JP2018063380A - 像担持体保護カバーおよびそれを備えた像担持体ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体ユニットの組立作業性および交換作業性を向上させることが可能な像担持体保護カバーおよびそれを備えた像担持体ユニットを提供する。【解決手段】ドラム保護カバー(像担持体保護カバー)90は、感光体ドラム1a〜1dと、帯電ローラー21、クリーニングブラシ23、及び帯電ローラー21を感光体ドラム1a〜1dに向かって付勢する付勢部材64、を有する帯電装置2a〜2dと、を含むドラムユニット40a〜40dに着脱可能に取り付けられ、感光体ドラム1a〜1dを保護するドラム保護カバー90であって、感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21の間に挿入され、感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21を離間させる第1離間突起95と、感光体ドラム1a〜1dの切り欠き部51dに係合し、感光体ドラム1a〜1dの回転を規制する係合片97と、を備える。【選択図】図11

Description

本発明は、像担持体保護カバーおよびそれを備えた像担持体ユニットに関し、特に、像担持体と像担持体を帯電させる帯電ローラーを有する帯電装置とを含む像担持体ユニットに着脱可能に取り付けられる像担持体保護カバーおよびそれを備えた像担持体ユニットに関する。
従来、静電潜像が形成される感光体ドラム(像担持体)と、感光体ドラムを帯電させる帯電装置と、を含む像担持体ユニットが知られている。帯電装置は、感光体ドラムに接触して感光体ドラムを帯電させる帯電ローラーと、帯電ローラーに接触して帯電ローラーを清掃するクリーニングローラー(清掃部材)と、帯電ローラーを感光体ドラムに向かって付勢する付勢部材と、を有する。
このような像担持体ユニットでは、感光体ドラムに帯電ローラーを接触させた状態で長期間保管すると、帯電ローラーのゴム成分が感光体ドラムの表面に付着する現象(ブリード現象)が発生する。このため、交換用の像担持体ユニットでは、ブリード現象を防止するために、感光体ドラムと帯電ローラーとの間に紙が挟まれている。像担持体ユニットを画像形成装置に装着する際には、感光体ドラムと帯電ローラーとの間から紙が引き出され、感光体ドラムと帯電ローラーとが接触する。
なお、感光体ドラムと帯電ローラーとの間にシート部材を挟み込んだ像担持体ユニットは、例えば特許文献1に開示されている。
特開平7−168421号公報
しかしながら、従来の交換用の像担持体ユニットでは、感光体ドラムと帯電ローラーとの間に用紙を挟む必要がある。また、像担持体ユニットを画像形成装置に装着する際には、感光体ドラムと帯電ローラーとの間から用紙を引き出す必要がある。このため、像担持体ユニットの組立作業性、及び像担持体ユニットの交換作業性を向上させるのが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、像担持体ユニットの組立作業性および交換作業性を向上させることが可能な像担持体保護カバーおよびそれを備えた像担持体ユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成の像担持体保護カバーは、静電潜像が形成される回転可能な像担持体と、像担持体の外周面に接触して像担持体を帯電させる帯電ローラー、帯電ローラーの外周面に接触して帯電ローラーを清掃する清掃部材、及び帯電ローラーを像担持体に向かって付勢する付勢部材、を有する帯電装置と、を含む像担持体ユニットに着脱可能に取り付けられ、像担持体を保護する像担持体保護カバーであって、像担持体および帯電ローラーの間に挿入され、像担持体および帯電ローラーを離間させる第1離間突起と、像担持体の被係合部に係合し、像担持体の回転を規制する回転規制部と、を備える。
本発明の第1の構成の像担持体保護カバーによれば、像担持体および帯電ローラーの間に挿入され、像担持体および帯電ローラーを離間させる第1離間突起を備える。これにより、像担持体を保護する像担持体保護カバーを像担持体ユニットに装着することによって、第1離間突起が像担持体および帯電ローラーの間に挿入され、像担持体および帯電ローラーを離間させることができる。このため、像担持体ユニットを長期間保管した場合であっても、帯電ローラーのゴム成分が像担持体の表面に付着する現象(ブリード現象)が発生するのを防止することができる。また、像担持体保護カバーを像担持体ユニットから取り外すことによって、第1離間突起が像担持体および帯電ローラーの間から引き出され、像担持体および帯電ローラーが接触する。このように、像担持体保護カバーの像担持体ユニットに対する着脱作業に伴って像担持体および帯電ローラーを離間させたり接触させたりすることができるので、像担持体および帯電ローラーの間に紙を挟む場合と異なり、像担持体ユニットの組立作業性および交換作業性を向上させることができる。
また、像担持体の被係合部に係合し、像担持体の回転を規制する回転規制部を備える。これにより、像担持体ユニットの輸送時に像担持体が回転するのを規制することができる。
