JP2011239275A - ネットワーク管理システム、管理方法、管理プログラム、ネットワーク構築システムおよび構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】3本以上のリンクが交わるノードに対応したネットワーク管理システム、管理方法、管理プログラム、ネットワーク構築システムおよび構築方法を得ること。
【解決手段】ネットワークにおける信号の伝達経路を表わすリンクが3本以上交わるノードにノード別識別情報付与手段11で固有の識別情報を付し、WXC装置割当手段12で3本以上のリンクに対応する装置としてのWXC装置を割り当てる。そして、各リンクの関係をWXC装置別パス登録手段14でノードごとに登録してネットワークの管理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク管理システム、管理方法、管理プログラム、ネットワーク構築システムおよび構築方法に関する。本発明は特に比較的複雑なネットワークに対応可能なネットワーク管理システム、管理方法、管理プログラム、ネットワーク構築システムおよび構築方法に関する。
ネットワークを常時管理するシステムとしてNMS(Network Management System:ネットワークマネジメントシステム)が存在する。単純なネットワークの場合、ネットワークマネジメントシステムは、サーバ、ハブ、ルータ等のネットワークを構成するネットワーク機器としての各ノードをリング状に接続して、ネットワークの管理を行っている。たとえば時計方向に回転する伝送路としての現用経路があるとする。この場合、その逆の反時計方向に回転する予備経路を設定しておき、障害発生時に現用経路から予備経路に切り替えることで通信を継続できるようにしている。
比較的簡単なネットワークしか存在しない状況では、このようなリング状に形成したリングネットワークに対するネットワークの監視で十分である。ところが、最近はメッシュネットワークを構築して、これらをネットワークマネジメントシステムで統括的に監視制御するという管理手法が求められるようになっている。
図15は、従来のネットワークマネジメントシステムで監視が行えないネットワークの一例を示したものである。このネットワーク100を構成する第1のノード101は、第2および第3のノード102、103と別々に接続する2方向の経路を有している。第4のノード104も同様に、第2および第3のノード102、103と別々に接続する2方向の経路を有している。このような第1および第4のノード101、104は、たとえばROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置で実現することができる。
ROADM装置は、波長多重装置に、設定によって任意の波長を多重分離できる部品を組み合わせた装置である。ROADM装置を光ファイバでリング状に接続することで、イースト(EAST)とウエスト(WEST)の2方向に光信号を伝達することができる。
ところが、第2のノード102は、第1、第3および第4のノード101、103、104の3方向の経路を有している。第3のノード103も第1、第2および第4のノード101、102、104の3方向の経路を有している。このため、図15に示すネットワーク100の構成で、第2および第3のノード102、103にもROADM装置を使用した場合、第1、第2、第4および第3のノード101、102、104、103のリング状の通信は行えても、第2および第3のノード102、103間の通信が行えない。したがって、図15に示す各方向を有するネットワークの監視は不可能である。
図16は、図15に示したネットワークを管理可能な2つのネットワークに分割した状態を示したものである。ここでは、図15に示したネットワーク100を第1のネットワーク111と第2のネットワーク112に分割している。図15に示した第2のノード102は、第2−1のノード102−1と、第2−2のノード102−2に変更されている。また、図15に示した第3のノード103は、第3−1のノード103−1と、第3−2のノード103−2に変更されている。
これにより、第1のノード101と第2−1のノード102−1および第3−1のノード103−1を順に伝送路で接続した分割後の第1のネットワーク111はリング状となり、その監視・制御が可能になる。同様に、第2−2のノード102−2と第3−2のノード103−2および第4のノード104を順に伝送路で接続した第2のネットワーク112もリング状となり、その監視・制御が可能になる。
ところが、図15に示した1つのネットワーク100を図16に示したように第1および第2のネットワーク111、112に分断すると、第2のノード102および第3のノード103ではWXC(wavelength cross-connect)管理が複雑化してしまう。
図17は、本発明の第1の関連技術としてのROADM装置を使用した2重のリング構造によるネットワークを示したものである。図17等の図で英字「R」はROADM装置を示している。
図17でネットワークは、第1〜第4のノード101〜104で構成される大径の第1のネットワーク121と、第2および第3のノード103、104のみで構成される小径の第2のネットワーク122で構成されている。この第1の関連技術によるネットワークの場合には、第2のノードを構成する第2−1のROADM装置1021で第1のネットワーク121から取り出した(drop)特定の波長の光信号が第2−2のROADM装置1022に追加(add)され、第2のネットワーク122に入る。この逆も可能である。また、第2のノードを構成する第3−1のROADM装置1031で第1のネットワーク121から取り出した(drop)特定の波長の光信号が第3−2のROADM装置1032に追加(add)され、第2のネットワーク122に入る。この逆も可能である。
この第1の関連技術の場合にも、第2のノード102および第3のノード103で3方向に光信号を分岐させることができる。しかしながら、第2のノード102と第3のノード103がそれぞれ2組ずつのROADM装置(1021、1022)、(1031、1032)で構成される。したがって、図16で示した場合と同様にWXC管理が複雑化してしまう。
最近はメッシュネットワーク(mesh network)も構築されるようになっている。メッシュネットワークは、網の目のように形成されたネットワークであり、1つのノードがたとえば4方向の経路を備えている。このようなメッシュネットワークは、メッシュを構成するそれぞれの四角形あるいは閉ループからなるリングごとに管理を行うことが第2の関連技術として提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2002−247038号公報(第0006段落、図18)。
