JP2018063136A - レンズメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】被検レンズの測定位置を示すターゲットマーク内に、測定光束内の少なくとも2つの異なる位置の屈折力を識別可能な屈折力マップを表示して、被検レンズの測定位置(遠用部、累進部および近用部の位置)を正確に把握することができるレンズメータを提供すること。【解決手段】CMOSイメージセンサー26の受光面に結像した結像点31a、31b、31cおよび31dをもとに仮想結像点41a、41b、42b、42d、43c、43d、44aおよび44cを想定して、測定位置において、上下左右の4つの領域の屈折力Dio0、Dio1、Dio2、およびDio3を算出してモニタ102に表示するターゲットマップマーク130内の屈折力マップとして表示するようにした。【選択図】図9

Description

本発明は、例えば、眼鏡レンズやコンタクトレンズ等の球面レンズ度数等の光学特性を測定することの出来るレンズメータに関する。
従来から、老視の視力矯正用やパソコン作業時の眼精疲労低減用として種々の累進屈折力レンズが市販されている。そして、これら累進屈折力レンズの加入度を測定するための累進屈折力測定モードを備えたレンズメータが市販されている。
特許文献1には、レンズを搭載するノーズピース(レンズ受け)開口内の7mmほどの領域内で一度に測定される光学特性分布により、ノーズピース上のレンズの測定光軸中心の測定位置が累進帯になるのか、遠用部になるのかなどを判定して、アライメント画面に表示した累進レンズをイメージさせる累進帯のグラフィックを持つレンズマークに対して現在の測定位置を示すターゲットを表示するレンズメータが開示されている。
また、特許文献2には、透明ガラスや透明樹脂等からなる大径の平板状の透明板と、この透明板の中央部上に突設されたレンズ支持用(レンズ受用)突部(距離特定手段)から構成されるレンズ受けにより累進多焦点レンズ(累進屈折力レンズ)の遠用部から累進部および近用部までの領域の光学特性をマップ表示するレンズメータが開示されている。
特開2006−126151号公報 特開平10−104118号公報
特許文献1に開示されたレンズメータは、ノーズピース開口内の領域内の光学特性分布から累進屈折力レンズである被検レンズの測定位置を判別してディスプレイ(モニタ)に測定位置が表示される。しかしながら、表示されるのは測定位置の位置情報であり、ターゲット表示された測定位置が正しいか否かを正確に把握することができないため、間違った測定位置をターゲット表示する恐れがある。このため、測定された累進屈折力レンズの加入度に誤差が生じる場合があるという問題がある。
特許文献2に開示されたレンズメータは、表示装置に表示されるマップ表示により、累進屈折力レンズである被検レンズの遠用部、累進部および近用部の位置状態を簡易に把握することができるが、透明板の中央部上に突設されたレンズ支持用(レンズ受用)突部の領域から外れるに従い被検レンズの後面位置と受光素子であるエリアCCDとの距離が変化することから、遠用部の屈折力の値や加入度の値を正確に測定することが難しいという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、被検レンズの測定位置を示すターゲットマーク内に、測定光束内の少なくとも2つの異なる位置の屈折力を識別可能な屈折力マップを表示して、被検レンズの測定位置(遠用部、累進部および近用部の位置)を正確に把握することができ、これにより、精度の高い加入度測定を可能にするレンズメータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るレンズメータは、発光手段から投射されて被検レンズを透過せしめた測定光束を光電変換型の受光手段で検出し、受光手段で検出した検出値に基づいて被検レンズの屈折力などの光学特性を測定するレンズメータにおいて、所定の径の開口部を有するレンズ受けと、被検レンズに照射する測定光束の内、レンズ受けの開口部を通過する測定光束径内の少なくとも2つの異なる位置における屈折力を算出する算出手段と、表示画面に表示する被検レンズの測定位置を示す、丸形または多角形の形状のターゲットマークと、ターゲットマーク内に算出手段により算出される少なくとも2つの異なる位置の屈折力の値を識別可能に表示する第1表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係るレンズメータは、請求項1に記載のレンズメータにおいて、ターゲットマークを拡大表示するための拡大表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に係るレンズメータは、請求項1または2に記載のレンズメータにおいて、累進屈折力レンズの加入度を測定する累進屈折力レンズ測定モードを備え、累進屈折力レンズ測定モードは、ターゲットマークと累進屈折力レンズに摸したターゲットレンズとを重ねて表示画面に表示することを特徴とする。