本発明の一実施形態のドラムユニットが装着される画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図1における画像形成部Pa付近を拡大して示す部分断面図である。 図2に示したドラムユニットの構造を示した断面図である。 図2に示したドラムユニットの構造を示した斜視図である。 図2に示したドラムユニットの構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラムユニットの感光体ドラムの構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラムユニットの感光体ドラムおよび帯電装置の構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラムユニットの感光体ドラムおよび帯電装置の構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラム保護カバーが取り付けられたドラムユニットの構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラム保護カバーが取り付けられたドラムユニットの構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラム保護カバーの構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラム保護カバーの構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態のドラム保護カバーが取り付けられたドラムユニットの第1離間突起および第2離間突起周辺の構造を示した斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態のドラムユニット(像担持体ユニット)40a〜40dが装着される画像形成装置100の概略構成を示す断面図である。画像形成装置100は、本実施形態では、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエローおよびブラック)に対応する4つの感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1cおよび1dを並列配置して画像形成を行う、4連タンデム型のカラープリンターで構成されている。
画像形成装置100の装置本体内には、4つの画像形成部Pa、Pb、PcおよびPdが、図1では右側から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエローおよびブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像および転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエローおよびブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する上記した感光体ドラム1a〜1dがそれぞれ配設されており、さらに図1において時計回り方向に回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラー9において用紙P上に一度に転写され、さらに、定着装置7において用紙P上に定着された後、画像形成装置100より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回り方向に回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される用紙Pは、画像形成装置100内の下部に配置された用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9へと搬送される。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナー19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転可能に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲および下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電装置2a、2b、2cおよび2dと、各感光体ドラム1a〜1dに対して画像データに基づく露光を行う露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上に形成される静電潜像をトナーで現像する現像装置3a、3b、3cおよび3dと、感光体ドラム1a〜1d上でトナー像の転写後に残留した現像剤(トナー)を回収、除去するクリーニング装置5a、5b、5cおよび5dとが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって画像データに基づいて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラーを備え、それぞれマゼンタ、シアン、イエローおよびブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。