このようにネットワークが大規模化し、またその構成が複雑化してくると、1つのネットワークを構成する各ノードを分割して管理する必要が生じ、ネットワークマネジメントシステムで行う管理が複雑になるという問題があった。
そこで本発明の目的は、3本以上のリンクが交わるノードを用いることのできるネットワーク管理システム、管理方法、管理プログラム、ネットワーク構築システムおよび構築方法を得ることにある。
本発明では、(イ)ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与手段と、(ロ)このノード別識別情報付与手段で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当手段と、(ハ)このWXC装置割当手段で割り当てたWXC装置のそれぞれに前記したノード別識別情報付与手段で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与手段と、(ニ)このWXC装置別識別情報付与手段で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録手段とをネットワーク管理システムが具備する。
また、本発明では、(イ)ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与ステップと、(ロ)このノード別識別情報付与ステップで識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当ステップと、(ハ)このWXC装置割当ステップで割り当てたWXC装置のそれぞれに前記したノード別識別情報付与ステップで割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与ステップと、(ニ)このWXC装置別識別情報付与ステップで識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録ステップとをネットワーク管理方法が具備する。
更に本発明では、コンピュータに、ネットワーク管理プログラムとして、(イ)ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与処理と、(ロ)このノード別識別情報付与処理で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当処理と、(ハ)このWXC装置割当処理で割り当てたWXC装置のそれぞれに前記したノード別識別情報付与処理で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与処理と、(ニ)このWXC装置別識別情報付与処理で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録処理とを実行させることを特徴としている。
また、本発明では、(イ)ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当手段と、(ロ)前記したネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を1台ずつ割り当てるROADM装置割当手段とをネットワーク構築システムが具備する。
更に本発明では、(イ)ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当ステップと、(ロ)前記したネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を1台ずつ割り当てるROADM装置割当ステップとをネットワーク構築方法が具備する。
以上説明したように本発明によれば、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードにおける3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所にWXC装置を配置することにした。ここでWXC装置とは、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えた装置である。このWXC装置をリンクの本数となる状態で配置することで、第3のリンク以降のリンクに対しても光信号を分配するネットワークを構築したり、このように構築したネットワークで現用経路と予備経路を設定してネットワークの障害時の対応を採ることができる。ネットワークの構築については、たとえばリンクの本数を4本とすることでメッシュネットワークを構成したり、その監視制御も可能になる。
本発明のネットワーク管理システムのクレーム対応図である。 本発明のネットワーク管理方法のクレーム対応図である。 本発明のネットワーク管理プログラムのクレーム対応図である。 本発明のネットワーク構築システムのクレーム対応図である。 本発明のネットワーク構築方法のクレーム対応図である。 本発明の実施の形態におけるネットワークマネジメントシステムを備えたネットワークの概要を表わしたシステム構成図である。 本実施の形態の第1のリング状ネットワークに対応する従来から存在するリング状ネットワークを示した説明図である。 本実施の形態の第1のリング状ネットワークにおける第2のWXC装置の原理的な構成を表わしたブロック図である。 本実施の形態で整数Mが数値「2」のときの4つのWXC装置のパスの設定の様子を表わした説明図である。 本実施の形態のネットワークマネジメントシステム内の管理テーブルの内容を表わした説明図である。 本実施の形態のネットワークマネジメントシステムの構成の概要を表わしたブロック図である。 本実施の形態の現用経路と予備経路の設定操作を行うためのネットワークの管理者の処理の流れを表わした流れ図である。 3つのリング状ネットワークを統合したネットワークの構築例を表わしたネットワーク構成図である。 図15に対応するネットワークを、WXC装置を一部使用することで実現する例を表わしたネットワーク構成図である。 従来のネットワークマネジメントシステムで監視が行えないネットワークの一例を示したネットワーク構成図である。 図15に示したネットワークを管理可能な2つのネットワークに分割した状態を示した説明図である。 本発明の第1の関連技術としてのROADM装置を使用した2重のリング構造によるネットワークを示したネットワーク構成図である。
