JP2018064192A - 管理装置及び波長設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長リソースの利用効率の向上が図れる管理装置等を提供する。【解決手段】管理装置は、光伝送システム内の複数の光ノードを管理する。管理装置は、第1の判定部と、第2の判定部と、設定部とを有する。第1の判定部は、前記光伝送システム内におけるトラヒックを終端する光ノードを特定し、特定された前記光ノードに備えられた第1光部品で使用中の波長を未使用とする第2光部品が前記特定された光ノード内に存在するか否かを判定する。第2の判定部は、前記第1の判定部にて前記第2部品が存在すると判定された場合に、当該波長を使用可能にする経路が前記光伝送システム内に存在するか否かを判定する。設定部は、前記第2の判定部にて当該波長を使用可能にする経路が存在すると判定された場合に、当該波長及び当該波長を使用可能にする経路を、前記第2光部品に設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、管理装置及び波長設定方法に関する。
近年、例えば、異なる波長の光信号を多重化して伝送する波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を利用したWDM伝送システムが普及してきている。WDM伝送システムでは、複数のROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)を光ファイバで接続した構成である。ROADMは、WDM信号から所望の波長の光信号を分岐すると共に、WDM信号の空チャネルに光信号を挿入できる光分岐挿入装置である。
ROADMは、波長毎に光の経路が固定されているため、遠隔操作で波長変更や経路変更ができず、波長変更や経路変更には作業者を局舎に派遣して作業しなければならず、その作業負担は大である。そこで、遠隔操作で波長変更や経路変更を可能にした次世代ROADMとして、例えば、CD(Colorless Directionless)−ROADM及びCDC(Colorless Directionless Contention less)−ROADM等が登場している。尚、カラーレス(Colorless)は、遠隔地から光ファイバの接続を変更せずに波長変更を可能にすることを意味する。また、ディレクションレス(Directionless)は、遠隔地から光ファイバの接続を変更せずに方路変更を可能にすることを意味する。更に、コンテンションレス(Contention less)は、波長競合を回避することを意味する。
CD−ROADMでは、例えば、光カプラや光スプリッタ等の光部品を有し、その光部品の性質上、同一波長の光信号が同一の光カプラ及び光スプリッタを透過できず、波長が衝突するコンテンションが発生してしまう。従って、コンテンションの回避は、複数のCD−ROADMで構成する光伝送システムの光回線設計の制約となる。
特開2012−60622号公報 特開2014−22865号公報 特開2014−107709号公報
複数のCD−ROADMを有する光伝送システムでは、例えば、トラヒックの発生順に、そのトラヒック毎に空き波長を順次割り当てることで、コンテンションを回避できる。しかしながら、光伝送システムでは、トラヒックの発生順に空き波長を順次割り当てた場合、コンテンションを回避できるものの、波長の断片化が生じるため、波長リソースの利用効率が低下する。しかも、メッシュ構成等の複雑化した光伝送システムでは、波長の断片化が部分的に混在し、複数のスパンに跨って伝送する信号に割当てる波長が極端に少なくなるため、波長リソースの利用効率の低下が顕著となる。
一つの側面では、波長リソースの利用効率の向上が図れる管理装置及び波長設定方法を提供することを目的とする。
一つの態様として管理装置は、光伝送システム内の複数の光ノードを管理する。管理装置は、第1の判定部と、第2の判定部と、設定部とを有する。第1の判定部は、前記光伝送システム内におけるトラヒックを終端する光ノードを特定し、特定された前記光ノードに備えられた第1光部品で使用中の波長を未使用とする第2光部品が前記特定された光ノード内に存在するか否かを判定する。第2の判定部は、前記第1の判定部にて前記第2部品が存在すると判定された場合に、当該波長を使用可能にする経路が前記光伝送システム内に存在するか否かを判定する。設定部は、前記第2の判定部にて当該波長を使用可能にする経路が存在すると判定された場合に、当該波長及び当該波長を使用可能にする経路を、前記第2光部品に設定する。
一つの側面として、波長リソースの利用効率の向上が図れる。
図1は、実施例1の光伝送システムの一例を示す説明図である。 図2は、CD−ROADMのハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図3は、実施例1のSDNコントローラの機能構成の一例を示す説明図である。 図4は、第1の決定処理に関わる処理の一例を示す説明図である。 図5は、第2の決定処理に関わる処理の一例を示す説明図である。 図6は、設定処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、抽出処理に関わる抽出部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の決定処理に関わる第1の決定部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、第2の決定処理に関わる第2の決定部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例2のSDNコントローラの機能構成の一例を示す説明図である。 図11は、第3の決定処理に関わる第3の決定部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、第4の決定処理に関わる第4の決定部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13Aは、他の実施例の光伝送システムの波長配置方法の一例を示す説明図である。 図13Bは、他の実施例の光伝送システムの波長配置方法の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する管理装置及び波長設定方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の光伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す光伝送システム1は、複数のCD−ROADM2と、SDN(Software Defined Network)コントローラ3とを有する。CD−ROADM2は、異なる波長の複数の光信号を多重化伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexer)伝送装置等の光挿入分岐装置である。CD−ROADM2は、光ファイバ4で他のCD−ROADM2と接続し、異なる波長の光信号を光挿入及び光分岐する光挿入分岐装置である。SDNコントローラ3は、光伝送システム1全体を監視制御する。光伝送システム1は、例えば、複数のCD−ROADM2間をメッシュ状に光ファイバ4で接続したメッシュ構成とする。