この現像剤中のトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4の露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧を付与することにより、感光体ドラム1a〜1d上のマゼンタ、シアン、イエローおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング装置5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラー10及び駆動ローラー11に掛け渡されており、駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回り方向に回転を開始すると、用紙Pがレジストローラー対12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9と中間転写ベルト8のニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送され、ニップ部において用紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着装置7へと搬送される。
定着装置7に搬送された用紙Pは、定着ローラー対13のニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱および加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、両面搬送路18に送られて両面印刷された後に、)排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
次に、上述した画像形成部Paの詳細について説明する。なお、画像形成部Pb〜Pdについては、基本的に画像形成部Paと同様の構成であるため、その詳細な説明を省略する。図2は、図1における画像形成部Pa付近を拡大して示す部分断面図である。感光体ドラム1aの周囲には、ドラム回転方向(図2の反時計回り方向)に沿って、上述した帯電装置2a、現像装置3a、一次転写ローラー6a、クリーニング装置5aが配設されている。このうち、一次転写ローラー6aは、中間転写ベルト8を挟んで感光体ドラム1aと対向する位置に配置されている。
また、感光体ドラム1aと、帯電装置2aと、クリーニング装置5aとはユニット化されている。なお、各画像形成部Pa〜Pdにおいて、感光体ドラム1a〜1dと、帯電装置2a〜2dと、クリーニング装置5a〜5dとから成るユニットを、以下ではドラムユニット(像担持体ユニット)40a〜40dと称する。
帯電装置2aは、感光体ドラム1aに接触してドラム表面に帯電バイアスを印加する帯電ローラー21と、帯電ローラー21をクリーニングするためのクリーニングブラシ(清掃部材)23とを有している。現像装置3aは、攪拌搬送スクリュー、供給搬送スクリューから成る2本の攪拌搬送部材24と、磁気ローラー25と、現像ローラー26とを有し、現像ローラー26の表面に担持されたトナーを感光体ドラム1a表面に飛翔させて静電潜像をトナー像に現像する。
クリーニング装置5aは、クリーニングブレード28および回収スパイラル29を有している。図2および図3に示すように、クリーニングブレード28は、感光体ドラム1a表面の、帯電ローラー21との当接位置よりも回転方向上流側に当接した状態で固定されている。なお、図3は、図2の背面側から見た状態を示しており、各部材の配置は図2と左右が逆になっている。クリーニングブレード28は、感光体ドラム1aの回転方向に対してカウンター方向に当接するように配置されている。クリーニングブレード28によって感光体ドラム1a表面から除去された残留トナーは、回収スパイラル29の回転に伴ってクリーニング装置5aの外部に排出される。
また、図3に示すように、感光体ドラム1aの、クリーニングブレード28との当接位置よりも回転方向上流側には、シール部材30が感光体ドラム1aに当接した状態で固定されている。シール部材30は、感光体ドラム1aの回転方向に対して順方向に当接するように配置されている。シール部材30は、クリーニング装置5a内に回収されたトナーがクリーニング装置5aの外部に漏れるのを抑制するものであり、例えば厚み0.1〜0.2mmのウレタンシート等の薄いシートによって形成されている。
次に、上述の画像形成装置100に用いられるドラムユニット40aについて説明する。なお、ドラムユニット40b〜40dについては、基本的にドラムユニット40aと同様の構成であるため、その説明を省略する。
図4及び図5に示すように、ドラムユニット40aは、感光体ドラム1aと、帯電装置2aと、クリーニング装置5aと、ユニット筐体41と、を備える。ユニット筐体41の長手方向の両端部には、感光体ドラム1aの軸方向両端を回転可能に支持する一対の支持フレーム43a、43bが装着されている。
感光体ドラム1aは図6に示すように、円筒状のドラム本体(像担持体本体)50と、ドラム本体50の両端部にそれぞれ装着されるフランジ部51aおよび51bと、フランジ部51aおよび51bが取り付けられ、フランジ部51aおよび51bを回転可能に支持する金属製のドラム回転軸(第3回転軸)53(図5参照)と、を有する。ドラム本体50は、アルミニウム製のドラム素管の外周面に感光層が積層されたものである。感光層としては、例えば有機光伝導体を利用した有機感光層(OPC)や、シランガス等の蒸着等により製膜されたアモルファスシリコン感光層等の無機感光層が用いられる。
