JP2018064207A - 管理装置及び波長設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長リソースの利用効率の向上が図れる管理装置等を提供する。
【解決手段】管理装置は、光伝送システム内の複数の光ノードを管理する。管理装置は、指定部と、判定部と、設定部とを有する。指定部は、前記複数の光ノードの内、前記光伝送システム内におけるトラヒックを中継する経路上の中継ノードを特定し、特定された前記中継ノードで使用中の波長から候補波長を指定する。判定部は、前記指定部にて指定された前記候補波長が前記トラヒックを終端する光ノードで使用可能な波長であるか否かを判定する。設定部は、前記判定部にて前記候補波長が使用可能な波長の場合に、前記候補波長を、当該トラヒックを透過する波長として前記中継ノードに設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、管理装置及び波長設定方法に関する。
近年、例えば、異なる波長の光信号を多重化して伝送する波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を利用したWDM伝送システムが普及してきている。WDM伝送システムでは、複数のROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)を光ファイバで接続した構成である。ROADMは、WDM信号から所望の波長の光信号を分岐すると共に、WDM信号の空チャネルに光信号を挿入できる光分岐挿入装置である。
ROADMは、波長毎に光の経路が固定されているため、遠隔操作で波長変更や経路変更ができず、波長変更や経路変更には作業者を局舎に派遣して作業しなければならず、その作業負担は大である。そこで、遠隔操作で波長変更や経路変更を可能にした次世代ROADMとして、例えば、CD(Colorless Directionless)−ROADM及びCDC(Colorless Directionless Contentionless)−ROADM等がある。尚、カラーレス(Colorless)は、遠隔地から光ファイバの接続を変更せずに波長変更を可能にすることを意味する。また、ディレクションレス(Directionless)は、遠隔地から光ファイバの接続を変更せずに方路変更を可能にすることを意味する。更に、コンテンションレス(Contentionless)は、波長競合を回避することを意味する。
CD−ROADMでは、例えば、光カプラや光スプリッタ等の光部品を有し、その光部品の性質上、同一波長の光信号を同一の光カプラ及び光スプリッタに光分岐又は光挿入できず、波長が衝突するコンテンションが発生してしまう。従って、コンテンションの回避は、複数のCD−ROADMで構成する光伝送システムの光回線設計の制約となる。
特開2012−60622号公報 特開2014−22865号公報 特開2014−107709号公報
複数のCD−ROADMを有する光伝送システムでは、例えば、トラヒックの発生順に、そのトラヒック毎に空き波長を順次割り当てることで、コンテンションを回避できる。しかしながら、光伝送システムでは、トラヒックの発生順に空き波長を順次割り当てた場合、コンテンションを回避できるものの、波長の断片化が生じるため、波長リソースの利用効率が低下する。しかも、メッシュ構成等の複雑化した光伝送システムでは、波長の断片化が部分的に混在し、複数のスパンに跨って伝送する信号に割当てる波長が極端に少なくなるため、波長リソースの利用効率の低下が顕著となる。
一つの側面では、波長リソースの利用効率の向上が図れる管理装置及び波長設定方法を提供することを目的とする。
一つの態様として管理装置は、光伝送システム内の複数の光ノードを管理する。管理装置は、指定部と、判定部と、設定部とを有する。指定部は、前記複数の光ノードの内、前記光伝送システム内におけるトラヒックを中継する経路上の中継ノードを特定し、特定された前記中継ノードで使用中の波長から候補波長を指定する。判定部は、前記指定部にて指定された前記候補波長が前記トラヒックを終端する光ノードで使用可能な波長であるか否かを判定する。設定部は、前記判定部にて前記候補波長が使用可能な波長の場合に、前記候補波長を、当該トラヒックを透過する波長として前記中継ノードに設定する。
一つの側面として、波長リソースの利用効率の向上が図れる。
図1は、実施例1の光伝送システムの一例を示す説明図である。 図2は、CD−ROADMのハードウェア構成の一例を示す説明図である。 図3は、実施例1のSDNコントローラの機能構成の一例を示す説明図である。 図4は、CD−ROADMの方路毎の波長の使用状態の一例を示す説明図である。 図5は、方路波長DBの一例を示す説明図である。 図6は、候補波長メモリの一例を示す説明図である。 図7は、第1の設定処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の決定処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施例2のSDNコントローラの機能構成の一例を示す説明図である。 図10は、所定条件の一例を示す説明図である。 図11は、第2の設定処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施例3のSDNコントローラの機能構成の一例を示す説明図である。 図13は、カプラ波長DBの一例を示す説明図である。 図14は、優先順位波長メモリの一例を示す説明図である。 図15は、第2の決定処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、他のCD−ROADMの一例を示す説明図である。 