図2は、CD−ROADM2のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図2に示すCD−ROADM2は、複数のWSS(Wavelength Selective Switch)11と、複数の光スプリッタ12と、複数の光カプラ13と、複数の送信器14と、複数の受信器15とを有する。尚、送信器14及び受信器15は、例えば、ラインカードである。WSS11は、光信号を波長単位で切替選択するスイッチである。WSS11は、例えば、入力ポート1個×出力ポートN個のポートを有する。光カプラ13は、光信号に波長単位で光挿入する光挿入部である。光スプリッタ12は、光信号を波長単位で光分岐する光分岐部である。送信器14は、光信号を送信するラインカードである。受信器15は、光信号を受信するラインカードである。
図3は、実施例1のSDNコントローラ3の機能構成の一例を示す説明図である。図3に示すSDNコントローラ3は、DB(Data Base)21と、設計情報DB22と、メモリ23と、CPU24とを有する。DB21は、実装情報DB31と、トポロジ情報DB32と、波長情報DB33とを有する。実装情報DB31は、CD−ROADM2内のWSS11、光スプリッタ12、光カプラ13、送信器14及び受信器15等の光部品の実装情報を管理するDBである。実装情報は、光部品のポート数や許容波長等の各種スペック情報である。トポロジ情報DB32は、WSS11、光スプリッタ12、光カプラ13、送信器14及び受信器15毎の接続状況である経路構成等の接続情報を管理するDBである。波長情報DB33は、WSS11、光スプリッタ12、光カプラ13、送信器14及び受信器15及び経路毎の波長の使用状況を管理するDBである。設計情報DB22は、光伝送システム1の設計内容、例えば、経路毎の伝送可否を管理するDBである。
メモリ23は、各種情報を記憶する領域である。メモリ23は、候補メモリ41と、優先順位メモリ42とを有する。候補メモリ41は、後述する候補経路及び候補波長を記憶する領域である。優先順位メモリ42は、後述する優先順位に応じた候補経路を記憶する領域である。
CPU24は、抽出部51と、第1の決定部52と、第2の決定部53と、設定部54とを有する。抽出部51は、設計情報DB22を参照して、トラヒック毎の候補経路を選定基準に応じて抽出し、抽出した候補経路を、優先順位を付して優先順位メモリ42に記憶する。尚、優先順位メモリ42は、例えば、上位5個までの候補経路を記憶するものとする。
第1の決定部52は、後述する第1の決定処理を実行することで、トラヒック毎の割当波長及び割当経路を決定する。第1の決定部52は、第1の判定部52Aと、第2の判定部52Bとを有する。第1の判定部52Aは、光伝送システム1内で発生した新たなトラヒックの始点(終端)となるCD−ROADM2を特定する。更に、第1の判定部52A、特定されたCD−ROADM2内の光カプラ13で使用中の波長を未使用の他の光カプラ13が当該CD−ROADM2内に存在するか否かを判定する。第2の判定部52Bは、第1の判定部52Aにて使用中の波長を未使用の他の光カプラ13が当該CD−ROADM2内に存在すると判定された場合に、当該波長を使用可能にする経路が存在するか否かを判定する。第2の決定部53は、後述する第2の決定処理を実行することで、トラヒック毎の割当波長及び割当経路を決定する。第2の決定部53は、第3の判定部53Aを有する。第3の判定部53Aは、第1の判定部52Aにて使用中の波長を未使用の他の光カプラ13が当該CD−ROADM2内に存在しないと判定された場合に、当該波長に隣接する隣接波長を指定する。第3の判定部53Aは、指定された隣接波長を使用可能にする経路が存在するか否かを判定する。設定部54は、トラヒック毎の割当波長及び割当経路を対象のCD−ROADM2内のWSS11、光スプリッタ12、光カプラ13、送信器14及び受信器15に設定する。設定部54は、例えば、トラヒック毎の割当波長を送信器14及び受信器15に設定すると共に、トラヒック毎の割当経路をWSS11に設定する。
図4は、第1の決定処理に関わる処理の一例を示す説明図である。図4の例では、送信器14Aを始点にし、光カプラ13A及びWSS11A経由の方路D1に波長Ch1の光パスを配置中に、新たなトラヒックが発生したものとする。尚、波長Ch1は、最短波長とする。第1の決定部52内の第1の判定部52Aは、新たなトラヒックの始点となるCD−ROADM2を特定する。第1の判定部52Aは、新たなトラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定する。図4の例では、最短波長が波長Ch1となる。第1の判定部52Aは、最短波長がある場合、最短波長である波長Ch1を候補波長に決定する。第1の決定部52内の第2の判定部52Bは、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。尚、図4の例では、未使用の光カプラ13が光カプラ13Bとなる。第2の判定部52Bは、候補波長が使用可能な候補経路があるか否かを判定する。尚、図4の例では、候補波長が使用可能な候補経路として、波長Ch1が使用可能な光カプラ13Bの方路D2と判断する。その結果、送信器14Bを始点にし、光カプラ13B及びWSS11B経由の方路D2に新たなトラヒックの光パスを配置する。