図1は、本発明のネットワーク管理システムのクレーム対応図を示したものである。本発明のネットワーク管理システム10は、ノード別識別情報付与手段11と、WXC(wavelength cross-connect)装置割当手段12と、WXC装置別識別情報付与手段13と、WXC装置別パス登録手段14を備えている。ここで、ノード別識別情報付与手段11は、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振る。WXC装置割当手段12は、光信号ドロップ手段12aと、光信号送出手段12bと、光信号アド手段12cを備えたWXC装置を1台ずつ割り当てる。このうち光信号ドロップ手段12aは、ノード別識別情報付与手段11で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所で、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す。光信号送出手段12bは、光信号ドロップ手段12aで取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する。光信号アド手段12cは、任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段12aでドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する。WXC装置別識別情報付与手段13は、WXC装置割当手段12で割り当てたWXC装置のそれぞれにノード別識別情報付与手段11で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付す。WXC装置別パス登録手段14は、WXC装置別識別情報付与手段13で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスを登録する。
図2は、本発明のネットワーク管理方法のクレーム対応図を示したものである。本発明のネットワーク管理方法20は、ノード別識別情報付与ステップ21と、WXC(wavelength cross-connect)装置割当ステップ22と、WXC装置別識別情報付与ステップ23と、WXC装置別パス登録ステップ24を備えている。ここで、ノード別識別情報付与ステップ21では、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振る。WXC装置割当ステップ22では、ノード別識別情報付与ステップ21で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、WXC装置を1台ずつ割り当てる。ここでWXC装置は、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えている。WXC装置別識別情報付与ステップ23では、WXC装置割当ステップ22で割り当てたWXC装置のそれぞれにノード別識別情報付与ステップ21で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付す。WXC装置別パス登録ステップ24では、WXC装置別識別情報付与ステップ23で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスを登録する。
図3は、本発明のネットワーク管理プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明のネットワーク管理プログラム30は、コンピュータに、ノード別識別情報付与処理31と、WXC(wavelength cross-connect)装置割当処理32と、WXC装置別識別情報付与処理33と、WXC装置別パス登録処理34を実行させるようにしている。ここで、ノード別識別情報付与処理31では、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振る。WXC装置割当処理32では、ノード別識別情報付与処理31で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、WXC装置を1台ずつ割り当てる。ここでWXC装置は、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えている。WXC装置別識別情報付与処理33は、WXC装置割当処理32で割り当てたWXC装置のそれぞれにノード別識別情報付与処理31で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付す。WXC装置別パス登録処理34は、WXC装置別識別情報付与処理33で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスを登録する。
図4は、本発明のネットワーク構築システムのクレーム対応図を示したものである。本発明のネットワーク構築システム40は、WXC(wavelength cross-connect)装置割当手段41と、ROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置割当手段42を備えている。ここで、WXC装置割当手段41は、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、WXC装置を1台ずつ割り当てる。ここでWXC装置は、光信号ドロップ手段と、光信号送出手段と、光信号アド手段を備えている。前記した光信号ドロップ手段は、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す。前記した光信号送出手段は、前記した光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する。前記した光信号アド手段は、任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する。ROADM装置割当手段42は、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM装置を1台ずつ割り当てる。