請求項4に係るレンズメータは、請求項3に記載のレンズメータにおいて、累進屈折力測定レンズモードは、表示画面の中心にターゲットマークを表示し、ターゲットマークが測定位置に来るように、レンズ受け上に載置される被検レンズの移動に応じてターゲットレンズを表示画面上で移動表示する第2表示制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に係るレンズメータでは、ノーズピース開口内の少なくとも2つの異なる位置における屈折力を測定画面に表示されるターゲットマーク内に、屈折力マップとして表示することにより、被検レンズが累進屈折力レンズの場合、ターゲットマークにより測定位置が累進屈折力レンズのどの部位(遠用部、累進帯部、近用部や非点収差部)を測定しているかが把握できるとともに、ターゲットマーク内に表示される屈折力マップから、ターゲットマークの位置が正確か否かを判断することができることから、正確に累進屈折力レンズの加入度が測定することができる。
また、ターゲットマーク内に表示される屈折力マップから、測定位置において傷や研磨もれなどの被検レンズの不具合を発見することができる。例えば、被検レンズが単焦点レンズの場合、通常、ターゲットマーク内に表示される屈折力マップの濃淡は均一であるが、測定位置においてキズや研磨もれなどがある場合、表示される屈折力マップの濃淡にムラが現れるため、被検レンズの不具合を発見することができるのである。
請求項2に係るレンズメータでは、表示画面にタッチパネルが付いている場合は表示画面上のターゲットマークをタッチした場合、或いは、別途ボタンスイッチを押した場合、ターゲットマークが拡大表示するようにする。多くの穴を有するハルトマンプレートを用いて被検レンズを測定する場合、ターゲットマーク内に詳細な屈折力マップを表示させることができる。このような場合、屈折力マップを表示するターゲットマークを拡大表示することにより、表示される屈折力マップを詳細に確認できることから、より精度の高い測定が可能になるとともに、上記のようなレンズの不具合の発見も容易になる。
請求項3に係るレンズメータでは、累進屈折力レンズに摸したターゲットレンズとターゲットマークとを重ねて表示することができるため、測定している位置における屈折力マップ情報を確認することにより、加入度を正確に測定することができる。
請求項4に係るレンズメータでは、表示画面の中心にターゲットマークを表示し、ターゲットマークが被検レンズである累進屈折力レンズの測定位置に来るように、累進屈折力レンズに摸したターゲットレンズを重ねて表示する。これにより、レンズ受け上に載置する被検レンズの移動に応じて表示画面上のターゲットレンズが移動することから、視覚的に測定している位置の把握がしやすいため、簡易に測定することができる。
本発明の実施形態に係るレンズメータの全体構成の説明する図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの光学系を説明する図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータで用いられるパターン板の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの単焦点レンズ測定モード時におけるモニタ表示画面の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの単焦点レンズ測定モード時におけるターゲットマーク内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を説明する図(その1)である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの単焦点レンズ測定モード時におけるターゲットマーク内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を説明する図(その2)である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの累進屈折力レンズ測定モードの操作フローを説明する図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの累進屈折力レンズ測定モード時におけるモニタ表示画面の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの累進屈折力レンズ測定モード時において、被検レンズの遠用部を測定する手順を説明するモニタ表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの累進屈折力レンズ測定モード時において、被検レンズの遠用部から累進部を測定する手順を説明するモニタ表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレンズメータの累進屈折力レンズ測定モード時において、被検レンズの近用部を測定する手順を説明するモニタ表示画面の一例を示す図である。 累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズの遠用部の測定時におけるターゲットマーク内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を説明する図である。 