フランジ部51aおよび51bは樹脂製の円板状部材であり、ドラム本体50の両端部の開口に圧入固定されている。フランジ部51aおよび51bの各々の中央にはドラム回転軸53が貫通する貫通孔51cが形成されている。一方のフランジ部51aの端部の外周部には、後述するドラム保護カバー90の係合片97が係合される複数(ここでは4個)の切り欠き部(被係合部)51dが形成されている。図4および図5に示すように、ドラム回転軸53の一方端は、フランジ部51aに対してドラム回転軸53の軸方向外側に突出しており、ドラム回転軸53の他方端は、フランジ部51bに対してドラム回転軸53の軸方向外側に突出していない。
支持フレーム43aは図5に示すように、感光体ドラム1aのドラム回転軸53を回転可能に支持している。また、支持フレーム43aには、帯電装置2aを着脱するための開口部45が形成されている。支持フレーム43bは図4に示すように、フランジ部51bを回転可能に支持している。
帯電装置2aは図3に示すように、帯電ローラー21と、クリーニングブラシ23と、帯電ローラー21とクリーニングブラシ23とを収容するケース部材61と、を備える。ケース部材61は、非導電性を有する樹脂で帯電ローラー21の軸方向に延在するように形成される。帯電ローラー21は、金属製の回転軸(第1回転軸)21aの外周面にゴムからなる弾性層21bを形成した導電性ゴムローラーからなり、感光体ドラム1aに所定のニップ圧で圧接されており、感光体ドラム1aの回転に伴い感光体ドラム1aに従動して回転する。
クリーニングブラシ23は、回転軸(第2回転軸)23aの外周面に導電性のナイロン等の樹脂で形成されたブラシ部23bが突出しており、ブラシ部23bを帯電ローラー21の外周面に接触させた状態で回転することにより帯電ローラー21に付着しているトナーや紙粉等を除去する。クリーニングブラシ23の回転軸23aのフランジ部51b側の端部には、回転駆動力が伝達されるブラシ側ギア80(図7および図8参照)が固定されている。なお、クリーニングブラシ23に代えて、ゴムや樹脂のスポンジ状のローラーから成るクリーニングローラー(清掃部材)を用いてもよい。
図7および図8に示すように、帯電ローラー21の軸方向の両端部には、帯電ローラー21の回転軸21aを回転可能に支持する一対の第1軸受部材62a、62bが配置されており、クリーニングブラシ23の軸方向の両端部には、クリーニングブラシ23の回転軸23aを回転可能に支持する一対の第2軸受部材63a、63bが配置されている。第1軸受部材62a、62bおよび第2軸受部材63a、63bは導電性を有する樹脂で形成されている。
第1軸受部材62a、62bおよび第2軸受部材63a、63bは、ケース部材61内に配置されており、ケース部材61の内壁に沿って上下方向に移動可能に配置されている。なお、第1軸受部材62aおよび62bの下面が第2軸受部材63aおよび63bの上面にそれぞれ当接することによって、帯電ローラー21とクリーニングブラシ23との最近接距離が規定されている。
ケース部材61と第2軸受部材63a、63bとの間には、圧縮コイルバネからなる一対の付勢部材64(図3参照)が配置されている。付勢部材64は、第2軸受部材63a、63bの下部に当接するとともにケース部材61内の底壁に当接して、第1軸受部材62a、62bおよび第2軸受部材63a、63bを介して帯電ローラー21を感光体ドラム1a側(上方向)に付勢している。この付勢部材64の付勢力によって、帯電ローラー21が感光体ドラム1aの表面に均一に圧接され、感光体ドラム1aの回転に伴い帯電ローラー21が従動回転する。
ここで、ドラムユニット40aは消耗品であり定期的に交換されるので、ドラムユニット40a単体で梱包、輸送および保管される。このため、梱包時、輸送時および保管時の感光体ドラム1aの表面を保護するために、ドラムユニット40aは図9および図10に示すように、ドラム保護カバー(像担持体保護カバー)90が取り付けられた状態で梱包される。
ドラム保護カバー90は、ドラムユニット40aに対して着脱可能に形成されている。ドラム保護カバー90は、感光体ドラム1aの軸方向に延びるとともに感光体ドラム1aを保護するカバー本体91と、カバー本体91の両端に配置される側面部92および93と、によって構成されている。
図11および図12に示すように、カバー本体91の長手方向の両端部には、ドラム保護カバー90がドラムユニット40aに装着された状態(図13の状態)で、感光体ドラム1aと帯電ローラー21との間に挿入される一対の第1離間突起95が形成されている。第1離間突起95は、フランジ部51aおよび第1軸受部材62aの間と、フランジ部51bおよび第1軸受部材62bの間と、に挿入される。これにより、図13に示すように、感光体ドラム1aと帯電ローラー21とが離間する。
また、図11および図12に示すように、カバー本体91の長手方向の両端部には、ドラム保護カバー90がドラムユニット40aに装着された状態(図13の状態)で、帯電ローラー21とクリーニングブラシ23との間に挿入される一対の第2離間突起96が形成されている。第2離間突起96は、第1離間突起95の下方に配置されているとともに、第1離間突起95と平行に延びるように形成されている。第2離間突起96は、第1軸受部材62aおよび第2軸受部材63aの間と、第1軸受部材62bおよび第2軸受部材63bの間と、に挿入される。これにより、図13に示すように、帯電ローラー21とクリーニングブラシ23とが離間する。
第1離間突起95は、第2離間突起96よりも長く形成されている。このため、ドラム保護カバー90をドラムユニット40aに装着する際に、感光体ドラム1aと帯電ローラー21とが離間した後に、帯電ローラー21とクリーニングブラシ23とが離間する。