図5は、本発明のネットワーク構築方法のクレーム対応図を示したものである。本発明のネットワーク構築方法50は、WXC(wavelength cross-connect)装置割当ステップ51と、ROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置割当ステップ52を備えている。ここで、WXC装置割当ステップ51では、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、WXC装置を1台ずつ割り当てる。WXC装置は、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記した任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記した光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えている。ROADM装置割当ステップ52では、ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM装置を1台ずつ割り当てる。
<発明の実施の形態>
次に本発明の実施の形態を説明する。
図6は、本発明の実施の形態におけるネットワークマネジメントシステムを備えたネットワークの概要を表わしたものである。本実施の形態のネットワーク200は、ネットワークマネジメントシステム(Network Management System:NMS)201がその全体を管理するようになっている。
ネットワーク200は、第1のリング状ネットワーク211と、第2のリング状ネットワーク212と、これら2つのリング状ネットワーク211、212を取り込んだ第3のリング状ネットワーク213によって構成されている。ここで第1および第2のリング状ネットワーク211、212は、従来から存在するリング状ネットワークを構成するROADM装置の一部をWXC(wavelength cross-connect)装置に代えたものである。ここでROADM装置をWXC装置に代える場所は、3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わるノードである。
図7は、本実施の形態の第1のリング状ネットワークに対応する従来から存在するリング状ネットワークを示したものである。第1〜第4のROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置22111〜22114が、それぞれ双方向に光信号を伝送する伝送路22211〜22214によってリング状に接続されている。このようなリング状ネットワーク230では、各ノードがイースト(EAST)とウエスト(WEST)の2方向にしか光信号を伝達させることができないことは既に説明した。
図6に示したネットワーク200では、第1のリング状ネットワーク211における図7に示した第1および第3のROADM装置22111、22113をそのままにして、第2のROADM装置22112を第2のWXC装置22312に変更し、第4のROADM装置22114を第4のWXC装置22314に変更している。同様に、第2のリング状ネットワーク212は、イースト(EAST)とウエスト(WEST)の2方向に光信号を伝達させる第2および第3のROADM装置22122、22123と、3方向の分岐を行った第1および第4のWXC装置22321、22324で構成している。ここで、第2のリング状ネットワーク212は、第1のWXC装置22321と第2のROADM装置22122を伝送路22221で接続し、以下、時計回り方向に伝送路22222〜22224でこれらの装置を接続している。この図1等の図で英字「W」はWXC装置を表わしている。
第3のリング状ネットワーク213は、伝送路22231で第1のROADM装置22131と第1のリング状ネットワーク211における第4のWXC装置22314と接続している。そして、第1のリング状ネットワーク211における第2のWXC装置22312と第2のROADM装置22132の間を伝送路22232で接続し、第2のROADM装置22132と第2のリング状ネットワーク212における第1のWXC装置22321の間を伝送路22233で接続している。第2のリング状ネットワーク212における第4のWXC装置22324と第1のROADM装置22131の間は伝送路22234で接続している。このように第3のリング状ネットワーク213は、第1のリング状ネットワーク211と第2のリング状ネットワーク212を接続して成るリング状ネットワークである。
このように本実施の形態のネットワーク200では、3方向に分岐するノードをそれぞれWXC装置22312、22314、22321、22324で構成している。そして、ネットワークマネジメントシステム201は、第1のROADM装置22131と第2のROADM装置22132を結ぶ通信路に対して、次のように現用系路と予備経路を設定する。そして、常時は現用系路を使用して通信を行い、この現用系路に障害が発生したときには予備経路側に通信路を切り替える。
(a)現用系路
第1のROADM装置22131を一端のノードとして、伝送路22234、伝送路22224、伝送路22233を順に結んで第2のROADM装置22132を他端のノードとする通信路。
(b)予備経路
第1のROADM装置22131を一端のノードとして、伝送路22231、伝送路22213、伝送路22212、伝送路22232を順に結んで第2のROADM装置22132を他端のノードとする通信路。
図8は、第1のリング状ネットワークにおける第2のWXC装置の原理的な構成を表わしたものである。図6におけるWXC装置22312、22314、22321、22324は、すべて同一の構成となっている。そこでWXC装置22314、22321、22324については、これらの具体的な装置構成の図示および説明を省略する。なお、図8では図示および説明を簡略化するために、双方向に伝送する光信号のうちの一方向の光信号についての回路部分のみを示している。
第1のリング状ネットワークにおける第2のWXC装置22312は、光伝送路としての伝送路22211から多重された光信号を入力する入力側アレイ導波路格子(AWG)241と、取り込み(drop)と挿入(Add)後の光信号を伝送路22212に出力する出力側アレイ導波路格子(AWG)242を備えている。入力側アレイ導波路格子241は、多重された光信号を波長λ1〜λNのNチャネル分の光信号に分波する。これら分波後の波長λ1〜λNの光信号は、波長ごとに対応して用意された2入力2出力の光スイッチ2431〜243Nの対応する入力端子の一方にそれぞれ入力される。2入力2出力の光スイッチ2431〜243Nの他方の入力端子には、第1のMWS(Multiple Wavelength Switch)244からそれぞれ挿入すべき光信号がそれぞれに対応する波長λ1〜λNで入力されるようになっている。