累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズの累進部の測定時におけるターゲットマーク内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を説明する図である。 累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズの近用部の測定時におけるターゲットマーク内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を説明する図である。 多点測定用ターゲットパターンを採用した場合の単焦点レンズ測定モードにおける屈折力マップの画面表示の一例を説明する図である。 多点測定用ターゲットパターンを採用した場合の累進屈折力レンズ測定モードにおける屈折力マップの画面表示の一例を説明する図(その1)である。 多点測定用ターゲットパターンを採用した場合の累進屈折力レンズ測定モードにおける屈折力マップの画面表示の一例を説明する図(その2)である。
以下、本発明の実施形態に係るレンズメータ1ついて図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るレンズメータ1の全体構成を示した図であり、図2は、本発明の実施形態に係るレンズメータ1の光学系を示した図である。
実施形態に係るレンズメータ1は、図1に示すように、光学系10と本体部100から構成される。光学系10は、被検レンズの屈折力を測定するための測定光源11およびRGB型のCMOSイメージセンサー26などから構成されている。
本体部100は、演算/制御処理部101、モニタ102、タッチパネル103、スイッチボタン104、プリンター105、メモリ106およびブザー107などから構成されている。演算/制御処理部101からの制御信号により、測定光源11の点灯/消灯の制御やCMOSイメージセンサー26の制御が実施される。また、演算/制御処理部101には、CMOSイメージセンサー26により取得されたイメージデータが入力される。そして、演算/制御処理部101に入力されたイメージデータについて演算処理を実施して、被検レンズの屈折力の値などを算出する。演算/制御処理部101は、算出した結果をメモリ106に記憶すると共に、モニタ102に表示する。
次に、光学系10について、図2を参照して説明する。光学系10は、測定光源11などを備えた投光部と、CMOSイメージセンサー26などを備えた受光部とから構成されている。
本実施形態では、測定光源11には、例えば、波長が535nmの緑色光のLEDが採用される。眼鏡レンズの屈折力は、基準波長であるd線(587.56nm)またはe線(546.07nm)により値付けされているため、本実施形態では、これら基準波長に近い535nmの緑色光を採用するが、これに限定するものではなく、緑色光より長波長の赤色光のLEDを採用してもよい。基準波長との差で生じる誤差は、基準レンズを用いた校正作業により補正される。
測定光源11から出射される緑色光(以下「測定光」)は絞り16およびコリメータレンズ17に入射する。絞り16は薄い平板に円形状の貫通穴を設けたものであり、被検レンズ18に照射する光の光束径を制限するものである。被検レンズ18に照射する光の光束径が大き過ぎると、コリメータレンズ17から被検レンズ18の間に配置された(図示しない)他の構成部品に照射し、その反射光が被検レンズ18に入り込む恐れがある。絞り16により、被検レンズ18に照射する光の光束径を制限して他の構成部品からの反射光が被検レンズ18に入り込むことを防止している。
また、測定光源11は、コリメータレンズ17の後側面焦点距離(バックフォーカス)の位置に配置されている。これにより、測定光はコリメータレンズ17により平行光となり、被検レンズ18に対して垂直に照射する。尚、レンズ受け19は被検レンズ18を載せるための台であり、被検レンズ18は、レンズ受け19により受光素子であるCMOSイメージセンサー26に対し一定の距離に配置されて、屈折力などの光学特性が測定される。
被検レンズ18を透過した測定光は、カバーガラス20、パターン板21および集光レンズ22、23、24に入射した後、CMOSイメージセンサー26に入射する。
ここで、カバーガラス20は受光部を埃などから保護するために配置された平板状の板ガラスであり、本実施形態では、被検レンズ18を透過した測定光がほぼ100%の透過率で透過できるように、上面および下面の両面には反射防止のためのマルチコーティングが施されている。尚、マルチコーティングは必須なものではなく、適宜、必要に応じて、適切な反射防止コーティングを施せばよい。
パターン板21は、例えば、図3の(a)のような正方形の各頂点を中心とする4つの円状の貫通穴21a、21b、21c、21dを設けた円板状の平板が採用できる。被検レンズ18を透過した測定光は、被検レンズ18の屈折力に応じて屈折してパターン板21に入射して4つの分離した光となる。4つの分離した光は、集光レンズ22、23および24により集光し、CMOSイメージセンサー26の受光面において結像する。