図5は、第2の決定処理に関わる処理の一例を示す説明図である。図5の例では、送信器14Aを始点にし、光カプラ13A及びWSS11A経由の方路D1に波長Ch1の光パスを配置し、送信器14Bを始点にし、光カプラ13B及びWSS11B経由の方路D2に波長Ch1の光パスを配置している。この状況下で新たなトラヒックを発生したとする。しかしながら、波長Ch1は、光カプラ13A及び13Bで使用中であるため、第1の決定部52では、光カプラ13A及び13Bに最短波長Ch1を割り当てることができない。そこで、第2の決定部53内の第3の判定部53Aでは、優先順位メモリ42内の最上位の候補経路があるか否かを判定する。尚、図5の例では、最上位の候補経路が方路D1となる。第3の判定部53Aでは、最上位の候補経路がある場合、候補経路上で使用中の最短波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定する。尚、図5の例では、方路D1上で使用中の最短波長が波長Ch1のため、未使用の候補波長として最短波長Ch1に隣接する次の最短波長Ch2となる。第3の判定部53Aは、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。尚、図5の例では、未使用の候補波長が波長Ch2、未使用の候補波長Ch2を使用可能にする光カプラ13が光カプラ13Aとなる。その結果、図5の例では、候補波長Ch2を使用して、送信器14Cを始点にして光カプラ13A及びWSS11A経由の方路D1に新たなトラヒックの光パスを配置する。
図6は、設定処理に関わるCPU24の処理動作の一例を示すフローチャートである。図6においてCPU24は、トラヒックを検出したか否かを判定する(ステップS11)。CPU24は、トラヒックを検出した場合(ステップS11肯定)、抽出処理を実行する(ステップS12)。CPU24は、抽出処理を実行した後、第1の決定部52で割当波長及び割当経路を決定する第1の決定処理を実行する(ステップS13)。CPU24は、第1の決定処理を実行した後、第1の決定処理で割当波長及び割当経路を決定したか否かを判定する(ステップS14)。
CPU24は、第1の決定処理にて割当波長及び割当経路を決定した場合(ステップS14肯定)、トラヒック毎の割当経路及び割当波長を割当経路上のCD−ROADM2に設定し(ステップS15)、図6に示す処理動作を終了する。CPU24は、第1の決定処理にて割当波長及び割当経路を決定しなかった場合(ステップS14否定)、解なしと判断し、第2の決定部53で割当波長及び割当経路を決定する第2の決定処理を実行する(ステップS16)。CPU24は、第2の決定処理の実行後、第2の決定処理で割当波長及び割当経路を決定したか否かを判定する(ステップS17)。
CPU24は、第2の決定処理で割当波長及び割当経路を決定した場合(ステップS17肯定)、割当波長及び割当経路を対象の各CD−ROADM2に設定すべく、ステップS15に移行する。CPU24は、第2の決定処理で割当波長及び割当経路を決定しなかった場合(ステップS17否定)、解なしと判断し、選択可能な空き波長を割当波長、選択可能な空き経路を割当経路に決定する(ステップS18)。そして、CPU24は、割当波長及び割当経路を対象の各CD−ROADM2に設定すべく、ステップS15に移行する。CPU24は、トラヒックを検出しなかった場合(ステップS11否定)、図6に示す処理動作を終了する。
図6に示す設定処理を実行するCPU24は、第1の決定処理又は第2の決定処理で割当波長及び割当経路を決定した場合、対象のCD−ROADM2に割当経路及び割当波長を設定した。その結果、新規トラヒックに対して最適な光パスを配置できる。
CPU24は、第1の決定処理及び第2の決定処理で割当波長及び割当経路を決定できなかった場合、選択可能な空き波長及び空き経路を割当波長及び割当経路に設定する。その結果、新規トラヒックに対して光パスを配置できる。
図7は、抽出処理に関わる抽出部51の処理動作の一例を示すフローチャートである。図7において抽出部51は、設計情報DB22を参照し、トラヒックの始点及び終点を結ぶ候補経路を選定基準に応じて抽出する(ステップS21)。尚、選定基準は、例えば、伝送距離の短い順とするが、例えば、中継ノード数の少ない順や、スパン数が少ない順等としても良い。
抽出部51は、候補経路を抽出した後、候補経路を指定し(ステップS22)、設計情報DB22を参照し、指定した候補経路が伝送可能であるか否かを判定する(ステップS23)。抽出部51は、指定した候補経路が伝送可能である場合(ステップS23肯定)、優先順位に応じて候補経路を優先順位メモリ42に記憶する(ステップS24)。尚、優先順位は、例えば、伝送距離の短い順等である。例えば、抽出部51は、例えば、伝送距離が最短の候補経路の場合、その優先順位を高くし、伝送距離が最長の候補経路の場合、その優先順位を低くする。
抽出部51は、候補経路を優先順位メモリ42に記憶した後、優先順位メモリ42内に未指定の候補経路があるか否かを判定する(ステップS25)。抽出部51は、未指定の候補経路がある場合(ステップS25肯定)、候補経路を指定すべく、ステップS22に移行する。抽出部51は、指定した候補経路が伝送可能でない場合(ステップS23否定)、未指定の候補経路があるか否かを判定すべく、ステップS25に移行する。抽出部51は、優先順位メモリ42内に未指定の候補経路がない場合(ステップS25否定)、図7に示す処理動作を終了する。
図7に示す抽出処理を実行する抽出部51は、設計情報DB22を参照し、トラヒックの始点及び終点を結ぶ候補経路を設定基準に応じて抽出し、トラヒックが伝送可能な候補経路を優先順位に応じて優先順位メモリ42内に記憶する。その結果、トラヒック毎に優先順位を付して伝送可能な候補経路を管理できる。
図8は、第1の決定処理に関わる第1の決定部52の処理動作の一例を示すフローチャートである。図8において第1の決定部52は、実装情報DB31、波長情報DB33及びトポロジ情報DB32を参照し、トラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定する(ステップS31)。
第1の決定部52は、トラヒックの始点となるノードで使用可能な経路の未使用の最短波長がある場合(ステップS31肯定)、その最短波長を候補波長とする(ステップS32)。第1の決定部52は、波長情報DB33及び実装情報DB31を参照し、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する(ステップS33)。尚、CD−ROADM2は、トラヒックの始点となるCD−ROADM2である。
