線保持部材)1aとなっており、芯線(部分露出芯線)6を保持する非導電部1aと、筒状部材1とが、同一の非導電材料で構成されていている点でセンサー付きプロテクター10と異なっている。検証したところ、センサー付きプロテクター10aでは、導電部3と非導電部1aとが接触しても、導電部同士を接触させたように固着することがなく、不具合を発生しなかった。従って、課題としているゴム材などによる導電部同士の接触による固着が全く発生しない。
次に、図2の(c)を参照し、変形例2のセンサー付きプロテクター10bの構造について説明する。図2の(c)は、センサー付きプロテクター10bの構造を示す断面図である。本例では、中空部7の頂上周辺にある導電部(第2芯線保持部材)3が、もう一方の導電部4に対向する側が露出した芯線(部分露出芯線)5を保持し、取付基部2側にある導電部(第1芯線保持部材)4が、導電部4の内部に埋設された芯線(埋設芯線)6を保持している点で、センサー付きプロテクター10と異なっている。
次に、図2の(d)を参照し、変形例3のセンサー付きプロテクター10cの構造について説明する。図2の(d)は、センサー付きプロテクター10cの構造を示す断面図である。本例では、取付基部2側にある導電部(第1芯線保持部材)4に対向する側、つまり中空部7の頂上周辺が、非導電部(第2芯線保持部材)1bとなっている点で、センサー付きプロテクター10bと異なっている。また、本例では、芯線(部分露出芯線)5を保持する非導電部1bと、筒状部材1とが、同一の非導電材料で構成されている。これにより、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止している。
次に、図3の(a)を参照し、変形例4のセンサー付きプロテクター10dの構造について説明する。図3の(a)は、センサー付きプロテクター10dの構造を示す断面図である。本例では、図1の(a)に示すセンサー付きプロテクター10の構造と比較して、芯線(部分露出芯線)6が、取付基部2側にある導電部(第2芯線保持部材)4の凸部の先端(頭頂部)において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線6が単一の場合と比較して、中空部7の頂上周辺に設けた導電部3が導電部4ではなく芯線6とに接触しやすくなり、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10dの感度を維持することができる。
次に、図3の(b)を参照し、変形例5のセンサー付きプロテクター10eの構造について説明する。図3の(b)は、センサー付きプロテクター10eの構造を示す断面図である。本例では、図2の(c)に示すセンサー付きプロテクター10bの構造と比較して、芯線(部分露出芯線)5が、中空部7の頂上周辺の導電部(第2芯線保持部材)3の凹部の底において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線5が単一の場合と比較して、芯線5と対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。従って、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止している。
次に、図3の(c)を参照し、変形例6のセンサー付きプロテクター10fの構造について説明する。図3の(c)は、センサー付きプロテクター10fの構造を示す断面図である。本例では、図2の(b)に示すセンサー付きプロテクター10aの構造と比較して、芯線(部分露出芯線)6が、取付基部2側にある非導電部(第2芯線保持部材)1aの凸部の先端(頭頂部)において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線6が単一の場合と比較して、芯線6と対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10fの感度を向上させることができる。
次に、図3の(d)を参照し、変形例7のセンサー付きプロテクター10gの構造について説明する。図3の(d)は、センサー付きプロテクター10gの構造を示す断面図である。本例では、図2の(d)に示すセンサー付きプロテクター10cの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の芯線(部分露出芯線)5が、非導電部(第2芯線保持部材)1bの凹部の底において、複数設けられている点で異なっている。これにより、芯線5が単一の場合と比較して、芯線5と対向する取付基部2側の導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10eの感度を向上させることができる。
次に、図4の(a)を参照し、変形例8のセンサー付きプロテクター10hの構造について説明する。図4の(a)は、センサー付きプロテクター10hの構造を示す断面図である。本例では、図1の(a)に示すセンサー付きプロテクター10の構造と比較して、取付基部2側の芯線(部分露出芯線)6aの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10hの感度を維持することができる。
次に、図4の(b)を参照し、変形例9のセンサー付きプロテクター10iの構造について説明する。図4の(b)は、センサー付きプロテクター10iの構造を示す断面図である。本例では、図2の(c)に示すセンサー付きプロテクター10bの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の芯線(部分露出芯線)5aの太さが、取付基部2側の芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10iの感度を維持することができる。
次に、図4の(c)を参照し、変形例10のセンサー付きプロテクター10jの構造について説明する。図4の(c)は、センサー付きプロテクター10jの構造を示す断面図である。本例では、図2の(b)に示すセンサー付きプロテクター10aの構造と比較して、取付基部2側の芯線(部分露出芯線)6aの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10jの感度を向上させることができる。