4つの光がCMOSイメージセンサー26の受光面で結像する位置は、被検レンズ18の屈折力に応じて変化するため、4つの光の重心位置(座標位置)をCMOSイメージセンサー26のイメージデータから算出することにより、被検レンズ18の屈折力の値を算出することができるのである。4つの座標位置から球面屈折力S、円柱屈折力Cおよび乱視角度Aなどの光学特性の値を算出する方法は特許第3150404号公報などに開示されているので、ここでは、詳細は省略する。
また、本実施形態における測定光は上記のように緑色光である。そこで、CMOSイメージセンサー26のR受光面(red)、G受光面(green)およびB受光面(blue)の内、G受光面で受光した電気信号を選択的に取り出して演算/制御処理部101にて処理することにより、被検レンズ18の屈折力などの光学特性を取得できる。すなわち、本実施形態のようにRGB型のCMOSイメージセンサー26を受光素子として採用することにより、測定光を選択的に受光するためのフィルターなどを配置する必要がない。
次に、本実施形態におけるターゲットマーク内に表示する屈折力マップについて図面を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係るレンズメータ1の単焦点レンズ測定モード時におけるモニタ表示画面の一例を示した図である。図4(a)に示すように、モニタ102の中央部にはアライメント表示画面112が表示される。アライメント表示画面112は田の字に表示され、中心の交点114はレンズメータ1の光学系10の光学中心を示している。そして、CMOSイメージセンサー26の受光面で結像する4つの光の座標位置から被検レンズ18の光学中心の位置と光学系10の光学中心との位置ずれ量(XY座標)を算出して、被検レンズ18の光学中心の位置をターゲットマーク116としてアライメント表示画面112上にリアルタイムに表示する。すなわち、ターゲットマーク116は被検レンズ18の光学中心と光学系10の光学中心とのずれ具合を表しており、単焦点レンズ測定モード時の測定は、被検レンズ18を前後左右に移動して、ターゲットマーク116がアライメント表示画面112の交点114に来るようにしてアライメントする。
アライメントが終了したら、スイッチボタン104を押して算出した被検レンズ18の屈折力の値(S値、C値およびA値など)をメモリ106に記憶し、モニタ102の両サイドの測定値表示部110および111に表示する。測定値表示部110は左眼用の被検レンズの測定値を、測定値表示部111は右眼用の被検レンズの測定値をそれぞれ表示する。尚、上記実施例では、スイッチボタン104を押して算出した被検レンズ18の屈折力の値をメモリ106に記憶したが、ターゲットマーク116がアライメント表示画面112の交点114に来たら(アライメントが終了したら)、自動的に算出した被検レンズ18の測定値をメモリ106に記憶してもよいし、さらに、自動的にプリンター105に被検レンズ18の測定値をプリントアウトしてもよい。
ここで、モニタ102の左下に表示されるマップボタン121を押すと、図4(b)に示すように、ターゲットマーク116がターゲットマップマーク130に切り替わる。本実施形態では、ターゲットマップマーク130は45°に傾斜し互いに90°で交わる2本の線により上下左右の4つの領域に分けられており、レンズ受け19の開口部内の上下左右の領域のそれぞれの屈折力を算出し、色の濃淡として、または、モニタ102がカラーモニタであれば配色として、屈折力が識別可能に表示されるように演算/制御処理部101にて演算処理される。
本実施形態に係るレンズメータ1の単焦点レンズ測定モード時におけるターゲットマーク内に表示する屈折力マップの算出方法について、図5および図6を参照して説明する。尚、図5および図6に示す算出方法は一例であって、この方法に限定するものではない。
図5(a)および図6(a)に示す4つの黒丸(「●」)は、パターン板21の4つの円状の貫通穴21a、21b、21c、21dを通過した光がCMOSイメージセンサー26の受光面に結像した結像点31a、31b、31cおよび31dであり、結像点31aは貫通穴21aに、結像点31bは貫通穴21bに、結像点31cは貫通穴21cに、結像点31dは貫通穴21dにそれぞれ対応している。
図5(a)および図6(a)に示すように、レンズ受け19の開口部内の上下左右の領域のそれぞれの屈折力を算出する際には、結像点31a、31b、31cおよび31dをもとに仮想結像点41a、41b、42b、42d、43c、43d、44aおよび44c(図中の破線の丸マーク)を想定する。
結像点31a、31bと仮想結像点41a、41bから形成される四角形は結像点31aと結像点31bとを結ぶ辺Lx1を一辺とする斜方形(菱形)であり、結像点31b、31dと仮想結像点42b、42dから形成される四角形は結像点31bと結像点31dとを結ぶ辺Ly1を一辺とする斜方形(菱形)であり、結像点31c、31dと仮想結像点43c、43dから形成される四角形は結像点31cと結像点31dとを結ぶ辺Lx2を一辺とする斜方形(菱形)であり、結像点31a、31cと仮想結像点44a、44cから形成される四角形は結像点31aと結像点31cとを結ぶ辺Ly2を一辺とする斜方形(菱形)である。