側面部92には図11および図12に示すように、ドラム回転軸53の一方端に取り付けられる第1取付部92aが形成されており、側面部93には、フランジ部51bの外周面に取り付けられる第2取付部93aが形成されている。すなわち、ドラム保護カバー90は、感光体ドラム1aに取り付けられる。
また、側面部92の近傍には図11に示すように、感光体ドラム1aのフランジ部51aの切り欠き部51d(図6参照)に係合し、感光体ドラム1aの回転を規制する係合片(回転規制部)97が設けられている。係合片97は、第1離間突起95および第2離間突起96と平行に延びるように形成されている。
本実施形態では、上記のように、ドラム保護カバー90には、感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21の間に挿入され、感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21を離間させる第1離間突起95が設けられている。これにより、ドラム保護カバー90をドラムユニット40a〜40dに装着することによって、第1離間突起95が感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21の間に挿入され、感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21を離間させることができる。このため、ドラムユニット40a〜40dを長期間保管した場合であっても、帯電ローラー21のゴム成分が感光体ドラム1a〜1dの表面に付着する現象(ブリード現象)が発生するのを防止することができる。また、ドラム保護カバー90をドラムユニット40a〜40dから取り外すことによって、第1離間突起95が感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21の間から引き出され、感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21が接触する。このように、ドラム保護カバー90のドラムユニット40a〜40dに対する着脱作業に伴って感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21を離間させたり接触させたりすることができるので、感光体ドラム1a〜1dおよび帯電ローラー21の間に紙を挟む場合と異なり、ドラムユニット40a〜40dの組立作業性および交換作業性を向上させることができる。
また、ドラム保護カバー90には、感光体ドラム1a〜1dの切り欠き部51dに係合し、感光体ドラム1a〜1dの回転を規制する係合片97が設けられている。これにより、ドラムユニット40a〜40dの輸送時に感光体ドラム1a〜1dが回転するのを規制することができる。なお、係合片97を設けていない場合、輸送時の振動によって感光体ドラム1a〜1dが回転する。感光体ドラム1a〜1dの表面にはクリーニングブレード28およびシール部材30が接触しており、クリーニングブレード28は感光体ドラム1a〜1dの画像形成動作時の回転方向に対してカウンター方向に接触しているため、感光体ドラム1a〜1dは画像形成動作時とは逆方向に回転する。このため、シール部材30が逆方向に折れ曲がり、シール性が低下する。本実施形態では、係合片97によって輸送時に感光体ドラム1a〜1dが回転するのを規制することができるので、シール部材30が折れ曲がりシール性が低下するのを防止することができる。
また、上記のように、第1離間突起95は、フランジ部51aと第1軸受部材62aとの間、及びフランジ部51bと第1軸受部材62bとの間に挿入される。これにより、ドラム本体50および帯電ローラー21の弾性層21bに第1離間突起95が接触するのを抑制することができるので、ドラム本体50および帯電ローラー21の弾性層21bが第1離間突起95によって傷つくのを抑制することができる。
また、上記のように、ドラム保護カバー90には、帯電ローラー21およびクリーニングブラシ23の間に挿入され、帯電ローラー21およびクリーニングブラシ23を離間させる第2離間突起96が設けられている。これにより、クリーニングブラシ23のブラシ部23bの毛が倒れた状態で癖が付くのを抑制することができる。このため、クリーニングブラシ23の清掃性能が低下したり、ブラシ部23bの摩擦で帯電ローラー21の従動回転が不安定になったりするのを抑制することができる。
また、上記のように、第2離間突起96は、第1軸受部材62aと第2軸受部材63aとの間、及び第1軸受部材62bと第2軸受部材63bとの間に挿入される。これにより、帯電ローラー21の弾性層21bおよびクリーニングブラシ23のブラシ部23bに第2離間突起96が接触するのを抑制することができるので、帯電ローラー21の弾性層21bおよびクリーニングブラシ23のブラシ部23bが第2離間突起96によって傷つくのを抑制することができる。
また、上記のように、切り欠き部51dは、フランジ部51aの外周部に設けられている。これにより、係合片97を感光体ドラム1a〜1dの切り欠き部51dに容易に係合させることができる。
係合片97は、第1離間突起95および第2離間突起96と平行に延びるように形成されている。これにより、ドラム保護カバー90のドラムユニット40a〜40dに対する装着に伴って係合片97を感光体ドラム1a〜1dの切り欠き部51dに容易に係合させることができる。
