JP2018064741A - 被介護者監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オン・オフの接点情報のみならず、室内の環境情報等をも収集することができるとともに、既設のナースコールシステムとの共存をはかる。
【解決手段】無線で双方向通信が行われる子機10および親機20を含み、そのいずれかにナースコール用の呼出スイッチ123が接続され、子機10には離床センサのほかに室内環境センサ、振動センサ、生体センサ等が設けられ、これらセンサによる検知信号が親機20に送信され、親機20はナースコールシステム30への第1接続手段と、監視主制御部41を含む無線LAN40への第2接続手段とを有し、離床センサによる離床信号および呼出スイッチによるナースコール信号については、第1接続手段を介してナースコールシステム30に送信し、その他のセンサによる室内環境情報等については第2接続手段および無線LAN40を介して監視主制御部41に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被介護者がベッドから離れたことを検出する離床センサを有する被介護者監視装置に関し、さらに詳しく言えば、被介護者の在・不在だけでなく、室内の環境情報等をも収集できるようにした被介護者監視装置に関するものである。
離床センサは、病院や介護施設もしくは一般家庭において、被介護者のベッドからの起き上がりやベッドから離れる行為等を監視し、介護者に知らせることを目的としたセンサである。
離床センサには、いくつかの方式があるが、その一つとして、特許文献1に記載されているようなクリップ型の離床センサがある。
図8(a),(b)を参照して、クリップ型の離床センサ100は、センサ本体110と体動伝達紐130とを備えている。この従来例に係るセンサ本体110は、中継ケーブル120を介して図示しないナースコールシステムへの接続用の壁コンセント(レセプタクル)121に接続される。
詳しくは図示しないが、センサ本体110はソケット(差込口)を有し、そのソケット内には、図8(b)に示す体動検出用のリミットスイッチ(離床検知スイッチ)113が設けられている。
体動伝達紐130の一端側には、被介護者Hの着衣等に取り付けられるクリップ131が設けられ、他端側には、センサ本体110の上記ソケットに差し込まれる差込片132が設けられている。
このクリップ型の離床センサ100によれば、クリップ131を被介護者Hの着衣等に取り付け、差込片132をセンサ本体110の上記ソケットに差し込むことにより、センサ本体110と被介護者Hとが体動伝達紐130によって繋がれる。
リミットスイッチ113は常閉型であるが、上記ソケットに差し込まれる差込片132により、リミットスイッチ113の図示しないレバー(アクチュエータ)が押され、リミットスイッチ113はオフで離床信号は発せられない。
これに対して、被介護者Hが臥床状態から起き上がり離床しようとすると、その動きにより体動伝達紐130が引っ張られて差込片132が上記ソケットから抜ける。これにより、リミットスイッチ113の上記レバーが差込片132から解放され、リミットスイッチ113がオンになって離床信号が中継ケーブル120を介して上記ナースコールシステムに通知される。
中継ケーブル120には、中継器122を介してナースコール用の呼出押しボタン123が接続されている。この呼出押しボタン123は常開型スイッチで、図8(b)に示すように、リミットスイッチ113と並列に接続されており、ボタンを押すことにより、接点が閉じられ、中継ケーブル120を介して上記ナースコールシステムにナースコール信号が送信される。
また、別の従来例として、図9に示すように、中継ケーブルを介さないで無線により離床信号を送信する方法も知られている。
この場合には、センサ本体110が子機Cとして、その内部に無線送信機が組み込まれ、ナースコールシステムへの接続用の壁コンセント121には、無線受信機を有する親機Mが接続され、子機Cから上記リミットスイッチ113の接点情報(オン・オフ信号)が親機Mに送信される。
特開2002−143099号公報
いずれにしても、ナースコールシステム(看護士詰め所に設けられているモニタ盤等を含む)に通知されるのは、離床検知スイッチやナースコール用の呼出押しボタンによる接点情報(オン・オフ信号)だけである。
これからの介護・介助を考えると、被介護者の周囲環境・状況を的確に把握し、よりきめの細かいサポートが不可欠であり、センサ本体(子機)もしくはナースコール用の呼出押しボタンからの一方通行的な情報の待ち受けだけでなく、介護・介助者側からの積極的なアプローチも必要となる。