図17Aは、他の実施例の光伝送システムの波長配置方法の一例を示す説明図である。 図17Bは、他の実施例の光伝送システムの波長配置方法の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する管理装置及び波長設定方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の光伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す光伝送システム1は、複数のCD−ROADM2と、SDN(Software Defined Network)コントローラ3とを有する。CD−ROADM2は、異なる波長の複数の光信号を多重化伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexer)伝送装置等の光挿入分岐装置である。CD−ROADM2は、光ファイバ4で他のCD−ROADM2と接続し、異なる波長の光信号を光挿入及び光分岐する光挿入分岐装置である。SDNコントローラ3は、光伝送システム1全体を監視制御する。光伝送システム1は、例えば、複数のCD−ROADM2間をメッシュ状に光ファイバ4で接続したメッシュ構成とする。
図2は、CD−ROADM2のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図2に示すCD−ROADM2は、複数のWSS(Wavelength Selective Switch)11と、複数の光スプリッタ12と、複数の光カプラ13と、複数の送信器(Tx)14と、複数の受信器(Rx)15とを有する。尚、WSS11は、例えば、入力ポート1個×出力ポートN個のポートを有し、光信号を波長単位で切替選択するスイッチである。光カプラ13は、光信号に波長単位で光挿入する光挿入部である。光スプリッタ12は、光信号を波長単位で光分岐する光分岐部である。送信器14は、光信号を送信するラインカードである。受信器15は、光信号を受信するラインカードである。
図3は、実施例1のSDNコントローラ3の機能構成の一例を示す説明図である。図3に示すSDNコントローラ3は、DB(Data Base)21と、設計情報DB22と、メモリ23と、CPU24とを有する。DB21は、実装情報DB31と、トポロジ情報DB32と、波長情報DB33と、方路波長DB34とを有する。実装情報DB31は、CD−ROADM2内のWSS11、光スプリッタ12、光カプラ13、送信器14及び受信器15等の光部品の実装情報を管理するDBである。実装情報は、光部品のポート数や許容波長等の各種スペック情報である。トポロジ情報DB32は、WSS11、光スプリッタ12、光カプラ13、送信器14及び受信器15毎の接続状況である経路構成等の接続情報を管理するDBである。波長情報DB33は、WSS11、光スプリッタ12、光カプラ13、送信器14及び受信器15等の光部品及び経路毎の波長の使用状況を管理するDBである。方路波長DB34は、CD−ROADM2毎に、CD−ROADM2内の方路毎に使用中の波長を管理するDBである。設計情報DB22は、光伝送システム1の設計内容、例えば、経路毎の伝送可否を管理するDBである。
メモリ23は、各種情報を記憶する領域である。メモリ23は、候補波長メモリ41と、優先順位経路メモリ42とを有する。候補波長メモリ41は、新規トラヒックの始終点を結ぶ経路上のCD−ROADM2内のスルー対象の候補波長を記憶する領域である。尚、スルー対象の候補波長は、新規トラヒックの始終点を結ぶ経路上の中継のCD−ROADM2内を透過できる新規トラヒックの波長である。優先順位経路メモリ42は、優先順位に応じた候補経路を記憶する領域である。尚、候補経路は、新規トラヒックの始終点を結ぶ割当可能な新規トラヒックの経路である。
CPU24は、抽出部51と、第1の決定部52と、第2の決定部53と、設定部54とを有する。抽出部51は、設計情報DB22を参照して、トラヒックの始点及び終点を結ぶ候補経路を選定基準に応じて抽出する。尚、選定基準は、例えば、伝送距離の短い順とするが、例えば、コスト、中継ノード数やスパン数が少ない順、使用率の高い順等としても良い。抽出部51は、候補経路を抽出した後、候補経路を指定し、設計情報DB22を参照し、指定した候補経路が伝送可能であるか否かを判定する。抽出部51は、指定した候補経路が伝送可能の場合、選定基準の優先順位に応じて候補経路を優先順位経路メモリ42内に記憶する。尚、優先順位候補メモリ42は、例えば、選定基準が高い上位5個までの候補経路を記憶するものとする。
第1の決定部52は、新規トラヒックの始終点を結ぶ候補経路上にある中継のCD−ROADM2内でスルー対象の候補波長を指定する。第1の決定部52は、候補抽出部52Aと、候補指定部52Bとを有する。候補抽出部52Aは、中継のCD−ROADM2内の方路毎に使用中波長を抽出し、その抽出された使用中波長を方路毎に方路波長DB34に記憶する。更に、候補抽出部52Aは、方路波長DB34を参照し、中継のCD−ROADM2内のスルー方路毎に使用可能な波長を候補波長として抽出する。尚、スルー方路は、例えば、CD−ROADM2内の方路間で光信号を透過するパスである。CD−ROADM2内では、光スプリッタ12又は光カプラ13等の同一の光部品内で同一波長を光分岐及び光挿入できないが、光分岐及び光挿入に使用した波長を同一の光部品内の透過に使用することは可能である。そして、候補抽出部52Aは、抽出したスルー方路毎の波長を候補波長メモリ41に記憶する。候補指定部52Bは、候補波長メモリ41内の候補経路に対応したスルー方路毎の候補波長を指定する。尚、候補指定部52Bは、候補経路に対応したスルー方路毎の候補波長の内、例えば、最短波長の候補波長を指定する。