また、図5(b)ではLx1=Lx2=Ly1=Ly2となっており、結像点と仮想結像点で形成される4つの四角形はそれぞれ斜方形であることから、結像点と仮想結像点とを結ぶ辺や仮想結像点と他の仮想結像点とを結ぶ辺(Lx1´、Lx2´、Ly1´、Ly2´)についても、Lx1=Lx1´、Lx2=Lx2´、Ly1=Ly1´、Ly2=Ly2´が成立する。これにより、結像点31a、31bと仮想結像点41a、41bから形成される四角形から算出した上部の屈折力Dio0(41a,41b,31a,31b)、結像点31b、31dと仮想結像点42b、42dから形成される四角形から算出した右部の屈折力Dio1(31b,42b,31d,42d)、結像点31a、31cと仮想結像点44a、44cから形成される四角形から算出した左部の屈折力Dio2(44a,31a,44c,31c)および結像点31c、31dと仮想結像点43c、43dから形成される四角形から算出した下部の屈折力Dio3(43c,43d,31c,31d)は全て等しくなる。
図5(c)は、アライメント表示画面112上に表示されたターゲットマップマーク130を示した図である。ターゲットマップマーク130内を上下左右の4つの領域に分けて、算出した上部の屈折力Dio0、右部の屈折力Dio1、左部の屈折力Dio2および下部の屈折力Dio3の値を濃淡の度合いで表示したものである。図5(a)の場合は、4つの全ての領域の屈折力は上記のように等しいため、濃淡は均一になる。本実施形態では、ターゲットマップマーク130内の各領域の屈折力の値を濃淡の度合いで表示しているが、これに限定するものではなく、モニタ102がカラーモニタであれば、配色により屈折力の値を識別可能にしてもよい。この場合、より詳細に屈折力の値を表示することができる。
被検レンズ18が単焦点レンズの場合、被検レンズ18全体が均一の屈折力を持つため、図5(c)に示すように、ターゲットマップマーク130内の4つの領域(Dio0、Dio1、Dio2、Dio3)の濃淡は均一になる。このため、ターゲットマップマーク130により被検レンズ18が単焦点レンズか累進屈折力レンズか判別することができる。
被検レンズ18にキズや研磨もれなど不具合がある場合のターゲットマップマーク130内の屈折力マップの表示の一例を、図6を参照して説明する。例えば、被検レンズ18の測定部位(レンズ受け19の開口部内)の右下部にキズや研磨もれなど不具合があると、図6(a)のように結像点31dの位置が正常位置から外れて、結像点31aから31dで構成する四角形が斜方形(菱形)から不等辺四角形になる。この場合、図6(b)に示すように、辺Lx1と辺Ly2の長さは等しいが、辺Lx2および辺Ly1の長さはLx1やLy2と異なる(Lx1(=Ly2)≠Lx2≠Ly1)。そのため、上部の屈折力Dio0と左部の屈折力Dio2は等しいが、右部の屈折力Dio1と下部の屈折力Dio3は異なる(Dio0(=Dio2)≠Dio1≠Dio3)。これにより、図6(c)に示すように、ターゲットマップマーク130内の4つの領域(Dio0、Dio1、Dio2、Dio3)の濃淡は均一にならない。このように、アライメント表示画面112上に表示されたターゲットマップマーク130内に濃淡で表示される屈折力マップから、現在測定している箇所にキズや研磨もれなど不具合があるか否かを判断することができる。すなわち、ターゲットマップマーク130内を屈折力マップから被検レンズ18にキズや研磨もれなどの不具合を発見することができるのである。
次に、被検レンズ18が累進屈折力レンズの場合について、図7から図14を参照して説明する。図7には、本実施形態に係るレンズメータ1の累進屈折力レンズ測定モード時において、ターゲットマップマーク130を用いた操作フローの一例を示す。
まず、ステップS10で、測定モードを累進屈折力レンズ測定モードに切り替える。図8(a)は、累進屈折力レンズ測定モードに切り替えた場合のモニタ102に表示される画面表示の一例を示したものである。モニタ102の左下のモード切替ボタン120を押すと測定モードを単焦点レンズ測定モード(「通常モード」とも言う)と累進屈折力レンズ測定モードとに切り替えることができる。ここで、モニタ102のアライメント表示画面112には累進屈折力レンズに摸したターゲットレンズ113が表示される。累進屈折力レンズはターゲットレンズ113のように、遠用部FAの領域、近用部NAの領域、累進帯部PAの領域および両サイドの非点収差部ASの領域を備えている。以下でも記述するが、累進屈折力レンズは、まず、遠用部FAの屈折力を測定し、その後、累進屈折力レンズを遠用部FAから累進帯部PAに移動し、さらに、近用部NAに移動して近用部NAの屈折力を測定し、遠用部FAの屈折力と近用部NAの屈折力との差を加入度(ADD)の値として算出し、モニタ102の測定値表示部110および測定値表示部111に表示する。