しかしながら、介護者の人数は慢性的に不足しており、特に夜間勤務においては手が回らない状況である。このような人手不足の状況下でも、被介護者の周囲の環境情報等をより多く収集して、従来よりきめ細かなサポートができる新たなシステムが求められているが、他方において、ナースコールシステムは既に多くの施設に導入されていることから、既設のナースコールシステムとの共存をはかることも必要である。
また、上記別の従来例のように無線化された離床検知システムにおいては、運用時に特定の子機と親機とを関連付けるため、親機に子機のID(識別子)を事前に登録するようにしている。
これにより、1台の親機と1台の子機(特定子機)とが組(対)となり、親機はID登録された特定子機からの送信のみを受け付けることになる。その理由は、親機が監視すべき子機を覚えておかないと、それ以外の子機からの送信をも受け付けてまうからである。
しかしながら、子機に異常が生じた場合、特に被介護者等により子機が親機との通信範囲の圏外に持ち出されて移動した場合、それを親機に早急に知らせることができない、という問題がある。
そこで、本発明の課題は、オン・オフの接点情報のみならず、例えば室内の環境情報等をも収集することができるとともに、既設のナースコールシステムとの共存をはかることができ、また、子機の異常を早期に知ることができる無線による被介護者監視装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の被介護者監視装置は、被介護者用ベッドの所定箇所に設置される子機と、無線通信手段により上記子機との間で通信が行われる親機と、上記子機もしくは上記親機のいずれか一方に接続されるナースコール用の呼出スイッチとを含み、上記子機は、被介護者の離床を検知する離床センサのほかに、少なくとも室温等の室内環境を検知する室内環境センサを有し、これらセンサによる検知信号を上記無線通信手段により上記親機に送信し、上記親機は、ナースコールシステムへの第1接続手段と、監視主制御部を含む無線ネットワークへの第2接続手段とを有し、上記離床センサによる離床信号および上記呼出スイッチによるナースコール信号については、少なくとも上記第1接続手段を介して上記ナースコールシステムに送信し、上記室内環境センサによる室内環境情報については上記第2接続手段および上記無線ネットワークを介して上記監視主制御部に送信することを特徴としている。
本発明の好ましい態様によると、上記親機もしくは上記監視主制御部は、上記室内環境が所定の基準値を超えると、環境異常信号を上記ナースコールシステムに送信する。
また、上記子機は、上記ベッドの振動を検出する振動センサをさらに有し、上記子機から上記親機への送信情報に上記振動センサによる振動信号が含まれ、上記親機もしくは上記監視主制御部は、上記振動信号が所定の基準値を超えると、振動異常信号を上記ナースコールシステムに送信する。
また、上記子機は、上記被介護者の体温等の生体信号を検知する生体センサをさらに有し、上記子機から上記親機への送信情報に上記生体センサによる生体信号が含まれ、上記親機もしくは上記監視主制御部は、上記生体信号が所定の基準値から外れると、生体異常信号を上記ナースコールシステムに送信する。
本発明は、別の態様として、上記子機は自己診断機能を有しており、上記親機は事前に登録された特定の1台の上記子機と通信可能に組み合わされて、その複数組が上記被介護者用ベッドごとに設けられ、上記各子機のうち、上記自己診断機能により異常が検出された子機は、その異常状態を上記親機に送信するにあたって、送信先アドレスをすべての上記親機を対象とするブロードキャストアドレスに切り替えることを特徴としている。
具体的には、上記子機は、電源としての内蔵電池を有し、上記内蔵電池の電圧が所定の閾値電圧以下にまで低下して上記自己診断機能より異常と判定されると、上記送信先アドレスを上記ブロードキャストアドレスに切り替える。
また、上記親機は、上記特定子機から送信される電波の受信強度(RSSI)を計測するとともに、その計測された受信強度(RSSI)を上記特定子機に送信し、上記特定子機は、上記受信強度(RSSI)が所定値以下で上記自己診断機能により異常と判定されると、上記送信先アドレスを上記ブロードキャストアドレスに切り替える。
好ましくは、上記子機異常が上記親機から上記第1接続手段を介して上記ナースコールシステムに通知されるとともに、上記第2接続手段および上記無線ネットワークを介して上記監視主制御部にも通知される。