第2の決定部53は、波長情報DB33を参照し、指定された候補波長がトラヒック始終点にあるCD−ROADM2内で使用可能な波長であるか否かを判定する。第2の決定部53は、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長をトラヒックの割当波長に決定する。また、第2の決定部53は、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長でない場合、複数の候補波長の内、第1の決定部52にて別の候補波長の指定を指示する。設定部54は、第2の決定部53にて候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、候補波長及び候補経路をトラヒックの割当波長及び割当経路として中継のCD−ROADM2に設定する。設定部54は、例えば、トラヒックの割当波長を送信器14及び受信器15に設定すると共に、トラヒックの割当経路をWSS11に設定する。
図4は、CD−ROADM2の方路毎の波長の使用状態の一例を示す説明図である。図4に示すCD−ROADM2は、例えば、3方路を有し、方路D1に波長Ch1及びCh4、方路D2に波長Ch2、方路D3に波長Ch3、Ch5及びCh6を設定しているものとする。図5は、方路波長DB34の一例を示す説明図である。図5に示す方路波長DB34は、ノードID34Aと、方路ID34Bと、使用中波長ID34Cとを対応付けて管理する。ノードID34Aは、中継のCD−ROADM2を識別するIDである。方路ID34Bは、中継のCD−ROADM2内の方路を識別するIDである。使用中波長ID34Cは、中継のCD−ROADM2内の方路で使用中の波長を識別するIDである。図5に示す方路波長DB34は、例えば、方路D1の使用中波長として波長Ch1及びCh4、方路D2の使用中波長として波長Ch2、方路D3の使用中波長として波長Ch3、Ch5及びCh6を管理している。
図6は、候補波長メモリ41の一例を示す説明図である。図6に示す候補波長メモリ41は、ノードID41Aと、スルー方路ID41Bと、候補波長ID41Cとを対応付けて管理する。ノードID41Aは、中継のCD−ROADM2を識別するIDである。スルー方路ID41Bは、中継のCD−ROADM2内の方路間のスルー方路を識別するIDである。尚、スルー方路は、図6の例として、方路D1と方路D2との間、方路D2と方路D3との間、方路D3と方路D1との間の透過可能なパスである。候補波長ID41Cは、中継のCD−ROADM2内のスルー方路で使用可能な候補波長を識別するIDである。図6に示す候補波長メモリ41は、方路D1と方路D2との間の候補波長として波長Ch3、Ch5及びCh6、方路D2と方路D3との間の候補波長として波長Ch1及びCh4、方路D3と方路D1との間の候補波長として波長Ch2を管理する。
次に実施例1の光伝送システム1の動作について説明する。図7は、第1の設定処理に関わるCPU24の処理動作の一例を示すフローチャートである。図7に示す第1の設定処理を実行するCPU24は、光伝送システム1内に新規トラヒックを検出したか否かを判定する(ステップS11)。CPU24は、新規トラヒックを検出した場合(ステップS11肯定)、新規トラヒックに対応した候補経路を決定する(ステップS12)。尚、候補経路は、例えば、優先順位経路メモリ42内にある最上位の候補経路とする。
CPU24は、候補経路を決定した後、候補経路での第1の決定処理を実行する(ステップS13)。CPU24は、第1の決定処理を実行した後、候補経路上の中継のCD−ROADM2内のスルー対象の波長及び経路を設定し(ステップS14)、図7に示す処理動作を終了する。CPU24は、新規トラヒックを検出したのでない場合(ステップS11否定)、図7に示す処理動作を終了する。
第1の設定処理を実行するCPU24は、新規トラヒックを検出した場合、新規トラヒックの始終点を結ぶ候補経路上の中継のCD−ROADM2のスルー対象の波長及び経路を設定する。その結果、新規トラヒックに対して最適な光パスを配置できる。
図8は、第1の決定処理に関わるCPU24の処理動作の一例を示すフローチャートである。図8においてCPU24内の候補抽出部52Aは、中継のCD−ROADM2内の方路毎の使用中波長を抽出する(ステップS21)。尚、使用中波長は、中継のCD−ROADM2内の方路で使用中の波長である。候補抽出部52Aは、抽出した方路毎の使用中波長を方路波長DB34に記憶する(ステップS22)。候補抽出部52Aは、方路波長DB34を参照し、中継のCD−ROADM2内の方路毎の使用中波長に基づき、中継のCD−ROADM2内のスルー方路毎に使用可能な候補波長を抽出する(ステップS23)。尚、候補波長は、スルー方路に使用可能な波長である。候補抽出部52Aは、抽出したスルー方路毎の候補波長を候補波長メモリ41内に記憶する(ステップS24)。
CPU24内の候補指定部52Bは、候補波長を候補波長メモリ41に記憶した後、候補波長メモリ41内に候補波長があるか否かを判定する(ステップS25)。候補指定部52Bは、候補波長メモリ41内に候補波長がある場合(ステップS25肯定)、優先順位に応じて候補波長を指定する(ステップS26)。尚、優先順位は、例えば、短い波長から優先的に候補波長を指定する順位である。
候補指定部52Bは、波長情報DB33を参照し、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長であるか否かを判定する(ステップS27)。候補指定部52Bは、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内に使用可能な波長の場合(ステップS27肯定)、その候補波長を割当波長として決定し(ステップS28)、図8に示す処理動作を終了する。