第1の決定部52は、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合(ステップS33肯定)、候補波長が使用可能な候補経路があるか否かを判定する(ステップS34)。第1の決定部52は、候補波長が使用可能な候補経路がある場合(ステップS34肯定)、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する(ステップS35)。
第1の決定部52は、候補メモリ41内に候補波長が複数あるか否かを判定する(ステップS36)。第1の決定部52は、候補メモリ41内に候補波長が複数ある場合(ステップS36肯定)、複数の候補波長の内、最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定する(ステップS37)。第1の決定部52は、候補メモリ41内に候補波長が複数ない場合(ステップS36否定)、その候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定すべく、ステップS37に移行する。
第1の決定部52は、トラヒックの始点となるCD−ROADM2内に使用可能な最短波長がない場合(ステップS31否定)、第1の決定処理の解なしと判断し(ステップS38)、図8に示す処理動作を終了する。第1の決定部52は、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にない場合(ステップS33否定)、ステップS31に移行する。第1の決定部52は、候補波長が使用可能な候補経路がない場合(ステップS34否定)、ステップS31に移行する。
図8に示す第1の決定処理を実行する第1の決定部52では、トラヒックの始点となるCD−ROADM2内に使用可能な最短波長がある場合、その最短波長を候補波長とし、候補波長が使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。第1の決定部52は、候補波長が使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合、候補波長が使用可能な候補経路があるか否かを判定する。第1の決定部52は、候補波長が使用可能な候補経路がある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する。第1の決定部52は、候補メモリ41内の最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定する。その結果、第1の決定部52は、遠隔操作で、新たなトラヒックに使用する最適な割当波長及び割当経路を決定できる。更に、第1の決定部52は、コンテンション対象となる波長を減らし、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
図9は、第2の決定処理に関わる第2の決定部53の処理動作の一例を示すフローチャートである。図9において第2の決定部53は、優先順位メモリ42内の候補経路の内、最上位の候補経路があるか否かを判定する(ステップS51)。第2の決定部53は、最上位の候補経路がある場合(ステップS51肯定)、その候補経路を指定する(ステップS52)。第2の決定部53は、波長情報DB33を参照し、指定した候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定する(ステップS53)。尚、隣接する使用可能な未使用の候補波長とは、例えば、最短波長に隣接する次に最短の波長である。
第2の決定部53は、隣接する使用可能な未使用の候補波長がある場合(ステップS53肯定)、実装情報DB31、トポロジ情報DB32及び波長情報DB33を参照する。そして、第2の決定部53は、当該未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する(ステップS54)。尚、このCD−ROADM2は、トラヒックの始点のとなるCD−ROADM2である。第2の決定部53は、当該未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合(ステップS54肯定)、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する(ステップS55)。
第2の決定部53は、候補メモリ41内に候補波長が複数あるか否かを判定する(ステップS56)。第2の決定部53は、候補メモリ41内に候補波長が複数ある場合(ステップS56肯定)、複数の候補波長の内、最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定する(ステップS57)。第2の決定部53は、候補メモリ41内に候補波長が複数ない場合(ステップS56否定)、その候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定すべく、ステップS57に移行する。
第2の決定部53は、候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長がない場合(ステップS53否定)、優先順位メモリ42内に次に最上位の未指定の候補経路があるか否かを判定する(ステップS58)。第2の決定部53は、次に最上位の未指定の候補経路がある場合(ステップS58肯定)、次に最上位の未指定の候補経路を指定すべく、ステップS52に移行する。第2の決定部53は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路がない場合(ステップS51否定)、第2の決定処理の解なしと判断し(ステップS59)、図9に示す処理動作を終了する。第2の決定部53は、優先順位メモリ42内に次に最上位の未指定の候補経路がない場合(ステップS58否定)、解なしと判断すべく、ステップS59に移行する。第2の決定部53は、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にない場合(ステップS54否定)、次に最上位の未指定の候補経路があるか否かを判定すべく、ステップS58に移行する。