本発明によれば、無線で通信が行われる子機および親機を含み、そのいずれか一方にナースコール用の呼出スイッチが接続され、子機には、離床センサのほかに室内環境センサ、振動センサ、生体センサ等が設けられ、これらセンサによる検知信号が無線通信手段により親機に送信され、親機はナースコールシステムへの第1接続手段と、監視主制御部を含む無線ネットワークへの第2接続手段とを有し、離床センサによる離床信号および呼出スイッチによるナースコール信号については、少なくとも第1接続手段を介してナースコールシステムに送信し、その他のセンサによる室内環境情報等については第2接続手段および上記無線ネットワークを介して上記監視主制御部に送信するようにしたことにより、オン・オフの接点情報のみならず、例えば室内の環境情報等をも収集することができるとともに、既設のナースコールシステムとの共存をはかることができる。
また、子機の異常時には、子機から親機宛ての送信先アドレスがブロードキャストアドレス(同時通報:一斉同報)に切り替えられるため、子機異常を早期に知ることができる。
本発明の実施形態に係る被介護者監視装置の構成を概略的に示す模式図。 上記被介護者監視装置に含まれる子機の構成を示す模式図。 上記被介護者監視装置に含まれる親機の構成を示す模式図。 子機異常時の一例を示す模式図。 子機異常時の他例を示す模式図。 (a)子機正常時における親機−子機間の通信状態を示す説明図、(b)第1子機異常時における親機−子機間の通信状態を示す説明図、(c)第2子機異常時における親機−子機間の通信状態を示す説明図。 上記被介護者監視装置の動作を示すフローチャート。 (a)従来のクリップ型の離床センサを示す模式図、(b)同離床センサが備えるリミットスイッチと呼出押しボタンスイッチの結線図。 他の従来例を示す模式図。
次に、図1ないし図7により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、先に説明した従来例と実質的に同一である構成要素にはその参照符号をそのまま用いる。
図1に示すように、本実施形態に係る被介護者監視装置1は、基本的な構成として、子機10および親機20と、ナースコール用の呼出押しボタン123とを備えている。子機10と親機20は、無線による双方向通信可能な組(対)として、被介護者用のベッドBごとに設けられる。
子機10は、通常、フック等の係止具(図示省略)を介してベッドBのヘッドボードHBに取り付けられるが、スタンドに支持されてベッドBの脇に配置されてもよい。親機20は、その周辺の例えば壁面等に取り付けられるが、棚に置かれてもよい。
子機10は、先の図8で従来例として説明した離床センサ110のセンサ本体110に相当し、被介護者Hの離床を検出する構成要素の一つとしての体動伝達紐130を備えている。
体動伝達紐130の一端側には、被介護者Hの着衣等に取り付けられるクリップ131が設けられ、他端側には、差込片132が設けられている。図示しないが、子機10には差込片132が挿脱自在に差し込まれるソケットが設けられている。
図2を併せて参照して、子機10は、制御部(以下、「子機制御部」という)11を備えている。子機制御部11には、好ましくはCPU(中央演算処理ユニット)もしくはマイクロコンピュータが用いられる。
子機10の上記ソケット内には、先の図8で説明した離床センサ110と同じく、差込片132の抜き差しに応じてオンオフする体動検出用のリミットスイッチ113が設けられている。
本実施形態において、リミットスイッチ113は常閉型で、上記ソケット内に差込片132が差し込まれた状態ではオフで、被介護者Hの離床等により体動伝達紐130が引っ張られて差込片132が上記ソケットから引き抜かれるとオンとなる。このオンオフ信号(接点信号)が子機制御部11に入力される。
また、本実施形態において、子機10は、離床検知用のリミットスイッチ113のほかに、室内の温度と湿度とを検出する温湿度センサ12aと、ベッドBの振動を検知する振動センサ12bと、生体センサ12cとを備えている。
温湿度センサ12aに代えて温度センサが用いられてもよい。振動センサ12bは加速度センサで、寝返りや暴れ等の被介護者Hの挙動によるベッドBの振動を検知する。生体センサ12cは被介護者Hに貼着して使用する一種のウェアラブル端末で、被介護者Hの心拍数等を計測する。このウェアラブル端末は、子機10に有線で接続しても、無線で接続してもよい。
子機10は、電源として内蔵されている電池Eの電圧を監視する電圧監視部(電圧チェッカー)13を備えている。電圧監視部13は、電池Eの電圧が所定値以下になると子機制御部11に異常信号(警報信号)を出力する。
子機10は、親機20との間で情報を遣り取りする送信手段14と受信手段15を備えている。送信手段14は、RF送信部14a、マッチング回路14bおよび送信アンテナ14cを備えている。受信手段15は、RF受信部15a、マッチング回路15bおよび受信アンテナ15cを備えている。
このほか、子機10には、リセット回路16a、システムクロックを発生する発振器16b、動作表示部16cが設けられている。動作表示部16cはLEDを有し、一例として、正常動作時には緑色点灯、親機20との交信時には緑色点滅、電池切れ等の異常時には赤色点滅となる。