2入力2出力の光スイッチ2431〜243Nは、それぞれの2つの入力端子に入力される所定の波長の光信号の一方を選択して、それぞれの2つの出力端子の一方に出力するスイッチである。光スイッチ2431〜243Nの一方の出力端子は、それぞれ出力側アレイ導波路格子242の入力側と接続されている。光スイッチ2431〜243Nの一方の出力端子と出力側アレイ導波路格子242の間には、波長λ1〜λNの各チャネルの光信号の信号レベルを揃えるための図示しないアッテネータや増幅器がチャネルの数だけ配置されていてもよい。
出力側アレイ導波路格子242は、光スイッチ2431〜243Nのそれぞれから送られてくる波長λ1〜λNのNチャネル分の光信号を合波して、多重光として伝送路22212に送出することになる。光スイッチ2431〜243Nのそれぞれ他方の出力端子は、第2のMWS245に接続されている。
ところで、第1のMWS244は第1〜第Mの入力ポート2461〜246Mを備えており、第2のMWS245は第1〜第Mの出力ポート2471〜247Mを備えている。第1のMWS244は、第1〜第Mの入力ポート2461〜246Mから入力された任意の波長の光信号を、2入力2出力の光スイッチ2431〜243Nの対応する波長における他方の入力端子に入力するようになっている。第2のMWS245は2入力2出力の光スイッチ2431〜243Nのそれぞれの他方の出力端子からそれぞれの波長の光信号を入力して、第1〜第Mの出力ポート2471〜247Mのうちの指定されたポートに振り分けて出力するようになっている。
本実施の形態では、図6におけるWXC装置22312、22314、22321、22324が、従来のリング状ネットワークにおけるイースト(EAST)とウエスト(WEST)の2方向以外に1つの方向に光信号を分岐する。このため、整数Mは最低限、数値「1」であってよい。整数Mが「2」であるとき、第2のWXC装置22312は、4方向に光信号を入出力することができる。
図9は、一例として本実施の形態で整数Mが数値「2」のときの4つのWXC装置のパスの設定の様子を表わしたものである。ここでは、第1〜第4のWXC装置2231〜2234が、それぞれ互いにパスを設定するものとして説明する。第1〜第4のWXC装置2231〜2234は、それぞれイースト(EAST)方向にパスを設定するイースト部2611〜2614と、ウエスト(WEST)方向にパスを設定するウエスト部2621〜2624を備えている。
第1〜第4のWXC装置2231〜2234のイースト部2611〜2614とウエスト部2621〜2624は、それぞれ自装置を除く残りの3つのWXC装置のイースト部およびウエスト部と1対1にリンクしている。第1〜第4のWXC装置2231〜2234間のリンクを表わすリンク番号を「1」から「24」とする。
図10は、ネットワークマネジメントシステム内の管理テーブルにおけるリンク番号とリンクの関係を表わしたものである。図6および図9と共に説明する。
ネットワークマネジメントシステム(NMS)201内に設けられた管理テーブル271には、リンク番号とWXC装置2231〜2234間のリンクおよびWXC装置2231〜2234間の接続の関係を示すデータが格納されている。たとえばリンク番号「1」で示されるリンクは、第1のWXC装置2231の第1の端点としての第1のウエスト部2621と、第2のWXC装置2232の第2の端点としての第2のウエスト部2622の間に張られている。また、リンク番号「2」で示されるリンクは、第1のWXC装置2231の第1の端点としての第1のウエスト部2621と第2のWXC装置2232の第2の端点としての第2のイースト部2612の間に張られている。更に、リンク番号「3」で示されるリンクは、第1のWXC装置2231の第1の端点としての第1のイースト部2611と第2のWXC装置2232の第2の端点としての第2のウエスト部2622の間に張られている。更にまた、リンク番号「4」で示されるリンクは、第1のWXC装置2231の第1の端点としての第1のイースト部2611と第2のWXC装置2232の第2の端点としての第2のイースト部2612の間に張られている。以下同様である。
図11は、ネットワークマネジメントシステムの構成の概要を表わしたものである。図6に示したネットワークマネジメントシステム(NMS)201は、CPU(Central Processing Unit)271と、このCPUが実行するプログラムを格納したメモリ272を備えた制御部273を有している。制御部273は、ネットワークマネジメントシステム201内のバス274に接続された以下の各部を制御する。図6と共に説明する。
管理テーブル271は図10で説明した。現用・予備経路テーブル285は、現用経路と予備経路を定めている。第1のROADM装置22131を一端のノードとして第2のROADM装置22132を他端のノードとする現用経路と予備経路については既に説明した。管理テーブル271と現用・予備経路テーブル285は、不揮発性メモリによって構成する。ネットワークマネジメントシステム201の構成によっては、メモリ282の一部領域をこれらのテーブルに割り当ててもよい。
入力装置286は、ネットワーク200の管理者が各種の管理用のデータを入力するキーボード等の入力デバイスである。管理テーブル271および現用・予備経路テーブル285は、ネットワーク200の管理者が入力装置286を使用して入力し、必要に応じてこれらの編集を行う。ディスプレイ287は、たとえば液晶ディスプレイによって構成されており、ネットワーク200の管理者の入力するデータを視覚的に表示する。
障害検出部288は、ネットワークマネジメントシステム201を構成する伝送路22211〜22214等の各伝送路の障害の発生を検出する。経路切替部289は、現用経路で障害が発生したとき、これを予備経路に切り替えるようになっている。
今、第1のROADM装置22131から第2のROADM装置22132に向けて波長λ1の光信号が現用経路に送りだされたものとする。すると、この波長λ1の光信号は、伝送路22234を通じてWXC装置22324に到達する。WXC装置22324では、図8をWXC装置22324として読み替えた場合における第1のMWS244の第1の入力ポート2461に入力される。この例の場合、WXC装置22324は、3分岐を行うので、整数Mは「1」である。
第1の入力ポート2461に入力した波長λ1の光信号は、第1のMWS244から光スイッチ2431に送られて、ここで選択され出力側アレイ導波路格子242に入力される。そして、伝送路22212を読み替えた伝送路22224に送り出されて、第1のWXC装置22321に到達する。