第2の決定処理を実行する第2の決定部53では、第1の決定部52で解なしの場合、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路があるか否かを判定する。第2の決定部53は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路がある場合、候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定する。第2の決定部53は、隣接する使用可能な未使用の候補波長がある場合、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。第2の決定部53は、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する。第2の決定部53は、候補メモリ41内の最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定する。その結果、第2の決定部53は、遠隔操作で新たなトラヒックに使用する最適な割当波長及び割当経路を決定できる。更に、第2の決定部53は、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、隣接波長に連続的に並ぶように波長を詰めて波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
実施例1の第1の決定部52では、トラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長がある場合、その最短波長を候補波長とし、候補波長が使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。第1の決定部52は、候補波長が使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合、候補波長が使用可能な候補経路があるか否かを判定する。第1の決定部52は、候補波長が使用可能な候補経路がある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する。第1の決定部52は、候補メモリ41内の最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定する。その結果、第1の決定部52は、遠隔操作で新たなトラヒックに使用する最適な割当波長及び割当経路を決定できる。更に、第1の決定部52は、コンテンション対象となる波長を減らし、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。従って、SDNコントローラ3は、コンテンションレス及びディレクションレスに対応したCD−ROADM2の光伝送システム1を提供できる。更に、低コストで柔軟性の高いCD−ROADM2によるネットワーク運用が可能になる。
第2の決定部53では、第1の決定部52で解なしの場合、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路があるか否かを判定する。第2の決定部53は、最上位の候補経路がある場合、候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定する。第2の決定部53は、隣接する使用可能な未使用の候補波長がある場合、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。第2の決定部53は、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する。第2の決定部53は、候補メモリ41内に最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定する。その結果、第2の決定部53は、遠隔操作で新たなトラヒックに使用する最適な割当波長及び割当経路を決定できる。更に、第2の決定部53は、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、隣接波長に連続的に並ぶように波長を詰めて波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
尚、実施例1のSDNコントローラ3は、トラヒック需要が発生してからラインカードを敷設の計画を立て工事を行う場合を想定した。しかしながら、通常の運用では、事前にラインカードを配置しておき、必要に応じて遠隔操作でトラヒックの割当経路及び割当波長を設定する運用となる。従って、使用できるラインカードと、そのラインカードと物理的に接続された光カプラ13及び光スプリッタ12等の光部品の条件に制約を受ける。そこで、このような事態に対処する光伝送システム1の実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。
図10は、実施例2のSDNコントローラ3Aの機能構成の一例を示す説明図である。尚、実施例1の光伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。SDNコントローラ3Aは、CD−ROADM2内の同一の光カプラ13(光スプリッタ12)に接続されたラインカードが現在使用中の波長を除外した制約条件の下に、第1の決定処理を第3の決定処理、第2の決定処理を第4の決定処理として実行する。
CPU24は、第1の決定部52の代わりに第3の決定部55、第2の決定部53の代わりに第4の決定部56を有する。第3の決定部55は、第3の決定処理を実行する。第3の決定部55は、新たなトラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定する。第3の決定部55は、新たなトラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長がある場合、最短波長を候補波長に決定する。第3の決定部55は、CD−ROADM2内の光カプラ13内で候補波長と同一の波長を使用中であるか否かを判定する。第3の決定部55は、光カプラ13内で候補波長と同一の波長を使用中の場合、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。尚、CD−ROADM2は、新たなトラヒックの始点となるCD−ROADM2である。第3の決定部55は、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合、候補波長が使用可能な候補経路があるか否かを判定する。第3の決定部55は、候補波長が使用可能な候補経路がある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41内に記憶する。