次に、図3を参照して、親機20は、制御部(以下、「親機制御部」という)21を備えている。親機制御部21には、好ましくはCPU(中央演算処理ユニット)もしくはマイクロコンピュータが用いられる。
親機20は、無線通信手段として、子機10との間で情報を遣り取りする送信手段22および受信手段23を備えている。送信手段22は、RF送信部22a、マッチング回路22bおよび送信アンテナ22cを備えている。受信手段23は、RF受信部23a、マッチング回路23bおよび受信アンテナ23cを備えている。
RF受信部23aは、受信信号の受信強度RSSI(Received Signal Strength Indicater)を測定する機能を有し、子機10から送信される情報(送信データ)とともに受信信号の受信強度RSSIを親機制御部21に与える。
子機10と親機20との通信において、親機20は、受信強度RSSIにより子機10との距離を把握することができる。すなわち、子機10が親機20から離れれば離れるほど受信強度RSSIは小さくなる。
親機20は、受信強度RSSIを子機10に送信する。子機10は、親機20より送信された受信強度RSSIが所定値以下となると異常と判定し、親機20に異常信号を送信する。
本実施形態において、親機20にナースコール用の呼出押しボタン123が接続され、そのオンオフ信号(接点信号)が親機制御部21に入力される。ナースコール用の呼出押しボタン123は子機10に接続されてもよい。なお、押しボタンスイッチではなく、例えばスライドスイッチやトグルスイッチ、握ることで電極を接触させることができるテープ型のスイッチであってもよい。
親機制御部21は、ナースコールシステム30に対する第1接続手段24と、詳細情報収集システムの無線ネットワーク40に対する第2接続手段25の2つの接続手段を備えている。
第1接続手段24には、リレースイッチ24aを有しナースコールシステム接続用の壁コンセント121に差し込まれるプラグが用いられてよい。
第2接続手段25は、好ましくはWi−Fiモジュールを含むLAN(Local Area Network)通信部25aからなる。詳細情報収集システムの無線ネットワーク40には監視主制御部としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCと略記)41が接続され、PC41に被介護者Hの介護に必要な情報が収集される。
また、親機制御部21には、子機10のID(識別子)を登録するためのID登録スイッチ26が接続されている。このほか、親機制御部21には、出力停止スイッチ27a、リセット回路27b、発振器27c、動作表示部27dが接続されている。なお、親機20は、商用電源(AC100V)よりACアダプタ28a、直流電源部28bを介して装置内電源Vccを得ている。
子機10から親機20に、リミットスイッチ113による離床信号、温湿度センサ12aによる室温・湿度を含む環境情報、振動センサ12bによるベッドBの振動(揺れ)情報、生体センサ12cによる生体情報が送信される。
親機20側では、離床信号は、第1接続手段24のリレースイッチ24aを介してナースコールシステム30に振り分け、環境情報、振動(揺れ)情報、生体情報等は、第2接続手段25のLAN通信部25aをおよび無線ネットワーク40を介してPC41に振り分ける。
すなわち、離床信号が離床有りのオン信号である場合、親機制御部21はリレースイッチ24aの接点を閉じて、そのオン信号をナースコールシステム30に送信する。これにより、看護士詰め所等に設けられているモニタ盤31の該当箇所に離床(異常)有りの表示がなされ、看護士の注意が喚起される。なお、離床信号は、詳細情報収集システムの無線ネットワーク40よりPC41に送られてもよい。
PC41は、環境情報、振動(揺れ)情報、生体情報を監視し、室温が高く例えば40℃以上で劣悪な環境であると判断すると、親機21に対して室温異常信号を送る。これを受けて、親機21は、リレースイッチ24aの接点を閉じて、そのオン信号をナースコールシステム30に送信する。これにより、上記モニタ盤31の該当箇所に異常有りの表示がなされる。振動(揺れ)情報、生体情報についても、異常値が検出されると同様なことが行われる。
ところで、親機20には、ID登録スイッチ26より相手方の特定子機10のIDが登録され、子機10と親機20は1:1の関係で双方向通信が行われる。
これにより、図4に示すように、子機10a,親機20aの組と、子機10b,親機20bの組の2組があるとして、親機20aは子機10aからの送信を受け付け、子機10bからの送信は無視する。親機20bも同様に、子機10bからの送信は受け付けるが、子機10aからの送信は無視する。