WXC装置22321では、図8を第1のWXC装置22321として読み替えた場合における入力側アレイ導波路格子(AWG)241に波長λ1の光信号が入力される。この光信号は、光スイッチ2431で選択され、第2のMWS245に送りだされる。第2のMWS245はこの波長λ1の光信号を第1の出力ポート2471から伝送路22233に向けて送出する。この例の場合も、WXC装置22321は、3分岐を行うので、整数Mは「1」である。このようにして波長λ1の光信号は第2のROADM装置22132に到達して取り出される。
このようにして第1のROADM装置22131から第2のROADM装置22132に向けて波長λ1の光信号が現用経路を経て伝送されている状態データ、たとえば伝送路22234に障害が発生したとする。これにより、第2のROADM装置22132に波長λ1の光信号が到達しなくなる。ネットワークマネジメントシステム201の障害検出部288はこの障害を検出する。これにより、経路切替部289は第1のROADM装置22131から第2のROADM装置22132に到達する現用経路を予備経路に切り替える。
この結果、第1のROADM装置22131から送り出される波長λ1の光信号は、予備経路としての伝送路22231を経て第4のWXC装置22314に到達する。第4のWXC装置22314では、図8をWXC装置22314として読み替えた場合における第1のMWS244の第1の入力ポート2461に入力される。この例の場合も、第4のWXC装置22314は、3分岐を行うので、整数Mは「1」である。
第1の入力ポート2461に入力した波長λ1の光信号は、第1のMWS244から光スイッチ2431に送られて、ここで選択され出力側アレイ導波路格子242に入力される。そして、伝送路22212を読み替えた伝送路22213に送り出されて第3のROADM装置22113に到達する。
第3のROADM装置22113で波長λ1の光信号は、ドロップされることなく伝送路22212に送り出される。この結果、この波長λ1の光信号は第2のWXC装置22312に到達する。
第2のWXC装置22312では、図8を第2のWXC装置22312として読み替えた場合における入力側アレイ導波路格子(AWG)241に波長λ1の光信号が入力される。この光信号は、光スイッチ2431で選択され、第2のMWS245に送りだされる。第2のMWS245はこの波長λ1の光信号を第1の出力ポート2471から伝送路22232に向けて送出する。この例の場合も、第2のWXC装置22312は、3分岐を行うので、整数Mは「1」である。このようにして波長λ1の光信号は第2のROADM装置22132に到達して取り出される。すなわち、現用経路から予備経路への切り替えによって第1のROADM装置22131から送り出された波長λ1の光信号が第2のROADM装置22132に到達することになる。
図12は、以上の現用経路と予備経路の設定操作を行うためのネットワークの管理者の処理の流れを表わしたものである。図6、図9〜図11と共に説明する。
管理者は、まずネットワーク200を構成するすべてのWXC装置22312、22314、22321、22324を配置する各ノードに固有のID(Identification)を割り振る(ステップS301)。次に、これらのノードに配置されるWXC装置22312、22314、22321、22324をそれぞれのIDと共に登録する(ステップS302)。最後に、現用経路と予備経路での光信号の切り替えに必要なWXC装置22312、22314、22321、22324の接続関係(図10)を管理テーブル271を用いて設定し、現用・予備経路テーブル285を作成する(ステップS303)。
以上、ネットワークの管理を中心として本発明を説明したが、既存のリング状のネットワークを構成するROADM装置221の一部をWXC装置223に交換することで、新たなネットワークを構築できることは以上の説明からも明らかである。ここで、ネットワーク構築の様子の他の例を説明する。
図13は、3つのリング状ネットワークを統合したネットワークの構築例を表わしたものである。第1〜第3のリング状ネットワーク401〜403は元々、ROADM装置221のみを光ファイバで連結してリング状に構成していたものである。ここで、たとえば第1と第2のリング状ネットワーク401、402のそれぞれ1つずつのROADM装置221を図示のWXC装置2231-2に置き換えることで、これらのリング状ネットワーク401、402が統合する。更に、第2のリング状ネットワーク402の他の1つのROADM装置221と第3のリング状ネットワーク403の1つのROADM装置221を図示のWXC装置2232-3に置き換えることで、第1〜第3のリング状ネットワーク401〜403が統合することになる。
ここで、WXC装置2231-2は、置き換え前のROADM装置221が実現していたイースト(EAST)とウエスト(WEST)の2方向の光信号の伝達を2組同時に実現すると共に、第1および第2のリング状ネットワーク401、402の間の光信号の伝達も実現する。したがって、5分岐の伝送路における光信号の切り替えを実現することになる。WXC装置2232-3についても同様である。
図14は、図15に対応するネットワークを、WXC装置を一部使用することで実現する例を表わしたものである。このネットワーク100Aでは、第1のノード101および第4のノード104を従来と同様のROADM装置221で構成している。そして、第2のノード102を3組のWXC装置223A、223B、223Cをトライアングル状に配置して構成し、同様に第3のノード103を3組のWXC装置223D、223E、223Fでトライアングル状に配置して構成している。この場合、第2のノード102のWXC装置223Cと第3のノード103のWXC装置223Fを伝送路で接続する。以上の構成により、図15で実現しなかったネットワーク100がネットワーク100Aとして実現することになる。
このように本発明によれば、のWXC装置223を使用することで既存のリング状ネットワークを簡単に連結することができるだけでなく、メッシュ状のネットワークや複雑なネットワークを簡単に構築することができ、また、これらのネットワークにおける現用経路と予備経路の切り替え等の管理も簡単に実現することができる。これにより、現用経路に対する予備経路の設定が簡単になり、ネットワークの信頼性を高めることができる。