第4の決定部56は、第4の決定処理を実行する。第4の決定部56は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路があるか否かを判定する。第4の決定部56は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路がある場合、候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定する。第4の決定部56は、隣接する使用可能な未使用の候補波長がある場合、CD−ROADM2内の光カプラ13で候補波長と同一の波長を使用中であるか否かを判定する。第4の決定部56は、光カプラ13で候補波長と同一の波長を使用中の場合、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。第4の決定部56は、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41内に記憶する。
次に実施例2の光伝送システム1の動作について説明する。図11は、第3の決定処理に関わる第3の決定部55の処理動作の一例を示すフローチャートである。第3の決定部55は、トラヒックの始点となるCD−ROADM2内に未使用の最短波長があるか否かを判定する(ステップS71)。第3の決定部55は、トラヒックの始点となるCD−ROADM2内に未使用の最短波長がある場合(ステップS71肯定)、最短波長を候補波長に決定する(ステップS72)。
第3の決定部55は、候補波長決定後、光カプラ13内で候補波長と同じ波長を使用中であるか否かを判定する(ステップS73)。第3の決定部55は、光カプラ13内で候補波長と同じ波長を使用中の場合(ステップS73肯定)、波長情報DB33及び実装情報DB31を参照する。そして、第3の決定部55は、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する(ステップS74)。
第3の決定部55は、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合(ステップS74肯定)、候補波長が使用可能な候補経路があるか否かを判定する(ステップS75)。第3の決定部55は、候補波長が使用可能な候補経路がある場合(ステップS75肯定)、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶し(ステップS76)、候補波長が複数あるか否かを判定すべく、ステップS36に移行する。
第3の決定部55は、光カプラ13内で候補波長と同じ波長を使用中でない場合(ステップS73否定)、未使用の最短波長があるか否かを判定すべく、ステップS71に移行する。第3の決定部55が、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にない場合(ステップS74否定)、未使用の最短波長があるか否かを判定すべく、ステップS71に移行する。第3の決定部55は、候補波長が使用可能な候補経路がない場合(ステップS75否定)、未使用の最短波長があるか否かを判定すべく、ステップS71に移行する。第3の決定部55は、トラヒックの始点となるCD−ROADM2内で未使用の最短波長がない場合(ステップS71否定)、第3の決定処理の解なしと判断し(ステップS77)、図11に示す処理動作を終了する。
図11に示す第3の決定処理を実行する第3の決定部55では、トラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長がある場合、その最短波長を候補波長とし、光カプラ13内で候補波長と同じ波長を使用中であるか否かを判定する。第3の決定部55は、光カプラ13内で候補波長と同じ波長を使用中の場合、候補波長が使用可能な光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。第3の決定部55は、候補波長が使用可能な光カプラ13がある場合、候補波長が使用可能な候補経路があるか否かを判定する。第3の決定部55は、候補波長が使用可能な候補経路がある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する。第3の決定部55は、候補メモリ41内の最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長の候補経路を割当経路に決定する。その結果、第3の決定部55は、運用中の割当経路及び割当波長を保持しながら、コンテンション対象の波長を減らし、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らして波長断片化を抑制することで、波長リソースの利用効率の向上を図る。
図12は、第4の決定処理に関わる第4の決定部56の処理動作の一例を示すフローチャートである。第4の決定部56は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路があるか否かを判定する(ステップS81)。第4の決定部56は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路がある場合(ステップS81肯定)、優先順位メモリ42内に候補経路を指定する(ステップS82)。
第4の決定部56は、候補経路指定後、最上位の候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定する(ステップS83)。尚、隣接する使用可能な未使用の候補波長とは、例えば、最短波長に隣接する次に最短の波長である。第4の決定部56は、隣接する使用可能な未使用の候補波長がある場合(ステップS83肯定)、その候補波長と同じ波長を光カプラ13内で使用中であるか否かを判定する(ステップS84)。
第4の決定部56は、その候補波長と同じ波長を光カプラ13内で使用中の場合(ステップS84肯定)、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する(ステップS85)。第4の決定部56は、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合(ステップS85肯定)、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶し(ステップS86)、ステップS56に移行する。
第4の決定部56は、候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長がない場合(ステップS83否定)、優先順位メモリ42内に次に最上位の未指定の候補経路があるか否かを判定する(ステップS87)。第4の決定部56は、次に最上位の未指定の候補経路がある場合(ステップS87肯定)、次に最上位の未指定の候補経路を指定すべく、ステップS82に移行する。