候補抽出部52Aは、候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長でない場合(ステップS27否定)、指定された候補波長を候補波長メモリ41から削除する(ステップS29)。そして、候補指定部52Bは、候補波長メモリ41内に候補波長があるか否かを判定すべく、ステップS25に移行する。尚、候補指定部52Bは、指定された候補波長を候補波長メモリ41から削除した後、ステップS25にて候補波長メモリ41内に候補波長がある場合、候補波長メモリ41から優先順位に応じて別の候補波長を指定すべく、ステップS26に移行する。候補指定部52Bは、候補波長メモリ41内に候補波長がない場合(ステップS25否定)、空き波長を指定する通常処理を実行する(ステップS30)。尚、通常処理は、例えば、候補波長メモリ41に記憶中の候補波長以外の空き波長の内、最短波長の波長を指定する。そして、候補指定部52Bは、候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長であるか否かを判定すべく、ステップS27に移行する。
図8に示す第1の決定処理を実行するCPU24は、新規トラヒックの候補経路上の中継のCD−ROADM2内のスルー方路毎の候補波長を候補波長メモリ41に記憶する。CPU24は、候補波長メモリ41を参照し、候補経路に対応したスルー方路の候補波長を優先順位に応じて指定し、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長をスルー対象の波長として決定する。その結果、CPU24は、遠隔操作で、新たなトラヒックに使用する最適なスルー対象の割当波長及び割当経路を決定できる。更に、CPU24は、コンテンション対象となる波長を減らしながら、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
実施例1のCPU24では、候補波長メモリ41を参照し、新規トラヒックの候補経路に対応したスルー方路の候補波長を優先順位に応じて指定する。更に、CPU24は、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長をスルー対象の波長として決定する。その結果、CPU24は、遠隔操作で、新たなトラヒックに使用する最適なスルー対象の割当波長及び割当経路を決定できる。
実施例1のCPU24は、複数のCD−ROADM2の内、発生したトラヒックを中継する経路上の中継のCD−ROADM2を特定し、特定された中継のCD−ROADM2内の方路毎に使用中の波長から透過可能な候補波長を指定する。CPU24は、指定された候補波長がトラヒックの始終点にあるCD−ROADM2で使用可能な波長である場合、候補波長を、当該トラヒックを透過する波長として中継のCD−ROADM2に設定する。その結果、コンテンション対象となる波長を減らしながら、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。そして、SDNコントローラ3は、コンテンションレス及びディレクションレスに対応したCD−ROADM2の光伝送システム1を提供できる。更に、低コストで柔軟性の高いCD−ROADM2によるネットワーク運用が可能になる。
CPU24は、中継のCD−ROADM2内の方路毎に使用中の波長から、中継のCD−ROADM2内のスルー方路毎に使用可能な候補波長を候補波長メモリ41に記憶する。その結果、CPU24は、候補波長メモリ41を参照して、中継のCD−ROADM2内でスルー対象の候補波長を簡単に指定できる。
尚、図8に示すステップS26にて最短波長の優先順位に応じて波長の短い順に候補波長を指定したが、最短波長の優先順位に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、最長波長の優先順位に応じて波長の長い順に候補波長を指定しても良い。
上記実施例1のCPU24では、最上位の単一の候補経路を指定し、指定した候補経路上の中継のCD−ROADM2のスルー方路の候補波長を指定した。しかしながら、CPU24は、単一の候補経路に限定されるものではなく、優先順位経路メモリ42内の複数の候補経路を順次指定しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。
図9は、実施例2のSDNコントローラ3Aの機能構成の一例を示す説明図である。尚、実施例1の光伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。SDNコントローラ3A内のCPU24は、抽出部51、第1の決定部52、第2の決定部53及び設定部54の他に、第3の決定部55を有する。第3の決定部55は、候補波長が所定条件を満たしているか否かを判定する。尚、所定条件は、候補波長がトラヒックの始終点を結ぶ経路上の全ての中継のCD−ROADM2で使用中の波長とする。設定部54は、候補波長が所定条件を満たしている場合、その候補波長及び候補経路をトラヒックに関わるスルー対象の割当波長及び割当経路に決定する。第3の決定部55は、候補波長が所定条件を満たしていない場合、他の候補経路を指定すべく、候補波長が所定条件を満たさなかった候補経路を優先順位経路メモリ42から削除する。第1の決定部52は、優先順位経路メモリ42から新規トラヒックの候補経路を指定する。第1の決定部52は、候補経路を指定した後、候補経路に対応したスルー方路毎の候補波長を指定する。