なお、以上説明した実施の形態では、1つのリングに4つのノードが存在するリング状ネットワークを示したが、1つのリングに存在するノードの数が4つに限定されるものでないことは当然である。
以上説明した実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与手段と、
このノード別識別情報付与手段で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当手段と、
このWXC装置割当手段で割り当てたWXC装置のそれぞれに前記ノード別識別情報付与手段で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与手段と、
このWXC装置別識別情報付与手段で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録手段
とを具備することを特徴とするネットワーク管理システム。
(付記2)
前記ノード別識別情報付与手段で識別情報を付与するノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置が割り当てられることを特徴とする付記1記載のネットワーク管理システム。
(付記3)
前記ネットワークの現用経路を構成するリンクの一部に障害が発生したときこれを検出する障害検出手段と、現用経路と予備経路を対で登録した現用・予備経路登録手段と、前記障害検出手段が現用・予備経路登録手段に登録した現用経路の障害を検出したとき対応する予備経路に切り替える経路切替手段とを具備することを特徴とする付記1記載のネットワーク管理システム。
(付記4)
ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与ステップと、
このノード別識別情報付与ステップで識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当ステップと、
このWXC装置割当ステップで割り当てたWXC装置のそれぞれに前記ノード別識別情報付与ステップで割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与ステップと、
このWXC装置別識別情報付与ステップで識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録ステップ
とを具備することを特徴とするネットワーク管理方法。
(付記5)
前記ノード別識別情報付与ステップで識別情報を付与するノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を割り当てるROADM装置割当ステップを具備することを特徴とする付記4記載のネットワーク管理方法。
(付記6)
前記ネットワークの現用経路を構成するリンクの一部に障害が発生したときこれを検出する障害検出ステップと、現用経路と予備経路を対で登録した現用・予備経路登録ステップと、前記障害検出ステップで現用・予備経路登録ステップにおいて登録した現用経路の障害を検出したとき対応する予備経路に切り替える経路切替ステップとを具備することを特徴とする付記4記載のネットワーク管理方法。
(付記7)
コンピュータに、
ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与処理と、
このノード別識別情報付与処理で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当処理と、
このWXC装置割当処理で割り当てたWXC装置のそれぞれに前記ノード別識別情報付与処理で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与処理と、
このWXC装置別識別情報付与処理で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録処理
とを実行させることを特徴とするネットワーク管理プログラム。
(付記8)
前記ノード別識別情報付与処理で識別情報を付与するノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を割り当てるROADM装置割当処理を実行させることを特徴とする付記7記載のネットワーク管理プログラム。
(付記9)
前記ネットワークの現用経路を構成するリンクの一部に障害が発生したときこれを検出する障害検出処理と、現用経路と予備経路を対で登録した現用・予備経路登録処理と、前記障害検出処理で現用・予備経路登録処理において登録した現用経路の障害を検出したとき対応する予備経路に切り替える経路切替処理とを実行させることを特徴とする付記7記載のネットワーク管理プログラム。
(付記10)
ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当手段と、
前記ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を1台ずつ割り当てるROADM装置割当手段
とを具備することを特徴とするネットワーク構築システム。
(付記11)
ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当ステップと、
前記ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を1台ずつ割り当てるROADM装置割当ステップ
とを具備することを特徴とするネットワーク構築方法。
10 ネットワーク管理システム
11 ノード別識別情報付与手段
12、41 WXC装置割当手段
12a 光信号ドロップ手段
12b 光信号送出手段
12c 光信号アド手段
13 WXC装置別識別情報付与手段
14 WXC装置別パス登録手段
20 ネットワーク管理方法
21 ノード別識別情報付与ステップ
22、51 WXC装置割当ステップ
23 WXC装置別識別情報付与ステップ
24 WXC装置別パス登録ステップ
30 ネットワーク管理プログラム
31 ノード別識別情報付与処理
32 WXC装置割当処理
33 WXC装置別識別情報付与処理
34 WXC装置別パス登録処理
40 ネットワーク構築システム
42 ROADM装置割当手段
50 ネットワーク構築方法
52 ROADM装置割当ステップ
101 第1のノード
102 第2のノード
103 第3のノード
104 第4のノード
200 ネットワーク
201 ネットワークマネジメントシステム(NMS)
211 第1のリング状ネットワーク
212 第2のリング状ネットワーク
213 第3のリング状ネットワーク
221 ROADM装置