第4の決定部56は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路がない場合(ステップS81否定)、第4の決定処理の解なしと判断し(ステップS88)、図12に示す処理動作を終了する。第4の決定部56は、次に最上位の未指定の候補経路がない場合(ステップS87否定)、第4の決定処理の解なしと判断すべく、ステップS88に移行する。第4の決定部56は、その候補波長と同じ波長を光カプラ13内で使用中でない場合(ステップS84否定)、次に最上位の未指定の候補経路があるか否かを判定すべく、ステップS87に移行する。第4の決定部56は、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にない場合(ステップS85否定)、次に最上位の未指定の候補経路があるか否かを判定すべく、ステップS87に移行する。
第4の決定処理を実行する第4の決定部56では、第3の決定部55で解なしの場合、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路があるか否かを判定する。第4の決定部56は、優先順位メモリ42内に最上位の候補経路がある場合、最上位の候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定する。第4の決定部56は、隣接する使用可能な未使用の候補波長がある場合、光カプラ13内で候補波長と同一の波長を使用中であるか否かを判定する。第4の決定部56は、光カプラ13内で候補波長と同一の波長を使用中の場合、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にあるか否かを判定する。第4の決定部56は、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13がCD−ROADM2内にある場合、候補波長及び候補経路を候補メモリ41に記憶する。第4の決定部56は、候補メモリ41内の最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定する。その結果、第4の決定部56は、運用中の割当経路及び割当波長を保持しながら、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、隣接波長に連続的に並ぶように波長を詰めて波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
実施例2のSDNコントローラ3Aは、運用中の割当経路及び割当波長を保持しながら、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、隣接波長に連続的に並ぶように波長を詰めて波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
尚、図8及び図11に示すステップS36、図9及び図12に示すステップS56では、候補メモリ41内に候補波長が複数ある場合、最短波長の候補波長を割当波長、その候補波長に対応する候補経路を割当経路に決定した。しかしながら、これに限定されるものではなく、候補波長の代わりに、候補メモリ41内に候補経路が複数ある場合に、例えば、伝送距離が最短の候補経路を割当経路、その候補経路に対応する候補波長を割当波長としても良い。
図8及び図11に示すステップS37及び図9及び図12に示すステップS57では、最短波長の候補波長を割当波長としたが、最長波長の候補波長を割当波長としても良く、また、使用率の高い波長の候補波長を割当波長としても良い。また、他の例として、伝送距離が最短の候補経路を割当経路としても良いと説明したが、伝送距離が最短の候補経路に限定されるものではなく、最小コスト、最小スパン数、最小ノード数や使用率の高い経路を割当経路としても良く、適宜変更可能である。
図8に示すステップS31では、トラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定した。しかしながら、これに限定されるものではなく、トラヒックの始点の代わりに終点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定しても良い。トラヒックの終点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定した場合、ステップS33の処理では、候補波長が未使用の使用可能な光カプラ13の代わりに光スプリッタ12がCD−ROADM2内にあるか否かを判定するものとする。また、図9に示すステップS54の処理でも、未使用の候補波長を使用可能にする光カプラ13の代わりに光スプリッタ12がCD−ROADM2内にあるか否かを判定するものとする。
図9に示すステップS53では、ステップS52にて優先順位メモリ42内で指定した最上位の候補経路上で使用中の波長の内、隣接する使用可能な未使用の候補波長があるか否かを判定した。しかしながら、これに限定されるものではない。第3の判定部53Aは、第1の判定部52Aにて使用中の波長を未使用の他の光カプラ13がCD−ROADM2内に存在しないと判定された場合に、当該波長に隣接する隣接波長を指定する。そして、第3の判定部53Aは、指定された隣接波長を使用可能にする経路が存在するか否かを判定するようにしても良い。
図11に示すステップS71では、トラヒックの始点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定した。しかしながら、これに限定されるものではなく、トラヒックの始点の代わりに終点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定しても良い。トラヒックの終点となるCD−ROADM2で使用可能な最短波長があるか否かを判定した場合、ステップS73及びステップS74の処理では、光カプラ13の代わりに光スプリッタ12に替えて処理を実行するものとする。また、図12に示すステップS84及びステップS85の処理でも、光カプラ13の代わりに光スプリッタ12に替えて処理を実行するものとする。