図10は、所定条件の一例を示す説明図である。図10の例では、所定条件として、候補波長がトラヒック始終点を結ぶ経路上の全ての中継のCD−ROADM2で使用中の波長であることを条件とする。トラヒック始終点を結ぶ経路上の中継のCD−ROADM2Bの使用中波長はCh11、Ch25及びCh33、中継のCD−ROADM2Cの使用中波長はCh1、Ch25及びCh27とする。中継のCD−ROADM2Dの使用中波長はCh4、Ch25及びCh33、中継のCD−ROADM2Eの使用中波長はCh18、Ch25及びCh47とする。この場合、所定条件を満たす候補波長は、トラヒック始終点を結ぶ経路上の全ての中継のCD−ROADM2で使用中のCh25となる。
次に実施例2の光伝送システム1の動作について説明する。図11は、第2の設定処理に関わるCPU24の処理動作の一例を示すフローチャートである。図11においてCPU24は、光伝送システム1内に新規トラヒックを検出したか否かを判定する(ステップS41)。CPU24は、新規トラヒックを検出した場合(ステップS41肯定)、優先順位経路メモリ42内に候補経路があるか否かを判定する(ステップS42)。
CPU24は、優先順位経路メモリ42内に候補経路がある場合(ステップS42肯定)、優先順位に応じて候補経路を指定する(ステップS43)。CPU24は、指定した候補経路で第1の決定処理を実行する(ステップS44)。CPU24内の第3の決定部55は、第1の決定処理で決定した候補波長が所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップS45)。CPU24内の設定部54は、第1の決定処理で決定した候補波長が所定条件を満たした場合(ステップS45肯定)、その候補波長及び候補経路を中継のCD−ROADM2内にスルー対象の波長及び経路として決定する(ステップS46)。そして、設定部54は、図11に示す処理動作を終了する。
第3の決定部55は、第1の決定処理で決定した候補波長が所定条件を満たしていない場合(ステップS45否定)、優先順位経路メモリ42から指定候補経路を削除する(ステップS47)。そして、第3の決定部55は、優先順位経路メモリ42内に候補経路があるか否かを判定すべく、ステップS42に移行する。
CPU24は、トラヒックを検出したのでない場合(ステップS41否定)、図11に示す処理動作を終了する。CPU24は、優先順位経路メモリ42内に候補経路がない場合(ステップS42否定)、通常処理で空き経路を指定し(ステップS48)、第1の決定処理を実行すべく、ステップS44に移行する。
第2の設定処理を実行するCPU24は、新規トラヒックを検出した場合、優先順位に応じて新規トラヒックに対応した候補経路を指定する。CPU24は、指定した候補経路上の中継のCD−ROADM2内のスルー対象の候補波長を指定し、候補波長が所定条件を満たした場合、その候補波長をスルー対象の割当波長として決定する。その結果、新規トラヒックに対して最適な光パスを配置できる。
CPU24は、候補波長が所定条件を満たさなかった場合、新たな候補経路を指定し、その指定された候補経路上の中継のCD−ROADM2内の候補波長を指定する。その結果、複数の候補経路から所定条件を満たす候補波長を選定できる。
実施例2のCPU24では、新規トラヒックの候補経路上の候補波長が所定条件を満たした場合、候補経路上の中継のCD−ROADM2内の候補波長を新規トラヒックのスルー対象の波長に決定する。その結果、CPU24は、コンテンション対象となる波長を減らしながら、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
CPU24は、候補経路上の候補波長が所定条件を満たさなかった場合、優先順位に応じて他の候補経路を指定し、指定された候補波長がトラヒック始終点にあるCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長をスルー対象の波長として決定する。その結果、CPU24は、複数の候補経路から候補波長を柔軟に指定できる。
CPU24は、候補波長が始終点にあるCD−ROADM2で使用可能な波長でない場合、トラヒックの経路を他の候補経路に指定し、その指定された候補経路上の中継のCD−ROADM2を指定する。その結果、トラヒックの候補経路に応じた候補波長を指定できる。
尚、所定条件としては、候補波長がトラヒック始終点を結ぶ経路上の全ての中継のCD−ROADM2で使用中の波長である点を条件としたが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、候補波長がトラヒック始終点を結ぶ経路上の中継のCD−ROADM2の使用中の波長の内、現時点で一番使用されている使用頻度の高い波長である点を所定条件としても良い。
上記実施例1及び2では、中継のCD−ROADM2内で使用中の波長から候補波長を指定したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、中継のCD−ROADM2内の光カプラ13毎に使用中の波長から候補波長を指定しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。
本実施例のWSS11は出力ポートがN個であるため、最大N台までの光スプリッタ12及び光カプラ13等の光部品が接続可能となり、異なる光部品であれば、同一波長を光挿入及び光分岐可能になるため、N本の同一波長のコンテンションを許容できる。そこで、SDNコントローラ3Bは、中継のCD−ROADM2内の光部品毎の波長の使用状況を認識し、その光部品毎の波長使用状況から候補波長を指定する。