次に、ステップS12で、アライメント表示画面112の中心の交点114に表示されるターゲットマーク116をターゲットマップマーク130に切り替える。図8(b)は、ターゲットマップマーク130に切り替えた場合のアライメント表示画面112を示したものである。モニタ102の左下のマップボタン121を押すとアライメント表示画面112の中心の交点114に表示されるターゲットマーク116が上記単焦点モード時と同様にターゲットマップマーク130に切り替えられて表示される。本実施形態に係る累進屈折力レンズ測定モードでは、アライメント表示画面112の中心の交点114にターゲットマップマーク130が固定され、被検レンズ18を移動するとそれに応じて、アライメント表示画面112内のターゲットレンズ113が移動するように演算/制御処理部101にて演算処理される。本実施形態では、視覚的に測定している位置の把握しやすいようにするため、レンズ受け19上に載置する被検レンズ18の移動に応じてアライメント表示画面112内のターゲットレンズ113が移動するようになっているが、アライメント表示画面112の表示方法は、これに限定するものでななく、ターゲットレンズ113を固定して、ターゲットマーク116またはターゲットマップマーク130を移動させてもよい。
次に、ステップS14で、累進屈折力レンズである被検レンズ18をレンズ受け19上に載せて、光学系10内に挿入する。図9(a)は被検レンズ18の中央部をレンズ受け19上に載せた時のターゲットレンズ113とターゲットマップマーク130を示したものである。累進屈折力レンズの中央部には累進帯部があるため、図9(a)に示すように、アライメント表示画面112の中心に表示されるターゲットマップマーク130にターゲットレンズ113の累進帯部PAが来るようにアライメント表示画面112内でターゲットレンズ113が移動する。
次に、ステップS16で、被検レンズ18を遠用部へ移動する。レンズ受け19上に被検レンズ18の累進帯部があると上記のようにターゲットマップマーク130がターゲットレンズ113の累進帯部PAに来るように移動して表示され、被検レンズ18を遠用部へ導くための矢印マーク134が表示される。そこで、矢印マーク134に従い、被検レンズ18を遠用部へ移動する。
次に、ステップS18で、被検レンズ18の遠用部の屈折力を測定する。矢印マーク134に従い、被検レンズ18を遠用部へ移動すると、図9(b)に示すようにターゲットマップマーク130がターゲットレンズ113の遠用部FAに来るように移動し、矢印マーク134は消える。
次に、ステップS20で、被検レンズ18の遠用部の屈折力の測定の終了(Y:遠用部測定OK)を判断する。累進屈折力レンズは一般に遠用部と近用部は単焦点レンズと同様な光学特性であるため、CMOSイメージセンサー26の受光面に結像する結像点31a、31b、31cおよび31dからなる四角形は斜方形(菱形)になるが、遠用部と近用部の間にある累進帯部は屈折力に傾斜があるため、CMOSイメージセンサー26の受光面に結像する結像点31a、31b、31cおよび31dからなる四角形は斜方形(菱形)にはならない。すなわち、被検レンズ18を遠用部の適切な位置に移動すると、図9(b)に示すようにターゲットマップマーク130内の4つの領域(Dio0、Dio1、Dio2、Dio3)の濃淡は均一になる。このように、ターゲットマップマーク130内の4つの領域の濃淡が均一になったら、「遠用部測定OK」と判断し(Y)、ステップS22で遠用部の屈折力の値をメモリ106に保存し、モニタ102の測定値表示部110または測定値表示部111に表示する。遠用部の測定が終了しない(N:遠用部測定NG)場合は、ステップS18に戻って、遠用部の測定を続ける。
次に、ステップS24で、被検レンズ18を累進帯部へ移動する。ステップS22で遠用部の屈折力の値をメモリ106に保存すると、図10(a)に示すように、矢印マーク134が表示される。矢印マーク134に従い、被検レンズ18を累進帯部へ移動すると、図10(b)に示すようにターゲットマップマーク130がターゲットレンズ113の累進帯部PAに来るように移動する。累進帯部であるか否かはターゲットマップマーク130内の4つの領域の濃淡の状態で判断することができる。判断方法については、下述するため、ここでは説明しない。
次に、ステップS26で、被検レンズ18を近用部へ移動する。図10(b)に示す矢印マーク134に従い、被検レンズ18を近用部へ移動すると、図11(a)に示すようにターゲットマップマーク130がターゲットレンズ113の近用部NAに来るように移動する。
次に、ステップS28で、被検レンズ18の近用部の屈折力を測定する。矢印マーク134に従い、被検レンズ18を近用部へ移動すると、図11(a)に示すようにターゲットマップマーク130がターゲットレンズ113の近用部NAに移動し、矢印マーク134は消える。