また、上記実施例1及び2では、波長の断片化を抑制する配置方法として最短波長から詰めて配置したが、これに限定されるものではなく、光伝送システム1内の使用率の高い波長から優先的に埋めても良く、適宜変更可能である。図13A及び図13Bは、他の実施例の光伝送システム1の波長配置方法の一例を示す説明図である。
図13Aの波長配置方法の光伝送システム1では、スパンA〜Hを有し、波長Ch1がスパンD及びE、波長Ch2がスパンA、B及びG、波長Ch3がスパンA〜C、F〜Hで使用中とする。SDNコントローラ3は、波長Ch3の使用率が最も高く、波長Ch1の使用率が最も低い。SDNコントローラ3は、スパンD及びEの波長Ch1を波長Ch3に変更する。その結果、使用率の高い波長に連続的に詰めることで波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
図13Bの波長配置方法の光伝送システム1においても、波長Ch1がスパンD及びE、波長Ch2がスパンA、B及びG、波長Ch3がスパンA、C、G及びHで使用中とする。波長Ch3の使用率が最も高く、波長Ch1の使用率が最も低いものとする。SDNコントローラ3は、スパンD及びEの波長Ch1を波長Ch3に変更する。その結果、使用率の高い波長が連続的に埋まっていなくても、その使用率の高い波長に詰めることで波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
尚、SDNコントローラ3(3A)では、光伝送システム1内の全ての経路の波長の使用状況を監視することは困難ではないものの、光伝送システム1内では広範囲の経路の波長の使用率を監視することは処理負担がかかる。そこで、SDNコントローラ3(3A)は、指定操作に応じて、光伝送システム1内の任意の監視対象範囲を特定し、その監視対象範囲内の各経路の波長の使用率を監視し、その中で使用率が最上位の波長を収集するようにしても良い。
上記実施例では、光伝送システム1内のCD−ROADM2を管理するSDNコントローラ3(3A)を例示したが、例えばNMS(Network Management System)に適用しても良く、適宜変更可能である。光伝送システム1では、メッシュ構成に限定されるものではなく、例えば、スター型、リニア型やツアー型に適用しても良く、適宜変更可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
1 光伝送システム
2 CD−ROADM
3,3A SDNコントローラ
11 WSS
12 光スプリッタ
13 光カプラ
14 送信器
15 受信器
52 第1の決定部
52A 第1の判定部
52B 第2の判定部
53 第2の決定部
53A 第3の判定部
54 設定部
55 第3の決定部
56 第4の決定部

Claims (8)

  1. 光伝送システム内の複数の光ノードを管理する管理装置であって、
    前記光伝送システム内におけるトラヒックを終端する光ノードを特定し、特定された前記光ノードに備えられた第1光部品で使用中の波長を未使用とする第2光部品が前記特定された光ノード内に存在するか否かを判定する第1の判定部と、
    前記第1の判定部にて前記第2部品が存在すると判定された場合に、当該波長を使用可能にする経路が前記光伝送システム内に存在するか否かを判定する第2の判定部と、
    前記第2の判定部にて当該波長を使用可能にする経路が存在すると判定された場合に、当該波長及び当該波長を使用可能にする経路を、前記第2光部品に設定する設定部と
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記第1の判定部にて前記第2光部品が前記特定された光ノード内に存在しないと判定された場合に、当該波長に隣接する隣接波長を指定し、指定された隣接波長を使用可能にする経路が前記光伝送システム内に存在するか否かを判定する第3の判定部を有し、
    前記設定部は、
    前記第3の判定部にて前記隣接波長を使用可能にする経路が存在すると判定された場合に、当該隣接波長及び当該隣接波長を使用可能にする経路を前記トラヒックに使用する前記第2光部品に設定することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記第1の判定部は、
    第1の優先順位に応じて、前記特定された前記光ノードに備えられた前記第1光部品で使用中の波長を指定し、指定された波長を未使用とする前記第2光部品が前記特定された光ノード内に存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記第1の優先順位として、
    前記光伝送システム内で使用可能な波長の内、当該波長の長短に応じて順位が付与されたことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記第1の優先順位として、
    前記光伝送システム内で使用可能な波長の内、当該波長毎の使用率の大小に応じて順位が付与されたことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  6. 前記第3の判定部は、
    前記第1の判定部にて前記第2光部品が前記特定された光ノード内に存在しないと判定された場合に、第2の優先順位に応じた経路を指定し、指定された経路で前記使用中の波長に隣接する前記隣接波長を指定することを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  7. 前記第2の優先順位として、
    前記光伝送システム内で使用可能な経路の内、当該経路の伝送距離の長短に応じて順位が付与されたことを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 光伝送システム内の複数の光ノードを管理する管理装置が実行する波長設定方法であって、
    前記管理装置が、
    前記光伝送システム内におけるトラヒックを終端する光ノードを特定し、特定された前記光ノードに備えられた第1光部品で使用中の波長を未使用とする第2光部品が前記特定された光ノード内に存在するか否かを判定し、
    前記第2光部品が存在すると判定された場合に、当該波長を使用可能にする経路が前記光伝送システム内に存在するか否かを判定し、
    当該波長を使用可能にする経路が存在すると判定された場合に、当該波長及び当該波長を使用可能にする前記経路を前記第2光部品に設定する
    処理を実行することを特徴とする波長設定方法。
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