図12は、実施例3のSDNコントローラ3Bの機能構成の一例を示す説明図である。尚、実施例1の光伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。SDNコントローラ3B内のCPU24は、抽出部51及び設定部54の他、第4の決定部56と、第5の決定部57とを有する。第4の決定部56は、新規トラヒックの候補経路上にある中継のCD−ROADM2内の光カプラ13内の使用中波長に基づき、スルー対象の候補波長を指定する。第4の決定部56は、第1の候補抽出部56Aと、第1の候補指定部56Bとを有する。第1の候補抽出部56Aは、中継のCD−ROADM2内の光カプラ13毎に使用中波長を抽出し、その抽出された使用中波長を光カプラ13毎にカプラ波長DB35に記憶する。更に、第1の候補抽出部56Aは、カプラ波長DB35を参照し、中継のCD−ROADM2内で使用中波長の使用頻度をカウントする。尚、使用頻度は、現時点で中継のCD−ROADM2内で同一波長を使用中の光部品の数である。第1の候補抽出部56Aは、使用中波長毎の使用頻度に基づき、優先順位を付して候補波長を優先順位波長メモリ43に記憶する。第1の候補指定部56Bは、優先順位波長メモリ43内の優先順位の高い順に候補波長を指定する。
第5の決定部57は、波長情報DB33を参照し、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長であるか否かを判定する。第5の決定部57は、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長を割当波長に決定する。また、第5の決定部57は、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長でない場合、第4の決定部56にて次の候補波長を指定する。
図13は、カプラ波長DB35の一例を示す説明図である。図13に示すカプラ波長DB35は、ノードID35Aと、光カプラID35Bと、使用中波長ID35Cとを対応付けて管理する。ノードID35Aは、中継のCD−ROADM2を識別するIDである。光カプラID35Bは、中継のCD−ROADM2内の光カプラ13を識別するIDである。使用中波長ID35Cは、中継のCD−ROADM2内の光カプラ13で使用中の波長を識別するIDである。図13に示すカプラ波長DB35は、例えば、中継のCD−ROADM2内の光カプラC1の使用中波長Ch1、Ch2、Ch3、Ch4及びCh5、光カプラC2の使用中波長Ch1、Ch2、Ch3及びCh4を管理している。更に、カプラ波長DB35は、例えば、光カプラC3の使用中波長Ch1、Ch2及びCh3、光カプラC4の使用中波長Ch1及びCh2、光カプラC5の使用中波長Ch2を管理している。CPU24は、カプラ波長DB35を参照し、波長Ch2の使用頻度として5回、波長Ch1の使用頻度として4回、波長Ch3の使用頻度として3回、波長Ch4の使用頻度として2回、波長Ch5の使用頻度として1回をカウントする。
図14は、優先順位波長メモリ43の一例を示す説明図である。図14に示す優先順位波長メモリ43は、優先順位43Aと、候補波長ID43Bとを対応付けて管理する。優先順位43Aは、CD−ROADM2内の使用中波長の使用頻度が多くなるに連れて優先度が高くなる。候補波長ID43Bは、候補波長を識別するIDである。CPU24は、図14に示す優先順位波長メモリ43を参照し、優先順位に応じて、例えば、第1位のCh2の波長を候補波長として指定する。
次に実施例3の光伝送システム1の動作について説明する。図15は、第2の決定処理に関わるCPU24の処理動作の一例を示すフローチャートである。図15においてCPU24内の第1の候補抽出部56Aは、中継のCD−ROADM2内の光カプラ13毎に使用中波長を抽出する(ステップS51)。第1の候補抽出部56Aは、抽出した光カプラ13毎の使用中波長をカプラ波長DB35に記憶する(ステップS52)。
第1の候補抽出部56Aは、中継のCD−ROADM2内の使用中の波長毎の使用頻度をカウントし(ステップS53)、使用頻度に応じて候補波長を優先順位波長メモリ43内に記憶する(ステップS54)。第1の候補抽出部56Aは、優先順位波長メモリ43内にスルー対象の候補波長があるか否かを判定する(ステップS55)。CPU24内の第1の候補指定部56Bは、優先順位波長メモリ43内にスルー対象の候補波長がある場合(ステップS55肯定)、優先順位に応じて候補波長を指定する(ステップS56)。
第1の候補指定部56Bは、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長であるか否かを判定する(ステップS57)。第1の候補指定部56Bは、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合(ステップS57肯定)、候補波長を決定し(ステップS58)、図15に示す処理動作を終了する。
第1の候補指定部56Bは、指定された候補波長がトラヒック終始点のCD−ROADM2内で使用可能な波長でない場合(ステップS57否定)、指定候補波長を優先順位波長メモリ43から削除する(ステップS59)。第1の候補指定部56Bは、優先順位波長メモリ43内にスルー対象の候補波長があるか否かを判定すべく、ステップS55に移行する。第1の候補指定部56Bは、優先順位波長メモリ43内にスルー対象の候補波長がない場合(ステップS55否定)、通常処理で空き波長を指定する(ステップS60)。第1の候補指定部56Bは、候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長であるか否かを判定すべく、ステップS57に移行する。