次に、ステップS30で、被検レンズ18の近用部の屈折力の測定の終了(Y:近用部測定OK)を判断する。近用部の適切な位置に移動(アライメント)すると、上述したように、近用部も遠用部と同様、単焦点レンズと同様な光学特性であるため、CMOSイメージセンサー26の受光面に結像する結像点31a、31b、31cおよび31dからなる四角形は斜方形(菱形)になる。遠用部の測定の場合と同様、図11(a)に示すようにターゲットマップマーク130内の4つの領域の濃淡は均一になったら、「近用部測定OK」と判断し(Y)、ステップS32で近用部の屈折力の値をメモリ106に保存し、演算/制御処理部101にて加入度(ADD)を算出し、モニタ102の測定値表示部110または測定値表示部111に表示する。近用部の測定が終了しない(N:近用部測定NG)場合は、ステップS28に戻って、近用部の測定を続ける。
図11(b)には、「近用部測定NG」の一例を示す。近用部の適切な位置に移動(アライメント)しないと、図11(b)に示すように、ターゲットマップマーク130内の4つの領域の濃淡は不均一になる。そこで、ターゲットマップマーク130内の4つの領域の濃淡が均一になるように被検レンズ18を移動することにより、近用部の適切な位置に移動(アライメント)することができる。
ステップS34で、測定が終了したか否かを判断する。もし、測定が終了したら(Y)、操作は終了する。再度、測定する場合(N)は、ステップS14に戻り、被検レンズ18を再度挿入して、測定を続ける。
上述のように、本実施形態にかかる方法に依れば、累進屈折力レンズの各部位(遠用部、累進帯部、近用部)の測定位置において、レンズ受け19内の4つの領域の屈折力が、ターゲットマップマーク130内の4つの領域の濃淡として視認できることから、各部位において適切な位置で測定することができることから、加入度の測定が容易に、かつ、正確にできるのである。
また、上述のように、単焦点レンズ測定モードにおいては、ターゲットマップマーク130内の4つの領域の濃淡から、被検レンズ18のキズや研磨もれなどのレンズの不具合も発見することができる。
図12には、累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズ18の遠用部の測定時におけるターゲットマップマーク130内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を、図13には、累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズ18の累進帯部の測定時におけるターゲットマップマーク130内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を、図14には、累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズ18の近用部の測定時におけるターゲットマップマーク130内に表示する屈折力マップの算出方法の一例を示す。図13(c)に示すように、累進帯部を測定する際には、ターゲットマップマーク130内の上部の屈折力Dio0と下部の屈折力Dio3の濃淡に差が生じる。これにより、被検レンズ18の測定位置が累進帯部にあることが確認することができる。また、ターゲットマップマーク130内の右部の屈折力Dio1と左部の屈折力Dio2を表す濃淡が同一になるように被検レンズ18を左右方向に移動しながら累進帯部から近用部へ移動することにより、被検レンズ18を非点収差部にかからずに、簡易に適切な近用部へ移動させることができる。
ここで、レンズメータ1はレンズメータの一例であり、被検レンズ18は被検レンズの一例であり、レンズ受け19はレンズ受けの一例であり、モニタ102は表示画面の一例であり、ターゲットマップマーク130はターゲットマークの一例である。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本発明を上記の実施形態に適用したものに限られることなく、これらの実施形態を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定するものではない。
例えば、上記実施形態では、パターン板21には図3(a)の4つ穴のパターン板を採用したが、パターン板はこれに限定するものではない。例えば、図3(b)のパターン板210のように多数の貫通穴を設けたハルトマンプレートを採用することも可能である。さらに、本明細書には図示しないが、円状の他、様々な形状のパターン板を採用してもよい。すなわち、種々な特許文献に開示されたパターン板が採用可能である。
また、上記実施形態では、ターゲットマップマーク130はレンズ受け19内の上下左右の4つの領域の屈折力マップを表示したが、ターゲットマップマーク130の屈折力マップは、これに限定するものではない。例えば、上下領域や左右領域など2つの領域の屈折力マップでもよいし、逆に図3(b)のパターン板210のように多数の貫通穴を設けたハルトマンプレートを採用してレンズ受け19内の多数の領域において屈折力を算出して詳細な屈折力マップを表示することも可能である。
図15から図17は、図3(b)のパターン板210のように多数の貫通穴を設けたハルトマンプレートを採用してレンズ受け19内の多数の領域において屈折力を算出して詳細な屈折力マップを表示した一例を示したものである。図15は、単焦点レンズ測定モード時のモニタ102に表示されるターゲットマップマーク130の例を、図16および図17は累進屈折力レンズ測定モード時のモニタ102に表示されるターゲットマップマーク130の例を示す。