また、上記のように、ドラム保護カバー90は、ドラム回転軸53に取り付けられる第1取付部92aと、フランジ部51bの外周面に取り付けられる第2取付部93aと、を有する。これにより、ドラム保護カバー90をドラムユニット40a〜40dのユニット筐体41に取り付ける場合に比べて、感光体ドラム1a〜1dに対してドラム保護カバー90を精度良く取り付けることができる。また、ドラム回転軸53の直径(外径)とフランジ部51bの直径(外径)とは大きさが異なるので、ドラム保護カバー90を左右反対に取り付けるのを防止することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、カラープリンターに装着されるドラムユニットに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。言うまでもなく、モノクロプリンター、カラー複写機、モノクロ複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等に装着されるドラムユニットに本発明を適用できる。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
2a〜2d 帯電装置
21 帯電ローラー
21a 回転軸(第1回転軸)
23 クリーニングブラシ(清掃部材)
23a 回転軸(第2回転軸)
40a〜40d ドラムユニット(像担持体ユニット)
50 ドラム本体(像担持体本体)
51a、51b フランジ部
51d 切り欠き部(被係合部)
53 ドラム回転軸(第3回転軸)
62a、62b 第1軸受部材
63a、63b 第2軸受部材
64 付勢部材
90 ドラム保護カバー(像担持体保護カバー)
92a 第1取付部
93a 第2取付部
95 第1離間突起
96 第2離間突起
97 係合片(回転規制部)

Claims (8)

  1. 静電潜像が形成される回転可能な像担持体と、前記像担持体の外周面に接触して前記像担持体を帯電させる帯電ローラー、前記帯電ローラーの外周面に接触して前記帯電ローラーを清掃する清掃部材、及び前記帯電ローラーを前記像担持体に向かって付勢する付勢部材、を有する帯電装置と、を含む像担持体ユニットに着脱可能に取り付けられ、前記像担持体を保護する像担持体保護カバーであって、
    前記像担持体および前記帯電ローラーの間に挿入され、前記像担持体および前記帯電ローラーを離間させる第1離間突起と、
    前記像担持体の被係合部に係合し、前記像担持体の回転を規制する回転規制部と、
    を備えることを特徴とする像担持体保護カバー。
  2. 前記像担持体は、円筒状の像担持体本体と、前記像担持体本体の両端に取り付けられる一対のフランジ部と、を有し、
    前記帯電ローラーの第1回転軸の両端部には、前記第1回転軸を回転可能に支持する一対の第1軸受部材が設けられており、
    前記第1離間突起は、前記フランジ部と前記第1軸受部材との間に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の像担持体保護カバー。
  3. 前記帯電ローラーおよび前記清掃部材の間に挿入され、前記帯電ローラーおよび前記清掃部材を離間させる第2離間突起をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の像担持体保護カバー。
  4. 前記帯電ローラーの第1回転軸の両端部には、前記第1回転軸を回転可能に支持する一対の第1軸受部材が設けられており、
    前記清掃部材の第2回転軸の両端部には、前記第2回転軸を回転可能に支持する一対の第2軸受部材が設けられており、
    前記第2離間突起は、前記第1軸受部材と前記第2軸受部材との間に挿入されることを特徴とする請求項3に記載の像担持体保護カバー。
  5. 前記像担持体は、円筒状の像担持体本体と、前記像担持体本体の両端に取り付けられる一対のフランジ部と、を有し、
    前記被係合部は、一方の前記フランジ部の外周部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の像担持体保護カバー。
  6. 前記第1離間突起および前記回転規制部は、互いに平行に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の像担持体保護カバー。
  7. 前記像担持体は、円筒状の像担持体本体と、前記像担持体本体の両端に取り付けられる一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部が取り付けられる第3回転軸と、を有し、
    前記第3回転軸の一方端は、一方の前記フランジ部に対して像担持体軸方向外側に突出しており、
    前記第3回転軸に取り付けられる第1取付部と、他方の前記フランジ部の外周面に取り付けられる第2取付部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の像担持体保護カバー。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の像担持体保護カバーが取り付けられていることを特徴とする像担持体ユニット。
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