第2の決定処理を実行するCPU24は、新規トラヒックの始終点を結ぶ候補経路上の中継のCD−ROADM2内の光カプラ13毎の使用中波長の使用頻度に基づき、優先順位を付した候補波長を優先順位波長メモリ43内に記憶する。CPU24は、優先順位波長メモリ43を参照し、優先順位に応じて候補波長を指定し、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長をスルー対象波長として決定する。その結果、CPU24は、遠隔操作で、新たなトラヒックに使用する最適なスルー対象の割当波長及び割当経路を決定できる。更に、CPU24は、コンテンション対象となる波長を減らしながら、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らし、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。しかも、CD−ROADM2内の光カプラ13の台数を考慮することで、柔軟性の高い波長配置が可能となる。
CPU24は、候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長でない場合、その候補波長を優先順位波長メモリ43から削除して優先順位波長メモリ43から次位の候補波長を指定する。そして、CPU24は、指定された次位の候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長をスルー波長として決定する。
実施例3のCPU24では、優先順位波長メモリ43を参照し、優先順位に応じて候補波長を指定し、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長をスルー対象の波長として決定する。その結果、CPU24は、遠隔操作で、新たなトラヒックに使用する最適なスルー対象の割当波長及び割当経路を決定できる。更に、CPU24は、コンテンション対象となる波長を減らし、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らしながら、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
CPU24は、中継のCD−ROADM2内の光信号を分岐、挿入又は透過する光部品毎に使用中の波長から透過可能な候補波長を指定する。その結果、中継のCD−ROADM2内の光部品を考慮した候補波長を指定できる。
CPU24は、中継のCD−ROADM2内の光部品毎に使用中の波長の使用頻度に基づき、使用中の波長から透過可能な候補波長を指定する。その結果、中継のCD−ROADM2で使用頻度の高い候補波長を指定するため、コンテンション対象となる波長を減らし、コンテンション回避による不規則な波長配置の機会を減らしながら、波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
本実施例では、図2に示すCD−ROADM2を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能であり、例えば、10方路以上となるネットワークにも対応可能なCD−ROADM2Aもある。図16は、他のCD−ROADM2Aのハードウェア構成の一例を示す説明図である。
図16に示すCD−ROADM2Aは、複数台のWSS11と、複数台の光スプリッタ12や光カプラ13と、WSS11Aとを有する。WSS11は、入力ポート1個×出力ポートN個対応の波長選択スイッチである。WSS11Aは、入力ポートA個×出力ポートB個対応の波長選択スイッチである。WSS11Aは、A台のWSS11とB台の光スプリッタ12や光カプラ13等の光部品とを波長単位で切替接続する。この場合、WSS11Aは、光挿入及び光分岐に同一波長を使用できず、コンテンションの回避が深刻となる。実施例1では、新規トラヒックの経路候補上にある中継のCD−ROADM2内に使用中の波長から候補波長を指定し、CD−ROADM2内の光部品がコンテンションの要因となっていた。これに対して、CD−ROADM2Aでは、WSS11Aがコンテンションの要因となるため、光部品をWSS11Aに置き換えることで、CD−ROADM2Aにも適用可能となる。例えば、SDNコントローラ3は、WSS11A内の方路毎に使用中の波長を抽出し、方路毎の使用中波長からスルー方路毎の候補波長を候補波長メモリ41内に記憶する。SDNコントローラ3は、WSS11Aのスルー方路毎の候補波長を指定し、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長であるか否かを判定する。SDNコントローラ3は、指定された候補波長がトラヒック始終点のCD−ROADM2内で使用可能な波長の場合、その候補波長を、WSS11Aを透過するトラヒックの割当波長として設定する。その結果、CD−ROADM2Aを採用した場合でも、波長リソースの利用効率を高めることができる。
また、上記実施例1乃至3では、波長の断片化を抑制する配置方法として最短波長から詰めて配置したが、これに限定されるものではなく、光伝送システム1内の使用率の高い波長から優先的に詰めても良く、適宜変更可能である。図17A及び図17Bは、他の実施例の光伝送システム1の波長配置方法の一例を示す説明図である。
図17Aの波長配置方法の光伝送システム1では、スパンA〜Hを有し、波長Ch1がスパンD及びE、波長Ch2がスパンA、B及びG、波長Ch3がスパンA〜C、F〜Hで使用中とする。SDNコントローラ3(3A,3B)は、波長Ch3の使用率が最も高く、波長Ch1の使用率が最も低い。SDNコントローラ3(3A,3B)は、スパンD及びEの波長Ch1を波長Ch3に変更する。その結果、使用率の高い波長に連続的に詰めることで波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