図15(a)は、単焦点レンズ測定モードにおいて、モニタ102に表示されるアライメント表示画面112上のターゲットマップマーク130を示したもので、図15(b)はターゲットマップマーク130を拡大表示したものである。このように、拡大表示を行うことにより、被検レンズ18の不具合の状態を詳細に確認することができる。
図16(a)は、累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズ18のる累進帯部測定時におけるモニタ102に表示されるアライメント表示画面112上のターゲットマップマーク130を示したもので、図16(b)はターゲットマップマーク130を拡大表示したものである。このように、拡大表示を行うことにより、被検レンズ18が適切な位置を移動しているかが詳細に確認できるため、スムーズに被検レンズ18を近用部に移動することができる。
図17(a)は、累進屈折力レンズ測定モードにおいて、被検レンズ18のる近用部測定時におけるモニタ102に表示されるアライメント表示画面112上のターゲットマップマーク130を示したもので、図17(b)は測定位置が近用部の正しい位置からずれた場合のターゲットマップマーク130を示したものである。このように、図3(b)のパターン板210のように多数の貫通穴を設けたハルトマンプレートを採用してレンズ受け19内の多数の領域において屈折力を算出して詳細な屈折力マップを表示することにより、被検レンズ18の測定位置が屈折力マップにより把握することができるため、累進屈折力レンズの測定が、より容易に、かつ、正確に実施することができる。
また、上記実施形態では、ターゲットマップマーク130の屈折力マップはレンズ受け19内を複数の領域それぞれの屈折力の値を濃淡の度合いや配色で識別可能にしたが、算出した屈折力の値ではなく、例えば、中心の屈折力の値を算出し、算出した中心の屈折力の値との差の値を濃淡の度合いや配色で識別可能に表示してもよい。差の値を濃淡の度合いや配色で識別する方法は、これに限定するものでなく、例えば、累進屈折力レンズ測定モードにおいては、累進帯部や近用部の測定時は、遠用部の測定値との差を用いて、ターゲットマップマーク130の屈折力マップを表示してもよい。
さらに、測定される被検レンズ18の屈折力の値は、S(球面度数)、C(円柱度数)、A(乱視角度)として算出されるため、S値の屈折力マップ、C値の屈折力マップ、A値の度数マップのように個々の値をマップ表示してもよいし、S値とC値の和を算出してマップ表示してもよい。確認したい値に応じて様々な値をターゲットマップマーク130内にマップ表示することも可能である。
上記実施形態では、ターゲットマップマーク130は丸形としたが、これについても限定するものではなく、四角形や五角形などの多角形も用いることができることは言うまでもない。
1・・レンズメータ
10・・光学系
11・・測定光源
18・・被検レンズ
26・・CMOSイメージセンサー
101・・演算/制御処理部
102・・モニタ
112・・アライメント表示画面
113・・ターゲットレンズ
130・・ターゲットマップマーク

Claims (4)

  1. 発光手段から投射されて被検レンズを透過せしめた測定光束を光電変換型の受光手段で検出し、前記受光手段で検出した検出値に基づいて被検レンズの屈折力などの光学特性を測定するレンズメータにおいて、
    所定の径の開口部を有するレンズ受けと、
    被検レンズに照射する測定光束の内、前記レンズ受けの開口部を通過する測定光束径内の少なくとも2つの異なる位置における屈折力を算出する算出手段と、
    表示画面に表示する被検レンズの測定位置を示す、丸形または多角形の形状のターゲットマークと、
    前記ターゲットマーク内に前記算出手段により算出される少なくとも2つの異なる位置の屈折力の値を識別可能に表示する第1表示制御手段とを備えたことを特徴とするレンズメータ。
  2. 前記ターゲットマークを拡大表示するための拡大表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレンズメータ。
  3. 累進屈折力レンズの加入度を測定する累進屈折力測定レンズモードを備え、
    前記累進屈折力測定レンズモードは、前記ターゲットマークと累進屈折力レンズに摸したターゲットレンズとを重ねて表示画面に表示することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズメータ。
  4. 前記累進屈折力測定レンズモードは、表示画面の中心に前記ターゲットマークを表示し、前記ターゲットマークが測定位置に来るように、前記レンズ受け上に載置される被検レンズの移動に応じて前記ターゲットレンズを表示画面上で移動表示する第2表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のレンズメータ。
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