次に、図4の(d)を参照し、変形例11のセンサー付きプロテクター10kの構造について説明する。図4の(d)は、センサー付きプロテクター10kの構造を示す断面図である。本例では、図2の(d)に示すセンサー付きプロテクター10cの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の芯線(部分露出芯線)5aの太さが、取付基部2側の芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10kの感度を向上させることができる。
次に、図5の(a)を参照し、変形例12のセンサー付きプロテクター10lの構造について説明する。図5の(a)は、センサー付きプロテクター10lの構造を示す断面図である。本例では、図3の(a)に示すセンサー付きプロテクター10dの構造と比較して、取付基部2側の複数の芯線(部分露出芯線)6aのそれぞれの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aが単一の場合、および芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10lの感度を維持、又は向上させることができる。
次に、図5の(b)を参照し、変形例13のセンサー付きプロテクター10mの構造について説明する。図5の(b)は、センサー付きプロテクター10mの構造を示す断面図である。本例では、図3の(c)に示すセンサー付きプロテクター10fの構造と比較して、取付基部2側の複数の芯線(部分露出芯線)6aのそれぞれの太さが、中空部7の頂上周辺の芯線(埋設芯線)5の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線6aが単一の場合、および芯線6aの太さが芯線5の太さ以下の場合と比較して、芯線6aと対向する導電部(第1芯線保持部材)3との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10mの感度を向上させることができる。
次に、図5の(c)を参照し、変形例14のセンサー付きプロテクター10nの構造について説明する。図5の(c)は、センサー付きプロテクター10nの構造を示す断面図である。本例では、図3の(b)に示すセンサー付きプロテクター10eの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の複数の芯線(部分露出芯線)5aのそれぞれの太さが、取付基部2側の芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aが単一の場合、および芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、ゴム材などからなる導電部同士が接触するのを防止し、センサー付きプロテクター10nの感度を維持、又は向上させることができる。
次に、図5の(d)を参照し、変形例15のセンサー付きプロテクター10pの構造について説明する。図5の(d)は、センサー付きプロテクター10pの構造を示す断面図である。本例では、図3の(d)に示すセンサー付きプロテクター10gの構造と比較して、中空部7の頂上周辺の複数の芯線(部分露出芯線)5aのそれぞれの太さが、芯線(埋設芯線)6の太さよりも太くなっている点で異なっている。これにより、芯線5aが単一の場合、および芯線5aの太さが芯線6の太さ以下の場合と比較して、芯線5aと対向する導電部(第1芯線保持部材)4との接触面積を向上させることができる。このため、センサー付きプロテクター10pの感度を向上させることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1b 非導電部(第2芯線保持部材)
3 導電部(第1芯線保持部材,第2芯線保持部材)
4 導電部(第1芯線保持部材,第2芯線保持部材) 4a 凹部
5 芯線(埋設芯線,部分露出芯線) 5a 芯線(部分露出芯線)
6 芯線(部分露出芯線,埋設芯線) 6a 芯線(部分露出芯線)
7 中空部 10 センサー付きプロテクター
10a〜10p センサー付きプロテクター
Claims (6)
- 自動車の開閉扉の周縁、または上記開閉扉によって閉じられる上記自動車の開口部の周縁に取付けられるセンサー付きプロテクターであって、
中空部が形成された筒状の筒状部材を備えており、
上記筒状部材における上記中空部を形成する内壁には、互いに対向し合う第1芯線保持部材と第2芯線保持部材とが、上記筒状部材の延在方向に沿うように設けられており、
上記第1芯線保持部材は、導電材料を含み、当該第1芯線保持部材の内部に埋設される埋設芯線を保持しており、
上記第2芯線保持部材は、上記第1芯線保持部材に対向する側が露出した部分露出芯線を保持していることを特徴とするセンサー付きプロテクター。 - 上記筒状部材が非導電材料で構成されており、上記第2芯線保持部材も導電材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
- 上記部分露出芯線を保持する上記第2芯線保持部材が、非導電材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
- 上記第2芯線保持部材は、その頭頂部において上記部分露出芯線を支持する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
- 上記第2芯線保持部材に上記部分露出芯線が複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
- 上記埋設芯線の太さよりも、上記部分露出芯線の太さが太いことを特徴とする請求項1に記載のセンサー付きプロテクター。
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