図17Bの波長配置方法の光伝送システム1においても、波長Ch1がスパンD及びE、波長Ch2がスパンA、B及びG、波長Ch3がスパンA、C、G及びHで使用中とする。波長Ch3の使用率が最も高く、波長Ch1の使用率が最も低いものとする。SDNコントローラ3(3A,3B)は、スパンD及びEの波長Ch1を波長Ch3に変更する。その結果、使用率の高い波長が連続的に詰めていなくても、その使用率の高い波長に詰めることで波長断片化を抑制するため、波長リソースの利用効率の向上を図る。
尚、SDNコントローラ3(3A、3B)では、光伝送システム1内の全ての経路の波長の使用状況を監視することは困難ではないものの、光伝送システム1内では広範囲の経路の波長の使用率を監視することは処理負担がかかる。そこで、SDNコントローラ3(3A、3B)は、指定操作に応じて、光伝送システム1内の任意の監視対象範囲を特定し、その監視対象範囲内の各経路の波長の使用率を監視し、その中で使用率が最上位の波長を収集するようにしても良い。
実施例1のCD−ROADM2では、図4に示すように方路D1〜D3の3方路としたが、3方路に限定されるものではなく、適宜変更可能である。実施例3のCD−ROADM2では、図13に示すように光カプラC1〜C5の5個としたが、5個に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
上記実施例では、優先順位に応じて候補経路を指定したが、優先順位に限定されるものではなく、例えば、経路上で同じ候補波長を有するCD−ROADM2を配置する経路を候補経路として指定しても良い。
上記実施例では、光伝送システム1内のCD−ROADM2を管理するSDNコントローラ3(3A、3B)を例示したが、例えばNMS(Network Management System)に適用しても良く、適宜変更可能である。光伝送システム1では、メッシュ構成に限定されるものではなく、例えば、スター型、リニア型やツアー型に適用しても良く、適宜変更可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
1 光伝送システム
2 CD−ROADM
3、3A、3B SDNコントローラ
11 WSS
12 光スプリッタ
13 光カプラ
14 送信器
15 受信器
24 CPU
52 第1の決定部
52A 候補抽出部
52B 候補指定部
53 第2の決定部
54 設定部
55 第3の決定部
56 第4の決定部
56A 第1の候補抽出部
56B 第1の候補指定部
57 第5の決定部

Claims (8)

  1. 光伝送システム内の複数の光ノードを管理する管理装置であって、
    前記複数の光ノードの内、前記光伝送システム内におけるトラヒックを中継する経路上の中継ノードを特定し、特定された前記中継ノードで使用中の波長から候補波長を指定する指定部と、
    前記指定部にて指定された前記候補波長が前記トラヒックを終端する光ノードで使用可能な波長であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部にて前記候補波長が使用可能な波長の場合に、前記候補波長を、当該トラヒックを透過する波長として前記中継ノードに設定する設定部と
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記指定部は、
    前記特定された前記中継ノード内で使用中の波長の代わりに、前記中継ノード内の光信号を分岐、挿入又は透過する光部品毎に使用中の波長から透過可能な候補波長を指定することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記指定部は、
    前記判定部にて前記候補波長が前記トラヒックを終端する光ノードで使用可能な波長でない場合、前記トラヒックの経路を別の経路に指定し、当該経路を中継する中継ノードを特定することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記指定部は、
    前記中継ノード内の前記光部品毎に使用中の波長の使用頻度に基づき、当該使用中の波長から透過可能な前記候補波長を指定することを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  5. 前記設定部は、
    前記候補波長が前記トラヒックを終端する光ノードで使用可能な波長、かつ、前記候補波長が所定条件を満たした場合に、当該候補波長を、前記トラヒックを透過する波長として前記中継ノードに設定することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  6. 前記指定部は、
    前記中継ノードで使用中の波長から波長の長さ順に前記候補波長を指定することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  7. 前記指定部は、
    前記中継ノードで使用中の波長から、前記中継ノード内の透過方路毎に使用可能な候補波長を指定することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  8. 光伝送システム内の複数の光ノードを管理する管理装置が実行する波長設定方法であって、
    前記管理装置が、
    前記複数の光ノードの内、前記光伝送システム内におけるトラヒックを中継する経路上の中継ノードを特定し、特定された前記中継ノードで使用中の波長から候補波長を指定し、
    前記指定された前記候補波長が前記トラヒックを終端する光ノードで使用可能な波長であるか否かを判定し、
    前記候補波長が前記トラヒックを終端する光ノードで使用可能な波長の場合に、前記候補波長を、当該トラヒックを透過する波長として前記中継ノードに設定する
    処理を実行することを特徴とする波長設定方法。
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