222 伝送路
223 WXC装置
241 入力側アレイ導波路格子(AWG)
242 出力側アレイ導波路格子(AWG)
243 光スイッチ
244 第1のMWS
245 第2のMWS
246 入力ポート
247 出力ポート
261 イースト部
262 ウエスト部
271 管理テーブル
281 CPU
282 メモリ
285 現用・予備経路テーブル
286 入力装置
288 障害検出部
289 経路切替部
401 第1のリング状ネットワーク
402 第2のリング状ネットワーク
403 第3のリング状ネットワーク

Claims (9)

  1. ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与手段と、
    このノード別識別情報付与手段で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当手段と、
    このWXC装置割当手段で割り当てたWXC装置のそれぞれに前記ノード別識別情報付与手段で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与手段と、
    このWXC装置別識別情報付与手段で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録手段
    とを具備することを特徴とするネットワーク管理システム。
  2. 前記ノード別識別情報付与手段で識別情報を付与するノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置が割り当てられることを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  3. 前記ネットワークの現用経路を構成するリンクの一部に障害が発生したときこれを検出する障害検出手段と、現用経路と予備経路を対で登録した現用・予備経路登録手段と、前記障害検出手段が現用・予備経路登録手段に登録した現用経路の障害を検出したとき対応する予備経路に切り替える経路切替手段とを具備することを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  4. ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与ステップと、
    このノード別識別情報付与ステップで識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当ステップと、
    このWXC装置割当ステップで割り当てたWXC装置のそれぞれに前記ノード別識別情報付与ステップで割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与ステップと、
    このWXC装置別識別情報付与ステップで識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録ステップ
    とを具備することを特徴とするネットワーク管理方法。
  5. 前記ノード別識別情報付与ステップで識別情報を付与するノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を割り当てるROADM装置割当ステップを具備することを特徴とする請求項4記載のネットワーク管理方法。
  6. 前記ネットワークの現用経路を構成するリンクの一部に障害が発生したときこれを検出する障害検出ステップと、現用経路と予備経路を対で登録した現用・予備経路登録ステップと、前記障害検出ステップで現用・予備経路登録ステップにおいて登録した現用経路の障害を検出したとき対応する予備経路に切り替える経路切替ステップとを具備することを特徴とする請求項4記載のネットワーク管理方法。
  7. コンピュータに、
    ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードごとに固有の識別情報を割り振るノード別識別情報付与処理と、
    このノード別識別情報付与処理で識別情報を付与するノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当処理と、
    このWXC装置割当処理で割り当てたWXC装置のそれぞれに前記ノード別識別情報付与処理で割り当てたノードごとの固有の識別情報に対応する識別情報を付すWXC装置別識別情報付与処理と、
    このWXC装置別識別情報付与処理で識別情報を付与したWXC装置ごとに現用経路および予備経路を構成するパスをそれぞれ登録するWXC装置別パス登録処理
    とを実行させることを特徴とするネットワーク管理プログラム。
  8. ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当手段と、
    前記ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を1台ずつ割り当てるROADM装置割当手段
    とを具備することを特徴とするネットワーク構築システム。
  9. ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの3本以上の任意の本数のリンクの同時に交わる場所に、第1のリンクを伝送される波長多重した光信号から任意の波長の光信号をそれぞれ取り出す光信号ドロップ手段と、この光信号ドロップ手段で取り出した各波長の光信号を前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクに割り当てて送出する光信号送出手段と、前記任意の本数のリンクにおける第3のリンク以降のリンクを用いてそれぞれ伝送される互いに異なる波長の光信号を前記光信号ドロップ手段でドロップした波長以外の波長の光信号と合波して第2のリンクに送出する光信号アド手段とを備えたWXC(wavelength cross-connect)装置を1台ずつ割り当てるWXC装置割当ステップと、
    前記ネットワークにおける信号の伝達経路を表わす個々のリンクが交わる地点としてのノードのうちの2本のリンクが同時に交わる場所にはROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)装置を1台ずつ割り当てるROADM装置割当ステップ
    とを具備することを特徴とするネットワーク構築方法。
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