このようにしているのは、ナースコールシステム30側では、どの親機20から信号が出されているかによって、その親機20に無線で繋がっている子機10を特定するようにしているからである。
子機制御部11は、自己診断機能として、電圧監視部13により電池電圧を監視し、また、親機20より送信されてくる受信強度RSSIの値を監視し、その結果を定期的に親機20に送信する。
例えば、電池電圧が所定の閾値電圧以下にまで低下して電池切れの状態になると、子機制御部11は親機20宛てに異常信号を送信するが、その際の送信先アドレスを相手方の親機20ではなく、すべての20親機を対象とするブロードキャストアドレス(同時通報)に切り替える。
一例として、子機10aの場合、正常時には親機20a宛てに、
「送信元(子機10a):001,送信先(親機20a):001,定期報告:正常…」
なるデータフレームにて通信が行われる。
しかしながら、子機10aが電池切れ状態になると、送信先(親機20a)のアドレスが親機20aを意味するアドレス「001」からすべての親機(図4の例では20a,20b)を対象とするブロードキャストアドレス(例えば「FFF」)に切り替えられるとともに、定期報告の内容も「電池異常」とされる。
このように、子機10aからブロードキャストアドレス「FFF」でデータが送信されると、これを受信した親機20はデータフレームを開いて、子機10aが「電池異常」であることを第2接続手段25のLAN通信部25aをおよび無線ネットワーク40を介して上位であるPC41に通知する。PC41は、必要に応じて子機異常を親機制御部21を介してナースステーション30に知らせる。
また、図5に示すように、子機10aが例えば被介護者Hにより持ち去られ、相手方親機20aとの距離が広がると、受信強度RSSIも小さくなる。受信強度RSSIが所定値以下になると、子機制御部11は異常と判定する。
この異常判定により、データフレーム内の送信先(親機20a)のアドレスが親機20aを意味するアドレス「001」からすべての親機(図4の例では20a,20b)を対象とするブロードキャストアドレス(例えば「FFF」)に切り替えられるとともに、定期報告の内容も「子機移動」とされ、上記電池切れ状態の場合と同じく、子機10aが異常であることがPC41に通知され、必要に応じて親機制御部21を介してナースステーション30にも通知される。
子機10bに異常が生じた場合にも同様な動作が行われる。図6(a)に子機10a,10bがともに正常であるときの親機20a,20bとの通信状態を示し、これに対して、図6(b)に子機10aに異常が発生したとき、図6(c)に子機10bに異常が発生したときのブロードキャストアドレスによる通信状態を示す。
なお、上記の実施形態とは異なり、子機10に異常が生じた場合、送信先である親機アドレスをブロードキャストアドレスとせずに相手方の親機アドレスのまま(上記の例では「001」のまま)とし、定期報告の内容を「正常」から「異常」に書き換える。
そして、この場合には、親機20側では、自機宛てでない子機10からのデータフレームをも受け付けるようにし、その内容が「正常」であれば読み捨て(無視し)、「異常」であるときに上位のPC41等に子機異常を通知するようにしてもよく、このような態様も本発明に含まれる。
図7のフローチャートに、本実施形態に係る被介護者監視装置(被介護者監視システム)の一連の動作を示す。
これによると、まずステップST101で「離床検知」かどうかを判断し、離床検知有りでYESの場合には、ステップST102で子機の相手方親機(特定親機)に離床有りを通知したのち、後述するステップST107に移行する。
ステップST101での判断が離床検知無しでNOの場合には、ステップST103で子機異常がとうかを判断し、子機異常有りでYESの場合には、ステップST104で子機から親機宛ての送信先アドレスをブロードキャストアドレスに書き換えて各親機に異常を通知したのち、ステップST107に移行する。
ステップST103での判断が子機異常無しでNOの場合には、ステップST105で定期報告時間かどうかを判断し、定期報告時間でないNOの場合には、当初のステップST101に戻る。
ステップST105での判断がYESで定期報告時間になっていると、ステップST106で特定親機に自己診断結果や環境情報等を通知したのち、次段のステップST107において、親機から送信される受信強度RSSIが正常であるかどうかを判断する。
受信強度RSSIが正常のYESであれば、当初のステップST101に戻る。これに対して、受信強度RSSIが異常に低下しているNO判定の場合には、ステップST108で「子機移動」として子機から親機宛ての送信先アドレスをブロードキャストアドレスに書き換えて各親機に異常を通知したのち、当初のステップST101に移行する。
以上説明したように、本発明によれば、オン・オフの接点情報のみならず、例えば室内の環境情報等をも収集することができるとともに、既設のナースコールシステムとの共存をはかることができ、また、子機の異常を早期に知ることができる無線による被介護者監視装置を提供することができる。
1 被介護者監視装置
10(10a,10b) 子機
113 リミットスイッチ(体動検知スイッチ)
11 子機制御部
123 ナースコール用の呼出押しボタン
130 体動伝達紐
132 差込片
12a 温湿度センサ
12b 振動センサ
12c 生体センサ
13 電圧監視部
14 送信手段
15 受信手段
20(20a,20b) 親機
21 親機制御部
22 送信手段
23 受信手段
24 第1接続手段
24a リレースイッチ
25 第2接続手段
25a LAN通信部
30 ナースコールシステム
31 モニタ盤
40 無線ネットワーク(詳細情報収集システム)
41 監視主制御部(パーソナルコンピュータ)

Claims (8)

  1. 被介護者用ベッドの所定箇所に設置される子機と、無線通信手段により上記子機との間で通信が行われる親機と、上記子機もしくは上記親機のいずれか一方に接続されるナースコール用の呼出スイッチとを含み、
    上記子機は、被介護者の離床を検知する離床センサのほかに、少なくとも室温等の室内環境を検知する室内環境センサを有し、これらセンサによる検知信号を上記無線通信手段により上記親機に送信し、
    上記親機は、ナースコールシステムへの第1接続手段と、監視主制御部を含む無線ネットワークへの第2接続手段とを有し、上記離床センサによる離床信号および上記呼出スイッチによるナースコール信号については、少なくとも上記第1接続手段を介して上記ナースコールシステムに送信し、上記室内環境センサによる室内環境情報については上記第2接続手段および上記無線ネットワークを介して上記監視主制御部に送信することを特徴とする被介護者監視装置。
  2. 上記親機もしくは上記監視主制御部は、上記室内環境が所定の基準値を超えると、環境異常信号を上記ナースコールシステムに送信することを特徴とする請求項1に記載の被介護者監視装置。
  3. 上記子機は、上記ベッドの振動を検出する振動センサをさらに有し、上記子機から上記親機への送信情報に上記振動センサによる振動信号が含まれ、上記親機もしくは上記監視主制御部は、上記振動信号が所定の基準値を超えると、振動異常信号を上記ナースコールシステムに送信することを特徴とする請求項1または2に記載の被介護者監視装置。
  4. 上記子機は、上記被介護者の体温等の生体信号を検知する生体センサをさらに有し、上記子機から上記親機への送信情報に上記生体センサによる生体信号が含まれ、上記親機もしくは上記監視主制御部は、上記生体信号が所定の基準値から外れると、生体異常信号を上記ナースコールシステムに送信することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の被介護者監視装置。
  5. 上記子機は自己診断機能を有しており、上記親機は事前に登録された特定の1台の上記子機とのみ通信可能に組み合わされて、その複数組が上記被介護者用ベッドごとに設けられ、上記各子機のうち、上記自己診断機能により異常が検出された子機は、その異常状態を上記親機に送信するにあたって、送信先アドレスをすべての上記親機を対象とするブロードキャストアドレスに切り替えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の被介護者監視装置。
  6. 上記子機は電源としての内蔵電池を有し、上記内蔵電池の電圧が所定の閾値電圧以下にまで低下すると、上記自己診断機能より異常と判定され、上記送信先アドレスが上記ブロードキャストアドレスに切り替えられることを特徴とする請求項5に記載の被介護者監視装置。
  7. 上記親機は、上記特定子機から送信される電波の受信強度(RSSI)を計測するとともに、その計測された受信強度(RSSI)を上記特定子機に送信し、上記受信強度(RSSI)が所定値以下である場合、上記自己診断機能により異常と判定され、上記送信先アドレスが上記ブロードキャストアドレスに切り替えられることを特徴とする請求項5に記載の被介護者監視装置。
  8. 上記子機異常が上記親機から上記第1接続手段を介して上記ナースコールシステムに通知されるとともに、上記第2接続手段および上記無線ネットワークを介して上記監視主制御部にも通知されることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の被介護者監視装置。
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